954句目……鐘凍るの【る】■ルール無き押しくら饅頭泣き笑ひ季語……押しくら饅頭(おしくらまんじゅう)数人で、背中やお尻で押し合って身体を温める遊びです。次…
953句目……冴ゆる月の【き】■キンコンカンコン学校の鐘凍る季語……鐘凍る(かねこおる)さて、凍ると氷るの違いはなんだろう?氷るは、主に水が固体なった状態で…
952句目……天狼星の【い】■生き霊の渦巻く杜や冴ゆる月季語……冴ゆる月(さゆるつき)凍りついた様に見える月です。さて、杜と森の違いはなんだろう?森は、自然…
951句目……日向ぼこの『こ』■子供から学びし一日天狼星季語……天狼星(てんろうせい)大犬座のシリウスのこと。太陽を除き、地球から一番に光り輝いて見える恒星…
950句目……室の花の『な』■「内緒だよ」言つてぺらぺら日向ぼこ季語……日向ぼこ冬のぽかぽかした日差しが嬉しくて、つい内緒の話をぺらぺら……次は、日向ぼこの…
雑詠のページに、二句載りました。稲畑廣太郎さんと加古宗也さんに、選んで貰った『佳作』です。■長靴を揃へ小上がり心太降ったり止んだりの蒸し蒸しした日、長靴を脱…
949句目 冬の虫の『し』■歯科助手は女性ばかりや室の花季語/室の花(むろのはな)温室の中で、促成栽培をして咲かせた花のこと。シクラメンが、その代表です。男…
お知らせです。この度、写真俳句のグループ展に参加することになりました。主催するのは、俳人の倉田有希さんです。俳句だけでなく、写真俳句の作家です。お時間ある方…
948句目 堪へけりの『り』■理科室の開かずの扉冬の虫季語/冬の虫理科室の奥に扉あって、大きな南京錠が掛かって居て、誰も入れません。扉に耳を付けると、シーン…
947句目 着膨れての『て』■手毬つくをさな涙のを堪へけり季語/手毬(てまり)手鞠は、基本的に新年の季語になりますが、冬の季語として詠まれている句もあります…
946句目 日向ぼこの『こ』■コーラ手に飯食ふ大人着膨れて季語/着膨れ(きぶくれ)まるまるに着膨れるほど寒いのに、冷たいコーラをぐびぐびやりながら、飯を食う…
945句目 古き傷の『ず』■図に乗りてぺらぺら喋る日向ぼこ季語/日向ぼこちょっとウケると、調子に乗ってしまう俺です。次は、日向ぼこの『こ』
944句目 置炬燵の『つ』■月冴えて痛み出したる古き傷季語/月冴ゆる(つきさゆる)冷え切った大気に、鏡のように澄んだ月です。次は、古き傷の『ず』
943句目 初時雨の『れ』■連ドラの続きわくわく置炬燵季語/炬燵(こたつ)仕事から帰ると、風呂にさっさと入ってから、焼酎の焙じ茶割と大根の浅漬をやりながら、…
942句目 貰ひけりの『り』■陸橋の錆びし手摺や初時雨季語/初時雨冬になって降る冷たい通り雨を、時雨と言います。その初めに降る時雨を初時雨と呼びます。次は、…
941句目 水つ洟の『な』■鍋焼の御麩を母から貰ひけり季語/鍋焼(なべやき)土鍋に、肉、魚介、野菜などを入れ、醤油や味噌で煮ながら食べたものがそれでしたが、…
940句目 リュックかなの『な』■長靴の店主のすする水つ洟季語/水つ洟(みずっぱな)鼻水ですね。長靴履いて仕事をして居る、八百屋さん、魚屋さん、肉屋さんとか…
939句目 帰り花の『な』■長葱の緑はみ出すリュックかな季語/葱(ねぎ)どんな袋に入れてもはみ出す長葱。子供頃は嫌いだったけど、今は大好き冬の野菜です。次は…
938句目 わかし酒の『け』■消しゴムで消せぬ過去あり帰り花季語/帰り花冬の初めに、思いがけず二つ三つ返り咲いて花のこと。桜や桃、山吹やツツジなどに見られま…
937句目 着膨れての『て』■テレビつ子いやテレビ爺わかし酒季語/わかし酒燗酒(かんざけ)ことですね。寒い夜は、酒をちびちびテレビを観るのが好きな、テレビ爺…
936句目 寒さかなの『な』■泣き真似を覚へしをさな着膨れて季語/着膨れ親の気を引く為に、泣き真似をする幼い子。次は、着膨れての『て』
395句目 空つ風の『ぜ』■絶壁の頭を叩く寒さかな季語/寒さあんなに暖かだったのに、急に冷たい風が吹き始めました。俺のハゲ頭の絶壁の後頭部を、叩くように吹く…
934句目 冬温しの『し』■支持率の下がる内閣空つ風季語/空つ風(からっかぜ)冬に吹く乾燥した激しい風です。岸田内閣の支持率が過去最低だとか。次は、空つ風の…
933句目 雪もよひの『ひ』■左から靴履くルーティン冬温し季語/冬温し必ず左から靴を履く俺。そして、脱ぐ時は右からです。次は、冬温しの『し』
