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2013/05/31

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  • 自由なる

    自由なる 会話の中に 道がある 仲間四人とちからを抜いて

  • 人生の

    人生の ひかりと影を 乗り越えて 今を楽しめわが良き友よ

  • これからの

    これからの 友のしあわせ 願いつつ 帰路に着きます残暑の道を

  • さて明日は

    さて明日は 迎賓館の 前庭で 仲間四人の午後の紅茶を

  • 涼風を

    「涼風を 部屋に呼びこみ 本を読む」こんな願いを酷暑の朝に

  • ふるさとの

    ふるさとの 実家解体 終了の 連絡を待つ彼岸を前に

  • ほんとうに

    ほんとうに 来週からは 秋なのか まだまだつづく酷暑の日々に

  • 萩の花

    萩の花 咲くか咲かぬか 迷います 酷暑のつづく彼岸を前に

  • この暑さ

    この暑さ 飽くなき人の 欲望の 結末なのかわれも加害者

  • ぶりかえす

    ぶりかえす 酷暑の中で カフェを飲む ぐぐっと冷やしシロップ入れて

  • お彼岸も

    お彼岸も 近いというのに この暑さ 咲くに咲けないリンドウの花

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」がときどき 顔を出す 忘れたころのスマホ画面に

  • 彼岸花

    彼岸花 咲くのだろうか 待ち望む 高麗の河原に赤のジュータン

  • いちにちに

    一日に 十二時間の 労働に 調整手当三パーセントで・教職時代

  • 髪の毛を

    髪の毛を 2センチカット バリカンで 3ミリ刈り上げ秋の気分に

  • ひまわりは

    ひまわりは こうべを垂れて いよいよか 秋の兆しのコオロギの鳴く

  • 三回の

    三回の 大病乗り越え 今がある ラッキーなのかわが人生は

  • あまりにも

    あまりにも 爽やかなので 駅までは 歩いて行こうひと月ぶりに

  • この朝は

    この朝は 窓を全開 涼風を 部屋によびこむひと月ぶりに

  • ひとつでも

    ひとつでも「いいね」がつけば それだけでわたしは詠う次から次に

  • 和にするか

    和にするか 洋にするのか 結局は 洋でまとまるランチの会は

  • 城下町

    城下町 秋の川越 ランチ会 男女四人の企画を立てる

  • ようやくに

    ようやくに 秋のきざしの この朝は 青き空にてうろこ雲浮く

  • 幹事には

    幹事には ラインを送る「おつかれさま」の 笑顔あふるる同期の会の

  • さて今日は

    さて今日は 嵐の去りて 同期会 男女十人イタリア店で

  • ふるさとの

    ふるさとの 友と電話で 語るとき 思い出します十五の春を

  • 繋がれば

    繋がれば どこかうれしや この朝も 返歌のありてこころゆたかに

  • どしゃ降りの

    どしゃ降りの 雨に降られて 医者に行く 経過観察足どりおもく

  • 台風の

    台風の 遠隔豪雨に 日曜の できるだろうか同期の会は

  • そういえば

    そういえば ゴーヤカーテン 作ったね 校舎の窓に子どもとともに・思い出として

  • 走りきる

    走りきる 停留所まで この足で 信じられない病いの回復

  • 晩夏でも

    晩夏でも まっすぐ伸びる ひまわりに 謙虚に生きるちからをもらう

  • グループの

    グループの LINEを見れば 誠実な 人かどうかはだいたい分かる

  • 曇天の

    曇天の 空をながめて ペンを置く 浮かばぬときは無理をしないで

  • いついつも

    いついつも いいねをつけて くれる人 ありがたきかなあしたも詠う

  • 続けたる

    続けたる 四十五年 教育は 教えることでおのれが学ぶ

  • 処暑が過ぎ

    処暑が過ぎ 白露がつづき 秋が来る 咲くのだろうかコスモスの花

  • レコードで

    レコードで いくども聴きし ブラームス 小さな部屋で針を落として・若き日に

  • 新聞の

    新聞の 旅のコーナー 読むだけで 気分にひたる秋のローマに

  • 朝雲に

    朝雲に 秋の気配を 感じつつ メールを送る「元気ですか?」と

  • どことなく

    どことなく 悲しくなって くるのです 夏の花火の残像観ると

  • 生活を

    生活を 歌にあらわし 詩にすれば 凡庸なれど美しくなる

  • 高原を

    高原を みどりの球体 埋め尽くす 嬬恋村のキャベツ畑は・8月25日 東京新聞より

  • 自治会の

    自治会の 祭りのあとの 片づけは 暑きなかにも老人総出で

  • 夕立よ

    夕立よ 今日はなんとか 降らないで 年に一度のお祭りだから・団地の夏祭り

  • たそがれの

    たそがれの 今日は団地の 夏祭り 少子高齢残暑のなかで

  • ふるさとの

    ふるさとの 実家解体 はじまって さびしき中に責務を果たす

  • マックでの

    マックでの ホットカフェ・オ・レ 美味しくて 話がはずむ元同僚と

  • 初めての

    初めての ひとりの旅は 能登半島 秋の海原みさきめぐりて・二十歳の思い出

  • 夕暮れの

    夕暮れの 風に吹かれて パトロール 困難校での生徒指導は・思い出として

