脛に疵持てば笹原走る
最近観た映画の一部 「彼女がその名を知らない鳥たち」 「あんのこと」 「ある男」 映画鑑賞後レビューを見る習慣がある私は、映画そのものよりも、それらのレビューに面食らってしまいました。 これらの物語は、ある人にとってはリアルで、ある人にとっては非現実的で。 作品としてはどれも素晴らしいものだったけれど、レビューを書いた人達の生きる世界は、これらを「衝撃的」と受け止められるほどに、平穏で平和な世界なのか、と。 そこらじゅうにゴロゴロと転がっていそうな人生模様が、世の多くの人には非現実的であるのかという、私にとっての非現実感。 私たちが生きている世界には、明らかに「あっち側」と「こっち側」という境…
2025/04/26 00:03