1320句目……煤籠の「り」■流感の妻と静かなダイニング季語……流感(りゅうかん)流感とは、流行性感冒の略ですね。早い話が、インフルエンザのこと。何年か前の…
1009句目……日向ぼこの【こ】■小石蹴り家まで運ぶ寒夕焼季語……寒夕焼(かんゆやけ)寒中の夕焼けですね。子供頃に寂しい時や悲しい時にやった独り遊び。一…
1008句目……雪女の【な】■難問の幼のクイズ日向ぼこ季語……日向ぼこうんとね~赤くて〜丸くて〜おいしいリンゴって、なあ〜んだ?次は、日向ぼこの【こ】
1007句目……春近しの【し】■しくしくと泣きて気を引く雪女季語……雪女心配をして、近づいて来る人を襲う雪女。あっ恐!!次は、雪女の【な】
1006句目……春隣の【り】■リコーダー吹けば楽しや春近し季語……春近し子供の頃に、ほとんどの人が吹いたであろう縦笛。次は、春近しの【し】
1005句目……雪もよひの【ひ】■昼酒に酔うてごろごろ春隣季語……春隣(はるとなり)二月四日が立春、もうすぐ春です。休みの日は、昼飯を食べながら焙じ茶の焼…
1004句目……バスの旅の【び】■ビル街の人気無き路地雪もよひ季語……雪もよひ雪が今にも降り出しそうな空模様のこと。次は、雪もよひの【ひ】
兼題のページで、高橋将生さんに選んで貰った佳作の一句。お題は、「心」でした。■心配をしても切り無し秋の風秋に吹く心地良い風は、心配事や悩み事も、一時だけど…
1003句目……悪巧みの【み】■蜜柑剥く六人家族バスの旅季語……蜜柑(みかん)子供が2人とお父さんとお母さん、そしてお祖父ちゃんお婆ちゃんでバス旅行。次は…
1002句目……寒夜の【や】■薬缶吹くストーブ囲む悪巧み季語……ストーブ大人たちが、ストーブを囲んで何やらぼそぼそ……時々下品な笑い声が聞こえて来ます。次…
昨年、馬喰横山の駅通路ギャラリー展示された写真俳句です。■冬ざれや自分を叱る独り言季語……冬ざれ冬ざれとは、冬になって草や木が枯れ、そして海も山も荒れ果て…
昨年、馬喰横山の駅通路ギャラリーで展示された写真俳句です。■梅雨晴の寄り道近道回り道季語……梅雨晴(つゆばれ)梅雨の最中に、晴れる日のことです。中八です。…
1001句目……貰ひけりの【り】■リア充を爆破する夢見る寒夜季語……寒夜(かんや)身体を丸めて寝る寒い寒い夜は、ろくな夢は見ませんね。次は、寒夜の【や】
1000句目……春隣の【り】■リュックからはみ出す大根貰ひけり季語……大根(だいこん)俳句の世界では、大根を「だいこ」と読んで5、7、5に収めます。夕焼け…
999句目……着れぬ首の【び】■ビー玉に映す青空春隣季語……春隣(はるとなり)ビー玉を通した景色は、逆さまの世界。空が下に街並みが上に。次は、春隣の【り】
998句目……冬日向の【た】■タートルネックセーターを着れぬ首季語……セーター短くて太い首の俺と息子。着れば苦しいし、全く似合いません。次は、着れぬ首の【び…
997句目……狸蕎麦の【ば】■番犬にならぬ老犬冬日向季語……冬日向(ふゆひなた)ご近所で飼われて居る老犬、良く日の当たる場所で、転た寝をしてました。次は、冬…
996句目……息白しの【し】■霜の夜や七味たつぷり狸蕎麦季語……霜夜(しもよ)晴れた寒気の夜に降りた霜。冷え切った身体に、染みる立ち食い蕎麦です。次は、狸蕎…
995句目……赤セーターの【ター】■ターザンを真似る狂酔息白し季語……息白しアーア、アーーー!次は、息白しの【し】
994句目……寒の駅の【き】■黄ばみあるシャツ隠したる赤セーター季語……セーター黄ばんだシャツとか、少し破れてるけど、捨てられないシャツをセーターの下に着込…
993句目……着膨れての【て】■手洗ひに並ぶ老若寒の駅季語……寒(かん)我慢して電車に乗って居たのか、寒中の駅のトイレは、長い列が出来ています。次は、寒の駅…
992句目……初御籤の【じ】■自販機の前に迷ふ子着膨れて季語……着膨れ(きぶくれ)ジュースの自動販売機の前で、どれにしようか迷う子供。次は、着膨れての【て】
991句目……雪女郎の【う】■上向きて引きし「大吉」初御籤季語……初御籤(はつみくじ)元日の朝に氏神様でおみくじを引いたら、なんと大吉!今年は良い年になりそ…
