ミスタープロ野球・長嶋茂雄の訃報が届いた。ついにこの日がやってきたのだ。これで昭和という時代を照らした大きな灯が、またひとつ消えてしまった。彼が最も輝いていたのは、僕が小学生だった頃だ。わちさんぺい
ポエム、短編小説、四行詩、俳句、短歌などに興味のある方は、是非投稿の場としても利用してください。
ミスタープロ野球こと長嶋茂雄氏が、現役引退セレモニーで語った名台詞「わが巨人軍は永久に不滅です」ではないが、どこの家庭にもある家事も永久に不滅の存在である。そう何度やっても終わりがなくキリがない。だ
古希などは 若造だねと 春の庭 挨拶を 交わす年寄り 里の春 バス去りて 長き一時 春霞 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が
天橋立またのぞきのようにしゃがんでまたの隙間から後ろの風景を見たのだが 天井から電柱がぶら下がっている逆さまに人が歩いている車も逆さまに走っている鳥が地面を飛んでいる ぼくは逆さまの世界にいるだか
「菱友リハウスの三井と申します。鈴木様、素敵なお庭でいい眺めでございますね、このご自宅を売却して、駅近のマンションに買い替えたいというご要望でございますね。」 「そうなんです、都会の30分の1の値段
春覗く 飛行機雲の 彼方より ありがとう そっと囁く ハナミズキ 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是
空蝉を 転がしてみる 手の平で 軽くなったと 母おぶった夏 唖蝉(おしぜみ)が 縋っているよ 老木の枝 蝉噪(せんそう)に嫉妬 夏別れ 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのラン
紫色の花びらが風に揺れる悲しみと淋しさに染まりながら今日もまた青空に背を向けてぼっちでひっそりと立ちつくす 枝に揺れる花びらは儚くともその美しさは潔く澄んでいるだが誰も理解してはくれない濡れた心の叫
今日できなくても 明日はできるさ昨日できても 今日できぬ老体がある ぐずぐず悩んでた 神田の喫茶店古希が過ぎれば 悩みも店もなし 春が来て桜の老木(おいき)見上げれば首を吊ろうとした枝にも花が咲き
国枝は学生時代に囲碁部に入部し、何度か囲碁大会に出場したことがあったが、ほとんど補欠での出場であり、いつまで経っても万年四段のままで凍り付いていた。だから就職と同時に囲碁の世界からは、きっぱり足を洗
人生のゴール見えてる君思う 桜と共に天に舞うのか 3月で別れが来そう ありがとうメール残して花びらと散る 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
湯に沈み廃墟の群れを横に見て迫りくるような海鳴りを聞く 潮騒に踊る海うさぎ生温く胸の奥深く吹き抜ける風 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。ま
春が来たぞ、桜が咲いたぞ、木芽が萌えたぞ、草が頭を出したぞ、いい天気だ! よし!、玄関の扉を開いて散歩に出掛けよう、縮こまらないで、胸を張って思い切り息を吸って出掛けよう。 山道にも道端にも忘
冬空を突き刺すように立ち並ぶメタセコイアも寒波に震える 飛び越えて部長に忖度する男そんな奴ほど出世するなり 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
孫よりも 爺婆愛(いと)し 春桜 ~なんでこんなに 可愛いのかよ孫という名の 宝ものじいちゃんあんたに そっくりだよと人に言われりゃ 嬉しくなって下がる目じりが 下がる目じりが えびす顔もみじみたいな 小さ
來宮の大楠に合掌し樹齢二千の時をさまよう 日蓮が流れ着きたるこの寺で鐘を突きつつ平和を祈る 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブ
