chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
レビューブログ【レブログ!】 https://reblog.hateblo.jp

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書のレビューが5000件以上! レビューは毎日更新します。

ファン意識や世論に流されず、 自分の感じた感想を正直に伝えたいと考えています。

D.IKUSHIMA
フォロー
住所
兵庫県
出身
未設定
ブログ村参加

2008/06/18

arrow_drop_down
  • ショウタイムセブン

    ショウタイムセブン阿部寛Amazonニュース番組の人気キャスターから 地味なラジオ番組へと左遷された男性のもとに 発電所の爆破予告をする電話がかかってくる話。 番組の出演者に対してテロリストが脅迫する様子が そのまま生放送で流れるという「マネーモンスター」や 「ミッドナイト・マーダー・ライブ」と似たシチュエーションだが、 主人公がかなりクセのあるキャラクターなのが斬新。 少しずつ明かされていくテロリストの真意と ジワジワと追い詰められていく緊迫感は悪くなかったが、 肝心のクライマックスが意外と生ぬるい展開で 期待したほどの切れ味がなかったのが残念。 序盤は勢いがあって引きが強かった割に 思った…

  • 雪の花 -ともに在りて-

    雪の花 ―ともに在りて―松坂桃李Amazon多数の死者を出した天然痘の拡大を防ぐべく 幕末に予防接種を広めた笠原良策を描いたもの。 序盤は割と面白かったのだが、 それ以降は思ったほどの逆境がなく、 主人公の活動がトントン拍子に進みすぎて イマイチ盛り上がらないのが残念。 同じ題材なら「大奥」の終盤の方が 遥かに惹きつけられたし、緊迫感があって興奮できた。 映画にするならもう少し山場が欲しかった。

  • ベッキー、キレる

    ベッキー、キレるLulu WilsonAmazon「BECKY / ベッキー」の続編で、 新たな環境で生活を築いていた主人公が 仕事先で絡んできた3人の男に復讐する話。 前作よりもさらに10分ほど短くなったのに 相変わらずなかなかバトルが始まらなくてテンポが悪いし、 身体が重そうで見栄えのしない主人公の戦い方には 見ていて興奮できるようなスタイリッシュさもない。 絡んできたチンピラに復讐しようとしたら たまたま危険思想を持つグループだったというだけで 主人公が戦いを挑む動機と男たちの正体は無関係だし、 敵の方もあまりに弱すぎて張り合いがない。 若い女性が血みどろで戦うというバイオレンス描写に頼…

  • ゆきてかへらぬ

    ゆきてかへらぬ広瀬すずAmazon大正時代の女優・長谷川泰子が 詩人の中原中也や評論家の小林秀雄と 関係を深めていく様子を描いたもの。 実在の人物を題材にした作品ではあるが、 キャラクターとしての魅力が全然伝わって来ず、 彼らの作品や活動への思い入れもないので 映画として惹きつけられる部分がまったく見つからなかった。 お互いの関係性がわかるような描写も少なく、 説明もなく時間が飛んだような感じる場面もあり、 変化していく人間関係がイマイチつかめなかった。 クセのある登場人物を扱うにしても せめて誰かに感情移入させて欲しかったが、 序盤からずっと傍観者のような気分を味わわされる作品だった。

  • 日々臆測

    日々臆測 (飛ぶ教室の本)作者:ヨシタケシンスケ光村図書出版Amazon絵本作家のヨシタケシンスケが 身の回りで見かけたものから いろいろな妄想を広げたもの。 たくさんのヒット作を生み出したクリエイターならではの作風で、 ふと見た日常の風景から突飛な発想が膨らむ様子が楽しい。 中盤には絵本のようなページも用意されていて、 1冊でいろいろな世界観に触れることができる。 他の人と同じものを見ながらも 空想力に満ちたさまざまなアイデアが詰まっており、 ワクワクしたり微笑ましくなれる1冊。 【関連作品のレビュー】 りんごかもしれない(絵本) たまに取り出せる褒め(マンガ)

