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絵本作家・内田麟太郎 公式ブログ 『広告する日記』 https://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida

「ともだちや」シリーズ等の絵本・童話・児童文学作家であり詩人でもある内田麟太郎のオフィシャルブログ。

このブログは日記です。 講演会予定・近刊情報・掲示板などは、ブログとは別の公式ホームページにあります。 http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/default.htm

内田麟太郎
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住所
羽村市
出身
福岡県
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2010/06/11

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  • 絵本「緑の葉っぱのパン」

    新日本出版社1600円+税最上一平さんの非戦絵本です。町が爆撃され破壊された橋。おぼつかない作りのその仮渡る渡る娘と妻。町を守ると残るお父さん。橋は州境に架かっています。お父さんはパン屋さんでした。娘はそのパンが大好きでした。橋の向こうへ渡り終えた妻と娘。手を振りながら見送る橋の向こうとこちら側。でも……。このあとを書くのは控えましょう。北見葉胡さんの線と色がとても綺麗です。ことにそのグレー色の美しさには感心させられました。詩を書いたり、依頼されたメッセージを書いたりしていました。こえひとにはきこえないこえがあるこうもりにはきこえていてもみみのきこえないひとがもりのうたをきいているせせらぎのピアノをたにまにこだますドラムをいわのふきならすトランペットをかぜのふくくさぶえをからだでひとはきこえないこえをきく...絵本「緑の葉っぱのパン」

  • 多良間島から

    ときどき舐めていますあることをはじめたら、膝の痛みがよくなってきました。まだ、始めて数日なのと、だれにでも効果がありますとはいえないので、ここまでです。公園は茸がいっせいに姿を現しました。ちと不気味な色です。手紙やこんなのを書いては、ごろごろしていました。かなしみとまとはとまとだからかなしかったたかはたかだからかなしかったぞうはぞうだからかなしかったひとはひとだからかなしかったかなしいからよくわらったかみさまはこっそりないていつもほほえんでいたいわはなくこともわらうこともできないかなしみにいつもないていたねながいたびだったらくだはとなりのらくだにいったらくだよ。ふたりはながながとねそべったらくだ・ね多良間島から

  • 石垣 五日市

    ひねもす手紙を書いていました。おわり。石垣五日市

  • 夏の絵本と 秋の五日市

    文石井睦美絵布川愛子ブロンズ新社うさぎのさきちゃんは、りすのすりちゃんと仲良しです。朝顔で色水をこしらえたり、ひまわり畑でかくれんぼをしていたら、いぬの郵便屋さんが「さきちゃん、おばあちゃんからのおとどけものです」と小包を渡してくれました。布でした。仲の良いふたりは、おそろいの服を作ることにしました。それならきつねのミコさんです。きぶんもぴったりの服を仕立ててくれます。ミコさんの仕立ててくれる服は、うれしいときはだれかと話したくなるような、かなしいときは、大好きな誰かに会いたくなるような服です。気分もぴったりの……。この先はナイショです。出来上がる服をお楽しみに。そういえば、おしゃれな絵も物語の気分にぴったりです。今日は最上一平さんの小学館児童出版文化賞受賞を祝い、地元の仲間四人(ピアニストの矢部優子さん...夏の絵本と秋の五日市

  • 二分法の貧しさを越える

    内藤いづみ風来社定価1650円この国でのホスピスケアの草分けといっていい内藤いづみさんより、本とDVDが送られてきました。余命半年だろうか三ヶ月だろうかという有元さんを、あなたのための大切な会議だからと、医者と家族の会議の中心に座っていただいた話し合いが終わったときに、有元さんが言われたことばが本のタイトルになっています。「ありがとう。いいあんべえでおねげえしやす」。白か黒かの二分法ではなく「いいあんべえ」という曖昧なことばの豊穣さが、いのちが感じられます。DVDは内藤さんの講演でしたが、シンガーソングライター・チャンティさんが私の絵本『いのちは』絵・たかすかずみWEVE出版)を歌っておられました。詩のようなことばで書いていたからでしょうか。自分のことばなのに、しみじみと聴いていました。いわつきのひかりを...二分法の貧しさを越える

