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レビューブログ【レブログ!】 https://reblog.hateblo.jp

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書のレビューが5000件以上! レビューは毎日更新します。

ファン意識や世論に流されず、 自分の感じた感想を正直に伝えたいと考えています。

D.IKUSHIMA
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2008/06/18

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  • マイホームヒーロー<実写映画版>

    映画 マイホームヒーロー コレクターズBlu-ray&DVDセット 3枚組 [Blu-ray]佐々木蔵之介Amazonテレビドラマ版の続編で、 前作で殺して山に埋めた遺体が発見されたことで 暴力団グループから命を狙われるようになる話。 妻の実家の宗教団体を描いた原作マンガの第2部を省略し、 第3部を映画化した構成になっているが、 回想シーンや思い悩む場面が多くて話が進まない。 また、それぞれの策略の応酬が楽しめた前作と違って 暴力的なやり取りばかりで話に深みがない。 主人公の狡猾さを感じさせるヒリヒリした面白さがなく、 敵も妙にダラダラしたやり口で脅してくるだけで テンポも緊迫感も大きく盛り下…

  • ディセンダント ライズ・オブ・レッド

    作品情報: https://disneyplus.disney.co.jp/program/descendants-the-rise-of-red 「ディセンダント3」に続くシリーズ4作目で、 ハートの女王のが起こしたクーデターを収めるため、 その娘がシンデレラの娘と協力して過去を修正する話。 前作で大団円を迎えた上に5年という年月が経ったからか 出演陣を一新した新しい展開となるが、 かわいらしく感情移入しやすい2人の主人公と 魅力的なビジュアルの世界観で一気に没入できる。 次々と披露される歌やダンスのクオリティも素晴らしく、 いろいろなアーティストのPVを眺めている気分になるほど。 そういっ…

  • ゴールデンカムイ<実写映画版>

    ゴールデンカムイ ブルーレイ&DVDセット(通常版) [Blu-ray]山﨑賢人Amazon隠された金塊の手がかりを追って 元兵士の男とアイヌの少女が旅をする話。 各キャラクターの外見や仕草、背景に映る景色まで 原作の雰囲気がかなり忠実に再現されていて、 マンガを実写化した作品の中でも満足度が高い。 アシㇼパの弓使いや身のこなしが野暮ったいのだけが残念。 登場人物が結構多いので 初見だと整理しにくいかもしれないが、 内容が面白いので見直すのも苦じゃないだろう。 全31巻のうち3巻ぐらいまでしか描けていないので先は長いが、 マンガ版やアニメ版が好きだった人にも納得できる良作。 【関連作品のレビュ…

  • 怪獣8号<1~12話>

    怪獣8号福西勝也Amazon巨大な怪獣の出現に悩まされる日本で 防衛隊員を夢見ていた男性の身体が 怪獣化するようになってしまう話。 怪獣が定期的に出現するようになった近未来で その急襲に備えた都市や組織が設計されている世界観が面白く、 飛び交う専門用語や個性的なビジュアルを味わうだけでも面白い。 人間としての意識や正義感を持ちつつ 攻撃対象であるはずの怪獣に変身できる男性が主人公だが、 その圧倒的な戦闘力によって1人で目立つ話かと思いきや 解体清掃をしていた頃の知識を活かしてサポートしたり、 隊員同士の連携を活かしたバトルが楽しめるのもいい。 過去の作品で見たような要素ばかりで構成されているが…

  • 光が死んだ夏<1~5巻>

    光が死んだ夏 1 (角川コミックス・エース)作者:モクモク れんKADOKAWAAmazon幼い頃から一緒に過ごしていた親友が 人ではない何かに入れ替わっていることに気づいた高校生の話。 親友が死に、正体不明の異形が 彼になりすましていることが冒頭で明かされる上に その異形と仲良く過ごしていく展開が斬新。 ホラーといえる雰囲気や描写はあるのだが、 同級生同士のほのぼのした雰囲気もあり、 日常を舞台にしたサスペンスといった印象。 全貌が明かされるペースが遅いのは好みが分かれるが、 少しずつ不安が大きくなっていく独特な空気感の作品。

  • 書くのがしんどい

    書くのがしんどい作者:竹村 俊助PHP研究所Amazon文章を書くことに対して抵抗や難しさを感じる人向けに どうすれば負担が軽減されるかを提案したもの。 なぜ文章を書くことが億劫に感じるか、 なぜぼんやりした文章になるのかという点において 筆者の指摘は納得できるものばかりだが、 全体的に精神論や抽象的な提案が多いので 本書を読んで書けない人が書けるようになるかは微妙。 書いてあることは間違ってないのだが、 少ないネタを薄く伸ばしたような1冊で 似たような話が何度も繰り返される「読むのがしんどい」本だった。

  • ミヨリの森

    ミヨリの森蒼井優Amazon両親が離婚したことで田舎に預けられた少女が 幼い頃に出会った森の精霊たちと再会する話。 未熟な主人公が成長していく姿を見せたいとはいえ 少女の性格が悪さが描かれる時間がやたら長く、 感情移入できないまま中盤まで行くのが辛い。 また、どこかで見たような設定と世界観とストーリーで、 本作ならではの魅力と言えるものが見当たらない。 前半はとにかくイライラさせられるし、 後半は平凡すぎて眠たくなってくる。 主人公が精霊に懐かれている理由もよくわからない。 アニメとしてのクオリティはそれほど悪くないのに 映画としてはつまらない仕上がりになってしまった凡作。

  • 処刑人2

    処刑人Ⅱ(字幕版)ショーン・パトリック・フラナリーAmazon殺された神父の復讐を果たすため、 前作の2人が新たな仲間と組んで行動を起こしていく話。 前作よりもコメディ要素が強くなったせいか、 観る側の期待とズレているように感じる。テンポも悪い。 アクションにも特に惹かれるところがなく、 スタイリッシュに見せようとして空回りしている。 登場人物が多すぎて人間関係が把握しにくいし、 作り手が演出しているドタバタが 面白さにつながっていなくて平凡な印象だった。 【関連作品のレビュー】 処刑人

  • ブスなんて言わないで<1~4巻>

    ブスなんて言わないで(1) (&Sofaコミックス)作者:とあるアラ子講談社Amazon見た目が悪いことで周囲から虐げられてきた女性が 美容研究家になった元同級生の会社で働き始める話。 自分の顔に強い劣等感を持つ主人公を中心にしつつ 美形であってもそれぞれの悩みがあることが語られ、 世の中にあるいろいろなルッキズムに対して 問題提起をしていくストーリーが斬新。 説教臭くなりそうなテーマだが 各キャラクターが魅力的で感情移入しやすく、 見た目に関するコンプレックスに対して テンポよくスッキリとした読後感が味わえる作品。

  • フォロワーさんの本当にあった怖い話<1巻>

    フォロワーさんの本当にあった怖い話作者:しろやぎ秋吾双葉社Amazonタイトル通り、SNSに寄せられた 読者の体験談をマンガにした短編集。 投稿された体験談ということで 特にオチらしいものもないエピソードばかりだが、 「洋介犬の恐怖毒本 脳に焼きつく怪異」や 「外れたみんなの頭のネジ」と同様に 日常の中に入り込んだ奇妙な出来事が追体験できる。 SNSでシェアするためか各ページが正方形にレイアウトされており、 一般的なマンガと比べて中身が少ないのは残念。 Web上で無料で読めるなら贅沢なクオリティだと思うが、 本として買うには割高に感じるボリュームだった。

  • 娘がいじめをしていました

    娘がいじめをしていました (コミックエッセイ)作者:しろやぎ 秋吾KADOKAWAAmazon小学生の娘が同級生に行っていたイジメを発端に、 親子や保護者同士の関係性が変化していく話。 イジメの被害者以上に加害者に焦点を当て、 悪行が露見してからの保護者の心理を描く。 自己解決するのが難しい子供のトラブルにおいて 保護者が怒りや訴えを代行する流れが非常にリアルで、 互いの家庭が荒れていく様子にヒヤヒヤさせられる。 自業自得の名の下に今度は加害者がどんどん追い詰められ、 被害者だけでなく世間全体から恨まれて どうにも収拾がつかなくなるのも怖い。 リアリティを重視しているのか、具体的な解決法が提示…

  • 君たちはどう生きるか

    君たちはどう生きるか [Blu-ray]山時聡真Amazon父親の再婚相手の実家にやってきた少年が 妙な青サギにつきまとわれる話。 同名の小説が作中に登場する程度で その内容と本作のストーリーにはあまり関係がないが、 冒頭から脈絡のない展開の連続で、 意味不明な世界観と独特すぎる設定の中、 何がしたいかわからないキャラクターを見せられるばかり。 ウネウネと滑らかに動く多様な集団が頻繁に登場し、 映像にジブリらしい迫力とクオリティは感じるが、 好き勝手に作ったものを混ぜ合わせたような仕上がりで、 とにかく何の話で何がゴールなのかもよくわからなかった。 ジブリ作品というだけで何を見せられても満足し…