  • ホビット 竜に奪われた王国

    ホビット 竜に奪われた王国 エクステンデッド・エディション(特典映像付)(字幕版)イアン・マッケランAmazon「思いがけない冒険」に続く3部作の2作目で、 ホビットを連れたドワーフの一団が 邪悪なドラゴンを退治しに行く話。 定期的にハラハラさせる場面が挿入されるとはいえ、 「ロード・オブ・ザ・リング」のスピンオフだからか 映像のクオリティは高いが既視感のある場面ばかりだし、 アクションシーンも本編で見たものの二番煎じという印象が強い。 主人公をホビットとドワーフのリーダーに絞った分、 その他大勢のキャラクターの印象はずっと薄いままだし、 仲間が大勢いる意味はあまりなく、 足手まといや意見の相…

  • 三国志<横山光輝版・1~26巻>

    横山光輝生誕90周年記念電子出版「Selected Works」 三国志(1) 桃園の誓い作者:横山 光輝光プロダクションAmazon西暦200年前後の中国を舞台に 激しい勢力争いをした3つの国の 成り立ちと各地での戦いを描いたもの。 実際に3つの国が出揃うまでには結構な巻数を要するが、 常に争いが絶えないせいでテンポがよく、 争いの原因となる人間ドラマに惹きつけられる。 焦点が当たる登場人物が次々と代わる上に 顔のパターンが少ないので区別しにくいが、 正義感と人情にあふれた劉備玄徳は主人公として感情移入しやすいし、 宿敵として立ちはだかる曹操の狡猾さにも目が離せない。 そしてそこに絡んでくる…

  • 早乙女カナコの場合は

    早乙女カナコの場合は橋本愛Amazon大学の演劇サークルで知り合った男女たちの 不器用な恋愛模様を描いた話。 女性たちが惹かれる男性キャラクターの どこに魅力があるのかが理解できず、 まったく共感できないまま話が進む。 ベテラン俳優たちの演技が下手になったかと思うほど 登場人物も筋書きも何もかもが薄っぺらく、 最後まで観たくなるような魅力が感じられない。 最初から最後までまったく盛り上がらない凡作。

  • 室井慎次 生き続ける者

    室井慎次 生き続ける者柳葉敏郎Amazon「敗れざる者」に続く2部作の後編で、 里子たちと暮らす室井慎次の生き様を描いたもの。 前編に引き続き、まったく面白い部分がない。 住民は嫌なヤツばかりでウンザリするし、 それに対して明確な解決法も提示されない。 元警察関係者としての主人公の実力が伝わってこないまま 腐乱死体が見つかった件はなんとなく終わってしまうし、 かなり反抗的だった里子や猟師たちが いつの間にか打ち解けているのにも納得できない。 物語の大部分は子育てに関する内容だが、 父親像として立派に思えるようなところはなく、 素っ気なさが対立を深めているような場面ばかりで 人間ドラマとしても全…

  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    彼女がその名を知らない鳥たち蒼井優Amazon以前の交際相手が忘れられない女性と 彼女の機嫌を必死に取ろうとする同棲相手の話。 ネチネチと難癖を付けて周囲を困らせる主人公にウンザリするが、 予想外の人物が絡んできたあたりから面白くなってくる。 みんなが自分勝手に利己的な行動をとる様子がうすら怖く、 人間の薄っぺらさが味わえるところが本作の醍醐味。 種類の違うサイコパスが集まっているという意味ではホラーに思えるが、 終盤の展開でまた一気に印象が変わるところが斬新。 不快感をベースに、いろいろな感情を揺さぶってくれる作品だった。

