gooブログサービス終了につきアメブロに引っ越しいたしました。タイトルも「バッタモンの雑記帳」に変更いたしました。https://ameblo.jp/osyaka007/ブログ引っ越し
gooブログサービス終了につきアメブロに引っ越しいたしました。タイトルも「バッタモンの雑記帳」に変更いたしました。https://ameblo.jp/osyaka007/ブログ引っ越し
お知らせgooブログが今年の11月で閉鎖されるようで、それに伴いデータがアメーバブログに移行できるようなので近々そちらに引っ越しを予定しております。https://ameblo.jp/osyaka007/ブログの引っ越し
新清水トンネルを抜け魚沼郡のスキー場エリアに入るとそこはまだしっかり冬景色。この辺りの春の訪れはいつ頃なのだろうか?松本では桜が満開だった。土合駅9時52分長岡行4両編成の乗客はまばらでボックスシートに一人掛け。まだ雪に覆われた魚沼平野とその東端に屏風のように連なる越後の山々の車窓風景を、渋川駅の売店で買ったやたら硬いグミを食べながら眺めていると越後川口までの1時間半は全然退屈しない。越後川口到着はちょうど昼飯時。昨年、只見線に乗った帰りに駅前の寿司屋で旨いランチを食べたが本日休業だったので、少し歩いて国道沿いの蕎麦屋であなご天ぷら+ビール+カレー蕎麦をいただく。時間調整で駅近くのミニスーパーを覗いたら好物の棒鱈を見つけた。地元でも買えるだろうが女房は絶対に買ってこないだろうし旅先では少しでもお金を落とそ...モグラ駅から上越線~飯山線~上越新幹線~篠ノ井線
新清水トンネルの完成は昭和42年で、その時に斜坑を利用した土合駅が地下70メートルのモグラ駅として誕生した。地上の改札口に出るまで486段の階段を上らなくてはならない。そのまっすぐ地上へ向かう階段の前に立ってみると思わず、おおっ!!以前訪れたえちごトキめき鉄道の筒石駅もモグラ駅だけれどトンネルのスケール感は土合駅の方が一枚上で日本一と称するに値する。大江戸線の六本木駅は別として・・・しばらくホームを探索。本来は待避線と通過線があったようだが上越新幹線開業後列車の本数が激減し待避線の必要がなくなり、通過線の方にホームが増設され待避線の方はレールが剥がされ封鎖されている。待合室の隣の元指令室はビール貯蔵庫に流用され、トンネル内の一定温度を利用してクラフトビールを熟成させているのがガラス戸越しに見える。これはモ...モグラ駅:その2
知らない街をぶらぶらするのは面白くて好きだ。昨夜泊まった渋川の街は地味で興味深い所があまりなかったが、タイミングよく入れた居酒屋でおいしい肴でお酒を飲むことができたのはその街の良い思い出となる。店名の「クロ」とは店主の黒々とした毛量豊かな頭から名付けたのだろうか?だったら面白いが年を取ったら「シロ」だ。翌朝、意外と充実したホテルのバイキング朝食を食べて7時38分の上越線水上行に乗車。小雨に煙る利根川沿いの車窓風景をぼんやり眺めつつ30数分ほどするとやがて対岸に水上温泉のホテル群が見えてきた。よく見るとここも以前訪れた飯坂温泉同様大きな廃墟ホテルが目に付く。バブル時代に建てられた大規模ホテルの倒産廃墟化はあちこちの有名温泉地が抱える大きな問題で、多くの廃墟系ユーチューバーがその実態をアップしている。水上駅で...モグラ駅その1
穂高駅ロータリー脇にある地ビールが飲める店。カキフライと塩豆をつまみにペールエールいただいて魚のあら汁付スパイシーカレーで〆。メニューも結構あり魚系の定食も気になったが、多分何を食べても旨いだろう。「リゾートビューふるさと」のお昼の弁当がネットで注文できるそうだ。「鉄道で巡る信州酒蔵スタンプラリー」というイベントの加盟店だったので応募用紙にスタンプを押してもらった。抽選で日本酒やワイン、ビールなどが当たるそうだ。駅前食堂:安曇野ブルワリー
松本駅からSuicaの使えるエリアが拡大したということで早速利用。と思ったが改札で拒否られた。以前にも一度拒否られてその時は紙の切符で乗車したのだが、コンビニ、自販機、旅先のバスや市電などでは普通に使えていたので、対応していないのかな?くらいにしか思わなかった。しかし、今回は使えることが確実なので駅員に聞いてみたら、一昨年勝沼からSuicaで乗車して初狩まで行ったのだが、その時の清算ができていなかったのでJRでは拒否られたということだった。そういえば駅構内の写真や動画撮っていてそのままうっかり出てしまったのだろう。その時の写真を見てみるとちゃんと簡易Suica改札機があった。何百万というデータを捌いているデジタル恐るべし。Suica
再開発という名の破壊から辛うじて逃れられた篠ノ井線明科駅近くの三好食堂。暖簾が出ているだけで店の名前も出ていないので、知らないとここが食堂とは気が付かないだろう。摺りガラスの窓越しに並べられた食器類が辛うじて食堂の証となっている。参政党から共産党、自民党、幸福実現党まで壁に貼られた政党ポスターは、節操がないわけでなく頼まれれば断らないという店主の気前良さだろう。昼のピークも過ぎた時間に入店すると他に客はいなく朝ドラの再放送が流れていた。手書きのメニュー表の価格設定を見ると、ここ何年も据え置きだろうという感じで嬉しくなる。とりあえずビールとモツ煮を注文。モツ煮は意外にも鳥モツでレバー、砂肝、鳥皮がこんにゃく玉ねぎなどと煮込まれていてこれはこれで旨くビールによく合う。〆を何にしようか?ラーメンもカレーもチャー...駅前食堂:三好屋食堂
「キッチンきこり」何となく洋食屋のような店名だがこてこての昭和食堂で大糸線北松本駅の脇にある。店の佇まいからして半世紀近く営業している感じだが入ったのは今回が初めて。土曜日のせいか他に客はいなく初老夫婦が暇そうにしていた。メニューはごく一般的な食堂メニューで表の裏側は英語表記になっていた。近くにゲストハウスでもあって外人も来るのだろうか?カツカレーを注文して店内をじっくり眺める。壁には御嶽海の飲酒運転根絶ポスターなどいろいろなものが張られていて典型的な昭和食堂だ。ピンクと白のチェックのテーブルクロスが雰囲気をさらに盛り上げる。カツカレーのご飯は少なめにしてもらったが普通の量くらいあった。これだと普通盛とか大盛はどのくらいになるのだろうか?カレーはおいしかったが御飯が少し柔らかいのとルーが少なかったのはちょ...駅前食堂:キッチンきこり
秘湯の部類に入るのだろうか?4軒ある温泉宿の一軒の玄関先に「日本秘湯を守る会」の提灯がぶら下がっていた。「霊泉寺温泉」とはいかにも効能がありそうな名前だ。ここの共同浴場に前回来たのは10年ほど前だったか、その時は入湯料100円だったが三才山の有料トンネルが往復で1000円かかった。今はトンネルは無料になったが入湯料200円で4月からは250円になるそうだがそれでも安い。200円を料金箱に入れて中に入ると、脱衣場は狭いが風呂場は意外に広く1.8×3.6メートルくらいある浴槽には先客一人が入っていた。カランは4か所でシャワーはない。もちろんボディーシャンプーとかもない。源泉かけ流しということで最初入った時には熱いと思ったがすぐに慣れて適温に感じ、温泉成分がじわじわと体にしみ込むような気がする。鄙びた昭和の湯治...霊泉寺温泉
テレビに映っていたのを家人が見て懐かしい!と言って、早速ネットで調べて取り寄せていた。とっくに無くなっていたものと思っていたらまだ製造されていたんですねぇ。気化熱を利用した微妙な温度差でエーテルが上下するらしい。吉田類が酒場放浪記でコップ酒飲むときによく言うやつだ。昭和の香り:水飲み鳥
スケルトンのエレキギター・・・・じゃなくてハサミ。刃物の町関の工場で作られたもので、家人が楽器店で見つけて面白いと言って買ってきてくれた。さすがにメイドイン関、切れ味は申し分ない。スタンド付きなのでとりあえず飾っておきますか。関のエレキギター
2025年3月15日のダイヤ改正でJR北海道の東滝川駅、東根室駅、雄信内駅、南幌延駅、抜海駅の5駅が廃止された。昨年は北海道乗り鉄で東滝川駅以外は車窓から見たり訪れたりした駅だったので一抹の寂しさを感じた。少子化と過疎化で北海道の鉄道は今後ますます厳しい状態が続くでしょう。秘境駅の糠南駅や小幌駅は残してほしいものですが路線そのものが廃線となるかも知れませんね。東根室駅雄信内駅南幌延駅抜海駅JR北海道の5駅が廃駅
創業60年以上でソース焼きそば一筋の「たけしや」に入ったのは、久住昌之氏が宇都宮の激渋焼きそば専門店のソース焼きそば礼賛のエッセイを読んだからだ。たけしやに来たのは何年ぶりだろうか?だいぶ前にリニューアルされて店内はおひとり様に優しいレイアウトになっているのがうれしい。焼きそばは加える具材と量で値段が変わるがキャベツ焼きそば並み500円からで、今日は少し奮発して肉野菜焼きそば950円とキリンラガー中瓶を注文。焼きそばの出てくるのが早いのはソース焼きそば一本に特化しているからで、この店独特の太麺にしっかり絡んだ甘辛酸っぱいソース味が旨く、口中に以前食べた時の記憶が蘇がえり幸せホルモン放出だ。卓上には紅ショウガ、ふりかけ、七味、ニンニク酢、ソースが置いてあり追いソースで味変。並みでも自腹満足「いただきました」...松本でソース焼きそば一筋60数年:たけしや
普段使う調味料の中で、手前みそという言葉が生まれたたくらいで味噌ほどその味や香りがバリエーションに富んだものはないだろう。原料や蔵によってはもちろん、同じ蔵でも塩と麹の割合や熟成度でまったく違った味や香りになる。そんな味噌が好きで道の駅では必ず地元で作られているのをチェックするし、出先で味噌屋があれば寄ってみる。そんな訳で仕事場には常時5種類くらいのストックがあって昼飯の時に自分で味噌汁を作ってスタッフにも振舞っている。一概には言えないけれど味香りはやはり値段に比例していると思う。先日、茅野の味噌蔵で買ってきたこの味噌、さてどんな味かな?味噌
以前Tさんのブログで、街歩きの途中に出会った自分の口座のある銀行のATMに千円(?)を入れる、いわゆるウォーキング貯金をしていることを読んで、なるほど自分もやってみようと思いつつも実行には至っていなかった。先日読んだ本に「旅行貯金」の事が書いてあった。全国津々浦々に2万局以上ある郵便局、旅先のその窓口で入金すると本来空欄になる支払金額欄に局名スタンプを押してもらえるということを知った。一説には昭和30年代に貸し切りバスの運転手やガイドの間で流行して昭和末期に広まってきたらしく、スタンプは本来業務用のものでどこの局にもあるらしい。ということで、試しに地元の郵便局窓口でその旨話しをして入金したら快く押してくれた。これから茅野へ行く予定なのでそこでも入金して押してもらおうと思っていたが、昼にビールを飲んだらすっ...旅行貯金
丁寧に下ごしらえされたモツは程よい柔らかさで味付けも濃くなく余計な具材も入っていないのが潔く、ビールのあてによく合う。店内はその大きな外観に似合わず大小のテーブル2席と小上がり3席とこじんまりしているが、二階では宴会もできるようだ。メニューは丼物、定食、麺類などの王道系。ここ茅野市の「食事処やまと」はいかにも昭和の食堂で先客のテーブルでは作業員風の男性4人が旨そうにトンカツなどを食べていて、若い女子は寄せ付けないような雰囲気がうれしい店だ。追加の肉野菜炒めも味付けが濃すぎずおいしくいただけた。店の近くには「発酵パーク」と冠された味噌工場があり、工場見学ができるようなので歴史の詰まった味噌蔵や機械類を興味深く見学させてもらった。蔵の奥には御柱博物館、貧乏神神社なんてのもあり、土産コーナーやカフェコーナーも併...茅野さんぽと食事処やまと
昭和27年に生まれて以来ビタちくと呼ばれ信州人のソウルフードとなっているスギヨのビタミンちくわ。製造は石川県だけれどその7割が信州で消費されているという。能登半島地震では工場が甚大な被害を受けたものの無事再起を果たした。海なし県信州人にとって魚のすり身を使用したちくわは当時貴重な食材で、スギヨは鮮度を保つためにちくわの穴の部分に塩を詰め木箱に入れ輸送したので、食塩とのセット商品として人気が出たということだ。塩は当時専売制だったから自由に流通できなくその点で貴重だったのかもしれない。いずれにしてもイナゴ、蜂の子、ザザムシ、蚕の蛹まで蛋白源として食する信州人にちくわは手ごろな蛋白質供給食材でもあったのだろう。そのうえビタミンとつくくらいで脂溶性のAとEが多いらしい。マルチな素材としていろんな料理に使われるが、...ビタちくたい焼き
