TSHレセプター抗体(TRAb)
TSHレセプター抗体(TRAb)のページを更新TSHレセプター抗体(TRAb)は甲状腺細胞膜上にあるTSHレセプターに対する自己抗体で、甲状腺を刺激する抗体(甲状腺刺激性レセプター抗体、TSAb)とTSH作用を阻害する抗体(TSH作用阻害抗体、TSBAb)に分類されます。かつては測定試薬中の標識されたTSHのTSHレセプターへの結合を阻害する程度を測定していたことから、TSH結合阻止抗体(TBII)とも呼ばれていました。TRAbはバセドウ病における甲状腺機能亢進症の原因といわれ、TRAbがTSHと同じように甲状腺を刺激することにより発症する自己免疫性疾患であることが判明しています。ところで、甲状腺機能亢進症はバセドウ病だけでなく、亜急性甲状腺炎や無痛性甲状腺炎などがあり、特に無痛性甲状腺炎とバセドウ病は臨...TSHレセプター抗体(TRAb)
2023/11/24 06:47