  • 大停電の夜に

    大停電の夜に豊川悦司Amazon停電が起きたクリスマスイブの東京で語り合う 何組かの人間を描いた群像劇。 次々と新しい人物が登場する冒頭は混乱するが、 あちこちでペアが出来上がったあとも ダラダラととりとめのない話が続くばかりで いつまで経っても面白さが感じられない。 停電やクリスマスイブという設定が活きていないし、 それぞれのエピソードの中身も薄く、 引き込まれる要素がなくてひたすら退屈だった。

  • サンセット・サンライズ

    サンセット・サンライズ 通常版 [Blu-ray]菅田将暉Amazon新型コロナウイルスの流行で外出自粛が叫ばれる中、 東北の空き家に東京から移住した会社員の話。 寂しさを感じさせない底抜けに明るい主人公が 田舎での生活にいちいち感激するのが気持ちよく、 よそ者として疎外感を味わうのかと思いきや いつの間にか打ち解けてしまう様子が心地いい。 コロナ禍という状況をうまく活かした筋書きで、 単なる時代背景としてだけでなく 当時の生活様式があったからこそのストーリーになっている。 町の過疎化や東日本大震災など深刻な話題も出てくるが、 ほのぼのした雰囲気で重くなりすぎず、 スッキリとした後味で観終わる…

  • サンキューピッチ<1~2巻>

    サンキューピッチ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:住吉九集英社Amazon正確無比な豪速球が1日3球だけ投げられる高校生と 彼を取り巻く野球部員の話。 野球とギャグが絶妙に融合した作風で わずか3球だけ全力投球できるというルールを 非常にうまく活用した勝負のやり取りが面白い。 厳しい制約がある中でどう勝つかという戦略部分は 「カイジ」や「賭ケグルイ」のような ギャンブル系マンガに通じる奥深さがあるし、 頭のいいキャプテンやキャッチャーが ボケやツッコミの役目を果たしているのも楽しい。 さんざん題材にされてきた野球というスポーツに まだこんな切り口が残されていたのかと感心させられる…

  • ぼくのお日さま

    ぼくのお日さま越山敬達Amazonスポーツの習い事にあまり身が入らなかった少年が フィギュアスケートを滑る少女に心を奪われて 独自にトレーニングを始める話。 「リトル・ダンサー」を思わせる導入部だが、 特に希望を妨げるような要素や保護者の介入はなく、 淡い恋愛模様を伴う練習風景が続くばかりで、 思ったよりもあっさりしたストーリーだった。 山場と言えるのもひとつだけで、 唐突な肩透かしを食らう展開は新しいものの やや消化不良な思いが残るという意味では残念。 吸い込まれるような画面の美しさや 子供達が成長していく清々しさは魅力的だが、 もう少し深みのある筋書きを味わいたかった。

  • わんこ THE MOVIE

    わんこ THE MOVIE [DVD]ポニーキャニオンAmazonフジテレビの朝のニュース番組「めざましテレビ」の 「きょうのわんこ」コーナーを映画として構成したもの。 いろいろな犬の生活を紹介していくが、 ほのぼのするものからしんみりするものまで テイストの違う境遇が混ざっている上に 長くても1本15分程度とテンポよく観ることができる。 今の時代だと咎められそうな飼い方もあるが、 それぞれの犬が幸せそうな様子は伝わってくるし、 創作ではないドキュメンタリーものとして 犬が好きな人におすすめ。

  • クレイヴン・ザ・ハンター

    クレイヴン・ザ・ハンターAaron Taylor-JohnsonAmazonライオンの遺伝子と融合したことで 超人的な身体能力を手に入れた青年が 悪人たちを制裁していく話。 派手で迫力のあるアクションシーンには目を見張るが、 人間関係が妙にわかりにくいことと あまり引き込まれないストーリーが難点。 映像面ばかりに比重が置かれて キャラクターやストーリーに魅力がなく、 1本の映画としてはそこまでの完成度ではなかった。

