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絵本作家・内田麟太郎 公式ブログ 『広告する日記』 https://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida

「ともだちや」シリーズ等の絵本・童話・児童文学作家であり詩人でもある内田麟太郎のオフィシャルブログ。

このブログは日記です。 講演会予定・近刊情報・掲示板などは、ブログとは別の公式ホームページにあります。 http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/default.htm

内田麟太郎
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住所
羽村市
出身
福岡県
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2010/06/11

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  • 詩には詩の

    埼玉県飯能市で見たメタセコイヤです。この木の化石が石炭だといわれています。でも、その頃のメタセコイヤはキョウリュウよりも大きかったようで、アメリカに現存するそれは高さ115.5メートル。写真でみると幹回りは10人が手をつないでもまだ届かないようです。今朝、霧雨の公園を歩いてきました。雨と草木が静に話しているようでした。その霧雨がどうして土砂降りの雨になったかは知りませんが、詩には詩の理由があったのでしょう。おもいやりもりはしずかにぬれているしずかにぬれながらきいているきりさめのはなすことばをそのほそいこえをひとこともききもらすまいときりさめはうぐいすのさいごのことばをつたえる──みなさんありがとう。もりはだまってうなずくうなずきながらおなじことばをこころにつぶやく──うぐいすさんありがとう。ほんぶりになっ...詩には詩の

  • ほとけさま

    青梅市梅岩寺の仏さまです。ひっそりと隠れたようにありました。お姿もわかりませんが、なぜかなぜかあたたかいものが。私も眠らせて頂くお墓(樹木葬)を見守ってくださる場所に。こうえんメヒシバのはさきがはじけてゆれた(バッタ?)なにもいないくすくすわらいがとおざかっていくぼくはいつかあえるだろうかみえないひとにちいさなひとにあってことばをかわせるだろうか──こんにちは。──こんにちは。しょうねんがベンチにかけまえかがみにはなしをしているだれもいないのにああわらったほとけさま

  • 夏みたい

    夏の帽子を洗いました。ぼくけむりはくもになるとおもっていたくもにものれるとおもっていたくもはぼくをのせられなかったけれどこころをのせてながれてくれたうみのみえるやまのうえまで(なみはきらきらひかっていた)そのよるぼくはぼくになりつきのひかりにうかんでいたひかりのなみにゆられていたそのよるぼくはぼくになり夏みたい

  • 働正がのこしたもの

    九州派働正回顧展不知火美術館・図書館熊本県宇城市不知火町あちらこちらに礼状を書いていました。友人が受賞したと知らせがありました。嬉しいものですね。十年後にもまた聞きたいものです。ひろばあまりにもまんげつがきれいなものだったからたぬきはきつねにばけてみたきつねもたぬきにばけてみたふたりはつきをみあげながらいった──いいつきですね、きつねさん。──いいつきですね、たぬきさん。たぬきはきつねがすこしすきになったきつねもたぬきがすこしすきになったまんげつがでるとなんとなくたぬきときつねがあつまってくるおにもなんとなくなく──ぴーひょろろ。働正がのこしたもの

  • 絵本「カッパーナ」

    文・森くま堂絵・いわさきさとこBL出版1600円+税胸深く静かに感動する絵本ではありません。歌いながら笑いながらスキップしている絵本です。そこがいいのです。嬉しさを隠しきれずに読んでいる少女が見えてきます。なにしろカッパーナちゃんがカッパーノくんに恋する話ですから。そのカッパーノくんときたら、チョーかっこいいのです。むろん、もちろん、耐える恋ではありません。しばらく姿の見えないカッパーノくんが、もしかしたらあの水がないと生きていけない河童の大敵カラカラ大王におそわれたのではないか。いや、大蛇かもしれない。虎かもしれない。危うしカッパーノ。カッパーナちゃんはバケツに水を張り、日傘を剣よろしく飛び出します……。絵の細部に沢山の笑いが仕掛けられ、文も絵を想定した絵本テキストになっています。文体の軽やかさはまだま...絵本「カッパーナ」

  • 五千万円かなあ 西多摩だから

    ご近所にある女性が歓待してくださる店です。ずらりと並んだ花輪に笑いました。「押しに弱いオトコ」さんや「いくら使えば結婚してくれますか」さん。いくらかなあ?昨日は、前日の遊び疲れでナニモセン氏に。幸い長女がパソコンを見に来てくれたので新種を注文してもらったり、あれこれ教えてもらったり。本日は韓国絵本の翻訳の部分改稿と、紙芝居の出来上がった絵を見ながら、脚本の部分改稿を。翻訳と言えばアーサ・ビナードさんが英文翻訳に入ってくださったそうです。本は絵本『ひとにむかって』(え・ひぐちともこ解放出版社)。楽しみです。五千万円かなあ西多摩だから

  • ヤンソンさんは木の家が好き

    若葉は美しく、いい天気でした。石居尚郎、加藤恵利子、西尾詩織、矢部優子、最上一平のみなさんと私で、青梅市の梅岩寺へ。漆原智良さんのご命日です。石居さんが墓前に漆原さん所蔵だった貴重な資料が、教職をされていた八丈島に無事に納められたことを報告され、みんなで飯能へ。トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園です。まずは西尾さんのアメリカからの帰国を祝い楽しき食事を。それから公園をたっぷりと楽しんできました。写真は茸の家です。ヤンソンさんは木の家が好き

  • 絵本「さくらがさいた」

    文研出版あまんきみこ・作蒲田暢子・絵1650円+税ひとはだれも自分を見つめる悲しい目の記憶を持っているのではないだろうか。親や、恋人や、教師や。そして犬や猫の。人はそれを忘れて暮らしていく。ある日、ふとそれが甦ってくるときがある。叱らないでただだまって自分を見つめていた親の目。その悲しみの深さ。作品の話者は、かならずしも作者ではないだろう。だからこの本の少女(おばあさん)を作者あまんきみこだということはできない。だが、この自分を見つめる悲しい目を忘れられないでいるのは、あまんきみこだとはいっていいだろう。「満州」からの引き上げが決まり、隣のソフィアさんに預けてきたクロ。そのクロが「ソフィアさんのところに、もどって」といっても港までついてきて、ロシヤ兵に。それでもクロはよろよろと立ち上がり、かなしい遠吠えで...絵本「さくらがさいた」

  • おしゃれな造りの詩のアンソロジー

    シリーズ詩はきみのそばにいる(全4巻)ポプラ社より30日発売午前中は立川で童心社の西尾さんと、仕上がった紙芝居の絵を見ながら脚本の詰めを。昼寝から起き、韓国絵本の「翻訳」作業の手入れを。だんだん気分が乗りよい文章になってきたような気がします。外は雨です。おしゃれな造りの詩のアンソロジー

  • 鹿と河馬

    株式会社シンラ象の森書房1500円+税午後から立川へ。某社の某さんとごにょごにょごにょ。恋しかうれしかったしかかなしかった──どっなの!しかしかられてかしくったおかしかった鹿と河馬

  • 中野真典展 東京・銀座

    中野真典展4月18日~4月28日木曜日休廊ギャラリー抹香庵東京都中央区銀座3-3-12TEL03-3567-8110早くて十年先に本になるだろう絵本テキストを、某社へ送らせて頂きました。編集者さんには面白く読んで頂けたようですが、さて、画家さんにはどうでしょうか。追伸・画家さんからも「面白い〜!!」とご返事を頂きました。中野真典展東京・銀座

  • ちょっとピンボケ

    ムジナと青梅市・梅岩寺の枝垂れ桜を観てきました。樹木葬を予約している二人の墓標です。ついでに(!)、同寺境内にある漆原智良さんのお墓にも、「もうすぐみんなで来ますよ」とお伝えしてきました。朝日新聞電子版「好書好日」で絵本『あのねあのね』(絵・山﨑おしるこ303BOOKS)を紹介して頂きました。https://book.asahi.com/article/15666060なやみのなやみとらはしんでかわをのこしたひとはしんでなをのこしたおばけはしんでやみをのこしたやみにはなやみがいてなやみがないひもなやんでいたあるひなやみはなやみくたびれつぶやいた──くさもちちょうだい。どんぶりこっこどんぐりこなやみはやみにまぎれかしやへいそいだ──おいしいなあ。──うまいなあ。なやみはやみつきになったちょっとピンボケ