  • すべては子どものためだと思ってた

    すべては子どものためだと思ってた (コミックエッセイ)作者:しろやぎ 秋吾KADOKAWAAmazon体が弱くて気の小さい息子を心配して いろいろとサポートする母親の話。 子供が嫌いなわけでも暴力を振るうわけでも 家庭を顧みないわけでもないのに ジワジワと「毒親」になっていく過程がとにかくリアルで、 過干渉になり、プレッシャーをかけ、 選択肢を奪って子供を追い詰めていく流れがよくわかる。 子供への愛情はあったし、普通の日常を送っていたのに 欲と不安に悩まされて道を踏み外していく様子がとにかく怖い。 サイコパスを表現する見せ方も非常にうまく、 ホラー作品としても秀逸なデキ。 家族それぞれに感情移…

  • いかなる時代環境でも利益を出す仕組み

    いかなる時代環境でも利益を出す仕組み作者:大山健太郎日経BPAmazon電化製品から調理器具、家具やペット用品まで 生活用品全般をカバーするアイリスオーヤマの 社長を50年以上も務めた現会長が 同社の経営方針を解説したもの。 いろいろな時代の変化を乗り越えてきた企業だけあって 環境やトラブルや個人のスキルに左右されない仕組み作りと 社長の考えが全社に浸透するよう徹底しているのがよくわかる。 いざというときに備えて設備稼働率を7割に保つ方針は斬新で、 残していた余力をチャンスに投入して市場を制圧する考え方は参考になる。 いい意味でも悪い意味でもブレのないワンマン経営で、 社長が信じるポリシーが常…

  • ポッド・ジェネレーション

    ポッド・ジェネレーションエミリア・クラークAmazonさまざまな技術が発展した近未来、 妊娠に伴う身体的な負担をなくすために 機械の中で子供を育てる選択をしたカップルの話。 AI技術や動植物の管理が進んだ 未来らしい世界観は非常に魅力的で、 妊娠のやり方に新たな選択肢が用意された設定が斬新。 生まれる前の赤ん坊を男女問わずに世話をして ジワジワと愛情が深まっていく展開も面白い。 ただ、映画としてどういう結末を迎えるのかと期待していたのに、 特に起伏のないまま終わってしまったのは非常に残念。 せっかく主人公たちに感情移入していたのに 自分勝手としか思えない行動を起こしたせいで 一気に気持ちが離れ…

  • 「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密

    「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密作者:足立 光WAVE出版Amazonマクドナルドでマーケティング本部長を務めた筆者が 2014年に期限切れ鶏肉使用の疑いで悪評が立った際に どういう考えと方法で復活させたかをまとめたもの。 アルバイトによる不適切な投稿で客足が遠のいたレストランの息子が たまたま知り合った筆者に相談するという小説仕立てで書かれているが、 誰の視点で書かれているのかわかりにくい文章や 意味ありげに出てきた登場人物に存在感がなさすぎたりと 小説としてはかなりイマイチな仕上がり。 ページの大部分はSNSで炎上したレストランのテコ入れではなく 筆者の…

  • 人間椅子<1997年公開映画版>

    人間椅子 [DVD]清水美砂Amazon外交官の妻に椅子職人からの奇妙な手紙が届く話。 江戸川乱歩の代表作を映像化したものだが、 実際に人間1人が入る椅子を作ると不自然に大きくなってしまうはずで そのあたりをどう表現するのかと思ったが、 非常にうまくごまかしていて感心した。 ただ、原作が割と短編なので 忠実に再現しただけでは映画として短すぎるのか、 手紙を読む妻の私生活や欲求不満を描いて ずいぶんと官能的な味付けになってしまっている。 その結果、小説版に比べてずいぶんテンポが悪く、 あまり意味のないシーンに時間を取られる印象で、 どうしても中だるみを感じてしまうのが残念。 本作を観るより原作小…

  • 喧嘩独学<全12話>

    喧嘩独学丹羽哲士Amazon動画配信で人気を得る同級生と比べて いじめられっ子で気弱な少年が 動画サイトでケンカのテクニックを身につけていく話。 YouTuberや実況配信を題材にした作品で 視聴者数によって社会的な立場が決まる世界観。 周囲から蔑まれていた情けない主人公が 力を尽くして戦っていく姿を配信することで ジワジワと世間から認められていくのが面白い。 知識も経験もなかった無力な状態から ひたむきに努力して技を身につけていく流れは 「ホーリーランド」のような気持ちよさを感じる。 時間を空けずに次々と新しい相手と対戦し、 サクサクとテンポのいい展開を楽しめる良作。

  • 余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81581946 余命宣告を受けて絶望していた高校生が 自分よりも余命の短い女性と出会う話。 設定をタイトルで全部バラしてしまっているため 前半はすでにわかっている内容をただなぞるだけなのが残念だが、 ヒロインがとにかく美人で見映えがするので 予想通りに進む王道の筋書きでもなんとか観れる。 難病の2人がギリギリまで割と元気なのは このタイプのお約束なのでやむを得ないとして、 そのあたりをあまり気にしないなら 純愛ものとしてはまずまずのデキ。

  • 翔んで埼玉 -琵琶湖より愛をこめて-

    翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜GACKTAmazon埼玉県民の不幸を描いた「翔んで埼玉」の続編で、 関西へと出向くことになった埼玉解放戦線のメンバーが 大都市に虐げられている滋賀や和歌山の人々を救おうとする話。 近畿地方に舞台を移し、各都道府県のいろいろな特徴を 自虐的にいじるという前作同様のノリだが、 埼玉ばかりがネタになっていた1作目と違って 大阪界隈に詳しい人向けに楽しめる内容になっている。 ただ、ストーリーそのものにあまり魅力がないのと 過去の話をラジオで聞いている現代の場面に意味がなく、 ネタ以外の場面が長いばかりで退屈なのが残念。 前作よりはパワーダウンしているため、 あくま…

  • トムとジェリー 夢のチョコレート工場

    トムとジェリー 夢のチョコレート工場(吹替版)佐藤せつじAmazon短編アニメシリーズ「トムとジェリー」のキャラクターたちが 1971年公開の「夢のチョコレート工場」の世界観に入り込んだ作品。 オリジナル作品をかなり忠実に再現しており、 元のキャラクターやカメラワーク、場面展開にいたるまで ほぼそのままアニメ化したような印象。 ほとんど省略されていないのに原作よりも20分以上短く、 テンポがよく見やすい構成になっているのも優秀。 トムとジェリーはあくまで脇役といった扱いだが、 力を合わせて主人公を支える微笑ましい存在として いいアクセントになっている。 シリーズ作品を知らない人でも十分に楽しめ…

  • 黒博物館 ゴースト アンド レディ<上・下巻>

    黒博物館 ゴーストアンドレディ(上) (モーニングコミックス)作者:藤田和日郎講談社Amazon人間の悪意が生き霊として見える女性と 彼女に取り憑いて命を狙う悪霊の話。 「スプリンガルド」に続くシリーズ2作目だが、 犯罪にまつわる証拠品が展示された博物館で 過去の事件を思い返すという設定以外に共通点はなく、 エピソード自体は独立した内容。 歴史上の人物であるナイチンゲールを主人公にして 彼女がクリミア戦争で果たしてきた功績を描いており、 幽霊とのやり取りといった架空の要素はトッピング程度。 そのため、キャラクターもエピソードも創作だった前作と違って 学習マンガのような読み心地は好みが分かれると…

  • 首ビートたけしAmazon天下統一を目指す織田信長の 傍若無人な振る舞いに苦労する家臣たちの話。 戦国時代の各武将が次々に登場するが、 初登場時に名前が出る以外に何の説明もないため、 その立場や関係性がパッと思い浮かばないと理解が難しく、 当時の歴史に精通した人向けのパロディという印象。 加瀬亮演じる織田信長のインパクトは素晴らしく、 家臣たちを悩ませる様子がうまく描かれていたが、 映画としては日本史の予備知識がないと 話が飛び飛びに感じて面白さがよくわからなかった。 タイトルに合わせてやたらと首をはねるシーンがあるが、 多すぎて徐々に食傷気味になってくるし、 ビートたけし自身の演技や役柄もイ…

  • 身代わり忠臣蔵

    身代わり忠臣蔵ムロツヨシAmazon松の廊下で斬りつけられた吉良上野介に代わり、 ぐうたらだった弟が影武者となる話。 忠臣蔵をベースにしつつ敵役の吉良上野介に焦点を当て、 人間臭さが感じられるコメディタッチに仕上げている。 筋書きのアレンジが非常にうまく、 本筋を大きく変えずに主人公のキャラクターが 味わえるようになっているのは見事。 ストーリーを大胆に改変しながらも 最終的に丸く収まる気持ちのいい展開で、 オリジナルの映画としてもパロディとしても 十分に楽しめる良作だった。 【関連作品のレビュー】 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1954年公開映画) 最後の忠臣蔵(映画) 忠臣蔵(マンガ) 江戸人物…