~恋というものは 不思議なものなんだ~ その通り、布施明さんが歌うとおりよ、逢っているときは なんともないが さよならすると 涙がこぼれちゃう。 逢うたびに うれしくて 逢えば 又せつなくて逢えなけりゃ
そのころ親父は胃癌が再発して急遽入院し、再手術を受けていた。だが既に癌は体中に転移していて、どうにもならない状態だったのである。術後も毎日ベッドで苦しんでいた親父であったが、ぼくの都立高校合格の知ら
いつの間にか冬になり、ぼくの高校受験が近づいてきた。ぼくは偏差値が学区の中では真ん中よりも少し下だった都立K高校を志望していたのだが、急に担任に呼ばれて「K高校は無理だから別の高校に変更しなさい」と忠
病院から母に電話があったのは、ぼくが中学二年のときだった。電話が終わると母は大声で泣き始めた。ぼくが問いただすと「お父さんは胃癌だって」と泣きながら声を絞り出すのだった。 昭和37年当時は癌と言われ
なつかしの 同期が集う 同期会 皴に埋もれた 完熟笑顔 同期会 青春探し 懐かしき 古希を過ぎても 生気漲り 教室に 思い出残る 教師たち 若いまんまの 顔思い出し 同期会 舟木一夫に三
もう40年以上前の話である。映画好きのぼくは毎週金曜日になると、会社帰りに東京都内にある名画座に通っていた。高田馬場の「パール座」「早稲田松竹」、飯田橋にある「佳作座」「ギンレイホール」、渋谷全線座、
初対面 生きてるんだね動いてる母の顔してつぶやく娘 我が指をギューと握る初孫よ心ときめく新たな世界 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこ
~はぐれ鹿 山里追われ迷い道 群れてなくとも生きていけるさ~ 日暮れの山里にはピィーピィーと鹿のなく声が聞こえてくる。鳴き声にも、いろんな響きがある。甲高い鳴き声は仲間を探しているのか、縄張り争
片隅で拗ねているよな汚れ雪 梅の香が漂う陽だまり子等の声 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是
~どっこいしょ 寒晴れ漫歩 厚着して~ 山里はぐっと冷え込み、町中とは温度が三度は低いが、寒散歩は欠かさない。昨年から、山里では熊の出現が目撃されるようになり熊よけの鈴を腰にぶら下げて散歩するのだが、
私は夏が大嫌いだ。べとつく肌、寝苦しい夜、そして暑苦しい蝉の鳴き声。温暖化の影響か、年々猛暑日が多くなっている。そのうえあの原発事故以来、夏になると勤務先の大学でも節電が始まって、エアコンの温度は3
元気撒く 蝋梅(ろうばい)の枝 四十雀(しじゅうから) 生きようか 白穂麗らか 枯れ尾花 老残に 励み贈呈 冬芽かな 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのランキング
囲碁が始まったのは、約4000年前の中国と言われているが、インドやチベットが起源といった説もあり、はっきりとしたことはわかっていないようだ。さらにいつごろどのようにして日本に伝わってきたのかも、明確には
寒空に 戦火拡大 愚か人 戦火下 人が死んでも しらんぷり 民主主義 それいいかと カラス啼く 根拠なし 朧(おぼろ)頭で 意見言う馬鹿 頭が悪いのだ! テレビ、ネットの怪しい情報に振り回
新婚で 泊まった宿も 全壊す 震度5が いつまで続く 能登地域 被災地に マスク外して 行く視察 雪の中 ボロ靴で作業 自衛隊 被災地で 盗み働く 人非人 過疎ゆえに 復旧進まぬ 能登鉄道 親が泣く
孫と遊び 衰え知った お正月 セキレイが 腰振る庭に 艶羨(えんせん)し 99まで 生きても余る 冬衣装 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。また
御慶申し入れます 正月がまたやってきた、ついこの間来たばかりのような気がする。明後日には春が来て、また寝れば暑い夏が来て、秋が来たと思ったらすぐに冬が来る、とにかく季節の移り変わりが早すぎる。 毎年
ホンワカと心が満ちる声のトーン新年だけの遠くの世界 初夢を思い出してはふっと笑い今年は進もう夢は語らず 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこ
