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絵本作家・内田麟太郎 公式ブログ 『広告する日記』 https://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida

「ともだちや」シリーズ等の絵本・童話・児童文学作家であり詩人でもある内田麟太郎のオフィシャルブログ。

このブログは日記です。 講演会予定・近刊情報・掲示板などは、ブログとは別の公式ホームページにあります。 http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/default.htm

内田麟太郎
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住所
羽村市
出身
福岡県
ブログ村参加

2010/06/11

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  • 深呼吸の木

    この木の前で、いつも深呼吸10回をつづけています。おかげでこのまま死ぬかと思う咳もなくなり、日に何度かの心臓の動悸もなくなりました。激しい咳って体力を奪うんですね。久しぶりに絵本テキストを書き某社へ。某社の編集者より、笑詩に笑った。また送レと嬉しいメールが。本日の笑詩です。とりことりおおとりみずとりちどりちりとりあかとりしりとりうっとりとっとりとあそぶさとりおっとり深呼吸の木

  • ぎりぎりセーフ

    師遠地輝武は姫路の人です。そんなことで遠地さんの蔵書などを姫路文学館に寄贈させて頂きました。「花と夢展」の案内です。ここ二日ほどの間に、「おばけ」「詩ごころ」「ながばなし」を書きました。残せるのはこれだけのようです。ながばなしあなごはきかれるままにたことはなしたつかれたひらめともわたりがにともはなしたつかれたはぜともさばともはなしたつかれたきょうはいかにもつかれたぎりぎりセーフ

  • 元気な絵

    童心社より新作紙芝居が届きました。絵は、りとうよういさん。2000円(税別)笑う詩が好きな編集者に励まされながら,今日もこんなものを書き、あとはごろごろしていました。ちなみにピカソは10歳まで掛け算が出来なかったそうです。いいなあ。岡本太郎『青春のピカソ』新潮文庫より。かたおもいすきだったこころからしたっていたあまがえるはあめをふりそうになるとうれしくてうたったぐわっぐわっぐわっふってくるとなおさらうたったいくらぬれてもうれしかっただがたいふうのあめはあまがえるのつらをひっぱたいたせなかをなぐりつけたあごをけりあげたあまがえるはあめに(ふられた)元気な絵

  • 書けない日もあるのね

    8月17日発売だそうです。絵・飯野和好ひかりのくに今日は詩が書けなかったので、ブログはお休みです。でも、編集者さんに詩「てつがく」(かえる)には、大笑いしたと褒めて頂きました。がんばるぞ~書けない日もあるのね

  • 夏は来ぬ

    昭和初期の故郷大牟田市でしょうか。岩崎書店から絵本『おばけのしかえし』『おばけのきもだめし』(絵・山本孝)の重版本が届きました。うれしい「夏は来ぬ」です。秋には新刊『おばけの○○○○○』も出ます。○は五文字です。こんなものを書いて、へたばっていました。わかれゆかないでゆかないでゆかないでゆかないでゆかないでとめないでくれおかあさんどうしてもどうしてもわかものはたびだったあしたへゆかないで~夏は来ぬ

  • なんとなく

    鬼ヶ島通信社連載17回となった「評論・未明童話の深層」野上暁は、関東大震災と憲兵大尉甘粕正彦による無政府主義者大杉栄・伊藤野枝。甥っ子の橘宗一の虐殺。そして民間人による朝鮮人虐殺。そのような状況と拮抗しながら固められていく童話作家小川未明の誕生へ迫っていきます。わたしも詩一篇を書いています。ひかりのくにより絵本『オオカミのひみつのひみつ』の再校が届きました。飯野和好さんのオオカミが、美しく怪しく、そしておかしくて笑えました。この夏の話題になるでしょう。なんとなくつきがでるとみんなはなんとなくあつまってきたなんとなくあつまってきてなんとなくなきだしためそめそしくしくえんえんわんわんわけなどなかったただなんとなくくまはおんおんなきながらへびにきいた──なんと、なく?へびはなんとなくおおごえでないたぎゃおーぎゃ...なんとなく

  • おれだってば

    絵本の色校を明日届けますと2社から。楽しみです。寝たり、起きたり、うろうろしながらこんなものを書いていました。ゆきなかまゆきがふってきたうれしくてうれしくてゆきおとこはあるいていったゆきもうれしくてうれしくてふりやまなかった(それにしてもほどがある)あしをうばわれぬくもりをうばわれよろよろよろゆきおとこはゆきだおれた──ゆきだ、おれ!──ゆきだ、おれ!おらべどもさけべどもゆきはふりやまないおれだってば

  • だが しかし

    今年の夏も「ともだちや」昨日の詩「てつがく」を送らせて頂いた編集者より、「ふきだしました」と感想が。こんな感性の編集者に出会うとうれしくなります。詩集の礼状を書いたり、平和の絵本特集のコメントを書いたり、昼寝をしたり、こんなものを書いていました。だがしやだがしかしだがしはおかしとはよばれなかっただがしはだがしおかしはおかし──おかしいだろう。だがしはこえをあらげたしかしおかしたちはだまっている──おかしちょうだい。──はいはい。だがしやにおかしはなかっただがししかだがしはおかしかったこどももおかしかったおかしかってかえっていっただがしかし

  • さくらミュージアムでお待ちしております

    この夏休み、栃木県宇都宮市の少し先にある、さくら市・さくらミュージアムでご覧の絵本原画展があります。『ともだちや』があるので書きにくいのですが、名作とロングセラーの原画展でしょう。月末あたりにもう一度詳しい情報を告知させて頂きます。詩を考えたり考えなかったり。昼寝をしたり夕方寝をしながら過ごしていました。てつがくかえるはてつがくをべんきょうした「われとはだれか」かえるはとかげにきいた──おれかえる?──おれも。かえっていくとかげにかえるはつぶやいた(かれもかえるわれもかえる)──かえるさーん。かえるはとかげをおっかけていったさくらミュージアムでお待ちしております

  • ま、いいか。

    公園を散歩しながら、はるはるはるとつぶやいていたら……はねるになりました。そんなわけでこんなものが。詩があるとかないとか小生でも悩みますが、こんなアホなことをするのは私だけでしょうから、ま、いいか。児童書出版の取次店が、長新太さん没後20周年記念の冊子を出します。それに『音楽広場』(クレヨンハウス)初出の私と長さんとの楽しき対談が、再掲載されることになりました。若い若いリンタロウさんがいます。晩秋に児童書専門店や大型店に並ぶようです。珍書でしょうか。ばったいばったばったへたばったばったりたおれへをたれたへたれはなたれくたばったばったあのよでえんまにあったえんまばったりいきたえたいきはよいよいカエルはこわいま、いいか。

  • ばさらか よか絵本

    筑豊と筑後の方言「ばさらか」が、この夏、全国区に堂々登場します。絵本『オオカミのひみつのひみつ』(ひかりのくに)です。乞うご期待!昨日、11月に出る小誌の扉詩を依頼され、秋をテーマに視覚詩「旅」を書きました。さて、送ろうと思ったらメールが。「冬の詩でお願いします」。というわけで本日は「雪」という詩を書き送りました。稿料を頂くので、残念ながらここには掲載できません。ひと眠りし、こんなものを。はるやまもそらもぼんやりかすんでいるぼんやりぼんやりうつらうつらかえるもとなりにへびがいたのもわすれねむってしまうへびもとなりにかえるがいたのもわすれねむってしまうひがくれてかえるはへびにてをふりながらかえっていく──それでは。──また。ねすぎてとろけそうなおめめ──それではこれで。てっぽうのたまもてをふりながらおうちへ...ばさらかよか絵本

  • やっぱりチョウさん

    秋の詩につづき、大牟田方面より依頼されている原稿を書いていました。メダカや金魚が元気です。やっぱりチョウさん

  • 立川も雨だった

    散歩に行く小公園に桑の木があります。今朝も5粒頂きました。午前中は大牟田の映画館のことを調べながら書いていました。午後は立川で「絵本のことば」のインタビューを受けていました。立川も雨だった