  • SAND LAND<Webアニメ版・全13話>

    作品情報: https://www.disneyplus.com/ja-jp/browse/entity-087be178-2332-4f35-95c6-1d3c898550c6 世界が砂漠化して水が高騰する中、 大魔王の息子が人間とともに泉を探しに行く話。 原作は全1巻で完結するボリュームで、 それをもとに2時間弱の映画作品が2023年に公開され、 そこに新たなシーンを追加した内容が前半の6話で描かれるが、 時間的な余裕があるためか、ストーリーが丁寧に展開する印象を受ける。 3DCGで作られつつも鳥山明による原作マンガそのままの雰囲気で キャラクターが活き活きと動くところが楽しく、 戦闘中の…

  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

    あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。福原遥Amazon母子家庭の貧しい生活に嫌気がさした女子高生が 終戦間際の日本にタイムスリップしてしまう話。 今の若者に戦争の悲惨さを訴えたいのかもしれないが、 身元のわからない主人公を簡単に居候させてくれたり 当時の生活にすぐ馴染んだり 物資や食料に困っている様子がなかったりと 戦時中にしてはかなりヌルい世界観。 食堂の場面も空襲の場面も夜の場面も 主人公の知り合い以外の人間が誰もいないのも無理があり、 全体的にリアリティのなさが気になるクオリティ。 また、いくら現状に不満があったとしても 現代に戻る願望や努力をまったく見せないのも不自然。 80年も前の…

  • みなに幸あれ

    みなに幸あれ古川琴音Amazon祖父母の住む田舎に帰省した女性が 家の様子がおかしいことに気づいていく話。 家族の妙な行動に違和感を感じつつも それに共感してくれる人が誰もいないせいで 精神的に追い詰められていくホラーだが、 おかしな行動の意味が最後まで説明されず、 単に意味不明な要素を集めただけなのが残念。 ただめちゃくちゃな言動をさせておけば 恐怖を感じてくれるという安易な狙いを感じるし、 その割に演技が下手だったり描写が貧相な場面も多い。 観ているだけで満足できるような狂気が味わえるわけでもなく、 最後に驚かされるようなどんでん返しがあるわけでもなく、 ホラーとして非常に安直で中途半端な…

  • 夢のチョコレート工場<1971年公開版>

    夢のチョコレート工場(字幕版)ジーン・ワイルダーAmazonチョコレートに同封された金色のチケットを見つけた人だけに 不思議なチョコレート工場を見学する権利が与えられる話。 ジョニー・デップが主演したティム・バートン監督版が有名だが、 本作の方が原作小説に忠実で、雰囲気や展開もそのまま。 金のチケットが当たるまでも時間をかけて丁寧に描き、 チャーリー一家への感情移入や 個性的な子供たちをしっかり演出している。 CGのなかった1971年という時代を考えると 工場内部の表現は相当にがんばっていて、 ファンタジックな設備や機械にワクワクさせられる。 少ないながらもミュージカル仕立ての場面があり、 そ…

  • ファッション!!<1~5巻>

    ファッション!! 1【電子新装単行本版】 ファッション!!【電子単行本版】 (OUR FEEL)作者:はるな檸檬シュークリームAmazonファッションに対して思い入れの強い元業界人の男性が 才能と熱意にあふれた若者に協力していく話。 テレビで流れるファッションショーの映像では、 モデルがランウェイを歩いている様子しかわからないが、 その裏側にあるさまざまな仕事と苦労が語られており、 ファッション関係に興味がない人でも いろいろな好奇心が刺激されて面白い。 また、予算も人脈もとことん限られている中、 どうやって企画を成功させるかというサクセスストーリーと その過程で垣間見える若者の不穏な行動も刺…

  • マッドマックス:フュリオサ

    作品情報: https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/ 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に登場した フュリオサの過去を描くスピンオフで、 彼女がシタデルの砦に来た事情や左腕を失った経緯を描いたもの。 並走する車同士の戦いに白熱した前作と比べて 今作は戦闘シーンがかなり少なくなっており、 フュリオサが成長していく流れを軸にした人間ドラマが中心。 新たに登場したバイク集団は個性的で見応えがあるが、 それ以外は前作で見たキャラクターばかりなのでインパクトは弱め。 それでも数少ない戦闘シーンは非常に迫力があるし、 新しいアイデアを取り入れた戦い方に興…

  • 黒博物館 スプリンガルド

    黒博物館 スプリンガルド (モーニングKC)作者:藤田 和日郎講談社Amazonロンドンの街を騒がせるバネ足ジャックについて その悪事や正体に迫っていく話。 両足に仕込んだバネによって空高く跳ね上がり、 次々と女性を襲う変質者を追う警部の視点で 少しずつ犯行の全貌が暴かれていく展開。 同作者の「からくりサーカス」に非常に似た作風で サクサク読める短編としては悪くないデキ。 後半に収録された「マザア・グウス」は 本編の十数年後を舞台にしたエピソードだが、 コメディ色を強めた後日談としては読みやすい。 藤田和日郎作品が好きな人なら まずまず楽しめるだろう。

  • 北極百貨店のコンシェルジュさん

    映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』(通常版) [Blu-ray]川井田夏海Amazon個性的な動物たちが買い物に訪れるデパートで 仕事に不慣れな新米コンシェルジュが 客から寄せられたいろいろな相談に乗っていく話。 客が持ち込むさまざまな無理難題を解決しようと 思いやりを持って奮闘する主人公が愛らしく、 彼女の働きによって多くの幸せが生まれていく様子が心地いい。 70分と映画としては短めの作品だが、 たくさんのエピソードがテンポよく展開され、 接客業の醍醐味を味わうことができる良作。

  • 平和の国の島崎へ<1~2巻>

    平和の国の島崎へ(1) (モーニングコミックス)作者:濱田轟天講談社Amazon組織化されたテロ集団が潜む日本を舞台に 凄腕の戦闘工作員として鍛えられつつも 平和で平凡な生活を望む男性を描いた話。 一般人に紛れて静かに暮らしたい主人公が 平和を乱す要素を静かに排除していく設定で、 戦いには消極的ながらも圧倒的な戦闘力で 鮮やかに敵を倒していく様子は 映画「イコライザー」のような痛快さがある。 説得力のあるミリタリー描写と 感情移入しやすい人間ドラマが楽しめる作品。

  • 住みにごり<1~5巻>

    住みにごり(1) (ビッグコミックス)作者:たかたけし小学館Amazon引きこもったまま中年になってしまった兄や 粗暴な父親、介護が必要な母親が住む実家に 久しぶりに帰ってきた若者の話。 何を考えていて何をしでかすかわからない兄に恐怖を感じつつも 他の登場人物の闇もジワジワと見えてきて いろいろな種類の狂気が交錯しているところが面白い。 たまにギャグマンガのような描写もあり、 ホラーなのかコメディなのかわからないところも怖い。 田舎を舞台にした非常に狭い範囲での人間ドラマで 落ち着かない気持ち悪さがずっと続く内容だが、 続きが気になって読み進めてしまう没入感がある。 「泥濘の食卓」や「少年のア…

  • ザ・ファブル<テレビアニメ版・1~11話>

    ザ・ファブル興津和幸Amazon1年間休業することになった凄腕の殺し屋の日常を描いた話。 基本的に原作マンガに忠実な展開だが、 どの登場人物も顔が崩れているようなグラフィックで 誰が誰なのか区別しづらいし、 同じキャラクターでも場面によって別人に見える。 しゃべり方や声質も全体的にイマイチ。 また、テンポが妙に遅くて 主人公の人並外れた実力を感じる機会がなかなかなく、 ただダラダラと引っ張った展開に見える。 原作通りなのに満足度が低く、 引き込まれる面白さが感じられない凡作。 【関連作品のレビュー】 ザ・ファブル(マンガ) ザ・ファブル The second contact(マンガ) ザ・ファ…

  • きみの横顔を見ていた<1巻>

    きみの横顔を見ていた(1) (別冊フレンドコミックス)作者:いちのへ瑠美講談社Amazon美人で人見知りの親友を持つ女子高生が クラスメイトに対する淡い想いを抱く話。 自分の親友のことが好きな男子に 密かに想いを寄せていくという 少女マンガにありがちな筋書き。 男子生徒2人の見分けがつかないのも致命的で、 キーとなる存在のはずなのに 風貌が似通いすぎているのは厳しい。 テンポも遅く、割とありがちな設定で 1巻を読んだ限りではそれほど惹かれなかった。

  • (r)adius / ラディウス

    (r)adius/ラディウス(字幕版)ディエゴ・クラテンホフAmazon自分の名前も含めて何も思い出せない男性が 周囲の生き物が次々と死んでいく現象に見舞われる話。 本人にはまったく悪意がないのに 自分のせいで被害が広がっていく設定は斬新で、 映像的にもインパクトが強くて惹きつけられる。 ジワジワと事態がつかめてくる序盤は非常にいい。 ただ、中盤以降のテンポが非常に悪く、 必要なさそうなキャラクターが登場して 話がほとんど進展しないのが退屈すぎる。 ヒロインが主人公と行動をともにする理由も弱い。 また、不思議な現象の理由が解明されるわけでも 無事に生活していくアイデアが提案されるわけでもなく、…