以前、松本から上総亀山へ行く途中、木更津駅で途中下車しようと思ったら切符が自動改札機から出てこない。駅員さんに聞いたらここで途中下車すると前途無効になってしまうということだ。駅員さんに改札機から出してもらいよく見ると確かに書いてある。営業キロ数101キロ以上だと途中下車ができるということは頭にあったが、松本駅が東京近郊区間に含まれるとは知らなかった。つまり、「大都市近郊区間内相互発着」の乗車券はルートが多岐にわたるので最短距離で計算してあるため途中下車できないということだ。もし途中下車したいなら近郊区間に含まれない北松本駅からの切符を買えばいいことになるが乗車ルートの設定が必要になるということだ。この近郊区間が設けられているのが東京、仙台、新潟、大阪、福岡ということで注意が必要となる。このルールを利用した...途中下車のルール
味噌カツといえば名古屋、八丁味噌ベースのアレが思い浮かぶがここのはちょっと違う。信州味噌を使ったタレを纏ったロースカツ丼で、しょっぱ過ぎず甘すぎず出しゃばらずに優しい味噌味がカツの旨味を引き立ててくれる絶品だ。半透明のフレーク状のものが下に散らしてあるがこれは諏訪盆地特産の寒天で、味も触感も主役の邪魔をしなくビジュアルを引き立てる名脇役といったところか。とにかく見た目、味ともに唯一無二の味噌カツ丼だと思う。入り口は初めてだとちょっと入るのをためらうような造りだが、ドアを開けると中は結構広くカウンターもある。注文は今時のQRコードを読み込むシステムになっていてメニューもいろいろあり全部旨そうで悩む。居酒屋メニューもあり奥のテーブルではおっちゃん達が旨そうに一杯やっていた。それにしても最近トンカツ食べすぎか(...信州諏訪みそカツ丼
アルピコ交通上高地線新島々駅近くの「赤松ドライブイン」で半モツ皿とビール、そしてラーメンを食べたのは先月だったかな?丸善で久住昌之氏の「終着駅から旅さんぽ」という本をパラパラ見てたら全く同じメニューをそこで食べたことが書いてあった。孤独のグルメの原作者である多才な氏はイラストレーターでもあり挿絵も味があっていい感じ。3月はJRのダイヤ改正なので時刻表とともに購入。終着駅から旅さんぽ
そんなにしょっちゅうではないけれどたま~に食べたくなるものがある。その一つがここ高橋食堂のソース味カツ丼だ。いわゆる普通のソースカツ丼と違うのは卵とじカツ丼のソース味バージョンで、ここでしか食べることができない独特の旨さがある。店内に入るとカレーの匂いに一瞬誘惑されそうになるがここはカツ丼一択、カレーライスもキッチン南海に負けず劣らず旨いのである。カツ丼には大、中、小とあるが小でも一般的な量より若干少ないくらいなので自分には十分だ。食後はお約束の想雲堂でコーヒー時間。ベイクドチーズケーキ追加(^^)。店主からユーチューバーの「みのミュージック」というのが面白いという情報を得たので観てみよう。高橋食堂のカツ丼ソース味
バスと電車を乗り継いできたのは温泉に入った後に旨いビールを飲もうという魂胆からだ。大和温泉から歩いて7,8分の所にあった「まとい食堂」は昭和の食堂そのもの。ここら辺では人気店らしくて12時40分頃でも外には2人のお客さんが順番待ちをしていた。前の青年がメニュー表を渡してくれたので見ると結構な品数があって悩む。常連客らしいいその東南アジア系の好青年にお薦めを聞いたところ「アベック丼」というのを教えてくれた。とんかつ+エビフライの乗った丼だそうで今となっては死語に近いネーミングが店の歴史を物語る。15分ほどで感じの良いお姉さんにカウンターへ案内されてとりあえずビール。アベック丼も魅力だが先日とんかつ食べたばかりなので、家では絶対食卓に上がらないしビールのつまみにもなるニラレバ定食を注文。先の好青年が右隣のカウ...まとい食堂と楽茶
街中の秘湯とでもいえそうなその場所はなかなか見つけにくく通り過ぎてウロウロしてしまった。入り口を見つけた時にはオイオイいいじゃないかこの雰囲気。諏訪地方には何か所か温泉銭湯があるが、その中でも気になっていたのがこの「大和温泉」だ。狭い通路を抜けると右の母屋が受付になっていて料金500円を払うと、お兄さんが当温泉の入浴心得を説明してくれた。まぁ常識的なことではあるけれど中には常識という言葉とは無縁な方もおられるのでしょう。一応写真撮影の許可を頂いていざ入浴。ちょうど昼近くだったせいか誰もおらず貸し切り状態。きれいに掃除されている脱衣所は浴槽のキャパに対してロッカーの数が多いけれど、二か所使わないと冬の衣服は収納できない。浴槽は1メートル×3.6メートルくらいだろうか?5人がやっと入れるくらいで、カランは無く...大和温泉に入る
グーグルマップに「食堂」と入れれば瞬時に周辺の情報が表示される。そんな機能に頼らなければ絶対に行くことのなかった食堂は岡谷の「はま善」。昭和風店構えからして期待が持てる。店名由来は先代が浜崎善一とでもいう名前だったのだろうか?とにかくそろりと引き戸を開けてみる。小上がり3席にテーブル2席とこじんまりしているがメニューは結構いろいろある。中でも特にとんかつ系が人気あるようなのでその定食を注文。出てきたのは厚さ2センチはあろうかと思われるロースかつ。旨くて食べ応え十分でこれが1050円とコスパが良いのはワンオペで人件費と家賃が価格に反映されていからなのだろう。次に来た時には何を食べようか?岡谷の「はま善」
田沢温泉がある信州青木村には家から1時間そこそこで到着。今まで特に気にしていなかったこの村だが2020年、東急グループの礎を築いた五島慶太の記念館ができたということで温泉と抱き合わせで訪れてみた。「五島慶太未来創造館」と名付けられた館内は木の床の落ち着いた雰囲気で、五島慶太の軌跡や関連資料、渋谷や東急沿線の街をイメージしたNゲージのジオラマなどが展示してあり、彼の興味深い人生に触れることができる。しかもありがたいことに入館料無料だ。同じ建物内には歴史文化資料館もあり、郷里の俳人栗林一石路の句が展示してありこれも面白い。何となく山頭火を思い出す句だ。また、「夕立と一揆は青木から」と言われたほど百姓一揆が多かったのでその過去5回の一揆の歴史を記録した義民資料、昔の土器や江戸時代、昭和に使われた生活道具などが展...小さな旅:田沢温泉と五島慶太
「紅ショウガ天そばが旨いですよ」富士見在住のK君の言葉がいつも頭の片隅にチラついていた。富士見駅の駅そばは2度食べたことがあるが天ぷらそばときつねそばだったと思う。聞くところによると紅ショウガ天が人気ナンバーワンだそうだ。それは是非食べに行かなくては。甲州街道を辿り富士見駅に着いたのは12時少し前。ちょうど「あずさ」が入線したところで、あれ?富士見に停車したっけ?時刻表を見ると、一日3本くらいはあるようだった。降りてきた客の多くはどうやら入笠山が目的の登山者ようで、とりあえず腹ごしらえに駅そばを食べようとする者もいる。外での立ち食いも待合室で椅子に座って食べることもできる。ここの駅そばは馬肉そば、山賊揚げそば、などなどメニューが豊富でうどんバージョンもある。早速紅ショウガ天そばにきつねトッピングを注文。ピ...富士見駅の紅ショウガ天と立場川橋梁
何度となく乗っている中央東線だが富士山がクリアに見えることは少ない。小淵沢駅を出ると電車の真正面に富士山が見えることを初めて知ったのは、先頭車両に乗ったからだった。「へたな旅」という本に甲府の喜久乃湯という温泉銭湯のことが書いてあった。太宰治が甲府で過ごした新婚時代によく通ったということで、その頃の趣が残っているレトロな銭湯のようだ。早速ググってしまうのが良いのか悪いのか、昭和元年創業のその銭湯にとにかく行ってみたい。と言う訳で高尾行き普通電車に乗り込んだ(運転士は女性だった)。甲府の北口に出たのは何年ぶりだろうか?記憶にある風景から随分様変わりしている。空は青いが先週に引き続き寒波に見舞われているので空気は冷たい。目的地の大体の見当をつけて武田神社方向に歩き出す。最終的にはグーグルマップに頼って目的の「...草津温泉に入る
夕方の熊本駅は家路に急ぐ人たちや大きなスーツケースをゴロゴロ引きずる観光客でいっぱい、駅前の路面電車乗り場も長蛇の列だ。こんな時は200メートルくらい手前の乗り場まで歩いて行って乗る手もあり。スーパーホテルにチェックインして部屋に入るとびっくり、シングルルームサイズなのに二段ベッドだ。下段はセミダブルで上段はシングルなので3人は寝れる。これもインバウンド需要による苦肉の策か?一休みして、夕食をどうしようか?以前来た時に入った地元常連さん御用達の居酒屋も良かったけれどちょっと遠い。チェックインの時に覗いたホテルの食事処「旅彩」が良い雰囲気で、メニューもかなり充実していたし疲れてもいたのでそこに決定。最近お気に入りのキリンクラシックラガーで喉を潤し、信州人がわざわざ熊本で食うこともない馬刺し、好きな揚げ出し豆...九州紀行その8:三角線に乗る
高森駅に近づくと列車は大きく左にカーブして阿蘇五岳を正面に見るようにホームに入っていく。右に見える噴火で頂上が吹っ飛ばされてギザギザした山は根子岳で高森町のシンボルだそうだ。ちなみに根子岳、高森町は信州にもあり名前に親近感を覚える。ホームには数人の観光客が入線シーンを撮ろうとスマホや一眼レフを構えている。駅舎は2023年に建て直されたということでデザインもすっきりしていて綺麗だ。一角には100人を超える日本を代表する漫画家たちの応援メッセージの色紙が展示されているが、じっくり見るのは後にして先ずは昼飯食べるところを探す。ネットに頼って食堂を探すと良さそうな所があった。小さな町では駅を少し離れると歩いている人をほとんど見かけなくなるがここも同じだ。駅から6,7分歩いて店の前に来ると暖簾が出ていないのでやって...九州紀行その7:高森町で昼食を
九州の夜明けは遅く、もうすぐ7時だというのにまだ暗い、松本より30分以上は遅いだろう。鹿児島中央駅6時42分発の新幹線各駅停車「つばめ」自由席に乗り込む。つばめは座席背面や内装に木が多く使われている水戸岡鋭治デザインの車両で何となく落ち着く。新幹線通学する制服を着た高校生が途中で乗り降りするのを見て、そういえば今日は平日だったんだ。新八代を過ぎて熊本平野に入るとトンネルも無くなり明るくなった八代海の彼方に雲仙岳が見える。約1時間で熊本駅、今日は南阿蘇鉄道による予定だ。熊本駅の吉野家で朝牛定食を食べて肥後大津へ行く列車の時間を再確認「8時48分」。この数字が後でチョンボを招くことをこの時点では知る由もなかった。待合室で時間調整してから乗車ホームへ行くと電光掲示板に8時48分という文字が見えたので入ってきた電...九州紀行その6:南阿蘇鉄道に乗る
鹿児島中央駅に戻ったのは18時42分。駅近くのホテル「タイセイ」に荷を下ろす。この時期はシーズンオフなのだろう、インバウンド需要でやたらホテル料金が高騰している昨今4,500円とは嬉しい料金だ。とにかくシャワーがあって寝れればいい。鹿児島市は人口60万人弱と思ってたより大きい街だ。ひと休みしてから飲み屋の集中する繁華街の天文館通りへ行ってみることにした。大きな川の橋を渡ると、コートを翻して誇らしげな大久保利通の銅像がライトの中に浮かび上がっている。鹿児島といえば利通さんより西郷どんだよなぁ。適当に横道に入ったりして20分近く歩いたろうか、天文館通りまで来るとやはり飲み屋がたくさんあり賑やかだ。早速居酒屋探訪を始めるがどうもいけない。何軒か覗いてみたが若者向きの賑やかだったりお洒落な店ばかりでこれはと思うよ...九州紀行その5:鹿児島(で)ラーメン
指宿枕崎線はとにかく揺れることで有名だ。そのうえ沿線の所々にジャングル状の茂みがあり車両が揺れると草木が車体にビシバシ当たることがある。営業係数が2023年度1,544つまり100円稼ぐのに1,544円かかる赤字路線で、JR九州としてはあまり金をかけたくない路線なのだろう。将来的には山川~枕崎間は廃線になるかも知れない。線路に並走する道路を車が列車を追い抜いて走っていくのが車窓から見えた。開聞岳は地図を見るとイボのようにそこだけポッコリ海に突き出している珍しい地形だ。しかも列車が走っている位置に関わらずどこからでもあの甘食状の整った形を見せている。日本中の何とか富士の中でも1,2を争う美形だろう。そんな開聞岳を眺めつつ枕崎までは約1時間、途中駅で乗り降りする乗客はほとんどいない。枕崎に到着すると空は明るい...九州紀行その4:鰹を逃がす
