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虚空碧海 - オリジナル恋愛小説 http://yuikomizuhara.blog91.fc2.com/

オリジナル恋愛小説を掲載しています。

■伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい(完結) 伯爵令嬢のシャーロットはもうすぐ顔も知らないおじさまと結婚する。だから最後にひとつだけわがままを叶えようと屋敷をこっそり抜け出した。そこで知り合ったのは王都の騎士団に所属するという青年で——。

瑞原唯子
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住所
清須市
出身
松山市
ブログ村参加

2011/03/05

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  • 小説一覧

    更新情報------------------------------------------------------「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第9話(2025-06-12)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第8話(2025-06-08)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第7話(2025-06-04)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第6話(2025-06-02)「氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁」第5話(2025-06-01)---------------------------------...

  • 氷の宰相補佐と押しつけられた厄災の花嫁

    王命により、アイザックはまだ十歳の少女を妻として娶ることになった。彼女は生後まもなく始末されたはずの『厄災の姫』である。最近になって生存が判明し、その扱いに悩んだ国王によりシェフィールド公爵家に押しつけられたのだ。プロローグ第1話 厄災の姫第2話 夫婦の始まり第3話 眠れない日々第4話 彼女なりの努力第5話 太陽の第二王子第6話 二人の初観劇第7話 元同級生の色男第8話 初めての誕生日第9話 妻の役目▼ラン...

  • 第9話 妻の役目

    「兄さん、ひさしぶりだね! 会いたかった!」 ノックもなくアイザックの部屋に突撃してきたのは、弟のショーンだ。 満面の笑みで、ふんわりとしたやわらかい栗毛を揺らしながら、抱きつかんばかりに大きく両手を広げて駆け寄ってくる。アイザックは椅子に腰掛けたまま無表情で嘆息するものの、毎度のことなのでいまさらだ。「おまえ父上に呼ばれたんだろう」「あとで行くよ。まずは兄さんの顔を見たくってさ」「そうか……」 シ...

  • 第8話 初めての誕生日

    「やあ」 自室を飛び出し、階段を駆け下りて応接室の扉を開けると、そこには第二王子のサイラスがソファに座っていた。なぜかその腕に大きな花束を抱えて。アイザックはその場に立ちつくしたまま眉をひそめる。「おまえ、約束もなく急に来るのはやめろと言っただろう」「行けるかわからない状況だったんだ」 だから約束を取り付けられなかったと言いたいのだろうが、それなら別の日にすればよかったのだ。悪びれもせずにこやかに...

  • 第7話 元同級生の色男

    「確かにお預かりした」 アイザックはソファでひととおり書類を確認して、そう応じる。 向かいに座っているのは、パブリックスクール時代の同級生レイモンド・チャーチルだ。宰相であり現ベルファスト公爵でもあるメイソンの次男で、今日はベルファスト公爵に正式に依頼していた書類を、息子の彼が届けてくれたのである。「君が来るとは思わなかった」「父が僕に仕事をさせたがってるんだ」「ああ……」 苦笑して肩をすくめるレイ...

  • 第6話 二人の初観劇

    「さすがわたくしの見立てだけあってよく似合ってるわね。とってもきれいよ」 支度を終えたアリアの全身を上から下まで眺めて、母のイザベラは至極満足げに頷いた。 濃青色を基調としたドレスには銀糸で繊細な装飾が施されており、清楚ながらも華やかな印象だ。濃青色のトークハットも純白のショートボブによく映えている。胸元には極細のチェーンを通したプラチナの結婚指輪が輝いていた。「ほら、あなたもこっちに来なさい」 ...

  • 第5話 太陽の第二王子

    「何だって?」 それは、ある晴れた休日のことだった。 アイザックはスペンサー邸の自室で公爵家の仕事をしていたが、使用人に来客を告げられ、その思いもしなかった客人の名に大きく瞠目した。次の瞬間、ハッとはじかれたように自室を飛び出していく。 乱暴に応接室の扉を開くと、そこには確かに名前を聞いたそのひとがいた。 ふわりとやわらかな金髪、なめらかな白い肌、宝石のような青緑の瞳、かすかに甘さのある端整な顔、...

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ハンドル名
瑞原唯子さん
ブログタイトル
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