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  • 鼻つき

    コロナが落ち着いてきたのを機に、「マナー推奨」の条件付きとはいえ、マスク着用が解禁となった。議論されることは多々あったけど、マスクはウイルスの放出や吸引を抑制し、感染防止に一定の効果があったと思う。(大金がつぎ込まれた“アベノマスク”は無駄以外の何者でもなかったように思うが。)功罪は別として、前回書いたとおり“覆面”の効果もある。これで安心感を得ている人も少なくないだろう。また、ニオイについても影響がある。自分の口臭に気づきやすくなったり、外のニオイに気づきにくくなったり。事実、口臭対策の商品がよく売れているそう。ただ、一般の不織布マスクでは、常日頃、私が遭遇している鼻を突くような悪臭を防ぐのは無理。マスク自体が一瞬にしてクサくなって、防塵としての役割しか果たさなくなる。何はともあれ、マスクの脱着が余計な...鼻つき

  • 無駄

    三年が経ち、コロナ禍も終盤に入りつつあるのか・・・感染症の分類も5類に引き下げられることになり、マスク着用も原則として「個人の判断」となる模様。そんな中、判断の難しさや想定されるトラブルをネタに各所で議論が巻き起こっている。コロナ対策とは別の視点だが、人はマスクを着けていると美男美女に見えやすいそう。事実、TVに映る一般人を観ても、多くの人が美男美女に見える。同時に、身の回りには、マスクを外した素顔を見て、「この人、こんな顔だったんだ・・・」と、失礼ながら、想像していたほどの美形でなかったことに驚いてしまった人が何人かいた。私の場合、マスクを着けていても美男には見えないだろうけど、その逆もあるかもしれない。そう考えるとお互い様。それを口に出さないことが大切なマナー。顔半分を隠して生活することになれてしまっ...無駄

  • 意思不疎通

    「一月は行く」「二月は逃げる」「三月は去る」とも言われるが、モタモタしている間にもう二月。とはいえ、春はまだ遠く、寒い日が続いている。とりわけ、この冬は、厳しい寒波が日本列島を襲っている。太平洋側の一部を除き、各地、幾度となく大雪に見舞われ、車の立ち往生や家屋の倒壊など、トラブルが頻発。スリップ事故、屋根の除雪作業、雪に埋もれた車中、バックカントリースキー中の雪崩・・・不慮の死を迎える人も。TVを観ても、コロナのことより寒波を伝えるニュースの方が多いような気がする。ただ、世界に目を向ければ、寒々しいのは季節ばかりではない。世界各地で戦乱が後を絶たず、圧政が堂々と行われている国も少なくない。“ペン”で解決できないから“銃”を出す。現実には、話し合いで片付かないことがたくさんあり、結局、人間は暴力に走る。これ...意思不疎通

  • 無関心と孤独

    2022年大晦日、今年も今日でおしまい。世間は、正月に向けて賑やかに華やかになっている。ただ、そんな祝賀ムードに反して、コロナ禍が、再び暗い影を落としている。まさか、こんなに長い戦いになるとは・・・「もう、大きな波はこないのではないか・・・」七波が過ぎた頃、何の根拠もない中で、私は、何となくそんな風に思っていた。しかし、現実はこの通り。再び、大波が押し寄せている。ただ、世の中に漂う不安感は、それほど大きくない。特段の行動制限もないうえ、メディアも、以前のような不安を煽るような?報道もしていないような気がするし。また、外国人観光客も戻りつつあるようだし、気持ちにも財布にも余裕がない私には縁のない話だけど、TVをつけると、家族や友人を連れ立ってショッピングやレジャー、行楽や旅行、趣味や飲食を楽しむ人の姿が多く...無関心と孤独

  • わけあり

    2022年も師走に突入。忘年会やクリスマス、正月仕度で、何かと物入りな時季がやってきた。しかし、そんなことおかまいなく、前回も書いたとおり、懐は寒々しいかぎり。更に、昨今の物価高が、それに追い討ちをかけている。色々な訳があることは理解できるけど、あちらこちらでモノの値段が上がりっぱなし。とりわけ、庶民の財布を直撃する電気・ガス・食品については、頻繁にニュースになっている。ガソリンも、一時期に比べれば下がりはしたものの、高止まりが続いている。もともと使う金額が小さいから、これまであまり意識することはなかったが、ここにきて生活コストの高さを実感することが増えてきた。私は、毎月、決めた予算内でやりくりしているのだが、以前に比べて、月末にかけての残金の少なさを痛感させられるようになってきたのだ。予算を増やせない以...わけあり