ホームに降り立ち開聞岳に向かって走り去る列車をビデオに収めようとするが人が多くてうまく撮れない。ほとんどの人が車で来て、列車、開聞岳、菜の花の三点セットを写真や動画に収めようとひしめき合っていて中国語も耳に飛び込んでくる。そして列車が去るとホーム上の端に建っている日本最南端駅の碑の横でお約束の記念撮影だ。人が少なくなったところを見計らって自分も近くにいた夫婦連れにシャッターを押してもらい、お返しにツーショットを撮ってあげる。駅前には菜の花にちなんだ黄色いポストがある駐車場と道路を挟んで「かいもん市場久太郎」という店がありいろんなお土産を取り揃えて賑わっている。どうも指宿の漬物製造会社がやってる店の様で製造元久太郎と書かれた漬物もたくさん置いてある。ちょうど昼飯時で食べ物を物色したが腹を満たすようなものはな...九州紀行その3:最南端駅は観光地
枕崎行の列車が入線し30~40人の乗客が乗り込みパラパラと席を取る。自分は最後尾に陣取り、立ったり座ったりして後方に流れゆく景色を眺めることにする。それにしてもう何か月も洗車をしてないように窓が汚く、外の景色がソフトフォーカスのようなのは桜島の灰がくっつくせいなのだろうか?この路線に乗るなら席は海側に限る。錦江湾の彼方には噴煙たなびく威風堂々とした桜島とそれに連なる大隅半島の山々、そして海と空が青のグラデーションを描く。指宿近くまで列車がカーブを曲がる度に桜島が横に見えたり後ろに移動したりして見ていて飽きない。ディーゼルの音を響かせ走るキハ47に思わず六角精児バンドの歌「ディーゼル」が脳内でヘビロテする。途中の宮ヶ浜駅近くでは長渕剛ゆかりの地というでかい看板が目についた。なんでも母親がこの地の出身で子供の...九州紀行その2:日本最南端駅とうちゃこ
まだ薄暗い朝もうワンランク防寒性の高いウェアにすれば良かったかなと思いつつホテルから駅へ向かう今季最強かつ最長寒波がまだ日本列島に居座っているのだ昨日は午前中仕事があったので午後の「しなの」「のぞみ」と乗り継ぎここ岡山駅近くのホテルに前泊した朝6時51分の鹿児島中央駅行「みずほ」に乗り込みほっと一息九州新幹線に乗るのは二度目だが全部2列シートなので広くて快適だ朝食のパンをかじりながら明るくなってきた車窓に流れる風景を眺める房総半島もそうだったけれど暖かい地方に行くと目立つのが竹藪だかつては生活用具の材料などに利用されていた竹林も手入れが行き届かなくなるとあっという間に周りに侵食し広がっていく竹藪の蔓延る風景はどうもいけない九州に入るとトンネルの数が一段と増え車窓風景を楽しむどころではないのでウトウトまどろ...九州紀行その1:初薩摩でごわす
美術館でロートレック展を観て昼飯は以前から気になっていた小波食堂へ初めて入る店のドアを開ける時にはちょっと緊張する井之頭五郎さんの気分だ引き戸を開けて目に飛び込んだのは昭和の食堂風景これは良いコの字カウンターにはおじさんが一人ラーメンをすすってる反対側の席に座ると感じの良いおばさんが「いらっしゃい」ご主人と二人でやっているようで営業時間も11時~18時早速ホルモンと瓶ビール中とキムチを注文旨い!呑み終わってからラーメンで〆ておおいに満足写真撮影をお願いすると結構撮っていくお客さんがいるとのことリピーター確実の店でした小波食堂
真岡鐡道
長野→松本→南小谷を走る観光列車「リゾートビューふるさと」に一度は乗ってみようと思いえきねっとで予約結構予約が入っていてアルプスの見える左側の席は一杯だ松本発は昼飯時の11時46分なので駅弁を買って乗り込む車内は座席が一段高くなっていて足元も(一度しか乗ったことのない)グリーン車並みに広く快適だ車両の後ろには窓側に向けて2人掛けのベンチシートを設置した展望スペースがあるのがうれしい穂高駅では停車時間30分ほどありその間に穂高神社参拝できるようにしているまた予め弁当を予約した人は駅前のお店で受け取れるようになっておりあまり旨くない駅弁よりはこっちの方が良いかもしれないこの辺り雪はまったく無くアルプスの山々は雪雲に霞んでいる仁科三湖を過ぎて白馬に入るとさすがに雪は多くなり路肩に積み上げられた雪は1メートル以上...リゾートビューふるさと
3月で閉店する松本パルコ催事場で歴代のパルコ広告の展示をしているというので見てきたパルコ広告と言えばやはり三人娘が作った70年代のポスターがすぐに思い浮かぶ今見てもデザインもコピーも全然色あせていないその後の個性的な広告も見ていて飽きない時代の流れとともに変遷し続けてきたパルコ広告は近代芸術といってもいい内田裕也がハドソン川で泳いでるのはとても印象に残っていた作品だ最近の田名網敬一+細野晴臣の広告は生成AIも使われているそうだ市の美術館にはさらに160点余りが展示されているようなのでロートレック展と合わせて見に行こうパルコ
通常料金710円のところを100円で行ける!往復しても200円で1220円もお得なのは市の福祉100円パス券のおかげだ歳をとるのも悪くはないそんな訳で乗り込んだのはアルピコ交通上高地線終点新島々駅で降りて目指すはドライブイン赤松ここで昼飯を食べようという算段だ店内に入ると思いのほか空いていて作業員の5人グループが一組のみ隅のテーブルに陣取ってとりあえずビール中瓶と半もつ皿と自家製キムチを注文もつ煮が旨いと聞いていたがしっかりした歯触りと醤油味噌の味付けが良くその通りだった冬季限定自家製キムチは昔母親が作っていたキムチ風という感じの味でこれはこれで旨かったそんな訳でついつい地酒の小を追加してしまったほろ酔いになったところで〆の食事を何にするか悩みどころだここは蕎麦が有名だけれどそんなに好きではないので駅そば...上高地線で昼飯を
真岡駅からはディーゼル車約40分で終点茂木駅先に到着したSLが転車台で方向転換して上りに向けスタンバっているここは終端駅だけれどその先には長倉線という未成線の遺構が残ってる日立の方まで繋げる計画だったらしいが太平洋戦争で中止となったという未成線あるあるだ終端マークの先には明らかに線路が敷かれていたと思われる緑地帯が伸びているので少し探索してみた200メートルほど行くと川にぶつかり鉄橋も架けられていたらしいがそれはすでになく対岸にも線路跡が伸びているその先にはトンネルなどの遺構もありそれらを巡るツアーのパンフレットが駅に置いてあった時間の都合上川の先は割愛して駅方面に戻り昭和グッズを展示してある私設資料館に寄ってみたたくさんの懐かしい昭和の品々は見応え十分だった真岡鐡道:茂木駅
先頭客車のデッキの小窓から機関士の姿が見えその窓を開けると冷風とともに煙の匂いがデッキに流れ込む蒸気機関車特有の走行音が心地よい約30分で真岡駅この駅はSLを模した駅舎でとてもユニークだSLキューロク館という資料館には蒲原鉄道や一畑電鉄で使われていた古い貨車なども展示されていてとても興味深い見学後餃子屋で昼飯を食べようとしたがあまりにも混んでいたので近くにあったたこ焼き屋で済ませ茂木行きの単行ディーゼルに乗り込む真岡鐡道:真岡駅
長野駅でいつものようにかき揚げ蕎麦を食べて金沢発の「かがやき」に乗り込むと日本海側の大雪のせいだろうか連休というのにガラガラだ大宮で「なすの」自由席に乗り換えて小山まで15分さらに水戸線に乗り換え下館着10時30分ちょうどSLもおか号が35分に出発するところだ結構乗り換える客が多くて乗車券を売る駅員たちは大忙しもう少し出発時間に余裕を持たせればよいのにと思いながらあたふたと乗り込むけん引する客車は50系と言われる50年ほど前の国鉄時代に製造されたセミクロスシートが3両車内は子供も多く席は8割くらい埋まっていたが先頭車両のロングシートに席を確保懐かしい汽笛を鳴らし出発進行真岡鐡道:SLもおか号
久留里線と銚子電鉄
街中ウォークの途中で立ち寄った古道具屋結構大規模店でいろいろな物があって楽しいへぇ~こんな物まであるんだと色々見ているとつい長居をしてしまうまだ使えそうなダイヤル式の黒電話が欲しかったけれど抱えて歩くのも嫌なので諦めもっともこれからは物を買うより断捨離しなくてはならない家にも昭和の家電とか食器とか不用品がいろいろあるが売るとなると二束三文だろうなぁ覗いて楽しい古道具屋
先月初めて食べてからリピート確定のギョーザ屋さん元消防士の店主が派手な炎を上げて焼いてくれるのはそれなりの理由があり単なるパフォーマンスではないそうだ具材の刻み方にも拘りがありフードプロセッサーは使わずにすべて包丁で理想の大きさに刻んだりチャーハンもネギの香りを失わないように注文を受けてから刻むなどということを話してくれた具材の配合割合などいろいろ研究して今の形になったそうだメニューも潔い一度に二組しか店内に入れないのもいい炎のギョーザ
昭和の映画館上土シネマ閉館したのは何年前だろう?自分が高校生の頃は市内に7館くらいあった単館は2000年初頭に絶滅した建物が辛うじて残っていた上土シネマが今年の7月からミュージアムとして無料開放されている始めて覗いてみたがノスタルジックな館内の映写室はニューシネマパラダイスだhttps://retro-agetsuchi.com/上土シネマ
諏訪湖の南方に広がる茅野に続く平地部分はかつては湖か湿地帯だったので昔の家や道路は平地両側の山際に作られている東側の甲州街道は何度か通っているが西側山際の未知の道を二度にわたって歩いてみた古くからの生活道路は沿道のそこかしこに石仏石碑がたくさんありまた神社仏閣や湧き水場もいくつかありとても雰囲気がある眺めも良く諏訪湖や八ヶ岳を眺めながら歩くのは気持ち良いSUWAガラスの里に車を置いて1回目はぎょうざの焼吉を目指して片道4キロくらい2回目は市場食堂目指して片道2キロくらいを歩いたぎょうざの焼吉はメニューはタレ餃子とライスと卵チャーハンのみ元消防署員だったという店主の焼くときに派手な炎を上げるのが有名でテレビにも出たことがあるらしいワンオペなので二組しか入れず外で待つこと15分運よく早めに入れて餃子と卵チャー...ぎょうざの焼吉と市場食堂
そろそろ昼飯の時間だ外川にも旨そうな食堂があったが列車時間の都合上諦め銚子駅へ戻る駅から右手に少し歩いたところに暖簾が出ていた吉原食堂こういった昭和の大衆食堂には惹かれるので迷うことなく入店カワハギの煮魚定食とシラスおろしとビールを注文地元にあったら絶対にリピーターになるような店だった食後に銚子の街を少し散策ちょうど「黒潮よさこい祭り」というのをやっていて揃いの衣装をまとった若者のグループがそれぞれダンスのパフォーマンスを披露し競い合っていた結構大々的なイベントのようだが見物客はそれほど多くはなくちょいと寂しいのは加速度的に人口減少しているという銚子の現状を表しているのだろうかそんなことを思いながら駅に戻る途中「日本初の修学旅行到達の地」なんて碑があった明治19年に東京師範学校の生徒がここまで来たそうだ電...銚子電鉄に乗る4:駅前食堂
銚子電鉄終点の旅情あふれる外川駅の待合室には大きな大漁旗が掲げられていてまさに漁業の町の玄関口だブラタモリでも取り上げていたが外川駅から海に向かっての斜面に道路が碁盤の目のように敷かれていてかつては水揚げした鰯を海から何本もの直線道路で斜面上の砂地へ運びそこで乾燥して農業肥料用の干鰯を作り大いに儲けたということだその坂道を下って漁港の方へぶらり散策ひと気の希薄な通りを下っていくと猫が空き家の前の日向で毛づくろいをしているとにかくあちこちに空き家が目立つ民宿の看板を掲げた建物も窓が閉鎖されて営業している様子はないここでも空き家問題は深刻のようだ帰り際駅近くの外川ミニ郷土資料館に寄ってみた多くの展示資料を前にブラタモリにも出演したという元気な90歳近いおばあさん館長さんがかつての栄華を熱く説明してくれたもう少...銚子電鉄に乗る3:ぶらり外川