  • PLAY! -勝つとか負けるとかは、どーでもよくて-

    PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~奥平大兼Amazon徳島県の高等専門学校に通う少年たちが 「ロケットリーグ」を種目とするeスポーツ大会に 3人チームで出場する話。 ロケットリーグを知らない人でも ルールや戦略が理解できる構成になっており、 派手な試合展開を手抜きなく表現した アクロバティックな動きも見応えがある。 ただ、頭はいいのに先生に煙たがられていたり 乱暴な父親と手間のかかる弟との生活に苦労していたり VTuberに熱中するせいでプレイがおろそかになったりと、 少年たちのプライベート面の設定に魅力がなくて 観ていてストレスがたまるだけなのが残念。 試合回数は少ないのに…

  • カラーパープル<2023年公開版>

    カラーパープル(2023)Taraji P. HensonAmazon父親から酷い扱いを受けた上に 粗暴で身勝手な男と結婚させられ、 仲のよかった妹とも生き別れてしまった女性の話。 たびたび挿入される歌とダンスには迫力があり、 ミュージカルとしての見応えは感じるが、 ストーリーとしては主人公の不幸を見せられるばかりで カタルシスを感じる部分が少なすぎる。 登場人物が多い上に人間関係も入り乱れているので それぞれの立場を把握するのも大変だし、 その複雑さを乗り越えるほどの面白みもない。 もっとシンプルな設定でもよかったように思う。 さんざん酷い目に遭ったことへの報復を考えるわけでもなく、 ただ我…

  • ふつうの軽音部<1~2巻>

    ふつうの軽音部 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:クワハリ,出内テツオ集英社Amazon自分の好きな音楽や歌に対してコンプレックスを持つ主人公が 高校入学とともに念願だった軽音楽部に入る話。 特に取り柄のない平凡な女子高生が 好奇心と憧れ意識で軽音部に入り、 我が強かったりスキルのある同級生に引け目を感じながらも 徐々に自分の居場所を見出していく流れ。 主人公があまりに平凡すぎて 序盤は単なる軽音楽部のあるあるネタ程度の読み応えだったが、 放課後の独唱シーンあたりからグッと引き込まれるようになり、 努力と友情を感じるジャンプ漫画らしい雰囲気も漂ってくる。 歌や演奏に打ち込む要素より…

  • 天使の耳 -交通警察の夜-<全4話>

    【特集ドラマ】天使の耳~交通警察の夜Amazon交通課の警察官たちが交通事故の真相を暴いていく話。 視覚障害者の少女が優れた聴覚を活かして 事件の謎を暴いていく1~2話については タイトルの由来になっていることもあって見応えがあった。 しかし2話の途中からは聴覚や音と関係のないエピソードばかりで タイトルとのギャップに違和感を感じてしまうし、 複数の事件が同時並行で描かれる割に それぞれの関わりが薄いので散漫な印象を受ける。 これならエピソードが各1話で完結するよう構成し、 それぞれでスッキリできる急展開を見せて欲しかった。

  • スラムドッグス

    スラムドッグス(吹替版)ウィル・フェレルAmazonどうしようもないダメ男に捨てられた犬が 野良犬たちの協力を得て飼い主のもとに戻ろうとする話。 笑いの大半を下ネタに頼っているのは残念だが、 犬たちの活き活きした動きは非常に自然で どうやって撮影したのかと感心する仕上がり。 テンポがよく毒のあるやり取りが楽しいし、 要所要所で犬らしい言動がネタになっているのも面白い。 下品な場面が多すぎて子供には不向きだが、 犬好きの大人が割り切って観るなら悪くない作品。 【関連作品のレビュー】 僕のワンダフル・ライフ

  • Focus<1996年公開日本映画>

    Focus フォーカス [レンタル落ち]Amazon盗聴マニアの青年に協力してもらいながら テレビの取材班がネタになりそうな無線を探す話。 取材陣が撮影しているカメラ映像という設定で、 気が進まなくてブツブツと文句を言う青年と 番組作りのために強引に進行していくディレクターの それぞれの雰囲気がリアルでいい。 70分ほどの短い作品だが、後半で一気に勢いを増し、 そのまま期待に見合う痛快な終わり方をしてくれた。 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以前に POV(主観カメラ)方式を採用したことも併せて評価したい。

  • LOVE LIFE

    LOVE LIFE木村文乃Amazon夫の両親とぎこちない関係を続ける夫婦のもとに とある事件が起きる話。 ほとんど誰も笑わない雰囲気の中、 ひたすら淡々とした場面が続くばかりで割と退屈。 当人にとって深刻な状況であることには違いないが、 その居心地の悪さを眺めたところで 映画としての面白さにつながらない。 登場人物みんなが自分勝手で その様子にイライラさせられるだけの作品。

  • 好きでも嫌いなあまのじゃく

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81582442 言いたいことを言えない弱気な性格のせいで 周囲からいいように使われていた高校生が 角の生えた不思議な少女と旅に出る話。 保護者に無断で何日も外を出歩く展開も強引だが、 道中で出会う人とのやり取りも妙に薄っぺらくて とにかく登場人物にまったく魅力を感じない。 映像そのものは悪くないのだが、 引き込まれる要素が何もなく、没入感の湧かない凡作。

  • 窓ぎわのトットちゃん<2023年公開アニメ作品>

    映画「窓ぎわのトットちゃん」DVD通常版 [DVD]大野りりあなAmazon黒柳徹子の自伝を原作にしたアニメで、 第2次世界大戦中だった幼少期に 小さな学校で出会った少年との交流を描いたもの。 黒柳徹子に関する予備知識がなくてもまったく問題はなく、 独自の教育方針で学校を運営する優しい先生と のびのびと過ごすの子供たちの様子が味わえる内容。 変わり者扱いされてきた主人公が 環境を変えることで天真爛漫さを存分に発揮し、 周囲を和ませていくのは微笑ましい。 戦争による生活の変化が表現されているものの 同じく戦時下の子供を描いた「火垂るの墓」とは かなり雰囲気や味付けが異なり、 全体的にやわらかい作…

  • プロジェクト・ヘイル・メアリー<上・下巻>

    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上作者:アンディ ウィアー早川書房Amazonある任務を果たすために宇宙船に乗る男性の話。 導入部から引き付けられる展開と読みやすい文章で、 自分の置かれた状況がまったくわからない主人公が 周囲の様子を手がかりに推測していく現在の描写と そこに至るまでの経緯を描いた回想シーンが ジワジワと結びついていく流れに引き込まれる。 ひたすら主人公の主観視点で展開するだけに感情移入がしやすく、 未知のもの対して論理的な思考を駆使して 予想と実証を繰り返していく様子が気持ちいい。 かなり深刻な状況なのにもかかわらず、 常にコミカルな雰囲気が漂うのも面白い。 全2巻合わせて7…

  • 怪物の木こり

    怪物の木こり亀梨和也Amazon斧で頭部を破壊する連続殺人事件を追う刑事と たびたび襲われる弁護士の話。 殺人犯だけでなく襲われる側もサイコパスという設定は面白いが、 メインキャラクターの女性刑事や弁護士に迫力がなくて 肝心の緊迫感がまったく伝わってこない。 全体的にチープな描写が多いし、 脳チップに関する理屈も説得力がなさすぎる。 やたら人名が出てくるせいで情報の整理がしにくく、 どこで面白がらせたいのかもよくわからないし、 サイコパスだとされている人物の狂気っぷりがまったく足りなくて 既存のサイコパス作品で感じたような衝撃がまったくない。 序盤からイマイチな雰囲気が漂う中、 一度も盛り上が…

  • キリエのうた

    キリエのうた 通常版 [Blu-ray]アイナ・ジ・エンド,松村北斗,黒木華,広瀬すずAmazon歌っているとき以外はほとんど声が出せない女性が 歌を通して新たな人間関係を築いていく話。 主人公であるキリエが歌う場面がたびたび流れるが、 彼女を演じるアイナ・ジ・エンドの歌声は実際に魅力的で、 劇中で周囲の人々が引き込まれる様子に説得力を感じるし、 プロモーションビデオのように楽しみたいファンにも嬉しい構成。 いろいろな著名人が贅沢に出演している割に 登場人物が整理しやすいのはよかったが、 アイナ・ジ・エンドの1人2役は 見た目がそっくりである必要性が薄いし、 混乱するだけであまり効果的でなかっ…

  • 福田村事件

    福田村事件 [Blu-ray]井浦新,田中麗奈,永山瑛太,東出昌大Amazon在日朝鮮人に対する差別意識が珍しくない中、 千葉県のとある村で起きた惨殺事件を描いたもの。 実際にあった事件を題材にしているとはいえ、 映画としてあまりに退屈で見応えがない。 騒ぎが起きるまでの1時間半は淡々とした場面ばかりで、 10万人以上の被害者を出した関東大震災すら その深刻さがまったく伝わってこない。 一般市民が起こした異常な状況を伝えたいなら 当時の時代背景がきちんと理解できる構成と 手加減抜きの強烈な描写を見せるべきだし、 序盤からもっとスピード感を感じさせて欲しかった。 事件の壮絶さに反して妙に生ぬるい…

