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  • 小さな旅:田沢温泉と五島慶太

    田沢温泉がある信州青木村には家から1時間そこそこで到着。今まで特に気にしていなかったこの村だが2020年、東急グループの礎を築いた五島慶太の記念館ができたということで温泉と抱き合わせで訪れてみた。「五島慶太未来創造館」と名付けられた館内は木の床の落ち着いた雰囲気で、五島慶太の軌跡や関連資料、渋谷や東急沿線の街をイメージしたNゲージのジオラマなどが展示してあり、彼の興味深い人生に触れることができる。しかもありがたいことに入館料無料だ。同じ建物内には歴史文化資料館もあり、郷里の俳人栗林一石路の句が展示してありこれも面白い。何となく山頭火を思い出す句だ。また、「夕立と一揆は青木から」と言われたほど百姓一揆が多かったのでその過去5回の一揆の歴史を記録した義民資料、昔の土器や江戸時代、昭和に使われた生活道具などが展...小さな旅:田沢温泉と五島慶太

  • 富士見駅の紅ショウガ天と立場川橋梁

    「紅ショウガ天そばが旨いですよ」富士見在住のK君の言葉がいつも頭の片隅にチラついていた。富士見駅の駅そばは2度食べたことがあるが天ぷらそばときつねそばだったと思う。聞くところによると紅ショウガ天が人気ナンバーワンだそうだ。それは是非食べに行かなくては。甲州街道を辿り富士見駅に着いたのは12時少し前。ちょうど「あずさ」が入線したところで、あれ?富士見に停車したっけ?時刻表を見ると、一日3本くらいはあるようだった。降りてきた客の多くはどうやら入笠山が目的の登山者ようで、とりあえず腹ごしらえに駅そばを食べようとする者もいる。外での立ち食いも待合室で椅子に座って食べることもできる。ここの駅そばは馬肉そば、山賊揚げそば、などなどメニューが豊富でうどんバージョンもある。早速紅ショウガ天そばにきつねトッピングを注文。ピ...富士見駅の紅ショウガ天と立場川橋梁

  • 草津温泉に入る

    何度となく乗っている中央東線だが富士山がクリアに見えることは少ない。小淵沢駅を出ると電車の真正面に富士山が見えることを初めて知ったのは、先頭車両に乗ったからだった。「へたな旅」という本に甲府の喜久乃湯という温泉銭湯のことが書いてあった。太宰治が甲府で過ごした新婚時代によく通ったということで、その頃の趣が残っているレトロな銭湯のようだ。早速ググってしまうのが良いのか悪いのか、昭和元年創業のその銭湯にとにかく行ってみたい。と言う訳で高尾行き普通電車に乗り込んだ(運転士は女性だった)。甲府の北口に出たのは何年ぶりだろうか?記憶にある風景から随分様変わりしている。空は青いが先週に引き続き寒波に見舞われているので空気は冷たい。目的地の大体の見当をつけて武田神社方向に歩き出す。最終的にはグーグルマップに頼って目的の「...草津温泉に入る

  • 九州紀行その8:三角線に乗る

    夕方の熊本駅は家路に急ぐ人たちや大きなスーツケースをゴロゴロ引きずる観光客でいっぱい、駅前の路面電車乗り場も長蛇の列だ。こんな時は200メートルくらい手前の乗り場まで歩いて行って乗る手もあり。スーパーホテルにチェックインして部屋に入るとびっくり、シングルルームサイズなのに二段ベッドだ。下段はセミダブルで上段はシングルなので3人は寝れる。これもインバウンド需要による苦肉の策か?一休みして、夕食をどうしようか?以前来た時に入った地元常連さん御用達の居酒屋も良かったけれどちょっと遠い。チェックインの時に覗いたホテルの食事処「旅彩」が良い雰囲気で、メニューもかなり充実していたし疲れてもいたのでそこに決定。最近お気に入りのキリンクラシックラガーで喉を潤し、信州人がわざわざ熊本で食うこともない馬刺し、好きな揚げ出し豆...九州紀行その8:三角線に乗る

