プーアル茶市場で注目を集めている新たな商品コンセプトに「五正熟茶」があります。「五正」とは、普洱熟茶において守るべき五つの“正しさ”を意味しています。具体的に…
お茶が大好き。中国茶、日本茶、日本茶道など書いています。毎月の茶会情報も。中国語、中華料理も
北京生まれ北京育ち。来日してから20年以上経ちます。2児の母。趣味はお茶。また船橋で小さな中国語教室と毎月一度中国茶茶会を運営。今年4月景徳鎮を旅しました。ただいまその様子を掲載中。
今日の碁石茶一次発酵終了後に感じた、甘酸っぱく酒粕のような匂いは安化黒毛茶を発酵させる時の匂いに、大変似ていた。この匂いは酸味のある果実系の香りすら感じる。長…
高知県大豊町での滞在はもう一週間過ぎました。まだまだ家に帰りません😀(一応主人の許可を頂いています😊😅)さて8月茶会の追加日は決定しました。8月9日土曜日です…
碁石茶の製造はピークを迎えています。
『茶の民族誌』p.171の引用元:『支那省別全誌 』第十巻・湖南省(1918)
締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
諸岡存の『茶経評釈』は、個人的には『茶経』の解釈書の中でも、情報量の豊富さと観察力の鋭さにおいて最も優れていると思う。ただ一つ難点がある――読みづらいのだ。 …
『茶の民族誌』p167-168引用元:諸岡存『茶経評釈』卷二②
諸岡存氏の『茶経評釈』は大変重宝です。初版は戦時中の1941年。戦時中という、日本を取り巻く厳しい状況の中で、これほど素晴らしい書物が書かれたことには、ただ脱…
『茶の民族誌』p162の引用元:『湖北通志』巻14雍州蛮は盤瓠の子孫や
民国『湖北通志』巻14舆地志十四 藩封 第585页荆州雍州,此南朝所置。雍州治襄阳。雍州蛮,盘瓠之后也。种落布在諸郡县。訳:荆州と雍州は、南朝によって設置され…
メモです。サイト:中国省别全志(日本)09湖北省 - 道客巴巴 どうやら、日本の大正時代に出た『支那省別全志』は、中国のサイトにすべてアップされているようです…
「土家族の茶に関しては、土家族に限らず湖北省の山地、平地を問わず、「蛮」といわれた諸民族の動向の中から、土家族としての姿を見出さねばならない。『古代長江中游的…
"土家族の油茶については、恩施県地方に多く分布しているが、鄂西東部の長陽県方面の土家族にはみることができない。これについて、『土家族風俗志』には”茶,土家族生…
『茶の民族誌』p154、159の引用元:《土家族簡史》(1986)
"しかし、前述の恩施県五峯郷の製茶法をみても、土家族固有の伝統的な製茶法とは思えない。つまり、土家族の茶は、土家族が住みつく前の民族による茶を継承しているので…
p64。『桐君録』についての解釈です。推定では、東晋から5世紀頃にかけて成立した書物ですが、後世には伝わらず、すでに散佚しています。諸岡氏によれば、この時代の…
『茶の民族誌』p158の引用元:『湖北通志』巻11「巴東眞香茗也」という出典
巴山峽川は最も古い茶産地の一つであり、陸羽も訪ねたと推定されている。この地域は、湖北省巴東県から長江三峽を経て四川省川南の群山に至る一帯を指す。 巴山︰湖北省…
『茶の民族誌』p158引用元:施海根《中国名茶図譜》緑茶篇(1995)
訳者注原書にはいくつか誤記があります。「転监年间」は「天監年間」の誤り、「任日方」は「任昉」、「【述昇记】」は「【述異記】」の誤記です。ここに訂正いたします。…
『茶の民族誌』p154引用元:王承尧等《土家族土司簡史》(1991)
湖南省の「永順彭氏土司」については、『茶の民族誌』(p.154–155)に簡単な記載がある。土家族は地理的には、主に以下の地域に分布している: 湖南省・永順…
『茶の民族誌』p133-152引用元:《支那省別全誌》湖北省茶関係
夕食はそばのジャンジャン面でした。
大豊町の碁石茶。摩訶不思議なお茶です。動画は2023年の夏でした。
『茶の民族誌』p127-130の引用元:1990版の《贵州瑶族》
中国の第7回人口普査(2020年)の統計によると、瑶族は言語、習俗、信仰の違いにより、4つの支系に分類される。すなわち、瑶語支系、苗語支系、侗水語支系、漢語方…
