メインカテゴリーを選択しなおす
相国寺は御所の北門、今出川御門の北側にある、臨済宗(禅宗)のお寺である。臨済宗相国寺派の大本山であり、京都五山の第2位に列せられている。足利義満によって創建された。夢窓疎石を開山とする。(現在の建物は再建されたもの)創建時は広大な境内だったが(現在でもかなり広いが)、現在はかなり縮小されている。金閣寺、銀閣寺はこの相国寺の境外塔頭となっている。相国寺の北横に相国寺承天閣美術館があり、相国寺とその塔頭に伝わる美術品を受託し展示している。伊藤若冲の理解者・師であった大典顕常が相国寺の僧であったことから、若冲の名作「動植綵絵」が相国寺に寄贈されたことは有名である。また若冲が金閣(鹿苑寺)の障壁画を依頼されたのも、金閣が相国寺の塔頭だったからだろう。そんなわけで相国寺承天閣美術館に若冲の優品が残されているのである...相国寺承天閣美術館「若冲と応挙」展