  • そんなバカなマン<全3巻>

    そんなバカなマン DVD 第1弾バナナマンAmazonバナナマンとバカリズムが 3人でいろいろな企画を楽しむ番組。 日村がデート相手の女性に好かれるよう 設楽とバカリズムがイヤホン越しに指示をする 「パシフィック・ヒム」は非常に面白く、 次々と無茶な指示を繰り出す設楽と それに瞬時に対応できる日村のペアが最高。 ただ、企画によってアタリハズレがかなり大きく、 素人のヤンキーたちを観察するだけのVTRはつまらないし、 3人がダラダラと話をするだけの時間ももったいない。 2年以上も放送していた番組を たった3本のDVDにまとめるなら もっと内容を吟味して厳選するか、 パシフィック・ヒムばかりを集め…

  • 本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式

    本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式 (文春文庫)作者:石井 光太文藝春秋Amazon国内外での貧困問題の実状や事例と それによって引き起こされる問題を紹介したもの。 貧困に苦しむ人たちがどんな生活を送っているか、 なぜ貧困から抜け出せないのか、 貧しさがどういう問題につながるかなど 非常に生々しい内容が紹介されている。 アフリカを中心とする途上国はまだ想像できるが、 日本国内においても貧困問題が身近に起きていることを 痛感させるエピソードがいろいろと読める。 また、危険を顧みずいろいろな国や関係者に取材をして 情報を集めてきた筆者の姿勢にも感心させられる。 普段は意識しないものの確実に…

  • リーダーシップの哲学 12人の経営者に学ぶリーダーの育ち方

    リーダーシップの哲学―12人の経営者に学ぶリーダーの育ち方作者:一條 和生東洋経済新報社Amazon花王やカルビー、日産自動車など、 大手有名企業の経営者12人が語る それぞれの苦労話をまとめたもの。 いろいろな事例をもとに リーダーシップについて解説したものかと思いきや、 ビジネスで成功した人たちの過去を振り返るだけで 自伝の寄せ集めのような内容。 確かに成功者であることには違いないが、 それぞれの行動や考え方をどの部分が 一般の仕事に流用できるのかが書かれておらず、 ただ回顧録をまとめただけのような散漫な印象を受ける。 経営陣の思い出話をまとめ読みしたい人にはともかく、 リーダーシップを学…

  • ナナメの夕暮れ

    ナナメの夕暮れ作者:若林 正恭文藝春秋Amazonお笑いコンビ、オードリーの若林正恭が 雑誌に連載していたエッセイをまとめたもの。 引っ込み思案で後ろ向きな若林特有の視点で 日々の出来事を客観的に分析した文章が読めるが、 エッセイとしてはそこまで惹きつけられる部分がなく、 いい歳をして中二病を発症した大人が 愚痴や悩みや言い訳をひたすら書き連ねたような作風。 ある種の自虐的なネタなのだろうが、 中身のない文章をひたすら読まされるような内容なので ファンでなければそこまでの面白みは感じないだろう。

  • バッド・デイ・ドライブ

    バッド・デイ・ドライブ(字幕/吹替)リーアム・ニーソンAmazon子供とともに車に乗った男性が 爆弾犯から電話で脅迫される話。 いつものリーアム・ニーソン主演映画とは違って 銃や格闘術がほとんど出てこないのは新鮮だし、 車から降りることができないまま 電話越しに脅迫されるのは緊迫感があってよかった。 ただ、子供たちが同乗していることや 妻と不仲である設定にはほとんど意味がなく、 警察も賑やかしのために都合よく邪魔してくる程度で ほぼ全編が主人公の勝手な判断で 強引に解決していくのはちょっと無理がある。 中盤で警察とやり取りする場面も せっかくのスピード感と緊迫感がなくなるだけなので 大胆に省い…

  • アクアマン 失われた王国

    アクアマン/失われた王国Jason MomoaAmazon「アクアマン」に続くシリーズ2作目で、 前作でアクアマンへの遺恨を持った男が 邪悪な武器の力とともに敵対する話。 ジャスティス・リーグのキャラクターは絡まず、 アクアマンの関係者だけを使った独立したエピソードなので 前作さえ観ていれば理解できる構成なのはありがたいが、 あまり熱中する部分のない地味な続編という印象。 映像は派手でクオリティも高いのだが、 海中という設定も宇宙が舞台のSF作品と雰囲気が変わらず、 よくいる敵とよくある戦いをするだけで 本作独自の要素があまり感じられない。 アクアマンが大好きな人ならともかく、 映画としてはあ…

  • 魔女見習いをさがして

    魔女見習いをさがして森川 葵Amazon幼い頃に観ていたテレビアニメ「おジャ魔女どれみ」が いまだに大好きな女性たち3人が よりよい生き方をするために励まし合っていく話。 2000年前後に実際に放送されていたアニメを題材に、 年齢や立場の違う女性たちが知り合うという設定はいいが、 ストーリーとしては非常に薄っぺらく、 芸能人を多用した声優もイマイチで あまり引き込まれなかったのが残念。 主人公たちを悩ませる問題は妙に現実味があるのに その解決法があまりにご都合主義でスッキリしない。 気楽に楽しませたいならもっとアニメらしい悩みでいいのに 嫌な気持ちを味わせる場面が余計に感じる。 「おジャ魔女ど…

  • 青のフラッグ<全8巻>

    青のフラッグ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:KAITO集英社Amazon人付き合いが苦手で劣等感の強い主人公と その親友で運動神経抜群の人気者と おとなしくて目立たない女子生徒の それぞれの恋愛模様を描いた話。 恋愛が成就するよう協力していた相手に 徐々に恋心を抱いてしまうというよくある設定なのだが、 主要な登場人物のキャラクターが非常に魅力的で それぞれに感情移入してしまう没入感が素晴らしい。 高校生らしい不器用な部分が微笑ましくも切なかったり、 いろいろな悩みを通して人間的に成長する様子が まさに青春といった雰囲気でグッとくる。 そろそろ終わるのかと思うほど盛り上がった後も…

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)作者:三宅香帆集英社Amazon読書に充てる時間が少ない現代人の特徴を踏まえて これまで人々がどう読書と付き合ってきたかをまとめたもの。 読書時間が取れない理由の分析や もっと本が読めるようになる方法の提案かと思いきや 日本人にとっての読書文化がどういう経緯をたどってきたかを 明治時代まで振り返って解説したものだが、 今まで気にしなかったような歴史が知れて興味深い。 特定の本がヒットした時代背景や 現代とも共通する人間心理など、 本好きにとって好奇心が刺激される内容。 ただし、タイトルから想像する内容とは異なるし、 最終的に語られる結論もつま…

  • 「気持ちいい」から考えるゲームアイデア講座

    「気持ちいい」から考えるゲームアイデア講座作者:吉沢 秀雄技術評論社Amazonテクモやナムコ、バンダイナムコスタジオといったゲーム会社で ファミコン時代からさまざまな開発に携わった筆者が 新たなゲームを生み出すための考え方や手順を解説したもの。 ゲーム業界を目指す学生や実際にゲーム会社で働いている人向けに 作品の根幹となる面白さを考え出していく流れを 社員研修のような形で説明していく構成。 事例として挙げられているゲームが古いのは難点だが、 その分、企画の構成要素がシンプルで理解しやすい。 アイデアというと突然ひらめいたりじっくり悩んだりするイメージがあるが、 その本質が既存の要素の新たな組…

  • 白鍵(はっけん)と黒鍵(こっけん)の間に

    映画『白鍵と黒鍵の間に』池松壮亮Amazonジャズピアニストになるための修業として キャバレー界隈を渡り歩いて演奏していく若者の話。 日本人ジャズピアニストの南博の自伝を映像化した作品だが、 状況や人間関係の説明がなくてわかりにくい上に とにかく映画として何ひとつ面白くない。 90分あまりの短い作品なのに 何をどう楽しませたいのかが伝わってこないし、 最初から最後までひたすら退屈で意味がわからない。 音楽を楽しむ作品でもサクセスストーリーでも ヤクザ映画でもコメディでもなく、 ただただ時間を無駄にするだけの作品だった。

  • フォロウィング

    フォロウィング 25周年/HDレストア版【Blu-ray】 [Blu-ray]ジェレミー・セオボルドAmazon街なかで目についた人物を尾行することが趣味の男が ある男と知り合ったことで窃盗行為に手を染めていく話。 弱気な主人公が不思議なカリスマを持つ男に グイグイと引っ張られて新たな世界に踏み出していく様子は 「ファイト・クラブ」を思わせる不思議な緊迫感があり、 前半はその鮮やかな手口を楽しむクライムサスペンスとなる。 時系列がかなりシャッフルされているので 主人公の見た目や言動、場所などから 物事の前後関係を再構築していく必要があるが、 登場人物がかなり限定されているため、 そこまで混乱せ…

