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2024/10/09

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  • 運命の最終日

    4月30日、ついにクラウドファンディングの終了日になった。 3月15日の公開以来、今日までは一瞬で過ぎ去ったように思う。 毎日マサイ村で電波を探してはクラファンの進捗状況を確認し、応援のメッセージを読んで励まされてここまできた。 公開した初日はドキドキして、クラファンのページを開きたいのに電波は弱々しくなかなか開けずヤキモキしたのを覚えている。 【支援者が現れました】というメールが2通、私の目に飛び込んできた時信じられないくらい体が熱くなった。 日本から私たちのプロジェクトを応援してくれる人がいる! 毎日嬉しいメッセージと共に支援は加速していき、3月27日に目標額の90万円を達成することができ…

  • タンザニアタイム

    ダルエスサラーム滞在の理由はロマのNIDAカードを貰うこと。 NIDAとはNational Identification Authorityのことで、要は国民身分証明書のこと。 ロマは私と結婚する前にこのカードを取得したが、持っていない人も多い。 そしてロマの持っているカードは仮のカードで、本カードを今月中に取りに行かないと破棄しますよ〜というニュースを見て慌ててダルエスサラームにやって来た。 昨日、 政府機関の知り合いのおじさんに聞いてNIDAをもらいに行ったのだが、3時間待って「ここにはあなたのカードはありません。」と言われて帰ってきた。 公的機関のインフォメーションが悪いのがタンザニア。…

  • 大都会ダルエスサラーム

    ダルエスサラームにやって来た。 タンザニアに来て以来のダルエスサラームは喧騒に満ちていた。 マサイ村からバイクで隣町まで1時間、長距離バスに乗って6時間、バス停からホテルまで45分。 長距離バスは新しい会社の新しい車体ですごく快適だったけれど、6時間はやはり腰にくる。 乗り継ぎなども含めて8時間くらいの移動を経て、やって来ました大都市ダルエスサラーム。 水道がある、ガスがある、電気がある。 そして何よりホテルに高速Wi-Fiがある! やったー!!なんでも見放題、ダウンロードも今のうちにしよう、ロマはTikTokに夢中で私の話を聞いていない。 外に出ても途切れない5G電波にウキウキしながら街を歩…

  • 盗んだバイクで走り出した盗人を捕まえて警察に連れて行った話

    日曜日にパサカ休暇が終わり、アナとモニカ(妹②③)を街まで連れて行ったロマは、3日間帰ってこなかった。 マサイ村の微弱な電波は私たちの交信を許さず、そうこうしているうちに私のギガは無くなり私からの通信手段は途絶えた。 ロマがどこで何をしているかわからないまま丸1日が過ぎた。 ママがロマからの電話をキャッチしたのは翌日、月曜の夜だった。 どうやら隣町にいるらしい。 ママが眉間に皺を寄せて話をしている、話終わってケータイを私に貸してくれた。 「ロマ、どこにいるの?」 「街にいるよ。昨日妹達を送って行って、帰りがけに薬買いに行ったらバイク盗まれたから帰れなかったんだよ。」 バイク盗まれた??? 「え…

  • ラストスパート

    ※昨日4/23公開したかったけれどネットがなくて今日公開になった記事です。 3月15日に公開したクラウドファンディングが、ついに残り1週間になった。 当初の目標だった貯水タンク購入は3月27日に達成した。 みんなの支援のおかげでお義父さん、おじいちゃん、おばあちゃんのタンクを購入して設置も済んで、雨が降るたびにタンクは水を蓄えて私たちの生活を豊かにしてくれている。 残る1つのおじさんのタンクも、来月には購入できそうだ。 目標を達成して、クラファンの期限まで34日残っていた。 ネクストゴールに挑もう、雨に頼らずに水を手に入れる【井戸掘り】を次の目標に定めた。 井戸を掘れば、うちの村だけではなく近…

  • タンザニアン

    土曜日は隣町で大きなマーケットが開かれる。 ロマはお金を握りしめて、ウキウキと牛を買いに行った。 私は街のレストランで留守番だ、私が一緒に行くと外国人価格に吊り上げられるのが目に見えている。 前回子牛を2頭購入したときは、マーケットの建物の裏に隠れて交渉が終わるのを待っていた。 交渉が終わってから、こっそり出て行って買った牛を見る、そうしなければ倍の値段をふっかけられるタンザニアあるある。 もっと値段の小さいものなら、私が目の前にいるのにロマに向かって「そこのムズング(外国人)が払うんやろ?いいやん、ちょっと高くても払えるやろ。」と言ってくる輩もいる。 先日、妹たちのノートを買いに行った商店で…

