締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
お茶が大好き。中国茶、日本茶、日本茶道など書いています。毎月の茶会情報も。中国語、中華料理も
北京生まれ北京育ち。来日してから20年以上経ちます。2児の母。趣味はお茶。また船橋で小さな中国語教室と毎月一度中国茶茶会を運営。今年4月景徳鎮を旅しました。ただいまその様子を掲載中。
《茶の民族誌》p21-24引用元@三森定男《ビルマ・シャンの自然と民族》
《茶の民族誌》p21-22引用元@三森定男《ビルマ・シャンの自然と民族》 ”北シャン州の東北には、ラショー(腊戌)、センウイ(興威)と中心地があり、山間地には…
《茶の民族誌》p20引用元@松宮順《暹羅説宛》”タイ国には、「ミアン」のほかにも中国式の釜炒り茶の製造も当然ながら報告されているが、いずれにしても傣族には、タ…
《茶の民族誌》p17引用元@『仏領印度支那の農業経済』...ラオス茶の歴史
《茶の民族誌》p17引用元@『仏領印度支那の農業経済』...ラオス茶の歴史 "茶樹の栽培は此れ迄の所、トランニン省のラオス人及び苗族に依っては一つも行われてい…
Research gateよりラオスシエンクワーン県(Xieng Khouang Province)のPhousan wild teaについていい報告論文を発…
《茶の民族誌》p12引用元@田辺繁治の西双版納考察そして西双版納茶の始まりは
《茶の民族誌》p12引用元@『雲南シプソン・パンナの統治形態に関する一考察』ー西双版納茶の歴史はいつから?************************"し…
"傣族の喫茶法....(中略)かつてこの地方に住んでいた、僰人(傣族)によると「高原旷野土产槟榔种莳如中国桑花」とあり、雲南の南部に住む傣族には、各地で檳榔の…
困鹿山の団茶は、今年11月困鹿山古茶樹園を訪問した時(2024年11月)、購入できなかった。その後成都で一月茶会の教材としてネットで2個購入した。今日やっと船…
《茶の民族誌》p10引用元@《滇緬南段未定界調査報告書》(1935周光倬)
"雲南省南部地域は、第二次世界大戦終了までは中国とミャンマーの国境が不確定の地域であり、茶はもちろんのこと、あらゆる面で現地調査が不可能な地域であって、茶の原…
昔息子が教えてくれた歌です〜今日のお茶:帕沙犀牛塘の晒青毛茶。
20241222。晴れ。日中は10度前後。山頂の周辺の山道は風が強かった。印象的な樹木はカシワ林、ダンコウバイ、ミツバウツギ。茶の木も所々にある。都心に一番近…
《茶の民族誌》page14引用元@《傣族史》~元代傣族の嗜好品
”...《傣族史》の生活習俗の項には、『雲南志略』を引用し、「元代傣族以“槟榔,蛤灰,茯蒥叶奉宾客”,明初就兼用茶敬客了”」とあって、傣族には喫茶以前に、檳榔…
茶碗が小ぶりでしたので2服を頂きました。出版社から佳き知らせがあり、今日も頑張って校正します💪
先月(11月)昆明にいた頃、老班章老寨の友人が持ってきてくださった老班章老寨の粉末茶遊び感覚でプーアルの生茶と熟茶を挽いてみたそうです。12月の茶会で皆さんに…
2025年2月と3月【《茶書を読む》茶会】のお知らせ(お申し込みはお早めに)
【青椒牛肝菌】。別名【見手青】。松茸より美味しい雲南キノコ【牛肝菌】の炒め物。雲南は「喫菌chi1-jun3」と言ったらキノコ料理とのことで、微生物発酵茶の菌…
12月3日開封し、その後、一服分だけ味見をしました。原料は雲南臨滄茶区。十年以上陳化した荒茶を使って後発酵させた熟茶です。緊圧してからもう7年経ちます。つまり…
義母や主人の親戚の家に行くといつも仏壇の所に頂いたお土産が置いてありました。いい習慣だなと思って我が家もそのようにしています。主人の実家ほど立派な仏壇がない…
11/6日普洱市にある「真誠源號茶業」を訪ねた時、張社長から貴重な黄草壩生茶餅を頂いた。ご親切に日本語印字している包装紙。開封してすこし解した。二人飲みのセッ…
【読書】鄭立学「尋找茶樹王」(訳:景谷黄草壩の野生茶樹王を探す旅)
初めて景谷県黄草壩(普洱市)という地名を知ったのは鄭立学氏の「「尋找茶樹王」(景谷黄草壩の野生茶樹王を探す旅)という文章を読んだ時だった。自分も時々茶産地へ行…
令和6年12月第27回【茶書を読む茶会】レピュー後半~野生茶とは