  • 絵でなくことばで

    散歩から戻り、紙芝居の脚本を推敲し、メール添付で童心社へ。詩稿を推敲しながらまとめ、夕刻、メール添付で某社へ。いつものごとく自分でもどこがいいのかわからない詩を削除。うんざりしながらも自分の詩の弱点が「ここだ」とわかり、いくらか慰められる。それから夕方寝を。絵でなくことばで

  • おすそわけ

    奥から中野幸隆さん、高橋秀雄さん。わいわいがやがや昨日、30日は日本児童文学者協会2025年度文学賞贈呈式でした。会場は神保町にある出版会館。第六十五回日本児童文学者協会賞はいとうみくさんの『真実の口』。そして第五十八回新人賞が詩友の秋元里文さんの詩集『月にすっぴん』にあたえられました。おめでとうございます。なお、詩集の編集は菊永謙さん。出版社は四季の森。会場で某社より嬉しいお仕事を頂きました。最上一平さんの授賞式でも。お祝いに行くといいことがあるようです。というわけで、本そのそれに応えられるだけの作品があるかどうかチェックしていました。どうやら応えられそうです。おすそわけ

  • 詩友の形見分け

    四年前に逝った詩友八代信の遺言により送られてきました。題字は八代が包装し書いたものです。発行昭和二十二年七月十日発行所小山書店定価九十円戦前の中野はプロレタリア文学運動の重要メンバーで、父の世代はみんな読んでいたのではないでしょか。私たちの世代でも読んでいるのは当然のことでしたから。(19歳で上京する私は、車中で中野の小説『梨の花』を読んでいました。父の本箱より「失敬」したものです。この「失敬」は父公認でした)。戦後は日本共産党中央委員。のち除名。午前中はムジナと隣町の不動産屋へ。書庫代わりに借りているアパートの更新です。お昼を頂き昼寝。起きて昨日書いた紙芝居脚本の推敲を。それから礼状を三枚。詩友の形見分け

  • 絵本 『きつねの木』石川えりこ

    講談社量感を感じさせられる絵本でした。陰影といえるほどの陰影はなく、むしろ平面的で色も重ねられている方でもないのに。にもかかわらず絵に重さを感じたのです。石川の描いている姿勢にあったのでしょう。キツネの子どもが木の実を食べる。その食べた木の実はどうなるのか。ヒヨドリが教えてくれます。木はなぜに必要以上とも思える沢山の実をつけるのか。またたくさんの生きものたちの家であるのか。今日の生物学は、生物が(むろん人間も)利己的ではなく利他的であると教えてくれます。だからこそ今日まで奇跡的にも生き延びてきたのだと。石川はその生命の豊穣を、利他性を、キツネの出会うヒヨドリや、テントウムシやダンゴムシなどを通しながら、かわいく楽しく、そしてさりげなく教えてくれます。そう、かわいく!いいですね。子ギツネたちも大人になり、自...絵本『きつねの木』石川えりこ

  • 夏に来る

    ひかりのくにのMさんより絵本『おおかみのひみつのひみつ』の初校が届きました。飯野和好カラーの極楽に酔わせて頂きました。オオカミの目がいいでしょ。夏、刊行です。絵本の詰めの詰めをしたり、絵本テキストを読み返したり、ヘビの抜け殻について考えたり。カメも脱皮するんですね。夏に来る

  • ふふふふふ

    一平さん、とってもうれしそう。絵本テキストの詰めをふたつ。それからこんなものを。すこしくつにとまったしおからとんぼにことづけをたのんだこえにはださなかったけどしおからとんぼはこくんとうなずきとんでいったかわのむこうへつぎのひこころにえはがきがとどいたあおぞらにくもがうかんでいるうらがえすとえんぴつでちいさなまるがかいてあったぼくはでんでんむしにいった──おばあちゃんが、まるだって。でんでんむしはすこしうきあがったふふふふふ

  • マンガを読む日

    散歩に行く小公園で、今年初の桑の実を頂きました。甘く熟していました。今日もマンガの続きを読むでしょう。『マドモアゼル・モーツァルト』福山康治。福山さんは大牟田の出身だそうです。マンガを読む日

  • ほら あそこに

    ザ・キャビンカンパニーさん。大分が終わったと思ったら、こんどは滋賀県立美術館です。関西の人は大喜びでしょう。午前中は立川で童心社の平田滋子さんと絵本の詰めを。帰宅して昼食。たちまち昼寝。おきて別件の絵本の再校を確認し、メールで返信。お茶を頂き10分ほど横に。こんなものを書いていました。ほらよるそらからおりてくるひとがいるみえないエレベーターにのりだれもいないこうじょうあとやだれもいないこうえんにそれからまちへきえていくそのひとがいるだけでひとはしあわせになるほほえまれているようでだきしめられているようでそのひとはかなしみでいっぱいになるとそらへかえっていくかなしみをにじにおってもらうためににじがでているおおきなにじがひとはかおをあげとおくをみつめるそれからだれにともなくおしえる──にじですよ。そばにだれも...ほらあそこに

  • のちのちのこと

    膝の電気ビリビリのち散歩のち散髪。昼食のち、こんなものを。無駄なエネルギーを使うものでございます。でも、楽しい。文芸社の編集者塚田紗都美さんよりメールが。「楓真知子さんが絵本『かおりちゃん』(文芸社)の絵を猛烈な勢いで描いてくださっています」。いい風です。絵本『ひとのなみだ』(nakaban絵童心社)の重版が決まりました。さらに読んで頂けると喜んでいます。のちのちのこと

  • メダカさん

    昨日は長女が新しいiPadを持ってきてくれ、いろいろインストールしてくれました。そのカメラの初撮りです。スマホよりぐっと解像度が上みたい。次女も有休を取っていたのでムジナと四人の昼食会に。そのまま女三人は楽しき雑談を。私はひたすら昼寝のあとはiPadと格闘。本日は散歩の後は、こんなものを書いていました。メダカさん

  • たんたんと中断

    GALLERY装丁夜話原宿駅竹下口より徒歩5分渋谷区神宮前1-2-9原宿本多マンション103tel03-3405-8983何度も中断しながら、やっとこさ「たんたん」一篇。受贈詩誌を読みながら礼状を書いていました。たんたんかえるがうたってあるくたんぽぽたんぽぽたんちょうづるたんぽぽたんぽぽたんじょうせきうしがからかうびきたんすかたんあんぽんたんかえるはへいきであるいていくぎゅうたんぎゅうたんびんちょうたんうしはあわててしたをまいたたんたんと中断

  • おいしくはないんですけど

    昨夜は佐賀へ帰る愚夫の会仲間の送別会でした。約半世紀のぐふぐふです。でも、さびしさはありませんでした。彼自身がすでに佐賀にいる時間が多く、年に四、五回戻ってくる暮らしをしていましたから。それに赤いランプの終列車の時代はとっくに過ぎ、羽田から佐賀空港までブーン。昭和など屁です。松本猛さんが自著の『絵本とは何か』(岩波書店)へのインタビューのなかで私のことをチョコット話してくださってました。嬉しいのでチョコット。松本猛さん「絵本とは何か」インタビュー子どもの玩具からアートへ絵本を世界の扉を開く...好書好日-朝日新聞詩人の内田麟太郎さんなどは、絵本のテキストをつくるとき、絵描きが自由に表現できる余地を残して言葉を作る名ディレクターです。またプロデューサーとして...おいしくはないんですけど

  • ダジャレニスト藪内正幸さん

    むかしむかし藪内正幸さんと一度だけ酒席を共にしました。絵本作家たちが大勢いたので、なにかの授賞式の流れだったのでしょう。藪内さんが「痔には飴がいい」といわれました。わたしが「本当ですか」と聞くと「雨降って地固まる」。それからは私も体力があり酒も入っていたので、ふたりでダジャレ合戦に。まあ、ふたりとも途切れることなく次から次へと。あのころ君は若かった。「る」を書いたり、韓国絵本翻訳の詰めをしたり。お茶の時間にところ天をいただきました。るるはあかるいるはかるいるはひかるるりちゃんがくるくるくるくるひかりがくるるんるんるんるりちゃんとおりすぎていくぼくをみないでめげるしょげるなける(しんでやる!)まだ……いきているダジャレニスト藪内正幸さん