銚子電鉄は銚子から外川まで6.4キロ10駅所要時間22分で片道運賃350円一日フリー切符は700円ぬれ煎餅などで黒字になったとはいえ鉄道単独事業では赤字ということだ運賃もう少し高くても良いのではと思ってしまう10時発のレトロな二両編成は元京王電鉄カラーということで他にも元南海電鉄や伊予鉄道から譲渡された車両も運用されている乗車券は車内で買うのだが結構混んでいて二人の車掌が忙しく動き回る沿線にはヤマサの大きな醬油工場や犬吠埼灯台などの見どころがあり24時間テレビでヒロミがリフォームして有名になった本銚子駅や髪毛黒生という愛称になっている笠上黒生駅などユニークな駅もある名物の大きな木の茂った緑のトンネルをくぐれば間もなく終点外川だ銚子電鉄に乗る2:10駅22分
宿泊した五井のホテルは以前小湊鉄道~いすみ鉄道に乗った時にも利用した木更津や千葉に比べて料金が安いのと小湊鉄道の車両基地があるのが高ポイント夕食は駅前食堂の「いしばし」家族経営だろうか?予約客でいっぱいだったけれどホールのお母さんは注文を手際よくさばく食事も酒の肴も充実していて安い早い旨いの良い店でした翌朝は6時30分の内房線で千葉駅へ行き総武本線銚子行き各駅停車に乗り換える車内は空いるしボックスシート席があるのはありがたいのだが駅に停まるごとにドアが全部開くのでこの時期の朝はとにかく寒い列車交換で少し長い時間停車するときは車両の3か所のドアが閉まるようにはなっているのだがそれでも寒いこうしてみるとローカル線の開ける閉めるボタンはありがたい機能だ佐倉、八街を過ぎると小高い山と田畑が混在したあまり面白くない...銚子電鉄に乗る1:総武本線は寒い
えっ!昨日(11月27日)久留里~上総亀山までの廃線が正式に決まったということですまぁ残念ですが廃線は時間の問題だったので仕方ないでしょうさて上総亀山駅を出てそのままま木更津へ戻るのももったいないので駅舎がレトロということで途中の馬来田駅で下車ホームと駅舎の間には結構な段差があり年寄り泣かせの駅だが歴史が刻まれた年代物の木造駅舎はとても味があるしばらく駅周辺を散策したりして待合室で列車待ちをしていると地元の60代と思われる男性数人が三々五々集まってきたどうやら木更津で同級会があるらしく楽しそうに話を弾ませていた宿泊地の五井駅に着くと小湊鉄道の車両達が黄昏の中に留置されていた久留里線に乗る4:馬来田駅
久留里駅から先は一日上り9本下り8本と少なくなるしかし以前備後落合駅から乗った木次線の一日上下とも3本に比べればまだマシなほうだ終点上総亀山までは2駅18分次第に辺境感が増してきて時々線路脇の茂った草木が車体を叩く音がするもし廃線になればあっという間に自然に飲み込まれてしまうことだろう到着16分後の同車両の折り返しに乗らないと3時間待つことになる慌ただしく駅舎や終端部や駅周辺の風景をを写真に収めて列車に戻るはて?ここで降りた以上の乗客が乗っているこの前に上総亀山駅に来た列車は約5時間半ほど前でここでそんなに待っていたとは思えないで、帰ってからふと思ったのがバス移動だ調べてみるとやはり小湊鉄道の上総中野駅~上総亀山駅間には路線バスがあり12時20分に中野駅を出ると亀山駅には13時26分に着くそうすれば約Ⅰ時...久留里線に乗る3:上総亀山駅
久留里駅を出て少し歩くと右手に赤色のラーメン文字の桃太郎旗がはためくのが見えるテレビ番組やネットで有名になった「喜楽飯店」2本の道路間を貫く路地にはかつてはいろんな店があっただろうが今はほとんどシャッターが下りているその中で唯一営業しているこの店はまるで昭和40年代から時間が止まっているようだ店の前に座って順番待ちしている常連らしい2人のご老人がそこに名前を書いて待っていろと教えてくれた変色して全然旨そうに見えない食品サンプルや壁に張られたテレビ取材の写真を眺めながら待っていると10分くらいで入ることができた壁一面に貼られたメニューには孤独のグルメの井之頭五郎さんもさぞかし悩むことだろう自分は木更津駅で肉まんを食べたこともありそれほど空腹感も無かったのでラーメン600円を注文味はといえば普通に旨いが店の雰...久留里に乗る2:久留里の駅前食堂
久留里線の久留里~上総亀山間はJR東日本の赤字路線ナンバーワン年間100万円の運賃収入に対して経費が2億3500万円ということで廃線論議の俎上に挙げられるのは当然だ多分、いや確実にこの区間は近いうちに廃線となるだろうという訳で乗り鉄に出かけた始発の特急あずさは東京駅まで行くので千葉方面へ移動するにはありがたい京葉線、内房線と乗り継いで木更津駅から12時6分の久留里線に乗車連休ということもあり2両編成のロングシートは結構埋まっていた木更津を出て程なく田畑が広がり沿道に群生したススキの白穂が電車の巻き起こす風に大きく揺れる逆光にきらめく枯れ尾花の原は耕作放棄地だろうかとにかくやけにススキが目に付く路線だ季節にもよるだろうがあまり面白くもない平凡な景色が車窓を流れ約45分でこの列車の終点久留里駅に到着途中駅での...久留里線に乗る:久留里駅下車
若者はSNSやYouTubeの情報を中高年者は新聞やテレビの情報を信じるようで何が真実かよく分からない世の中だという自分は若くはないが結構YouTube情報を信じてしまうウォーキングについて何本ものYouTube動画があるが京大の先生が週1~2回8,000歩あるけばよいと言っているのを見たという訳で木曜日に次いで週2度目のウォーキングは再度下諏訪駅→上諏訪駅途中ちょうど良いタイミングで観光列車「四季島」が通過乗ってみたいものだが乗車料金は一泊二日で30万円以上らしいので生涯乗ることはないだろう上諏訪までは4.4キロなので8,000歩は軽くオーバー昼食後ブラブラ街歩き「ガールズバンドクライ」というアニメの第7話に諏訪でライブをやるという下りがありそのライブハウス周辺の風景がリアルに描かれているというのをアニ...駅間ウォーク:下諏訪駅~上諏訪駅
坂北駅~聖高原駅はJR営業キロ数4.1キロ青柳宿から麻績宿まで善光寺街道を歩く坂北の青柳宿は坂道の両側に石垣を積んで民家が立ち並ぶが宿場の面影は希薄だ坂の上から石垣の下を通して各戸に水を利用できるようにした水路が珍しい青柳宿を抜けた所にある大切通しは善光寺街道随一の見どころだろう両側の岩面には無数のノミの跡が刻まれ周囲には石仏が祀られているこの先にも小切通しがありここを過ぎると麻績地籍に入る麻績の善光寺街道沿いには木曽義仲縁のスポットが幾箇所かある麻績合戦に向かう義仲の軍馬が笹を一口食べて元気になった一口坂軍馬の蹄の跡が岩についた駒が石義仲の馬が疲れからガックリと膝を折ったという場所のガッタリ(この少し手前から昔痛めた左膝に違和感を覚えたのは偶然だろうか?)中山道なんかもそうだけれど江戸時代に街道を歩く旅...駅間ウォーク:坂北駅~聖高原駅
秋晴れの日曜日ほったらかし農園に玉ねぎの植え付けを終えてから駅間ウォークで岡谷にJR営業キロ数4.1キロで歩くにはちょうど良い距離だほぼ街中を歩くのでルートの選択肢は多く時々グーグルマップを見てあちこちさ迷いながら適当に歩く紅葉に染まる神社やいい感じの踏切に遭遇したりで結構楽しめるもう一度同じルートを辿れと言われても難しい約一時間半で下諏訪駅観光案内所横の休憩室に展示されている国鉄時代の資料が懐かしい駅間ウォーク:岡谷~下諏訪
せっかく守備範囲に入った大衆食堂「白雪」が11月1日で閉店数か月前に閉店した喜龍ラーメンに次いで今年二件目今まで閉店となったお気に入りの大衆食堂は信華園、春華、本郷食堂、美好食堂、二の丸食堂、みやまそば・・・残された駒はあと僅か新規開店することがほとんどない大衆食堂は絶滅危惧一類だ滅びゆく昭和食堂
中井精也さんのてつたびは六角さんの呑み鉄とともに録画しての必見番組その中井さんが木曽福島町のギャラリーで写真展&即売会をやっているということでドライブがてら訪問ちょうど在廊していたので写真集を買ったら自らスマホの連写でツーショットを撮ってくれましたTVで見るそのまんまのキャラで温かでユーモラスな方でしたてつたび
いつでも行けると思っていてなかなか行くことのなかった黒部ダムちょうど秋晴れになったので意を決して行くことに8時に家を出て9時半には扇沢に到着秋の行楽シーズンも一段落したとは言えそこそこの観光客数であちこちからバス待ちの中国人団体客のでかい声が響くバスは30分おきに数台連ねて出ていきトンネル内の途中に設けた二車線部分でダムから来る車両と離合する約15分でダム駅に到着ちなみに運賃は往復で3,200円也二百数十段の階段を上って展望台に立つとお約束の風景が現れその圧倒的スケールに目を見張るがやはり高い所はビビる観光放水は既に終了している対岸にある立山方面へのロープウェイ乗り場までダムの上を歩くが下を覗くのが怖いこれだけのものを昭和31年着工38年竣工という大工事の割には短期間で造ったことに驚く今の時代あんな過酷な...黒部ダム
美鈴湖畔の喫茶ピラータで恒例の松本ぽたりんぐクラブの我楽多市と音楽会一年ぶりの演奏はちょうど風が強くなって楽譜がめくれたり飛んだりで散々我楽多市は自転車関係用品がメインだけれど出品数も参加者も少なくなって低調気味そんな中でF瀬さんが乗ってきたホンダN360が注目の的ボンネットを開けると非力そうな空冷2気筒エンジンの他はスカスカでよくぞ美鈴湖まで上れたと感心(途中一回止まったとは言ってましたが)自動車はお金がかかるのであまり興味を持たないようにしているのですがデザイン的にも一世を風靡したジウジアーロなど昔の車の方が味があってよかったと思うのは歳とった証拠かなホンダN360
少し前のことだが家の庭にある五葉松の近辺に生えていたキノコ以前もハツタケのようなキノコが生えてきてこれは種類は確定できなかったが今回は正真正銘のハナイグチだ松本地方ではジコボウとかリコボウとか呼ばれている既に虫に食われていたので今年はそのまま放置来年はもっと増えるかもしれない家の庭で食用キノコの収穫ができるなんて嬉しいことだハナイグチ
下諏訪駅から上諏訪駅までのJR営業キロ数4.4キロ諏訪大社秋宮の駐車場に車を置いて甲州街道を上諏訪駅まで歩くここも自転車で何度か走ってるし一度歩いたこともある交通量も少なく諏訪湖の眺めも良いし旧街道の雰囲気も残っていて気持ち良い上諏訪駅到着はちょうど昼飯時以前から気になってた食堂「イール亭おおいし」に入ってみたイールとはウナギとかウツボの総称らしくその名の通り温泉うなぎと称するものを売りにしている店だ店主に聞いてみたらウナギを蒸す代わりに52度の温泉に浸けてから焼くそうだしかしうな重5,000円は無理!という訳で小上がりで温泉うなぎを食べている年配ご夫婦を横目に980円のかつ丼とノンアルビールで昼飯電車待ち時間が40分くらいあったのでコーヒーを飲みながら時間潰していたが改札を通ってから気づいたしまった!ホ...駅間ウォーク:下諏訪駅~上諏訪駅
大和ミュージアムは2回目で今回はボランティアガイドさんの説明を聞いてみた今まで知らなかったこともいろいろ聞くことができてこれはこれで面白かったちょうど特別企画展で「山崎貴の世界」をやっていたがこれは松本で見たので割愛この山崎作品の「アルキメデスの大戦」で負け方を知らない日本を救うために国の象徴となるような巨大で美しい戦艦を作り壮絶な最後を遂げることによって日本人の心を目覚めせこの国が亡びる前に身代わりとなって大海に沈む船が大和だというような下りがあった実際無謀な沖縄特攻では上層部は沈める腹積もりだったようだとガイドさんは自説とは言いながら説明してくれた前回時間が無くて入れなかった海上自衛隊資料館の「てつのくじら館」は無料で入れた退役展示された実物潜水艦あきしお内部の見学ができたり掃海艇の活動を知ることがで...広島紀行:大和ミュージアム
呉線は尾道の一つ先の糸崎~広島だが途中の広駅まではダイヤが薄い大久野島へのフェリー乗り場のある忠海駅までは海岸線を走るのでなかなか良い車窓風景だフェリー乗り場に着くと既に多くの観光客がたむろしているこの島はどちらかというとかつて要塞化されたり毒ガスを製造したりした歴史の島というよりウサギの島として人気がでた毒ガス実験用の生き残りが野生化したとも言われているがどうも違うようで地元の小学校で飼っていたアナウサギ数匹を放したのが増えたようで今は1000羽近くいるらしいそんな訳でほとんどはウサギ目当ての家族連れやカップルで毒ガスおじさんは肩身が狭い国民休暇村でレンタサイクルを借りて一周4.3キロの島を回り始める休暇村から少し離れると観光客もまばらで瀬戸内の海風が心地よい毒ガス保管庫や発電所、防空壕など往時の遺構が...広島紀行:毒ガスの島
