国枝は学生時代に囲碁部に入部し、何度か囲碁大会に出場したことがあったが、ほとんど補欠での出場であり、いつまで経っても万年四段のままで凍り付いていた。だから就職と同時に囲碁の世界からは、きっぱり足を洗
ポエム、短編小説、四行詩、俳句、短歌などに興味のある方は、是非投稿の場としても利用してください。
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国枝は学生時代に囲碁部に入部し、何度か囲碁大会に出場したことがあったが、ほとんど補欠での出場であり、いつまで経っても万年四段のままで凍り付いていた。だから就職と同時に囲碁の世界からは、きっぱり足を洗
人生のゴール見えてる君思う 桜と共に天に舞うのか 3月で別れが来そう ありがとうメール残して花びらと散る 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
湯に沈み廃墟の群れを横に見て迫りくるような海鳴りを聞く 潮騒に踊る海うさぎ生温く胸の奥深く吹き抜ける風 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。ま
春が来たぞ、桜が咲いたぞ、木芽が萌えたぞ、草が頭を出したぞ、いい天気だ! よし!、玄関の扉を開いて散歩に出掛けよう、縮こまらないで、胸を張って思い切り息を吸って出掛けよう。 山道にも道端にも忘
冬空を突き刺すように立ち並ぶメタセコイアも寒波に震える 飛び越えて部長に忖度する男そんな奴ほど出世するなり 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。
孫よりも 爺婆愛(いと)し 春桜 ~なんでこんなに 可愛いのかよ孫という名の 宝ものじいちゃんあんたに そっくりだよと人に言われりゃ 嬉しくなって下がる目じりが 下がる目じりが えびす顔もみじみたいな 小さ
來宮の大楠に合掌し樹齢二千の時をさまよう 日蓮が流れ着きたるこの寺で鐘を突きつつ平和を祈る 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブ
~恋というものは 不思議なものなんだ~ その通り、布施明さんが歌うとおりよ、逢っているときは なんともないが さよならすると 涙がこぼれちゃう。 逢うたびに うれしくて 逢えば 又せつなくて逢えなけりゃ
そのころ親父は胃癌が再発して急遽入院し、再手術を受けていた。だが既に癌は体中に転移していて、どうにもならない状態だったのである。術後も毎日ベッドで苦しんでいた親父であったが、ぼくの都立高校合格の知ら
いつの間にか冬になり、ぼくの高校受験が近づいてきた。ぼくは偏差値が学区の中では真ん中よりも少し下だった都立K高校を志望していたのだが、急に担任に呼ばれて「K高校は無理だから別の高校に変更しなさい」と忠
病院から母に電話があったのは、ぼくが中学二年のときだった。電話が終わると母は大声で泣き始めた。ぼくが問いただすと「お父さんは胃癌だって」と泣きながら声を絞り出すのだった。 昭和37年当時は癌と言われ
なつかしの 同期が集う 同期会 皴に埋もれた 完熟笑顔 同期会 青春探し 懐かしき 古希を過ぎても 生気漲り 教室に 思い出残る 教師たち 若いまんまの 顔思い出し 同期会 舟木一夫に三
もう40年以上前の話である。映画好きのぼくは毎週金曜日になると、会社帰りに東京都内にある名画座に通っていた。高田馬場の「パール座」「早稲田松竹」、飯田橋にある「佳作座」「ギンレイホール」、渋谷全線座、
初対面 生きてるんだね動いてる母の顔してつぶやく娘 我が指をギューと握る初孫よ心ときめく新たな世界 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこ
~はぐれ鹿 山里追われ迷い道 群れてなくとも生きていけるさ~ 日暮れの山里にはピィーピィーと鹿のなく声が聞こえてくる。鳴き声にも、いろんな響きがある。甲高い鳴き声は仲間を探しているのか、縄張り争
片隅で拗ねているよな汚れ雪 梅の香が漂う陽だまり子等の声 作:五林寺隆 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是
~どっこいしょ 寒晴れ漫歩 厚着して~ 山里はぐっと冷え込み、町中とは温度が三度は低いが、寒散歩は欠かさない。昨年から、山里では熊の出現が目撃されるようになり熊よけの鈴を腰にぶら下げて散歩するのだが、
私は夏が大嫌いだ。べとつく肌、寝苦しい夜、そして暑苦しい蝉の鳴き声。温暖化の影響か、年々猛暑日が多くなっている。そのうえあの原発事故以来、夏になると勤務先の大学でも節電が始まって、エアコンの温度は3
元気撒く 蝋梅(ろうばい)の枝 四十雀(しじゅうから) 生きようか 白穂麗らか 枯れ尾花 老残に 励み贈呈 冬芽かな 作:朽木一空 下記バナーをクリックすると、このブログのランキング