  • 九州紀行その7:高森町で昼食を

    高森駅に近づくと列車は大きく左にカーブして阿蘇五岳を正面に見るようにホームに入っていく。右に見える噴火で頂上が吹っ飛ばされてギザギザした山は根子岳で高森町のシンボルだそうだ。ちなみに根子岳、高森町は信州にもあり名前に親近感を覚える。ホームには数人の観光客が入線シーンを撮ろうとスマホや一眼レフを構えている。駅舎は2023年に建て直されたということでデザインもすっきりしていて綺麗だ。一角には100人を超える日本を代表する漫画家たちの応援メッセージの色紙が展示されているが、じっくり見るのは後にして先ずは昼飯食べるところを探す。ネットに頼って食堂を探すと良さそうな所があった。小さな町では駅を少し離れると歩いている人をほとんど見かけなくなるがここも同じだ。駅から6,7分歩いて店の前に来ると暖簾が出ていないのでやって...九州紀行その7:高森町で昼食を

  • 九州紀行その6:南阿蘇鉄道に乗る

    九州の夜明けは遅く、もうすぐ7時だというのにまだ暗い、松本より30分以上は遅いだろう。鹿児島中央駅6時42分発の新幹線各駅停車「つばめ」自由席に乗り込む。つばめは座席背面や内装に木が多く使われている水戸岡鋭治デザインの車両で何となく落ち着く。新幹線通学する制服を着た高校生が途中で乗り降りするのを見て、そういえば今日は平日だったんだ。新八代を過ぎて熊本平野に入るとトンネルも無くなり明るくなった八代海の彼方に雲仙岳が見える。約1時間で熊本駅、今日は南阿蘇鉄道による予定だ。熊本駅の吉野家で朝牛定食を食べて肥後大津へ行く列車の時間を再確認「8時48分」。この数字が後でチョンボを招くことをこの時点では知る由もなかった。待合室で時間調整してから乗車ホームへ行くと電光掲示板に8時48分という文字が見えたので入ってきた電...九州紀行その6:南阿蘇鉄道に乗る

  • 九州紀行その5:鹿児島(で)ラーメン

    鹿児島中央駅に戻ったのは18時42分。駅近くのホテル「タイセイ」に荷を下ろす。この時期はシーズンオフなのだろう、インバウンド需要でやたらホテル料金が高騰している昨今4,500円とは嬉しい料金だ。とにかくシャワーがあって寝れればいい。鹿児島市は人口60万人弱と思ってたより大きい街だ。ひと休みしてから飲み屋の集中する繁華街の天文館通りへ行ってみることにした。大きな川の橋を渡ると、コートを翻して誇らしげな大久保利通の銅像がライトの中に浮かび上がっている。鹿児島といえば利通さんより西郷どんだよなぁ。適当に横道に入ったりして20分近く歩いたろうか、天文館通りまで来るとやはり飲み屋がたくさんあり賑やかだ。早速居酒屋探訪を始めるがどうもいけない。何軒か覗いてみたが若者向きの賑やかだったりお洒落な店ばかりでこれはと思うよ...九州紀行その5:鹿児島(で)ラーメン

  • 九州紀行その4:鰹を逃がす

    指宿枕崎線はとにかく揺れることで有名だ。そのうえ沿線の所々にジャングル状の茂みがあり車両が揺れると草木が車体にビシバシ当たることがある。営業係数が2023年度1,544つまり100円稼ぐのに1,544円かかる赤字路線で、JR九州としてはあまり金をかけたくない路線なのだろう。将来的には山川~枕崎間は廃線になるかも知れない。線路に並走する道路を車が列車を追い抜いて走っていくのが車窓から見えた。開聞岳は地図を見るとイボのようにそこだけポッコリ海に突き出している珍しい地形だ。しかも列車が走っている位置に関わらずどこからでもあの甘食状の整った形を見せている。日本中の何とか富士の中でも1,2を争う美形だろう。そんな開聞岳を眺めつつ枕崎までは約1時間、途中駅で乗り降りする乗客はほとんどいない。枕崎に到着すると空は明るい...九州紀行その4:鰹を逃がす