尾道前回熊本へ行く途中で寄ったのは8年前だった風情ある商店街の雰囲気はほとんど当時と変わらないが三連休と言うこともあり観光客の数がやたら多い二度目というものは新鮮さに欠けてあまり感動がないのだがそれでも新たな発見があったりしてこれはこれで楽しめるものだそんな訳で前回は時間がなくてパスした定番観光スポット千光寺へロープウェイで行ってみた山の上から見下ろす呉の街弧を描いてゆったり走る呉線は中井精也的風景でなかなか良かったちょうど灯りまつりというのを今夜やるらしくて地元の子供や大人そして観光客も交えて作った大きな紙コップのような灯篭を街中に並べて火をともすという多分居酒屋もいっぱいだろうとホテルの食堂でビールと海鮮重の食事を済ませ夜の街をぶらぶらしてみる喧騒に包まれた商店街は家族連れや若者でいっぱいだ店先にいた...尾道
西条駅から善光寺街道を坂北まではJR営業キロ数3.7キロこの連休は出かけるので短めのコースをチョイスここも自転車で2,3回走ったことがあるが車はほとんど通らず気持ちよく歩ける途中養蚕を営んでいたと思われる旧家や道祖神など旧街道の雰囲気を堪能しながら1時間弱で坂北駅近くあらかじめ調べておいた食堂で早めのお昼はラーメントイレに入ったら何と男女兼用のドボン何年ぶりかで使用したが地底に吸い込まれそうな穴に恐怖を覚えたラーメンが早く出てきたおかげで11時59分の電車にぎりセーフこれを逃したら2時間待ちだまぁその時は青柳宿まで行くつもりではあったが帰りの乗車時間は5分駅間ウォーク:西条~坂北
前回はちょっと歩きすぎたので今回はJR営業キロ数6.7キロの上諏訪駅~茅野駅間ウォーク上諏訪駅横の市営駐車場から歩き始めたのはもうお昼近く一応コンビニでランチパックを買っておいたけれど道沿いにどこか良い店があれば入ろうという魂胆国道と並行する裏道を歩いていくと八剱神社近くで気になる看板を発見「楽茶」こっそり覗いてみるとなかなかいい雰囲気で店主が暇そうにカウンターで何かを読んでいた軽食があるようなので入ってみると古本屋を兼ねた和+洋の落ち着く内装のお店だジャズ等のレコードも棚いっぱいにありオーディオもTEAC、Marantzなど凝っている松本にも古本とジャズの想雲堂という喫茶店があってよく行くという話をしたら店主も以前常連だったそうだ元々は鍛冶屋を営んでいてその作業場をリノベーションしたそうで入り口の広い引...駅間ウォーク:上諏訪~茅野
何となくまとまった距離を歩いてみたくなり思いついて岡谷駅から辰野駅までを歩くことにお彼岸過ぎたというのに真夏日に近い夏日だイルフプラザのパン屋で昼飯用パンを購入し10時45分にスタート川岸駅までは旧道もあり車も少ないので右へ左へと日陰を拾いながら歩く沿道の洩矢神社由緒書には健御名方神と争って云々とあり興味がそそられる約一時間歩いて川岸駅到着いつの間にか駅舎が新しくなっていて以前の趣ある姿が消えてしまっていた駅前のベンチに腰を下ろし給水休憩駅の向かいの空き地は3年ほど前に土砂崩れで3人が亡くなってしまった災害の家跡だ歩き始めてやがて人家が亡くなると歩道もなくなりガードレールすれすれを歩くことになる交通量は結構あり大型トラックもビュンビュン走り次の集落までは面白くない道が続くちょうど中間地点くらいにはうなぎの...駅間ウォーク
家人が上田のサントミューゼで音大同窓会の集まりがあるということで送迎待ち時間がたっぷりあるのでウォーキング&ポタリング市役所に車を移動して先ずは小雨パラつく中をウォーキングで駅へ観光案内所でマップをもらい重文の常田館製糸場へ上田へは何度か来ているがここを訪れるのは初めて明治から大正にかけて造られた五階建ての大きな繭倉など7棟が国の重要文化財になっている見応えある内部見学もできてしかも無料は太っ腹だブラブラ適当に歩いていくと横町で上田映劇に出会えたここは以前から気になっていた所だが見るのは初めてだ長野の相生座、伊那の旭座、塩尻の東座とともに貴重な昭和レトロな単館映画館で雰囲気満載道路をまたぐ看板とその横の色褪せたストリップ劇場の看板が最高雨も上がったので車に戻り積んできた自転車でポタリング真田太平記で上田に...上田でウォーキング&ポタリング
霧にむせぶ根室駅で18きっぷに判を押してもらい5時31分の単行ディーゼル車で出発乗客は12~3人くらいこれから新日本海フェリーに乗るために一気に小樽まで移動だ花咲線の車窓風景は霧でほとんど見えないのでディーゼルの響きをBGMにうとうとまどろむ釧路で8時32分発の大空4号に乗り換えさらに南千歳で乗り換え予定その大空4号が途中冷房電気系統のトラブル騒ぎで20~30分ほど停車そんな騒ぎのせいで南千歳で快速エアポート小樽行に乗り換える予定がすっかり飛んでしまい乗り過ごして結局札幌駅まで行く羽目になり乗り越し料金2,000円ちょっと追徴されるエアポートだと18きっぷが使えたのにもったいないことをしてしまった小樽に着いたのは13時41分で根室から約8時間と距離のわりに意外と時間がかからないのは北海道の駅間距離が長いた...北海道旅:小樽へ
車+自転車で北海道を旅してるG氏のソリオに乗せてもらい先ずは日本最東端の駅東根室駅へ早速最東端駅到達の記念写真を撮影我々の他に中年夫婦がホームに誰にでも話しかける気さくなG氏は早速声をかける京都からの観光客だそうだ最北端の稚内と最東端の東根室駅を制覇してみると当然南と西にも行きたくなる最南端はは枕崎線の「西大山駅」で最西端は松浦鉄道「たびら平戸口駅」だその後納沙布岬までドライブ稚内はノシャプ岬で紛らわしいそれぞれアイヌ語由来なことは言うまでもない納沙布へ続く道の両側は起伏の緩やかな丘が続く単調な景色だこの辺り暖流と寒流がぶつかり合う所で霧が多くこの日も生憎の天気で国後島も歯舞群島も見ることができなくて残念納沙布岬に着くと天然冷気のクーラーが心地よい駐車場傍にある北方領土資料館見学でいろいろ資料を見て館長さ...北海道旅:最東端
根室と言えば花咲ガニそれにちなみ根室本線の釧路~根室は別名「花咲線」これでイメージがぐっとアップするその花咲線を走る国鉄末期に製造された北海道仕様のキハ54は冷房はなく扇風機さらに防寒用のデッキ仕切りドアがある寒冷地仕様だクロスシートは転換式でなく半分ずつ逆向きになっていているのだが一応少しリクライニングする2両編成の列車は7割程度の乗車率で2両目の眺めの良い右側が一部指定席になっている窓を開けて走る列車に乗るなんて何年ぶりだろうか?風に乗って車内に流れ込むディーゼルの音と匂いが懐かしい厚岸湾から茶内にかけての別寒辺牛湿原の車窓風景はなかなか素晴らしい個人的には釧路湿原よりこっちの方が感動したここにはタンチョウ鶴が生息していて運が良ければ見れると乗務員が説明してくれた浜中駅にはルパンの大きな看板が飾られて...北海道旅:花咲線
釧路駅到着は10時で根室行快速ノサップは11時15分発一時間以上あるので待合室でパンを食べてからしばらく駅周辺をぶらぶらする駅舎は旧国鉄時代の昭和36年に民衆駅として建て替えられたもので当時の栄華が偲ばれる立派なものだ今は封鎖されてしまったが地下にはデパートもあったという駅中にはお土産屋はもちろんコンビニやおにぎりや昭和レトログッズの店などがあり結構時間つぶしになるホームに入ると釧路湿原の塘路駅行の観光列車ノロッコ号が発車待ちDE10が牽引する4両編成のうち3両はトロッコ列車となっている車内は観光客で満席だノロッコ号を見送った後花咲線根室行の出発となる海の見える右側の席をすでに確保済ノサップは2両編成でそのうち右側の席が一部指定席になっている快速なので青春18きっぷで乗車できるのがありがたい北海道旅:釧路駅で
網走6時38分発釧路行は一両で乗車率7割程度発車してから40分くらいは網走湾沿いに走るので左側の席を確保するオホーツク海の朝日にきらめく波の彼方に浮かぶ知床連山のシルエットや浜辺の風景が美しい2月頃この辺りは流氷に埋め尽くされるのだろうレトロな駅舎の藻琴駅を過ぎると右側にも湖沼が広がりどちらを向いてもなかなか良い景色だ季節限定停車の原生花園駅付近は砂丘に咲く花が車窓を楽しませる知床斜里駅では知床半島に向かう半分くらいの乗客が降りまた少し乗ってきて乗車率5割程度そこからは釧路に向かって内陸部に90度向きを変える左手の広大な畑の彼方には斜里岳が裾野を広げる畑で栽培されている濃い緑の作物は砂糖大根だろうか?見たことのない葉っぱだ屈斜路湖や摩周湖のある川治温泉駅に近づくと霧がまいてきた条件反射のように布施明の「霧...北海道旅:釧網線
網走の駅前は大手ホテルが2棟と店が少しあるだけで繁華街は5~600メートルくらい離れた所にあるその近くのホテルに投宿し先ずは洗濯衣類は翌日には乾くように速乾性のものを最低限しか持ってきていない一休みしてから居酒屋探訪古びたアーケード街のあちこちシャッターが下りているのはお盆のせいか閉店しているのかわからないが多分後者だろう飲み屋はその一角に集中しているが居酒屋はそんなに多くはない直観的に居酒屋難民になることは予想がついてまさにビンゴさてどうしたものか?居酒屋の並びにあったギネスバーを覗くと客は一人もおらずマスターがカウンターの中で暇そうにしている店の前のメニュー看板を見るとよだれどり塩ラーメンとか焼きそばとか丸くないたこ焼きなどが並んでるとりあえずビールが飲めて飯が食えれば良いと入店よだれどりをつまみにク...北海道旅:網走の夜
網走着15時55分旭川から6時間40分だけれど列車の中で立ったり座ったり乗り換えたりで疲労感はほとんどない北国はさぞかし涼しいかと思いきや駅の温度計は32度網走の鉄板と言えばやはり刑務所レンタサイクルは4時までなので借りれず駅から徒歩30分くらいだというので荷物を担いだまま向かう日陰を拾いながら歩くが海の近くは湿度が高く汗が噴き出す網走川に架かる鏡橋は娑婆と監獄の出入り口で受刑者は入るときも出るときも必ず渡る橋だ約50メートルのこの橋を渡ると歴史ある重厚なレンガ塀が続くが一部工事中の柵が巡らされていてちょっと雰囲気がスポイルされていて残念だ「幸福の黄色いハンカチ」で健さんはここから出所して川を渡った所にあった食堂でかつ丼とラーメンを食べたのだった残念ながらその食堂は今はなくなっているし周囲も随分様変わりし...北海道旅:網走刑務所
遠軽着12時38分以前から一度来てみたかったスイッチバックの駅だスイッチバックの先にはかつて名寄本線が伸びていたのでターミナル駅としての面影が偲ばれる乗り換え時間は30数分あるので一旦改札口を出て駅前探索人工2万人弱の比較的大きな町で駅隣には立派な町営の文化交流館があり大きな病院も見える遠軽13時14分発乗り換えといっても車両はここまで来たそのままのDECMOだ旭川から乗り継いできた18きっぱー7,8人を含め席の埋まり具合は7割くらいかここで進行方向が逆になり網走に向かう生田原駅を過ぎると常紋トンネルに入るこのトンネルはタコ部屋労働で建設されたことで有名で完成までに100人を超える死者を出している反抗的なものを撲殺してトンネルの壁に人柱として埋め込んだという話もありトンネル修理の際に実際に頭蓋骨に損傷のあ...北海道旅3:遠軽のスイッチバック
旭川から上川までは約一時間ここは層雲峡への最寄り駅であり高梨沙羅の出身地でもあるだそうだ乗り換え待ち時間は約一時間駅前をぶらぶらしたり写真を撮ったりして時間を潰すよく言えばすっきりしているし悪く言えば何もない駅前広場はやけに広く冬の除雪が大変そうだというより除雪した雪を積み上げるスペースがあっていいのかもしれないそういえば旭川の駅前も随分広かったここまで乗ってきた乗客の多くは層雲峡へ行くらしく11時18分発遠軽行の席の埋まり具合は6割程度に減った上川から遠軽までは76.2キロだがその間に駅は3つしかないその中でも上川~白滝間は3つの駅が廃駅となり37.3キロでJR最長駅間だ約40分間止まることなく走り続けるこの区間はまるで特急列車だ北海道旅2:日本最長駅間
