うすぐもる 生協裏で 語り合う 黄花コスモス大小二輪
うすぐもる 生協裏で 語り合う 黄花コスモス大小二輪
心臓の 精密検査に 行くとする 不安半分期待半分
愛しくて ふと浮かび来る 野良ネコの プーの野生のするどいまなこ
教え子は 今は一児の 母親に いつも笑顔の太陽の子の
初年度は わけも分からず 働いた 一心不乱に子どものためと*教職一年目 1975年
西東京 高校野球 一回戦 ネット裏からちからをもらう*東京府中球場 桐朋高校対農大一校
爽やかな レモンケーキの 味わいに こころの揺れたシチリアの旅*あれはシチリアのシラクーサのカフェで
ふと見れば グラジオラスの 花ひらく 前を見つめるビタミンカラーの
爽やかな 朝のひかりを 取り込めば ささやかなりし今日がはじまる
職場では 毎日着てた ジャージだが 今は眠るよタンスの中で
七夕の 集会楽し 学級の 平和を願う子どもとともに*学級担任の頃
紅白の 夾竹桃に 覆われて 夏まっさかり団地の裏は
コーヒーと 食すメロンの パンケーキ 銀座の地下のレトロなカフェで*喫茶 ブリッヂ
表情を さくらのごとくに ほころばせ 校庭を去る卒業生は
モネ・マネの 区別つかずに 睡蓮の 絵画見つめた二十歳のわれは
七月の 空に弾ける ツバキの実 青く小さくまあるくまるく
日曜の 雨降る道に 薔薇二輪 咲いて秘めたる愛と気品を
「元気です」朝の健康 観察の 今日がはじまる子どもの声で*教職担任現役の頃
人生の 旅のはじめは 上野駅 プラットフォームに降り立つわれは
駅ナカの カフェに立ち寄り キザに飲む エスプレッソのイタリアサイズを
土曜日の 朝もコーヒー 淹れましょう ポタンポタンと音を楽しみ
窓からの 西武電車の 音を聞き 朝に目覚める七月四日
こんなにも 涼しい朝が あるなんて 信じられない七月四日
たっぷりと ミルクを入れて 紅茶飲む 梅雨の晴れ間の夕暮れ時に
目的や 課題無くとも 歌を詠む 稚拙なれどもおのれの歌を
爽やかな 朝の大気を 呼び込めば 歌が生まれる次から次に
ふと見れば 黄花コスモス 咲き初めり いよいよ来たか団地の夏が
梅雨空に かすむタワマン 眺めつつ 着任当時のわが街しのぶ
あしたへの 道を案内 するように 友らとあゆむ武蔵の丘を*東京都東村山市八国山
縄文か 弥生かわれは なんびとか ルーツを探るDNAで*可能ならば
くちなしの 花のつぼみが 天を衝く 梅雨の晴れ間の午前十時に
神社にて 茅の輪くぐりを する友の LINEがとどく七月初日*新潟市白山神社
さらさらと 笹の葉揺れる 昼下がり 願いはひとつより健康に
月見れば こころは澄みて 花見れば ホッと安らぐそれでじゅうぶん
六月の 雲はちぎれて 風になり はるかかなたへわが青春は
あらためて 坂口安吾を 読むとする 戦後のかおり越後のかおり※坂口安吾著 「堕落論」
十八で 越後を捨てし われなれど 胸に残るは弥彦の山が*弥彦山 新潟平野の単独峰
六月の 朝の六時の 窓を開け 今日の空気をからだに入れる
特急の ラブューの走る 西武線 あっという間の池袋駅
人生を ペーパーテストに 例えれば 境界線の八十点に
スマホより 離れてみると 見えてくる 自由な時間おのれの意志の
手を振って バス停までを 駆け抜けて やっと健康七十過ぎて
六月の 上野の森の 美術展 ゴッホがはなつアルルのひかり
キャンパスの 青き芝生に 寝転んで 夢を見ていた二十歳のわれは
くちなしの 花のにおいに 誘われて スーパーに入る午前十時に
暗唱で 習った授業 数学の 正負の数は「マイマイのプラ」
一日が 平穏なれば それでいい 今日も歌詠み明日も歌詠む
歯の痛み とれて快食 ナポリタン チーズをかけてコーヒー添えて
