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虚空碧海 - オリジナル恋愛小説 http://yuikomizuhara.blog91.fc2.com/

オリジナル恋愛小説を掲載しています。

■伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい(完結) 伯爵令嬢のシャーロットはもうすぐ顔も知らないおじさまと結婚する。だから最後にひとつだけわがままを叶えようと屋敷をこっそり抜け出した。そこで知り合ったのは王都の騎士団に所属するという青年で——。

瑞原唯子
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住所
清須市
出身
松山市
ブログ村参加

2011/03/05

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  • 小説一覧

    更新情報------------------------------------------------------「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第16話(2025-07-13)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第15話(2025-07-10)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第14話(2025-07-05)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第13話(2025-07-01)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第12話(2025-06-26)「氷の宰相補佐と押しつけられ...

  • 氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁

    王命により、アイザックはまだ十歳の少女を妻として娶ることになった。彼女は生後まもなく始末されたはずの『厄災の姫』である。最近になって生存が判明し、その扱いに悩んだ国王によりシェフィールド公爵家に押しつけられたのだ。プロローグ第1話 厄災の姫第2話 夫婦の始まり第3話 眠れない日々第4話 彼女なりの努力第5話 太陽の第二王子第6話 二人の初観劇第7話 元同級生の色男第8話 初めての誕生日第9話 妻の役目第10...

  • 第16話 あれから一年

    「アイザック、あなた今日が何の日かわかっているのでしょうね?」 寒かった冬が終わり、だんだんと春めいてくるのを感じていたとある日。 朝食の席で、母のイザベラにそんなことを問われた。 何の日とはなんだろう。今日はいつもどおり王宮で宰相補佐の仕事をして、夕方ごろに帰宅する予定だが——特別な行事はなかったはずだし、来客の予定もない。アリアの誕生日はもうすこし先である。 パンを持つ手を止めて暫し無言で思案を...

  • 第15話 銀世界

    「わあ、雪だぁ!!!」 朝、起床して窓の外を見るなりアリアが歓喜の声を上げた。 素が出たのか、いつもとは違って年相応の子供らしい口調になっている。やはりまだ十一歳なのだと微笑ましく思いながら、アイザックも寝台を降り、目をかがやかせる彼女の隣に並んで外を見やる。そこには、まばゆいばかりの銀世界が一面に広がっていた。 アリアは南方育ちなので雪に馴染みがないのだろう。 王都では年に数回ほど雪が積もる。そ...

  • 第14話 好きなひと

    「すまない、待たせてしまったな」 黒髪をゆったりと片側で束ねた男性をテラス席で見つけると、アイザックはあわてて駆けていった。仕事の都合で遅れるかもしれないとはあらかじめ伝えてあったが、それでも申し訳ない気持ちにはなる。季節は冬だ。こんなところで三十分以上も待たされたのだから、さぞかし寒かっただろう。「いや、構わないよ」 しかし相手は寛大だった。優雅な居住まいのまま読んでいた本から顔を上げ、艶やかな...

  • 第13話 彼女の悩みごと

    季節が移ろい、吐く息がほんのりと白くなってきたころ——。 どうもアリアの元気がなくなってきたような気がした。アイザックと向かい合っているときはそうでもないのだが、ふと彼女を見かけたときなど、思い悩むような暗い顔でうつむいていることがある。 特にこの数日は顕著だ。食事のときまでぼんやりとしているように見受けられた。それでも話しかけたときにはしっかりと返事をするし、きちんと完食もしている。体調が悪いわ...

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ハンドル名
瑞原唯子さん
ブログタイトル
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