932句目 日向ぼこの『こ』■この道は夢に見た道雪もよひ季語/雪もよひ今にも雪が降り出しそうな空を言います。あれ?夢で見たような?なんてことが、時たまある俺…
931句目 文化の日の『ひ』■秘め事をぺらぺら喋る日向ぼこ季語/日向ぼこぽかぽか日差しに、気持ちのが緩み秘密の話をぺらぺら言ってしまう俺。駄目じゃん!次は、…
930句目 晩秋よの『よ』■世が世なら俺は大臣文化の日季語/文化の日一昨日は、文化の日。各地で色んなイベントがあったようですね。知らんけど。次は、文化の日の…
929句目 うそ寒しの『し』■新宿の長き地下道晩秋よ季語/晩秋(ばんしゅう)秋の終わり頃の薄暗い地下道は、何だかもの静かで寂しさがあります。次は、晩秋よの『…
928句目 冬隣の『り』■利口ぶる自分が嫌ひうそ寒し季語/うそ寒し秋の半ばから晩秋の薄ら寒い感じこと。この句は、初めは無季でした。■利口ぶる自分を責めて利口…
927句目 秋日向の『た』■タンメンが凄く食べたき冬隣季語/冬隣流石に、もう11月になって寒くなって来ましたね。ここ数日、タンメンのことばかり考えている俺で…
926句目 夜寒かなの『な』■ナマケモノみたいにあくび秋日向季語/秋日向あのスローモーなナマケモノが、あくびをして居るところを見た事は無いけど、きっとおそら…
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1479句目……盛りかなの「な」■和やかを一気に壊す油蝉季語……油蝉(あぶらぜみ)一匹の油蝉が近くで鳴き出すことで、一気にぶち壊しです。次は、油蝉の「み」
1478句目……梅雨入りすの「す」■睡蓮の余命三日の盛りかな季語……睡蓮(すいれん)睡蓮は、朝咲いて夕方閉じるを三日続け、そして散ります。次は、盛りかなの「…
1477句目……称賛すの「す」■すべり台出来ぬと泣く子梅雨入りす季語……梅雨入(つゆいりす)関東も梅雨入しました。じめじめ蒸し蒸しのはじまりはじまり~。次は…
1476句目……鯉の口の「ち」■地下道に唸るクーラー称賛す季語……クーラー地下道やメトロのホームで、大型のクーラーが、日夜唸りを上げて頑張って冷しています。…
1475句目……雲の峰の「ね」■根無草を呑みて直ぐ出す鯉の口季語……根無草(ねなしぐさ)浮き草のことですね。多きな鯉のが、大きな口で飲んだけど、不味くて直ぐ…
1474句目……好きの「き」■觔斗雲に乗りて突つ切る雲の峰季語……雲の峰(くものみね)もこもこの入道雲、積乱雲を雲の峰と呼びます。觔斗雲(きんとうん)、孫悟…
1473句目……大家族の「く」■草笛の「アメイジング•グレイス」好き季語……草笛(くさぶえ)ずいぶんと前だけど、夕方の公園で、お爺さんが吹いているのを、聴い…
1472句目……夏の午後の「ご」■ごきぶりが飛びてドタバタ大家族季語……ごきぶりこの世で一番の苦手はゴキブリです。まぁ、昆虫全体があまり好きじゃ無い俺です。…
1471句目……ソーダ水の「い」■糸通し直ぐに壊るる夏の午後季語…夏針の穴に糸を通す。すっかり老眼で無理なので、糸通しのお世話になっている俺。だけど、直ぐに…
1470句目……苺かなの「な」■悩み事一つ解決ソーダ水季語……ソーダ水こう言う時のソーダ水は、格別に美味い!!次は、ソーダ水の「い」
1469句目……薫る風の「ぜ」■全部食べ皿まで舐むる苺かな季語……苺(いちご)子供の頃は、苺に牛乳と砂糖をかけて潰して食べたりしてたけど、今は練乳をたっぷり…
1468句目……初鰹の「お」■おならして褒めらる赤子薫る風季語……薫る風(かおるかぜ)夏に吹く心地よい風を、褒め上げた季語です。次は、薫る風の「ぜ」
1467句目……スチュアートの「と」■土佐の酒に合はせる千葉の初鰹季語……初鰹(はつかつお)千葉の勝浦での、水揚げ量は関東で一番です。次は、初鰹の「お」
1466句目……夕涼みの「み」■ミニオンの目元の涼しスチュアート季語……涼し黄色の身体にオーバーオールを着て、水中メガネを掛けた宇宙人ミニオン。打表的な3人…
1465句目……炎天下の「か」■顔似たる犬と飼主夕涼み季語……夕涼みよく似てる犬と飼主って、見掛けるけど、あれ不思議ですね?一緒に暮らして居ると似てくるのか…