  • 絵本「どろぼうねこと ぴよぴよ」

    ぶん・こまつのぶひさえ・かのうりん文芸社1500円+税のびやかでユーモラスな文章が魅力です。卵には目がない、どろぼうねこのおやぶんは、何かの事情で親鳥に置き去りにされ卵を、町の魚屋さんで目玉焼きにしてもらおうと、風呂敷に包みてくてくと。その時のセリフがおかしいのです。「しかたがない、しかたがない」。あちらを立てれば,こちらが立たず。人間(猫)の恩愛、ここに尽きるでしょうか。保護したい,食べたい,保護したい,食べたい,保護したい,食べたい。笑えます。でも、おりからの陽気に風呂敷の中で卵が孵り、カルガモのひなの親になってしまいます。雛を襲った三羽がらすへのセリフもたまりません。「おれのみうちにてをだすなんてたいしたどきょうだなからすのしょくん」。任侠道、いや、泥棒道。まさの菅原文太。しかし、そこは親分道を歩く...絵本「どろぼうねことぴよぴよ」

  • 大好き ミロさん

    今朝の日曜美術館はミロ展でした。あらためて芸術は自然主義的再現ではなく、創造だと教えられました。。行くぞ。ミロ展。あったとさむかしむかしのことだけどさばはいまよりげんきがあった──どけ、どけ、どけー。くじらもさめもけとばしていったたこもあわびもけちらしていったあなごもちんもけちらしていったわがみちをいく。あしがあったとかなかったとかつまらぬことにはみみをかさなかっただからしぬときさばのかおはさばさばしていたうみにしずむゆうひのひめいはきこえたけれど──おぼれるー。大好きミロさん

  • わたしは たわし

    わたしですか?ただいま進行中の絵本の……あれ、です。膝の電気ビリビリのあとは眼鏡屋さんへ。文庫本が読めなくなったのでレンズを交換に。一週間後にいただけるそうです。閻魔大王が出てくる絵本テキストを入力しました。来週から推敲ですが、来週は外出が三回あるのでどうでしょうか。わたしはたわし

  • ぱんつの詩

    『鬼ヶ島通信』の詩を仕上げて送ったり、絵本テキストを入力したり、こんなものを書いていました。ひかりもたぬきはぱんつをはかなかったくまもいたちもはかなかったはかないでしんだはかないじんせいだったはかないじんせいだったでもみんなはだかのつきあいをしたかぜもひかりもぱんつの詩

  • あっ、北斎さん!

    文溪堂1600円+税扉をめくり、おもわず吹き出してしまいました。ドドット、ドドーンと北斎の滝でした。キャビンさん、やりましたね。ザ・キャビンカンパニーさんには、これまでの絵本でも、先達の画家へのオマージュを楽しませて頂きましたが、今回も広重の雨や、福田平八郎の水紋などが笑いを誘ってくれます。いや、はや、その使い方の上手いこと。最上一平さんの物語を絵本にするのは難しいなあと思っていました。ただ、その忠実な再現だけでは絵本の愉しみがありません。絵童話ではなく絵本にしてほしいのです。さすがはキャビンさんです。絵本にしてくださいました。最上さんもうれしいことでしょう。お話は、川を上へ上へと上っていきたいイワナと、挑戦しては滝から落ちてくるイワナにあきれるガマのこころからはじまります。しかしガマはいつの間にかイワナ...あっ、北斎さん!

  • モミジ 萌え

    雨の中を膝の電気ビリビリに。そのまま散歩していましたが、あまりに冷たい雨に(この散歩は賢くないなあ)と戻ってきました。詩と童謡のあわいのような作品を書き、おひるね。午後からはマンション管理組合の広報紙を作り、全戸配布。私には最終号になりました。次はどなたが担当されるのでしょうか。新理事会は27日から船出です。ぽつんれんげばたけにこうしがぽつんなのはなばたけにこどもがぽつんたんぽぽのはらにこやぎがぽつんさびしいかおしてぽつんぽつんぽつんそらからあめがひとつぶぽつんみんなのあたまにひとつぶぽつんよんだのだ~れモミジ萌え

  • 明日またるる

    中央公論新社2300円+税明日の楽しみです。こういう本が大好きです。だじゃれなのか。詩なのか。それが問題だ。しかししかは「しかし」といいかけてくちをつぐんだいつものくちぐせといわれそうでだが!しかし!しかはこらえきれなくなってさけんだ「だが!しかし!だがしもおかしだ!」おかしかった?明日またるる

  • コスモスの咲くころに

    昨日の午後、銀の鈴社より届いた詩集『ワニわらい』の初校を読み落ち込みました。(こんな駄作ばかり……)。今朝、ゆっくりと、落ち着いた気持ちで丁寧に読み返しました。(いいなあ)。後世が見つけてくれそうな作品がいくつかありました。安らかな気持ちで銀の鈴社へ返送を。村上康成さんの絵は夏の終わりに出来るでしょうか。それから二ヶ月後に、詩集は出る予定です。秋風の中に置きましょう。コスモスの咲くころに

  • の予感

    膝の電気ビリビリをし、小公園を散歩。公園の桜です。童謡と少年詩のあわいのような、春の詩を書いていましたが未完に。韓国の絵本翻訳を手直しし、某社へ。絵本館より『あそぶことばわらうことば』のラフスケッチが4点。さすが高畠純さんです。画期的な詩の絵本が出る予感がします。そもそも詩が絵のような作品でしたから、絵描きさん泣かせとは承知していましたが、そこを見事に!銀の鈴社より、詩集『ワニわらい』の初校、明日届きますとメールが。この初校で絵を描きはじめてくださるのは村上康成さんです。こちらも、わくわく。の予感

  • ハクモクレンが咲きました

    合唱曲「こんにちはあした」の楽譜が届きました。作曲は松波千映子さん。版元はカワイ出版。定価660円。こどももたちに歌ってもらえますように。明日は大分のラジオで、アナウンサー・マーサ竹中優博さんが絵本「はるがもぞもぞ」を朗読され、そのあとに内田麟太郞詩・樋口了一歌の「ぼくたちは」を流してくださるそうです。韓国の絵本の翻訳をしていました。本日はその部分改稿と、こんなものを書いていました。ともだちしょうねんにはかわがいたもろこやごしおからとんぼはやしにもひぐらしかなぶんかぶとむしだれもいないこうえんでしょうねんはありとはなしをしたはなせていることにもきがつかないでそのよるしょうねんははくもくれのはなでねむったほしはゆっくりとながれてくれた──ねむったね。──ねむったね。かぞえきれないともだちがうなずきかわしてい...ハクモクレンが咲きました

  • あら AERA

    『AERA』3月31日号(朝日新聞社)で、絵本『あのねあのね』(絵・山﨑おしるこ・303BOOKS)を紹介して頂きました。大谷翔平さんとリンタロウさん。まさに月とすっぽんですが、これぞ、また春の妙かもしれません。特別定価700円です。昨日、今日と、のんびり過ごしていました。電車で5駅。買い物には出かけましたが。冬物のセールはやっていませんでした。つなぐごうけつはおばけとてをつなぎあるいたおばけともしらないでおばけもてをつなぎあるいたごうけつともしらないでともだちになったからふたりはうれしくてうたってあるいたつないだてをふりながらあるいた──またね。──おう、またな。ふたりはかえっていったむろんたぬきはしらなかったもちろんごうけつもしらなかったつきのひかりとてをつなぎかえっているなんてあらAERA

