ゆきてかへらぬ広瀬すずAmazon大正時代の女優・長谷川泰子が 詩人の中原中也や評論家の小林秀雄と 関係を深めていく様子を描いたもの。 実在の人物を題材にした作品ではあるが、 キャラクターとしての魅力が全然伝わって来ず、 彼らの作品や活動への思い入れもないので 映画として惹きつけられる部分がまったく見つからなかった。 お互いの関係性がわかるような描写も少なく、 説明もなく時間が飛んだような感じる場面もあり、 変化していく人間関係がイマイチつかめなかった。 クセのある登場人物を扱うにしても せめて誰かに感情移入させて欲しかったが、 序盤からずっと傍観者のような気分を味わわされる作品だった。