  • ひときれの

    ひときれの レモンをふくみ また歩く 若かりし日の槍への道を・槍・・・北アルプス 槍ヶ岳

  • どことなく

    どことなく 秋の気配を 感じつつ 窓を開ければコウロギの鳴く・8月21日午後8時   コウロギの初鳴き

  • 心臓の

    心臓の ペースメーカー 異常無く 足かろやかに病院を出る

  • 高原は

    高原は マツムシソウが 咲くだろう むらさき色にいちめん染めて

  • 十年間

    十年間 かけて改善 神経痛 一歩一歩にちからを込めて

  • この朝は

    この朝は コメント返歌の うれしくて どこかつながる名も無き人と

  • ふと見れば

    ふと見れば 暑さに負けぬ ひまわりが まっすぐ伸びるほほえみながら

  • なにげなく

    なにげなく バス停までを 小走りに できるよろこびささやかながら

  • ジェノサイド

    ジェノサイド 信長・秀吉・ネタニアフ 歴史を観れば和も洋も無く

  • 台風の

    台風の 過ぎ去り日の 灼熱の 青き空にはふと違和感を

  • ピーヨピヨ

    ピーヨピヨ ピーヨピヨって 歌います 名も無き鳥がわがベランダで

  • 真理とは

    真理とは あるのでしょうか デカルトの ごときうたがう絶えぬ戦火に

  • なにひとつ

    なにひとつ 浮かばぬときは ペンを置き しばし見つめる流れる雲を

  • 父親は

    父親は 由美子に贈る コスモスを たった一輪出征前に・小4国語教科書 ひとつの花より

  • ひまわりの

    ひまわりの 種を蒔きます コスモスの 種を蒔きますこころの中に・今日は終戦記念日

  • ひたすらに

    ひたすらに 愛を求めて 蝉の鳴く 午前四時半夜明けの空に

  • さて明日は

    さて明日は お盆の帰省 ふるさとの 時の流れがしずかに止まる

  • パレスチナ

    パレスチナ 選手はガザに 思いはせ パリで走るは800メートル

  • 見上げれば

    見上げれば 青き空あり 平和とは いったい何か考える日が8月15日終戦記念日

  • 寂しくも

    寂しくも 実家解体 その前に 目に焼きつけるお盆の帰省

  • かならずや

    かならずや お盆に帰る ふるさとに 台風来ても地震あっても

  • しっかりと

    しっかりと 歩くよろこび かみしめて 今日も行きます駅のカフェまで

  • スランプに

    スランプに なってもいいよ 大谷よ だってあなたも人間だから

  • コメントや

    コメントや「いいね」が付けば 嬉しくて 今日も詠えばあしたも詠う

  • この夏は

    この夏は 茅の輪くぐりて 邪気払う 田無神社の境内に入り

  • いついつも

    いついつも 返歌くださる 人のいて われは歌詠むよろこび満ちて

  • レトロなる

    レトロなる 喫茶店にて いただくは アイスコーヒー少し甘めで

  • 少しでも

    少しでも できたよろこび かけ足が 十年ぶりに痺れのとれて

  • 適温で

    適温で あれば朝から 蝉の音が 聞こえてきます並木通りに

  • 立秋と

    立秋と 思えぬ暑さ ソーメンを 冷たくすするランチタイムに

  • ジェノサイド

    ジェノサイド 断固反対 長崎の 市長に対しエールを送る

  • 為政者の

    為政者の「パンとサーカス」いつの世も テレビつければ金、金、金と

  • フォロワーが

    フォロワーが 少し増えたら うれしくて 詠う意欲が湧いてくる朝

  • 主任制

    主任制 手当をめぐる 闘争に 明け暮れていたあの若き日は

  • みずからの

    みずからの 道はみずから 決めるもの 振りかえりつつ今は悔いなく

  • 次々と

    次々と 浮かんで消える 青春の ひかりと影を追い求めても

  • ちから込め

    ちから込め 歩くよろこび 少しずつ 足の痺れがとれてくる夏

  • いついつも

    いついつも 青い空にて いて欲しい ヒロシマしかりナガサキしかり

  • いじめでも

    いじめでも 不登校でも 教員の ちからだけではどうにもならぬ

  • 酒飲めず

    酒飲めず 運転できぬ 最低の おとこと言われただ笑うのみ

  • マンションの

    マンションの 網戸に附きし アブラゼミ 二匹でハモる夏の夕暮れ

  • エアコンが

    エアコンが 壊れぬように 祈りつつ しばし待つのみ秋のおとずれ

  • ふるさとの

    ふるさとの お米がとどく コシヒカリ 甘い越後の新米なのだ

  • 若き日の

    若き日の 子どもと過ごす 教室は 楽しかったねドラマのようで

  • 白百合の

    白百合の 甘きにおいに 誘われて ふらりと入る裏の小道に

  • 夕暮れの

    夕暮れの あかねの雲を 眺めつつ 夏のかおりの枝豆を食う

  • ダヴィンチの

    ダヴィンチの 受胎告知を 思い出す 野辺に咲きたる白百合見れば

  • 歴史には

    歴史には 表もあれば 裏もある 世界遺産の佐渡金山も

  • 白ゆりの

    白ゆりの 花咲き初むる 八月の 三日土曜日酷暑に負けず

  • 二次会は

    二次会は いつも喫茶で コーヒーを 酒の飲めない男がひとり

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