985句目……多き妻の【ま】■マヨネーズたつぷり和へるブロッコリ季語……ブロコッリ硬め茹で上げたブロッコリーに、わさびを混ぜたマヨネーズを和えて食べるのが一…
984句目……息白しの【し】■師走来て愚痴と小言の多き妻季語……師走愚痴は聞いて頷く。意見や質問は無用です。次は、多き妻の【ま】
983句目……「第九」にすの【す】■素振りする野球少年息白し季語……息白し冬休みの一日、塾で受験勉強する子、部屋にこもってゲームをする子、外で身体を動かす子…
982句目……並木道の【ち】■着メロを「ジングル・ベル」から「第九」にす季語……無しでも、師走と言えばベートーヴェンの「交響曲第九番」の大合唱ですね。では、…
981句目……忘年会の【い】■銀杏枯れぽかぽかしたる並木道季語……銀杏枯れ(いょうかれ)鮮やかな黄色の葉がほとんど落ちた銀杏の並木道は、真っすぐなを日差しに…
980句目……腹に貼るの【る】■涙腺も笑腺も壊るる忘年会季語……忘年会(ぼうねんかい)涙腺(るいせん)とは、涙液の分泌腺。笑腺(しょうせん)とは、笑いを感じ…
979句目……ゆず湯の香の【か】■懐炉手に足に背中に腹に貼る季語……懐炉(かいろ)カイロの消費量が半端無い俺です。次は、腹に貼るの【る】
978句目……枯鶏頭の【う】■歌麿の美人画にあるゆず湯の香季語……ゆず湯喜多川歌麿の美人画を見ていると、優しいゆず湯の香りがします。因みに、柚の花は夏の季語…
977句目……遅刻かなの【な】■名前無き小さき公園枯鶏頭季語……枯鶏頭(かれけいとう)燃えるように真っ赤に咲いていた鶏頭の花が、かさかさの茶色に。次は、枯鶏…
976句目……冬の月の【き】■北風を理由にしたる遅刻かな季語……北風(きたかぜ)本当は寝坊です。次は、遅刻かなの【な】
975句目……十二月の【つ】■ついて来て優しく包む冬の月季語……冬の月仕事で疲れて帰る夜道を、家に着くまで、包むように優しく照らす冬の月です。次は、冬の月の…
974句目……母と叔母の【ば】■バタバタやドタキャンありし十二月季語……十二月人と急に会うことなって、当日に駄目になったり。落ち着かない12月です。次は、十…
973句目……冬の朝の【さ】■歳末や値切り上手の母と叔母季語……歳末(さいまつ)歳末の安売り商品を更に値切る、母と叔母です。次は、母と叔母の【ば】
972句目……二十六の【く】■薬飲む為に飯食ふ冬の朝季語……冬の朝朝はあまり食欲の無い。特に寒い冬は食べたくないけど、薬を飲む為に、仕方なくパンやおにぎりを…
971句目……私鉄かなの【な】■納豆を掻き混ぜること二十六季語……納豆ネバネバにする為に、納豆を掻き混ぜる回数は、26回以上とされます。納豆の栄養素、ナット…
970句目……冬温しの【し】■終電の煖房強き私鉄かな季語……煖房(だんぼう)最終電車で座って、うとうとしているとふくらはぎ辺りが、アチチアチチなんて、あるあ…
969句目……出来し軒の【き】■刻み葱たつぷりチャーハン冬温し季語……冬温し(ふゆぬくし)卵と刻み葱だけのチャーハンが好きな俺。肉は無くても良い年齢になりま…
968句目……酢だこぞの【ぞ】■雑巾の凍り豆腐の出来し軒季語……凍り豆腐(こおりとうふ)茹でた豆腐を冬の寒気に凍らせて、天日に干して造るのが凍り豆腐。軒下に…
967句目……元乙女の【め】■メキシコのタコス日本の酢だこぞ季語……酢だこは季語じゃありませんが、おせち料理の一つですね。てなわけで、『おせち』は新年の季語…
966句目……年用意の【い】■息白き井戸端会議の元乙女季語……息白き幾つになっても乙女です。わーわー、きゃきと楽しそう!次は、元乙女の【め】
965句目……隙間風の【ぜ】■全集を纏めて捨てる年用意季語……年用意(としようい)新年を迎えるために、掃除したりおせちの材料を買ったり。全く読まないのに、な…
964句目……紛らはすの【す】■住み慣れし我が家なれども隙間風季語……隙間風(すきまかぜ)やっぱり我が家が一番。なんて、隙間風がヒューヒューして寒い家です。…
963句目……頼もしきの【き】■きびきびと動きて寒さ紛らはす季語/寒さ普段は何でもかでも、だらだらのそのそしているけど、あまりに寒いので、無駄にきびきび動い…
962句目……寒夜の【や】■焼鳥を頬張る妻の頼もしき季語……焼鳥(やきとり)一年中、何時でも食べられる焼鳥ですが、元々は冬の猟で捕らえた野鳥を、串に刺して焼…
