小説再開までいましばらくお待ちください 小説(森野日菜) - カクヨムkakuyomu.jp 紗枝&陸編ただいま連載中。毎朝7時ごろ更新しています…
いろんな恋のカタチ。ちょこっと胸がきゅんとなるお話です。暇つぶしにケータイでも気軽に読めます!
ものすごく胸があったかくなって、ちょっぴり切ない気持ちになりたくなって書き始めました。私自身、もうそういう時間は通り過ぎてしまいましたが、もう一度そんな切ない時間を取り戻したい!
なんで過ごしやすい季節って短いんですかね。 ・・・ あ、すみません。 すっかり季節の話から入ってしまう年齢になってしまいました。 ただいま小説お休み中です…
いつもMy sweet home~恋のカタチ。を読んで下さってありがとうございます。 今日で今回のお話は終了です。 瑠依と小和はお互いに新しい一歩を踏み出し…
納戸の荷物を何とか運び出して天音がデスクに戻ってきた。 「・・すごいですね、」 小和はボソっと彼に言った。 「え?なにが?」 「調律師にとって一番必要な能力。…
「どうも~。」 午後になってさくらが一楓を連れてやって来た。 「え?今日なんかあった?」 成が思わずカレンダーを見た。 「うん、少しずつね。 受験も近いから子…
「おはようござ・・」 小和が事務所に入っていくと、ドアを開けた途端 「うっ・・」 異様な匂いに鼻を押さえた。 見ると加治木がデスクでまた納豆をパックのまま食べ…
瑠依がサックスをやりはじめたきっかけはあの純太のサックスを見つけたことに違いないのだけれど。 才能を発揮し始めたのは何より彼がサックスが本当に好きで夢中になれ…
「・・おはよ・・ッス、」 ピアノの音が聴こえてなにごとかと天音もそーっと入って来た。 「あー。 神山さんですか。」 「シーっ、」 成は指を口に充てた。 「・・…
「おかえり。 ゆっくりできた?」 サラが笑顔で身体を寄せる。 瑠依は特に反応せずに荷物をほどいていた。 「ね、これから食事に行かない?」 そう誘ってくる彼女に…
「耕平さんと出会って、平穏なことがこんなに幸せだと思わなかった。 ホント。 出会う人によって運命変わる、」 さくらはまた箸を持っておかずに手を付けた。 小和は…
そんな小和の真剣なまなざしに気づいて 「あ、これ。 めっちゃかわいそうな女の話してるわけでもなんでもないからね、」 さくらは慌ててそう言った。 「え・・、あ。…
「ほんとう・・?」 さくらは首を傾げた。 「瑠依くんって・・ホント明るくて人懐っこくて。すごく懐に入って来るのが上手な人です。 でも・・自分が他人に踏み込まれ…
「ごめんねえ、忙しいのに。 悪かったね、」 「いえ、」 小和がさくらの自宅に着いたのは午後7時を回ったところだった。 「うん、桃華ちゃんは練習では完璧なんだ…
銀行帰りにちょうどお昼時だったので、小和は公園のベンチにそっと腰かけた。 昼休みで昼食に向かう会社員たちが楽しそうにおしゃべりをしている。 だから。 運命が真…
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小説再開までいましばらくお待ちください 小説(森野日菜) - カクヨムkakuyomu.jp 紗枝&陸編ただいま連載中。毎朝7時ごろ更新しています…
いつもMy sweet home~恋のカタチ。をご覧くださってありがとうございます。 真緒&初音編のつづき、をお送りしてまいりました。 二人は純粋に出会って惹…
北都家の広いリビングで北都夫妻、初音の父、そして真緒が向かい合った。 「・・少し浜松へ行くのが早くなりました。」 ゆっくりとした口調で初音の父が口を開いた。 …
「でもね。一つだけ言えるのは。ぼくらの結婚は何の計算もない、どこにでもある何の変哲もない普通の結婚だってこと。誰に何を言われようと関係ない。何も知らない人たち…
「もう。いいです、」 愛は真緒の言葉を遮るように静かに言った。 「え、」 「・・彼が好きなこと、好きなものなんか。知らなかった、」 ガラスの向こうの景色を見た…
初音は翌日の早い新幹線で帰って行った。 真緒は勉強のため机に向かっていたが、何となく悶々としていた。 そして。 見るからに不機嫌そうにやってきた愛に真緒は立…
「・・いっぱい。言いたいことあったのに。初音さんが・・これまで抱えてきた悩みとか。苦しみとか。・・わかっちゃうから!わかっちゃうと・・なんも言えないよ、」 ワ…
「毎日、楽しかったけど。やっぱり無理に無理を重ねてるから一人の部屋に帰るとものすごく落ち込む。自分だけこんな楽しい思いをして。 天音を高野に絶対に渡さないって…
『ここへ来たのは。父や弟のためだ。今さら都合よく高野に来るとか。絶対にしたくなかった、』 彼の涙を見てしまったから。 私にとって『はじめての人』。 愛は初音…
真緒は彼女の言葉に激しく動揺し 「・・利用なんか。彼を利用しようだなんて思ってないです。あたしそんなに賢くもなんでもないです、」 目をそらして急ぎ足でパウダー…
「当時の話。知ってらっしゃいました?」 愛は真緒に挑戦的に言った。 「・・いえ。初音さんはあまりその時のことを話したがらないので。しばらくは高野の方、というこ…