990句目……雪をんなの【な】■亡き叔母の声色使ふ雪女郎季語……雪女郎(ゆきじょろう)さて、雪女と雪女郎の違いは何でしょうか?これは帯の締め方にあるそうで、…
989句目……寒の入の【り】■龍の背に跨り来たる雪をんな季語……雪をんな吹雪の中、突如現れたのは龍乗った雪の妖精!!次は、雪をんなの【な】
988句目……冬の月の【き】■筋力を付けて乗り切れ寒の入季語……寒の入(かんのいり)昨日1月6日、ぽかぽか陽気でしたが、寒の入でした。因みに、1月6日から1…
987句目……日向ぼこの【こ】■この星を叱るが如き冬の月季語……冬の月冷たく凍りついた冬の月が、この地球を厳しく睨みつけいるようです。次は、冬の月の【き】
986句目……ブロッコリの【り】■輪唱の「森のくまさん」日向ぼこ季語……日向ぼこ温かな公園のベンチで、子供たちが楽しそうに歌っています。次は、日向ぼこの【こ…
明けましておめでとうございます。我が家の年賀状です。では、今年初めの一句詠みます。■窓開けて空気一新お元日 とらをしりとり俳句は、五日から再開します。今年も…
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1320句目……煤籠の「り」■流感の妻と静かなダイニング季語……流感(りゅうかん)流感とは、流行性感冒の略ですね。早い話が、インフルエンザのこと。何年か前の…
1319句目……すすりたるの「る」■ルーぺ手に歳時記ひらく煤籠季語……煤籠(すすごもり)年末の大掃除や煤払いをする時に、子供や老人、病人は邪魔にならない様に…
1318句目……聖夜かなの「な」■縄跳びを潜り鼻水すすりたる季語……縄跳び(なわとび)すみません、鼻水も冬の季語でした。次は、すすりたるの「る」
1317句目……肉饅頭の「う」■初孫とビデオ通話す聖夜かな季語……聖夜(聖夜)クリスマスイブの夜に、出来たら良いな!!ジジ馬鹿俳句でした。次は、聖夜かなの「…
1316句目……クリスマスの「す」■酢醤油と辣油小皿に肉饅頭季語……肉饅頭(にくまんじゆう)血圧が高いので、薬を飲んでいる俺。だけど、これが一番美味い肉まん…
1315句目……蛇口かなの「な」■仲良しのふりする職場クリスマス季語……クリスマス仲良しのふりをしないと、孤立してしまう職場。最低のクリスマスのプレゼント交…
1314句目……冬日和の「り」■理科室の必ず凍る蛇口かな季語……凍る(こおる)窓側の蛇口は、毎年必ず凍って使えません。次は、蛇口かなの「な」
1313句目……赤き錆の「び」■ビー玉に映す紺碧冬日和季語……冬日和(ふゆびより)濃い青空の広がる、冬の晴れた日です。次は、冬日和の「り」
1312句目……読む紳士の「し」■時雨るるやビニール傘の赤き錆季語……時雨(しぐれ)突然の時雨に借りたビニール傘。次は、赤き錆の「び」
1311句目……冬うららの「ら」■欄干の冷たし点字読む紳士季語……冷たし地下道から地上へ上がる階段に、付けられた欄干が、に冷たくなっていて、そこに貼られた点…
1310句目……燃ゆるごみの「み」■三つ編みの女の子スキップ冬うらら季語……冬うらら寒いけど、お日様が明るく照らし晴れやかな冬の日です。女の子は、めのこと読…
1309句目……年用意の「い」■息白し嫌々提ぐる燃ゆるごみ季語……息白し(いきしろし)嫌いやだから、白い息がたくさん出る俺。次は、燃ゆるごみの「み」
1308句目……聖夜の「や」■やれること出来るだけやる年用意季語……年用意結局は、ほとんどせずに新たな年を迎える俺です。次は、年用意の「い」
1307句目……家畜たちの「ち」■地図広げフィンランドを探す聖夜季語……聖夜「せいや」♫もーいくつ寝ると〜クリスマス♫サンタクロースの現住所は、フィンランド…
1306句目……年用意の「い」■イオマンテ野生目覚むる家畜たち季語……イオマンテイオマンテとは、熊祭のことですね。熊を神の使いとするアイヌの人たちが行う祭で…
1305句目……言はなひがの「が」■がま口は開き放しや年用意季語……年用意(としようい)新しい年を迎える為に、御飾りや餅とか、お節料理の具材を買ったり、がま…
1304句目……独り酒の「け」■毛皮着てバスに乗るなと言はなひが季語……毛皮(けがわ)高そうな毛皮のコートを着て、バスに乗るなとは言わないけど、タクシーに乗…