  • 威張っているじいさま

    昨日は、松本猛さん「『絵本とは何か』の出版を祝う会に行ってきました。聖心女子大別館です。会場には西巻茅子さん、長野ヒデ子さん、酒井京子さん(童心会長)、土居章史(トムズボックス)さん、絵本作家の、いしいつとむさん、山田和明さん、館野鴻さんや、発起人の野上暁さんなどのお顔がありました。むろん編集者や美術館関係者、研究科の方たちもぎょうさん。写真は松本さんと「絵本の言葉」で10分間トークをするわたしです。穴沢秀隆(國學院大學栃木短期大学・絵本学会会長代理)さんのFBよりお借りしました。私の姿勢がいささかふんぞり返っているように見えますが、話を真剣に聴いていると、こうなる私でございます。本日は、休養日です。威張っているじいさま

  • 木坂涼さんと長谷川義史さんの 詩画集

    フレーベル館1700円+税ちょっとひねくれた詩ですが、そこに詩人のウイットを感じ笑えます。すぐに2刷りになっているのは、子供たちが歓迎したのでしょう。絵本や児童文学にくらべたら、詩人はずいぶんと温室育ちだなあと感じています。子どもの詩を書いているのに、その作品に、読者つまり外部としての子どもの存在を、あまり感じないからです。外部のいない内部って、衰弱していくのじゃないかなあ。いいの、わたし詩人だから。でも、この詩画集には子どもがいます。読者がいます。「カマキリ」のおわりにはくすっと笑わされました。その転調と間。いいですねえ。ちなみにタイトルになったのは、これかな。コアラじんせいはしがみついてなんぼです長谷川義史さんの絵、一点、一点に、小さな挑戦(遊び)があり、こちらも楽しめました。昨日の午前中はムジナと診...木坂涼さんと長谷川義史さんの詩画集

  • 春には春の頭や 散髪屋

    大牟田市ともだちや絵本美術館午前中は散髪と散歩。昼寝して、某小学校へ絵本を。それから絵本テキストの初稿を起こしました。明日は診療所。来週の水曜日から二稿へ入るでしょうか。春には春の頭や散髪屋

  • 『絵本とは何か』松本猛 岩波書店

    岩波書店2500円+税絵本論は4章から成っています。第1章・絵本とは何か第2章・絵本の表現第3章・絵本の歴史第4章・絵本の可能性実に絵本とは何かが俯瞰的、体系的に語られています。それは美術史であり、芸術論であり、絵本の可能性がさらに広く深く見えてきます。例えば第2章には「絵本とテキストの関係」があります。自分の仕事をさらに前進させたい方にはゼッタイのお薦めです。私は第4章の絵本ライターで、谷川俊太郎さんと一緒に名前が挙げられていました。絵本の翻訳を仕上げ、某社へメール添付で。どきどき。『絵本とは何か』松本猛岩波書店

  • 羽村は霙でした

    霙を幸いに部屋に閉じこもり、隣の国の絵本を翻訳していました。羽村は霙でした

  • 絵本「やくそく」

    ポプラ社1800円+税企画・那須正幹著作権管理委員会三歳で原爆(広島)を浴びられた那須正幹さんの非戦の思いのこもった絵本です。絵を描かれた武田美穂さんの子どもに伝わりやすい表現が、静かにやさしく、そして強く、その思いを語りかけてきます。午後から矢崎節夫さんと菊永謙さんが、わが町まで遊びに来てくださいました。詩人と話す幸せな時間をたっぷり頂きました。絵本「やくそく」

  • 君 知るや モボモガを

    昨日は荒天の神保町へ。絵本『あのねあのね』(303BOOKS)のサイン会です。絵の山﨑おしるこさんは、着物と洋服の大正モダンガール風?のおしゃれ姿。拙はセーターにGパン。ですなぁ。今日は朝いちばんで体のメンテナンスへ。鍼ともみもみを。それから昼寝し、マンション管理組合の広報紙を作り、全戸に配布。なんとかインフルエンザを乗り越えてようです。明日は某さんと某さんが見えられます。おひとりは浄土宗のお坊うさん。もうおひとりは曹洞宗のお坊さんです。君知るやモボモガを

  • はるのうた

    インフルエンザで失礼させていただいていた礼状や、絵本テキストの読み返しなどをしていました。それから、こんなものを。入学式母をなくしたばかりの男の子にはなびらはかぎりなくふりそそいだそのときその子がさびしい顔をあげたのかどうかはおぼえていないただはなびらは少年をだきしめるようになでさするようにはてもなくふりつづけたわたしはおもうあの日わたしは春の子どもになったとあの日からはなびらにつつまれているとそしてあの日は聞こえなかったうたがいまは聞こえるあなたの歌ってくれていたうたがだから母よわたしはあなたにつげるあの日私は春の子どもになったとあの日から光のなかに立っているとあなたが両腕いっぱいのはなびらをわたしのうえにふりそそいでいたからはるのうた

  • 飴玉大作戦

    絵本「かおりちゃん」のシーンスケッチが届きました。その部分です。元気な元気な女の子が描いてありました。絵は楓真知子さん。版元は文芸社です。久しぶりに立川で編集者と打ち合わせを。病み上がりの体なので帰ってきたら、さぞかしぐったりだろうと思っていましたが、平気でした。行きと戻りに飴玉を舐めていく作戦がよかったようです。飴玉大作戦

  • 会いたい

    編集発行・日本児童文学者協会発売・小峰書店定価1100円特集「今、少年詩がおもしろい」。少年詩の世界がわかりやすく書かれています。これまでのこと、これからのこと。私の作品を多くの方が取り上げてくださっているのは、うれしいし感謝でいっぱいなのですが、読み終えたわたしの中には淋しさが残りました。私は「もう」八十四歳です。三十代、四十代の才能に驚きたいのです。むろん私のささやかな探求はつづきますが。詩人に会いたい!若い才能に会いたい!文芸社のTさんよりメールが。絵本『かおりちゃん』のシーンスケッチが出来たので送ります。絵は元気な楓真知子さんです。フレーベル館より絵本の資料が届きました。海の向こうの絵本です。もうすぐ四月。しっかりした体で青梅市梅岩寺の枝垂れ桜を見てきたいとおもっています。漆原智良さんのお墓。そし...会いたい

  • 山﨑克己紙刻繪展

    山﨑克己紙刻繪展4月10日ー15日272-0034千葉県市川市1-16-2tel03-3561-2277並樹画廊十日ぶりでしょうか。小公園を一周してきました。3000歩ほど。さすがに帰るとどっと疲れ横になっていましたが。もしかしたら奇跡が起きたのかもしれません。まだわかりませんが。しばらく様子を見ていましょう。銀の鈴社にお願いしている詩集『ワニわらい』の絵を、村上康成さんが引き受けてくださいました。おしゃれな詩集になりそうと喜んでいます。くものバスてんきがいいのでカバはそらにうかんでいるふわわ~んふわわ~んてをふったらあわててくもにもぐりこんだ(はずかしいんだ)しらんふりしてあるきぱっとふりかえったらまえあしでくもにぶらさがっているくもはバスになりカバをのせていくぶっぶーぶっぶーバスはおかをこえていく──...山﨑克己紙刻繪展

  • とりあえずこれだけ

    『あのねあのね』(文#内田麟太郎絵#山﨑おしるこ)が、JAPAN絵本よみきかせ協会さんの、3月のおすすめ新刊絵本に選ばれましたこちらをチェックしてくださいjapan-ehon-yomikikase.com(社)JAPAN絵本よみきかせ協会読み聞かせボランティアをしたい人集まれ!絵本好き集まれ!JAPAN絵本よみきかせ協会は、「あなたの個性」を生かしながら、子どもの「心を育む」読み聞かせを学べる協会です。資格も取得できます。ぜひ、あなたのま....とりあえずこれだけ

  • 絵本「あのねあのね」 サイン会延期

    本日(二日)のサイン会は延期になりました。神保町ブックファーストでの、山﨑おしるこさんとのサイン会は延期になりました。内田がインフルに感染したためです。申しわけありません。打ち上げられたクラゲのようにまったく動けなくなる経験をしました。今朝は、ひとりで厠に行けました。ご安心ください。絵本「あのねあのね」サイン会延期