  • 家族団欒

    アナ(妹②)とモニカ(妹③)が我が家に帰ってきて驚いたこと。 ナナミ(妹⑥)が大きく元気に育っていること。 ナナミは1月末に2.4kgで生まれてきた妹で、最近ポリオの予防接種に行ったら5Kgになっていた事をとても喜んでいた。 モニカは2月まで家にいたので、ナナミの出生からしばらくの事を知っているが、アナは1月初旬に家を離れたのでナナミとは初対面。 私が時々スマホで撮った写真をアナに見せていたが、実物のナナミを見て「かわいい〜!」と妹を愛でている。 マサイ村の人たちはみんな子どもが好きだし、とても寛容だなと思う。 毎日朝から晩まで子どもの泣き声、叫び声、ママが大音量で子どもを叱る声が響き渡ってい…

  • パサカ

    ローズ(妹①)を病院に連れて行って、そのまま隣町にもう一泊した翌日。 マーケットで買い物して帰ろうと思ったら、思わぬことになった。 「アナ(妹②)とモニカ(妹③)も一緒に家に帰るよ。パサカで学校が1週間休みになるから。」 1月に家を離れたっきりのアナと、2月に家を離れたモニカが学校の休みでマサイ村に帰ってくる。 アナは小さい頃から母方のおばあちゃんの家で育てられたので、こういう長期休みの時にしか家に帰って来れない。 私たちの結婚式でさえ、1日だけ家に戻ってきてすぐにおばあちゃんの家に帰らなければならなかった。 長期休みが終わって、ロマがアナを連れて帰る時いつもアナは静かに泣いていた。 ロマに「…

  • ポチの仕事

    夜中3時、けたたましく吠える犬の鳴き声で目が覚めた。 ロマが外の様子を伺いに棒と懐中電灯を持って出ていく。 うちの村には4頭の犬がいる。 ポチ(雄犬)とママオルクチ(雌犬)、そしてママオルクチが産んだ7匹中2匹の子犬が今はうちの村の番犬だ。 本当はママオルクチは他所の村の犬だったんだけど、1月にうちの村で出産してから居着いて今に至る。 いつもはちっとも吠えず、村の住人を噛むこともなくとても大人しい犬達だが、夜中の侵入者には容赦ない。 家畜を狙って闇夜に紛れてやってくる野生動物や、牛泥棒には歯茎を剥き出しにして威嚇する。 今晩は随分と長い間吠えていたので少し心配になったが、10分後にロマが戻って…

  • 病院受診

    数日前からローズ(妹①)の調子が悪い。 食欲がなく、ずっとお腹が痛いというので村の診療所に行ってみた。 症状を告げると、看護師さんが「尿路感染やね。」とメモを書いてロマに渡す。 ロマはその紙を持って薬局に行き、薬を買ってきた。 抗生剤を注射され帰宅。 村の診療所では採血も出来ないし(検査出来ないから)、レントゲンもエコーもない。 私が体調不良でかかった時は、ドクターが問診してバイタル測ってから治療してくれた。 ローズの場合はドクターは現れず、問診もバイタルチェックもなしにいきなり投薬されたので心底驚いた。 そして、その症状は多分尿路感染じゃないよーと心の中で思いながら家路についた。 もちろん翌…

  • お別れ

    生まれる命があれば、終わる命もある。 マサイ村で1月に生まれた子牛が死んでしまった。 子牛が大きくて難産だったので、ロマを筆頭にママたちみんなが出産を手伝った子牛だった。 無事に生まれて育っていたのに、ある日放牧から帰ってくるとその子牛が見当たらなかった。 村のみんなで探したが見つからず、母牛は一晩中鳴いていた。 翌朝、近所の畑の片隅で変わり果てた姿で発見された子牛。 誰かに頚部を叩かれた跡があり、血を吐いて冷たくなっていた。 ロマが言うには長年マサイと諍いのある近所のスワヒリのおじさんがしたんだと思う。 放牧中の牛がおじさんの畑に侵入して、とうもろこしを食べてしまう事件が何度かあったらしい。…

  • マサイ村生活4ヶ月

    マサイ村に来て4ヶ月が過ぎた。 最初は1日の時間配分が定まらず、やたら早く起きてみたり、一方で遅くに起きてみたり生活のリズムをつけるのに時間がかかった。 今は大体7時に起きて、ママとチャイを飲み、ブログを書いたりクラウドファンディングの進捗状況をみたり、合間に家事をするなどして過ごしている。 クラウドファンディングを始めて約1ヶ月。 やるべき事があると、時間配分も上手くいくことに気がついた。 クラウドファンディングも中盤から終盤に差し掛かって、先日ようやく井戸掘り業者のスタッフ3名と話をする事が出来た。 結論から言うと『金額はいくら掛かるかわからない』。 それは何メートル掘って水が出るかわから…