1303句目……冴ゆる月の「き」■絹ごしの湯豆腐もろし独り酒季語……湯豆腐(ゆどうふ)鍋から救うときに、気を付けても少し崩れる絹ごし豆腐。そのもろさが、切な…
1302句目……冬至かなの「な」■馴染客ばかりの酒場冴ゆる月季語……冴ゆる月(さゆるつき)仕事帰り、ちょっと呑みたくなり、目に入ったのは赤ちょうちんの店。中…
1301句目……息白しの「し」■終バスを見送り歩く冬至かな季語……冬至(とうじ)12月21日は、昼がもっとも短い日、冬至です。早く帰って、柚子湯に入り南瓜を…
976句目……冬の月の【き】■北風を理由にしたる遅刻かな季語……北風(きたかぜ)本当は寝坊です。次は、遅刻かなの【な】
975句目……十二月の【つ】■ついて来て優しく包む冬の月季語……冬の月仕事で疲れて帰る夜道を、家に着くまで、包むように優しく照らす冬の月です。次は、冬の月の…
974句目……母と叔母の【ば】■バタバタやドタキャンありし十二月季語……十二月人と急に会うことなって、当日に駄目になったり。落ち着かない12月です。次は、十…
973句目……冬の朝の【さ】■歳末や値切り上手の母と叔母季語……歳末(さいまつ)歳末の安売り商品を更に値切る、母と叔母です。次は、母と叔母の【ば】
972句目……二十六の【く】■薬飲む為に飯食ふ冬の朝季語……冬の朝朝はあまり食欲の無い。特に寒い冬は食べたくないけど、薬を飲む為に、仕方なくパンやおにぎりを…
971句目……私鉄かなの【な】■納豆を掻き混ぜること二十六季語……納豆ネバネバにする為に、納豆を掻き混ぜる回数は、26回以上とされます。納豆の栄養素、ナット…
970句目……冬温しの【し】■終電の煖房強き私鉄かな季語……煖房(だんぼう)最終電車で座って、うとうとしているとふくらはぎ辺りが、アチチアチチなんて、あるあ…
969句目……出来し軒の【き】■刻み葱たつぷりチャーハン冬温し季語……冬温し(ふゆぬくし)卵と刻み葱だけのチャーハンが好きな俺。肉は無くても良い年齢になりま…
968句目……酢だこぞの【ぞ】■雑巾の凍り豆腐の出来し軒季語……凍り豆腐(こおりとうふ)茹でた豆腐を冬の寒気に凍らせて、天日に干して造るのが凍り豆腐。軒下に…
967句目……元乙女の【め】■メキシコのタコス日本の酢だこぞ季語……酢だこは季語じゃありませんが、おせち料理の一つですね。てなわけで、『おせち』は新年の季語…
966句目……年用意の【い】■息白き井戸端会議の元乙女季語……息白き幾つになっても乙女です。わーわー、きゃきと楽しそう!次は、元乙女の【め】
965句目……隙間風の【ぜ】■全集を纏めて捨てる年用意季語……年用意(としようい)新年を迎えるために、掃除したりおせちの材料を買ったり。全く読まないのに、な…
964句目……紛らはすの【す】■住み慣れし我が家なれども隙間風季語……隙間風(すきまかぜ)やっぱり我が家が一番。なんて、隙間風がヒューヒューして寒い家です。…
963句目……頼もしきの【き】■きびきびと動きて寒さ紛らはす季語/寒さ普段は何でもかでも、だらだらのそのそしているけど、あまりに寒いので、無駄にきびきび動い…
962句目……寒夜の【や】■焼鳥を頬張る妻の頼もしき季語……焼鳥(やきとり)一年中、何時でも食べられる焼鳥ですが、元々は冬の猟で捕らえた野鳥を、串に刺して焼…
961句目……咳一つの【つ】■爪を切る音の明白なる寒夜季語……寒夜(かんや)寒さの厳しい夜の爪切。次は、寒夜の【や】
960句目……金太郎の【う】■嘘ばれて嘘を重ねて咳一つ季語……咳(せき)咳は、冬の乾燥や風邪よって、炎症した喉が刺激されて出るわけですが、この句の咳は慌てて…
959句目……冬の月の【き】■着膨れて家から出ない金太郎季語……着膨れ夏は腹掛け一枚の金太郎だけど、冬は苦手だとか。……知らんけど。次は、金太郎の【う】
958句目……浮き立つ妻の【ま】■丸いのに見事にクール冬の月季語……冬の月怖いぼと冷たい冬の満月です。次は、冬の月【き】
957句目……好きじやないの【い】■「いしや〜きいも、ほくほく」浮き立つ妻季語……焼芋(やきいも)だんだんと近くなる売り声に、お迎えに家を出る、うちの妻です…