  • 九州紀行その3:最南端駅は観光地

    ホームに降り立ち開聞岳に向かって走り去る列車をビデオに収めようとするが人が多くてうまく撮れない。ほとんどの人が車で来て、列車、開聞岳、菜の花の三点セットを写真や動画に収めようとひしめき合っていて中国語も耳に飛び込んでくる。そして列車が去るとホーム上の端に建っている日本最南端駅の碑の横でお約束の記念撮影だ。人が少なくなったところを見計らって自分も近くにいた夫婦連れにシャッターを押してもらい、お返しにツーショットを撮ってあげる。駅前には菜の花にちなんだ黄色いポストがある駐車場と道路を挟んで「かいもん市場久太郎」という店がありいろんなお土産を取り揃えて賑わっている。どうも指宿の漬物製造会社がやってる店の様で製造元久太郎と書かれた漬物もたくさん置いてある。ちょうど昼飯時で食べ物を物色したが腹を満たすようなものはな...九州紀行その3:最南端駅は観光地

  • 九州紀行その2:日本最南端駅とうちゃこ

    枕崎行の列車が入線し30~40人の乗客が乗り込みパラパラと席を取る。自分は最後尾に陣取り、立ったり座ったりして後方に流れゆく景色を眺めることにする。それにしてもう何か月も洗車をしてないように窓が汚く、外の景色がソフトフォーカスのようなのは桜島の灰がくっつくせいなのだろうか?この路線に乗るなら席は海側に限る。錦江湾の彼方には噴煙たなびく威風堂々とした桜島とそれに連なる大隅半島の山々、そして海と空が青のグラデーションを描く。指宿近くまで列車がカーブを曲がる度に桜島が横に見えたり後ろに移動したりして見ていて飽きない。ディーゼルの音を響かせ走るキハ47に思わず六角精児バンドの歌「ディーゼル」が脳内でヘビロテする。途中の宮ヶ浜駅近くでは長渕剛ゆかりの地というでかい看板が目についた。なんでも母親がこの地の出身で子供の...九州紀行その2:日本最南端駅とうちゃこ

  • 九州紀行その1:初薩摩でごわす

    まだ薄暗い朝もうワンランク防寒性の高いウェアにすれば良かったかなと思いつつホテルから駅へ向かう今季最強かつ最長寒波がまだ日本列島に居座っているのだ昨日は午前中仕事があったので午後の「しなの」「のぞみ」と乗り継ぎここ岡山駅近くのホテルに前泊した朝6時51分の鹿児島中央駅行「みずほ」に乗り込みほっと一息九州新幹線に乗るのは二度目だが全部2列シートなので広くて快適だ朝食のパンをかじりながら明るくなってきた車窓に流れる風景を眺める房総半島もそうだったけれど暖かい地方に行くと目立つのが竹藪だかつては生活用具の材料などに利用されていた竹林も手入れが行き届かなくなるとあっという間に周りに侵食し広がっていく竹藪の蔓延る風景はどうもいけない九州に入るとトンネルの数が一段と増え車窓風景を楽しむどころではないのでウトウトまどろ...九州紀行その1:初薩摩でごわす

  • 小波食堂

    美術館でロートレック展を観て昼飯は以前から気になっていた小波食堂へ初めて入る店のドアを開ける時にはちょっと緊張する井之頭五郎さんの気分だ引き戸を開けて目に飛び込んだのは昭和の食堂風景これは良いコの字カウンターにはおじさんが一人ラーメンをすすってる反対側の席に座ると感じの良いおばさんが「いらっしゃい」ご主人と二人でやっているようで営業時間も11時~18時早速ホルモンと瓶ビール中とキムチを注文旨い!呑み終わってからラーメンで〆ておおいに満足写真撮影をお願いすると結構撮っていくお客さんがいるとのことリピーター確実の店でした小波食堂

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