北国の早い夜明けに起こされ石北線上川行き9時16分まで時間を持て余すホテルでゴロゴロしていてもしょうがないので朝食を済ませて早めに駅へ行く旭川駅の裏口(南口)はすぐそばに大きな川が流れていて駅とその川の間は「あさひかわ北彩都ガーデン」という緑地公園になっている駅のコンビニで昼飯用パンを調達してその公園の木陰ベンチでのんびりと時間を潰す東北地方には台風が上陸ということだが北国の空は晴れ渡って爽やかな風が心地よい30分ほど前にホームに行くと既に入線していて18きっぱーらしい数人が乗っている自分もここからは18きっぱーだ結構空いていると思いきやそのうちにぞろぞろ乗り込んできてほぼ満席で立ち客も10人くらいいる単行の気動車は定刻に旭川駅を後にする北海道旅:北国の青い空
糸魚川で大糸線に乗り換え大糸線の糸魚川~南小谷間はJR西日本が管轄で南小谷からはJR東日本になるJR西日本区間は非電化で架線が無くとてもスッキリした風景が楽しめるしかしこの区間はまた中国地方のローカル線とともにJR西日本の赤字お荷物路線でもあり廃線か存続かの議論が行われているもし自然災害で線路や橋梁が崩壊したらこれ幸いにと廃線に追い込まれることは明らかだそんな危惧もあり今のうちに記録を残したくてひたすらビデオを回し以前の動画や写真を合わせて編集してみた大糸線廃線の危機迫る
直江津から糸魚川まで日本海ひすいラインに乗車この区間は結構見どころが多くて楽しい路線だ①何と言っても海岸線を走るので日本海の景色が楽しめる②頚城トンネル内のモグラ駅筒石駅に停車③海に近い有間川駅の趣ある駅舎(今年からその一角が喫茶レストランになっている)④糸魚川手前には交流と直流を切り替えるために架線に電気の通っていないデッドセクションの表示がある単行の電車はそこそこ混んでいて後から乗ってきた親子に席を譲り前面展望を満喫する糸魚川までは50分くらいだ※日本のデッドセクションより日本海ひすいライン
直江津駅到着は11時半ちょうど昼飯タイムだ以前テレビ東京で放映していた「鉄オタ道子、2万キロ」テレ東的マニアックで面白い番組だったその中の筒石駅の回で道子(玉城ティナ)が旨そうに食べていたのが直江津名物の駅弁「鱈めし」昼飯はこれに決めていたしかし駅舎の中を見回しても鱈めしどころか駅弁も立ち食い蕎麦もないきょろきょろしながらとりあえず外に出てみるとあった!正面のホテルハイマートの一角に駅弁ののぼり旗鰊めし鮭めしなどもあったがここは迷うことなく鱈めし1400円なり棒鱈の甘露煮にタラコ、鱈の親子漬けなどが敷き詰められていて大満足おいしくいただいた後4回目の乗り換えで日本海ひすいラインを糸魚川に向かう以前自転車で訪れたモグラ駅の筒石駅を電車で通るのが楽しみだ直江津の鱈めし
越後線の終始発駅と言うより信越本線の柏崎駅に到着したのは10時ちょい前この駅は何度も素通りしていて降り立つのは今回が初めてだ駅舎正面には「水球のまち柏崎」・・・さて?駅前に「ぷらっと」という桃太郎旗が目についたので入ってみる土産屋兼喫茶で地元の有志が営業しているのだろう農家持ち込みの野菜なども売っている店内の一角には懐かしの昭和レトログッズが展示してありお宝鑑定団に出せば結構な値の付きそうなものもある200円のコーヒーを飲みながら店番のおじさんと談話「水球のまち」とは駅の目の前にあるブルボン本社お抱えの水球クラブチームの拠点と言うことでオリンピックの代表選手にも何人か出ているそうだ昭和レトログッズは近所にコレクターがいてたくさんあるグッズを定期的に入れ替えしているとのことだそんな四方山話をして時間を潰して...越後線:柏崎駅
新潟駅発7時19分の越後線で内野駅下車大学の教養部時代の乗降駅だ当時の面影はまったくなく駅舎は立派な橋上駅になっており列車の待ち時間によく立ち読みしていた駅前の書店もすでにない新たに整備された駅前ロータリーには遠藤実の立派な顕彰碑が建立されていたなんでも戦時中に内野小学校に疎開してから17歳までこの地に暮らしその時の経験が曲作りの原点になっているようだ20分ほど駅前を散策して吉田行の電車に乗車田園風景の彼方には学生時代に登った角田山と弥彦山吉田到着後数分の待ち合わせで柏崎行きに乗り換えるここから本数がぐっと少なくなりこの次の柏崎行は4時間後だ各駅での乗降客はほとんどなくほぼ空気輸送越後線:内野駅
学生時代から8年間過ごした新潟へ行くのは朱鷺メッセ完成直後以来だから約20年ぶりか駅舎は現在工事中だが大きく変貌し駅直結のバス乗り場もたいへん便利になった荷物をホテルに預けバス乗り場に戻る古町に降り立つと数年前に閉店したという三越の入り口はシャッターで閉ざされているのが寂しい古町界隈の衰退を象徴しているようだこの日はちょうどジャズフェスティバルをやっていて結構賑わっていたが普段はどうだろうか?とりあえず昼飯ここは「とんかつ太郎」一択だ1時半ころだというのにまだ行列で20分以上待ったしその後も客足は絶えなかった20年ぶりに出会えた安定の旨さに喜ぶ胃袋母校から住んでいたアパート辺りまでぶらぶらして40年前に戻ってみよう古町にはいつの頃からかドカベンキャラの銅像があちこちに立てられていて鬼太郎キャラ銅像の境港を...新潟:とんかつ太郎で昼飯
雨を表す言葉はいろいろあるけれど季節感あふれる梅雨は傑作のひとつですねそんな訳で雨の日は梅干と梅酒とレモン酒仕込み梅干は何度か作っているけれど梅酒、レモン酒は初挑戦と言っても何も難しいことはない梅は洗ってヘタを取って氷砂糖とホワイトリカーを入れるだけレモンは皮をむいて同様に甘さ控えめにしてみましたハイボールが楽しみです梅雨の楽しみ
飛騨金山で筋骨めぐり
何年か前に自転車で郡上八幡からの帰りに立ち寄った飛騨金山飛騨街道の宿場町の面影を残した趣ある町並みにいつかゆっくり訪れてみたいと思っていたそんな町に筋骨めぐりというものがあることを知ったのは比較的最近のことだ筋骨とは飛騨地方の呼び名で細い路地が迷路のように絡み合っている公道のことでまさにあばら骨や筋のイメージだそこに住む人たちの近道としてのこの共同道路をめぐることが観光資源にもなっている路地や水路を跨ぐ渡り廊下でつながった家水路にオーバーハングしたハウルの動く城のような家タイル張りが美しいかつての昭和の銭湯などなど不思議な昭和の空間だったが朽ちていく家もあり戦後の建築基準法や消防法制定以前に造られたこういったおおらかな建物はやがて消滅していくのだろう全部公道です飛騨金山で筋骨めぐり
久々の北国街道再訪今回の主目的は昭和レトロ食堂で昼飯上田市役所に車をデポして北国街道を北上かつて養蚕で栄えた大きな家々が建ち並ぶ塩尻地区の風景はお気に入りその手前の道標の碑の所で大きな桑の木に桑の実がたわわになっているのを発見私有地ではなさそうなのでちょっと頂くつもりが結構食べてしまった何十年ぶりだろう程よい自然の甘さに手と舌も真っ青だ近くにあったこれは蚕種の保存蔵だろうか?昼は以前走った時に気になっていたまちだ食堂SBCのテレビ番組にも取り上げられていた鉄板ナポリタンをいただく熱々ソースたっぷりでとても旨かった近くにあったらリピーター間違いなし食休みを兼ねて近くの千曲川バラ公園へちょいと遅くて結構枯れた花が目立った前回は戸倉上山田まで行ったが今回はここが終点帰りは向かい風の千曲川管理道路北国街道:桑の実と昭和食堂
以前から気になっていた食堂「白雪」まさに絶滅危惧種のザ・昭和食堂カウンターからは長年使い込んだ器具が雑然とも見えるが効率的配置なのだろう厨房が丸見えで70歳過ぎと思えるおじさんおばさん4人が手際よく動いている注文したチャーハンが来るまで厨房を見ていて飽きないメニューが多い上に量も多く肉体労働や若者には人気がありそうで色々食べてみたい店を出るときおじさんヘルメットかぶってスーパーカブで出前に出かけるところだったこれも今となっては珍しい昭和の風景だ蛇足だが店に行く途中薄川沿いで見かけたガードレールかなり古いもので珍しい形状だった昭和食堂「白雪」
宗谷本線で稚内へ:動画
鉄道最北の駅稚内着12:07分駅の風景はYouTubeで見ていたので分かってはいたが実際降り立つとやはり感激だいそいそと定番撮影ポイントをカメラに収めるしかし寒い!駅前の温度計は9.7度ダウンベストを持ってきたのは正解だレンタサイクルを借りて先ず昼飯寒いのでラーメンを食べたかったが数少ない食堂はどこもいっぱい結局セイコーマートの味噌ラーメンを店の外でかき込む駅周辺の有名な防波堤などを見てからノシャップ岬へ向かう海岸線を走って約15分か20分くらいだ沿道には小石を敷き詰めた昆布干し場などがありなかなか風情がある岬に着くと遠くにどっしりとした利尻富士がうっすらとであったが見えたのはラッキーだった市内に戻って散策後宿にチェックイン宿の窓からは宗谷岬とはるか彼方にぼんやりと樺太の島影が見えた夜はシマホッケを肴に一...宗谷本線で稚内へ:寒い!
ホームで入線を待っていると冬用の大きなシュラフをリュックに括りつけたおじさんが親しげに話しかけてきたやはりこれから稚内行くということで夕べは公園で寝たが寒くてよく寝れなかったとか新潟からGWなのに予約なしでもフェリーに乗れたとか面白そうなオッサンだった列車の中でも利尻島で仕事していて屋根から落ちて死にそうになり稚内の病院に入院していたとか札幌で代行やっていて冬は怖かったとかそんな自由に生きているような人の話を聞くのは面白いそのオッサン含めて10人ほどの客を乗せた2両編成の気動車は6時3分に旭川駅を出発した数年前に途中の12駅が廃駅になって所要時間が短縮されたと言っても稚内までは6時間だ距離は約300キロ名寄で一両が切り離されそこからは単行となる名寄以北は趣ある木造駅舎や秘境駅と言われる駅もあり乗降客はほぼ...宗谷本線で稚内へ(4):各駅停車でいざ稚内
旭川の駅に降り立つとちょっと不思議な感じがする北海道のこんな内陸の盆地にどうして北海道第二の人口30万人を超える大きな街ができたのだろう?どうやら明治期に陸軍が札幌から移転して軍都となりその関係物資輸送や人の往来が盛んになったことがベースのひとつになっているようだ土地の余りある北海道らしく駅前の贅沢に広いスペースの周囲にはホテルやイオンの大きなビルが立ち並ぶJRホテルにチェックイン後夕飯ついでに街ブラ札幌もそうだけれど格子状にきっちり区画された街はいまひとつ面白みに欠ける北海道名物のひとつはジンギスカン有名店だろうかまだ5時過ぎだというのに店の前と通りの反対側の待合所には順番待ちの多くの人たち聞えてきた呼び出し番号は40数番だったジンギスカンなら信州でも食えるメインストリートを外れところにあった年配ご夫婦...宗谷本線で稚内へ(3):旭川の夜
5月3日大宮発6時25分のはやぶさは当然ながら満席仙台、盛岡と空席が増え新青森からはガラガラだ青函トンネル走行時通常は貨物列車とのすれ違いの風圧を減らす為速度を160キロに落とすがゴールデンウィーク中は一部の貨物が運休となるということで260キロで走るそうだただ今回乗った便は速度を落としたようでトンネル通過に30分近くかかった最深部海面下240メートルの長いトンネルはどうもいやだ早く通り過ぎるに越したことはない新函館北斗駅到着10時22分11時5分の北斗9号に乗り換えて札幌着は14時41分の長丁場昼飯用の駅弁を買うがさすが北海道旨そうな駅弁目白押しだイカにニシンにウニいくらしばし悩んだ末とりあえず定番カニ飯弁当を購入竹の子の千切りが入っていて良いアクセントになっていて旨かった函館始発の北斗は満席で隣も後ろ...宗谷本線で稚内へ(2):駅弁に迷う
5月2日午前中で仕事を切り上げいざ北海道へ明日の朝イチの新函館北斗駅まで行くはやぶさに乗るために大宮で前泊先ずは松本駅前で昼飯イイダヤ軒のかき揚げ蕎麦か松屋の牛丼か・・・・・そうだ!久しぶりに高橋食堂にしようという訳でここのカレーライスは初めて食べてみたがキッチン南海同様好みの味だしなの、あさまと乗り継ぎ4時前に大宮のホテルにチェックインしてかねてから訪れてみたかった氷川神社へ約二キロ続くケヤキ並木の参道は評判通りなかなか素晴らしいしかしあまりにも大木ゆえ枯れ枝が落ちてこないかとか秋の落ち葉掃除は大変だろうとか負の思考を巡らしてしまう境内には何故か戦艦武蔵の碑があった傍らの説明文を読むと艦内神社として氷川神社が分祀されていたとのことだ帰り道に好みの昭和レトロな食堂を見かけたが今日は休業しばらく駅近辺をぶら...宗谷本線で稚内へ:大宮氷川神社
「ブログリーダー」を活用して、バッタモンさんをフォローしませんか?