  • 第五位に

    JPICの「この本読んで!」にて「親子で読んでほしい絵本大賞」の発表があり、『ともだちのなまえ』(彫刻・はしもとみお教育画劇)がベストテンの5位に選ばれました。投票してくださった読書アドバイザーのみなさんありがとうございました。昨日は東京吉本の疲れを取りに鍼ともみもみに。ごごからマンション管理組合の理事会。へろへ早寝を。早寝を。疲れていたからでしょうか。起きてたら風邪の症状が。書店用の絵本にサインしてごろごろ。詩「みつめる」は、そのごろごろの産物です。今日も早寝します。第五位に

  • はい、ポーズ。

    なぜか会社のフロアにこんなものが。午後から吉本興業(株)東京本社にいました。新宿の花園神社の隣です。お笑い芸人山﨑おしるこさんと対談したり、インタビューを受けたり、カメラにポーズしたり。おしるこさんとご一緒した絵本『あのねあのね』(303BOOKS)のPR活動です。発売は3月4日。はい、ポーズ。

  • そらのうた

    17時ベランダの窓を開けると正面に富士山がちょっぴり見えます。二月。晴れた日は真っ白な姿が。画面にはありませんが、その左の方に亡き弟(広之)がよく登っていた丹沢が。富士の手前の黒いシルエットは多摩川に沿った秋川丘陵です。そらぼくらは「そら」とつぶやくとこころがはてしないおおぞらをおもうそら。ふじさんからうえだろうかひまらやからうえだろうかこんどるがとんでいくおおぞらをはくちょうがわたっていくおおぞらを(……でも)はるとなのはなとはなみつとちょうはきっとこのちいさなそらをすきそらのうた

  • 南西の空

    15時30分ゆきどけくまがおどるいのししがうたうデデダデデダダダダダダデデダダンダンドダンダダダダダダダぢめんのそこからたいこがきこえるほねがほねをたたいているほねをたたいておどつてるはるだ。はるだ。ほねもうかれておどつてるなうまんぞうもまんもすもデデダダデデダドデダダダ南西の空

  • 雲や

    朝。散歩に行った公園で椋鳥が二羽。私が側に行っても逃げませんでした。それで早春賦を歌ってあげました。じっと聴いてくれていた二羽は耳が肥えていたのでしょうか。それとも……。待っている絵本のラフが二つ。詩集の割り付けがひとつ。まだ先のことなのにそわそわ落ち着きません。やいもりやばったやかえるやねこやとんぼやざりがにやへびやとかげやいぬやいのししややまやたにやかわやたんぽぽやすみれやれんげやそらやくもやにじやととやかかややややうらみやつらみややけくそや!雲や

  • 絵に酔う

    「はるってなんか」みなはむミシマ社2000円+税マンガのような、アニメような目をした少女がいる。背景の雲の、変圧器から伸びている電線の、桜の、その画力にう~んと唸れば唸るほど、それにふさわしくないような記号のような目。しかし絵本を読み終えた後、この少女の描き方のしたたかな戦略に感心させられる。私は「読み終えた後」と書いたが、この絵本は読む絵本ではない。春に、絵に、酔う絵本なのだ。雨に打たれる桜に。雨上がりの草に。まぶしい雲に。この記号のような目をした少女がいなければ、ただ春に酔う画集となっていただろう。いや、事実、私は画集として眺め酔っていたのだから。だが、なぜ風が吹き、雨が降り、雲がまぶしく光るのか。春の、いのちのまばゆい物語(絵本)があるからだ。少女は雨上がりの町を足早に歩いて行く。友のところへ。「ま...絵に酔う

  • 春には春の絵本を

    吉本の芸人、山﨑おしるこさんとの絵本『あのねあのね』(303BOOKS)の見本刷が届きました。若々しく可愛い風が吹いています。3月5日、発売です。雑事をあれこれと昼寝ですごしました。童心社より、進行中の絵本「だれでもどうぞ」の絵本原画2点の画像が送られてきました。絵は南塚直子さんです。うふふふふでした。春には春の絵本を

  • 「みけちゃん 永遠物語」 村上しいこ

    「みけちゃん永遠物語」村上しいこ小学館1700円+税困った本を頂いたなぁ、というのが正直な気持ちだった。もう七十年以上前になるけど、生まれた子猫を紙箱に入れ、大牟田川へ流しに行くのが私の役目だった。幼い弟たちにはまだ出来ないことであったからだ。海は近く引き潮が沖へ持って行く。小学生の私がやりきれない顔で立っている。そんな私が猫との愛情物語を書かなければならない。(猫へねぇ)。しいこさんは継母の虐待を受けながら子供時代を過ごしている。とうぜん人間不信が深い。そんなしいこさんの家へ、猫がやってくる。呼んだのでもない、もらったのでもない。しいこさんは、とうちゃん(夫)と飼い始める。名前は、みけちゃん。つまり、これは愛されたことが薄かったひとが、命のあるものを愛していく物語である。心配し、涙ぐみ、抱きしめ、遊び、...「みけちゃん永遠物語」村上しいこ

  • 春は大福

    今日のおやつ昨日書いた詩を推敲し形に。子ども愛樹祭コンクール受賞者に渡す色紙を書き、あちこちメールをしたり。ドアぴんぽん。ドアをあけたらピンポンがたっていた「こんにちは」こんこん。とをたたくおとがしたのにだれもいなかったゆきがこんこんふっている(だれだろう)そ~っとあけるとはるかぜがはいってきたコップはもじもじしている春は大福

  • はるみたい

    はるですよ。銅版画・南塚直子ポプラ社今日はとても暖かい日でした。いつもは寒くて人のいない小公園に、おじいさんとおばあさんぽつんぽつんとベンチに五人。人間も動物なんですねえ。詩。二篇書きました。そのひとつを。リーダーよぞらをとりがわたっていくかもかしら。そうかも。せんとうのかもがつぶやく。そう。かしら。はるみたい

  • だれかを

    物流倉庫がにょきにょき膝の電気ビリビリに行ったり、散髪に行ったり、こんなものを書いたり、昼寝したり、葉書を書いたり、首を搔いたり。よぶだれかがよんだようで丘をのぼっていったひとのいない団地があり草がぼうぼうしげっていた海がみえ貨物船がうかんでいる──よんだ?──おまえがな。貨物船がいった(ぼくが……ぼくを)(そうかもしれない)かえっていくぼくに貨物船がいった──おれがよんだかもしれない。だれかをよんだのだろうかねこも海をみているだれかを

  • 絵本「なにでも ないもん」

    岩崎書店定価1870円編集・筒井大介。文章を書かれている少年アヤを私は知りませんでした。どんなひとなんだろう。略歴に出版された書名が出ていました。「ぼくは本当にいるさ」「ぼくの宝ばこ」「ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録」「わたしがYES」。絵本を読み終えて、少年アヤが、わたしにたどり着くことが、わたしはわたしということがどんなに困難だったかを思わされました。少年アヤは帯に書いています。「あなたはここにいるし、わたしもいます。なにでなくても生きています。いいとか、わるいとかを、飛びこえた事実です」。書きだしの言葉は「わたしはどんなものにもなれた」。しかし、世間は男であるか,女であるかを求めます。その悲しみと苦しみを阿部海太の絵は、色調も絵も暗喩のように描いていきます。そして「ゆうきをだしてとび...絵本「なにでもないもん」

  • きかんしゃ きかんしゃ

    絵・楓真知子詩「む」を書き昼寝。起きたら文芸社の塚田様よりうれしいメールがとどいていました。楓真知子さんとの絵本『かおりちゃん』は年内に出るそうです。楓さんが奮闘してくださいます。以前より私と仕事をしたいと思っていてくださったとのこと。若い方にそう思って頂けるのはうれしいことです。どんな絵本になるのか。まだまだ前進中の楓さん。楽しみです。というわけで午後はマンション管理組合の仕事を。ねねはねくらのねねちねちねばねばねとねとぐねぐねそのぐねぐねのねにねこなでごえがした「ね、わたし、あなたがすきよ」ねうれしくてはねてはねてはねていいね!になったそうね。きかんしゃきかんしゃ