  • 日本絵本賞に 『ひとのなみだ』

    絵本『ひとのなみだ』(nakaban・絵童心社)が第30回日本絵本賞を受賞しました。応援してくださった皆様ありがとうございます。夏の定番。絵本「おばけのきもだめし」「おばけのしかえし」(絵・山本孝岩崎書店)が増刷しました。名コンビです。ムジナと昭島エスパへ夏物を買いに。ところ天がほしい。日本絵本賞に『ひとのなみだ』

  • またまたミロさん

    ムジナと上野にある都立美術館へ行ってきました。ミロ展です。元気をもらって帰ってきました。高校時代からずっと好きな人です。三年ほど前は、追っかけて名古屋の美術館まで。韓国版『ねこの手かします』第3巻「たこやきやの巻」(絵・川端理恵)が届きました。日本語版は文研出版から出ています。嬉しい気分です。ちなみに〈たこやき〉は〈たこパン〉と訳されてます。韓国ではその方が通りがいいとか。またまたミロさん

  • 居酒屋はなぜ繁盛するか

    さびしいねくまはさびしくてきつねとはなしたさびしいね。さびしいね。いたちもやってきたさびしいね。さびしいね。さびしいね。からすもへびもかえるもてんもあかげらもあらいぐまもうさぎもいぐあなもなんでもかんでもやってきたさびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね……みんなにぎやかにさびしがったとってもにぎやかにさびしがったひとすきなひとがすきなひとをむいているさびしさともだちがのこしていったスニーカーのさびしさおとうさんがいなくなったへやのさびしさひとはさびしくなるとうみをみつめるひとはさびしくなるとくもをみつめるひとはさびしくなるとほしをみつめるあるひひとはふっとつぶやく──おひさま。そしてきづくうみもくももほしもひとだったことにひとのことばをかわしていたことにひとのこ...居酒屋はなぜ繁盛するか

  • かなぶん

    編集・日本児童文学者協会発売・小峰書店定価・1100円小島よしおさんが掌編を書かれています。朝いちばんで眼科へ。「安定しているので、様子を見ましょう」ということで次回は8月に。かなしみつらくてしゃがみこんでいるきみをやさしくつつんでくれるものがあるほほえみでもなくはげましでもなくもっとやさしくかなしみかなしみにくるまれかなしみにだきしめられこころはよみがえってくるよみがえってくるこころのぬくもりだれなのだろうかみえないけれどいつもいてくれるひとみえないけれどそれはきみのなかのきみのいのちきみをいちばんすきなきみのいのちきみにいきててほしいきみのいのちすきだよ。かなぶん

  • 今日も元気な大牟田市ともだちや絵本美術館

    本日の大牟田市ともだちや絵本美術館です。子ども連れのご家族が続々と来てくださったそうです。感謝。写真は故郷の友Mさんのブログよりお借りしました。今日も元気な大牟田市ともだちや絵本美術館

  • 甦る場所

    ちっちゃな桑の実。六月には熟します。忘れている記憶にも、無意識という言葉を与えていいなら、わたくしたちはなんと膨大な無意識でできとているのでしょう。フロイトの与えた無意識の定義とはちがっていますが。わすれていたけどおもいだせないけどあったんだわすれていたけどあったんだぼくはさかでたちどまるそのひそのときぼくはいたうたいながらてをつなぎこのさきみちをのぼってたみなとにうかぶしろいふねふたりでたってながめてたゆうやけこやけでひがくれてわすれていたけどあったんだつないだてとてのぬくもりがつないだてとてのしあわせがわすれていたけどあったんだ甦る場所

  • 『詩はきみのそばにいる』ポプラ社

    ポプラ社より『詩はきみのそばにいる』(日本児童文学者協会+ポプラ社編集部編)全4巻が出ました。ご覧のように寿限無から坪内稔典さんまで。いやいや川柳まで。ひろく言葉の世界を遊べます。少年時代によくサトウハチローさんのものを読んでいましたが。まさか、そのお隣に。ああ、歳月です。カンガエルカンガルーはかんがえないこともないがだからといってカンガエルではないカンガエルはカエルのなかまだけれどカンガルーはフクロネズミのなかまであるつまりフクロネズミはカンガルーのおふくろのおふくろのおふくろのおふくろのおふくろのそのまたおふくろのおふくろのしんせきこういうのをふくろのネズミというのだろうはなしがややこしくなってきたけれどもカンガルーの少女はわかりやすくカンガールという『詩はきみのそばにいる』ポプラ社

  • 村田エミコ 木版画展

    88KUNITACHI国立市1-9-66TEL042-577-2011https://artspece88.jimdo.com詩を書いたり、もにょもにょしていました。2作目は未完に。♪未完の花が咲いている~思い出の道丘の道~未完の思い出、おおいなぁ。ゴリラなんでもかんでもごりおしするからゴリラではないバラよりもリラの花がすきだからゴリラではあるリラックスはかなりすきだが木からおちてもゴリラであるせすじはのばせないがせなかはみごとなシルバーバックであるおちてもころんでもつまずいてもなにをしてもゴリラはゴリラであるごりっぱ!村田エミコ木版画展

  • ありのまま

    もみじの花朝いちばんで病院へ。一年ぶりのペースメーカー検査です。正常に作動していました。また来年の5月に。詩をかいたり詩集を読みながら礼状を書いたり。昼寝をしたり。ありのままありはありのままにいきたかったひとにこびずじぶんをまげずおもうままにしょうじきにもくてきにむかってまっしぐらにわらわれてもいいゆびさされてもいいそれがかなうならほんとうのこのきもちをありはまっしぐらにかけていった──ママ。ありのまま

  • わしの話

    連休疲れをしています。だらだら疲れでしょうか。やはり五月は外ですね。おおものタヌキはつぶやく──わしはただのタヌキではなさそうだ。そんじょそこらのタヌキどもがみみずによだれをたらしているときうちゅうについてかんがえていたそんじょそこらのタヌキどもがさわがにによだれをたらしているときアートについてかんがえていたいきかたのけたがちがいすぎる──そうか。おれはライオンだったのか。クマがあいさつもせずにとおりすぎる──ぶれいもの!くるくるくるタヌキはちゅうをとんでいたはるかしたにやまがみえる(たかきをとぶもの)タヌキはつぶやく──わしはワシだったみたい。海と少年.少年はいつもかなしみを海にあずけていったあずけたのだともきがつかずに海は少年のかなしみをたくさんあずかったあずかりすぎたのだろうか海はあずかったことさえ...わしの話

  • 谷川俊太郎さん

    銀の鈴社より「本のカタログ」が届きました。2ページの谷川俊太郎さんを偲ぶ特集が。宮中雲子、野呂昶、はたちよしこ、たかはしけいこさん。そして私も書いています。きょうもどんなにかなしむひともあかんぼうのほほえみにおもわずほほえむどんなにかなしむひともどんなにくるしむひともいのちはうまれてくるかなしみのこのよにいのちはうまれてくるくるしみのこのよにほほえみながらあなたをしんじあなたにほほえみながらはじめてのせかいへあなたをしんじてちちよははよいのちはいのちをしんじてうまれてくるひとはひとをしんじてうまれてくるそらにミサイルがとぼうともせんしゃがほうだんをうとうともきょうもひとがひとをしんじてうまれてくるあなたにほほえみながら谷川俊太郎さん

  • テトラポット

    大牟田市ともだちや絵本美術館休憩室もうすぐ、こどもの日。美術館のある大牟田動物園は無料になります。晴れますように。うみのこえみみにはきこえていなかったけれどさびしいこころにはきこえたのだろううみのこえが──おいでよ。テトラポットにまたがりうみをみていたくりかえしくりかえしなみはよせてくるゆうひにあかくそまりながらみみにはなんにもきこえなかったけれどこころはたっぷりはなしたのだろうこころはたっぷりわらったのだろうかえっていくぼくのこころはスキップしていたなみのかけらをもらったようにあおくてあかいなみのかけらをなみはぼくにかえしてくれたあのひなくしたあおいかけらをあのひなくしたあかいひかりをあのひなくしていたぼくをテトラポット