前回の続き。後半は中国側の最新の野生型茶樹、野生茶樹の定義についてを紹介しました(定義はまだありませんが)。茶譜は野生茶樹、半野生茶樹(過渡型)を中心に飲みま…
令和6年12月第27回【茶書を読む茶会】レピュー前半~「特別回:雲南茶旅報告会」
第27回【茶書を読む茶会】(20241206-07)レビュー。開催日:12月6日&7日。参加者合計15人。今回は《茶の民族誌》を読む代わりに11月の雲南茶旅…
イエローピタヤ(ドラゴンフルーツ)は黄色ドラゴンフルーツ。初味でした。歯肉の質感は燕の巣に似ていました。
市杵嶋姫神社の後は西尾の紅樹院に行ってみようと思った。これは結構距離があるのでまず徒歩20分以上宇頭駅に戻り、そこから電車とバスを利用した。紅樹院に着いた時は…
市杵嶋姫神社から7,8分、小さな寺「水月寺」がある。通り道でここの巨樹の傍で一休み。推定樹齢350年シイノ木。木を見るのは好きだ。
岡崎市曹洞宗蓮華寺の後は歩いて安城市新田町宮町にある市杵嶋姫神社に向かった。岡崎市から安城市に変わるが、徒歩15分の距離だ。この日先ず安城駅のバス停から名鉄バ…
西三河での茶樹栽培の最も古い文献は平安時代中期の漢詩文集「本朝文粋」(長暦元・1037~寛徳二・1045成立)に載る慶滋保胤の「晩秋過参州薬王寺有感」のなかの…
「和志取神社」から歩いて、中部電力パワーグリッド 岡崎変電所を通り、近くの保育園を通り、愛知県岡崎市西本郷町和志山にある蓮華寺に着いた。古くて由緒高き木造山門…
用事が会って愛知県に来ています。用事の後、三河安城に2泊して、周辺をぶらぶら散策。今日は電車とバスで岡崎市本郷町と安城市別郷町まで。市が違っても隣町なので歩い…
12/8(日)師走普洱茶茶会、キャンセルがあったため1席あります~
日時:2024年12月7日(土)と8日(日)👉7日は満席、8日日曜日はキャンセルがありましたので1席あります。時間帯:13:30-16:30場所:津田沼駅より…
昨日ご縁があって近くの図書館で四国の乳酸菌茶の話をしました。関東地方の方々が四国のお茶に触れる機会がすくなくまた販売しているところは殆どないのは残念です。でも…
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締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
諸岡存の『茶経評釈』は、個人的には『茶経』の解釈書の中でも、情報量の豊富さと観察力の鋭さにおいて最も優れていると思う。ただ一つ難点がある――読みづらいのだ。 …
諸岡存氏の『茶経評釈』は大変重宝です。初版は戦時中の1941年。戦時中という、日本を取り巻く厳しい状況の中で、これほど素晴らしい書物が書かれたことには、ただ脱…
民国『湖北通志』巻14舆地志十四 藩封 第585页荆州雍州,此南朝所置。雍州治襄阳。雍州蛮,盘瓠之后也。种落布在諸郡县。訳:荆州と雍州は、南朝によって設置され…
メモです。サイト:中国省别全志(日本)09湖北省 - 道客巴巴 どうやら、日本の大正時代に出た『支那省別全志』は、中国のサイトにすべてアップされているようです…
「土家族の茶に関しては、土家族に限らず湖北省の山地、平地を問わず、「蛮」といわれた諸民族の動向の中から、土家族としての姿を見出さねばならない。『古代長江中游的…
"土家族の油茶については、恩施県地方に多く分布しているが、鄂西東部の長陽県方面の土家族にはみることができない。これについて、『土家族風俗志』には”茶,土家族生…
"しかし、前述の恩施県五峯郷の製茶法をみても、土家族固有の伝統的な製茶法とは思えない。つまり、土家族の茶は、土家族が住みつく前の民族による茶を継承しているので…
p64。『桐君録』についての解釈です。推定では、東晋から5世紀頃にかけて成立した書物ですが、後世には伝わらず、すでに散佚しています。諸岡氏によれば、この時代の…
巴山峽川は最も古い茶産地の一つであり、陸羽も訪ねたと推定されている。この地域は、湖北省巴東県から長江三峽を経て四川省川南の群山に至る一帯を指す。 巴山︰湖北省…
訳者注原書にはいくつか誤記があります。「転监年间」は「天監年間」の誤り、「任日方」は「任昉」、「【述昇记】」は「【述異記】」の誤記です。ここに訂正いたします。…
湖南省の「永順彭氏土司」については、『茶の民族誌』(p.154–155)に簡単な記載がある。土家族は地理的には、主に以下の地域に分布している: 湖南省・永順…