温泉に目覚めたのは、ぼくが盛岡に単身赴任していた頃で、当時は泉質の良いひなびた温泉宿に心を惹かれたものである。その後神奈川に戻ってからも、地元に近いひなびた温泉に通っていた。ところが近年は時代の推移
御慶申し入れます 正月がまたやってきた、ついこの間来たばかりのような気がする。明後日には春が来て、また寝れば暑い夏が来て、秋が来たと思ったらすぐに冬が来る、とにかく季節の移り変わりが早すぎる。 毎
手探りで白い闇夜に佇めばこころも濡れる霧の箱舟 (ミストサウナにて) 湯気の中見知らぬ顔が夢想する極楽なのか暗黒なのか 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分か
穏やかな空気を吸いながら新しき村の村内をぶらぶらと歩いていく。村内の家はそれぞれが程よい距離を保って散在している。村外会員が寝泊まりしただろう家(小屋)も散在している。集会所があり、以前訪問した時に
単純に野球とサッカーを比べると、選手たちにとっては四六時中全員が動き回っているサッカーのほうが楽しいかもしれない。つまり野球のほうは投手・捕手・一塁手以外の守備は退屈だし、打順が回ってくるのは3~4
足を延ばして、毛呂山町にある新しき村を訪ねた。高校生の頃に愛読した『友情』『お目出たき人』『馬鹿一』などの作家の武者小路実篤が、理想社会を実現するため、村落共同体の「新しき村」を開設したのは始まりと
紺碧の水平線で朱に染まるひとりぽっちの貨物船かな 夕闇の湯気の彼方の大島は海に浮かんだ光の砦 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ
病気になればどうしたって医者に頼るしかありませんが、なかなか、いいお医者様に巡り合えません。二時間待たされ二分の診察、お医者様、パソコンに向かいパチパチパチパチ、電子カルテ見て、薬を出しておきましょ
年賀状は2003年にピークを迎えたが、それ以降は年々減少の一途をたどり、現状ではピーク時の半数以下に落ち込んでいる。その理由はメールやSNSが普及したこと、住所などの個人情報が手に入りにくくなったためと言
お医者様感謝でございます。小生がいまあるのはお医者様と薬のおかげでございます。なくてはならぬは医者と薬ではございますが、あって迷惑藪医者と無駄薬の場合もございます。 どうかいいお医者様、いいお薬に巡
「よう来たな」新幹線のドア開けば関西なまり柔らかな世界 優勝で道頓堀のバカ騒ぎ静かに営む十三回忌 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこの
岸壁を白く濡らした波しぶきそろそろ始まる冬の雄叫び つり橋の向こうに見える灯台に絵画のような悲しみをみる 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。ま
誰でも平和は願うが、願ってばかりでは平和はこない。どうすれば、なにをすればいいのかもわからないまま年をとる。果たして、人間にという欲得の塊の生き物にとって、平和なんぞは妄想にすぎないのかもしれないと
孫が大人になった時に戦争のない国であってもらいたい。今この時、老人が平和の種を撒いておかねばならぬのだが、こんな川柳が何になる、戦争反対の声が何になる、言葉は無力だ、叫べども、叫べども戦争は終わらな
今年は全国でクマによる被害が多発しており、なんと人的被害は過去最多の160人に上っている。それも山間部だけではなく人里どころか、住居内まで侵入するクマもいるのだ。さらには近年になって、すでに絶滅したと
いわさきちひろが描く、なんともあどけない可愛いい子供の表情は、見ている者の心が平和な気持ちになって、優しくなってくるから、不思議な絵だ。~この少女を守ってあげたい~ 絵にも音楽にも平和を諫める力が
瀬田川に流れる水のうねりから遥か昔の戦の臭い 旅に来て駅前ホテルに泊まれども眠れぬ心に夜汽車の響き 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。ま