  • 受賞 秋元里文 詩集『月に すっぴん』

    四季の森社定価1650円秋元里文さんのはじめての詩集『月にすっぴん』が、日本児童文学者協会新人賞を受賞されました。おめでとうございます。この賞の受賞者はさらに仕事を重ねられ、それぞれに大きな名前を残されています。励みになることでしょう。よく晴れた青空です。五月晴れというのでしょうか。そらひろいそらのしたのひろいうみひろいそらのしたのひろいのはらひろいそらのしたのちいさなにんげんちいさなにんげんのひろがるこころどこまでもどこまでもひろがっていくあおいそら受賞秋元里文詩集『月にすっぴん』

  • おなじ ひと

    この詩を書いたあと、今日もムジナに休養を命じられ、のんびりごろごろしていました。わたしのなかのひとはひとのなきごえにあしがとまるじぶんのなかにいるひとがうつむくかなしみにうつむくせんそうをとめるのはせんしゃだろうかひとのなきごえにもとまらないせんしゃだろうかせんそうをとめるのはミサイルだろうかひとのなきごえにもまっすぐにとんでいくせんそうをとめるのはひとのなかのひとひととおなじわたしのなかのひとひとのなみだにうつむくわたしのなかのひとひとのこえおなじひと

  • 夢二の夢路

    nakaban/植田真5月1日~19日火・水休みURESIKA東京都杉並区西荻北2-27-2903-5382-0599www.uresika.comかわかわはかけくだるいわにくだけうずをまきたきをとびおりとろをつくりうみにそそぎこむいけはおだやかにくもをうつしきょうもむかしをしのんでいるかわはうみとなりそらへとぶトビウオ!昨日の夜は、マンション管理組合の総会でした。やや疾風怒濤の一年間でしたが無事に任期を終えて無役にしていただきました。というわけで今日は朝いちばん体のメンテナンスへ。あとは♪どんとでたつかれがすてきだな~と、ごろごろしていました。私の詩を作曲したいと連絡がありました。夢二の詩を作曲されている方でした。夢路いとし・こいしさんを思い出しています。兄弟のコンビでした。ボケとツッコミ。うまかったで...夢二の夢路

  • これまでにない絵本

    竹迫祐子さんが『子どもの本棚』5月号で絵本『ひとのなみだ』(絵・nakaban童心社)を「これまでにない絵本」と紹介してくださいました。詩「デタラメ」を書き、ムジナと産直店へメダカを買いに。黒メダカはいなかったので赤メダカの楊貴妃を。デタラメデタラメはしょうしんしょうめいタラである出た!でもなければタラの芽でもないましてやその目なんぞではありえない──そんなのはでたらめだ!とわめく者は世界の広さをしらないのである未知の世界を旅しないなまけ者である人間のくずごみであるもしデタラメにたらないものがあるとすればいささか残念ではあるが玄関に表札であろうこれまでにない絵本

  • 企鵝とはオレのことかとペンギンいい

    中国版の絵本『ペンギンがどぼ~ん』が届きました。日本版は鈴木出版社。絵は、さくらせかいさん。中国の版元は化学工業出版社。膝の電気ビリビリのち散歩。昼寝のあと甘栗を頂き散髪へ。詩に見放された一日でした。企鵝とはオレのことかとペンギンいい

  • 苺一会

    人にほめられる「よい子の詩」は三回以上つづけない。ということで本日はアホ詩をふたつ。♪人に好かれていい子になって落ちて行くときゃひとりじゃないか~(^_^)ほらほらはいちどもほらはふかなかったふいたのはやまぶしでからっぽのほらがいをろうろうとふいたほらはいちどでいいからほらがふきたかったたったいちどでいいからなかみがないからっぽのほらをほらはさめにいった──ほら、ふくよ。さめはみみをかたむけたなにもきこえないさめはわらった──きこえた、きこえた。ほらはうれしくてさめざめとないたさめももらいなきしてさめざめとないたそうなのよおもいやりふかくつつしみぶかくほほえみたやすことなくあなぐまはいきているきょうもきょうとてあすもあすとてぞうがめのこうらをみてはおもいやりをかけそのあしどりをみてはおもいやりをかけ(もう...苺一会

  • 詩には詩の

    埼玉県飯能市で見たメタセコイヤです。この木の化石が石炭だといわれています。でも、その頃のメタセコイヤはキョウリュウよりも大きかったようで、アメリカに現存するそれは高さ115.5メートル。写真でみると幹回りは10人が手をつないでもまだ届かないようです。今朝、霧雨の公園を歩いてきました。雨と草木が静に話しているようでした。その霧雨がどうして土砂降りの雨になったかは知りませんが、詩には詩の理由があったのでしょう。おもいやりもりはしずかにぬれているしずかにぬれながらきいているきりさめのはなすことばをそのほそいこえをひとこともききもらすまいときりさめはうぐいすのさいごのことばをつたえる──みなさんありがとう。もりはだまってうなずくうなずきながらおなじことばをこころにつぶやく──うぐいすさんありがとう。ほんぶりになっ...詩には詩の

  • ほとけさま

    青梅市梅岩寺の仏さまです。ひっそりと隠れたようにありました。お姿もわかりませんが、なぜかなぜかあたたかいものが。私も眠らせて頂くお墓(樹木葬)を見守ってくださる場所に。こうえんメヒシバのはさきがはじけてゆれた(バッタ?)なにもいないくすくすわらいがとおざかっていくぼくはいつかあえるだろうかみえないひとにちいさなひとにあってことばをかわせるだろうか──こんにちは。──こんにちは。しょうねんがベンチにかけまえかがみにはなしをしているだれもいないのにああわらったほとけさま

  • 夏みたい

    夏の帽子を洗いました。ぼくけむりはくもになるとおもっていたくもにものれるとおもっていたくもはぼくをのせられなかったけれどこころをのせてながれてくれたうみのみえるやまのうえまで(なみはきらきらひかっていた)そのよるぼくはぼくになりつきのひかりにうかんでいたひかりのなみにゆられていたそのよるぼくはぼくになり夏みたい

  • 働正がのこしたもの

    九州派働正回顧展不知火美術館・図書館熊本県宇城市不知火町あちらこちらに礼状を書いていました。友人が受賞したと知らせがありました。嬉しいものですね。十年後にもまた聞きたいものです。ひろばあまりにもまんげつがきれいなものだったからたぬきはきつねにばけてみたきつねもたぬきにばけてみたふたりはつきをみあげながらいった──いいつきですね、きつねさん。──いいつきですね、たぬきさん。たぬきはきつねがすこしすきになったきつねもたぬきがすこしすきになったまんげつがでるとなんとなくたぬきときつねがあつまってくるおにもなんとなくなく──ぴーひょろろ。働正がのこしたもの

  • 絵本「カッパーナ」

    文・森くま堂絵・いわさきさとこBL出版1600円+税胸深く静かに感動する絵本ではありません。歌いながら笑いながらスキップしている絵本です。そこがいいのです。嬉しさを隠しきれずに読んでいる少女が見えてきます。なにしろカッパーナちゃんがカッパーノくんに恋する話ですから。そのカッパーノくんときたら、チョーかっこいいのです。むろん、もちろん、耐える恋ではありません。しばらく姿の見えないカッパーノくんが、もしかしたらあの水がないと生きていけない河童の大敵カラカラ大王におそわれたのではないか。いや、大蛇かもしれない。虎かもしれない。危うしカッパーノ。カッパーナちゃんはバケツに水を張り、日傘を剣よろしく飛び出します……。絵の細部に沢山の笑いが仕掛けられ、文も絵を想定した絵本テキストになっています。文体の軽やかさはまだま...絵本「カッパーナ」