  • かなしみ

    版画高部晴市午前中は詩をひとつ。午後はマンション管理組合の理事会。某社より教科書が届きました。たしか5~6冊の教科書に作品が採用されているはずなのですが、新規なのか、私が忘れているだけなのか、へーと眺めています。こばこかなしみをこえてかなしみをこえてかなしみをこえてよめたふるいてがみかなしみをこえてほほえみにちよかなしみ

  • はなのまち

    山田和明新刊絵本&カレンダー原画展11月4日~11月9日PinpointGallery渋谷区神宮前5-49-5Rハウスpinpoint@@pinpointgallery.com秋だから美しい花の町の詩を書いたり、手紙を書いたり。はなのまちはなのまちではなのまちでうつくしいはなのまちでヒトゴロシガアッタはんにんはしんでいたしんではいたがおどっていたしんではいたがおってきたしんではいたがおらんでいたおとこはおそわれたおとこはおそわれたおとこはさいごのこえをふりしぼりふりしぼりさけんだ──しにんにくちなし!しにんはたおれたのっぺらはたおれたはなのまちにはなのまちにくちなしのはながちっていますはなのまち

  • 澄んだ絵本

    服部千春さくこがしわかおりえ岩崎書店定価1400円+税文も絵もつつましく澄んだ絵本です。そのことがとても美しく感じられます。(この時代には)。幼い娘をひざにだっこし絵本を読んであげるお母さん。今日は海へ旅したいという娘。今日はキョウリュウの世界がいいという娘。おひざをゆらしながら海の絵本を読んでくれるお母さん。お母さんのお腹には赤ちゃんが。おひざの上はしばらくお預けです。わたし赤ちゃんに絵本を読んであげると練習する娘。でも……。お父さんがお母さんの代わり絵本を読んでくれます。赤ちゃんを産んだお母さんが久しぶりに「こんどは、おかあさんが、モモによもうか?」「うんっ!」。この見開きは光に満ちています。やさしく、しずかに、あたたかく。少年詩をひとつ書き、エッセイをひとつ仕上げ某社へ。ねんねあきはさびしくありませ...澄んだ絵本

  • ごろごろさん

    膝の電気ビリビリをして散歩。公園の柿は熟れて椋鳥でいっぱいでした。帰宅しエッセイ「ひらがな詩」を書き推敲。少年詩を二つ。あとはごろごろすやすやしていましたゆらゆらゆらゆらゆらはるのかげろうゆらゆらゆらはるはみんなゆらゆらゆらうしもなのはなもゆらゆらゆらカキクケコもタチツテトもゆらゆらゆらカモネケタタノツテナごろごろさん

  • ドットマーク

    ある日。ラーメン餃子。「鬼ヶ島」の詩を仕上げメールで送稿。途端にドット疲れが出て横に。そのまま眠っていました。某誌のエッセイを仕上げ、やはりドット横に。ドットの時代だなあ、じいさまよ。それなのに、それなのに、エッセイに不満が。別テーマで書き直すことにしました。♪ドットドットドット荒海越えて~ドットマーク

  • 品切れの予感が ざわざわ

    「ざわざわ」9四季の森社定価1320円トップは少年詩を書く女性による座談会です。〈少年詩・ここだけの話〉出席者は、秋元里文、石津ちひろ・いとうゆうこ、津川みゆき、名嘉実貴、林木林。(菊永謙)。いまの時代に少年詩を書く詩人たちの悩みと、状況を越えようとする元気が伝わってきます。私へのインタビュー「アニミズムとはなにか」。ワタシにもようわからんのよ、という迷走ぶりが動的感興をそそる、珍インタビューです。少年詩の果実と課題を菊永謙さん、童謡詩のそれを矢崎節夫さんが書いておられます。いつも品切れになる雑誌です。お早い注文をすすめます。西日本新聞(10/19)に絵本『ひとのなみだ』(絵・nakaban童心社)が紹介されたみたいです。品切れの予感がざわざわ