  • 室井慎次 敗れざる者

    室井慎次 敗れざる者柳葉敏郎Amazonドラマ「踊る大捜査線」シリーズの 室井慎次を主人公にしたスピンオフで、 警察を引退して里子とともに田舎で暮らしている話。 「生き続ける者」に続く2部作の前編となる。 家のすぐ近くで死体が見つかる導入部はよかったが、 それを発端とする事件の話が始まるのかと思いきや 田舎暮らしの日々が描かれるばかりで拍子抜けする。 何年も世話になっておきながら新しく来た少女に コロッと騙されてしまう子供の態度も腑に落ちないし、 地元住民との険悪な関係を見せられるのもストレスがたまるだけ。 ファンとしては、老いながらも元警察関係者の勘を働かせて 事件を捜査していく展開が見たか…

  • 101回目のプロポーズ<全12話>

    101回目のプロポーズ浅野 温子Amazon女性にまったくモテない中年男性が 100回目となるお見合いで出会った 自分と釣り合わない美女に想いを寄せていく話。 1991年に放送された30年以上前の作品だが、 序盤から一気に引き込まれる構成で 画面の古さはすぐ気にならなくなる。 しょぼくれた雰囲気が漂う冴えない主人公が 冷たくあしらわれたりからかわれたりしつつも 周囲の言葉を真に受けて必死でがんばる姿に感動する。 何度断られても主人公がしつこくつきまとう様子や 諦めさせるためにヒロインが無茶な要求をする流れは 普通なら嫌悪感を感じてしまいそうな筋書きだが、 誤解が解けるまでのペースが早いのと コ…

  • ぼくが生きてる、ふたつの世界

    ぼくが生きてる、ふたつの世界吉沢亮Amazon小さな港町で育った青年が 耳の聞こえない両親のせいで思い悩む話。 聴覚障害者の親と暮らしているために 健常者でありながら独特の生活習慣が身についていたり たびたび肩身の狭い思いをする様子が描かれていて心苦しい。 また、そういう家庭環境に対するわずらわしさと 思春期の反抗期が重なった主人公の言動が非常にリアル。 同じ題材を扱った「コーダ あいのうた」と通じる部分もあるが、 本作は特に母との関係に焦点が当てられており、 少しずつ成長するにしたがって 母を思いやる主人公の様子にグッとくる。 青年が独り立ちしていく流れを追体験できる良作。

  • さびしんぼう

    さびしんぼう富田靖子Amazon田舎町で暮らす高校生が 友達や不思議な少女と交流する日々を描いたもの。 くだらないノリや笑えないギャグ描写のせいで 前半は非常にテンポが悪く、中だるみが激しい。 ピエロのような格好の白塗りのキャラクターも イマイチ狙いがわからなくて没頭できない。 後半は憧れの女性との淡い恋愛模様が描かれるが、 これならそこだけをクローズアップし、 余計な要素を混ぜることなく仕上げて欲しかった。

  • ぼくは本屋のおやじさん

    ぼくは本屋のおやじさん作者:早川義夫晶文社Amazonある町で小さな本屋を営む筆者が 日々の苦労や報われない思いをまとめたもの。 1982年発行とかなり古い本だが、 思い通りにいかない仕入れの構造や 重労働な割に利益が少ないビジネスモデルなど、 今でもまだ解決していない問題がズラズラと書かれていて驚く。 いよいよ書店の存続が危ぶまれる現代だが、 こんなにも長い間、同じ問題が放置されているなら 本の店頭販売が限界に来るのも納得できるし、 今のままでは書店も問屋も読書家も幸せにならないだろう。 状況や背景の説明が抜けていてわかりにくい部分もあるが、 規模の小さい本屋がいかに苦労しているかを追体験で…