ユーレイル パスを片手に ひとり旅 欧州一周二十歳のわれは*特別奨学金を使わせてもらい
「モーニング」迷った末の ドトールは いつもの味のいつものコーヒー
六月の 絞りの薔薇の 一輪の あでやかに咲く歯科医院前
刈り上げる ぼくのあたまを 軽やかに 若き理髪師十分間で
トーストを 流るるバターの 朝食は いつものようにコーヒー添える
問うてみる わが人生を 六月の 青き秩父の山を見つめて
本番の ライブのような おもしろさ 子らと作った日々の授業は*教職現役の頃
とき号に 乗って上京 十八の われを迎えた嗚呼上野駅
忘れない 友と奏でた 若き日の アンサンブルのギターの響き*バッハ、ヘンデル、ビバルディーetc
新書なる「インテリジェンス関ヶ原」読んで納得梅雨空の午後*新書「インテリジェンス関ヶ原」 本郷和人著
さて今日は 知的世界で 遊ぼうか 梅雨の雨降る読書の時間
くちなしの あまいかおりに つつまれて 深く息する梅雨空の朝
土曜日の 朝降る雨に ホッとして 一首詠みたるくちなしの歌
梅雨空に かすむタワーの マンションは まぼろしのごと再開発の
京橋は カフェと画廊の 集まりて ぶらり歩けば都心のかおり*東京都中央区京橋
京橋の カフェのテラスの 昼下がり コーヒーすするあじさい眺め*東京都中央区京橋
新潟を 捨てたつもりじゃ なけれども 流れ流れて武蔵の国に
小さくも 淡いピンクの ネジバナは やわらかに咲く梅雨の晴れ間に
空青き 梅雨の晴れ間の 布団干し 初夏の風吹くわがベランダで
六月の 青き秩父を 窓に観て 今日がはじまる武蔵野の朝
ふるさとの 川の流れが 浮かび来る 嗚呼なつかしき信濃の川よ
銀行の ATMで 確認を 年金増額ささやかなれど
美しき 赤白青の 梅雨の間の 空に色成すあじさいの花
弱点を つくより長所 見ましょうよ 教師としてのわが信念は*現役の頃
わが胸に 宿るペース メーカーの 寿命はいかに検査を前に
フォロワーの ふたつの道の 巡礼は 生きるちからの道しるべとなる
旧友と 時空を越えて 語り合う 上野のカフェのテラス陣取り
教職を 辞めたいことも あったっけ よくも続けた四十五年
千人の 子どもの前で あいさつを 足のふるえた全校朝会*半世紀前 新任挨拶で
青空に 流れるちぎれ 雲に乗り 飛んで行きたい遠い世界に※学生時代をふりかえり
ジャンキーな ビックマックに かぶりつく 庭の剪定除草を終えて
六月の 朝の草取り 紫陽花の 花を見ながら呼吸ととのえ
目覚めよと 呼ぶ声聞こえぬ それならば こころをノック二十歳のわれの
ふるさとの 訛りなつかし 上野にて 親交深める仲間四人と
どしゃ降りの 朝と言えども コーヒーを ゆっくり淹れる香り立つまで
わが胸に 宿るペース メーカーと 相談しつつ駅まで走る
ふるさとの 友に会うため とき号に 乗って二時間越後の国へ
ギターにて 友と奏でた 二重奏 今も忘れず「鉄道員」を*鉄道員 イタリアの映画音楽
月曜の 雨降る朝の 紫陽花は 赤白青の色カラフルに
窓からの 初夏のかおりを 呼び込めば 今日がはじまる六月七日
欲望の かぎりなきまま 立ち並ぶ タワーマンションわたしの街に*所沢市街を眺め見て
秀吉の 愛されキャラは 演出で 信長以上の専制君主*新書「なぜ秀吉は信長を呼び捨てにしたのか」 本郷和人著 を読んで
駅前の カフェのテラスで 語り合う ギター奏でた五人の友と*東京 上野駅 公園口の
友だちと 年に一度の 再会は 東京上野の精養軒で
肌寒き 朝の武蔵野 取り出して ジャージを羽織る六月五日
アイスティー 飲んで目覚めの 一首詠む 紅のそら夜明けの歌を
マージャンと ギター愛した 五人組 年に一度の再会果たす
