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2024/01/28

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  • 妙にうるさいカエルの声

    蒸し暑い夏の夜。 Tさんは寝苦しさに耐えかね、天井を見つめていた。 窓の外からは、夜なのに鳴き止まないカエルの声が響いている。 普通なら心地よい田舎の音だが、その夜は何かが違った。 妙にうるさい。 枕を耳に押し当てても鳴き声はどこまでも響いてくる。 まるで家の中まで入り込んでくるようだった。 「ちょっと外の空気でも吸うか…」 そう思いTさんは玄関のドアを開けた。

  • 夏祭りの夜、迷い込んだ路地

    夏の夜、Hさんは友人たちと花火大会を楽しんでいた。 大きな花火が夜空を彩り、屋台の明かりが人々の顔を照らす。 しかしちょっと目を離した隙に、Hさんは人混みに紛れ、友人たちとはぐれてしまった。 「あれ?どこに行ったんだろう」 スマホを取り出して連絡を取ろうとするが、なぜか圏外になっている。 仕方なく辺りを見回しながら歩いていると、暗い路地が目に入った。 そこだけまるで、花火大会の光や音が届いていないようだった。

  • 話し声や物音がする廃駅

    真夏の夜、Sさんたち四人は地元の山奥にある廃駅へ向かった。 その駅は数十年前に廃線となり、今では線路が草に埋もれ駅舎も朽ち果てている。 夜になると肝試しに訪れる者もいるが、あまりの不気味さにすぐに引き返すのだという。 「本当に出るのか確かめてみようぜ」 好奇心旺盛なTさんの提案で、Sさんたちは懐中電灯を片手にホームの脇にある駅舎へ足を踏み入れた。

  • 湖のほとりで見つけた奇妙な跡

    七月に入り、避暑地の湖は観光客で賑わうはずだった。 しかし今年は何かがおかしい。 湖畔のキャンプ場を管理するSさんは、湖のほとりで奇妙な跡を見つけた。 それはまるで小さな手のひらを押し付けたような形をしていた。 最初に見つけたのは湖開きの日の早朝。 湖から泥のようなものが這い出し、岸へと向かって進んだ跡が残されていた。

  • 山小屋のドアを開けようとするもの

    大学時代の友人たちと、山奥の小屋に泊まった時のことだった。 その小屋は登山客向けに使われる簡素な造りで、水道や電気は通っていたが、周囲には他の建物はなく、夜になると街灯の明かりすら届かない。 食事を済ませた後、俺たちはランタンの灯りを頼りにトランプをして過ごし、夜が更けるとそれぞれ寝袋に潜り込んだ。 どれくらい眠っただろうか。 ふと目を覚ますと、ザッ…ザッ… と、誰かが小屋の周りを歩いている音が聞こえた。

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