清らかに そっと咲きたる 白百合の 花一輪をスマホにかざす
午前四時 返歌三首に 目が覚めて 思い深めるあの夏の日を
論破など しなくていいよ お互いに 平行線でもより穏やかに
富士山が 蜃気楼のごと 立ち上がる ここは武蔵野七月の朝
起きがけに 麦茶一杯 飲み干せば 暑さに負けぬ今日がはじまる
久しぶり 十首を詠むか 一日で こころの壁の縛りを解いて
夏休み 自由研究 宿題は 強制でした自由と言う名の
賃金や 時間では無く 教職を 去る人あまたほぼクレームで
給与とか 労働時間は 度外視に プール指導に燃えていた夏
さてこれで 酷暑炎暑を 乗り切るぞ スイカを食す朝のデザート
ああ今日は 詠う意欲が 湧いてくる ひとつふたつと「いいね」が付いて
少しでも 興味を示す 人のいて わたしは詠うよろこび満ちて
太陽と 言葉を交わす かのように まっすぐ伸びるひまわりの花
酷暑でも 返歌があれば それだけで うきうきします喫茶の隅で
あまりにも 暑くて暑くて 願うのは 秋のおとずれまだまだ先か
七夕の 文京シビック コンサート 音の魔術師ラヴェルがひびく
ゆったりと 時が流れる 新聞を 大きく広げる土曜日の朝
さて明日は 7月7日 七夕の 笹の葉揺れて短冊揺れる
短冊に 何を願うか まず平和 ウクライナでもパレスチナでも
作為なく ありのままにて あゆみゆく 凛と咲きたるあじさいのごと
いくさ無き 世の中願い 今日もまた テキストひらく世界の歴史
あじさいは 朽ちていきます ポツポツと 夏のひかりをまともに受けて
見渡せば 素材の無くて なにひとつ 浮かばぬわれは空を見上げる
振り返る ことの多くて 今日もまた 読書にふける「裏の日本史」
なにひとつ 浮かばぬことも あるだろう それでも記す空のこころを
小雨降る 団地の隅の 笹の葉の さらさら揺れる七月一日
健康と 平和やっぱり この二つ 七夕様に願うとすれば
晩年は 生徒指導に 明け暮れて 夕陽がきみのこころをひらく
さくさくと 敷石あゆむ 城下町 小江戸川越日曜の午後
とりあえず ビールではなく とりあえず コーヒーなのですわたしの場合
さて明日は 仲間四人と 散策に 小江戸川越歴史の道を
官能の 声が聞こえる くちなしの 白き花咲く雨の路地裏
若き日に めぐる欧州 ひとり旅 ラインの川の流れにまかせ
ポイントを 教えてくれた 講習会「俳句は切れる」「短歌は述べる」
アイスかな それともホット 週末の 喫茶で迷う梅雨のコーヒー
五十年 内装変わらぬ 喫茶店 たばこの匂う昭和のままに
ポジティブな 返歌にわれは 励まされ 前見て生きる夢を見ながら
新しい ノートに記す できるなら 明日に向かって羽ばたく歌を
死を前に なんでこんなに 詠めるのか 石川啄木「悲しき玩具」
関心を 寄せてくださる 人のいて よろこび満ちる朝の返歌に
LINEから うなぎがとどく 特上の われも食いたい年金生活
バス乗れば 半額なれど わが身体 元気そのものまだまだ生きる
またしても 返歌のありて この朝は 涼風が吹く雨も上がって
何となく 空を見つめて 息を吐く つゆがはじまるような土曜日
いきなりの あかねの空に 明日こそは 晴れてほしいと願うわたしは
鮮やかな 記憶にのこる 旅は皆 おのれで調べおのれで歩く
くちなしの 花は全開 雨の中 白がきわ立つ路地の裏にて
愛猫の「プー」と大谷 翔平が われの推しです今のところは
梅雨はまだ 来ないと言うのに 音を立て つよく雨降る六月二十日
がんばれは 我を張ることと ベテランに 言われた新卒一年目にして
かの友は ギター続けて いるのかな 卒業以来会えてないけど
現役の すべてを終えて 野良ネコの「プー」とたわむるあの二年間
あまやかに 匂える花の くちなしに 誘われ裏の小道に入る
あの頃の 子どもと過ごす 毎日は 刺激的ですドラマのようで
青春の 記憶にのこる ひとり旅 欧州一周二ヶ月かけて
梅雨空は どこに行ったの ぎらぎらと 夏の日差しの照りつける午後
青春の 記憶にのこる 歌声は メリーホプキン「悲しき天使」
黒蜜を 入れてコーヒー 飲む朝は ホッとひと息雨も上がって
東北を 旅する友の 旅行記が LINEでとどく二泊三日の
くちなしの 真白き花の 咲き初むり 梅雨を伝えるここむさしのに
エアコンを もうつけました じめじめの 朝のリビング我慢できずに
朝に飲む エスプレッソは イタリアの タッツァドーロのコーヒー豆で
奥入瀬の 動画がとどく せせらぎの 音でめざめるリビングの朝
同僚の 相談を聴く コメントは 控えに控え聴くにてっして・現役の頃
出身は 愛知ではなく 三河だと それが口ぐせ職場の友は
わが街の みどりは消える 欲望の 限りをつくす再開発に
真夏日の ようです今日も 蒸し暑く たっぷりと飲むアイスコーヒー
かの人の 返歌はいつも うれしくて はずむこころの土曜の朝は
あこがれは 尾瀬の木道 水芭蕉 再度行きたし仲間とともに
さて今日は 真夏日なれど 三段の ハンバーガーをランチに食す
いついつも 褒めてくれるよ 先生は 経過観察心電図観て
八国の 山のふもとの 花しょうぶ 咲いたでしょうねうすむらさきに
