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レビューブログ【レブログ!】 https://reblog.hateblo.jp

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書のレビューが5000件以上! レビューは毎日更新します。

ファン意識や世論に流されず、 自分の感じた感想を正直に伝えたいと考えています。

D.IKUSHIMA
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2008/06/18

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  • ビートルジュース

    ビートルジュース (字幕版)アレック・ボールドウィンAmazon交通事故で死んでしまった夫婦が 慣れない幽霊の姿に戸惑いながら 自分たちの家に移り住んだ一家を追い出そうとする話。 肝心のビートルジュースの出番はそこまで多くなく、 かなり厄介者で毛嫌いされている点など 彼の立ち位置が独特な世界観なので混乱するが、 そのドタバタした雰囲気こそが醍醐味なので そのあたりが気にいるかどうかで評価が分かれる。 ただ、西川のりおによる吹き替えはかなりイマイチで、 俳優の動作にうまく合っていないどころか 世界観自体もねじ曲げてしまって邪魔でしかない。 また、たびたび起きる心霊現象が あまりにぶっ飛んでいて脈…

  • ステルス

    ステルス (字幕版)ウェントワース・ミラーAmazonテロ対策のための戦闘機チームに AIを搭載した無人機が加わる話。 自己進化するAIという設定はあまり珍しくないが、 中盤あたりからジワジワと予想外の展開を見せ、 話が進むほど目が離せなくなっていく。 戦闘機のドッグファイトばかりかと思いきや いろいろな危機をうまく織り交ぜていて 迫力ある映像とダイナミックなカメラワークで 常に緊迫感を味わわせてくれる。 AI搭載の戦闘機にばかり頼るのではなく、 多彩なエピソードをうまくまとめ上げた良作。

  • 何がジェーンに起ったか?

    何がジェーンに起ったか?(字幕版)ベティ・デイビスAmazonかつて大人気子役だった老婦と、 彼女にいびられながら生活する元女優の姉の話。 自宅の2階に軟禁された下半身不随の姉に ことあるごとに嫌がらせをする主人公も恐ろしいが、 いまだに子役時代の栄光が忘れられない様子を たびたび垣間見せるのも違った怖さを感じる。 限られた登場人物をうまく使いながら 閉鎖空間で行われる凶行を見せていく展開で、 ややスローペースに感じる部分もあるが、 1962年の作品ながら色褪せない面白さが味わえた。

  • 専門学校JK Ctrl+Z<全2巻>

    専門学校JK Ctrl+Z (1) (電撃コミックスNEXT)作者:ほっけ様KADOKAWAAmazon「専門学校JK」の続編で、 実在する代々木アニメーション学院を舞台に 専門学校生にありがちな言動を取り上げたもの。 前作の登場人物が引き継がれているものの 今作からいきなり読んでも本作の醍醐味は問題なく味わえる。 いずれにしても各キャラクターの特徴が把握しにくいため、 読んでいて誰が誰だか頻繁にわからなくなる。 前作と違って4コマ形式ではなく 数ページ区切りでエピソードを展開する形に変わり、 マンガとしてはかなり読みやすくなった。 デザイナーや声優志望の若者が題材になっているが、 クリエイテ…

  • 地面師たち<全7話>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81574118 偽の土地所有者を仕立てて 高額の不動産詐欺を行うグループの話。 不動産の売買にはさまざまな人間やルールが絡むものの、 そのあたりに詳しくない人でも 詐欺集団がいかに分業して計画を準備し、 狡猾に相手を騙していくかが非常によくわかる。 各人物を演じる俳優も実力派揃いで、 どの立場のキャラクターも存在感が素晴らしく、 騙す側と騙される側と利用される側の立ち回りが面白い。 次々と状況が変化する上にヒヤヒヤする緊迫感が続き、 全7話を一気に観てしまう強い魅力がある傑作。 【関連作品のレビュー】 ダイ・ハード(映画…