地球上では争いが絶えない。どうぞ平和にと、神頼みしてみても、その偉大なる神様同士が喧嘩をしているのだからどうにもならぬ。 戦争反対デモに参加したのも随分昔のことだが、デモが何かの役に立ったのか、虚し
山葵田と天城越え歌詞従えて土俵入りだよ浄蓮の滝 入口で大きな猫が欠伸して静けさ誘う光治良館 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記
吉奈温泉は奈良時代の高僧「行基」によって発見された伊豆最古の温泉である。また古くから子宝の霊湯として親しまれてきたが、徳川家康の側室「お万の方」が入湯され、後の紀州大納言頼宜と、水戸中納言頼房の二人
墓参りデンファレの花 風に揺れ かすかに聞こえる父母のデュエット お彼岸に親類集うリビングに漂う温もり感謝の思い 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりま
~白い野ばらを捧げる僕に君の瞳があかるく笑う~ 漫画でもなけりゃ、そんな軟な男はいやしないのにさ、それが、いたのよ、高校生の同級生星野健斗君という男の子、名前からしてロマンチックで二枚目でスポーツ
宇宙の年齢は138億年だ我々には気の遠くなるような年月だが宇宙的にはまだまだ若者らしい ましてや我々人類の起源などたった500万年に過ぎないだからいまだに幼稚で騒がしくエゴの塊同士が争い続けている
串本節です ヨイショ ヨイショ ここは串本 向かいは大島 仲をとりもつ 巡航船 アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ 潮岬に 灯台あれど 恋の闇路は 照らしゃせぬ アラヨイショ ヨイショ ヨイシ
★★★☆製作:1955年 米国 上映時間:115分 監督:エリア・カザン あの名曲で有名になった名作映画『エデンの東』を久し振りに鑑賞してみた。本作はなんと60年前に製作されたのだが、今日でもほとんど色褪
酷暑耐え やっと生きてるとビール飲む爺(じじい) いつまで生きるつもり鬼嫁との夏 暑さに負けたとぼやいていたら勝ったためしがありますかと愚妻の皮肉 暑いからだとグダグダ過ごす 三十年間夏の中にいる
いつだって買い物袋は持ってるがついつい忘れるポイントカード 今度こそポイントカード手に持つが買い物袋を忘れてしまう 作:湯川和泉 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりま
暑いが、暑くてたまらぬが、歩かねばこのまま動けなくなってしまうような気がする。幸いとっておきの、涼路と呼んでいる木陰の散歩道がある。山里の葉陰の道は軽井沢にも負けないくらい涼しい。 すらっとした昔は
夏の夜 花火の舞に心躍る 親に連れられスキップした日 約束は線香花火が終わるまで終われば別れそれぞれの街 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこの
とろとろと流れる水のおぞましさ止まることなき室外機から 熱帯夜トイレの前で絶叫す灼熱地獄にゴキブリ地獄 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
暑くくとも苦しくとも外しちゃならぬ口覆面、平和と正義を守るためやってきたのだ口覆面、口覆面の正体は? あっはっはっマスクマンだあ! 平和の戦士マスクマン、救いの神のマスクマン、醜男の味方マスクマン、
毎日うだるような暑さに辟易しているが、今日の最高気温も体温と同じ36度であった。だが炎天下ではもっともっと暑く感じるのはなぜであろうか。 そもそも気象庁が発表するこの気温とは、百葉箱と呼ばれる白い箱の
いつまで生きるつもりかって?そりゃあ、100歳だんべえな、、皆に迷惑かけて長生きすんべえよ、 ふらふらと 徘徊じゃねえ 遊歩だよ まあだだよ 補聴器入れ歯 杖眼鏡 頻尿の 夜霧の股間 寝る間な