  • 吉原炎上

    吉原炎上名取裕子Amazon明治時代に人気を集めた吉原遊郭を舞台に そこで暮らす遊女たちの生き様を描いた話。 表向きは華やかに見える遊女たちの 秘められた事情や思いがテーマになっているが、 明確な描写がされていない場面も多いので 前後の流れや会話から状況を汲み取る必要がある。 残念ながらよほど遊女か出演女優たちに思い入れがなければ 引き込まれるほどの面白さは感じないし、 一番の見せ場かと思われた炎上シーンも 出火の原因があまりにつまらなくて拍子抜けした。 たびたび名前を聞く作品だが、 その知名度に匹敵するほどの見応えは感じなかった。

  • がんばっていきまっしょい<2024年公開アニメ版>

    がんばっていきまっしょい雨宮天Amazon休部状態だった高校ボート部が 寄せ集めのメンバーで活動再開する話。 初心者ながら健気に努力する様子を見せてくれれば 部活動を題材にした話としては十分盛り上がるのに 妙に冷めた主人公や感じの悪いライバルたちによって どうにもスッキリと楽しめないのが残念。 4人の部員たちは個性が薄くて見分けがつかないし、 ボート部として強くなっている実感も湧かない。 主人公がグズグズといじけているせいで中だるみも激しい。 努力要素も恋愛要素もスポーツ要素もすべて弱く、 観た後に何も残らない作品。 【関連作品のレビュー】 がんばっていきまっしょい(1998年公開実写映画)

  • カッコーの巣の上で

    カッコーの巣の上で [Blu-ray]ジャック・ニコルソンAmazon社会に適合できない患者たちが暮らす精神病院に 精神異常を装った男が入所してくる話。 厳格な婦長によって厳しい管理下にあった患者たちが 主人公が起こす破天荒な言動によって 少しずつ生きる喜びを見出していく展開が心地いい。 トラブルを避けるための平凡で静かな日々が 彼らの喜怒哀楽も奪っていたことがよくわかる。 さまざまな心の病を感じさせる患者たちはリアルだし、 自由を手にした彼らが生き生きとする様子にグッとくる。 どうにもならないと思い込んでいた高い壁が ガラガラと崩れていくような気持ちよさがある。 映画史に残る名作として知られ…

  • Happy!<全15巻>

    Happy! 完全版 デジタル Ver(1) (ビッグコミックススペシャル)作者:浦沢直樹小学館Amazon両親を亡くし、幼い弟妹たちを育てていた少女が 兄が作った莫大な借金を返済するために プロテニスプレイヤーを目指そうとする話。 同作者による「YAWARA!」と非常によく似たキャラクターで、 真面目で純粋な主人公が強敵に立ち向かう姿を描いていくが、 ライバルの陰湿で執拗な嫌がらせのせいで ずっと悪評がつきまとう展開に結構なストレスがたまる。 強敵を打ち負かしても正当な評価が得られないし、 姑息な手段で本来の実力を発揮できない場面も多い。 話を盛り上げるために苦境にさらされるのは仕方がないに…

  • マイアミ・バイス

    マイアミ・バイス (字幕版)ジェイミー・フォックスAmazon2人組の刑事が捜査のために麻薬組織に潜入する話。 設定そのものはありきたりなのに 人間関係や状況がわかりにくく、 テンポもイマイチで映画としてあまり没頭できない。 最後の銃撃戦は迫力があったが 見応えがあったのはそれぐらいで、 映画としては特に観る価値のないデキだった。

  • ハードキャッシュ

    ハードキャッシュ [DVD]クリスチャン・スレーターAmazon巧妙な手口で金を強奪する一味の話。 計画を失敗するばかりの主人公で 仲間に頼られるほどの実力が伝わってこないし、 人間関係や状況の説明が下手で、 何のために行動しているのかがよくわからない。 もっと騙し合いの面白さが味わえるのかと思ったが、 とにかくストーリーがわかりにくい作品だった。

  • 室町無頼(むろまちぶらい)