  • 五千万円かなあ 西多摩だから

    ご近所にある女性が歓待してくださる店です。ずらりと並んだ花輪に笑いました。「押しに弱いオトコ」さんや「いくら使えば結婚してくれますか」さん。いくらかなあ?昨日は、前日の遊び疲れでナニモセン氏に。幸い長女がパソコンを見に来てくれたので新種を注文してもらったり、あれこれ教えてもらったり。本日は韓国絵本の翻訳の部分改稿と、紙芝居の出来上がった絵を見ながら、脚本の部分改稿を。翻訳と言えばアーサ・ビナードさんが英文翻訳に入ってくださったそうです。本は絵本『ひとにむかって』(え・ひぐちともこ解放出版社)。楽しみです。五千万円かなあ西多摩だから

  • ヤンソンさんは木の家が好き

    若葉は美しく、いい天気でした。石居尚郎、加藤恵利子、西尾詩織、矢部優子、最上一平のみなさんと私で、青梅市の梅岩寺へ。漆原智良さんのご命日です。石居さんが墓前に漆原さん所蔵だった貴重な資料が、教職をされていた八丈島に無事に納められたことを報告され、みんなで飯能へ。トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園です。まずは西尾さんのアメリカからの帰国を祝い楽しき食事を。それから公園をたっぷりと楽しんできました。写真は茸の家です。ヤンソンさんは木の家が好き

  • 絵本「さくらがさいた」

    文研出版あまんきみこ・作蒲田暢子・絵1650円+税ひとはだれも自分を見つめる悲しい目の記憶を持っているのではないだろうか。親や、恋人や、教師や。そして犬や猫の。人はそれを忘れて暮らしていく。ある日、ふとそれが甦ってくるときがある。叱らないでただだまって自分を見つめていた親の目。その悲しみの深さ。作品の話者は、かならずしも作者ではないだろう。だからこの本の少女(おばあさん)を作者あまんきみこだということはできない。だが、この自分を見つめる悲しい目を忘れられないでいるのは、あまんきみこだとはいっていいだろう。「満州」からの引き上げが決まり、隣のソフィアさんに預けてきたクロ。そのクロが「ソフィアさんのところに、もどって」といっても港までついてきて、ロシヤ兵に。それでもクロはよろよろと立ち上がり、かなしい遠吠えで...絵本「さくらがさいた」

  • おしゃれな造りの詩のアンソロジー

    シリーズ詩はきみのそばにいる(全4巻)ポプラ社より30日発売午前中は立川で童心社の西尾さんと、仕上がった紙芝居の絵を見ながら脚本の詰めを。昼寝から起き、韓国絵本の「翻訳」作業の手入れを。だんだん気分が乗りよい文章になってきたような気がします。外は雨です。おしゃれな造りの詩のアンソロジー

  • 鹿と河馬

    株式会社シンラ象の森書房1500円+税午後から立川へ。某社の某さんとごにょごにょごにょ。恋しかうれしかったしかかなしかった──どっなの!しかしかられてかしくったおかしかった鹿と河馬

  • 中野真典展 東京・銀座

    中野真典展4月18日~4月28日木曜日休廊ギャラリー抹香庵東京都中央区銀座3-3-12TEL03-3567-8110早くて十年先に本になるだろう絵本テキストを、某社へ送らせて頂きました。編集者さんには面白く読んで頂けたようですが、さて、画家さんにはどうでしょうか。追伸・画家さんからも「面白い〜!!」とご返事を頂きました。中野真典展東京・銀座

  • ちょっとピンボケ

    ムジナと青梅市・梅岩寺の枝垂れ桜を観てきました。樹木葬を予約している二人の墓標です。ついでに(!)、同寺境内にある漆原智良さんのお墓にも、「もうすぐみんなで来ますよ」とお伝えしてきました。朝日新聞電子版「好書好日」で絵本『あのねあのね』(絵・山﨑おしるこ303BOOKS)を紹介して頂きました。https://book.asahi.com/article/15666060なやみのなやみとらはしんでかわをのこしたひとはしんでなをのこしたおばけはしんでやみをのこしたやみにはなやみがいてなやみがないひもなやんでいたあるひなやみはなやみくたびれつぶやいた──くさもちちょうだい。どんぶりこっこどんぐりこなやみはやみにまぎれかしやへいそいだ──おいしいなあ。──うまいなあ。なやみはやみつきになったちょっとピンボケ

  • 絵本「どろぼうねこと ぴよぴよ」

    ぶん・こまつのぶひさえ・かのうりん文芸社1500円+税のびやかでユーモラスな文章が魅力です。卵には目がない、どろぼうねこのおやぶんは、何かの事情で親鳥に置き去りにされ卵を、町の魚屋さんで目玉焼きにしてもらおうと、風呂敷に包みてくてくと。その時のセリフがおかしいのです。「しかたがない、しかたがない」。あちらを立てれば,こちらが立たず。人間(猫)の恩愛、ここに尽きるでしょうか。保護したい,食べたい,保護したい,食べたい,保護したい,食べたい。笑えます。でも、おりからの陽気に風呂敷の中で卵が孵り、カルガモのひなの親になってしまいます。雛を襲った三羽がらすへのセリフもたまりません。「おれのみうちにてをだすなんてたいしたどきょうだなからすのしょくん」。任侠道、いや、泥棒道。まさの菅原文太。しかし、そこは親分道を歩く...絵本「どろぼうねことぴよぴよ」

  • 大好き ミロさん

    今朝の日曜美術館はミロ展でした。あらためて芸術は自然主義的再現ではなく、創造だと教えられました。。行くぞ。ミロ展。あったとさむかしむかしのことだけどさばはいまよりげんきがあった──どけ、どけ、どけー。くじらもさめもけとばしていったたこもあわびもけちらしていったあなごもちんもけちらしていったわがみちをいく。あしがあったとかなかったとかつまらぬことにはみみをかさなかっただからしぬときさばのかおはさばさばしていたうみにしずむゆうひのひめいはきこえたけれど──おぼれるー。大好きミロさん

  • わたしは たわし

    わたしですか?ただいま進行中の絵本の……あれ、です。膝の電気ビリビリのあとは眼鏡屋さんへ。文庫本が読めなくなったのでレンズを交換に。一週間後にいただけるそうです。閻魔大王が出てくる絵本テキストを入力しました。来週から推敲ですが、来週は外出が三回あるのでどうでしょうか。わたしはたわし

  • ぱんつの詩

    『鬼ヶ島通信』の詩を仕上げて送ったり、絵本テキストを入力したり、こんなものを書いていました。ひかりもたぬきはぱんつをはかなかったくまもいたちもはかなかったはかないでしんだはかないじんせいだったはかないじんせいだったでもみんなはだかのつきあいをしたかぜもひかりもぱんつの詩

  • あっ、北斎さん!

    文溪堂1600円+税扉をめくり、おもわず吹き出してしまいました。ドドット、ドドーンと北斎の滝でした。キャビンさん、やりましたね。ザ・キャビンカンパニーさんには、これまでの絵本でも、先達の画家へのオマージュを楽しませて頂きましたが、今回も広重の雨や、福田平八郎の水紋などが笑いを誘ってくれます。いや、はや、その使い方の上手いこと。最上一平さんの物語を絵本にするのは難しいなあと思っていました。ただ、その忠実な再現だけでは絵本の愉しみがありません。絵童話ではなく絵本にしてほしいのです。さすがはキャビンさんです。絵本にしてくださいました。最上さんもうれしいことでしょう。お話は、川を上へ上へと上っていきたいイワナと、挑戦しては滝から落ちてくるイワナにあきれるガマのこころからはじまります。しかしガマはいつの間にかイワナ...あっ、北斎さん!

