伊勢・柏野城 天正伊賀の乱で周辺の郷士が立てこもって織田軍と戦った決戦の城
柏野城は三重県伊賀市柏野にあります。「伊乱記」によると柏野および近在の郷士が天正伊賀の乱で柏野城に集結し織田軍と戦ったと伝わります。城址は西から東に延びる尾根上に所在し、尾根を堀切で断ち切り、三方を土塁で囲んだⅠ郭(主郭)と東に2段の曲輪を備えていました。付近には権現山城や鈴木氏館などがあります。今回の資料は(1)「三重の中世城館」三重県教育委員会1976(2)「伊賀の中世城館」伊賀中世城館調査会1997と現地案内板です。※権現山城は→こちら柏野城柏野地区を領する小領主の城址で遺構の残りが良い柏野城は柘植川沿いの集落とその耕作地を支配した小領主の城だったと思われ、城主として福島宗雄の名が伝わるようですが詳細は不明とされます。天正伊賀の乱に際しては柘植郷の郷士が柏野城に立てこもって防戦したと伝わります。柏野城見学...伊勢・柏野城天正伊賀の乱で周辺の郷士が立てこもって織田軍と戦った決戦の城
2022/03/28 11:30