gooブログサービス終了につきアメブロに引っ越しいたしました。タイトルも「バッタモンの雑記帳」に変更いたしました。https://ameblo.jp/osyaka007/ブログ引っ越し
お知らせgooブログが今年の11月で閉鎖されるようで、それに伴いデータがアメーバブログに移行できるようなので近々そちらに引っ越しを予定しております。https://ameblo.jp/osyaka007/ブログの引っ越し
新清水トンネルを抜け魚沼郡のスキー場エリアに入るとそこはまだしっかり冬景色。この辺りの春の訪れはいつ頃なのだろうか?松本では桜が満開だった。土合駅9時52分長岡行4両編成の乗客はまばらでボックスシートに一人掛け。まだ雪に覆われた魚沼平野とその東端に屏風のように連なる越後の山々の車窓風景を、渋川駅の売店で買ったやたら硬いグミを食べながら眺めていると越後川口までの1時間半は全然退屈しない。越後川口到着はちょうど昼飯時。昨年、只見線に乗った帰りに駅前の寿司屋で旨いランチを食べたが本日休業だったので、少し歩いて国道沿いの蕎麦屋であなご天ぷら+ビール+カレー蕎麦をいただく。時間調整で駅近くのミニスーパーを覗いたら好物の棒鱈を見つけた。地元でも買えるだろうが女房は絶対に買ってこないだろうし旅先では少しでもお金を落とそ...モグラ駅から上越線~飯山線~上越新幹線~篠ノ井線
新清水トンネルの完成は昭和42年で、その時に斜坑を利用した土合駅が地下70メートルのモグラ駅として誕生した。地上の改札口に出るまで486段の階段を上らなくてはならない。そのまっすぐ地上へ向かう階段の前に立ってみると思わず、おおっ!!以前訪れたえちごトキめき鉄道の筒石駅もモグラ駅だけれどトンネルのスケール感は土合駅の方が一枚上で日本一と称するに値する。大江戸線の六本木駅は別として・・・しばらくホームを探索。本来は待避線と通過線があったようだが上越新幹線開業後列車の本数が激減し待避線の必要がなくなり、通過線の方にホームが増設され待避線の方はレールが剥がされ封鎖されている。待合室の隣の元指令室はビール貯蔵庫に流用され、トンネル内の一定温度を利用してクラフトビールを熟成させているのがガラス戸越しに見える。これはモ...モグラ駅:その2
知らない街をぶらぶらするのは面白くて好きだ。昨夜泊まった渋川の街は地味で興味深い所があまりなかったが、タイミングよく入れた居酒屋でおいしい肴でお酒を飲むことができたのはその街の良い思い出となる。店名の「クロ」とは店主の黒々とした毛量豊かな頭から名付けたのだろうか?だったら面白いが年を取ったら「シロ」だ。翌朝、意外と充実したホテルのバイキング朝食を食べて7時38分の上越線水上行に乗車。小雨に煙る利根川沿いの車窓風景をぼんやり眺めつつ30数分ほどするとやがて対岸に水上温泉のホテル群が見えてきた。よく見るとここも以前訪れた飯坂温泉同様大きな廃墟ホテルが目に付く。バブル時代に建てられた大規模ホテルの倒産廃墟化はあちこちの有名温泉地が抱える大きな問題で、多くの廃墟系ユーチューバーがその実態をアップしている。水上駅で...モグラ駅その1
穂高駅ロータリー脇にある地ビールが飲める店。カキフライと塩豆をつまみにペールエールいただいて魚のあら汁付スパイシーカレーで〆。メニューも結構あり魚系の定食も気になったが、多分何を食べても旨いだろう。「リゾートビューふるさと」のお昼の弁当がネットで注文できるそうだ。「鉄道で巡る信州酒蔵スタンプラリー」というイベントの加盟店だったので応募用紙にスタンプを押してもらった。抽選で日本酒やワイン、ビールなどが当たるそうだ。駅前食堂:安曇野ブルワリー
松本駅からSuicaの使えるエリアが拡大したということで早速利用。と思ったが改札で拒否られた。以前にも一度拒否られてその時は紙の切符で乗車したのだが、コンビニ、自販機、旅先のバスや市電などでは普通に使えていたので、対応していないのかな?くらいにしか思わなかった。しかし、今回は使えることが確実なので駅員に聞いてみたら、一昨年勝沼からSuicaで乗車して初狩まで行ったのだが、その時の清算ができていなかったのでJRでは拒否られたということだった。そういえば駅構内の写真や動画撮っていてそのままうっかり出てしまったのだろう。その時の写真を見てみるとちゃんと簡易Suica改札機があった。何百万というデータを捌いているデジタル恐るべし。Suica
再開発という名の破壊から辛うじて逃れられた篠ノ井線明科駅近くの三好食堂。暖簾が出ているだけで店の名前も出ていないので、知らないとここが食堂とは気が付かないだろう。摺りガラスの窓越しに並べられた食器類が辛うじて食堂の証となっている。参政党から共産党、自民党、幸福実現党まで壁に貼られた政党ポスターは、節操がないわけでなく頼まれれば断らないという店主の気前良さだろう。昼のピークも過ぎた時間に入店すると他に客はいなく朝ドラの再放送が流れていた。手書きのメニュー表の価格設定を見ると、ここ何年も据え置きだろうという感じで嬉しくなる。とりあえずビールとモツ煮を注文。モツ煮は意外にも鳥モツでレバー、砂肝、鳥皮がこんにゃく玉ねぎなどと煮込まれていてこれはこれで旨くビールによく合う。〆を何にしようか?ラーメンもカレーもチャー...駅前食堂:三好屋食堂
「キッチンきこり」何となく洋食屋のような店名だがこてこての昭和食堂で大糸線北松本駅の脇にある。店の佇まいからして半世紀近く営業している感じだが入ったのは今回が初めて。土曜日のせいか他に客はいなく初老夫婦が暇そうにしていた。メニューはごく一般的な食堂メニューで表の裏側は英語表記になっていた。近くにゲストハウスでもあって外人も来るのだろうか?カツカレーを注文して店内をじっくり眺める。壁には御嶽海の飲酒運転根絶ポスターなどいろいろなものが張られていて典型的な昭和食堂だ。ピンクと白のチェックのテーブルクロスが雰囲気をさらに盛り上げる。カツカレーのご飯は少なめにしてもらったが普通の量くらいあった。これだと普通盛とか大盛はどのくらいになるのだろうか?カレーはおいしかったが御飯が少し柔らかいのとルーが少なかったのはちょ...駅前食堂:キッチンきこり
秘湯の部類に入るのだろうか?4軒ある温泉宿の一軒の玄関先に「日本秘湯を守る会」の提灯がぶら下がっていた。「霊泉寺温泉」とはいかにも効能がありそうな名前だ。ここの共同浴場に前回来たのは10年ほど前だったか、その時は入湯料100円だったが三才山の有料トンネルが往復で1000円かかった。今はトンネルは無料になったが入湯料200円で4月からは250円になるそうだがそれでも安い。200円を料金箱に入れて中に入ると、脱衣場は狭いが風呂場は意外に広く1.8×3.6メートルくらいある浴槽には先客一人が入っていた。カランは4か所でシャワーはない。もちろんボディーシャンプーとかもない。源泉かけ流しということで最初入った時には熱いと思ったがすぐに慣れて適温に感じ、温泉成分がじわじわと体にしみ込むような気がする。鄙びた昭和の湯治...霊泉寺温泉
テレビに映っていたのを家人が見て懐かしい!と言って、早速ネットで調べて取り寄せていた。とっくに無くなっていたものと思っていたらまだ製造されていたんですねぇ。気化熱を利用した微妙な温度差でエーテルが上下するらしい。吉田類が酒場放浪記でコップ酒飲むときによく言うやつだ。昭和の香り:水飲み鳥
スケルトンのエレキギター・・・・じゃなくてハサミ。刃物の町関の工場で作られたもので、家人が楽器店で見つけて面白いと言って買ってきてくれた。さすがにメイドイン関、切れ味は申し分ない。スタンド付きなのでとりあえず飾っておきますか。関のエレキギター
2025年3月15日のダイヤ改正でJR北海道の東滝川駅、東根室駅、雄信内駅、南幌延駅、抜海駅の5駅が廃止された。昨年は北海道乗り鉄で東滝川駅以外は車窓から見たり訪れたりした駅だったので一抹の寂しさを感じた。少子化と過疎化で北海道の鉄道は今後ますます厳しい状態が続くでしょう。秘境駅の糠南駅や小幌駅は残してほしいものですが路線そのものが廃線となるかも知れませんね。東根室駅雄信内駅南幌延駅抜海駅JR北海道の5駅が廃駅
創業60年以上でソース焼きそば一筋の「たけしや」に入ったのは、久住昌之氏が宇都宮の激渋焼きそば専門店のソース焼きそば礼賛のエッセイを読んだからだ。たけしやに来たのは何年ぶりだろうか?だいぶ前にリニューアルされて店内はおひとり様に優しいレイアウトになっているのがうれしい。焼きそばは加える具材と量で値段が変わるがキャベツ焼きそば並み500円からで、今日は少し奮発して肉野菜焼きそば950円とキリンラガー中瓶を注文。焼きそばの出てくるのが早いのはソース焼きそば一本に特化しているからで、この店独特の太麺にしっかり絡んだ甘辛酸っぱいソース味が旨く、口中に以前食べた時の記憶が蘇がえり幸せホルモン放出だ。卓上には紅ショウガ、ふりかけ、七味、ニンニク酢、ソースが置いてあり追いソースで味変。並みでも自腹満足「いただきました」...松本でソース焼きそば一筋60数年:たけしや
普段使う調味料の中で、手前みそという言葉が生まれたたくらいで味噌ほどその味や香りがバリエーションに富んだものはないだろう。原料や蔵によってはもちろん、同じ蔵でも塩と麹の割合や熟成度でまったく違った味や香りになる。そんな味噌が好きで道の駅では必ず地元で作られているのをチェックするし、出先で味噌屋があれば寄ってみる。そんな訳で仕事場には常時5種類くらいのストックがあって昼飯の時に自分で味噌汁を作ってスタッフにも振舞っている。一概には言えないけれど味香りはやはり値段に比例していると思う。先日、茅野の味噌蔵で買ってきたこの味噌、さてどんな味かな?味噌
以前Tさんのブログで、街歩きの途中に出会った自分の口座のある銀行のATMに千円(?)を入れる、いわゆるウォーキング貯金をしていることを読んで、なるほど自分もやってみようと思いつつも実行には至っていなかった。先日読んだ本に「旅行貯金」の事が書いてあった。全国津々浦々に2万局以上ある郵便局、旅先のその窓口で入金すると本来空欄になる支払金額欄に局名スタンプを押してもらえるということを知った。一説には昭和30年代に貸し切りバスの運転手やガイドの間で流行して昭和末期に広まってきたらしく、スタンプは本来業務用のものでどこの局にもあるらしい。ということで、試しに地元の郵便局窓口でその旨話しをして入金したら快く押してくれた。これから茅野へ行く予定なのでそこでも入金して押してもらおうと思っていたが、昼にビールを飲んだらすっ...旅行貯金
丁寧に下ごしらえされたモツは程よい柔らかさで味付けも濃くなく余計な具材も入っていないのが潔く、ビールのあてによく合う。店内はその大きな外観に似合わず大小のテーブル2席と小上がり3席とこじんまりしているが、二階では宴会もできるようだ。メニューは丼物、定食、麺類などの王道系。ここ茅野市の「食事処やまと」はいかにも昭和の食堂で先客のテーブルでは作業員風の男性4人が旨そうにトンカツなどを食べていて、若い女子は寄せ付けないような雰囲気がうれしい店だ。追加の肉野菜炒めも味付けが濃すぎずおいしくいただけた。店の近くには「発酵パーク」と冠された味噌工場があり、工場見学ができるようなので歴史の詰まった味噌蔵や機械類を興味深く見学させてもらった。蔵の奥には御柱博物館、貧乏神神社なんてのもあり、土産コーナーやカフェコーナーも併...茅野さんぽと食事処やまと
昭和27年に生まれて以来ビタちくと呼ばれ信州人のソウルフードとなっているスギヨのビタミンちくわ。製造は石川県だけれどその7割が信州で消費されているという。能登半島地震では工場が甚大な被害を受けたものの無事再起を果たした。海なし県信州人にとって魚のすり身を使用したちくわは当時貴重な食材で、スギヨは鮮度を保つためにちくわの穴の部分に塩を詰め木箱に入れ輸送したので、食塩とのセット商品として人気が出たということだ。塩は当時専売制だったから自由に流通できなくその点で貴重だったのかもしれない。いずれにしてもイナゴ、蜂の子、ザザムシ、蚕の蛹まで蛋白源として食する信州人にちくわは手ごろな蛋白質供給食材でもあったのだろう。そのうえビタミンとつくくらいで脂溶性のAとEが多いらしい。マルチな素材としていろんな料理に使われるが、...ビタちくたい焼き
以前、松本から上総亀山へ行く途中、木更津駅で途中下車しようと思ったら切符が自動改札機から出てこない。駅員さんに聞いたらここで途中下車すると前途無効になってしまうということだ。駅員さんに改札機から出してもらいよく見ると確かに書いてある。営業キロ数101キロ以上だと途中下車ができるということは頭にあったが、松本駅が東京近郊区間に含まれるとは知らなかった。つまり、「大都市近郊区間内相互発着」の乗車券はルートが多岐にわたるので最短距離で計算してあるため途中下車できないということだ。もし途中下車したいなら近郊区間に含まれない北松本駅からの切符を買えばいいことになるが乗車ルートの設定が必要になるということだ。この近郊区間が設けられているのが東京、仙台、新潟、大阪、福岡ということで注意が必要となる。このルールを利用した...途中下車のルール
味噌カツといえば名古屋、八丁味噌ベースのアレが思い浮かぶがここのはちょっと違う。信州味噌を使ったタレを纏ったロースカツ丼で、しょっぱ過ぎず甘すぎず出しゃばらずに優しい味噌味がカツの旨味を引き立ててくれる絶品だ。半透明のフレーク状のものが下に散らしてあるがこれは諏訪盆地特産の寒天で、味も触感も主役の邪魔をしなくビジュアルを引き立てる名脇役といったところか。とにかく見た目、味ともに唯一無二の味噌カツ丼だと思う。入り口は初めてだとちょっと入るのをためらうような造りだが、ドアを開けると中は結構広くカウンターもある。注文は今時のQRコードを読み込むシステムになっていてメニューもいろいろあり全部旨そうで悩む。居酒屋メニューもあり奥のテーブルではおっちゃん達が旨そうに一杯やっていた。それにしても最近トンカツ食べすぎか(...信州諏訪みそカツ丼
飛騨金山で筋骨めぐり
何年か前に自転車で郡上八幡からの帰りに立ち寄った飛騨金山飛騨街道の宿場町の面影を残した趣ある町並みにいつかゆっくり訪れてみたいと思っていたそんな町に筋骨めぐりというものがあることを知ったのは比較的最近のことだ筋骨とは飛騨地方の呼び名で細い路地が迷路のように絡み合っている公道のことでまさにあばら骨や筋のイメージだそこに住む人たちの近道としてのこの共同道路をめぐることが観光資源にもなっている路地や水路を跨ぐ渡り廊下でつながった家水路にオーバーハングしたハウルの動く城のような家タイル張りが美しいかつての昭和の銭湯などなど不思議な昭和の空間だったが朽ちていく家もあり戦後の建築基準法や消防法制定以前に造られたこういったおおらかな建物はやがて消滅していくのだろう全部公道です飛騨金山で筋骨めぐり
久々の北国街道再訪今回の主目的は昭和レトロ食堂で昼飯上田市役所に車をデポして北国街道を北上かつて養蚕で栄えた大きな家々が建ち並ぶ塩尻地区の風景はお気に入りその手前の道標の碑の所で大きな桑の木に桑の実がたわわになっているのを発見私有地ではなさそうなのでちょっと頂くつもりが結構食べてしまった何十年ぶりだろう程よい自然の甘さに手と舌も真っ青だ近くにあったこれは蚕種の保存蔵だろうか?昼は以前走った時に気になっていたまちだ食堂SBCのテレビ番組にも取り上げられていた鉄板ナポリタンをいただく熱々ソースたっぷりでとても旨かった近くにあったらリピーター間違いなし食休みを兼ねて近くの千曲川バラ公園へちょいと遅くて結構枯れた花が目立った前回は戸倉上山田まで行ったが今回はここが終点帰りは向かい風の千曲川管理道路北国街道:桑の実と昭和食堂
以前から気になっていた食堂「白雪」まさに絶滅危惧種のザ・昭和食堂カウンターからは長年使い込んだ器具が雑然とも見えるが効率的配置なのだろう厨房が丸見えで70歳過ぎと思えるおじさんおばさん4人が手際よく動いている注文したチャーハンが来るまで厨房を見ていて飽きないメニューが多い上に量も多く肉体労働や若者には人気がありそうで色々食べてみたい店を出るときおじさんヘルメットかぶってスーパーカブで出前に出かけるところだったこれも今となっては珍しい昭和の風景だ蛇足だが店に行く途中薄川沿いで見かけたガードレールかなり古いもので珍しい形状だった昭和食堂「白雪」
宗谷本線で稚内へ:動画
鉄道最北の駅稚内着12:07分駅の風景はYouTubeで見ていたので分かってはいたが実際降り立つとやはり感激だいそいそと定番撮影ポイントをカメラに収めるしかし寒い!駅前の温度計は9.7度ダウンベストを持ってきたのは正解だレンタサイクルを借りて先ず昼飯寒いのでラーメンを食べたかったが数少ない食堂はどこもいっぱい結局セイコーマートの味噌ラーメンを店の外でかき込む駅周辺の有名な防波堤などを見てからノシャップ岬へ向かう海岸線を走って約15分か20分くらいだ沿道には小石を敷き詰めた昆布干し場などがありなかなか風情がある岬に着くと遠くにどっしりとした利尻富士がうっすらとであったが見えたのはラッキーだった市内に戻って散策後宿にチェックイン宿の窓からは宗谷岬とはるか彼方にぼんやりと樺太の島影が見えた夜はシマホッケを肴に一...宗谷本線で稚内へ:寒い!