  • 貧しさと切なさと心細さと

    11月も下旬、師走が目前に迫っている今日この頃。朝晩はもちろん、陽によっては日中も寒さが感じられるようになっているが、そんな季節の移ろいをよそに、春だろうが夏だろうが、懐はず~っと寒いまま。足音聞こえる真冬に忖度しているわけでもないだろうに、温かくなりそうな兆しは一向にない。少し前、TVの報道番組で観た切ない話。そこでは、コロナ禍、円安、物価高により、経済的に困窮している人に焦点を当てたコーナーで、何人かの実例が取り上げられていた。これを観ても明るい気分にならないことはわかりきっていた。しかし、他人事として片付けられない不安感に駆られて、チャンネルを変えることなく視聴した。派遣業の20代男性。仕事がなく、取材時の所持金は百数十円。働く気があっても自分に回ってくる仕事はわずか。少し前まではネットカフェで寝泊...貧しさと切なさと心細さと

  • 終 ~淋しさと救い~

    11月11日は、1年365日のうちで、もっとも多くの「記念日」が登録されている日らしい。たまたまだが、その日は、私にとってもある種の記念日。それは、愛犬“チビ犬”が死んだ日。先日の11月11日は、八回目の命日だった。この犬は、その昔、仕事で出向いた自殺現場に取り残されていたのを引き取ったもの。死んでしばらくの間は、事あるごとに目に涙が滲んでいたものだが、八年も経った今では、想い出して涙することもなくなったし、想い出すことも自体も少なくなった。ただ、スマホの待受画面も、ず~っとチビ犬のまま。これは、ある年の冬、海辺に出掛けたときに撮ったもの。四角い画面にはおさまりきらないくらいに拡大した顔面ドアップの写真を待受画面にして、変わらぬ想いを大切にしている。私は、もともと犬好きなので、散歩中の犬を街中で見かけたり...終~淋しさと救い~

  • 今日から11月。秋も深まり、朝晩はだいぶ冷えるようになってきた。日中も過ごしやすい日が続いてはいるけど、この秋は、やたらと暑い日があったり、やたらと寒い日があったりと、順序よく秋が深まっているような感じがしない。世界に目を向けてみても、季節外れの暑さや寒さに襲われているところが多い。また、これまで経験したことがないような大雨や干ばつに襲われているところも。そして、それは、一口に「気候変動が原因」と片付けられている。地球温暖化を防止する気運はあっても、現実的には、ただの合言葉のようになっている感が否めない。「生きることに精一杯で、自分が死んだ後の地球のことまで考える余裕はない」多くの人は、目の前の生活に追われ、自分や家族の生活を守るのが精一杯で、真剣に二酸化炭素のことを考える余裕なんかないのではないだろうか...無

  • ウジウジ

    陽が暮れるのが日に日にはやくなっている。セミにとって代わった鈴虫の音色が耳に優しく響く。本格的な秋は、もう目の前。コロナ七波も落ち着いてきた感があり、秋を満喫する環境は整いつつある。TVの情報番組でも、あちこちの行楽地や、数多くの秋の味覚が紹介され始めており、“にわか”ではあるけど、私も秋に迎えてもらっているような気分を味わっている。「食欲の秋」「行楽の秋」「趣味の秋」、人それぞれ色んな秋がある。私にとってこの秋は、どんな秋になるだろう。酒は飲み続けているけど、大して食欲はないし、行楽の予定もなければ趣味もない。そうは言っても、この鬱々とした日常に嫌気がさしている。だから、とにかく、この現実から離れたい。すぐに死なないとすれば、何もかも手放して生き直したいような気分である。私は、自分が書くブログの根底に、...ウジウジ

  • 置き去り

    その日その陽によっては、昼間でも涼しさが感じられるようになり、しばらくサボっていたウォーキングも再開。そのウォーキングコースには、毎年、時季になると、紫陽花が咲くエリアがある。人家の庭から派生して広がったようで、それは、一般の歩道に面して群生。ブルー系の色が多いのだけど、それも、濃淡色とりどりで、毎年、この目を楽しませてくれる。ただ、その紫陽花も、この時季になると、多くが枯れて色彩を喪失。が、それでもまだ、三輪が咲いたまま残っている。それも、枯れかけたものではなく、ほぼ“現役”のまま色を残して。思い出すと、確か、昨年も、最後の一輪は十月まで粘り強く咲いていた。そして、それから、ちょっとした勇気や元気をもらったもの。ただ、このところの気候変動に、植物も振り回されているのか。それは、活き生きできる季節に置き去...置き去り