目覚めての 首の痛みに 耐えきれず 整骨向かう朝一番に
ステーキに 胡桃のパンに コーヒーを 添えるランチはしあわせタイム
ふるさとの 弥彦の山は 待っている 帰ってこいよと演歌のごとく*弥彦山 新潟平野の単独峰
青空に 映える北山 花菖蒲 ピンクむらさき 絞りの色が*東京都東村山市 北山公園
倒幕の 新田義貞 八国の 山で陣取る白旗かかげ*東京都東村山市 八国山でちなみにとなりのトトロに出てくる七国山はこの八国山をモデルにしている
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うすぐもる 生協裏で 語り合う 黄花コスモス大小二輪
心臓の 精密検査に 行くとする 不安半分期待半分
愛しくて ふと浮かび来る 野良ネコの プーの野生のするどいまなこ
教え子は 今は一児の 母親に いつも笑顔の太陽の子の
初年度は わけも分からず 働いた 一心不乱に子どものためと*教職一年目 1975年
西東京 高校野球 一回戦 ネット裏からちからをもらう*東京府中球場 桐朋高校対農大一校
爽やかな レモンケーキの 味わいに こころの揺れたシチリアの旅*あれはシチリアのシラクーサのカフェで
ふと見れば グラジオラスの 花ひらく 前を見つめるビタミンカラーの
爽やかな 朝のひかりを 取り込めば ささやかなりし今日がはじまる
職場では 毎日着てた ジャージだが 今は眠るよタンスの中で
七夕の 集会楽し 学級の 平和を願う子どもとともに*学級担任の頃
紅白の 夾竹桃に 覆われて 夏まっさかり団地の裏は
コーヒーと 食すメロンの パンケーキ 銀座の地下のレトロなカフェで*喫茶 ブリッヂ
表情を さくらのごとくに ほころばせ 校庭を去る卒業生は
モネ・マネの 区別つかずに 睡蓮の 絵画見つめた二十歳のわれは
七月の 空に弾ける ツバキの実 青く小さくまあるくまるく
日曜の 雨降る道に 薔薇二輪 咲いて秘めたる愛と気品を
「元気です」朝の健康 観察の 今日がはじまる子どもの声で*教職担任現役の頃
人生の 旅のはじめは 上野駅 プラットフォームに降り立つわれは
駅ナカの カフェに立ち寄り キザに飲む エスプレッソのイタリアサイズを
とき号に 乗って帰省の ふるさとは コシのヒカリの田園地帯
南風 吹きて雨降る この夜は なぜか落ちつくこころの奥が
咲いている ノウゼンカズラの 花房が 暑さに負けず朱色に染まり
咲いている 虞美人草の 一輪が 午後の日差しをたっぷり浴びて
ふるさとは きっと実りの コシヒカリ すくすく育て越後の里に
かならずや 選挙の前に 電話あり 同級生より律儀なほどに
涼しさに 胸おどらせた 蓼科の 山荘泊まる林間学校※引率として
駅前の ビタミンカラーの 花を観て 夏を乗りきる酷暑の日々の
この朝は 花を見つける 旅に出る わずか五分の小さな旅に
天高く 咲いていますよ ひまわりは 午前四時半花の散歩に
病院の 玄関横に 薔薇が咲く 赤白ピンク色をそろえて
北からの 涼しき風を 呼び込めば 一首が浮かぶエアコン無しで
清らかに そっと咲きたる 白百合の 花一輪をスマホにかざす
陽に映えて 真っ赤に燃える ハマナスの 花一輪をスマホにかざす
流行の ファーストよりも 共生を 願うわたしはいつのいつでも
見つければ スマホかざして 花を撮る 名もなき花も名のある花も
降りてくる 歌が自然に 降りてくる 天の国からわたしの胸に
トンカツの 定食食べる 夕食に「孤独のグルメ」観るかのように
ステントや ペースメーカー 入れながら それでも生きるしぶとく生きる
ひまわりの ようにまっすぐ ひらきます 今日もあしたもあさってまでも