  • モミジ 萌え

    雨の中を膝の電気ビリビリに。そのまま散歩していましたが、あまりに冷たい雨に(この散歩は賢くないなあ)と戻ってきました。詩と童謡のあわいのような作品を書き、おひるね。午後からはマンション管理組合の広報紙を作り、全戸配布。私には最終号になりました。次はどなたが担当されるのでしょうか。新理事会は27日から船出です。ぽつんれんげばたけにこうしがぽつんなのはなばたけにこどもがぽつんたんぽぽのはらにこやぎがぽつんさびしいかおしてぽつんぽつんぽつんそらからあめがひとつぶぽつんみんなのあたまにひとつぶぽつんよんだのだ~れモミジ萌え

  • 明日またるる

    中央公論新社2300円+税明日の楽しみです。こういう本が大好きです。だじゃれなのか。詩なのか。それが問題だ。しかししかは「しかし」といいかけてくちをつぐんだいつものくちぐせといわれそうでだが!しかし!しかはこらえきれなくなってさけんだ「だが!しかし!だがしもおかしだ!」おかしかった?明日またるる

  • コスモスの咲くころに

    昨日の午後、銀の鈴社より届いた詩集『ワニわらい』の初校を読み落ち込みました。(こんな駄作ばかり……)。今朝、ゆっくりと、落ち着いた気持ちで丁寧に読み返しました。(いいなあ)。後世が見つけてくれそうな作品がいくつかありました。安らかな気持ちで銀の鈴社へ返送を。村上康成さんの絵は夏の終わりに出来るでしょうか。それから二ヶ月後に、詩集は出る予定です。秋風の中に置きましょう。コスモスの咲くころに

  • の予感

    膝の電気ビリビリをし、小公園を散歩。公園の桜です。童謡と少年詩のあわいのような、春の詩を書いていましたが未完に。韓国の絵本翻訳を手直しし、某社へ。絵本館より『あそぶことばわらうことば』のラフスケッチが4点。さすが高畠純さんです。画期的な詩の絵本が出る予感がします。そもそも詩が絵のような作品でしたから、絵描きさん泣かせとは承知していましたが、そこを見事に!銀の鈴社より、詩集『ワニわらい』の初校、明日届きますとメールが。この初校で絵を描きはじめてくださるのは村上康成さんです。こちらも、わくわく。の予感

  • ハクモクレンが咲きました

    合唱曲「こんにちはあした」の楽譜が届きました。作曲は松波千映子さん。版元はカワイ出版。定価660円。こどももたちに歌ってもらえますように。明日は大分のラジオで、アナウンサー・マーサ竹中優博さんが絵本「はるがもぞもぞ」を朗読され、そのあとに内田麟太郞詩・樋口了一歌の「ぼくたちは」を流してくださるそうです。韓国の絵本の翻訳をしていました。本日はその部分改稿と、こんなものを書いていました。ともだちしょうねんにはかわがいたもろこやごしおからとんぼはやしにもひぐらしかなぶんかぶとむしだれもいないこうえんでしょうねんはありとはなしをしたはなせていることにもきがつかないでそのよるしょうねんははくもくれのはなでねむったほしはゆっくりとながれてくれた──ねむったね。──ねむったね。かぞえきれないともだちがうなずきかわしてい...ハクモクレンが咲きました

  • あら AERA

    『AERA』3月31日号(朝日新聞社)で、絵本『あのねあのね』(絵・山﨑おしるこ・303BOOKS)を紹介して頂きました。大谷翔平さんとリンタロウさん。まさに月とすっぽんですが、これぞ、また春の妙かもしれません。特別定価700円です。昨日、今日と、のんびり過ごしていました。電車で5駅。買い物には出かけましたが。冬物のセールはやっていませんでした。つなぐごうけつはおばけとてをつなぎあるいたおばけともしらないでおばけもてをつなぎあるいたごうけつともしらないでともだちになったからふたりはうれしくてうたってあるいたつないだてをふりながらあるいた──またね。──おう、またな。ふたりはかえっていったむろんたぬきはしらなかったもちろんごうけつもしらなかったつきのひかりとてをつなぎかえっているなんてあらAERA

  • 威張っているじいさま

    昨日は、松本猛さん「『絵本とは何か』の出版を祝う会に行ってきました。聖心女子大別館です。会場には西巻茅子さん、長野ヒデ子さん、酒井京子さん(童心会長)、土居章史(トムズボックス)さん、絵本作家の、いしいつとむさん、山田和明さん、館野鴻さんや、発起人の野上暁さんなどのお顔がありました。むろん編集者や美術館関係者、研究科の方たちもぎょうさん。写真は松本さんと「絵本の言葉」で10分間トークをするわたしです。穴沢秀隆(國學院大學栃木短期大学・絵本学会会長代理)さんのFBよりお借りしました。私の姿勢がいささかふんぞり返っているように見えますが、話を真剣に聴いていると、こうなる私でございます。本日は、休養日です。威張っているじいさま

  • 木坂涼さんと長谷川義史さんの 詩画集

    フレーベル館1700円+税ちょっとひねくれた詩ですが、そこに詩人のウイットを感じ笑えます。すぐに2刷りになっているのは、子供たちが歓迎したのでしょう。絵本や児童文学にくらべたら、詩人はずいぶんと温室育ちだなあと感じています。子どもの詩を書いているのに、その作品に、読者つまり外部としての子どもの存在を、あまり感じないからです。外部のいない内部って、衰弱していくのじゃないかなあ。いいの、わたし詩人だから。でも、この詩画集には子どもがいます。読者がいます。「カマキリ」のおわりにはくすっと笑わされました。その転調と間。いいですねえ。ちなみにタイトルになったのは、これかな。コアラじんせいはしがみついてなんぼです長谷川義史さんの絵、一点、一点に、小さな挑戦(遊び)があり、こちらも楽しめました。昨日の午前中はムジナと診...木坂涼さんと長谷川義史さんの詩画集

  • 春には春の頭や 散髪屋

    大牟田市ともだちや絵本美術館午前中は散髪と散歩。昼寝して、某小学校へ絵本を。それから絵本テキストの初稿を起こしました。明日は診療所。来週の水曜日から二稿へ入るでしょうか。春には春の頭や散髪屋

  • 『絵本とは何か』松本猛 岩波書店

    岩波書店2500円+税絵本論は4章から成っています。第1章・絵本とは何か第2章・絵本の表現第3章・絵本の歴史第4章・絵本の可能性実に絵本とは何かが俯瞰的、体系的に語られています。それは美術史であり、芸術論であり、絵本の可能性がさらに広く深く見えてきます。例えば第2章には「絵本とテキストの関係」があります。自分の仕事をさらに前進させたい方にはゼッタイのお薦めです。私は第4章の絵本ライターで、谷川俊太郎さんと一緒に名前が挙げられていました。絵本の翻訳を仕上げ、某社へメール添付で。どきどき。『絵本とは何か』松本猛岩波書店

  • 羽村は霙でした

    霙を幸いに部屋に閉じこもり、隣の国の絵本を翻訳していました。羽村は霙でした

  • 絵本「やくそく」

    ポプラ社1800円+税企画・那須正幹著作権管理委員会三歳で原爆(広島)を浴びられた那須正幹さんの非戦の思いのこもった絵本です。絵を描かれた武田美穂さんの子どもに伝わりやすい表現が、静かにやさしく、そして強く、その思いを語りかけてきます。午後から矢崎節夫さんと菊永謙さんが、わが町まで遊びに来てくださいました。詩人と話す幸せな時間をたっぷり頂きました。絵本「やくそく」

  • 君 知るや モボモガを

    昨日は荒天の神保町へ。絵本『あのねあのね』(303BOOKS)のサイン会です。絵の山﨑おしるこさんは、着物と洋服の大正モダンガール風?のおしゃれ姿。拙はセーターにGパン。ですなぁ。今日は朝いちばんで体のメンテナンスへ。鍼ともみもみを。それから昼寝し、マンション管理組合の広報紙を作り、全戸に配布。なんとかインフルエンザを乗り越えてようです。明日は某さんと某さんが見えられます。おひとりは浄土宗のお坊うさん。もうおひとりは曹洞宗のお坊さんです。君知るやモボモガを

  • はるのうた

    インフルエンザで失礼させていただいていた礼状や、絵本テキストの読み返しなどをしていました。それから、こんなものを。入学式母をなくしたばかりの男の子にはなびらはかぎりなくふりそそいだそのときその子がさびしい顔をあげたのかどうかはおぼえていないただはなびらは少年をだきしめるようになでさするようにはてもなくふりつづけたわたしはおもうあの日わたしは春の子どもになったとあの日からはなびらにつつまれているとそしてあの日は聞こえなかったうたがいまは聞こえるあなたの歌ってくれていたうたがだから母よわたしはあなたにつげるあの日私は春の子どもになったとあの日から光のなかに立っているとあなたが両腕いっぱいのはなびらをわたしのうえにふりそそいでいたからはるのうた