  • 芽吹く石

    銀の鈴社のカタログ用「ありがとう、谷川俊太郎さん」400字を書き、メール添付で。詩「ダ・チョウ」を書く。遅い昼寝をし、園に頼まれていた絵本30冊ほどにサイン。ま、そういうわけでダチョウはダ・チョウになったももいろのきれいなチョウだったダ・チョウはライオンのはなのあたまにとまったかわいいことライオンはそれはそれはやさしいこえでささやいたもも、ちゃん。そういうわけでゾウはこしをぬかしじぶんのゆびをしゃぶっている芽吹く石

  • 韓国より愛をこめて

    韓国版『ねこの手かします②』(絵・川端理絵恵文研出版)が、販促グッズと一緒に届きました。喜んでいます。残念ながら版元のハングルが読めません。ごめんなさい。初めに浮かんだのは鴨の詩でしたが……。(つまらない)(つまらない)と三転、四転、五転し、こんなものに。鴨はどこへ飛んでいったのでしょう。鴨川へ。そうかもしれない。けっこんみえないけれどいらっしゃるそれはほんとうのことだけど(しんじられない)かみさまはくびをひねられるひとめぼれです。わたくしも。とうめいにんげんのカップルはかみさまにもみえない韓国より愛をこめて

  • その地平線の手前で

    https://jpen-019.peatix.com/viewお化けと海釣りの構想が、三味線に乗り浮かれ調子で浮かんできています。少年・ガザうらみをわすれるのではないうらみをこえていくのだじぶんがしあわせになるためにそのときおまえはしるだろうそんなおまえをほほえむひとのいることをそんなおまえをだきしめるあたたかいうでをそのひとたちをそのひとたちはねがっていたのだおまえがはなのなかをあるいていくことをきのしたでくちびるをかさねていることをわがこをたかくもちあげることをうらみをわすれるのではないうらみをこえていくのでもないやさしくただやさしくじぶんのこころをだきしめてほしいのだそのあたたかいうででいのちでその地平線の手前で

  • 白い花

    午後から国立市にあるビブリオギャラリーへ。西村繁男さんの『じごくのラーメンや』(文・苅田澄子)の絵本原画展を見てきました。ああ、楽しんで描いておられるなぁというのがよく伝わってきました。聞きはしませんでしたが、衣装考証などしっかりなされたようでした。入り口で田島征三さんとすれ違ったようですが、両者気づかず。女性客で賑わっていました。午前中に詩を書き、ひと眠り。午後、国立へ。こころに家族をうばわれたきみはこころに爆弾をだいているその男に投げつけるためにまだ九歳なのにまだきみは見つめるがれきのあいだに咲いている一輪の花を白い花をきみは生きていく爆弾と白い一輪の花をこころにだいて信じられなくてきみは見つめる画面いっぱいにさいている花にいろとりどりの花にはてもなく風にゆれながらきみは生きていくいろとりどりの花と爆...白い花

  • オットセイ日和

    絵本『ともだちともる』(絵・黒井健文研出版)。販促用にこしらえてくださった絵葉書です。特別のことはありません。詩を推敲したり、新作で混乱したり。気がつけば夕焼けが。おっとっとなみだですぎてみずぶそくラムネをのんでおっとっとこころをすうすうかぜがふくあんこでふさいでおっとっとまたまた0てんしょうこをかくせすすんでごみだしおっとっとへいきんだいをおっとっとオットセイのおっとおっとっとオットセイ日和

  • 明日 発売です

    ポプラ社より、明日、発売です。膝の電気ビリビリより帰り、「鬼ヶ島通信」の詩を推敲。つづけて第10少年詩集の詩稿を読み返し5篇削除。ひと眠りし「かぜにふかれて」と悪戦苦闘。なんとかまとめたけど……。かぜにふかれてかぜにふかれてれてあるいていったかぜにおされてのぼっていったよいしょ。よいしょ。かぜのことばをききながらさんちょうにもかぜはふいていたこんにちは。こんにちは。かぜとかぜとはあいさつしたとおくのやまでもかぜはふいていたくもがゆっくりうごいていたおかえりなさい。さるすべりのはながちいさくゆれたただいま。ぼくはかぜのことばでいっていたこころがゆらゆらゆれている明日発売です

  • 菫の花咲くころ

    午前11時30分まで眼科。帰宅し「カクテル」を仕上げ、あったかい素麺を頂き昼寝。起きて詩誌を読みながら礼状を。それから詩「となりの人」初案を。『鬼ヶ島通信』の作品で、課題は「SF」。これから推敲になります。菫の花咲くころ

  • あこがれの堀内誠一展

    まさか自分が絵本界の住人になるとは夢にも思わない頃、長女が園から『ぐるんぱのようちえん』をもらってきました。おしゃれ!その絵も、文章のレイアウトも、とびきりでした。1日、その「堀内誠一展」をムジナ観てきました。立川市にあるPLAY!MUSEUMです。その多才な才能、イラストレーターとしての繊細にして大胆な描写力。時代を作っていく感性。天才だなぁと思いました。きっと北斎も歌麿もこんな風に一世風靡した人なのでしょう。2日。マンションの大規模修繕工事も終わり、依頼された工事会社への感想文を書いていました。ひと眠りして、また管理組合のミニポスアターを一枚。ぼんやり春のカクテルが浮かんでいます。あこがれの堀内誠一展

  • 楓さんの絵

    文芸社の企画絵本『かおりちゃん』をご一緒している楓真知子さんの絵です。いいでしょ。一昨日から体に力が入らなくて、ただボー。(これは、なんなんだ)。やや不安。それでも詩を書いたり、マンション管理組合の広報を作り、全戸配布。そのあたり(推定午後4時頃)でハッと気がつきました。咳止めの薬のせいだ!あんぽんたん。ぽぽたんぽぽたんぽぽたんたんぽぽがうたっているぽぽたんぽぽたんたんぽぽがはねているぽぽたんぽぽたんたんぽぽがかけていくぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽたんぽぽはわらっている楓さんの絵

  • ともだちのブログ

    ともだちのブログに「つれづれなりままに」というのがあります。そこから生まれたことば遊びです。咳の薬が効いてきたのでしょうか、少し楽になってきました。一昨日は咳で一日の半分のエネルギーを奪われた感じでしたが。来週にはニッポンの夜明けが来るでしょう。ともだちのブログ

  • 赤彦の童謡

    珍しい本を読みました。自分の不勉強をさらすようですが赤彦の童謡は初めて読みました。赤彦のそれがあまり知られていなかったのは、曲の付くのを好まなかったからのようです。著者は赤彦と伯父・姪の間柄の藤田郁子。版元はSINJUSHA。初版・千九九六年十二月十七日。病院とマンション管理組合で全エネルギーを消耗。楓真知子さんと絵本をご一緒します。タイトルは「かおりちゃん」。文芸社の企画出版です。赤彦の童謡

  • 鳥啼き魚の目に泪

    なんだか面白いメールの多い日でした。べつに出版が決まったり,重版の知らせがあったわけではないのですが、「へ~」と驚いています。鳥啼き魚の目に泪

  • 遊芸稼業

    故郷大牟田は雪になりそうです。もしかしたら羽村もちょっぴりと。というわけで?今日もことばで遊んでいました。こういうのを遊芸人というのでしょうか。遊芸稼業

  • すすき野

    頼まれてもいないのに、絵本化進行中「わらうことば・あそぶことば」の、第二巻用の作品制作を開始しました。むろん徒労に終わらせないつもりで。昨日25日は心臓の定期診断へ。同じ薬を頂きました。私はいくらでも眠れる人で、また眠ってもいるのですが、絵本館のブログを読んでいたら高畠純さんもいくらでも眠れる人とありうれしくなりました。眠いときに眠らないと筆を持つ手に力が入らず、またアイデアも。ああ、同志高畠純。我らはナマ・ケモノなのだ。すすき野