  • ニワトリ 愛を独り占めにした鳥

    ニワトリ 愛を独り占めにした鳥 (光文社新書)作者:遠藤 秀紀光文社Amazon世界中で家畜として利用されている鶏が いかに優秀なのかを解説したもの。 卵や肉を頻繁に口にするニワトリだが、 生産効率を上げるためにとことん改良されている話は面白く、 動物としては不自然であっても人間にとって都合がよければ その特性が重宝がられるという残酷で理にかなった解説が読める。 ただ、第2章以降はニワトリの起源や品種の話ばかりで 第1章のように好奇心が刺激される部分が少なく、 ページを進めるたびにどんどん勢いが落ちていくのが残念だった。 全5章構成のうち第1章さえ読めば十分だが、 家畜としてのニワトリの性能が…

  • 佐賀のがばいばあちゃん<2006年公開映画版>

    佐賀のがばいばあちゃん [DVD]吉行和子Amazonお笑いタレントの島田洋七の自伝をもとにした映画で、 母から離れた祖母の家で育てられた少年の話。 まだまだ幼いのに親元から離れて 慣れない土地で生活するのは辛かっただろうが、 その状況をウジウジと嘆く場面は少なく、 祖母のたくましい生き様に影響を受けながら 健やかに育っていく少年を微笑ましく観ることができる。 生活は貧しくとも図太く生きる祖母の言動は笑えるし、 独特な考え方に振り回されながら成長していく少年の姿にもグッとくる。 それを演じる子役がどれもうまくて感情移入しやすい。 優しさと思いやりを感じるやり取りが多く、 何事も前向きに考える大…

  • 燃ゆるとき

    燃ゆるとき中井貴一Amazonインスタントラーメンを作る日本のメーカーが アメリカでの業績立て直しに奮闘する話で、 「マルちゃん」ブランドの即席麺で有名な東洋水産の 実際のエピソードをベースにしたもの。 日本人が現地でがんばる姿は心に響くのだが、 どうにもマイナスな状況をゼロに戻すエピソードが多く、 イマイチ爽快感を感じる場面がないのが残念。 「フレーミングホット!」あたりと比べると 熱くなれる要素が圧倒的に少ない。 問題が大きくならないように努力する様子ではなく アメリカ市場で勝ち上がるストーリーを観たかった。

  • ディア・ハンター

    ディア・ハンター デジタル修復版(字幕版)ロバート・デ・ニーロAmazonベトナム戦争に出征した アメリカ人たちの変化を描いたもの。 全体で3時間を超える長編だが、 徴兵された男の変化がテーマになっているため 緊迫感のある戦地の描写は非常に短く、 大半はアメリカの田舎町が舞台となる。 その上、最初の1時間は地元でのバカ騒ぎばかりだし、 帰国後の場面もあまり見応えを感じるところがなく、 戦場でどんなことがあったのかが明確に語られないこともあって 消化不良でモヤモヤとした気持ちになる凡作だった。

  • 亀は意外と速く泳ぐ

    亀は意外と速く泳ぐ デラックス版 [DVD]上野樹里Amazon夫が単身赴任をしているせいで 亀を育てながらのびのびと過ごす女性が ある夫婦からスパイになるための指導を受ける話。 省いても問題がないような場面がひたすら続くが、 各人物の間抜けな空気がなぜか面白く、 コントでも観ているような気分になってくる。 シュール系というかナンセンス系というか 不条理な空気にあふれた独特の作風は人を選ぶので あまり意味のない緩いコメディと割り切って観れる人向け。

  • カモのネギには毒がある<1~8巻>

    カモのネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者:甲斐谷忍,夏原武集英社Amazon弱者を騙す詐欺の加害者に接触し、 巧妙に金を巻き上げていく経済学者の話。 一般の人が搾取されてしまう身近なトラブルを題材に その手口や心理などがうまく解説されていて面白い。 犯罪者たちがあまりにあっけなく手玉に取られるので そのあたりのリアリティは低いが、 詐欺行為の仕組みや行動経済の理屈について勉強になる。 ひとつのエピソードがちょうどいいボリュームで完結するし、 ビジネスに関する知識や感覚を磨きながら 勧善懲悪の痛快さを味わうことができる良作。