夕食はそばのジャンジャン面でした。
大豊町の碁石茶。摩訶不思議なお茶です。動画は2023年の夏でした。
中国の第7回人口普査(2020年)の統計によると、瑶族は言語、習俗、信仰の違いにより、4つの支系に分類される。すなわち、瑶語支系、苗語支系、侗水語支系、漢語方…
水族の茶に関する研究報告はほとんど存在しない。『茶の民族誌』第2章では記述が少ないものの、貴重な分析が含まれている。引用元は、1986年に刊行された『三都水族…
今日一枚ほぐして、今年の蟒蛇菁晒青毛茶と飲み比べてみようと。香りが良いですね。
貴州省にもう一つ土着民族はコーラオ族。このコーラオ族もベトナムの少数民族の一つです。ベトナム語はNgười Cờ Lao / 𠊛旗勞。動画はベトナム北部、ハザ…
撮影:20240514 撮影場所:潮州鳳凰単叢博物館内(潮州鎮) 鳳凰単叢茶が好きな方だったら「宋種」というお茶をご存じだと思います。「宋種」は単叢茶の中で…
潮州古城はおいしい食べ物がたくさんある。「お勧めの店がありますか」と炭起こしを教えてくれた鳳凰単叢茶店の若店長に聞いたら美食街にある「瀛洲獅頭鵝」の店がよいと…
潮州古城の城楼ー広済楼。明の洪武三年(西歴1370年)に建てられ、600年以上の歴史を持つ。撮影:20240513
撮影:20240513 撮影場所:潮州古城牌坊街【茶山酒肆】店。綺麗な若い女性(店長?!)が潮州工夫茶の炭起こし方を教えてくれた。 その日学んだこと:①使う炭…
2024中国茶産地訪問⑩武夷山から潮州へ潮州古城を散策@20240513武夷山から潮州への移動は電車を使った。潮州は潮州古城牌坊街の近くにある民宿ー「梅香居」…
前回のつづき~2024中国茶産地訪問⑨武夷山市下梅村訪ねた日は小雨で写真はあまり積極的に撮らず。武夷山の下梅村は武夷山市武夷街道の管轄で武夷山市の中心部に位置…
(2024)7月月茶会の内容日時:7月6日土曜日と7月7日日曜日午後13:30~場所:船橋中央公民館内容:前半→《茶の民族誌》第1章雲南と周辺国のヤオ族の茶(…
2024中国茶産地訪問⑧武夷山星村鎮に美しい畲族村ー黎前村 武夷山滞在の三日目、すこし時間があったので武夷山風景区、即ち武夷山正岩茶地区からすこし離れたところ…
引き続き5月の中国茶産地訪問のレポートです。前回のつづき。 今回の武夷茶訪問は武夷山に三日間滞在した。滞在した日の夜は2回ほど陳永霖先生のお店&茶室をお邪魔し…
お茶請けその一:上海空港で購入した「五香豆」。北京で生活をしていた小さい頃によく食べたおやつ。日本にはいかり豆のようなおつまみはあるが、この「五香豆」は日本の…
本日の茶譜20240601-02① 冷茶:石古坪烏龍茶(荒茶)これは先月石古坪村を訪ねた時、村の茶農家・藍逸森さんの家で購入したもの。まだ荒茶の段階でこれか…
6月の月茶会は【《茶の民族誌》を読む】の2回目でした。今回は前月(2024年5月)の中国茶産地、武夷山と潮州の訪問報告に併せ、第5章福建北苑団茶、武夷山烏龍茶…
武夷山の茶師の中に劉という苗字の方が多い。中国国家級非物質文化遺産・武夷岩茶制作技芸伝承人、劉宝順氏(商品名は「幔亭」)、同じく伝承人劉国英氏(商品名は「岩上…
劉斌さんのお店でお茶を飲んでいたらグループの方が御当地の名物おやつ「光餅」を買ってきた。ぴりっと辛口でサクサクと薄いせんべいの食感。これは美味しかった。撮影:…
2024中国茶産地訪問④武夷山茶人劉斌氏の「武夷山郷愁記憶館」撮影:20240511武夷山滞在2日目。武夷山茶人劉斌氏の案内で「武夷山郷愁記憶館」を見学。この…
Date:20240510建甌市にて。県級市。つもり行政レベルは「県」。人口42万。建甌市に半日ほど滞在し、宋代点茶方式を復元する宋茶北苑·建州宋式点茶伝習所…
2024中国茶産地訪問②友人と落ち合わせして建甌へ前回の続き~本来なら高鐵の武夷山北駅を降り、そこでタクシーを拾い、武夷山北駅から約12㎞の所にある武夷山観光…
2024/5中国茶産地訪問①日本から武夷山への乗り継ぎ 日本から武夷山に行くには、いろいろルートがありますが、私は成田ー上海まで飛行機(上海で一泊)、翌日上海…
☆再度掲載☆ 昨日無事帰国しました。予定をしていた臨滄地方訪問はスケジュールの関係で今回行くことを辞めましたが、他の日程は武夷山ー潮州(鳳凰山、石古坪村)ー…
建瓯に向かっています@20240510