「そうそう。もう仕事の話やめようぜ!って誰かが言うんだけど。結局また話が戻っちゃって。酔っぱらっても仕事の話だったもんなあ、」 原はワインをぐっと飲んだ。 「…
またしても真緒の心の中はモヤった。 「言いたい人には言わせておきなさい。高野楽器は社長にお子さんがいないから、余計にあなたにピンスポが当たっているだけだから。…
「まあそうなる感じはあったから。そのまんまやんて思ったけどねー」 NCでは紗枝やプロジェクトのリーダーだった宮崎に婚約の報告をした。 「で、いつ入籍するの?」…
南はその言葉にしばらく考えた後 「真緒ちゃんさあ、最初の結婚の前に。一度お見合いの話来てたんよ、」 神妙に話し始めた。 「え?」 志藤は手を止めて振り返った。…
その写真を見て真緒はまたしても何となく心にじめったものがよぎった。 「みんな若いなあ。 ほら藤原なんかまだ毛あるじゃん、」 「部長も痩せてましたよ、」 それを…
「北都さん、野々村が来た時最初はね。みんな胡散臭いなって思ってたんですよ、」 リーダーだった前島が笑った。 「え、そうなんですか?」 真緒は少し驚いた。 「だ…
「久しぶり。元気だったか?」 社長室に入ってきた専務の矢田部は初音にハグするように握手をした。 「ご無沙汰しております。本当に・・その節はお世話になって、」 …
初音は高野楽器の元上司らに会うために上京した。 「え、真緒さんも?」 「ええ。ご一緒していいかしら、」 すっかり出かける支度をした格好で言われた。 「・・う…
朝ドラ大河好きな私。 今期の大河ドラマは紫式部が主人公の「光る君へ」。 私は20代の頃、「源氏物語」が好きで円地文子さんや田辺聖子さんのもの、そして大和和気さ…
真緒を部屋まで送って、初音は本日分の資料をパソコンでまとめ始めた。 手だけが動いて頭は全く違うことを考えている。 ずっと。 あのピアスを見つけた時、単純に彼女…
診療時間ギリギリだったが何とか診察してもらえた。 「レントゲン撮りましたが骨には異常ないですね。靭帯を伸ばしてしまったようですので固定して。しばらく負荷をかけ…
「イタタタ・・」 尻もちをついてしまった真緒を見て初音は慌てて彼女に駆け寄った。 「だ、だいじょうぶですか、」 「ちょ、ちょっと滑って。なんかこの辺がグキって…
小樽に到着するまでも。 ほぼほぼ無言だった。 背の高い彼が少し早歩きをするとついていくのに小走りでいかなくてはならない。 そんな光景が何度も繰り返された。 小…
最初から『高野一族』として紹介され、それでも 田舎から出てきたどこの馬の骨・・ という好奇の目も正直感じていた。 こんな中で自分が結果を出せるのか、とも思った…
「もっと。自信を持っていいんです。まあ・・結婚生活もいろいろあって傷ついたりしたでしょうけれど。恐らく元旦那さんもあなたのことが嫌いになったわけじゃない。・・…
「・・似合います。よかった、」 初音は優しく微笑んだ。 少し気恥ずかしくなって真緒はうつむいた。 真緒。 真緒がホクトグループの社長の娘って聞いたらみんなが…
「ええっと・・。 この写真はインテリアの花器だったから・・」 ホテルの部屋で真緒が悪戦苦闘している時。 『なんとか終わりました。そちらはどうですか』 初音から…
2件目の工房でも2時間ほど滞在し実のある話がたくさん聞けた。 「なんか。こんな素敵なグラスたちがテーブルに乗るって思うだけで情景が浮かびます。あー、楽しみ・…
「そ・・そんなに笑わないでください!」 「いや・・もう・・想像の上を行くなあって、」 初音は顛末を聞いて笑いが止まらなかった。 「だって!2月の青森ですよ?寒…
・・ なんか。 思ってたんと違う!! 真緒は青森の空港で外の景色が見えるラウンジでそう思った。 2月の青森って言ったらもう雪がじゃんじゃん降っていて移動も大…
My sweet home~恋のカタチ。 読んで下さっている皆様いつもありがとうございます。 3月の半ばからずっとお休みしておりましたが、 明日から連載を再開…
このまえに引き続き。 大谷選手の話なんですけど、今朝彼の口から事実、経過説明がありましたね。 100%これが真実なのか、はわからないんですけど 全て辻褄は合う…
突然ですが めちゃくちゃショックだったんですよね。 大谷選手の通訳の水原さんの一件。 大谷選手いるところにはいつもそばに彼の姿があって、とにかくメジャーの世界…
My sweet home~恋のカタチ。 いつも読んでくださってありがとうございます。 えー 大変申し訳ございません。 また本日からお休みさせていただきます。…
「とにかくひねくれてて。プライド高くて。自分のことしか考えられなくて。誰かと家族になるとか?全く想像つかなかった。女性とつきあったことなかったわけじゃないけど…
「代理店の人の話によると。そのプロジェクトメンバーの中に高野副社長の離婚して丹波に置いてきた息子がいたって。」 高宮は顔を上げて真緒を見た。 「え・・」 テー…
「あの、さ。」 含みを込めたように高宮は話し始めた。 「ん?」 真緒は生返事をした。 「この前の話なんだけどー・・」 「・・この前?」 ようやく高宮を見た。 …
「最近は。それが重いなあって思い始めて、」 水を出す音にかき消されないように天音は少し声を張った。 「重い・・?」 真緒はまた首を傾げた。 「なんていうのかな…