  • 羊のうた<2002年公開実写映画版>

    羊のうた [DVD]小栗旬Amazon血を求めてしまう奇病に悩む姉弟の話。 吸血鬼として人を襲っていく話ではなく、 周囲の人間を傷つけてしまう怖さや 血への欲求に苦しめられる様子を描くのは斬新だが、 全体的に淡々とした雰囲気とスローな展開で 映画としては刺激が少なく退屈な印象。 マンガを原作とした作品なので 筋書きを変えるのは無理だとは思うが、 1時間50分に見合う中身がもう少し欲しかった。

  • ザ・タワー<2022年公開フランス映画>

    ザ・タワーアンジェレ・マックAmazonいろいろな住民が暮らす団地が 闇によって外の世界と断絶してしまう話。 集合住宅1棟がまるまる孤立しているという設定は面白いが、 それ以降は住民同士の単なる揉めごとばかりが描かれて サバイバルや謎解きの要素がほとんどないのは残念。 いきなり大きく時間が経過する構成も斬新だが、 太陽光すら差さない状況で 水や電気をどう調達しているのか説明が欲しかった。 せっかくのシチュエーションを活かさず ただダラダラと退屈な場面を見せられるだけの駄作。

  • 変身<2005年公開映画版>

    変身玉木宏Amazon大怪我を負ったせいで 脳に手術を受けた青年の話。 天真爛漫なヒロインは魅力的だが、 映画としてはあまりに話が薄過ぎて退屈。 たいした真相ではないのに妙にもったいぶるせいで 観ている側が先にオチに気づいてしまう。 ダラダラと長い時間をかけて 安っぽい人間ドラマを描くだけの駄作。

  • 父と暮せば

    父と暮せば宮沢りえAmazon第2次世界大戦の終結から3年後、 広島に落とされた原爆で死んだ父の亡霊と 交流を続ける娘を描いた話。 舞台での2人芝居をもとにした作品なので ほぼ全編が父と娘の会話劇になるが、 そのやり取りから近況の変化や 関係者の様子が伝わってくる見事な構成。 死んだ父が家の中に現れることを不思議とも思わず 生前と変わらないやり取りを続ける娘だが、 言葉の端々から不安や迷いを感じさせ、 それを父が叱咤激励する様子にグッとくる。 なんとか意味が推測できる広島の方言も味わい深い。 大勢の被害者を出した原爆の投下から 運良く生き残ったことに罪悪感を抱き、 幸せになることに抵抗する娘の…

  • ドリフト

    ドリフト柏原収史Amazon峠道のドリフトバトルで強敵を次々と倒しながら ある人物を探そうとする青年の話。 「頭文字D」のような公道レースものによくある筋書きで、 展開どころかセリフまでマンガのようなので 観ていて恥ずかしくなるようなやり取りが多い。 それでも実写のレースシーンに見応えがあればよかったが、 暗くて見にくい上に早送りや使い回しが多くて残念。 ストーリー面でも映像面でも 5年も前に公開された「ワイルド・スピード」に遠く及ばず、 特に見どころといえるものがなかった。

  • 光る海

    光る海吉永小百合Amazon同じ大学を卒業した男女のその後を描いたもの。 社会に出た若者の人間関係が 少しずつ変化していく様子を題材にしているが、 1963年当時の時代背景を知らないからか、 それほど面白さや共感を感じる部分がなかった。 また、我が強くて身勝手な主人公はどうにも感情移入しにくく、 吉永小百合の出演作の中でも満足度が低かった。 mclover.hateblo.jp

  • オールドマン

    オールドマンスティーヴン・ラングAmazonひとりで山小屋に住む老人と そこに訪れた青年の話。 山小屋の中だけで展開される会話劇で、 偏屈そうな老人が狂気じみた様子で語りかけ、 何をしてくるかわからなかった序盤は緊迫感があったが、 いつまで経ってもとりとめのない話題ばかりで 徐々に中だるみしてくる。 ラストで真相が明かされるタイプの話だが、 それまでの流れがあまりにも退屈だし、 思わせぶりな割にたいした結末ではないので 満足度はかなり低かった。

