「幸運」について考えた「車椅子探偵の幸運な日々」

「幸運」について考えた「車椅子探偵の幸運な日々」

これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ミステリは世相を映すもの。今では考えられない描写もある昔の作品も読むと面白いのはそこに謎があるから。一方、サスペンス要素もあるこの作品、たしかに現代が描写されている。26歳のダニエルは難病を患うが、仕事を持ち、友人や専門職の手を借りながら1人で暮らしている。ある朝、いつも家の前の通りを歩く女子学生が1台の車に乗りこむのを目撃するが、その留学生はその後失踪し...

2024/05/17 18:33