961句目……咳一つの【つ】■爪を切る音の明白なる寒夜季語……寒夜(かんや)寒さの厳しい夜の爪切。次は、寒夜の【や】
960句目……金太郎の【う】■嘘ばれて嘘を重ねて咳一つ季語……咳(せき)咳は、冬の乾燥や風邪よって、炎症した喉が刺激されて出るわけですが、この句の咳は慌てて…
959句目……冬の月の【き】■着膨れて家から出ない金太郎季語……着膨れ夏は腹掛け一枚の金太郎だけど、冬は苦手だとか。……知らんけど。次は、金太郎の【う】
958句目……浮き立つ妻の【ま】■丸いのに見事にクール冬の月季語……冬の月怖いぼと冷たい冬の満月です。次は、冬の月【き】
957句目……好きじやないの【い】■「いしや〜きいも、ほくほく」浮き立つ妻季語……焼芋(やきいも)だんだんと近くなる売り声に、お迎えに家を出る、うちの妻です…
956句目……鱈場蟹の【に】■人参は嫌ひじやないが好きじやない季語……人参(にんじん)好きな野菜は何ですか?という街灯インタビューを受けて、「人参!」と答え…
955句目……泣き笑ひの【ひ】■日帰りのグルメツアーぞ鱈場蟹季語……鱈場蟹(たらばがに)夏の季語の蟹は、川辺や磯に居る小さな蟹のこと。 ずわい蟹やたらば蟹は…
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1479句目……盛りかなの「な」■和やかを一気に壊す油蝉季語……油蝉(あぶらぜみ)一匹の油蝉が近くで鳴き出すことで、一気にぶち壊しです。次は、油蝉の「み」
1478句目……梅雨入りすの「す」■睡蓮の余命三日の盛りかな季語……睡蓮(すいれん)睡蓮は、朝咲いて夕方閉じるを三日続け、そして散ります。次は、盛りかなの「…
1477句目……称賛すの「す」■すべり台出来ぬと泣く子梅雨入りす季語……梅雨入(つゆいりす)関東も梅雨入しました。じめじめ蒸し蒸しのはじまりはじまり~。次は…
1476句目……鯉の口の「ち」■地下道に唸るクーラー称賛す季語……クーラー地下道やメトロのホームで、大型のクーラーが、日夜唸りを上げて頑張って冷しています。…
1475句目……雲の峰の「ね」■根無草を呑みて直ぐ出す鯉の口季語……根無草(ねなしぐさ)浮き草のことですね。多きな鯉のが、大きな口で飲んだけど、不味くて直ぐ…
1474句目……好きの「き」■觔斗雲に乗りて突つ切る雲の峰季語……雲の峰(くものみね)もこもこの入道雲、積乱雲を雲の峰と呼びます。觔斗雲(きんとうん)、孫悟…
1473句目……大家族の「く」■草笛の「アメイジング•グレイス」好き季語……草笛(くさぶえ)ずいぶんと前だけど、夕方の公園で、お爺さんが吹いているのを、聴い…
1472句目……夏の午後の「ご」■ごきぶりが飛びてドタバタ大家族季語……ごきぶりこの世で一番の苦手はゴキブリです。まぁ、昆虫全体があまり好きじゃ無い俺です。…
1471句目……ソーダ水の「い」■糸通し直ぐに壊るる夏の午後季語…夏針の穴に糸を通す。すっかり老眼で無理なので、糸通しのお世話になっている俺。だけど、直ぐに…
1470句目……苺かなの「な」■悩み事一つ解決ソーダ水季語……ソーダ水こう言う時のソーダ水は、格別に美味い!!次は、ソーダ水の「い」
1469句目……薫る風の「ぜ」■全部食べ皿まで舐むる苺かな季語……苺(いちご)子供の頃は、苺に牛乳と砂糖をかけて潰して食べたりしてたけど、今は練乳をたっぷり…
1468句目……初鰹の「お」■おならして褒めらる赤子薫る風季語……薫る風(かおるかぜ)夏に吹く心地よい風を、褒め上げた季語です。次は、薫る風の「ぜ」
1467句目……スチュアートの「と」■土佐の酒に合はせる千葉の初鰹季語……初鰹(はつかつお)千葉の勝浦での、水揚げ量は関東で一番です。次は、初鰹の「お」
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1465句目……炎天下の「か」■顔似たる犬と飼主夕涼み季語……夕涼みよく似てる犬と飼主って、見掛けるけど、あれ不思議ですね?一緒に暮らして居ると似てくるのか…
1464句目……男の子の「こ」■コカ・コーラそれともペプシ炎天下季語……炎天下(えんてんか)何故か好みの分かれるコーラ。どっちでも良いから、冷えたコーラをガ…