  • 黒い十人の女<2016年公開テレビドラマ版・全10話>

    黒い十人の女船越英一郎Amazon妻以外に9人もの愛人を持つ男性をめぐり、 いろいろな女性たちの思惑を描いたコメディ。 1人の男性を軸に大勢の女性が絡んでくるが、 それぞれが非常に個性的な上に 関係者が少しずつ増えていくよう工夫されているので 混乱しなくて済むのが素晴らしい。 不倫を題材にしているのにドロドロした雰囲気がなく、 各女性が絶妙にボケとツッコミの役目を果たしながら 次から次へと予想外の展開が訪れて笑いが止まらない。 特に水野美紀が演じるキャラクターが最高で、 本作を盛り上げる一番の功労者になっている。 毎回濃いエピソードばかりで退屈しないし、 どの登場人物も活き活きとしていて 最初…

  • ワタシが私を見つけるまで

    ワタシが私を見つけるまで(字幕版)ダコタ・ジョンソンAmazon恋人探しに苦労する女性たちの話。 序盤から複数の女性が一気に登場するので それぞれの状況を整理するのが大変だが、 そのあたりの区別がついたらついたで 好き勝手に生きているくせに 不満を持つ女性たちにイライラさせられる。 独り身の良さを明るく描くのかと思いきや 愛に飢えている登場人物ばかりだし、 むやみに下品なネタが多いのもわざとらしくて どうにも面白みが感じられなかった。

  • サマー・オブ・84

    サマー・オブ・84(字幕版)グラハム・バーシャーAmazon好奇心旺盛な4人の少年たちが 地元で起きている失踪事件の犯人探しをする話。 仲間同士で遊ぶ少年時代の楽しさは伝わってくるが、 終盤ギリギリまで展開される王道の筋書き部分は もう少し切り詰めてテンポよく描いて欲しいし、 最後の最後で急に後味の悪い方向に転換するなら 前半の「スタンド・バイ・ミー」のようなノリが長過ぎる。 わざわざ1980年代のアメリカを舞台にした割に 作品のウリとなるところが定まっておらず、 もっとどちらかに集中して欲しかった。

  • TITANE / チタン

    TITANE/チタン(字幕版)ヴァンサン・ランドンAmazon周囲の人間をたびたび殺害する女性が 正体を隠して逃亡する話。 あまり詳しい説明のないまま 序盤から独特の展開が繰り広げられ、 映像的な迫力は感じるものの 中盤を過ぎても話の方向性が一向に見えてこない。 頭に埋め込んだ金属のプレート、 殺人行為、車とのセックス、謎の妊娠、 それぞれが結局なんの意味があったのかがわからず、 最後まで意味不明なままだった。

  • 愛にイナズマ

    愛にイナズマ松岡茉優Amazon若手の映画監督として意欲を燃やしながらも 思うように作品を撮らせてもらえない女性が もがきながら生きていく様子を描いた話。 2時間20分という長い間ずっと 主人公の生きづらい世界を追体験させられるので ストレスを受け続けるばかり。 不愉快な人間がたくさん出てくるくせに 反撃する場面が全然ないのでイライラする。 笑えるわけでも痛快なわけでも怖がれるわけでもなく、 ただ世の中の嫌な部分を描いただけの作品。

  • 母と暮せば

    母と暮せば吉永小百合Amazon第2次世界大戦の終結から3年後、 長崎に落とされた原爆で死んだ息子が 家に現れたように思い返す母を描いた話。 悲しみに打ちひしがれる時期を過ぎた3年後という設定が絶妙で、 泣いたり喚いたりするわけではないのに 母や婚約者の心にぽっかりと空いた穴が ヒシヒシと伝わってくる空気感が素晴らしい。 死んだ息子のことをいつまでも想いながら 周囲を気遣う優しい老婦を演じる吉永小百合が素晴らしく、 ちょっとした言動から母の深い愛情を感じさせてくれる。 嫌な気持ちになる場面がほとんどなく、 戦争映画なのに心が温まる作風なのも新鮮。 随所に戦争の傷跡を感じさせながらも いろいろな…