  • 府中三億円事件を計画・実行したのは私です。<全2巻>

    府中三億円事件を計画・実行したのは私です。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:白田,MUSASHI集英社Amazon1968年に発生し、解決しないまま時効を迎えた三億円事件について その犯人自身が事件に至る経緯や犯行準備の様子を 告白したという設定のフィクション。 題材になった実際の事件からすでに60年近く経っているため、 その存在を本作によって初めて知る人もいるだろうが、 特に予備知識なく理解できるので問題ない。 全体的にストーリーテリングが非常にうまく、 犯行日時までかなり時間のある序盤から 緊迫感に包まれた展開が続き、 主人公の取る大胆な行動に目が離せなくなる 全2巻というボ…

  • ただ、君を愛してる

    ただ、君を愛してる スタンダード・エディション [DVD]玉木宏Amazon写真が趣味で引っ込み思案な大学生が 同じ大学に通う幼い雰囲気の少女と出会う話。 シンプルな設定の恋愛映画ではあるが、 宮﨑あおい演じるヒロインが素晴らしく魅力的で、 天真爛漫で嫉妬深い様子がたまらなくかわいい。 また、大人っぽい美人のライバルも 普通なら嫌な性格に設定されそうなところが 裏表のない清々しいキャラクターになっていて 観ていて気分が悪くならないのも素晴らしい。 優柔不断ながら憎めない主人公にも感情移入しやすく、 2人の関係にどんどんのめり込んで盛り上がったところから さらにもう一段階の展開があるストーリーに…

  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

    腑抜けども、悲しみの愛を見せろ [DVD]佐藤江梨子Amazon両親が事故死し、妹と3人で暮らすことになった夫婦のもとに 女優志望で上京していた自分勝手な長女が帰省してくる話。 最初は誰が主人公で何の話かもつかめないのだが、 どの登場人物もキャスティングが完璧で そのやたら個性的なキャラクターに目が離せなくなる。 ブラックな描写も多いのに不思議と笑える作風で 自己中心的な長女に振り回される家族と それを冷静に分析する妹の使い方が強烈。 相当に過酷な状況に置かれつつも 常に無邪気で明るい妻の存在も斬新。 ラストに畳みかけてくる展開は特に素晴らしく、 観終わったあとに不思議な爽快感が残る良作だった…

  • 今どきの若いモンは<1~2巻>

    【新装版】今どきの若いモンは(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)作者:吉谷光平小学館Amazon若い会社員とその上司が 仕事上の苦労を味わっていく話。 エピソードによってページ数がかなりバラバラで、 いずれも若手社員を気遣う課長が軸になっているが、 単なる日常のほのぼのを描いたり 急にシリアスな展開になったりと統一感がない。 もっと会社員が共感できるあるあるネタや 現代社会の深刻な実状が味わえるのかと思ったが、 全体的にオチの付け方がヌルくてパンチが足りない。 大コマが多いせいでページの消費量も激しく、 期待したほどの面白さが感じられなかった。

  • 十角館(じゅっかくかん)の殺人

    十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人講談社Amazon十角形の形をした特殊な屋敷に訪れた7人の大学生と、 その建築家と同居人が殺された事件を追う男たちの話。 身動きが取れない中で事件が起きていく島と 半年前に起きた殺人事件の手がかりを追う本土との 2ヶ所の出来事が同時並行で描かれていくが、 会話が多いのでサクサクと読めるし、 どちらの状況も興味をそそられるようになっている。 島にいる7人はミステリー研究会ということもあって 状況を論理的に分析して進めていくところは好印象だが、 のメンバー同士が外国人の名前で呼び合う独特の設定のせいで、 性別や雰囲気がイメージ…

  • イノセンツ

    イノセンツラーケル・レノーラ・フレットゥムAmazonとある団地に暮らす子供たちが 徐々に不思議な力を身につけていく話。 子供らしいストレートな感情に任せて 超能力を暴走させていく筋書きには惹かれるが、 全体的にスローペースでテンポが悪すぎる。 これならもっと頻繁に衝突しつつ どんどん状況が深刻になっていくなど 激しい超能力バトルを展開して欲しかった。 誰が能力を発動させているのかわかりにくいし、 少女の知的障害という設定にもあまり意味がなく、 ひたすら淡々とした雰囲気で退屈な作品だった。

  • BEEF / ビーフ<全10話>

    作品情報: https://www.netflix.com/jp/title/81447461 不幸続きの便利屋の男性と満たされない起業家の女性が あおり運転をきっかけに、互いに嫌がらせをし合う話。 メインとなる2人のキャラクターとも性格に難があり、 迷惑をかけあう様子はあまり楽しいものではないが、 1話30分程度というテンポの良さと 何が起きるかわからない興味からズルズルと観てしまった。 ただ、後半になっても相変わらず不毛な争いを繰り返すばかりで 互いの成長やストーリーの進展が見えず、 驚かされたり痛快に感じたりする部分がなくて飽きを感じる。 最後まで観ても「結局なんの話だったんだ」という印…

  • 本屋図鑑 だから書店員はやめられない!

    コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない!作者:いまがわ ゆい廣済堂出版Amazon岡山県の本屋で働く女性が その仕事内容や店内での出来事を描いたエッセイ。 本と本屋が大好きな作者の気持ちが伝わってきて 本好きな読者に共感できる部分が多くて癒される。 また、静かな雰囲気がある書店だが、 力仕事も頭を使う仕事が多いことがよくわかって興味深い。 仕事の大変さや苦労は伝わってくるものの 愚痴や悲観的な描写が一切ないため、 エッセイとしても読みやすくてよい。 ただ、マンガではない解説ページの文字が やたら小さくて見づらいのは残念。 本屋に立ち寄ることが多い人なら その裏側を垣間見れて楽し…

  • 頭のいい人が話す前に考えていること

    頭のいい人が話す前に考えていること作者:安達 裕哉ダイヤモンド社Amazonコンサルティング会社での業務を通して得た経験から 仕事で関わる人たちから信頼を得るために 意識すべき言動をまとめたもの。 顧客や上司との会話をうまく成果に結びつける人と 逆に相手を落胆させてしまう人の違いがうまく比較されており、 どういうことを意識して振る舞うべきかがよくわかる。 とにかく業務におけるコミュニケーション手法に特化した内容で、 それぞれ当たり前のことばかりに見えるが、 これらを徹底できている人がどれだけいるだろうか。 筆者のブログ「Books&Apps」で読めるような 社会人向けのノウハウがいろいろと詰ま…

  • 「また会いたい」と思われる人

    「また会いたい」と思われる人―――「人に好かれる」絶対ルール (三笠書房 電子書籍)作者:鹿島 しのぶ三笠書房Amazonブライダル関連を中心に司会業やマナー講師を務めてきた筆者が 人に好かれるためのポイントをまとめたもの。 相手に不快感を与えたり好感を持たれたりする ちょっとした言動が的確に紹介されており、 上司や部下、先輩や後輩、友人や顧客など 日々の生活の中で人間関係を良くするための 役立つアドバイスが集約されている。 ひとつの項目に対する解説が 2~4ページと短めなので負担が少なく、 空き時間で少しずつ読み進めることもできる。 簡単に言えば世渡りのうまさを身につけるための本で、 「必要…

  • リゾートバイト

    リゾートバイト伊原六花Amazon民宿に住み込みのアルバイトにやってきた若い男女が 夜中に見聞きした奇妙な物音をきっかけに トラブルに巻き込まれていく話。 駄作であることは覚悟をしていたが 予想を遥かに下回るレベルでデキが悪く、 最初の30分ですでにウンザリさせられるので 90分を切る短編なのにとにかく辛い。 そもそもアルバイトを3人も雇ったくせに 宿泊客の気配がまったくせず 忙しそうな様子が全然伝わってこない。 リゾート地という設定のはずなのに 観光客らしき人物は全編通して2人だけ。 ホラーとしてはとことん安っぽいし、 コメディと割り切れる内容でもない。 キャラクターも含めて見どころらしい要…

  • インソムニア

    インソムニア [DVD]アル・パチーノAmazonアラスカの田舎町に派遣されたベテラン警部が 少女殺人事件の犯人を追う中でトラブルに見舞われる話。 的確に判断を下す敏腕警部が 犯人を追い詰めていく話かと思いきや、 とあるアクシデントをきっかけに どんどん窮地に立たされていくのが斬新。 その過程でノイローゼが進み、 眠れなくてフラフラになっていく様子も 白夜という舞台設定とうまく合わさっていて見事。 スピード感のある展開と先の読めない筋書きで 目が離せない没入感を維持したまま 最後まで盛り上がりを見せる良作だった。

  • アオイホノオ<1~15巻>

    アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)作者:島本和彦小学館Amazonマンガ家である島本和彦がプロを目指して 大学に通っていた頃を描いた自伝的マンガ。 感情表現がコミカルに誇張されているとはいえ、 マンガやアニメに染まった主人公の大学生活がリアルで面白い。 一定の才能はあるのに将来の不安や他人への妬みから 迷いが生じてしまうところはクリエイターなら共感できるし、 己の欲望にストレートな性格も感情移入しやすくて応援したくなる。 あだち充や高橋留美子が描くマンガや 「マジンガーZ」「伝説巨神イデオン」あたりのテレビアニメなど 実在する作品に対して読者や視聴者が感じていたことを 主人…