    室町無頼大泉洋Amazon農民たちが圧政と貧困に苦しんだ室町時代において 一揆を率いた蓮田兵衛(はすだひょうえ)を描いたもの。 時代背景と登場人物が一気に描かれる冒頭は唐突で、 堤真一が演じる骨皮道賢が主人公の仲間なのか、 悪党なのか幕府の一派なのかがわかりにくく、 話が落ち着くまでしばらく混乱させられる。 また、主人公が引き取った弟子はあまり華がないし、 マンガのような修行シーンも映画全体で観ればあまり意味がなく、 もう少しテーマを絞った構成にして欲しいところ。 クライマックスの一揆の場面は非常に見応えがあるが、 せっかくならそこを集中して楽しめるよう、 もう少し余計な要素を削ぎ落として欲し…

  • もしも徳川家康が総理大臣になったら

    もしも徳川家康が総理大臣になったら浜辺美波Amazon新型コロナウイルスの流行で混乱する中、 AIによって復活した歴史上の偉人たちが 日本の政治を動かしていく話。 偉人たちの特徴や名言を現代の状況に当てはめて パロディに仕上げた冒頭40分ほどもくだらないし、 そこから始まるトラブルの展開もかなりつまらない。 いいように振り回される国民たちも頭が悪すぎるし、 ある動物が描かれたカードの意味も無理やりすぎる。 キャスティングは悪くなかったが、 インパクト勝負の出オチのような設定で 観れば観るほど冷めていく内容だった。

  • ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い

    ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦いブライアン・コックスAmazon「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのスピンオフで 本編より200年ほど前の世界を舞台に 父親を殺されたことで離反した男との戦いを描いた話。 実写化された本編と違ってアニメーション作品となるが、 逆恨みとしか思えない男が敵となるくだらなさや 各キャラクターが妙に頭の悪い行動をする点など とにかく観ていて冷める要素が多くて熱中できない。 手間をかけたというだけあって映像のクオリティは高いが、 肝心のストーリーや展開が間抜けすぎるのが致命的。 本編が好きな人は不満を感じるだけだろうし、 本編を観ていない人には単なる駄作としか思…

  • 魔入(まい)りました!入間(いるま)くん<1~12話>

    魔入りました!入間くん村瀬歩Amazon気弱で優しい少年が悪魔の孫として引き取られ、 彼が理事長を務める魔界の学校に通うことになる話。 魔法はもちろん、目立った能力もない人間の主人公が いろいろな偶然が重なって特別扱いされつつ 徐々に味方を増やしていく展開が面白くて心地いい。 定期的に新しいキャラクターが登場するが、 どれもきちんと魅力があって好感が持てるのもいい。 ひとつのエピソードが短くてテンポがいい上に 人間とは異なる特徴を持った悪魔たちの設定と コメディがうまく結びついていて楽しめる良作。

  • 六人の嘘つきな大学生

    六人の嘘つきな大学生浜辺美波Amazon人気企業の最終面接に残った6人の就活生が ひとつしかない内定枠をめぐって議論する話。 受験者同士で内定者を選抜するという 特殊な条件のグループディスカッションで、 最初は紳士的だった優秀な大学生たちが 予想外のトラブルをきっかけに どんどんうろたえて疑心暗鬼になっていく展開が面白い。 新たな情報が出てくるたびに互いの意見を主張し合い、 印象や評価がどんどん変化していく様子は サスペンスとしてもミステリーとしても楽しめる。 ただ、後半で事件の全体像が明かされると 本作の魅力であった毒気がどんどん抜けてしまい、 前半のやり取りが一気につまらなく思えてしまうの…

  • Booth / ブース

    ブース/boothAmazon深夜のラジオ番組を担当する人気DJが 生放送中に奇妙な心霊現象に悩まされる話。 周囲をぞんざいに扱ってきた傲慢な男性が 生放送中のさまざまな出来事に ジワジワと追い詰められていく様子が痛快だし、 ホラーとしての怖さも味わえるという新鮮な作風。 意味のわからなかった心霊現象が 回想シーンを通して伏線であったことがわかり、 すべての要素が綺麗につながる筋書きもよくできている。 流れを止められない生放送という状況が 主人公の焦りを加速させるところもいい。 70分あまりという短い作品ながら 緊迫感と恐怖感にあふれた良作ホラー。