  • ヘイトフル・エイト

    ヘイトフル・エイト(字幕版)サミュエル・L・ジャクソンAmazonさまざまな目的を持って 大吹雪の山小屋で顔を合わせた8人の話。 メインの8人だけでなく、画面に映らない者も含めて 多くの人物が話に挙がるので それぞれの名前や立場を整理するのがかなり大変。 中盤の急展開以降、どんどん勢いを増しながら それぞれのキャラクターの思惑が明らかになり、 各要素が絶妙に結びついていく筋書きは見応えがあったが、 3時間近くというボリュームはさすがに長すぎる印象。 前半を削ぎ落として2時間ぐらいにまとめれば もう少し見やすい作品になったように思う。

  • ゾンビ

    ゾンビ 米国劇場公開版 HDリマスター版 [Blu-ray]ケン・フォリーAmazonゾンビが街にあふれて人々が混乱する中、 市街地からの脱出を試みた4人が ショッピングモールに籠城する話。 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に続く ゾンビ3部作の2作目と呼ばれる作品だが ストーリーとしては独立しており、 いきなり本作を観ても特に問題はない。 世の中がゾンビに混乱している場面からいきなり始まるため 前置きが飛んでいるように感じる導入部だが、 ショッピングモールに舞台を移してからがメインとなり、 誰もいない大型施設で好き勝手にできるという状況と 将来が見えない不安が入り混じっている様子が醍醐味…

  • ふたりの人魚

    ふたりの人魚ジョウ・シュンAmazonさまざまな依頼をこなす運び屋の男性と 犯罪組織の娘との恋愛模様を描いた話。 導入部で描かれ始めた内容から いきなり話が飛ぶので少し混乱するが、 主軸となるラブストーリーはわかりやすく、 2人の主人公に感情移入しやすく仕上がっている。 ストーリー自体はそれほど凝ったものではないが、 語り部となる第三者の主観視点で映像が展開されるのは珍しい。 シンプルな話なのに構成が独特で 不思議な感覚が味わえる作品だった。

  • パパはゲーム実況者 ガッチマンの愉快で平穏な日々

    パパはゲーム実況者 ガッチマンの愉快で平穏な日々 (コミックエッセイ)作者:トラちんKADOKAWAAmazonゲームの実況を本業にしているガッチマンの 仕事内容や家族とのやり取りをマンガにしたもの。 最近は実況配信を行うVTuberも多いが、 ゲーム企業から仕事として請け負う場合の いろいろな苦労や裏話が読めるのは新鮮。 ただ、4コママンガ形式なので ひとつひとつのエピソードが小ぶりなのと 話が散漫として読みづらく感じる部分もあった。 ガッチマンを取材対象に妻が描いたマンガということもあり、 全体的にノリが内輪ウケっぽいところも気になる。 純粋にゲーム実況の仕事を知るための内容というより、 …

  • 鬼談百景

    鬼談百景岡山 天音Amazon日常の中で起きた心霊現象を10本集めた短編集。 特にオチもなく、なぜそういう現象が起きたのかという 説明がないまま終わるエピソードばかりだが、 1本が10分程度なので非常にテンポがよく、 ヒヤッとする恐怖感を連続して味わえるのがいい。 中でも、子供たちが墓場で遊ぶ 8話目の「続きをしよう」は痛々しい描写と 異様な雰囲気が加速していく展開でよかった。 【関連作品のレビュー】 残穢 -住んではいけない部屋-