  • イコライザー THE FINAL

    イコライザー THE FINALDenzel WashingtonAmazon「イコライザー2」に続くシリーズ3作目で、 イタリアの田舎町に流れ着いた主人公が 人々を脅かすマフィアの一味と遭遇する話。 ダラダラとテンポが悪かった前作から一転、 冒頭から定期的に戦闘シーンを挟みつつ どんどん高まっていく緊迫感に 退屈する暇なく一気に引き込まれていく筋書き。 凶暴でやりたい放題な悪人に対しても 飄々(ひょうひょう)とした態度で接し、 圧倒的な戦闘力でねじ伏せていく様子がひたすら痛快で 1作目で感じた爽快感を蘇らせてくれる。 今作だけでも楽しめるようストーリーが独立しているので、 2作目のデキに落胆…

  • 寄生獣 -ザ・グレイ-<実写韓国ドラマ版・全6話>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81194158 地球に現れた小さな生物が人間の頭部に寄生し、 その姿を装いながら殺戮を繰り返していく話。 同名のマンガを原作にした実写ドラマだが、 寄生生物の設定といくつかの場面がモチーフになっている程度で ストーリーもキャラクターもまったく別物に仕上がっている。 原作では存在感が大きかったミギーはまったく形が変わっており、 宿主との会話も非常に少なくて愛着が湧かないし、 主人公が何をしたいのかも伝わってこない。 原作と異なっていても面白ければいいのだが、 定期的に騒ぎを起こすパラサイトと それを駆除しようとする対策組織…

  • クラインの壷

    クラインの壷 (講談社文庫)作者:岡嶋二人講談社Amazonまったく別の世界に入り込んだ体験ができる 新型のゲーム機のテストプレイに協力する話。 最近話題のVR技術どころか、スーパーファミコンすら 発売されていなかった1989年の作品だが、 全身の感覚をシミュレートする機械の描写が素晴らしく、 本当にそういう新技術があるようなリアリティを感じる。 ゲーム内の世界観や人物設定はややこしくて混乱するが、 本作の醍醐味はゲーム機の外の部分なので あまり気にしなくても特に問題はない。 非常にテンポのいい文章で 小説に慣れていない人でも読みやすく、 SF、ミステリー、恋愛、アクションなど いろいろな要素…

  • アイデア・オブ・ユー -大人の愛が叶うまで-

    アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~Anne HathawayAmazonシングルマザーとして生きる中年女性が 大人気男性グループの1人と恋愛関係になる話。 昭和時代の少女マンガのような古臭い筋書きで ひたすら予想通りの展開ばかりで退屈だし、 演じるのがアン・ハサウェイじゃなかったり 男女の性別が逆だったりすれば それこそ見ていられないデキになるだろう。 ヒロインをあえて平凡な太ったオバサンにしたり 意外な方法で世間のバッシングに対抗したりするならともかく、 単なる美人と一目惚れのような馴れ初めで恋愛するだけなら 年齢や娘の存在はまったく意味のない設定のように思う。 主演女優の美貌に頼…

  • ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ

    ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズジョシュ・ハッチャーソンAmazon幼い妹の養育権を維持するため、 廃墟となったテーマパーク型レストランで 夜間警備のアルバイトを始める話。 「ウィリーズ・ワンダーランド」と非常に似た世界観だが、 男性の抱えるトラウマに関する描写が長く、 期待したようなバトルが少なくて 序盤でチンピラたちが死んでからはかなり中だるみする。 映像のクオリティは悪くないのだが、 人形たちが敵なのか味方なのかが中途半端で ストーリーの方向性がハッキリしない。 せっかく恐怖感を煽るキャラクターがいるのに 「バナナ・スプリッツ・ホラー」のような展開ではなく、 オカルト方向に舵を切る…

  • 早朝始発の殺風景<全6話>

    早朝始発の殺風景山田杏奈Amazonとある高校の生徒それぞれが抱える 小さな悩みを題材にした群像劇。 第1話で登場する2人の活動は 全編を通して少しずつ描かれるが、 第2話以降は異なる生徒を主人公に 1話完結型のオムニバス構成になっている。 エピソードごとに状況の異なる会話劇だが、 ゆるいミステリーのような筋書きになっており、 前半部分で語られたいろいろな要素が 伏線として回収されていくのが気持ちいい。 高校生らしい青春を感じつつ スッキリと後味のいい短編が楽しめる良作ドラマ。

  • 思考の整理学

    新版 思考の整理学 (ちくま文庫)作者:外山滋比古筑摩書房Amazon頭を使うことに関して 筆者の経験をもとにまとめたコラム。 もともと1983年に書かれた本でありながら 2010年代の東大・京大の生協売れ筋ランキングに入る1冊で、 学習や読書、知識についての分析が 短めの読み物として書き上げられている。 何かを学んだ経験と照らし合わせて 納得や共感できるところが多く、 過去に感じた感覚が言語化されているような印象。 本書によって新たな知見が得られるわけではないが、 勉強へのモチベーションを少し刺激できる1冊。

  • 猫は逃げた

    猫は逃げた山本奈衣瑠Amazon離婚間際の夫婦と彼らに飼われてきた猫と それぞれの不倫相手のやり取りを描いた話。 かなり登場人物を限定した作品で 筋書きそのものはそれほど悪くないが、 この内容で1時間50分は長すぎて 中身が薄く感じてしまう。 また、時間軸を細かく入れ替えた構成なのに 回想シーンかどうかがパッと判断しにくかったり、 去勢していないくせに平気で放し飼いする猫の飼い方も 余計な嫌悪感を引き起こして気が散ってしまう。 終盤の4人のシーンはめちゃくちゃ面白かっただけに もう少しテンポよくまとめて欲しかった。

  • 冬薔薇(ふゆそうび)

    冬薔薇伊藤健太郎Amazon学校にもほとんど通わず 周囲から金をせびって暮らす自堕落な青年と その家族や知人を描いたもの。 人間関係がつかみにくい割に中身が薄く、 自分勝手で嫌われ者の主人公にはイライラするし、 半グレたちの犯罪行動も特にクローズアップされず、 何を見せたいのかよくわからない作品。 主人公の身近にいる意味ありげな人物に関しても 特に掘り下げられることがなくて それぞれの行動原理がよくわからない。 キーとなる事件も詳細が語られないまま。 ろくでなしの生き様を ダラダラ見せられるだけの駄作。

  • 世界の終わりから

    世界の終わりから伊東蒼Amazon身寄りがなく、学校でも居場所のない女子高生が まもなく滅ぼうとしている世界の行く末のカギを握る話。 身寄りのない主人公の学園ものかと思いきや 意外にもファンタジー色が濃い内容で、 予想外の方向に広がっていく序盤の引きは強い。 ただ、全体的にスローテンポで話が進まないのと、 滅亡まで2週間という切羽詰まった状況なのに 組織に協力するかどうかを選べたり 自宅住まいや通学を継続させてくれる点など 妙に制限が緩くてリアリティが低いところは残念。 また、世界の危機を回避しようとしているのに 勢力争いや世間からのバッシングといった 妙に小さな規模の争いばかり描かれるのも気…

  • 由宇子(ゆうこ)の天秤

    由宇子の天秤瀧内公美Amazon自身の正義感とマスコミとしての立場に悩みつつ 女子高生自殺事件の取材をするテレビディレクターが 父が経営する学習塾のトラブルに巻き込まれる話。 社会からのバッシングを題材にした作品で、 冒頭から重い雰囲気が漂う中、 さらに深刻な問題が重なっていく。 登場人物は限られているが それぞれの関係性が絶妙に絡み合っていて、 人間の嫌な部分を何度も味わわされる。 悪いことをしていない主人公が どんどん災難に見舞われていく筋書きでなので 観ていて暗い気持ちになるばかりだが、 2時間半に見合う内容の濃さで見応えはあった。

  • 春画先生

    春画先生内野聖陽Amazon性風俗を描いた江戸時代の絵画である 「春画」の研究に没頭する中年男性と、 彼に想いを寄せる若い女性の話。 序盤は春画という珍しい題材と それを楽しむ独特の視点が新鮮に感じるが、 徐々に関係者の非常識さが際立ってきて 独特な世界観から目が離せなくなる。 実は春画ではなく先生の方が軸になっているのがミソ。 登場人物全員がクセのあるキャラクターで 努力の方向がねじ曲がっているところが面白く、 苦悩していても不幸や悲しみを感じないのがよい。 変な人間ばかりが出てくるのに それぞれに好感を持ってしまう不思議な作品。

  • ゴジラ-1.0(マイナスワン)

    ゴジラ-1.0神木隆之介Amazon第2次世界大戦が終わった直後の日本近海で ゴジラが人々を襲い始める話。 戦争に負けてボロボロになり、 なんとか復興しようとしている状況で 凶暴なゴジラが暴れまくるのが恐ろしい。 シン・ゴジラ版よりもさらに強くなっている印象で その強大な破壊力を感じさせる映像表現が素晴らしい。 GHQの管理下で満足な武装もない中、 絶望に陥る市民の気持ちを追体験できる。 「シン・ゴジラ」は日本政府らしい人間ドラマが醍醐味だったが、 本作はシンプルに勧善懲悪の図式での ダイナミックなバトルが楽しめる作品になっており、 弱者たちが力を合わせて敵に立ち向かう痛快さが味わえた。 【関…

