最近、テレビの食レポを見ていると、やたらと「香ばしい」という言葉が乱用されていることに気づく。どの料理にも、どの素材にも、まるで魔法の調味料のように「香ばしい」が振りかけられる。確かにこの言葉には、
ポエム、短編小説、四行詩、俳句、短歌などに興味のある方は、是非投稿の場としても利用してください。
エアコンもテレビ車も壊れたが近ごろ吾も壊れ始めた 幼き日 虫取り喧嘩 凧あげた この丘登れば夕日がまぶい 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
青い空、澄んだ海、ゆったりとした南の島々の暮らしの沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島に自衛隊の基地が作られ、ミサイルが配備され、弾薬庫が作らている、南の島の空には戦雲が覆ってきているという
私がK大学の物理研究室で、タイムマシンの研究を始めてから40年。研究室を開いたときは興味半分でかなりの学生がゼミに参加していたのだが、何年経っても何の成果も得られず、私をはじめとしてこのゼミに参加して
戦雲、センウン、沖縄本島ではイクサグム、八重山の言葉ではイクサフムという。 ~戦雲(いくさくむ)がまた湧き出してくるよ、恐ろしくて、怖くて、夜寝ることもできない、またここが戦場になるんですか~ いま
湯につかり夢中になって風呂談義、湯あたりするも旅の楽しさ いつの間に枯れてしまった曼殊沙華、今年も秋は俊足通過 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが
高校生の純粋無垢は期限切れ古いアルバム悪臭まみれ 火傷(やけど)しそうな真っ赤な夕陽が残滓焦がして山影に沈んでいく 咲く花も萎んで散るのが世の定め穢れたぐらいなんなのさ 作:深田みつ子 下記
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最近、テレビの食レポを見ていると、やたらと「香ばしい」という言葉が乱用されていることに気づく。どの料理にも、どの素材にも、まるで魔法の調味料のように「香ばしい」が振りかけられる。確かにこの言葉には、
しとしとと雨の降る 朝のように 淋しいからひとりぽっちが好き 紅い 紅い夕暮れの 散歩のように 淋しいからひとりぽっちが好き 悲しくも美しくも ないけれど 淋しいからひとりぽっちが好き
ああ 私を変えてくれるひとが欲しい苦悩と絶望の淵を漂う うぶな私を 世界の果てまで 探してみればきっと 誰かがいるに違いない 気難し屋でシャイで無口な私を救ってくれる ひとがいるでしょう 慌てる
白い十字架のもとに ひざまずいたときさやかにも 私の悶えは 消え去ったその純潔さと神聖さに 私は泣いた いきつくところのない生きる術を 知らないこの貪欲な私を祈りは 救ってくれた もう今は 何も言
同期会 仲間と語る人生は シワに刻まれ深まり行く 誰だっけ しばし話して「あぁ」となる同窓会は記憶のパズル 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。ま
――実に、不愉快な新人賞作家、Kという男がいた。 何が不愉快かといえば、才気煥発を気取った態度、皮肉と自信を綯い交ぜたような物言い、そして何より〇〇新人賞を受賞してしまったことだ。嫉妬? それもあ
道化師の涙 私がポタポタと 落ちていくよポタポタと とりとめもなく絶望を招いた 道化が落ちていく 何もかも 全てが落ちてしまった何もかも 全てが終わってしまった私までが 道化と一緒に 堕ちてしまっ
清 流 その逞しい身をくねらせ自然は 踊る 激しい リズムにのせて力強く 踊り狂う この 静寂な谷間にこだまする 自然の旋律は この ひび割れた心の底に染みわたる 野性の叫びは 自己
紫陽花に散るまで咲けと叱咤され 息も絶え絶え五千歩やっと 萎れてる花にも味があると聞き 老婦しゃっきと七変化する 紫が似合いますねと世辞いわれ 化粧直して背筋伸ばして 作:朽木一空 下記バ
ミスタープロ野球・長嶋茂雄の訃報が届いた。ついにこの日がやってきたのだ。これで昭和という時代を照らした大きな灯が、またひとつ消えてしまった。彼が最も輝いていたのは、僕が小学生だった頃だ。わちさんぺい
橋の上 泥臭さが 鼻をつく湿っぽい 橋の上 海から流された潮風が岸辺を伝って 吹いてくる 見下ろすと 黒い河人の心が 染み込んで汚れ濁った 黒い河 静かに ゆっくりと橙色の夕日が射して キラ
青春時代から老年期になるまで創ったポエムの数々、それを今をときめくChatGPTに解説と感想をまとめてもらい、これをシリーズ化することにしました。 たそがれの道 こもれ陽が赤い 林の小路一人行
50年ぶりの新宿ゴールデン街、<なつかしいなあ、酒は医者から止められているけど、どうせいつかはあの世に行くんだ、冥途の土産だ!>と、狭いスナックのカウンターの端に座って、半ばやけっぱちな気持ちでのんで
川端さゆりは専業主婦で、夫の雄二との間には子どもはいなかった。だから、雄二が福岡に転勤になったとき、普通なら一緒に福岡について行くのが当然であろう。しかし、さゆりは実家の両親の体調がよくないことを理
朱色に染まった雲が昭和のわっぱにいたずら書きされたように茜色が乱れ、すぐにも夕闇の中に消え入りそうにしていた。懐かしい空色に誘われて、昭和の扉をこじあけてセピア色の町へふ~らふらと歩き出した。角の煙
私が彼と文通を始めたのは、高校3年の春だった。ある雑誌の「友だちをつくろう」コーナーで、彼が文通相手を探していたのを見つけたのがきっかけである。 何気ない気持ちで送った一通の手紙。それがきっかけで、