  • 仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい

    仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい作者:金川 顕教SBクリエイティブAmazon仕事で評価され、充実した人生を送るために いかにアウトプットが大切かを解説したもの。 得た情報を知識として身につけたり 費やした時間や費用のリターンを得るために 常にアウトプットを意識することを推奨する内容。 本当にその話題だけに絞り、200ページをかけて 具体的な行動を起こすようにひたすら訴えてくる。 そのため、本としての中身はそれほど濃くないが、 書いてある内容はどれも納得できるものばかりだし、 読者のいろいろな言い訳を封じながら説得してくれるので 行動力が低い人が背中を押してもらう…

  • ナイアガラ

    ナイアガラ(字幕版)マリリン・モンローAmazon新婚旅行でナイアガラの滝にやってきた夫婦が 同じ宿に泊まる仲の悪い夫婦と出会う話。 愛人のいる女性の企みを軸にした話だが、 ミステリーとしてもサスペンスとしても薄っぺらく、 90分ほどの短編なのにダラダラした内容に思えた。 主人公は単に巻き込まれた一般人なので ただ災難に遭っただけでかわいそうな限り。 映画としては筋書きがあまりにも単純すぎるし、 かといってアクションやホラーとして 見応えがあるわけでもない。 1953年の作品なので仕方がないのかもしれないが、 あえて今見るような価値は感じなかった。

  • アルゼンチンババア

    アルゼンチンババア [DVD]役所広司Amazon母親の死去とともに失踪したと思ったら 変わり者の女性と同居していた父親を なんとか取り戻そうとする娘の話。 インパクトの強いタイトルで期待させるものの、 中身はそこまで奇抜な世界観でもないし、 話の方向性が見えてこなくて退屈するばかり。 肝心のアルゼンチンババアも小綺麗なビジュアルで とても家の外まで異臭が漂っているようには見えない。 文章なら1ページで終わりそうな内容を 薄く薄く伸ばして映像化したようなデキだった。

  • 東南角部屋二階の女

    東南角部屋二階の女西島秀俊Amazon父の残した借金の返済に悩む男性が ともに会社を辞めた後輩や 将来に不安を抱えるお見合い相手と 取り壊し寸前のアパートで生活し始める話。 全体的に淡々とした山場のない作品だが、 登場人物に不思議な魅力があって 微笑ましく見守ってしまう雰囲気がある。 ただ、最後までずっと盛り上がらないままで どうにも面白みを感じる場面がなく、 映画としてわざわざ観るほどの価値はなかった。

  • ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

    ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(字幕版)デュアン・ジョーンズAmazon死体が歩き回って人を襲う事件が頻発する中、 ある家に逃げ込んだ者たちの話。 ホラー作品で広く使われているゾンビの概念を 広く周知させた金字塔といえる作品で、 登場人物もゾンビの知識がまったくないため 対処法も生態も何もわからないという設定が逆に新鮮。 ゾンビのモンスターとしての怖さというよりも 追い詰められた状況での人間ドラマがメインなので、 1968年公開ではあるものの そこまでの古さは感じずに楽しむことができる。 小心者で怖気付くばかりの男性や ショックを受けて何もできない女性など 見ていてイライラする場面も多いが、…

  • 浅草の灯(ひ) 踊子物語

    浅草の灯 踊子物語吉永小百合Amazon浅草でオペラを演じている劇団員たちの 人間ドラマを描いたもの。 何度も映画化・ドラマ化されている話のようだが、 テンポよく進行していくものの いろいろな説明が全体的に省かれ気味だし、 年齢差の大きな男女の恋愛感情に違和感を感じた。 当時の浅草の様子や文化的な背景を知らない身にとって イマイチ感情移入できず、面白さも理解できなかった。 mclover.hateblo.jp

  • エレベーター・ゲーム

    エレベーター・ゲームミーガン・ベストAmazonエレベーターに乗ってある順番で特定の階を行き来すると 心霊現象が起きるという噂をネタに、 YouTuberグループが実際に試してみる話。 ジャパニーズホラーのような設定で 映像的な迫力や怖さは十分なのだが、 エレベーター以外のシーンが退屈で辛い。 1時間半ほどの短編にも関わらず ダラダラした中だるみを感じるし、 登場人物に魅力や個性がなさすぎるのも残念。 設定と雰囲気に頼るばかりで早々に息切れしてしまい、 ラストまで勢いが持たなかった凡作。