  • 虫との闘い

    マサイ村には虫がたくさんいる。 世界最大と言われるタンザニア大ヤスデや、糞転がし、トンボにバッタに色々いる。 私はそんなに虫を怖いと思わないが、夜に起きて床にタンザニア大ヤスデを見つけた時はびっくりした。 ムカデと勘違いして、刺されたら大変!とロマを起こすと、半目を開けて「大丈夫、毒ない。」と寝てしまった。 毒がないならいいか、と私もすぐに眠りについた。 先日、洗濯をしていた時のこと。 タライに貯水タンクから持ってきた水を張って、洗剤を混ぜて泡立て、洗濯するタオルを3枚中に入れて揉み洗いした。 天気もいいし、今日はよく乾くだろうなとルンルン気分で洗って濯ぎ終わり、タオルの水気を絞ろうとしたその…

  • 20周年

    20年前の4月、私は京都にある病院で看護師として働き始めた。 奈良の看護学校を出て、京都の病院に就職した私に知り合いは誰も居なかった。 1人でワンボックスカーに家財道具を詰め込んで、アジカンのソルファを聴きながら奈良から京都まで下道を通って、当時上京区にあった看護師寮に引越した。 肌寒い3月下旬、寮の入り口に桜が咲いていたのを覚えている。 確か、入社の前々日くらいに引っ越したんだと思う。 引戸の六畳一間、お風呂トイレ水回りは共有という昭和スタイルの寮は、私にとっては居心地が良く結局4年間をここで過ごした。 奈良南部の田舎育ちの私は、京都の華々しい街並みにそわそわしてこんな素敵な所で新生活が始ま…

  • 犬と猫

    ママオルクチ(犬)は1月末に7匹子犬を産んだが、5匹がそれぞれ違う村に貰われて行って今は2匹だけ子犬がいる。 あんなにガリガリだったのに、子犬の数が減ってからみるみるうちにふっくらして浮いていたアバラも見えなくなった。 やはり7匹にお乳をあげるのは相当なエネルギーを消費していたのだろう。 子犬もお乳半分、ご飯半分くらいの割合になってきたので余計かもしれない。 それでも、朝昼晩とうちの前に寝そべってご飯を待っているママオルクチ。 朝はチャイしか飲まないので、あげられる物が何もない。昼と夜は私のご飯を少し分けて置いてあげるとムシャムシャと脇目も振らずに食べている。 うち以外でもご飯を貰っているはず…

  • マサイの身体改造

    ママが言った。 「私がこれくらい小さい時にね、私のママがこの穴を空けたのよ。」 最近の若い世代はあまりしなくなったが、ママの世代は耳に穴を空けるのが普通だった。 ピアスとか、そんな小さい穴じゃなくて向こうが見通せるくらいの穴が耳に空いている。 バブ(おじいちゃん)もビビ(おばあちゃん)もママも空いていて、ビビの耳の穴には大きな飾りがゆらゆらと揺れている。 ママと私が家の周りを歩いているときに教えてくれた。 「これで耳に穴を開けるのよ。」 そこにはトゲトゲした植物が生えていた。 ピアッサーはないだろうから、何か金属を使うのかと思ったらまさかの植物で耳に穴を開けていた。 なるほど、だから前に妹たち…

  • 水確保プロジェクト〜2つの貯水タンク〜

    朝6時に起きて街へ向かう。 バブ(おじいちゃん)とビビ(おばあちゃん)の貯水タンクを買うためだ。 お店に行くとまだ開いていなかったので、レストランでコーヒーを飲んで開店を待つ。 雨がしとしと降る中、お店の店主が教会から帰って来たと連絡があったのでお店に向かう。 昨日、タンクを2つ買うことは言ってあったので準備してくれていた。 「てっきり街に泊まってると思ってた、昨日の雨でよく帰れたね。なんで車買わないの?」 お店の店主が不思議そうに尋ねる。 5つもタンク買えるのに、なんで車を持ってないのか? それはこのお金はクラウドファンディングでみんなが支援してくれたお金だからです!とスワヒリ語で説明できず…