囲碁が始まったのは、約4000年前の中国と言われているが、インドやチベットが起源といった説もあり、はっきりとしたことはわかっていないようだ。さらにいつごろどのようにして日本に伝わってきたのかも、明確には
和菓子店『石黒』に就職してはや1年、毎日朝6時に起床して、夜6時まで12時間ぶっ通しで働きづくめで、休みは隔週月曜日だけというハードスケジュールで給料はたった2千円という嘘のような薄給であった。ただ1年
ぼくの家は庄内平野で米を作っている農家だ。でもぼくは次男坊で農家を継ぐのは兄貴と決まっている。だから中学を卒業して1年間は農作業を手伝っていたのだけど、作業が辛い割には小遣い程度の駄賃しか貰えないし
空に舞う桜の花びらあやうくて亡き友達に想いを馳せる コロナ明け久方ぶりに会う仲間抱きしめてたいひとくくりにして 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ
すっかり春に包まれて歩いている、木々には浅緑の若葉が目を出し、白、赤、黄色の草花の花が路傍を飾っている。 花は咲くものだと人は云うが、咲かぬ花もある、咲こうとしない花もある、隠れて咲く花もある、目
伊豆河津にある七湯のひとつである峰温泉は、奈良時代に霊泉が湧き、多くの僧や武者たちが湯浴みしたという伝説の温泉です。ただいつしか荒廃してしまい伝説だけが独り歩きしていたと言います。 しかしながら大正
ばあさんが会話するのはクリニック 日も出かける ハンサム医者へ じいさまがパンツ履き替えお出掛けは 内科じゃないよ耳鼻咽喉科 春日和 尿漏れパンツ干す爺 人目隠せど 花びらが舞う 桜咲き 着ぶくれ爺
ひっそりと甲斐に佇む善光寺 五年の時がいつか流れし 曇天に囀る声の忙しさ今日の旅路は虚ろなりけり 三日後に宿(ここ)で争う名人戦 名人たちもこの湯浴びるか 作:五林寺隆 下記バナーをクリックす
咲けぬ花もあるというのに、これみよがしにこれでもかと両手を広げ派手に咲き狂い、誰もがみんな桜の花を美しいとでも思っているのでしょうか、あたし綺麗でしょと自惚れている。強者の威張り腐った花、虚栄心の塊
中学三年になるとき、ぼくはこの町に引っ越してきた。ぼくの父は大手都市銀行に勤務する銀行員で、同じ支店には3年以上継続勤務できないため、3年ごとに転勤している。通勤可能な支店への転勤なら、父だけの問題
梅の花 見上げる頬を過ぎていく春をくるんだ北風やさし 沐浴を窓から見てた梅の木を大きくなった娘が見上げる 作:成風 下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこ
私が関川さんと初めて逢ったのは3年前になります。当時私は18歳になったばかりで、伊豆大島で観光あんこをしていた母に連れられ、見習いあんことして観光旅館巡りをしていました。その旅館で関川さんに初めて逢
春隣ですよ、ぎしっ、ぎしっ、身体の節々が痛んで悲鳴を上げている。正直な春なのに年を重ねるごとに遅くやってくる気がする。体のあちこちが故障し、修理してもなかなか元に戻らず、少しづつ壊れてやがて歯車は止ま
船は早朝に伊豆大島に着いたが、余りにも早過ぎる時間帯なので、とりあえず波浮港の近くにある古びた旅館で仮眠することになった。だが一度寒空の下に出てしまったので、眠気は吹っ飛んでいた。狭い部屋の中で大声
ぼくは高校三年生。友達たちはみんな大学へ進学するけど、ぼくだけは高卒で社会人になる。でも全く悲観なんかしていないんだ。そもそも勉強は嫌いだし、高校入学直前に父が亡くなってしまったので大学に行く余裕
LGBT男らしさ 女らしさ 男のくせに 女のくせにそんな言葉は死語になる、男でありながら女のようで女でありながら男のようでわたしゃどこへ行けばいい、男が女になって、女が男になって、、おおおい!どこへ行く
ぼくはなぜか浅草が好きなんです。そして時々会社帰りに浅草に寄り道しているのです。ことに繁華街の浅草六区に惹かれていました。ここには映画館、演芸場、ストリップ劇場、そして飲み屋などがひしめいています。
都都逸倶楽部『濁流』 その二十 アラカンこと、嵐寛寿郎の鞍馬天狗をご存じあろうか、黒い頭巾に黒羽織、鞍馬天狗のおじさんが、神出鬼没に現れて悪を懲らしめる。憧れのヒーローだった。あの頃僕らは、林へ入り
軒下のかごの鳥を知っているかい かごの鳥はいつも淋しそうなんですかごの鳥はいつも空ばかり見ているんです果てしない夢と果てしない希望を果てしない大空に託しているんです 空には無数の仲間たちが悠々と羽ばたい
~目立たずに 草藪の中 競わずに あるがままいて あるがままいて~山羊の歌 坂道を下る散歩道には、必ず立ち寄る場所がある。散歩道から見える小屋に住んでいる山羊のところだ。啄木という名前の山羊であ
去年父が急死したため、ぼくは大学には行かず高校卒業後に、叔父の経営する貿易商社で働いている。ぼくの仕事は輸入手続きに必要なインボイスやパッキングリストなどを作って、通関業者に輸入手続きを依頼すること