「こんな私です。選葉子です。」

「サブちゃんの誕生日プレゼント〜〜。」

秀美、「輪湖先輩が…、コイチさんの事…。」

「いつもとは違うな…、って思ったけど…。サブちゃん…???」

「…その足で伊伽瑠美行ったと…。」

「実は…。佐武郎さんの…、誕生日、聞いたんです。」

「佐武郎さん、これ…。」

匡子、目の前に現れたひとりの女性を見て…。

「コイチは…。コイチじゃないと、やなの～～。私～～。」

「…で、で…。決定的なのが、これ…???」虎一郎…。

「生きてんのか死んでんのかどっちっ!!!」

「営業推進部…、なんか最近…、あったんじゃ…。」

そのまま季節は秋から冬へと…。

陣屋、葉子から話を聞いて、思わず目に浮かぶ涙。

「その時、思わず部長、椅子から立ち上がって…。」

獏、口はニコリとさせながらも僅かに右眉を歪ませて…。

衝撃的な踊りがあった次の日…。

ポニーテールになった髪に麦わら帽子を外して葉子。

アメリカ、シカゴ、オヘア国際空港に。

そして3時間後、飛行機は羽田の滑走路を…。

車は都内を走っている。

スマホのスピーカーから聞こえてくる匡子の声。

葉子、輪湖に、「あのね。私ね。なんか…、凄い夢見てた。」

「表現は悪いけど…。年貢の納め時かな～～。」

陣屋、思わず口に手を…。「えっ…???…これって…。」

始終笑顔でゲストたちを送り出す通。

陣屋、自然に目から流れる涙、「…う…、うん。」

陣屋、通を見て、蔵井氏を見て、「…信じ…られない…。」

途端に葉子も笑顔で、「ごめんなさい。黙ってて。」

店内に響き渡るギターとキーボードの音色。

由佳理、いきなり、「うそ――――っ!!!」