  • あそぶことば

    今日は、うれしい知らせが四つありました。三つは絵本テキストに関する返事で、すでにひとつは画家さんの元へテキストが送られていました。ひとつは、まだ秘密で書けません。絵本テキストの肩の荷が下りたので、また、わらうことば・あそぶことばを再開したく思っています。あそぶことば

  • おおきな うんち

    絵本テキストひとつ。うれしいご返事を頂きました。今日は、うんちの絵本テキストを書いていました。品があること。スケールの大きなユーモアがあること。ロングセラーの資格をもっこと。この三つを叶えるようなものと考えながら書いていました。おおきなうんち

  • 絵本「はるが もぞもぞ」 もうすぐ発売です

    「はるがもぞもぞ」銅版画・南塚直子文・内田麟太郞ポプラ社1500円+税発売・2月5日きれいですかわいいですはるのえほんです。本日の散歩は4500歩でした。郵便物四つと、子ども愛樹祭入選作の感想を書き、絵本の素を書いていました。東京は晴れ、富士山が真っ白です。絵本「はるがもぞもぞ」もうすぐ発売です

  • カフェ・スノードム 石井睦美・文 アリス館

    5篇の短編で構成された短編連作です。その始まりの一篇を読んだとき、私は次の作品を読むのをやめました。これは続けて読んではいけないのだと感じたからです。それほどおいしいお茶とケーキを頂いていました。毎晩、一篇ずつ丁寧に読んでいきました。その文章のふくよかさと隠喩をご馳走になりながら。その家の名はカフェ・スノードーム。主は、とても太ったひとのタマルさん。といってもカフェではありません。また訪ねていってもどこにもありません。探し物をしている自分のこころだけが出会うカフェですから。いいえ、自分は何も探してなかったつもりでも、こころが探していたところです。ただ一度だけ、タマルさんが自分から呼んだことはありましたが。少女は、少年は、自分が探していた大切なものに出会います。その答は少女にも少年にも明示されません。感じる...カフェ・スノードム石井睦美・文アリス館

  • 絵本編集者が選んだ2024年のベストスリー

    『イラストレーション』2025年3月号「絵本編集者が選ぶ2024年この絵本」で五人の編集者のうち三人の方が『ひとのなみだ』(絵・nakaban童心社)を挙げてくださいました。三回も出てくる絵本は、この本だけでした。選んでくださった編集者は、木村真、筒井大介、村松茂さんです。感謝しています。午前中に絵本の素をひとつ仕上げ、午後から新作絵本のテキストをひとつ書きました。「おもしろ~い」と気に入っています。明日はこのテキストの推敲をしましょう。絵本編集者が選んだ2024年のベストスリー

  • 横着者賛歌

    日曜なので、こんなものひとつ書いてごろごろしていました。宿題(絵本テキスト)が三本あるので、明日からぼんやり考えはじめます。人様から見たら暇人の横着に見えるんでしょうね。このぼんやりが一番大切なんですが。ザ・キャビンカンパニーさん。故郷の大分(OpAm大分県立美術館)で大絵本美術展・堂々賛歌がはじまります。2月7日からです。横着者賛歌

  • 奥州市水沢の人

    岩手日報(12月12日)です。絵本『ともだちのなまえ』(彫刻・はしもとみお教育画劇)の感想文を書いてくれた沼倉充輝さんが最優秀賞に選ばれました。お目出度うございます。水沢は亡き詩友阿部圭司(慶司)の故郷です。もしかしたら同じ小学校かなぁと空想しています。絵本『あのねあのね』(絵・山﨑おしるこ303BOOKS)の最終色校が届きました。私はOK。印刷・製本が始まります。これから愚夫の会に行ってきます。愚か者ばかりの会です。詩と言うよりも、ことば遊びを書きためています。そのひとつです。ゆきちがいゆきおとこあいたくてあいたくてゆきおんなのいえへいそいだゆきおんなあいたくてあいたくてゆきおとこのいえへいそいだゆきふるまちをゆきふるまちをタクシーがゆきちがう奥州市水沢の人

  • たかが鷹狩り

    東京・国立市ビブリオギャラリー2月6日(木)~2月16日(日)西村繁男絵本原画展『じごくのラ-メンや』(←詳細はこちらより)西村さんの在廊予定はは、6/9/16日の午後になっています。こんなものを書いただけで、あとはごろごろしていました。朝に散歩と膝の電気ビリビリには行きましたが。たかが鷹狩り

  • 情報解禁

    吉本のお笑い芸人山﨑おしるこさんとのコラボ絵本。情報が解禁になりました。こちらから、どうぞ。LPhttps://303books.jp/anone/PRTIMEShttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000053892.html昨日、東京上野で、第34回世界子ども愛樹祭コンクール応募作品の最終審査がありました。審査委員は安部龍太郎(小説家)、黒木瞳(女優)、長野ヒデ子(絵本作家)、ジャンヌ・マリー(大倉デザイナー)のみなさん、と私でした。家を出たのが午前十時。帰宅が午後十時。これからマッサージと鍼に行ってきます。情報解禁

  • 情報解禁

    吉本のお笑い芸人山﨑おしるこさんとのコラボ絵本。情報が解禁になりました。こちらから、どうぞ。LPhttps://303books.jp/anone/PRTIMEShttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000053892.html昨日、東京上野で、第34回世界子ども愛樹祭コンクール応募作品の最終審査がありました。審査委員は安部龍太郎(小説家)、黒木瞳(女優)、長野ヒデ子(絵本作家)、ジャンヌ・マリーのみなさん、と私でした。家を出たのが午前十時。帰宅が午後十時。これからマッサージと鍼に行ってきます。情報解禁

  • もうすぐ情報公開

    明日は都内へ出張ということもあり、のんびり昼寝をしていました。当然、八十三歳翁はへとへとになりご帰宅されますので、明後日は朝一で鍼チクチクのメンテナンスを入れてあります。老人の仕事にはメンテナンス量も加算し仕事は依頼しましょう。ちなみに私は五千円です。(^_^)そのメンテナンス日(15日)には、絵本をコラボした吉本の芸人さんがどなたで、どんな絵本かの情報も公開されます。また3月2日に神保町ブックカフェーで、二人によるサイン絵本お渡し会も。発売数日前のサービスですが、取次もPRとして認めてくださっているのでしょう。3月2日は神田へどうぞ。もうすぐ情報公開

  • 本多劇場で「りぼん」を観た

    昨年11月。私の住む羽村市で、伝統文化交流事業としてアイヌの伝統芸集団ニンチュプの公演がありました。羽村市生まれの作曲家・ピアニスト矢部優子さんとのコラボで。その時に、わたしの詩を矢部さんの作曲演奏で、アイヌの歌姫豊川容子さんとお嬢さんが歌ってくださいました。そんなご縁で11日、アイヌ出身の宇梶剛士さんも出ておられる「りぼん」を、本多劇場で楽しんできました。もちろん矢部さんと交流事業の応援をしてくださった市会議員石居尚郎さんも。下北沢では、豊川さんのお連れ合いの川上将史さん、息子さん、お嬢さんと楽しい食事を。川上さんはウポポイ(北海道・白老町)でアイヌの伝統文化を伝える仕事をしておられます。伝統芸集団ニンチュプの仲間としても。芝居「りぼん」に、人目がなかったら私はきっと泣いていたでしょう。作・演出の渡辺え...本多劇場で「りぼん」を観た

  • 足らないの

    編集・発行/日本児童文学者協会発売/小峰書店定価1100円林木林、はたちよしこさんら6人の詩が掲載されています。はらまさかずさんの絵本時評に、絵本『ひとのなみだ』(絵・nakaban童心社)が取り上げられていました。nakabanさんの絵にも的確な視点が。感謝しています。小手鞠るいさんがエッセイ「児童文学作家を目指すあなたへ」で、作家になりたければ電子書籍で読んじゃ駄目。それは言語道断、愚の骨頂だと断言されています。読めばその理由に、作家を目指すあなたは頷けることでしょう。次号は「詩がおもしろい」。10年ぶりの詩の特集だそうです。私もエッセイ「詩のことば絵本のことば」を書いています。遊ぶ詩で、終日あれこれやってましたが、いずれももう一つ。足らないんですねえ。足らないの