  • 飴玉大作戦

    絵本「かおりちゃん」のシーンスケッチが届きました。その部分です。元気な元気な女の子が描いてありました。絵は楓真知子さん。版元は文芸社です。久しぶりに立川で編集者と打ち合わせを。病み上がりの体なので帰ってきたら、さぞかしぐったりだろうと思っていましたが、平気でした。行きと戻りに飴玉を舐めていく作戦がよかったようです。飴玉大作戦

  • 会いたい

    編集発行・日本児童文学者協会発売・小峰書店定価1100円特集「今、少年詩がおもしろい」。少年詩の世界がわかりやすく書かれています。これまでのこと、これからのこと。私の作品を多くの方が取り上げてくださっているのは、うれしいし感謝でいっぱいなのですが、読み終えたわたしの中には淋しさが残りました。私は「もう」八十四歳です。三十代、四十代の才能に驚きたいのです。むろん私のささやかな探求はつづきますが。詩人に会いたい!若い才能に会いたい!文芸社のTさんよりメールが。絵本『かおりちゃん』のシーンスケッチが出来たので送ります。絵は元気な楓真知子さんです。フレーベル館より絵本の資料が届きました。海の向こうの絵本です。もうすぐ四月。しっかりした体で青梅市梅岩寺の枝垂れ桜を見てきたいとおもっています。漆原智良さんのお墓。そし...会いたい

  • 山﨑克己紙刻繪展

    山﨑克己紙刻繪展4月10日ー15日272-0034千葉県市川市1-16-2tel03-3561-2277並樹画廊十日ぶりでしょうか。小公園を一周してきました。3000歩ほど。さすがに帰るとどっと疲れ横になっていましたが。もしかしたら奇跡が起きたのかもしれません。まだわかりませんが。しばらく様子を見ていましょう。銀の鈴社にお願いしている詩集『ワニわらい』の絵を、村上康成さんが引き受けてくださいました。おしゃれな詩集になりそうと喜んでいます。くものバスてんきがいいのでカバはそらにうかんでいるふわわ~んふわわ~んてをふったらあわててくもにもぐりこんだ(はずかしいんだ)しらんふりしてあるきぱっとふりかえったらまえあしでくもにぶらさがっているくもはバスになりカバをのせていくぶっぶーぶっぶーバスはおかをこえていく──...山﨑克己紙刻繪展

  • とりあえずこれだけ

    『あのねあのね』(文#内田麟太郎絵#山﨑おしるこ)が、JAPAN絵本よみきかせ協会さんの、3月のおすすめ新刊絵本に選ばれましたこちらをチェックしてくださいjapan-ehon-yomikikase.com(社)JAPAN絵本よみきかせ協会読み聞かせボランティアをしたい人集まれ!絵本好き集まれ!JAPAN絵本よみきかせ協会は、「あなたの個性」を生かしながら、子どもの「心を育む」読み聞かせを学べる協会です。資格も取得できます。ぜひ、あなたのま....とりあえずこれだけ

  • 絵本「あのねあのね」 サイン会延期

    本日(二日)のサイン会は延期になりました。神保町ブックファーストでの、山﨑おしるこさんとのサイン会は延期になりました。内田がインフルに感染したためです。申しわけありません。打ち上げられたクラゲのようにまったく動けなくなる経験をしました。今朝は、ひとりで厠に行けました。ご安心ください。絵本「あのねあのね」サイン会延期

  • 第五位に

    JPICの「この本読んで!」にて「親子で読んでほしい絵本大賞」の発表があり、『ともだちのなまえ』(彫刻・はしもとみお教育画劇)がベストテンの5位に選ばれました。投票してくださった読書アドバイザーのみなさんありがとうございました。昨日は東京吉本の疲れを取りに鍼ともみもみに。ごごからマンション管理組合の理事会。へろへ早寝を。早寝を。疲れていたからでしょうか。起きてたら風邪の症状が。書店用の絵本にサインしてごろごろ。詩「みつめる」は、そのごろごろの産物です。今日も早寝します。第五位に

  • はい、ポーズ。

    なぜか会社のフロアにこんなものが。午後から吉本興業(株)東京本社にいました。新宿の花園神社の隣です。お笑い芸人山﨑おしるこさんと対談したり、インタビューを受けたり、カメラにポーズしたり。おしるこさんとご一緒した絵本『あのねあのね』(303BOOKS)のPR活動です。発売は3月4日。はい、ポーズ。

  • そらのうた

    17時ベランダの窓を開けると正面に富士山がちょっぴり見えます。二月。晴れた日は真っ白な姿が。画面にはありませんが、その左の方に亡き弟(広之)がよく登っていた丹沢が。富士の手前の黒いシルエットは多摩川に沿った秋川丘陵です。そらぼくらは「そら」とつぶやくとこころがはてしないおおぞらをおもうそら。ふじさんからうえだろうかひまらやからうえだろうかこんどるがとんでいくおおぞらをはくちょうがわたっていくおおぞらを(……でも)はるとなのはなとはなみつとちょうはきっとこのちいさなそらをすきそらのうた

  • 南西の空

    15時30分ゆきどけくまがおどるいのししがうたうデデダデデダダダダダダデデダダンダンドダンダダダダダダダぢめんのそこからたいこがきこえるほねがほねをたたいているほねをたたいておどつてるはるだ。はるだ。ほねもうかれておどつてるなうまんぞうもまんもすもデデダダデデダドデダダダ南西の空

  • 雲や

    朝。散歩に行った公園で椋鳥が二羽。私が側に行っても逃げませんでした。それで早春賦を歌ってあげました。じっと聴いてくれていた二羽は耳が肥えていたのでしょうか。それとも……。待っている絵本のラフが二つ。詩集の割り付けがひとつ。まだ先のことなのにそわそわ落ち着きません。やいもりやばったやかえるやねこやとんぼやざりがにやへびやとかげやいぬやいのししややまやたにやかわやたんぽぽやすみれやれんげやそらやくもやにじやととやかかややややうらみやつらみややけくそや!雲や

  • 絵に酔う

    「はるってなんか」みなはむミシマ社2000円+税マンガのような、アニメような目をした少女がいる。背景の雲の、変圧器から伸びている電線の、桜の、その画力にう~んと唸れば唸るほど、それにふさわしくないような記号のような目。しかし絵本を読み終えた後、この少女の描き方のしたたかな戦略に感心させられる。私は「読み終えた後」と書いたが、この絵本は読む絵本ではない。春に、絵に、酔う絵本なのだ。雨に打たれる桜に。雨上がりの草に。まぶしい雲に。この記号のような目をした少女がいなければ、ただ春に酔う画集となっていただろう。いや、事実、私は画集として眺め酔っていたのだから。だが、なぜ風が吹き、雨が降り、雲がまぶしく光るのか。春の、いのちのまばゆい物語(絵本)があるからだ。少女は雨上がりの町を足早に歩いて行く。友のところへ。「ま...絵に酔う

  • 春には春の絵本を

    吉本の芸人、山﨑おしるこさんとの絵本『あのねあのね』(303BOOKS)の見本刷が届きました。若々しく可愛い風が吹いています。3月5日、発売です。雑事をあれこれと昼寝ですごしました。童心社より、進行中の絵本「だれでもどうぞ」の絵本原画2点の画像が送られてきました。絵は南塚直子さんです。うふふふふでした。春には春の絵本を

  • 「みけちゃん 永遠物語」 村上しいこ

    「みけちゃん永遠物語」村上しいこ小学館1700円+税困った本を頂いたなぁ、というのが正直な気持ちだった。もう七十年以上前になるけど、生まれた子猫を紙箱に入れ、大牟田川へ流しに行くのが私の役目だった。幼い弟たちにはまだ出来ないことであったからだ。海は近く引き潮が沖へ持って行く。小学生の私がやりきれない顔で立っている。そんな私が猫との愛情物語を書かなければならない。(猫へねぇ)。しいこさんは継母の虐待を受けながら子供時代を過ごしている。とうぜん人間不信が深い。そんなしいこさんの家へ、猫がやってくる。呼んだのでもない、もらったのでもない。しいこさんは、とうちゃん(夫)と飼い始める。名前は、みけちゃん。つまり、これは愛されたことが薄かったひとが、命のあるものを愛していく物語である。心配し、涙ぐみ、抱きしめ、遊び、...「みけちゃん永遠物語」村上しいこ