ホームで入線を待っていると冬用の大きなシュラフをリュックに括りつけたおじさんが親しげに話しかけてきたやはりこれから稚内行くということで夕べは公園で寝たが寒くてよく寝れなかったとか新潟からGWなのに予約なしでもフェリーに乗れたとか面白そうなオッサンだった列車の中でも利尻島で仕事していて屋根から落ちて死にそうになり稚内の病院に入院していたとか札幌で代行やっていて冬は怖かったとかそんな自由に生きているような人の話を聞くのは面白いそのオッサン含めて10人ほどの客を乗せた2両編成の気動車は6時3分に旭川駅を出発した数年前に途中の12駅が廃駅になって所要時間が短縮されたと言っても稚内までは6時間だ距離は約300キロ名寄で一両が切り離されそこからは単行となる名寄以北は趣ある木造駅舎や秘境駅と言われる駅もあり乗降客はほぼ...宗谷本線で稚内へ(4):各駅停車でいざ稚内
旭川の駅に降り立つとちょっと不思議な感じがする北海道のこんな内陸の盆地にどうして北海道第二の人口30万人を超える大きな街ができたのだろう?どうやら明治期に陸軍が札幌から移転して軍都となりその関係物資輸送や人の往来が盛んになったことがベースのひとつになっているようだ土地の余りある北海道らしく駅前の贅沢に広いスペースの周囲にはホテルやイオンの大きなビルが立ち並ぶJRホテルにチェックイン後夕飯ついでに街ブラ札幌もそうだけれど格子状にきっちり区画された街はいまひとつ面白みに欠ける北海道名物のひとつはジンギスカン有名店だろうかまだ5時過ぎだというのに店の前と通りの反対側の待合所には順番待ちの多くの人たち聞えてきた呼び出し番号は40数番だったジンギスカンなら信州でも食えるメインストリートを外れところにあった年配ご夫婦...宗谷本線で稚内へ(3):旭川の夜
5月3日大宮発6時25分のはやぶさは当然ながら満席仙台、盛岡と空席が増え新青森からはガラガラだ青函トンネル走行時通常は貨物列車とのすれ違いの風圧を減らす為速度を160キロに落とすがゴールデンウィーク中は一部の貨物が運休となるということで260キロで走るそうだただ今回乗った便は速度を落としたようでトンネル通過に30分近くかかった最深部海面下240メートルの長いトンネルはどうもいやだ早く通り過ぎるに越したことはない新函館北斗駅到着10時22分11時5分の北斗9号に乗り換えて札幌着は14時41分の長丁場昼飯用の駅弁を買うがさすが北海道旨そうな駅弁目白押しだイカにニシンにウニいくらしばし悩んだ末とりあえず定番カニ飯弁当を購入竹の子の千切りが入っていて良いアクセントになっていて旨かった函館始発の北斗は満席で隣も後ろ...宗谷本線で稚内へ(2):駅弁に迷う
5月2日午前中で仕事を切り上げいざ北海道へ明日の朝イチの新函館北斗駅まで行くはやぶさに乗るために大宮で前泊先ずは松本駅前で昼飯イイダヤ軒のかき揚げ蕎麦か松屋の牛丼か・・・・・そうだ!久しぶりに高橋食堂にしようという訳でここのカレーライスは初めて食べてみたがキッチン南海同様好みの味だしなの、あさまと乗り継ぎ4時前に大宮のホテルにチェックインしてかねてから訪れてみたかった氷川神社へ約二キロ続くケヤキ並木の参道は評判通りなかなか素晴らしいしかしあまりにも大木ゆえ枯れ枝が落ちてこないかとか秋の落ち葉掃除は大変だろうとか負の思考を巡らしてしまう境内には何故か戦艦武蔵の碑があった傍らの説明文を読むと艦内神社として氷川神社が分祀されていたとのことだ帰り道に好みの昭和レトロな食堂を見かけたが今日は休業しばらく駅近辺をぶら...宗谷本線で稚内へ:大宮氷川神社
久々の白馬ポタこの季節の白馬はとても気持ち良いシーズン初めのウォーミングアップでほぼ平地コース新緑の白馬
黄砂で霞む昨日の諏訪湖一周16キロサイクリングロードが全線開通したということで走ってきた以前の一部車道を走る部分も改善され快適に走れるちょうど桜も散り始めで桜吹雪舞う所もサイクリングロードだけでは物足りない時はそこから逸れてあちこちウロウロするのも面白い諏訪イチ
桜の咲く頃はジャガイモの植え時不耕起無肥料の自然農法が理想だが元々田んぼの粘土質で現状の土壌では無理とりあえず慣行農法での植え付けだが最低限化学肥料は使わない畑の一部は協生農法にトライしようとプルーンスモモアーモンドいちじくの苗木を植えてみたが育つのは数年後だ午後は久々のポタリング薄川も弘法山も桜が満開だ春の農作業開始
アーモンドはカリフォルニアなんかの温暖な地で栽培されているイメージだがプルーンやイチジクの苗木を買いに行った時に目に入っておや?店の方曰くこの松本でも育つから大丈夫花が綺麗ですよと言う訳で購入畑に植えておいたらなるほど綺麗なピンクの花が咲いてきた大きく育ってほしいものだアーモンド
考えてみたらあずさが新型になってからまだ一度も乗ったことがなかったという訳で暇に任せてあずさで南小谷へ行ってみることにえきねっとのチケットレスは100円割引でさらに信州ワンデーパスだと往復乗車券買うより安上がり大糸線を特急で走るのは何だか新鮮だ南小谷到着は11時59分昼飯は予め調べておいた食堂へここの店主は狩猟免許を持っていて獲物の熊汁を提供してくれるということでかつ丼+熊汁を注文熊肉を食べるのは初めてだが臭みもなく柔らかく適度な脂もあり結構旨かった手打ちそばも旨そうだった南小谷の駅舎待合室の一角は畳敷きなので昼寝しながら帰りの時間待ちができるのだ南小谷へ熊汁を食べに行く
今回タイミングよく小雪舞う夜明けの雪景色に出会えてラッキーでした。なかなか良い雰囲気でした。冬の只見線に乗る:動画
会津若松駅近くのフジグランドホテルにチェックインして近くの居酒屋へ会津娘、一生青春、凛(孫の名前と同じ)、こてらんに(こたえられない程よいという会津方言だそう)名前で選んだ会津の地酒4種類を呑み比べてみたけれど元々日本酒はあまり飲まないので旨いかどうかよく分からないただこれぞ米の酒というしっかりした味だった翌朝の始発はタラコ色の単行車両で6時8分発5時半にはホームに行って席を確保その後ぞろぞろ乗り込んできて発車時に席は7~8割くらい埋まっていた乗客は会津若松から小出に向かう下りの方が多く人いきれで窓が曇り拭かないとまるで外が見えない曇り止めが施されている後部運転席横へ行って流れる景色を見たりビデオを撮ったりで途中から2時間くらいは立っていた雪も少し溶け木々の雪化粧が落ちると昨日とは違って寒々とした風景にな...冬の只見線に乗る:乗り鉄満腹
会津川口駅発12時29分只見川の右岸を走ったり左岸に渡ったりでその度に見応えある橋梁を通過する只見川橋梁は全部で8か所ありそのうちの幾つかが2011年の豪雨で被災した小出方面に通じる冬季の重要な交通手段として11年の歳月をかけて復旧したが今度被災すれば廃線もあり得るかも?今年は特に雪が少ないということで次第に雪が消え会津盆地に入ると全く雪が無い2時過ぎに会津若松駅到着まだ十分時間があるので会津鉄道で猫の駅長がいるという芦ノ牧温泉駅へ行ってみることにした芦ノ牧温泉の駅舎にはたくさんの土産用猫グッズしかし肝心の駅長さんは奥でお休み中で撮影も禁止さらに悪いことにネットで調べた時刻表の土日運休を見落とし1時間後に会津若松駅まで戻れると思っていたら2時間後だ仕方なく駅周辺をブラブラしたり廃車両を利用した資料館を覗い...冬の只見線に乗る:猫の駅長
会津川口駅に着いたのは八時ちょい過ぎすぐ脇に只見川のダム湖が広がる雰囲気のある駅だ程なく会津若松始発小出行が到着小出始発の方は2両でガラガラだったけれどこちらは単行なのでほぼ満席只見線は宿泊の関係か始発だと会津若松から小出に向かう下りの方が利用者が多い乗客は慌ただしく駅のトイレや売店での買い物を済ませ10分の停車後ディーゼル音とともに小雪舞う中を只見に向けて走り去った乗ってきた車両の停車時間は40分あるが自分はここで途中下車会津若松行が走り去って約30分後当駅止まりの二両編成の車両が到着したこれは折り返し約4時間半後の12時29分会津若松行となる駅舎の売店で記念のTシャツとクッキーを買い荷物を無料コインロッカーに預け会津川口の町を探索時間は十分にある駅前の国道に埋め込まれた消雪パイプから撒かれた水を車がし...冬の只見線に乗る:会津川口途中下車
歳とって良いことのひとつは早起きが苦にならないことだ4時半に起きて5時ちょい過ぎに駅に行くと既にディーゼル音を響かせながら二両編成のキハ110系が待機しているぽつりぽつりと乗り鉄風乗客が現れ会津若松行5時36分は定刻通りに発車乗客は10人ちょっとで予想外の少なさだこの時期の夜明けは6時半頃なので1時間は闇の中昨日買っておいたパンを食べてからしばしウトウト大白川駅に着いた頃ちょうど夜が明け始めてきたホームの反対側には先に回送でやってきた小出行始発車両が待機している小雪舞う山間駅の夜明け風景はなかなかいいものだこの先長い六十里越トンネルやスノーシェッドや雪崩の危険性箇所があるためだろうか次の只見駅までは車掌が乗っているがその後はワンマン運転となる只見までの約20キロを30分かけて走る間沿線の素晴らしい雪景色が...只見線に乗る:夜明けの停車場