ものすごく胸があったかくなって、ちょっぴり切ない気持ちになりたくなって書き始めました。私自身、もうそういう時間は通り過ぎてしまいましたが、もう一度そんな切ない時間を取り戻したい!
299回 / 365日(平均5.7回/週)
ブログ村参加:2008/05/11
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1件〜30件
My sweet home~恋のカタチ。 をご覧くださっている皆様。 ありがとうございます。 こんな時なのに本当にありがとうござます。 ウチは零細小売店でして…
「ウチは田舎で、兄姉も親戚もたくさんいるんで。 お墓のことなんか心配したことなかったです。でも東京は核家族ばかりで本当に切実な問題ですよね、」 葦切はしみじみ…
夕方になり葦切がさくらを迎えに来た。 「あ、すぐ終わるから。 待ってて、」 さくらが片づけをした。 「優しいねえ。 いつも迎えに来てくれて。」 成が笑うと 「…
そのまま成は事務所に向かった。 「え、どしたの? 今日はみんなでお食事じゃなかったの?」 仕事で来ていたさくらは驚いた。 「ちょっと明日忙しいから。」 と、デ…
何となくモヤッた感じで成とは別れ、それぞれ家路についたものの。 「で。 その『社長』は、どんな感じだったの?」 車を運転する母は助手席のまひるに聞いた。 「前…
しかし。 「まあ・・それも考えてたんだけどね、」 母が同調したのでまた驚いた。 「はあ?」 まひると成は思いっきり彼女を見やった。 「あたしたちが結婚した時。…
何とか会食を終えて、父が会計を済ませている間、 「本当に、すみませんでした、」 成は柚に頭を下げた。 「こちらこそ、場違いなところにおじゃましてしまって、」 …
「おじさん、茉美ちゃんの結婚相手がショックすぎたんじゃない?」 みずきが伯父の地雷を思いっきり踏んだ。 「茉美のことは。 言うな!」 「でもさ。 婿に入っても…
「片桐さんはとても優秀な税理士さんなんだよ。 お父さんは今税理士会の副会長をされていてね。 自慢の娘さんなんだ、」 父は得意げに柚のことを話した。 「いえ。私…
父は周囲を見回してハッとして、兄に近づいた。 そしてコソっと 「・・オフクロの遺影なんか持ち出して! なんなんだよ、」 と文句を言った。 「・・おまえこそ。 …
My sweet home~恋のカタチ。 いつも読んで下さってありがとうございます。 えー セリシールの番頭・小野塚成のお話ですが、今日の回でわかりやすく …
伯父がバッグから取り出したものを見てみんなぎょっとした。 祖母の小さな遺影だった。 「な・・どしたの?」 成はやや引きながら伯父に言った。 「え? ほら。 久…
家に帰って、梨乃にもらったクッキーを食べてみた。 「ん・・?」 中学生女子が作るスイーツは、めちゃくちゃ甘いものを想像していたのだが キレイに型抜きされたそれ…
成はそんな彼女をやんわり突き放した。 「『婚約者』となると。 法的にめんどくさいから。 訴えられたりでもしたら、めんどい。」 そしてさっさと立ち上がって冷蔵庫…
学生時代も、彼女は普通にいたけれど なかなか長続きしなかった。 もっと自由になりたいのに、彼女が束縛してくると少し鬱陶しくなって 自分から離れたり、彼女の方か…
「さくらはね。 とても才能のある人なんだよ。 ピアニスト目指してたけど、挫折して。 ピアノの教師を目指して、留学したりして音楽を勉強して。 すごく・・才能ある…
「ナルは。 学校の成績も良かったし。 生徒会長とかもやっちゃうし。 なんでもできたもんね、」 まひるは頬杖をついて、つぶやいた。 「ホントは。 まだお父さん、…
「だからさ。 なんでまた来る!」 成は帰宅してすぐに、自宅に妹のまひるがやって来たのでついついグチった。 「もー。 いいじゃない。 ゴハンも買ってきてあげたん…
「そうですか・・小野塚先生が、」 葦切はさくらの作った食事を採りながらぽつりと言った。 「あたしもつきあいは長いですがー。 彼の家がそんなにややこしいとは知り…
「あーーー、憂鬱・・」 成は自分のデスクでぼーっとしたあと、思いっきりの独り言を発した。 「ナルが憂鬱になるなんて。 めずらしいね。 Mr.ポジティブシンキン…
契約を交わしたあと 「ハイ。 じゃあ・・。 書類はお預かりします。 今のところ帳簿なんかもきちんとされていますし、問題ないと思いますので。」 まひるはトントン…
あけましておめでとうございます。 本年もMy sweet home~恋のカタチ。をよろしくお願いいたします。 お話は奏の北都フィルの舞台デビューから1か…
My sweet home~恋のカタチ。 読んでくださっている皆様。 いつもありがとうございます。 ただいま小説休載中ですが 明日から再開します。 この前2年…
My sweet home~恋のカタチ。 お読みくださっているみなさま いつもありがとうございます。 今日のお話で短編終了です。 ひなたと奏に関してはちょっ…
「海外留学したい学生のための支援する財団はあるって聞いたことあるんですけど。 ピアノ続けたいけど経済的に難しいって子供たちって結構いると思うんですよね・・。 …
「え、パンフレットを?」 さくらのレッスンにやって来た奏は、レッスン後にやってきた志藤に思わぬことを言われた。 「事業部にめっちゃ問い合わせ来てる。 『高遠く…
このあと 学校に行くというのに。 彼女の制服を脱がせることに ややためらいはあったものの。 身体を結ぶって 欲だけじゃなくて 他の誰にも見せない素顔をお互…
「正直。 いつ日本に戻って来るかなんて・・わからない。 でも。 絶対に。 ひなを迎えに行く。 そしたら・・ずっとずっと一緒にいる、」 奏は力を込めて彼女の耳元…
My sweet home~恋のカタチ。 を読んで下さってありがとうございます。 小説の方は短編連載中ですが 留学を決めた奏に対してひなたがずっとモヤモヤして…
「・・ひな、」 奏は彼女の後姿だけしか見えなかった。 「『あたし以外の女の子、好きにならないで』なんて。 全然・・間違ってるよね。 あたし、カナのこと・・ひと…