  • うどんは腰にあらず

    六人兄弟の末弟の墓参りに帰郷していました。私は長男。弟とは十一歳離れていました。大牟田に生まれ大牟田で生涯を終えた弟。バスからわが町を眺めながらなぜか安らかなものを感じていました。大牟田市ともだちや絵本美術館へ。沢田としきさんの『さびしがりやのサンタさん』(岩崎書店)絵本原画に会ってきました。(いいなあ、いいなあ、沢田さんはいいなあ)。なんどもなんども沢田さんに感謝しながらゆっくりと。休憩室で挨拶を交わしたご婦人と雑談を。お孫さんとご一緒のこの方は、大野城市で読み聞かせをなさっており、春日市、太宰府市などでも私の講演を聴いてくださっていました。セブンのアイスクリームを旅館で舐めていたら、メールが。「今日はうちの子どもと母が」。大牟田の若い友人からでした。悪いことは出来ません。それにしてもうれしい出会いでし...うどんは腰にあらず

  • ブログ しばらく休みます

    韓国では、すでに発売されていました。ソウルに遊びに行っている次女から送られてきました。日本語版『ねこの手かします』(絵・川端理絵/文研出版)の韓国版『無敵のねこの手』です。「子どもの本棚」(特集・ナンセンス絵本)のエッセイを仕上げ、メール添付で。OKだったようです。エッセイのタイトルは「私のナンセンス絵本」です。明日よりしばらくブログを休みます。FBも。ブログしばらく休みます

  • はるがもぞもぞ

    昨日11日は目黒にあるSANMABLDGのポプラ社へ。絵本『はるはもぞもぞ』の原画(銅版画)を見せて頂きました。版画は南塚直子さんです。編集者の小堺加奈子さんと三人でごにょごにょ。美しくかわいい絵本は来年二月に出ます。装丁はタカハシデザイン室。梅酒をちょっと飲んで眠るつもりでしたがその前に眠っていました。はるがもぞもぞ

  • なくなく

    詩ひとつ書き、エッセイの推敲を。それからせっせと雑用をしていました。本日も雨です。なくなく

  • ねこの手 元気です

    画像は文研出版より出して頂いた「ねこの手かします」の韓国版PR用冊子部分です。絵童話は、11月に第一巻発売(全5巻)。冊子は各巻3万部(計15万部)を作りPRしてくださるそうです。感謝。絵本テキストの手入れや、エッセイの推敲をしていました。ねこの手元気です

  • キツネさん

    雨。散髪屋さんに寄り、左膝のリハビリに。子ども九条の会のゲラが、ばんひろこさんより。手を入れて戻す。『子どもの本棚』のエッセイを書く。未完。絵本『ひとのなみだ』のラジオ放送(大阪)。承諾。『不思議の森のヤーヤー』公演料、振り込みのお知らせ。ありがたし。メール、ひとつ。キツネさん

  • ようかいと妖怪

    ようかいばあちゃんと子ようかいすみれちゃん最上一平・作種村有希子・絵新日本出版社ようかいシリーズも6冊になりました。あどろおどろした妖怪が出てくるわけではありません。子供が大好きな恐怖ドラマが展開するわけでもありません。それどころか、すみれちゃんとおばあちゃんの、ゆったりとした時間がのどかに流れていくだけです。妖怪ともいえないおばあちゃんが、町の子すみれちゃんには、ようかいおばあちゃんなのです。今回のすみれちゃんは、おばあちゃんに頼まれ、今年八十八歳になったおああさんに、筆と硯を届けにいきます。八十八は米。米寿です。村人はおああさんが書いてくれた「八十八」のお札を待っています。一生米に苦労しないという力があるからです。農民というよりも、蕪村や一茶のいう百姓の願いでしょう。おああさんが、ちょっと可愛い妖怪に...ようかいと妖怪