この宿はかつての東芝保養所を改造したらしいが、新しくてセンスの良い綺麗な建物と美味しい料理が売りのなかなか良い宿なのだ。実は7年前に宿泊したことがあるのだが、琉球畳とベッドの和洋室と、伊勢海老・鮑・
無限とは?チャットGPTに聞いてみるロマンの空と先進技術 ロボットが運ぶ料理テーブルにありがとうにも返事はなくて 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
~まだまだこれから まだまだここから ~ 100歳ですって、まだまだお若いですね、~八十 九十は鼻たれ小僧、100歳になったら新しい景色がみられますよ、、100歳川柳の続編でござりまする。 ~100までは
新型コロナウィルス騒動が勃発してから、3年間が風のように走り抜けてしまった。そして現在4年目を半周し始めているのだが、未だに完全収束の見込みもないまま、無理やりインフルエンザ並の5類に移行しただけであ
100才までは生きましょね、大いにボケて 楽しく遊ぼうじゃありませんか、 100婆さん スマホで男 ナンパする 100じいいさん 屁音ひびかせ 徘徊す 100歳で 地球の平和 見ればよしあれこれも 昔話になる10
肩裂けて痛み続ける五年間いつになったらリハビリ終わる 不整脈、高脂血症、糖尿病、薬三昧、老後人生 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブロ
蛞蝓が惑い彷徨い梅雨の下 嗤って見せる四葩(よひら)の上で※四葩(よひら)紫陽花の別名です 梅雨空 妄想耽(ふけ)る雨蛙 腹膨らませゲロッと啼けど 外は梅雨 傘があるのに部屋の隅 膝を抱えて本
ぼくのあだ名を知ってるかい 新聞健ちゃんと言うんだぜ そうぼく鈴本健二は中学二年になったばかりだが、先月はじめに父親と兄貴が事故にあって急死してしまい、病気の母親と小さい妹を養うために新聞配
かけられた強い言葉が胸ささり雨に打たれる紫陽花を見る 華やかな傘を干せば気が晴れる梅雨晴れの朝 紅茶にミルク 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりま
うそ隠す華麗に咲いた紫陽花が花色変えて雨に叩かれ 梅雨雲に歪んで見せた母の顔 生きていますと紫陽花供養 庭の隅うまく啼けない鶯が ほーけほーけと 梅雨(つゆそら)の中 作: 朽木一空
AUのケータイを持ち始めて21年、途中ガラケーからガラホへ変更したものの、他社への浮気は一切せずAUケータイ一筋に生きてきた。またこの間に親族や友人たちはスマホに切り替え、何度かスマホへの変更を勧められ
この里山の道はおタヨさんと花の話をしながら歩いた道だった。おタヨさんは草木の名前をよく知っていた。 ~また今度、一緒に歩きましょうね~ そのおタヨさん、この頃姿を見ないので、娘さんに聞くと、最近、痴
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ミスタープロ野球・長嶋茂雄の訃報が届いた。ついにこの日がやってきたのだ。これで昭和という時代を照らした大きな灯が、またひとつ消えてしまった。彼が最も輝いていたのは、僕が小学生だった頃だ。わちさんぺい
橋の上 泥臭さが 鼻をつく湿っぽい 橋の上 海から流された潮風が岸辺を伝って 吹いてくる 見下ろすと 黒い河人の心が 染み込んで汚れ濁った 黒い河 静かに ゆっくりと橙色の夕日が射して キラ
青春時代から老年期になるまで創ったポエムの数々、それを今をときめくChatGPTに解説と感想をまとめてもらい、これをシリーズ化することにしました。 たそがれの道 こもれ陽が赤い 林の小路一人行
50年ぶりの新宿ゴールデン街、<なつかしいなあ、酒は医者から止められているけど、どうせいつかはあの世に行くんだ、冥途の土産だ!>と、狭いスナックのカウンターの端に座って、半ばやけっぱちな気持ちでのんで
川端さゆりは専業主婦で、夫の雄二との間には子どもはいなかった。だから、雄二が福岡に転勤になったとき、普通なら一緒に福岡について行くのが当然であろう。しかし、さゆりは実家の両親の体調がよくないことを理