  • キャンディ・ケイン・レーン

    キャンディ・ケイン・レーンエディ・マーフィAmazonクリスマスの時期に行われる 自宅の飾り付けコンテストの賞金を狙って 会社をリストラされた男性が奮闘する話。 コンテストで優勝するために クリスマスデコレーションが並ぶ奇妙な店で 怪しい契約を結ぶという流れは悪くないし、 小さな動く人形をはじめとする非日常な出来事を リアルに表現する映像も素晴らしい。 ただ、家族たちが積極的に探さなくても 金のリングの方から目の前に現れてくれる展開や 主人公のリストラや息子の成績不良といった設定に あまり意味がない点など、全体的に粗が目立つ。 導入部では今後を期待させるワクワク感があったが、 中盤あたりになる…

  • ロスト・フライト

    ロスト・フライトジェラルド・バトラーAmazon悪天候のせいで電気系統が故障した小型の旅客機が ゲリラが支配する無秩序な島に不時着する話。 武闘派の機長が乗客を守るというリアリティのない設定だが、 序盤から間を空けずに危機的状況が続き、 緊迫感を維持したまま一気に観れるのが素晴らしい。 バカな乗客が身勝手な行動をするような ストレスがたまる要素がないのも好印象。 大金を手に入れたとしてもあの状況で役立つのかとか、 ゲリラからあまり離れていないんじゃないかなど 微妙に腑に落ちない点が残るラストだったが、 パニック映画やアクション映画としては悪くない佳作だった。

  • あなたが寝てる間に…

    あなたが寝てる間に… (字幕版)サンドラ・ブロックAmazon密かに想いを寄せていた男性を事故から救ったものの、 彼が意識不明になっているうちに 家族に婚約者だと誤解されてしまう話。 男性の婚約者どころか面識すらないのに 言い出せないまま話を合わせてしまうという 無茶苦茶なストーリーではあるのだが、 主人公を含めて好感がモデル登場人物ばかりで 冒頭からグイグイと引き込まれてしまう。 秘密がバレないようドタバタしながらも 思いやりのある主人公の人の良さが伝わってくるし、 誰もが彼女に惹かれていく様子に観ている方まで幸せになる。 年齢問わずに楽しめるコメディタッチな雰囲気と サッパリとした軽めの恋…

  • 奈落のマイホーム

    奈落のマイホーム(字幕/吹替)チャ・スンウォンAmazon複数の家族が住むマンションが 一棟まるまる地面の下に沈み込んでしまう話。 地盤沈下によって地面に大きな穴が空き、 住宅街の真ん中でマンションが縦に沈んでいく映像は 非常にインパクトがあって目を引くのだが、 嫌なキャラクターの登場人物ばかりで 観ていてイライラさせられるのが辛い。 人間関係のドタバタに冒頭30分も費やしているのに 各住民の位置関係や人数がハッキリしないのも残念。 事故が起きた後、主人公たちが どこで何をしているのかがよくわからない。 映像のクオリティや設定は悪くないのに 妙なコメディタッチの作風が邪魔をして 純粋に楽しむこ…

  • 寝ずの番

    寝ずの番中井貴一Amazon重鎮として知られた落語家の死去に伴い、 世話になった弟子たちが思い出話に花を咲かせるコメディ。 全編にわたって下ネタのオンパレードだが、 生前の師匠の言動に苦労させられた弟子たちが それでも慕っている様子が伝わってきて微笑ましい。 人が死ぬ場面をこれほど明るい雰囲気で楽しめる作風は貴重だが、 後半になると急に失速してしまい、 笑いの勢いも話の見応えも落ちるのが残念だった。