  • 風と共に

    九月も第二週に突入。夏から秋にかけては、「一雨ごとに涼しくなる」と言われるように、日中は暑くても、朝晩は涼しさが感じられるようになってきた。ちょっと風があったりすると、本当に心地いい。子供の頃は、夏が大好きだったのに、「年々衰えるばかりの中年男には、もう“夏”という季節はいらないかな・・・」と思ってしまうくらい。ただ、同じ秋涼の風でも、喜べないものもある。先日、沖縄地方を中心とした各所が、台風11号による暴風雨に見舞われてしまった。離島の暮らしには、憧れてばかりもいられない厳しさがあることを、あらためて知る機会にもなった。一方、身近なところでは、記録的な大風が吹いた2019年9月の台風15号が思い起こされる。このときは、千葉を中心に大きな被害がでた。房総の方は、更地になったままの土地や、いまだ、屋根が修理...風と共に

  • 肉親の情

    まだまだ残暑が厳しい中、二~三日前、秋が来たことを勘違いさせるような涼しい日が二日続いた。もちろん、身体を動かせば汗はかくものの、随分と楽だった。しかし、昨日から、再び真夏日に。おとなしくしていたセミも復活。これまで、何十回も夏を過ごしているが、これほどセミの鳴き声が苦痛だった夏はない。それだけ、メンタルが弱っているのだろう。それでも、今日から九月。八月三十一日と九月一日では、たった一日しか違わないし、気温・湿度も大差はないのだが、気分的には大きな違いがある。「夏が終わり秋になった」といった感が強く、「これからは涼しくなる一方」だと思えて、ホッとするものがあるのだ。ただ、コロナ七波を見ると、そう呑気なことも言っていられない。六波までは身近なところに感染者はでなかったのだが、とうとう、七波になって感染者がで...肉親の情

  • 紙一重

    まだ秋の足音は聞こえてこないけど、そろそろ、夏の終わりが見えてきそうな今日この頃。久しぶりにコロナ制限がない夏で、多くの人が、この夏休みを楽しんだことだろう。夏休みや盆休みには縁がない私でも、TVニュースで、人々が帰省・旅行やレジャーを楽しんでいる姿を観たりすると、“楽しさ”のお裾分けをもらえたりもした。しかし、残念ながら、今年もまた、水の事故で命が失われたニュースも多かった。そして、その原因のほとんどが、ちょっとした油断と不運なタイミング。ただただ、楽しく遊んでいただけなのに、紙一重のところで命を落とす・・・子供が亡くなったケースも多く、悔やんでも悔やみきれない家族の心情を察すると、かけるべき言葉がみつからない。それでも、季節は、時に人に優しく、時に人に厳しく、これまでと何も変わることなく移ろう。これか...紙一重

  • 無駄な抵抗

    梅雨入りは遅く、梅雨明けは早く、まだ六月だというのに、連日の猛暑日。慌てているのは人間ばかりではなく、蝉も土の中で慌てているのではないだろうか。こう暑いと、当然、現場作業は、キツい!仕事ばかりではなく、日常生活においても、水不足、電力不足、物価高、念のためのコロナ対策等々、なかなか楽には生きさせてもらえない。それでも、まだ、ここは平和。悲しいことに、平和とは程遠い状況にある地域は世界にたくさんある。身近なところではウクライナ。遠く離れた我が国でも、ニュースにならない日はない。当初は、ロシアの圧倒的な戦力を前に、数日で終結すると思われていたよう。しかし、現実は承知の通り。無駄な抵抗と思われていたウクライナ軍の戦いは、四カ月が経っても続いている。浅はかな考えかもしれないけど、私は、ウクライナの勝利を望んでいる...無駄な抵抗

  • 修羅場

    ゴミの撤去処分について、電話で相談が入った。声と語気で判断するに、相手は、老年の女性。また、丁寧な言葉遣いと上品な語り口から、“お金持ちの家の奥様”を連想。女性は、色々と相談したいことがあるみたいだったが、「まずは、事情をお話ししたい」という。私は、「必要であれば伺うこともできますから、それもご検討ください」と前置きして、女性の話に耳を傾けた。女性は、自己所有の一軒家で生活。夫は数年前に死去し、この時は、40代になる娘(以後「当人」)と二人暮らし。相談の内容は、当人が部屋に溜めたゴミの片付けについて。しかし、話を聞くにつれ、問題の中核は“ゴミ”ではなく“当人”であることが明るみになってきた。当人は、女性の一人娘。裕福な家庭だったのだろう、小中、そして、高校も大学も、それなりのところへ進学。「人並」という言...修羅場