  • なみのなみだ

    あそぶことばを4篇書きました。これ以上書くと脳がヒートするので休みましょう。小公園をいつも三周していますが、今日はうっかり四周してしまったようです。お風呂での秘密ストレッチが効いたのかな。絵本「おばけの花見」(絵・山本孝岩崎書店)15刷が届きました。この季節になると必ず重版してくれます。山本さんと編集者島岡さんへの感謝は当然ですが、みなさん、ありがとうございました。なみのなみだ

  • 試供品かしら

    朝一で散髪に。帰宅して詩を書こうとしたら某社より不思議な依頼が。絵本なんでしょうが私の視覚詩「の」を見てのご注文です。詩と言うよりもユーモア絵本なんでしょう。というわけで、試作品「か」を。試供品かしら

  • ご尊顔~。

    父のご尊顔です。最右列の下から二番目。本の発行日からすると四十一~四十二歳でしょう。額が最上一平さんをしています。この遺伝子は五男と六男に伝わっています。創元文庫『日本詩人全集』第七巻昭和篇(2)昭和二十七年十二月十五日初版わが愛読書でした。一冊目は故郷の雪隠に落とし、二冊目は引っ越しで紛失、三冊目のこれは三十代の始め、杉並の古本屋で求めました。まだ日本の古本屋(ネットショップ)などない時代です。木山捷平、小熊秀雄、金子光晴、B丸のK、新井徹などの作品が読めます。ことばタンポポはだれもよばなかったはずなのにこどもたちがかけてくるむくちなきみのこころにもメロディーはながれているだれもいないとくちずさんでいるうたのよんでいなくてもよんでいるこころがあるよばれなくてもよばれたひとがいるきみのおもいにことばよりも...ご尊顔~。

  • 2024年の絵本

    聖教新聞2024/12/10号童心社の西尾薫様より絵本『ひとのなみだ』(絵・nakaban)の掲載紙誌が送られてきました。掲載誌は月刊「MOE」です。もう一誌は発売前情報なので、残念ながらここまでということで。いずれもこの一年を振り返り選ばれた絵本でした。世界子ども愛樹祭コンクール応募作品(詩・作文)を読んでいました。2024年の絵本

  • 清水ひさし詩集 生きものたち

    清水ひさし詩集生きものたち画家・徳升寛子コーシン出版定価・1320円低学年から高学年までを読者にした詩が、それぞれに章立てしてあります。高学年の詩には、悔しい昭和の男の自己表現を感じましたが、少年詩はそんな「自己表現」を越え、ただ創造であってほしいという願いが、近年の私にはあります。でないと、いつまでも少年詩が少年時代の思い出詩という引力圏を脱出できないからです。そんなわたしがすきになった、美しい詩です。つゆくさのはなそらのいちばんふかいところでそまったようなつゆくさのはなのいろですうちゅうのたびのとちゅうちきゅうへおりたちはねをやすめるしじみちょうのようなつゆくさのはなのかたちですどこかへながれつづけるそらのどこからかきてこごえたはねをおひさまにあたためてもらっているようなつゆくさのはなのふるえです雑用...清水ひさし詩集生きものたち

  • 人類を救う

    そりゃあ、淡路島は大騒ぎさ。もちろん奈良や和歌山からも、貸し切りバスで来るんだろうな。今日は子どもたちの作文(世界子ども愛樹祭コンクール)を読む日でしたが、賀状に追われ予定がガタガタに。賀状をくださる方のお気持ちはうれしいのですが、来年からはお控え頂けると助かります。あなたの非情が人類(私のこと)を救う。(^_^)人類を救う

  • のあそび

    本年の書き初めでしょうか。大牟田市ともだちや絵本美術館は、初日からにぎわっているようです。ありがとうございました。画像は昨年暮れに子どもたちが描いたヘビです。クロネコ便が届くというので、初詣は明日にして、ごろごろしていました。のあそび

  • まずは遊びから

    詩の推敲と削除で、作品を書くのは休んでいたら詩の書き方を忘れていました。駄詩でも書いていなければいけないのだと改めてわかりました。(少年詩を、真面目な作品で出発するのはいやだなあ)と、まずは遊びから。例のごとく例のように、年頭の挨拶も賀状も休ませて頂きます、「おめでたい加齢ね」とおゆるしください。よい年をまずは遊びから

  • アーサー・ビナードさん

    解放出版社の綱美恵様より、うれしいメールがとどきました。非戦絵本『ひとにむかって』(絵・ひぐちともこ)の英文翻訳を、詩人のアーサー・ビナードさんが引き受けてくださいました、と。ビナードさん、ありがとうございます。英語圏で出る絵本ではなく、日本語版の絵本にビナードさんの英文が併記されます。むろん英語圏でも出ればと願っています。691枚あった詩稿?を「駄作!駄作!」と97枚まで削除できました。はじめは「とても無理だ」と思えましたが、今日は迷うことなく67枚分棄てられました。理由は駄作にあふれる厚い詩集を読まされる身を考えたら、申し訳なくなってきました。こちらも大事なことなのですが、厚い詩集はそれだけお金も掛かります。あと数編削除したら終わりにしましょう。光がほのかに見えてきました。アーサー・ビナードさん

  • この本だいすきの会

    後列左より後藤仁、内田、長野ヒデ子、浜田桂子、木村研さんと会員の方(4名)昨日26日は千葉の市川市で、この本だいすきの会暮れの集会でした。例のごとく三人のアンポンタン(通称3ポンタン・高橋秀雄・最上一平・わたし)で参加してきました。写真は一平さんの後ろ姿です。二平さんといたずらしたのは高橋さんだそうですが、三と加筆された方はどなたでしょう。今年は、石津ちひろさん、林木林さんと詩人の参加が目立ちました。吉本の芸人さんとのコラボ絵本、表紙のデザインも届き校正が終了しました。情報解禁は1月15日(予定)。二人の対談も企画されています。今日は昨日の市川疲れで、はろひろへ~。詩9篇削除して横になっていました。この三年ほどで書きためた900枚ページほどの詩稿を「駄作、駄作!」と削除しています。現在75%を削除、80%...この本だいすきの会

  • 少年銀河

    「子どもの本棚」1月号日本子どもの本研究会定価500円特集子供たちとユーモア絵本・ナンセンス絵本を楽しむ「すーっ」とはいってくる長新太のナンセンス/土井章史小さい子供たちが教えてくれたこと/石津由美みんなが大好きな絵本/清水アイン「キャベツくん」をよんで/大橋優依ナンセンス絵本考初心者入門編/米田久美江私のナンセンス絵本論/内田麟太郞雑用をしながら詩集用の詩の推敲と選択をしていました。作業開始から今日まで、75%強を駄作として削除していました。目指せ!80%削除!削除が、やや快感になってきました。詩集の題は「少年銀河」です。(^_^)少年銀河

  • 聖教新聞電子版に

    嬉しいものがありましたので。〈読書〉2024年印象に残る3冊㊤吉岡忍氏吉田太郎『シン・オーガニック』ハン・ガン『別れを告げない』田中大介『電車で怒られた!』児玉ひろ美氏きくちちき作『あらしかみなり』内田麟太郎文・nakaban絵『ひとのなみだ』え=大石可久也『あさいち』#聖教電子版seikyoonline.com/article/5C3012shogitoworld!ボンクラ将棋ファンだけど@shogi_to_world2詩稿の第三回目の推敲・選択をしていました。作業しながら半分ほどは捨てたでしょうか。第一回の作業に比べて捨てるのに思い切りがよくなっているような気がします。第四回の推敲・選択を終えたUSBメモリーをムジナに預けておけば、なにがあっても一安心です。心にも体にもいいにちがいありません。ほいほい...聖教新聞電子版に