私の大好きな書の詩人相田みつお様も俗諺ひねりに参戦しました。相田みつおの雅号は意味深な貪不安(ドンフアン)です。ドンファンとは女たらし色事師、美男の好色漢のことですから、貪不安とは、もうすでに、俗諺
僕は四国の高松に住んでいる。どうしても料理人になりたくて、長年その夢を胸に抱き続けていた。だから、高校を卒業すると同時に、叔父の知り合いが経営する東京・神田の寿司屋で修行を始めた。僕の夢はただ一つ、
「おや、今日もお散歩ですか?いいご身分ですね、暇つぶしが趣味なんて、他にやることないんですか?」 散歩するなんてのは暇人のやることなんですね。仕事もせずに、家のこともせずに、ぶらぶらと歩くだけの荒唐無
僕が美奈子と交際するきっかけとなったのは、高校二年の夏休みだった。関川が僕の名前で美奈子にいたずらのラブレターを送ったからだ。最初はまさか本物だとは思わなかったが、美奈子から返事が届いた。その返事に
スクリーンに緑の茶畑 風流る遠く聞こえる茶を注ぐ音 お茶入れる母の所作に見惚れおり愛があふれる父のまなざし 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
危険!熊出現! びくびくしないで、仲良く暮らせばいいんじゃないの、熊は恐ろしいって? それ逆だわ、熊が恐れてるのは人間なのよ、 ~気を着けな、人間ほど恐ろしい者はない、何もしてなくても、見つかった
雨傘が日傘を兼ねる天気雨、濡れた心も雨宿りかな 腰痛で這って起きてはみたものの心が腐る月曜の朝 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブ
灼熱の太陽を木々の葉がさえぎって、木漏れ日がゆらゆら揺れている。山里の散歩道は自然のエアコンで涼しいのだ。 虫たちにとっても居心地がいいのだろう、いろんな虫が我が物顔で動き回っている。 昆虫たち、
やっと数日前に梅雨入リ宣言があったところが翌日から連日カン力ン照りの毎日だええいいっそ梅雨明け宣言してしまえ 梅雨といえばまちがいなく紫陽花の季節だ我が家の小さな庭先にも、毎年薄紫色の花が沢山咲くだ
げじげじの 足の運びに 驚きて ゴキブリの素早さうらやむ 夏の夜 カメムシが 網戸をのぞく 熱帯夜 窓の外 じっと見つめる ヤモリかな 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブロ
あれから10年 年を重ねるほど 時の流れが速くなる これから10年 果たして生きているのやら 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事
かあちゃんが おふくろになり母になり 会えぬ間に婆さんになり 病室で心の内はしまったまま どうでもいいこと話して帰る 寄り添いて手をつないだら照れた母 薄暗かった病院の廊下 作:朽木一空 写真
初節句モデルデビューの赤ちゃんに鈴振り奮闘カメラ片手に 穏やかな空気をまとい話おりアーウーだけのママとの会話 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
もう20年前になってしまいましたが、銀座テアトルシネマという映画館で『サウンド・オブ・ミュージック』を観たときの感想を記してみましょう。本作が製作されたのは1965年なので、20年前でもかなり古い映画だった
悪たれを 水に流して かあさんが ことことつくる夕餉の匂い ねじくれた僕にシャツ着せ頭撫ぜ 元気だしなと背中押す母 振り向けば 縮んだ母が 手を振りて またおいでねと 紫蘭の花も 作:朽木一空
ミスタープロ野球こと長嶋茂雄氏が、現役引退セレモニーで語った名台詞「わが巨人軍は永久に不滅です」ではないが、どこの家庭にもある家事も永久に不滅の存在である。そう何度やっても終わりがなくキリがない。だ
古希などは 若造だねと 春の庭 挨拶を 交わす年寄り 里の春 バス去りて 長き一時 春霞 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が
天橋立またのぞきのようにしゃがんでまたの隙間から後ろの風景を見たのだが 天井から電柱がぶら下がっている逆さまに人が歩いている車も逆さまに走っている鳥が地面を飛んでいる ぼくは逆さまの世界にいるだか
「菱友リハウスの三井と申します。鈴木様、素敵なお庭でいい眺めでございますね、このご自宅を売却して、駅近のマンションに買い替えたいというご要望でございますね。」 「そうなんです、都会の30分の1の値段
春覗く 飛行機雲の 彼方より ありがとう そっと囁く ハナミズキ 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是
空蝉を 転がしてみる 手の平で 軽くなったと 母おぶった夏 唖蝉(おしぜみ)が 縋っているよ 老木の枝 蝉噪(せんそう)に嫉妬 夏別れ 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのラン
紫色の花びらが風に揺れる悲しみと淋しさに染まりながら今日もまた青空に背を向けてぼっちでひっそりと立ちつくす 枝に揺れる花びらは儚くともその美しさは潔く澄んでいるだが誰も理解してはくれない濡れた心の叫
今日できなくても 明日はできるさ昨日できても 今日できぬ老体がある ぐずぐず悩んでた 神田の喫茶店古希が過ぎれば 悩みも店もなし 春が来て桜の老木(おいき)見上げれば首を吊ろうとした枝にも花が咲き
国枝は学生時代に囲碁部に入部し、何度か囲碁大会に出場したことがあったが、ほとんど補欠での出場であり、いつまで経っても万年四段のままで凍り付いていた。だから就職と同時に囲碁の世界からは、きっぱり足を洗