  • SNS 少女たちの10日間

    SNS-少女たちの10日間-(字幕版)テレザ・チェジュカーAmazon3人の女性が12歳の子供のふりをして メッセージを送ってくる見知らぬ男性と 交流する実験を記録したドキュメンタリー。 スタジオ内に子供部屋を再現し、 親に隠れてSNSを使う少女たちを演じるが、 親以上に歳が離れているにもかかわらず 次々とメッセージが届く様子と その過激で身勝手な内容に驚かされる。 加害者の手口や目的はほぼ共通しており、 SNS上でこういう行動を繰り返す男性たちが ゴロゴロといる現実は衝撃的。 ドキュメンタリーとしても見応えがあり、 子供にスマホやSNSを使わせるなら その危険な側面を実感させる意味で 本作を…

  • 屋根裏のラジャー

    屋根裏のラジャー [Blu-ray]寺田心Amazon寂しさを紛らわせるために子供が生み出した想像上の少年が 妙な男に付け狙われる話。 寂しさを感じている少女ではなく 想像力によって生み出された側を主人公にしているのが斬新で、 いろいろな子供が空想したイマジナリーフレンドたちが 独自のコミュニティを形成しているという設定も面白く、 本作特有の個性的な世界観を生み出している。 子供の想像力をそのまま再現したような映像は素晴らしく、 破綻するギリギリでストーリーが成立しているのもスゴイ。 世界観が暴走したようなめちゃくちゃなクライマックスなのに その向こう側にある子供心が伝わってきて感動させられた…

  • 僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。

    映画 僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。酒井大地Amazon過疎化が進む富山県の田舎町を舞台に、 3人の高校生が地元を救おうと活動する話。 無名な出演者ばかりだし、演技もたいしたことはないが、 田舎に住む高校生らしい日常の雰囲気や 地方創生を題材にした筋書きは割とよくできていて、 地域に密着したミニ映画としては悪くない内容。 コメディタッチで描かれた初々しい青春時代と スッキリした後味が楽しめる佳作。

  • 青春18×2 君へと続く道

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81780831 36歳になった台湾の青年が日本で一人旅をしながら 日本人旅行者に恋心を抱いた18歳の頃を思い返す話。 台湾で話題になったエッセイの映像化ということだが、 映画としては非常に王道な筋書きに見えるし、 主人公の青年にもあまり魅力を感じない。 字幕と日本語音声が混ざって 観るのが面倒なだけの恋愛ものという印象。 実際の体験を書き留めたエッセイなら 「ドラマチックな現実」に感じられたかもしれないが、 映画になると「いかにもドラマっぽいドラマ」になってしまい、 ありがちなストーリーの凡作としか思えなかった。 【関連…

  • ボーはおそれている

    ボーはおそれているホアキン・フェニックスAmazonいろいろなことをネガティブに考えてしまい、 常に不安感に悩まされている中年男性の話。 強迫性障害の心境を映像化したような内容で、 非現実的なトラブルが次々と訪れて 展開がまったく読めない怖さと驚きに引き込まれる。 ただ、中盤から急にテンポが悪くなる上に 意味不明なだけで面白さにつながっていないため、 徐々に退屈に感じてくるのが残念。 意味もオチも伝わってこない脈略のなさで 3時間という長さなのはさすがに厳しかった。 意味ありげなモチーフを匂わせるだけで どうにも作り手の空回りに感じる作品。

  • SPY×FAMILY CODE:White

    劇場版 SPY×FAMILY CODE: White江口拓也Amazon全37話で構成されたテレビアニメ版の続編で、 ある菓子について調べるための家族旅行で いろいろなトラブルに巻き込まれてしまう話。 これまでの内容を観ていないと 理解しにくい設定や人間関係が多いため、 あくまでファン向けの劇場版だと思われるが、 だとすると冒頭の紹介シーンは時間の無駄だし、 ストーリーとしても中身が薄すぎて退屈。 子供向けにアレンジされた幼稚な場面も多いし、 アクションシーンの見せ方も単調。 ストーリー的な進展もないため、 これまでのノリが好きな人は見ない方が賢明だろう。 【関連作品のレビュー】 SPY×FA…

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