  • 吐気

    「水無月」とも言うのに、六月に入った途端、急な雷雨・豪雨、そして、雹に見舞われるようになった。今年の梅雨入りは例年より遅くなるようだが、私の精神状態と同様、これから、しばらく、天気・気温ともに不安定かつ不快な日が続く。私は、もともと、時季に関係なく精神不安定で、年柄年中、虚無感を抱えている人間だけど、このところは、特に気分のUp・Downが激しい・・・あ、でも、「Downが激しい」と言った方が正確かも。残念ながら、気分がUpすることは「まったく」と言っていいほどないわけだから。不眠症も更に重症化し、ここ一か月くらいは、毎晩、変な夢をいくつもみるような始末。神経質で疑り深い性格が災いしてか、薬の効きもよくない。時々、朝御飯を食べるときに吐き気をもよおすこともあり、こんな毎日に、嫌気がさしているような始末。こ...吐気

  • さみしがり

    まだ五月だというのに、ここ数日、夏のような日が続いている。ただ、その五月も明日で終わり、もうじき梅雨の時季。しばらく、ムシムシ・ジメジメと過ごしにくい日が続くことになるけど、例年、私のウォーキングコースの一角には紫陽花が咲く。今年も、蕾が出ているので、じきに咲き始めることだろう。そして、雨が降っているときや雨上がりには、その脇の歩道に、生まれたばかりの小さなカタツムリがたくさん這い出てくる。その姿は、とても小さく、とても可愛らしい。ただ、彼らは、まったくの無防備で、よくよく見て歩かないと踏みつぶしかねず、その際は、ゆっくり慎重に歩くことが必要。しかし、道行く人が、皆、私と同じことを心配しているとは限らず、となると、当然、踏みつぶされる子もいるわけで・・・残念ながら、淋しい想いをすることも少なくない。歳のせいか、...さみしがり

  • 親心 子心

    五月に入り、梅雨のような日や、寒暖差が激しい日が続いたが、ここにきて、やっと、この時季らしい陽気に恵まれるようになってきた。次の波が来ないとも限らないが、幾度となく社会と人々を苦しめてきたコロナも派手な動きを見せないようになってきている。マスク着用の要否も議論され始めている中、先日の11日、私も、ワクチン三回目を接種してきた。自宅近くの病院で、結局、三回ともすべてファイザー。「今日は激しい運動は控えて下さい」と看護師から言われたが、残念ながら、夜になっても、一緒に“激しい運動”をしてくれる相手はおらず、いつも通り、おとなしく酒を飲んで就寝。何はともあれ、三回とも、副反応は腕(肩)の痛みのみで、倦怠感も発熱もなく、仕事にも影響なく済んで助かった。高齢の両親も、幸い、コロナに感染することなく今日に至っており、しばら...親心子心

  • 生と死 権利と義務

    五月に入り、色とりどり、街や野山のあちらこちらでツツジが満開の盛りを迎えている。そんな中、長~いGWが終わった。懐が寒くなっている人、渋滞や人ごみに疲れた人、飲み過ぎ食べ過ぎで太った人など、様々な人がいそう。とにもかくにも、久しぶりに政府や知自体による規制らしい規制がないGWで、多くの人が、そのひと時を楽しんだことだろう。そして、そこでは、多くの“笑顔の想い出”が生まれたことだろう。今は気づいていないかもしれないけど、この先、それは、“人生の宝物”になるもの。だから、次の楽しみを追うばかりではなく、これはこれで、大切に、大切に、心にしまっておいた方がいい。先々、自分を癒し励ましてくれることがあるかもしれないから。併せて、今日から再び仕事の人も多いだろう。家族から解放されてホッとしている人、再びの労苦に向かって憂...生と死権利と義務

  • 泣き虫

    四月も末になり、日によっては、暑いくらいの陽気に。それにしても、「春暖」というものは、とても心地よい。秋涼の十月ともども、一年のうちで四月は、心にも身体にも優しい時季である。また、新年度で、新たな人生や生活をスタートさせた人が多い時期でもあり、私には関係ないこととは言え、それだけでも、少しは新鮮な気分が味わえる。が、しかし、現場で作業する上では障害になることも少なくない。やはり、気温が高いと体力を消耗しやすい。また、孤独死現場などでは、汚染と異臭が深刻化しやすく、ということは、それだけ作業もハードになるわけで、体力消耗と併せると「三重苦」になってしまうのである。とはいえ、春の陽気なんて、まだまだ序の口。この後には、蒸し暑い梅雨がきて、猛暑の夏がやってくる。今の時季でも、既に「ツラいなぁ・・」と感じることがあるの...泣き虫

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芳田一弥さん
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特殊清掃「戦う男たち」
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