『茶の民族誌』p126の引用元:《三都水族自治県概況》水族の茶
水族の茶に関する研究報告はほとんど存在しない。『茶の民族誌』第2章では記述が少ないものの、貴重な分析が含まれている。引用元は、1986年に刊行された『三都水族…
今日一枚ほぐして、今年の蟒蛇菁晒青毛茶と飲み比べてみようと。香りが良いですね。
貴州省にもう一つ土着民族はコーラオ族。このコーラオ族もベトナムの少数民族の一つです。ベトナム語はNgười Cờ Lao / 𠊛旗勞。動画はベトナム北部、ハザ…
『茶の民族誌』p123-124の引用元:王偉等《布依族》(1991)布依族の飲食習俗と茶
夕食は「排骨玉米湯」(スペアリブとトウモロコシスープ)でした。
ベトナム北部にあるライチョウ省・イエンバイ省・ラオカイ省の3省にまたがるホアンリエンソン山脈は、かつてこの山脈のエリアにホアンリエンソン省があった。ホアン・リ…
布依族概略人口:2021年に発表された第7回国勢調査(人口普査)の結果によると、布依族の人口は3,576,752人、約358万人である。そのうち、貴州省に27…
ペトナムの民族:ボイ族(Bo Y, 中国のプイ族、布依族)の動画
ボイ族(Bố Y族)は、古代の駱越を祖先とする民族である。言語や起源、習俗、服装などが中国の布依族に近いため、ベトナム北部の布依族ともみなされることがある。ベ…
『茶の民族誌』p117の引用元③《黔西南布依族苗族自治州概况》&チャの起源の地域
"さらに黔西南布依族苗族自治県(州)についてみると「経済作物中甘蔗有14个品种,油菜20多个品种,落花生有7个品种,芝麻有5个品种,(中略)茶叶有18个品种」…
『茶の民族誌』p122の引用元:凌純声等《湘西苗族調査報告》における苗族の飲食
凌純声、芮逸夫著《湘西苗族調査報告》は中国のサイトで読むことができる。(クリックしてください)出版は1978年 南天書局。 引用は頁74の苗族飲食部分の二行と…
『茶の民族誌』p120の引用元:林恵祥《中国民族史》(1937)
民国時代に出版された林恵祥の《中国民族史》(1937)は、すぐに日本語に翻訳され、《支那民族史》の書名で1940年に刊行された。林恵祥(りん けいしょう、Lí…
昨日航空便で中国からきました。11冊です。ほとんどが古本なので、今日はきれいに拭いて、半日ほど日向に干してから本棚に並べた。少数民族のお茶について知れば知るほ…
以前購入した宜興茶壺(黄降坡泥)、容量は110㏄。いろいろな黒茶を試してみた末、最終的に落ち着いたのは煎茶でした。出水口は日本の急須のように細かくないため、深…
"貴州省に早くから住んでいた民族は、漢代の「西南夷」と呼ばれた古代の稲作民族であり、「井の中の蛙大海を知らず」の名言を残した「夜郎国」などが原形となてきたわけ…
"貴州省には十五民族がおり、チベット系民族として彝族、羌族(チャン族)、白族、それに近い民族として蒙古族、満族、それに西方からの回族、最も多いのが稲作民族の傣…
『茶の民族誌』p117の引用元②《黔東南苗族侗族自治州概况》
黔東南・黔南・黔西南の三つの自治州があります。その地理的な位置関係は、以下の地図をご覧ください(百度地図より編集)。地図をクリックすると拡大表示されますこちら…
『茶の民族誌』p117より(引用は青字)貴州省各地の茶をみると、《黔南布依族苗族自治県概况》(現在は自治州)には前述の都匀毛尖を筆頭にして、独山高寨茶、長順古…
『続黔書(ぞくけんしょ)』は清代好気の地誌所。著者の張澍(ちょう じゅ 1781-1847)は清代、貴州玉屏県の知事。こちらのサイトで読むことができる。《中国…
おはようございます。暦上で2025年の梅雨入りは6月11日(水曜日)ですね。千葉は今日は晴れていたので、お天気の良いうちに朝のウォーキングをしてきました。しば…
『茶の民族誌』p115の引用元:清・道光年間の『遵義府志』(1841)。頁382。字が読みづらい。校正の際には、中国貴州省・遵義市編纂委員会弁公室発行の『遵義…
『茶の民族誌』p113引用元:『新修支那省別全誌』貴州省(下)(1940年代の貴州緑茶)