今日もまた ひとりぼっちの 旅に出る ちょっとカフェまでコーヒー飲みに
あの頃は 時を惜しんで はたらいた 何のためかは考えもせず
しみじみと ピアノを聴けば しみじみと こころの揺れる午後のリビング
旅に出る エスプレッソの 味求め ローマ、フィレンツェイメージだけの
この朝も 返歌のありて 関心を 示してくれる人のうれしや
青春は 輝いていた われにとり ありがたきかな二十歳の仲間
現在と 未来見るため このところ 歴史を学ぶたったひとりで
何となく 今日も良いこと あるように 掃除洗濯こころも洗う
目を閉じて こころに浮かぶ ふるさとの 山や川など遠くになりて
わが友は おのれを語る いついつも 他者のことなど考えもせず
この朝は 掃除、洗濯、布団干し 空は水色こころも晴れて
このところ 過去の想いに 引きずられ 明日が見えないわたしはどこに
いつまでも つづく旧友 フラットな 関係だから七十超えて
金八は 理想にありて 真実は どろどろなのさ現場の教師
道の辺の あかむらさきの あじさいと 言葉を交わす六月十日
憧れの「アルハンブラ」を 聴きながら コーヒー淹れる午後のリビング
「寝ています あたま半分」LINEにて いよいよ来るか梅雨の本番
戦国の 武将のなんと 残虐な 信長しかり秀吉しかり
それとなく 二十歳の頃を 語り合う 仲間四人とコーヒー館で
うっとりと がくあじさいに 眺め入り ちょっと軽めの息吹きかける
曇天の 空の下にて アナベルの 白き花咲くスーパー裏に
なるほどね 友の返歌に うなづいて 雨の上がりし空をながめる
ドクダミは 白き十字の 花をつけ やさしく揺れる日曜の朝
武蔵野の お茶の はたけは 潰されて 資本はうごく再開発の
この朝は G線状の アリア聴き 鎮めていますたかぶるこころ
いついつも ながめる弥彦 校舎より わが青春のふるさとの山
若き日の 夢がかなった この朝に モーツァルト聴くゆとりの食事
えりすじに ひんやり風が 忍びこむ 月に一度の理髪を終えて
お互いの 近況報告 現在の 体調語るむかしの仲間
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清らかに そっと咲きたる 白百合の 花一輪をスマホにかざす
陽に映えて 真っ赤に燃える ハマナスの 花一輪をスマホにかざす
流行の ファーストよりも 共生を 願うわたしはいつのいつでも
見つければ スマホかざして 花を撮る 名もなき花も名のある花も
降りてくる 歌が自然に 降りてくる 天の国からわたしの胸に
トンカツの 定食食べる 夕食に「孤独のグルメ」観るかのように
ステントや ペースメーカー 入れながら それでも生きるしぶとく生きる
ひまわりの ようにまっすぐ ひらきます 今日もあしたもあさってまでも
コーヒーの 豆の高騰 足を止め それでも買いますマイルドカルディー
陽のひかり 吸って布団は ふかふかに 朝のベランダ七月八日
この夏も 野辺に咲きたる しなやかな 暑さに負けぬ黄花コスモス
一番も 二番も無いよ フラットな 世の中にして次の選挙で
かの人は いったいどうして いるのかな スペイン巡礼終えたる人は
香り立つ コーヒー一杯 淹れましょう おのれのために時間をかけて
スポーツは 観るより断然 するが良い 元気であれば元気であれば
この朝は 団地一周 花散歩 ノウゼンカズラに勇気をもらい
できるなら 現状維持にと 書き記す 七月七日揺れる短冊
咲き初むる 花一輪の ガーベラに 想いを寄せる七月七日
咲き初むる 花一輪の ひまわりに 元気をもらう七月七日
短冊に 願いを記す 子どもらは 今を見つめて明日に向かって
午前四時 返歌三首に 目が覚めて 思い深めるあの夏の日を
論破など しなくていいよ お互いに 平行線でもより穏やかに
富士山が 蜃気楼のごと 立ち上がる ここは武蔵野七月の朝
起きがけに 麦茶一杯 飲み干せば 暑さに負けぬ今日がはじまる
久しぶり 十首を詠むか 一日で こころの壁の縛りを解いて
夏休み 自由研究 宿題は 強制でした自由と言う名の
賃金や 時間では無く 教職を 去る人あまたほぼクレームで
給与とか 労働時間は 度外視に プール指導に燃えていた夏
さてこれで 酷暑炎暑を 乗り切るぞ スイカを食す朝のデザート
ああ今日は 詠う意欲が 湧いてくる ひとつふたつと「いいね」が付いて
少しでも 興味を示す 人のいて わたしは詠うよろこび満ちて
太陽と 言葉を交わす かのように まっすぐ伸びるひまわりの花
酷暑でも 返歌があれば それだけで うきうきします喫茶の隅で
あまりにも 暑くて暑くて 願うのは 秋のおとずれまだまだ先か
七夕の 文京シビック コンサート 音の魔術師ラヴェルがひびく
ゆったりと 時が流れる 新聞を 大きく広げる土曜日の朝
さて明日は 7月7日 七夕の 笹の葉揺れて短冊揺れる
短冊に 何を願うか まず平和 ウクライナでもパレスチナでも
作為なく ありのままにて あゆみゆく 凛と咲きたるあじさいのごと
いくさ無き 世の中願い 今日もまた テキストひらく世界の歴史