朱色に染まった雲が昭和のわっぱにいたずら書きされたように茜色が乱れ、すぐにも夕闇の中に消え入りそうにしていた。懐かしい空色に誘われて、昭和の扉をこじあけてセピア色の町へふ~らふらと歩き出した。角の煙
私が彼と文通を始めたのは、高校3年の春だった。ある雑誌の「友だちをつくろう」コーナーで、彼が文通相手を探していたのを見つけたのがきっかけである。 何気ない気持ちで送った一通の手紙。それがきっかけで、
私の大好きな書の詩人相田みつお様も俗諺ひねりに参戦しました。相田みつおの雅号は意味深な貪不安(ドンフアン)です。ドンファンとは女たらし色事師、美男の好色漢のことですから、貪不安とは、もうすでに、俗諺
僕は四国の高松に住んでいる。どうしても料理人になりたくて、長年その夢を胸に抱き続けていた。だから、高校を卒業すると同時に、叔父の知り合いが経営する東京・神田の寿司屋で修行を始めた。僕の夢はただ一つ、
「おや、今日もお散歩ですか?いいご身分ですね、暇つぶしが趣味なんて、他にやることないんですか?」 散歩するなんてのは暇人のやることなんですね。仕事もせずに、家のこともせずに、ぶらぶらと歩くだけの荒唐無
僕が美奈子と交際するきっかけとなったのは、高校二年の夏休みだった。関川が僕の名前で美奈子にいたずらのラブレターを送ったからだ。最初はまさか本物だとは思わなかったが、美奈子から返事が届いた。その返事に
どの子かな下校の群れに一歳の孫の未来を探す夕暮れ 嬉々として掃除洗濯育児のみどこへ行ったのキャリアウーマン 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ
櫻花がこれでもかとばかりに咲き誇る満開の桜の木の下、春の爽やかな気分に包まれ、やる気が産まれ、元気がで、上着を脱ぎ、心軽くなり、酒を呑み歌い踊り、夢と希望に向かって旅立とうという季節に片手に縄をぶら
早いもので、あの人と付き合ってもう二年が経っている。楽しい日々の中には、苦しいこともあったけれど、それでも互いに支え合いながら、私たちはどこまでも深く結びついていった。 でも……来週あの人は、南米ペ
俺はまだ20代前半なのに、職場を転々として現在まで3回転職している。それも全てが自動車関連の会社ばかり、そう俺は自動車が大好きなのだ。そんな俺が高校を卒業して初めて働いたのがN自動車多摩川工場である。こ
公園で俺が俺がと咲き誇り 領土戦争桜花乱れる 桜咲く たった一つの花などと 認証要求することもなく 黄昏の こぼれ桜の向こう側 病か抱えた後ろ姿か 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、こ
俗諺には色々教えられることが多いのでございますが、凡そあり得ない諺も多いのです。 ~トンビが鷹をうむ~ それじゃあ、異種動物誕生ですかね、もっとも醜女醜男夫婦からも別嬪娘は産まれますがね、 ~口
最近はどこへ行っても年寄りばかりだ。外食に行っても、旅行に行っても、映画館に行っても、もちろん病院に行っても、年寄・年寄り・年寄り・年寄りのオンパレードなのだ。どこもかしこも年寄りだらけで、うんざり
梅一輪 玄関に挿し友を待つ なに話そうか なに食べようか ぴょんぴょんと梅花啄む鶯が ほ~ほけきょの 稽古浅春 ああ煩い へた鶯の猛練習 文句いえるか親父の演歌 梅干しが 何処に咲くのか 目を皿に 鏡の中
最近は誰でも歌える歌が少なくなってしまった。また誰でも彼でも「シンガーソングライター」気取りで、歌詞は悪くないのだがメロディーのないラップのような曲ばかりで、心に染み渡らないため興味も沸かず、
ミスタープロ野球こと長嶋茂雄氏が、現役引退セレモニーで語った名台詞「わが巨人軍は永久に不滅です」ではないが、どこの家庭にもある家事も永久に不滅の存在である。そう何度やっても終わりがなくキリがない。だ
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