1463句目……孫娘の「め」■メロンパン囓る素足の男の子季語……素足素足、裸、何も着てない丸裸も、夏の季語です。次は、男の子の「こ」
1462句目……飛ばすの「す」■水泳のはじめの一歩孫娘季語……水泳生まれて六ヶ月を過ぎた孫娘が、水泳の体験レッスンに行って来ました。娘が抱っこしたままプール…
1461句目……油照の「り」■隣席に冷し中華のつゆ飛ばす季語……冷し中華勢い良く麺をすすったら、つゆが飛んで隣席の方の腕ぎりぎりに。セーフ!!次は、飛ばすの…
1142句目……日輪草の【う】■浮草を分けて皿出す河童かな季語……浮草(うきぐさ)緑色の浮草を分けて、緑色の河童が頭からぬっと出て来てビックリ!!なんて、想像…
1141句目……ランドセルの【る】■留守宅の塀に顔出す日輪草季語……日輪草(にちりんそう)向日葵(ひまわり)の別の名前です。旅行にでも行かれたのか、静かな庭か…
1140句目……ギンギン太陽の【う】■植田道とぼとぼ帰るランドセル季語……植田(うえた)田植えを終えて間もない田んぼのこと。そのあぜ道を、何が学校であったの…
1139句目……たくましきの【き】■キンキンのビールとギンギン太陽季語……ビールガンガン太陽の下で、キンキンに冷えたビールを、カンパ~イ!!次は、ギンギン太…
1138句目……アイスクリームの【む】■麦茶煮る母の背中のたくましき季語……麦茶(むぎちゃ)昔は家族が多かったから、大きな薬缶や大鍋で、汗をだらだら流しなが…
1137句目……髪洗ふの【ふ】■蓋を先ず舐むる癖ありアイスクリーム季語……アイスクリームお行儀が悪いけど、ついついカップアイスの裏を舐めてしまう俺です。次は…
1136句目……梅雨籠の【り】■リンスinシャンプーちよつぴり髪洗ふ季語……髪洗ふ(かみあらふ)俺の髪は、少なくて短いので、ほんのチョッピリしかシャンプー…
1135句目……舐めてみよの【よ】■羊羹の一本食ひぞ梅雨籠季語……梅雨籠(つゆごもり)毎日毎日、雨が続く梅雨。心もどんよりと落ち込む……そんな時は、ようかん…
1134句目……アヒルガアの【あ】■水馬は甘ひか辛ひか舐めてみよ季語……水馬(あめんぼ)小川や池や沼の水面をすいすい走る、あめんぼです。水の馬と書いて、あめ…
1133句目……水中花の【か】■カラスカアガマハノソノソアヒルガア季語……ガマ蝦蟇(がま)、ひきがえるですね。 うるさいカラスとアヒル、静かなひきがえるの対…
1132句目……水鉄砲の【う】■占ひのラッキーアイテム水中花季語……水中花(すいちゅうか)朝の星占いを見ていると、理由の分からないラッキーカラーとか、ラッキ…
1131句目……生ビールの【る】■ルール無き撃ち合ひ激し水鉄砲季語……水鉄砲(みずてっぽう)撃っても、撃たれても、水ですから。次は、水鉄砲の【う】
1130句目……アロハの【は】■ハムカツは薄きほど良し生ビール季語……生ビール近頃のハムカツは、厚さを売りにしているのか?居酒屋などで出す奴は、ハムが1.5…
1129句目……冷豆腐の【ふ】■古着屋の店主のビンテージアロハ季語……アロハ古着屋の店主の着こなすアロハシャツは、年代物らしい。次は、アロハの【は】
1128句目……夏の曇の【も】■木綿派と絹派のふたり冷豆腐季語……冷豆腐(ひやどうふ)冷奴のこと。妻は絹ごし豆腐、俺は木綿豆腐が好きです。次は、冷豆腐の【ふ…
1127句目……なすび漬の【け】■蹴り上げるサッカーボール夏の曇季語……夏の曇(なつのくも)よく晴れた青空と白い曇。気持ちの良い空へ、蹴り上げるサッカーボー…
1126句目……伯父と叔父の【じ】■自家製が美味いは妄想なすび漬季語……なすび漬「お客さん、うちの茄子漬は旨いよ! うちのカミサンが育てた茄子を、代々受け継…
1125句目……駄菓子売の【り】■緑陰にこそこそしたる伯父と叔父季語……緑陰(りょくいん)夏の緑溢れる木陰で、何やら良く無い相談。次は、伯父と叔父の【じ】
1124句目……青葉風の【ぜ】■ゼラニュームに隠るる引き戸駄菓子売季語……ゼラニューム今は品種改良され、形も色もいろいろありますが、昭和時代は赤色ばかりでし…
1123句目……夏の朝の【さ】■三叉路の出会ひと別れ青葉風季語……青葉風(あおばかぜ)気持ちの良い風が吹く、三叉路。次は、青葉風の【ぜ】