確認すみ。『茶の民族誌』頁112-113の内容は『新修支那省別全誌』貴州省(下)の53頁を引用している。おかげで「石阡茶」について大変印象に残った。石阡茶は…
『茶の民族誌』p112引用元:『支那省別全誌』貴州省(1920年代の都匀紅茶製造)
『茶の民族誌』の各章では、『支那省別全誌』および『新修支那省別全誌』の資料が頻繁に引用されている。前者は1920年前後、後者は1940年代に刊行されたもので、…
『茶の民族誌』p111引用元:『新修支那省別全誌』貴州省(上)石阡茶
My中国語訳:贵州几乎各县都产茶,比如石阡自古以出名茶而闻名,清末年间该县的茶叶已达年度约20万余斤的数额。石阡茶南路取道镇沅运至湖南,北路通过乌江水路运至…
『茶の民族誌』p108-109の引用元:『新修支那省別全誌』第四巻貴州省(上)
**********************************『新修支那省別全誌』第四巻貴州省編の発行は1943年。こちらのリンクで見ることができる。新…
東京駅は混んでいましたが、名古屋行きの新幹線は空いていました。
【安化黒茶】2008年白沙渓・百両茶削り。心がざわつくような華やかな香りもなく、渋みも感じられない。17年という歳月の中で、百両茶の内部にはどのような変化が…
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プーアル茶市場で注目を集めている新たな商品コンセプトに「五正熟茶」があります。「五正」とは、普洱熟茶において守るべき五つの“正しさ”を意味しています。具体的に…
山田竹系氏の『四国風土記』。リンクはこちら⇒1962年の碁石茶紹介である。「碁石茶とは珍しい名前である。四国の茶どころ、高知県の大豊村が、この碁石茶のわが国唯…
清子は粥作りの名人で、殊に老和尚直伝・極上茶で仕上げる茶粥は絶品であった。夫、良人を支え続けた清子であったが、夫が急逝し、いよいよ故郷の秋田へ引き上げること…
近所のスーパーはまだ紫蘇を販売していました。今年の最後の紫蘇ジュースかな。仕上げに生姜と棗も入れてこの夏を乗り越えて行きたいです。
大豊町山間部の集落。撮影:20250628 碁石茶の産地である高知県大豊町から帰宅して、早くも三、四日が経ちました。大豊町を初めて訪れたのは2017年のこと。…
今日四国の旅から戻りました。ドアを開けると中国からの書籍段ボールは二つも玄関にありました。留守の時、主人が受け取ってくれたようです。今日関東地方が雨なので明日…
志々島いせやは碁石茶流通史の中に貴重な1ページではないでしょうか、上田さんはもう故人になり、現在いせやの建物は志々島を訪ねる方々の休憩所になっています。佳き時…
曇りで夕陽を見ることが出来なかったが、静かなさめうら湖の景色を堪能しました。レストランから眺めもご馳走でした。20250702の撮影。夕食も美味しかったです。
高見島森田さんの碁石茶粥。案内してくださったKさんに感謝感謝。おかげさまで大変収穫の多い1日でした。8月の茶会に碁石茶粥を作ります。😅
今日の碁石茶一次発酵終了後に感じた、甘酸っぱく酒粕のような匂いは安化黒毛茶を発酵させる時の匂いに、大変似ていた。この匂いは酸味のある果実系の香りすら感じる。長…
高知県大豊町での滞在はもう一週間過ぎました。まだまだ家に帰りません😀(一応主人の許可を頂いています😊😅)さて8月茶会の追加日は決定しました。8月9日土曜日です…
碁石茶の製造はピークを迎えています。
締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
諸岡存の『茶経評釈』は、個人的には『茶経』の解釈書の中でも、情報量の豊富さと観察力の鋭さにおいて最も優れていると思う。ただ一つ難点がある――読みづらいのだ。 …
諸岡存氏の『茶経評釈』は大変重宝です。初版は戦時中の1941年。戦時中という、日本を取り巻く厳しい状況の中で、これほど素晴らしい書物が書かれたことには、ただ脱…
民国『湖北通志』巻14舆地志十四 藩封 第585页荆州雍州,此南朝所置。雍州治襄阳。雍州蛮,盘瓠之后也。种落布在諸郡县。訳:荆州と雍州は、南朝によって設置され…
