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昨日までの夢は 忘れていい 今は春風に吹かれて 笑顔見せてよ この出会いも あの出会いも 意味ある出会いだと言うのだから これからの出会いは 心優しい人と …
甘ったるい香りだと思っていたが 母が使っていたヘリオトロ-プ ふっくらと丸い 母を思い出す香 あの日には帰れないのに 思いの振り子 ゆらゆら にほん…
闇は闇と言われながら 闇では無いのかも知れなかった 光は光と呼ばれながら 誠実とは程遠いのかも知れない 生きれば生きる程 混沌の汚泥 月を眺めながら 透明…
全て終わった事だと 春の陽射し語る 長い物語のように感じた日々も 遠い宇宙の彼方 もう二度と あのドラマは観ない 強烈な個性派俳優 生まれ変わることがあれば…
一人歩けば この街で暮らした思い出ゆらり 思い出の母は 今の私より若く しなやかで闊達で 社交家だった 家族って良いな。。。 温かい家庭を作りたかったと …
アナタが一番で 私が二番 母親似で丸顔の私と 父親似で瓜実顔のアナタ 産まれてくる順序が違って居たら 母の生活も変わっていただろうか もしもの話はするな…
ここまで来て 見送る峠道 最後まで泣かずに 思い出の語り部 風の音 吹き渡る草原に あの頃の私には 有形無形の友が居た 寄り添えば 微笑み返し 何十倍にも…
山道は無言の行 1人が良いか 2人が良いか 考えた事も無かった頃から 山の風に吹かれて 川は当たり前に流れる 景色は様々に変わったが 幸せの形は変わらず…
目に見えるプレゼントと 目に見えないプレゼント 沢山のプレゼントを貰った 沢山のプレゼントを上げた 喜んで貰える時もあれば そうでない時も プレゼントの…
秋の日差し 木漏れ日の庭 同じような事が あったような懐かしさ 思い出せそうで 思い出せない この思いは 若さが感じたことの無い 遠い悲しみ 空虚な悲しみ…
使い差しの毛糸玉が 次から次へ出て来て 困らせる事になるのだろうね 母を思って泣いたように ジメジメと泣いてくれる人は居ないが 困った人だったと笑われる …
10年の時を二人で生きて来たのだから 何もかも分っていた 分っていてレオは 遠くを観ていた 1度目の別れの時も 2度目の時も 目をそらしたまま 後追いせず…
西へ太陽が沈む 今日一日の 労いの言葉を掛けるかのごとき 一抹の淋しさ 何千回も生きてこうして 夕暮れの沈む太陽を見ている 夕暮れのひと時 一日の終わり …
嘘八百の中の真実 過酷を絵に描く 赦し乞うが如き嘘 神は見過ごしては下さらないらしい 罪重ねる我らを 厳しく断罪するだけで 温かき手を差し伸べるのは 神で…
母と愛しき思い出 六甲おろしが冷たかった 神戸の冬 その後の山暮らし 音もなく時を刻んだ日々 家族が居るから そこに居るのか 1人になったらどこへ行くのか…
永遠に思えた闇にも 夜明けが来る 不思議な事にそれは いつも突然やって来る 当たり前の顔をして 日常にすり替わる 脳の錯覚なのかも知れない 約束の静寂 …
記憶の中の 金木犀がふと香って来たような朝 今日も変わりなく暑い筈 朝の幻想 ひたすら待ちわびる涼風 気温が下がらねば香りを放たない金木犀の 秋はまだ先 …
病に寄り切られる日々にも 笑顔忘れることなく 苦しみと二人三脚の思い出写真 「頑張りましたネ。。。」と 生きている時には 言ってあげられなかった言葉を 今…
須磨アルプスの東端が見える窓辺 そこに座ると思い出の山並み 稜線に吹き渡る風 誰にともなく告げる 明日も明後日もそこで 木々の葉を揺らしているに違いない …
思い出の中の あの日あの時 人は愛されて 光の中 花々の香りの中 黙っていても 優しい思いの波動 降り注いだ命の眼差し 気付かず居たが 渦巻のその中 …
夢でいいから 会えればいい 約束は覚えている? 今度、会えたら あれからの事 長い話に花を咲かそう 口うるさい叔母たちも 鬼籍に入って すっかり淋しくなっ…
1人になったらどうする? そうやな どうしよ 考えた事なかったやろ なるようにしかならん 少し悲し気に 幼子が困った時のような顔 なるようにしかならんよな …
1月の誕生石が ガ-ネットだからと 母がくれた指輪 思いは見透かされていたのか 赤とも言えぬ 茶色とも言えぬ 地味色パワ-スト-ン 今頃思い出しても …
幸せな娘 ぼんやりと 今年も夏を迎える 60年前 そんな日が来るとは 思わなかった 力任せに母は 娘を叱責し 猛々しく怒った 苦しさの余り怒り狂った母 …
粛々としか言いようのない 私の夏 脳内で揺らぐ太陽 蝉時雨の中 夏の太陽が緊箍児(きんこじ)となって 行動を律する 粛々としか生きられない夏 今年も …