1464句目……男の子の「こ」■コカ・コーラそれともペプシ炎天下季語……炎天下(えんてんか)何故か好みの分かれるコーラ。どっちでも良いから、冷えたコーラをガ…
1463句目……孫娘の「め」■メロンパン囓る素足の男の子季語……素足素足、裸、何も着てない丸裸も、夏の季語です。次は、男の子の「こ」
1462句目……飛ばすの「す」■水泳のはじめの一歩孫娘季語……水泳生まれて六ヶ月を過ぎた孫娘が、水泳の体験レッスンに行って来ました。娘が抱っこしたままプール…
1461句目……油照の「り」■隣席に冷し中華のつゆ飛ばす季語……冷し中華勢い良く麺をすすったら、つゆが飛んで隣席の方の腕ぎりぎりに。セーフ!!次は、飛ばすの…
1142句目……日輪草の【う】■浮草を分けて皿出す河童かな季語……浮草(うきぐさ)緑色の浮草を分けて、緑色の河童が頭からぬっと出て来てビックリ!!なんて、想像…
1141句目……ランドセルの【る】■留守宅の塀に顔出す日輪草季語……日輪草(にちりんそう)向日葵(ひまわり)の別の名前です。旅行にでも行かれたのか、静かな庭か…
1140句目……ギンギン太陽の【う】■植田道とぼとぼ帰るランドセル季語……植田(うえた)田植えを終えて間もない田んぼのこと。そのあぜ道を、何が学校であったの…
1139句目……たくましきの【き】■キンキンのビールとギンギン太陽季語……ビールガンガン太陽の下で、キンキンに冷えたビールを、カンパ~イ!!次は、ギンギン太…
1138句目……アイスクリームの【む】■麦茶煮る母の背中のたくましき季語……麦茶(むぎちゃ)昔は家族が多かったから、大きな薬缶や大鍋で、汗をだらだら流しなが…
1137句目……髪洗ふの【ふ】■蓋を先ず舐むる癖ありアイスクリーム季語……アイスクリームお行儀が悪いけど、ついついカップアイスの裏を舐めてしまう俺です。次は…
1136句目……梅雨籠の【り】■リンスinシャンプーちよつぴり髪洗ふ季語……髪洗ふ(かみあらふ)俺の髪は、少なくて短いので、ほんのチョッピリしかシャンプー…
1135句目……舐めてみよの【よ】■羊羹の一本食ひぞ梅雨籠季語……梅雨籠(つゆごもり)毎日毎日、雨が続く梅雨。心もどんよりと落ち込む……そんな時は、ようかん…
1134句目……アヒルガアの【あ】■水馬は甘ひか辛ひか舐めてみよ季語……水馬(あめんぼ)小川や池や沼の水面をすいすい走る、あめんぼです。水の馬と書いて、あめ…
1133句目……水中花の【か】■カラスカアガマハノソノソアヒルガア季語……ガマ蝦蟇(がま)、ひきがえるですね。 うるさいカラスとアヒル、静かなひきがえるの対…
1132句目……水鉄砲の【う】■占ひのラッキーアイテム水中花季語……水中花(すいちゅうか)朝の星占いを見ていると、理由の分からないラッキーカラーとか、ラッキ…
1131句目……生ビールの【る】■ルール無き撃ち合ひ激し水鉄砲季語……水鉄砲(みずてっぽう)撃っても、撃たれても、水ですから。次は、水鉄砲の【う】
1130句目……アロハの【は】■ハムカツは薄きほど良し生ビール季語……生ビール近頃のハムカツは、厚さを売りにしているのか?居酒屋などで出す奴は、ハムが1.5…
1129句目……冷豆腐の【ふ】■古着屋の店主のビンテージアロハ季語……アロハ古着屋の店主の着こなすアロハシャツは、年代物らしい。次は、アロハの【は】
1128句目……夏の曇の【も】■木綿派と絹派のふたり冷豆腐季語……冷豆腐(ひやどうふ)冷奴のこと。妻は絹ごし豆腐、俺は木綿豆腐が好きです。次は、冷豆腐の【ふ…
1127句目……なすび漬の【け】■蹴り上げるサッカーボール夏の曇季語……夏の曇(なつのくも)よく晴れた青空と白い曇。気持ちの良い空へ、蹴り上げるサッカーボー…
1126句目……伯父と叔父の【じ】■自家製が美味いは妄想なすび漬季語……なすび漬「お客さん、うちの茄子漬は旨いよ! うちのカミサンが育てた茄子を、代々受け継…
1125句目……駄菓子売の【り】■緑陰にこそこそしたる伯父と叔父季語……緑陰(りょくいん)夏の緑溢れる木陰で、何やら良く無い相談。次は、伯父と叔父の【じ】
1124句目……青葉風の【ぜ】■ゼラニュームに隠るる引き戸駄菓子売季語……ゼラニューム今は品種改良され、形も色もいろいろありますが、昭和時代は赤色ばかりでし…
1123句目……夏の朝の【さ】■三叉路の出会ひと別れ青葉風季語……青葉風(あおばかぜ)気持ちの良い風が吹く、三叉路。次は、青葉風の【ぜ】