  • 大いなる遺産<1998年公開版>

    大いなる遺産 (字幕版)Ethan HawkeAmazon気まぐれな様子の幼馴染に想いを寄せつつ 画家として少しずつ名を馳せていった青年の話。 2012年公開版に比べると人間関係はつかみやすく、 純粋な主人公を惑わせてくる幼馴染の魅力も伝わってくるが、 全体的にあまり没入感を感じない内容だった。 恋愛面でも仕事面でもあまり達成感がなく、 波乱万丈な割にぼんやりした印象。 初見でも見やすく作られている反面、 特に何も感動が残らない凡作だった。 【関連作品のレビュー】 大いなる遺産(2012年公開映画)

  • 不適切にもほどがある!<全10話>

    不適切にもほどがある! Blu-ray BOX [Blu-ray]阿部サダヲAmazon中学校の体育教師をしていた男性が 1986年から2024年の現代にタイムスリップし、 元いた時代との文化のギャップに戸惑う話。 スパルタ教育と体罰、過激な言動が当たり前だった昭和の時代と コンプライアンスが厳しく、炎上を恐れる令和の時代との違いを あえてネタとして強調したドラマで、 その両方の文化を見聞きしている 40代以上の人には共感できる部分だらけで面白い。 38年前からやってきた時代錯誤な主人公が みんなが感じている文句を的確に代弁してくれる気持ちよさと 過剰に配慮しすぎる風潮を遠慮なくツッこむところ…

  • タピオカ屋はどこへいったのか?

    タピオカ屋はどこへいったのか? 商売の始め方と儲け方がわかるビジネスのカラクリ作者:菅原 由一KADOKAWAAmazon世の中にあるいろいろなビジネスについて その収益モデルやポイントを解説したもの。 栄枯盛衰の激しいタピオカ店に言及したタイトルだが、 本文では特にタピオカ店を掘り下げるわけではなく、 立ち飲み屋、コンビニ、ラーメン屋、スナックなど いろいろな店舗の収益構造を少しずつ紹介しており、 「この一冊で全部わかるビジネスモデル」と似たような内容。 ただ、中身がかなり薄いので 経営に関する雑学程度の知識しか得られないし、 Kindle版では図が小さくていちいち拡大する手間がかかるため、…

  • 顔がこの世に向いてない。<全3巻>

    顔がこの世に向いてない。 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:まの瀬集英社Amazon自分の外見に強いコンプレックスを抱えているせいで 性格がひねくれてしまった女子高生が、 自分に告白してきた男子生徒に しつこく懐疑的な気持ちを抱いてしまう話。 状況が好転していても自己肯定感が低すぎるせいで なんでも後ろ向きに考えてしまう主人公が新鮮。 その様子がリアルでもあるし、 劣等感が損になることが客観的に観察できる。 基本的に同級生同士の会話劇だが、 その中に散りばめられた細かいネタも面白く、 たまに混ざる物事の本質を鋭く突いたセリフも見どころ。 ただ、キャラクターの見分けがつきにくすぎる点…

  • 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

    鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎関俊彦Amazon「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズのひとつで、 鬼太郎が生まれるより前の時代を舞台に 日本の財政界を牛耳る一族の世代交代をめぐって 銀行員の男性が人里離れた村を訪れる話。 跡継ぎ問題を題材にした中盤までの展開は ミステリーものでよく見るタイプの筋書きだが、 そこにうまく妖怪の存在を絡めていて 鬼太郎の父親の生き様が楽しめるようになっている。 終盤は完全に鬼太郎の父親を主人公にした内容で、 存在感のある悪役との派手な戦いぶりに しっかり白熱できるようになっている。 全体的に非常にクオリティが高い仕上がりだが、 最終決戦は特に見応えがあった。 一族の関係者が多くて初…

  • おばあちゃんこ

    おばあちゃんこ (単行本)作者:おおみぞ きよとKADOKAWAAmazonお笑いコンビ、バッドボーイズの大溝清人が 祖母と生活していた幼い日々を振り返ったもの。 両親がいない上に目の見えない祖母と 貧しい暮らしをしていたことには同情するが、 マンガとしてのクオリティが低く、 エピソードもありがちなものばかりで 特に面白さを感じる部分がなかった。 同様に祖母との生活を描いた「祖母の髪を切った日」や 「婆ボケはじめ、犬を飼う」あたりと比べると 読み応えやグッとくる部分がなく、 あえて読むほどの価値を感じなかった。

  • 愛なのに

    愛なのに瀬戸康史Amazon女子高生から突然求婚された古本屋の店主と 結婚式目前でありながら婚約者との関係に悩む女性の話。 複数の男女のやり取りが並行して描かれるが 深刻な状況の割にほのぼのした雰囲気が漂う独特の作品で、 それぞれのカップルの行く末をなんとなく見守ってしまう。 特に各ペアの女性キャラが魅力的で、 健気で真っ直ぐな女子高生の言動は文句なくかわいいし、 悶々と悩む花嫁の行き場のない迷走ぶりは笑えるし、 不倫相手の飄々(ひょうひょう)とした様子はシンプルに面白い。 特に何の話というわけでもないのに 妙なリアリティと没入感がある作品。

  • ウォンカとチョコレート工場のはじまり<2023年公開版>

    ウォンカとチョコレート工場のはじまりティモシー・シャラメAmazon貧しいながらもチョコ作りの才能に長けた青年が 悪どい宿屋に騙されて多大な借金を負ってしまう話。 2005年公開の「チャーリーとチョコレート工場」と同じ小説を原作にしつつ ウィリー・ウォンカがチョコレート工場を築くまでを描いた前日譚となり、 過去の映画や原作小説を知らなくても 本作だけで楽しめるようになっている。 チョコレートに魅了される人々と ファンタジックな世界観は夢があり、 主人公同様に騙された者たちと協力して 夢を叶えるために奮闘する様子にグッとくる。 「チャーリーとチョコレート工場」よりもミュージカル色が濃く、 チョコ…

  • TALK TO ME / トーク・トゥ・ミー

    TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(字幕/吹替)ソフィー・ワイルドAmazon霊と交信できる不思議な腕を使い、 悪霊を憑依させて遊んでいた若者たちが 幼い少年に無茶をさせたせいでトラブルに陥る話。 酒やドラッグにのめり込むようなノリで 降霊術が流行しているという設定が斬新で、 若者らしい虚勢と悪ノリで エスカレートしていく様子が非常にリアル。 また、主人公が一番の元凶となる展開も新しく、 その場しのぎの危なっかしい判断で ジワジワと状況を悪化させていくところが怖い。 迫力を感じる映像表現もうまく、 話が進むにつれて恐怖感が加速していく。 序盤で登場人物が一気に出てくるため 人間関係の把握…

  • マチルダ<1996年公開版>

    Matilda [Blu-ray] [Import]MonoyoiAmazon金に汚い利己的な両親のもとで まともな愛情を受けずに育った少女が 小学校で優しい先生と出会ったことで 人生の活路を見出していく話。 人並外れた学力と知識欲があるのに 教育に無関心な両親のせいで報われない日々が続き、 子供にとって家庭環境がいかに重要かを痛感させられる。 傍若無人で利己的な両親にウンザリしていたら それを上回る極悪非道な敵が登場する展開も強烈。 特に屋敷のシーンはとにかく恐ろしく、 並のホラーよりも大きな恐怖感を感じた。 そういったストレスを味わされつつも 自分の理解者や仲間のありがたみが十分に描かれ、…

  • MEMORY / メモリー

    MEMORY メモリーリーアム・ニーソンAmazonアルツハイマー病によって引退間近な殺し屋が 殺害目標に子供が指定されていたことで 人身売買組織を潰そうとする話。 良くも悪くもこれまでの リーアム・ニーソン主演映画と変わらない雰囲気だが、 肝心の記憶障害による深刻な影響が イマイチ伝わってこないのが残念。 70歳を超えてアクションにもキレがなくなっているし、 役柄としても無謀な戦い方が多くて没入感が低い。 登場人物が多い割にあまり面白さや爽快感を感じない筋書き。 唯一、終盤の展開だけは悪くなかったが、 アクション映画としては物足りない作品だった。

  • 接客無双<全4巻>

    接客無双 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:鳩胸つるん集英社Amazon商店街にある寂れた町中華の店に 人並外れた接客能力を持つ男が現れる話。 相手を丁重にもてなす接客術を 格闘技の代わりに用いたギャグマンガだが、 飲食店で起きる状況をうまくネタに利用し、 いろいろな笑いを盛り込んでいて感心する。 バカバカしい技の応酬ももちろんだが、 ヒロインの冷静なツッコミも面白いし、 他作品をオマージュしたような描写もあり、 根底に作者の確かな実力を感じる。 インパクト重視の安易な設定かと思いきや 新鮮な世界観と独特の勢いが味わえる良作だった。

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