メモです。サイト:中国省别全志(日本)09湖北省 - 道客巴巴 どうやら、日本の大正時代に出た『支那省別全志』は、中国のサイトにすべてアップされているようです…
「土家族の茶に関しては、土家族に限らず湖北省の山地、平地を問わず、「蛮」といわれた諸民族の動向の中から、土家族としての姿を見出さねばならない。『古代長江中游的…
"土家族の油茶については、恩施県地方に多く分布しているが、鄂西東部の長陽県方面の土家族にはみることができない。これについて、『土家族風俗志』には”茶,土家族生…
明日は誕生日。ほとんど忘れいました。今、今日1日のことをノートにまとめながらふと思い出しました。朝。老曼峨村の祭りを見に。午後前回仕込んだ酸茶の試食。夕方別の…
紅河洲はまた行く予定があり、メモとして移動ルートを記しておく。 今年で2回目の紅河洲。紅河洲の高鐵駅は紅河駅となっており、蒙自市内にある。深圳で一泊をしてから…
日本から昆明までは直行便がなくはないが、本数が少ない上、物凄く高い。私は殆ど経由便を利用している。昆明行きの中国東方航空は運賃激安と言われ、深圳航空なども時々…
今日の午後に成田から雲南へ出発です。今回は十日ほど滞在します。今まで行ったことのない巴達山とその近くの布朗族ハニ族の村に行く予定です。老班章と老曼峨も三度目の…
2024年8月一回のみ日時:8月4日日曜日午後13:30~解散自由。場所:船橋市中央公民館第6集会室(テーブル席)内容:前半:『茶の民族誌』第一章の三と7月雲…
プーアル茶産地としての紅河州金平県(正確に金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県)は殆ど無名である。雲南はどこも茶樹があるから金平にもあるでしょうね、という程度の感想…
旅は楽しそうで孤独です。7/12-24雲南滞在となります。
班章老寨のお茶と老曼峨の古樹(単株)の味を理解するため今回すこし変わったやり方で淹れました(写真なし。参加者のみの体験にしておきます。)班章老寨のお茶は荒茶、…
今回の熟茶の2品は硬めの「宜良祥龍茶廠」の熟茶(2015)と香港茶芸軒の「棗香餅」(2006)。後者の熟餅はフワッとしていて手で解せます。熟茶を上手に淹れるの…
昨日の月茶会の熟茶急須は今日お留守にしてもらって今日は違う急須を使います。
解した2015年陳升金班章を7g購入。7gで現地で2000円。送料などを考えたらその場合かな。商品はこちら今の相場は日本円で11万。とても買えない。樹齢300…
2020年プーアル生餅:原料は紅河州金平県瑶族村―鶏窩寨周辺500年樹齢の古茶樹。海抜1200-1800m。蝶々の谷として有名。味がマイルドで香りもよい生餅。…
7月の茶会は布朗山系のお茶。名立たる班章山のお茶や雲南周辺国ラオスのプーアル茶を用意していますが、このお茶も時間があったらとても飲んでほしいお茶の一つです。こ…
7月月茶会には試しに「止語時間」を持ちたいと思います。やり方は参加する時の楽しみに取っておきたいのでここでふせておきます。今日2023の班盆老寨生餅を試飲しま…
今日の昼下がりの一服。以前天竜に行った時購入した栗崎園(春野町)の秋葉山熟成茶。もう賞味期限が過ぎたが、一応お茶専用の冷蔵庫があるので保管に自信ありやや中国茶…
2024中国茶産地訪問⑰鳳凰鎮烏崬村李仔坪の茶樹撮影:20240515 撮影場所:鳳凰鎮烏崬村李仔坪地区烏崬山の天池から降りて李仔坪という小さな集落に寄った。…
撮影:20240515 撮影場所:広東省潮州市潮安区鳳凰鎮鳳西村大庵自然村にある太平寺 鳳凰山の「太平寺」はかねてから鳳凰単叢のゆかりの地であることを知ってい…
撮影:20240515 場所:広東省潮州市潮安区鳳凰鎮鳳西村大庵自然村(古饒平県管轄) 潮州では3泊した。一泊は潮州市内で二泊は潮州市の北東部にある鳳凰鎮の…
撮影:20240514 撮影場所:潮州鳳凰単叢博物館内(潮州鎮) 鳳凰単叢茶が好きな方だったら「宋種」というお茶をご存じだと思います。「宋種」は単叢茶の中で…