  • 春は大福

    今日のおやつ昨日書いた詩を推敲し形に。子ども愛樹祭コンクール受賞者に渡す色紙を書き、あちこちメールをしたり。ドアぴんぽん。ドアをあけたらピンポンがたっていた「こんにちは」こんこん。とをたたくおとがしたのにだれもいなかったゆきがこんこんふっている(だれだろう)そ~っとあけるとはるかぜがはいってきたコップはもじもじしている春は大福

  • はるみたい

    はるですよ。銅版画・南塚直子ポプラ社今日はとても暖かい日でした。いつもは寒くて人のいない小公園に、おじいさんとおばあさんぽつんぽつんとベンチに五人。人間も動物なんですねえ。詩。二篇書きました。そのひとつを。リーダーよぞらをとりがわたっていくかもかしら。そうかも。せんとうのかもがつぶやく。そう。かしら。はるみたい

  • だれかを

    物流倉庫がにょきにょき膝の電気ビリビリに行ったり、散髪に行ったり、こんなものを書いたり、昼寝したり、葉書を書いたり、首を搔いたり。よぶだれかがよんだようで丘をのぼっていったひとのいない団地があり草がぼうぼうしげっていた海がみえ貨物船がうかんでいる──よんだ?──おまえがな。貨物船がいった(ぼくが……ぼくを)(そうかもしれない)かえっていくぼくに貨物船がいった──おれがよんだかもしれない。だれかをよんだのだろうかねこも海をみているだれかを

  • 絵本「なにでも ないもん」

    岩崎書店定価1870円編集・筒井大介。文章を書かれている少年アヤを私は知りませんでした。どんなひとなんだろう。略歴に出版された書名が出ていました。「ぼくは本当にいるさ」「ぼくの宝ばこ」「ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録」「わたしがYES」。絵本を読み終えて、少年アヤが、わたしにたどり着くことが、わたしはわたしということがどんなに困難だったかを思わされました。少年アヤは帯に書いています。「あなたはここにいるし、わたしもいます。なにでなくても生きています。いいとか、わるいとかを、飛びこえた事実です」。書きだしの言葉は「わたしはどんなものにもなれた」。しかし、世間は男であるか,女であるかを求めます。その悲しみと苦しみを阿部海太の絵は、色調も絵も暗喩のように描いていきます。そして「ゆうきをだしてとび...絵本「なにでもないもん」

  • きかんしゃ きかんしゃ

    絵・楓真知子詩「む」を書き昼寝。起きたら文芸社の塚田様よりうれしいメールがとどいていました。楓真知子さんとの絵本『かおりちゃん』は年内に出るそうです。楓さんが奮闘してくださいます。以前より私と仕事をしたいと思っていてくださったとのこと。若い方にそう思って頂けるのはうれしいことです。どんな絵本になるのか。まだまだ前進中の楓さん。楽しみです。というわけで午後はマンション管理組合の仕事を。ねねはねくらのねねちねちねばねばねとねとぐねぐねそのぐねぐねのねにねこなでごえがした「ね、わたし、あなたがすきよ」ねうれしくてはねてはねてはねていいね!になったそうね。きかんしゃきかんしゃ

  • 芽吹く石

    銀の鈴社のカタログ用「ありがとう、谷川俊太郎さん」400字を書き、メール添付で。詩「ダ・チョウ」を書く。遅い昼寝をし、園に頼まれていた絵本30冊ほどにサイン。ま、そういうわけでダチョウはダ・チョウになったももいろのきれいなチョウだったダ・チョウはライオンのはなのあたまにとまったかわいいことライオンはそれはそれはやさしいこえでささやいたもも、ちゃん。そういうわけでゾウはこしをぬかしじぶんのゆびをしゃぶっている芽吹く石

  • 韓国より愛をこめて

    韓国版『ねこの手かします②』(絵・川端理絵恵文研出版)が、販促グッズと一緒に届きました。喜んでいます。残念ながら版元のハングルが読めません。ごめんなさい。初めに浮かんだのは鴨の詩でしたが……。(つまらない)(つまらない)と三転、四転、五転し、こんなものに。鴨はどこへ飛んでいったのでしょう。鴨川へ。そうかもしれない。けっこんみえないけれどいらっしゃるそれはほんとうのことだけど(しんじられない)かみさまはくびをひねられるひとめぼれです。わたくしも。とうめいにんげんのカップルはかみさまにもみえない韓国より愛をこめて

  • その地平線の手前で

    https://jpen-019.peatix.com/viewお化けと海釣りの構想が、三味線に乗り浮かれ調子で浮かんできています。少年・ガザうらみをわすれるのではないうらみをこえていくのだじぶんがしあわせになるためにそのときおまえはしるだろうそんなおまえをほほえむひとのいることをそんなおまえをだきしめるあたたかいうでをそのひとたちをそのひとたちはねがっていたのだおまえがはなのなかをあるいていくことをきのしたでくちびるをかさねていることをわがこをたかくもちあげることをうらみをわすれるのではないうらみをこえていくのでもないやさしくただやさしくじぶんのこころをだきしめてほしいのだそのあたたかいうででいのちでその地平線の手前で

  • 白い花

    午後から国立市にあるビブリオギャラリーへ。西村繁男さんの『じごくのラーメンや』(文・苅田澄子)の絵本原画展を見てきました。ああ、楽しんで描いておられるなぁというのがよく伝わってきました。聞きはしませんでしたが、衣装考証などしっかりなされたようでした。入り口で田島征三さんとすれ違ったようですが、両者気づかず。女性客で賑わっていました。午前中に詩を書き、ひと眠り。午後、国立へ。こころに家族をうばわれたきみはこころに爆弾をだいているその男に投げつけるためにまだ九歳なのにまだきみは見つめるがれきのあいだに咲いている一輪の花を白い花をきみは生きていく爆弾と白い一輪の花をこころにだいて信じられなくてきみは見つめる画面いっぱいにさいている花にいろとりどりの花にはてもなく風にゆれながらきみは生きていくいろとりどりの花と爆...白い花

  • オットセイ日和

    絵本『ともだちともる』(絵・黒井健文研出版)。販促用にこしらえてくださった絵葉書です。特別のことはありません。詩を推敲したり、新作で混乱したり。気がつけば夕焼けが。おっとっとなみだですぎてみずぶそくラムネをのんでおっとっとこころをすうすうかぜがふくあんこでふさいでおっとっとまたまた0てんしょうこをかくせすすんでごみだしおっとっとへいきんだいをおっとっとオットセイのおっとおっとっとオットセイ日和

  • 明日 発売です

    ポプラ社より、明日、発売です。膝の電気ビリビリより帰り、「鬼ヶ島通信」の詩を推敲。つづけて第10少年詩集の詩稿を読み返し5篇削除。ひと眠りし「かぜにふかれて」と悪戦苦闘。なんとかまとめたけど……。かぜにふかれてかぜにふかれてれてあるいていったかぜにおされてのぼっていったよいしょ。よいしょ。かぜのことばをききながらさんちょうにもかぜはふいていたこんにちは。こんにちは。かぜとかぜとはあいさつしたとおくのやまでもかぜはふいていたくもがゆっくりうごいていたおかえりなさい。さるすべりのはながちいさくゆれたただいま。ぼくはかぜのことばでいっていたこころがゆらゆらゆれている明日発売です

  • 菫の花咲くころ

    午前11時30分まで眼科。帰宅し「カクテル」を仕上げ、あったかい素麺を頂き昼寝。起きて詩誌を読みながら礼状を。それから詩「となりの人」初案を。『鬼ヶ島通信』の作品で、課題は「SF」。これから推敲になります。菫の花咲くころ

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