  • 詩友の絆

    詩稿推敲の第一次作業が終わりました。その三分の二を駄作として捨てました。これから第二次作業に入りますが、また、半分ほどは捨てることになるでしょう。自分にあきれると言うこともありますが、どんな作品が駄目だったのかと、いい勉強にもなりました。敗戦間際に菊池川のほとりに疎開していました。三家族総勢十一人の家族を迎えてくれた方はどんな方だったんだろう。今日、親戚へ問い合わせていた手紙の返事が届きました。父の詩友、またはその詩友の友だちだったそうです。詩友か。頷けました。ふゆごもりくまはまるくなってねむるじぶんをだきしめながらゆきはふっているしずかにつもりながらくまはまるくなってねむるゆめをみながらぬくぬくぬく~ん。かあさんにだきしめられながら詩友の絆

  • 絵本「がいとうの ひっこし」

    山中彩央里ぶん山田和明えイマジネイション・プラス1700円+税パリの空の下セーヌは流れぬ──というのでしょうか懐かしい短編映画を見ているような味わいのある絵本です。カット割りがそうなのかもしれません。描かれている町がそうなのかもしれません。幾層にも重ねこしらえられた下地が、色は地味なのですが、そこからちちらともれる下地の色に宝石がこぼれているような美しさがあります。お話は古くて無用になった街灯が、迷惑がられながらも、必要とする人たちに出会う物語です。それはどこでしょうか。淋しさを知る人には浮かんでくる場所です。303PのOさんより、吉本の芸人さんとのコラボ絵本デザイン・レイアウト版が届きました。週明けには印刷所に渡されるそうです。今日のお昼は、ムジナとお食事会に招かれ、おいしい天麩羅を頂いてきました。両親...絵本「がいとうのひっこし」

  • ちんぴら神社

    岩崎書店19刷になりました。みなさん、ありがとうございます。詩を書いたり、いびきをかいたり、手紙を書いたりしていました。ちんぴらごぼうきんぴらごぼうといえなくてちんぴらごぼうといっていたちんぴらごぼうのあのころはばったもうみをおよいでたちんぴらごぼうのあのころはくじらもやまをあるいてたきんぴらごぼうといえてからばったはただただとぶばかりきんぴらごぼうといえてからくじらはうみにいるばかりちんぴらごぼうのあのころはぼくもそらにうかんでたちんぴらごぼうのあのころはつきやわにともはなしてたちんぴらごぼうなにぬねのちんぴらごぼうぱぴぷぺぽおしゃべりかばさんこんにちは。ちんぴら神社

  • おぼろうた

    午後、ムジナと昭島にあるユニクロに行きました。都心では初雪が舞ったようです。南国のわが故郷大牟田にも。つきよたんぽぽとはとがはなをしていたきんぎょのはなしもぽぽぽぽぽそらのはなしもぽぽぽぽぽ(きいていたのはだれかしら)とかげがねごとをいってますぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽつきのおぼろなはるのよいおにもひとさしまいましたおにもひとさしまいましたおぼろうた

  • がつんと冒険

    朝の公園午前中はポプラ社から届いた絵本『はるがもぞもぞ』(版画南塚直子)の表紙三校への返事や詩の推敲を。午後は立川で某社の編集者と新刊絵本の打ち合わせを。画家の好みがよくて思わず「もっと安全パイの画家がよくないですか」と、こちらが心配するくらいでした。で、がつんと冒険してくださる画家にお願いすることになりました。面白い編集者さんだなあ。がつんと冒険

  • 絵本 『クマダさんのどんぐりコーヒー』

    はやしますみアリス館1500円+税いい絵だなぁと何度も思いながら読んでいきました。絵には上手い絵といい絵があるように思います。上手い絵は「うまいもんだなあ」と感心はするけど、感動はしない絵なのかもしれません。よくもこんな構図で押し通していくものだと、はやしさんの絵本の絵観の信念に拍手させられます。蜜蜂のハチさんや、クマダさんか淡い恋心を抱いているハルコさん(人)の表現も、上手い絵には出来ない自由な精神の遊び(冒険!)を感じます。クレパス(たぶん)でぐいぐい描かれた世界の懐かしさと温かさからは、この絵本が書きたいというはやしさんの熱い思いが伝わってきました。穴に閉じこもっていたクマのクマダさんは、自分のために点てたどんぐりコーヒーの匂いに、喫茶店と思い違いしてきた来客者たちに「ちがいます!」と大きな声で言え...絵本『クマダさんのどんぐりコーヒー』

  • ひなたぼっこ

    陽のあたる石木蔭なのにそこだけに陽があたっていました。ただ、それだけのことだったのですが。よしたけしんすけさんが久留島武彦賞を受賞されました。おめでとうございます。少年にも陽があたりますように。ぼくのこたえぼくはいつもぼんやりかんがえているうちゅうじんのことやだんごむしのことやおならエネルギーのことなどするとせんせいがとつぜんいう──9+9は、いくつですか?ぼくはぼんやりかんがえはじめる9+9のすんでいるところを9+9のたべものをぼんやりすんでいるところがみえはじめるちょっとまぶしいかんじせんせいがいらいらしたこえでいう──こたえは、18です。ぼくはこたえをいえないままいえへかえる──9+9は、さばくにすんでいます。ひなたぼっこ

  • 国民に銃は向けられない

    冬を越す彼岸花韓国では、軍が国民に銃を向けるのをやめました。60年安保の時、岸信介首相が自衛隊の治安出動を要請しましたが、赤城宗徳防衛庁長官は「自衛隊が国民の敵になる」と、これを拒みました。この一事でこの方はわたしの記憶に残っています。しょうがっこうしまえなががえだでおしくらまんじゅうをしているひだりはしのしまえながはひだりのかたがすこしさむそうみぎはしのしまえながはみぎのかたがすこしさむそうしまえながのこえがきこえる──きょうのとうばんはひだりはしはしまさん。みぎはしはえなさん。そうなんだおしくらまんじゅうおっせおせ国民に銃は向けられない

  • こんな日

    膝の電気ビリビリと散髪屋。絵本テキストを推敲し、某社へ。昼寝から起き、礼状を書いていました。ほぼ、こんな日でした。こんな日

  • 中国簡体字版「ワニぼう」

    甘粛少年儿童出版社訳・柳漾誙絵本『ワニぼう』シリーズ絵・高畠純文溪堂)全四巻の中国簡体字版が届きました。音声でも聞ける電子ペンが付いていました。故郷大牟田市で小学生の作文に与えられる賞に内田麟太郞賞があります。その受賞プレゼント絵本にサインし、宅急便で大牟田市教育委員会へ。最上一平さんの授賞式会場で、初めての出版社より絵本テキストを依頼されました。本日、刊行の連絡を頂きました。タイトルは「かおりちゃん」です。ということで、かおりちゃんの詩を。「か」あかりひかりぴかりよぞらにぴかぴかあちこちちかちかかがやくあかりまぶしいひかりかわいいかおりちゃん。中国簡体字版「ワニぼう」

  • 「鬼ヶ島通信」が届きました

    『鬼ヶ島通信』80+3が届きました。連載は、石井睦美・柏葉幸子・片川優子・兼森理恵・那須田淳・ひこ・田中・みうらかれん・山本悦子さん。野上暁さんの「未明童話の深層」は第十六回に。わたしも詩を掲載していただいております。午前中は詩の推敲と、作品を捨てる作業を。失敗作(散文)は「わかる」ように説明しています。「わかる」はむろん詩の宝である「感じる」を消しています。削る。それが「わかる」から「感じる」詩へのいちばんの作業でしょうか。午後は、ムジナと電車に乗り、昭島のユニクロへ。「鬼ヶ島通信」が届きました

  • チガヤ

    住んでいるマンションは、年々、年金生活者が増えているのに。近隣に類のない高額なマンション積立金を、平常に戻すために昨夜からあちこちにメールを。たまった詩の推敲と破棄の作業をしていました。画像は散歩道の茅です。疎開先でまだ鞘につつまれた穂を食べていました。ほのかに甘みがありおいしいものでしたが、数年前に食べるとこれが……。いまは甘いものにあふれた時代なんですね。チガヤ

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