  • イタリアとマサイ

    ロマはマサイ語とスワヒリ語と英語を話すが、聞くだけならイタリア語も理解している。 それはザンジバル島に出稼ぎに行くと、たくさんのイタリア人観光客に出会うからだ。 ザンジバル島は小さな島だが、この島のどこで働くかによって必要な言語が異なる。 ロマが初めてザンジバル島に行ったときはマサイ語とスワヒリ語しか話せなかったため、職を得ることができなかった。 「ここで働くなら、英語かイタリア語話せないと働けないよ」 そう言われて、ビーチにいる観光客と話しまくった結果、英語が話せるようになったんだから驚きである。 同じ村に住んでいるコイカイ(叔父さん)はイタリア人観光客が多くくる地域で働いていたのでイタリア…

  • 店番

    水曜日は村でマーケットが開かれるので、大勢の人で賑わう。 ローズ(妹①)と私は買い物を済ませて家に帰ったが、ロマは昼からバーを開けて働き始めた。 夜9時、突如バイクに乗ったスタッフのムペンバがうちに現れた。 「ロマが呼んでる。」 またよからぬ事だろうか?バイクの後ろで揺られながら、小雨の降る夜の道を走る。 店に着くと、カウンターには4人のお客さんが居て楽しそうに談笑している。 「タタ!良かった、お客さんいっぱいで助けが欲しかったから呼んだんよ!」 「お客さんいっぱい?」 「スタッフルーム覗いて見て」 促されるままスタッフルームに行くと、狭い一部屋に人がギュウギュウとひしめき合いながらテーブルを…

  • マサイおじいちゃんの祝福

    今日は土曜日、街の入り口で大きなマーケットが開かれている。 ロマが「お肉が食べたい!」と言うので、マーケットで焼かれたお肉を買って街のレストランに持ち込んだ。 買ったお肉もレストランに持ち込み可能なので、レストランで切ってもらってウガリとチップスを一緒にオーダーして食べた。 同じテーブルにいた高齢のマサイおじいちゃんは何も食べていないらしく、運ばれてきた私たちのご飯をじーっと見ている。 視線に気がついた夫が「一緒に食べましょう」と誘うと、凄い勢いで食べ始めた。 全部食べちゃうんじゃないかと思うくらい食べて、本当にお腹が空いていたんだなあと思った。 あまりにも食べるのが早くて、肉もウガリもチップ…

  • 井戸掘りプロジェクト〜SNS〜

    私のブログは1日大体100人前後が見に来てくれている。 ありがたいことに、時々今日のはてなブログに取り上げてもらうことがあり、その時に500-800人の人が見に来てくれる感じの推移だった。 昨日(4/2)は一日中ネットに繋がらなかったので、ブログの更新も出来なかった。 今朝、やっとネットに繋がってブログのお知らせの通知を見て、新しい記事をアップした後に異変に気がついた。 アクセス解析を開けてみると、今まで見たことのない桁のアクセス数が記されている。 見間違いか…? 一回閉じてもう一度開けてみる。 何かのバグか? やっぱりおかしい、いやおかしくはないのか?と独り言をブツブツ言いながらもう一度画面…

  • マサイセレブレーション

    朝からロマは大忙し、今日はモラン(マサイの戦士)セレブレーションがあるからだ。 「何のお祝いなの?」 「伝統のお祝いだよ。」 わかったような分からんような。 モランが集まってヤギでも捌いて食べるんだろうと思っていたら様子が違う。 長老たちが集っているし、正装した女性が大勢やってきた。 これはもしかしてとっても大規模なお祝いなのでは? 「そうそう、自分たちの結婚式より人が来るよ。」 そう言うことは早めに言って! 庭の草引いとけばよかった。 モランはマサイ女性が見た肉を食べることが出来ないので、森の中のキッチンで男性が調理する。でっかい鍋2つで油を敷いて玉ねぎと肉を炒めていく。そこにトマトを入れて…

  • 爆買い

    久しぶりに家に帰ってきたローズ(妹①)と一緒にソコニ(マーケット)に出かけた。 家族8人分の食料を1週間分買うのは大変で、日本みたいにカートとか便利なものがないから全部手で持たなければいけない。 日本で住んでいた時は自分1人だったし、いつでも買いに行けるスーパーがあったので大量に買うという経験が無かった。 もしここにコストコがあったら大いに活用するのに。 野菜を1週間分買うと、洗濯タライ一杯分になる。 それをローズと手分けして手提げに入れたり、リュックに入れながらどんどん買っていく。 今日は2人いるからいっぱい買えるぞー! 日持ちのするジャガイモは多め、痛みやすいトマトは適量、保存が効くお米や…

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