  • サル

    サル水橋研二Amazon新薬の投与実験に参加した若者たちが 少しずつ違和感を感じていく話。 参加者の1人が常に撮影しているという設定のPOV方式で、 仲間内で軽口を叩く雰囲気はなかなかリアルだが、 思わせぶりな映像が続くばかりで面白くない。 撮影方式の関係で登場人物の把握もしにくく、 名前が出てきても誰のことなのかがわかりにくい。 治験の様子をドキュメンタリー風に撮るという設定はよかったが、 肝心の中身が薄く、引き込まれるところがなかった。

  • デジタル時代のシン・アナログ経営

    デジタル時代のシン・アナログ経営 ~社員100人からの人的資本経営~作者:船井総合研究所技術評論社Amazon経営コンサルティング会社である船井総合研究所が 業務のデジタル化が進む中でも推奨している アナログ(フィジカル)なやり方を説明したもの。 コロナの影響でリモートワークやオンライン会議が各社で浸透したが、 効率化ばかりを意識すると発生するデメリットに注目し、 あえて前時代的な文化やルールを作ったという施策が面白い。 理論的には効率的に思える変化であっても 実際には意思疎通や就労意欲へのマイナス影響があり、 非生産的なやり方に見えない効果があることに気づかされる。 離職率を下げ、社内を活気…

  • ベルサイユのばら<2025年公開アニメ映画版>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81177638 18世紀のフランスを舞台に 男として育てられた女性軍人の生き様を描いたもの。 全9巻もの原作マンガを2時間に収めるため かなり強引で乱暴な編集がなされた構成になっており、 原作に思い入れがあればあるほど腹立たしい内容。 特に前半はダイジェスト感が強く、 アントワネットが王妃になった途端にフランス市民が貧困に陥り、 フェルゼンが出て行ったと思ったらすぐに帰ってくる始末。 数分ごとに歌が流れて時間経過を示すPVを見せられるが、 その割にオープニングが長ったらしかったり 回想シーンがしつこいのもよくわからない。…

  • アドレセンス<全4話>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81756069 同級生を殺した容疑で逮捕された中学生の少年と その関係者たちを描いたもの。 一家が暮らす家にいきなり警察部隊が突入し、 あどけない中学生が殺人容疑で逮捕されるという衝撃的な話だが、 一番の特徴は1時間ほどの内容すべてがワンカット撮影という点。 焦点を当てる人物を絶妙に入れ替えながら そのすべてが流れるようなカメラワークでつながるのが驚き。 ただ、その関係で場面転換や時間経過が表現できないため 話の進展がかなり遅く、実質的に すべて会話劇になってしまうのが残念。 ストーリーとしてもスッキリする部分がなく、 …

  • Happy!

    NAOKI URASAWA PRESENTS Happy! 完全版 [DVD]相武紗季Amazon両親を亡くし、幼い弟妹たちを育てていた少女が 兄が作った莫大な借金を返済するために プロテニスプレイヤーを目指そうとする話。 同名のマンガを実写化したスペシャルドラマだが、 適度にコメディ要素が混ざったサクセスストーリーと 立ち位置のわかりやすいキャラクターのおかげで気軽に観れる。 ただ、肝心の試合のシーンはイマイチで 2人の動きは素人臭いし、展開としても面白くなかった。 中盤までは割と面白かったのに どうにも熱中できないクライマックスが残念だった。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、D.IKUSHIMAさんをフォローしませんか?

ハンドル名
D.IKUSHIMAさん
ブログタイトル
レビューブログ【レブログ!】
フォロー
レビューブログ【レブログ!】

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用