  • 人徳天皇御在廊

    5日。鈴木出版の月刊絵本「ぴぽん」の中国版が届きました。海豚出版です。翻訳は田秀娟さん。大学の先生のようです。むろん秀娟ですから女性です。絵?も文も私ですが具象画を描けないので、こんなもので版元突破をしています。だまされることが大好きな方は、日本語版をどうぞ。午後。雨の八王子へ。高校同期生Iさんの篆刻を見に行きました。コニカOBの美術展です。「5日に在廊」とメールが来ました。「この日に来い」ということでしょう。先客に同期生の男どもがふたり。四人で「あいつは元気らしいよ」と楽しき雑談。午前中は女性三人の同期生が来てくれたとのこと。2時間近い遠方から。人徳でしょうか。ちなみに彼のあだ名は人徳天皇です。6日。朝から消火器点検の業者さんと、管理組合副理事としてあれこれ。エントランスのガラスが割られていました。日曜...人徳天皇御在廊

  • どんぶりこ

    散歩に行く公園の歩道に、どんぐりがいっぱい落ちていました。落ち葉も。次の世代へ……自分はなにかを残せるのだろうか。詩「なみ」は笑いを残せそうでした。帰宅し「ちきゅう」を書きました。ちきゅうどんぐりはどんぐりのおもさでおちてくるかぜがなくてもおちたいところへおちたかったところへあかるいあきあかいあきあききいろいあきあかきだいだいあかあかあかあかいあかねぞらあかあかあかあかいあかとんぼあかるいあきかぜかるいあしどりどんぶりこ

  • 鰐笑う

    大牟田市ともだちや絵本美術館10月11日(金)より、この絵本原画も展示公開されます。秋は大牟田市動物園へ。絵本美術館のある、日本でただひとつの動物園です。小諸なる古城のほとり雲白く遊詩楽しむたびたびはたびにでたたびはよくやぶれたびたびとりかえたとりかえるたびにたびはみちにあいさつした──はじめまして。たびとみちはみちみちはなしをしたみちがえたはなしやみちなきみちのはなしをきがつくとみちもたびをはきたびとたびしていたみちのせかいへまだみぬせかいへ──たびはみちづれ。わにがわらっている鰐笑う

  • 安部公房展

    安部公房のほとんどの作品を読んだ時期がありました。三十代の前半だったでしょうか。読み巧者といわれていた文芸評論家平野謙が、安部の作品は「わからん」といったのが記憶に残っています。詩の自家中毒にならないように、きれいな詩?を書いたらアホな詩を書くことにしています。ということで「あき」を書いたので「あな」で毒消しをしました。あなねこねこんぶなめすぎねこんだねこんだねこあなこんだみまったあなこんだみやげにねこんぶもらったあなこんだねこんぶなめすぎねこんだねこんでうわごとをいった──あな、こんだ!──あな、こんだ!あなこわくなってあなにかくれたあきあきあきないあきともくんさとちゃんおじいちゃんおばあちゃんさびしいからおもいだしているあきうつくしいけれどあきないあきうつくしいからさびしくなるあき安部公房展

  • ついに沢田としきさんの名作登場

    企画展『絵本の中のおくりもの』、10月11日(金)開幕です。ともだちに感謝したい、あの人を励ましたい。その気持ちは心の中にあるもの。だから、目に見えません。そんなとき、人は「おくりもの」をします。「おくりもの」にはいろいろなかたちがあります。どのような「おくりもの」をしたら相手が喜ぶか、それを考える自分の方がもっとうれしいのかもしれません。今回の原画を展示する絵本には、いろいろな「おくりもの」が出てきます。その「おくりもの」の裏側にある贈る人の気持ちを考えてみてください。きっとあなたも誰かに「おくりもの」をしたくなるはずです。期間:2024年10月11日(金)〜2025年4月13日(日)出展原画/『ともだちくるかな』降矢なな『いつだってともだち』降矢なな『さみしがりやのサンタさん』沢田としきいつか、いつか...ついに沢田としきさんの名作登場

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