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2009/04/26

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  • 春風

    穏やかで人肌みたいに潤いのある風が僕を掬い上げてあの雲まで押し上げてしまいそう「貴方は春風だったの?」ずっと昔にちょっと天然の人が真顔で言ったそう言われて間髪…

  • クラシックを聴きに来た小鳥

    クラシック音楽を聴きながらドレープの多いカーテンが揺れる様を眺めているとなんの脈絡もない人生の断片がコマ送りみたいに頭の上で映っては消えるクラシック音楽は何百…

  • 僕の時間

    リビングに聞こえるのはMLB中継の落ち着いた解説と身支度する君の穏やかな音君も僕も海の向こうも時間に余裕があるらしい窓からやって来る風までもが落ち着きを取り戻…

  • ただぼんやりしているだけでも

    日記というのは頁を開いて前に座り鉛筆は横に置いてただほんやりしているだけでも日記を書いてる事になるそして一文字も書かずパタリと閉じて元あった場所に戻したとして…

  • 言い訳

    そう思えば言い訳も悪い事ばかりじゃない何かを始めた時周りにその理由を聞かれこういう出来事があってこう思ったからこうしようと決めたと話す時なんらかの言い訳を挟ま…

  • まんまるの笑顔

    緊張してしどろもどろだった新人が三週間経ってまんまるの笑顔になったこっちが本来のあなたの姿だったみんなはすぐに辞めてしまうだろうと噂していたあなたが最強のスキ…

  • 庭木の剪定をしようとすると風が強く吹いてきた切った枝葉が暴れるので剪定はやめて昼寝したふと目が覚めると風が止んでいたよかったと思って外に出るとポツポツと雨が降…

  • ぼんやりが眺めるアンバランスなバラバラ

    色も形も重さも質感も違うてんでバラバラな様々が床に散らばってまばらな所と重なった所散らばり具合いもバラバラが今の僕それをぼんやり眺めているのが今の僕それは無限…

  • 午後五時半の情景

    十年ほど前だったと思う仕事から帰る僕を君はしょっちゅう大通りまで迎えに来てくれて僕は自転車を押しながら飛び跳ねながら歩く君と一緒に帰った僕は迎えに来てくれた嬉…

  • 大好きなポーチュラカ

    冬を越したポーチュラカ大好きなポーチュラカ大好きだった人が大好きだったポーチュラカあんなに元気だったのに元気すぎて生き急いであっという間に天国へ行ってそのまま…

  • 封印されていた記憶

    あっこんなところにあったんだ長袖Tシャツが欲しいから買いに行こうと思っていたら半年前に買ってあったのがここに居ましたよと出てきた確か一度は着た記憶はあると思い…

  • 黄色いランドセルカバー

    交差点でバイバイした小学生の女の子黄色いランドセルカバーをつけているから一年生だ一人はこっちに向って来て何かを見つけたのだろう輝いた瞳で微笑んで走り出したでも…

  • 水たまりと落ち葉と蟻

    水たまりに落ち葉はよく似合う水たまりの中の小さな空を落ち葉が泳ぐ小舟のように揺れて行く先知れずまるで僕が生きてきた世界と同じいそいそとやって来た蟻が眼の前の大…

  • 1リットルの牛乳パック

    五時に起きてひとりの時間を楽しんでいると六時に妻が起きてきたいつもより30分早い口を開けたばかりの1リットルの牛乳パックを床に落としたような気分風の音がうるさ…

  • 飴玉の使い方

    みんなに飴玉を配って人気者になろうとしている人みんなは飴玉は受け取るけど決して距離を縮めないのは絡み付かれて息も出来ないほど密着されるのが分かっているからその…

  • 見知らぬ葉っぱ

    見たことのない葉っぱが晩ご飯に出てきた肉を巻いて食べるらしい食べると青臭くて苦いその辺に生えている葉っぱをかじればきっとこんな味っていう感じの葉っぱだった「こ…

  • そうして一日が過ぎる

    有給休暇だったのでアラームを切った朝9時間ぐっすり眠っていた昼過ぎまでパジャマで過ごし宅配もその姿で受け取ったそのあとネット配信の映画を観た意味の分からない台…

  • 素人修理

    同僚の友達からの依頼でアクセサリーの修理こんな状態をこの銅線を使って雑な仕上がりだけどこれで許して貰おう拡大眼鏡を使っても小さかったもん完璧を目指さないと決め…

  • 止まった世界

    雨が降る前の白黒の世界は静かで朝も息を密めている風はなくシマトネリコの葉が全く動かないまるで時まで止まっていてこの世界に僕ひとり取り残されたよう紙を擦る鉛筆の…

  • 消える消しゴム

    日記はノートに鉛筆で書いていてテーブルの上に何処とはなしに置いている消しゴムがよく消えるきれいに字を消してくれるのじゃなくて消しゴムそのものが消える何かの拍子…

  • 五月の花

    ミニ薔薇が咲いている鼻をくっつけて香りを吸い込む薔薇らしい香りに「薔薇だな」の言葉しか出ない終わった花を切ろうと手を伸ばすと棘が邪魔をするあまりにも薔薇らしく…

  • 五月の風

    新緑を縫う風が穏やかに揺れる朝は珈琲を飲まない僕だけど五月の風に誘われて飲んでみると今日が開いていくのが分かるおはよう今日がいい一日だったのはこの時決まってい…

  • 五月の雲

    五月晴れの空に絵に描いたような雲ずっと見ていたいけど帰り道には幾つかの曲がり角と点滅信号がひとつ家に着くと職場で貰った大事な書類が上着のポケットから消えている…

  • 初雪カズラ

    大好きな初雪カズラの世話をしていると背中に聴こえる小鳥のさえずり聴くとは無しに聴いていると確かに鳴いているのに聴こうと思って耳を澄ますと声がぴたりと止んだ量子…

  • コーヒーとプリンの不思議な関係

    プリンがあった お腹がいっぱいでコーヒーを飲んでいたので体は全く欲してなかったけど少しなら食べられる気がした先ず半分食べて五分後に残りの半分のうちの半分を食べ…

  • そして邪魔者は消えた

    外に出るとつがいのアゲハ蝶が驚いたように散らばって僕の視界を登って消えたお互いを確かめるにはここは騒がし過ぎるから他を探しに行ったに違いない残念だな忍者のよう…

  • 日記

    日記を書き始めて三ヶ月経った思っていたのに言えなかったこと言ってしまって後悔したこと今思っていること今感じていること明日したいこと明日やって来ることそれらを毎…

  • 今歩く道

    三世代の散歩先頭は弾けるように歩く幼子すぐ後ろの母は時を惜しむように歩き少し離れて祖母は何を思うか後ろで手を組み歩く祖母は来た道を眺め母は幼き歩みに目を細め幼…

  • 朝の微笑み

    レウコフィルムの花が咲いた僕は本当に心配していたんだ僕がいっぱい枝を切って丸裸みたいにしてしまったのに頑張って新芽をいっぱい出して春の陽気をいっぱい吸ってどん…

  • 夕暮れの小さな修行

    コーヒー豆売り場でじっと見つめ重さを確かめるように手に取ってパッケージの情報を穴が開くほど読んでいくつもを比べてやっと買って帰っていそいそとお湯を沸かしドリッ…

  • 夕暮れのオールドファッションシナモン

    シナモンパウダーを纏った最後の塊を口に入れるとさすがに食べるのをちょっと我慢していただけあってまるで最初のひと口のようにひろがり溶けていくシナモンの魔法が花火…

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