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2024/01/28

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  • 消える海辺の白い足跡

    Hさんがその話を聞いたのは、地元の漁師である叔父からだった。 その漁師町には昔から奇妙な噂があり、干潮時の夜に現れるという「白い足跡」の話だ。 「誰かが歩いた跡のようなんだけど、途中で必ず消えるんだ。 消える場所の近くでは、妙に風が冷たくなる」 叔父はそう話しながらも、それ以上詳しく語ろうとはしなかった。 好奇心を抑えきれなかったHさんはその話を友人たちに伝え、一緒にその足跡を探しに行くことになった。 時期は夏の終わり。 夜の海風は涼しいがどこか湿り気があり、浜辺には波の音だけが響いていた。 干潮時刻を狙い、Hさんたちは懐中電灯を手に砂浜を歩いた。 しばらく歩いたところで、友人の一人が小声で言…

  • 山小屋の窓の顔

    Tさんがその話を耳にしたのは、高校時代の友人からだった。 地元の外れにある山の麓に、使われなくなった小さな山小屋がある。 今では廃屋となり誰も近寄らない場所だ。 しかし、その山小屋には妙な噂がつきまとっていた。 「夜になると、窓にぼんやりと顔が浮かぶんだよ。 しかもそれを見た後に小屋に入ると、帰り道で必ず迷うらしい」 Tさんはその話を聞いて興味をそそられた。 友人たちと肝試しがてらその山小屋に行くことになった。

  • 点灯する神社の灯籠

    この話は地元の古い神社にまつわる奇妙な噂だ。 その神社は、山奥の細い道を30分以上歩いた先にひっそりと佇んでいる。 今では誰も参拝しなくなり、鳥居も苔むし社殿も傾いているという。 けれどそこには不気味な言い伝えが残っている。 「使われていないはずの灯籠が、ある夜だけぽつんと点くことがある」 地元の人々の間では「灯籠が点灯した夜は何か良くないことが起こる」と語り継がれていた。

  • ステージに立つ卒業生の霊

    これは大学の先輩であるMさんから聞いた話。 Mさんが通っていた高校には、昔から奇妙な噂があったらしい。 「卒業式の時、ステージの中央に立ってる霊がいるんだって」 そう語り始めたMさんは、普段は冗談ばかり言う陽気な人だったが、その時だけは真剣な顔だった。 その話はMさんが高校1年生の時、放課後に部活仲間から聞いたという。

  • エレベーター 誰もいない階で誰かが乗ってきた

    Yさんは仕事の都合で地方に転勤し、人口の少ない山間部のマンションに住むことになった。 築30年以上のそのマンションは住人が少なく、Yさんが出入りする時に他の住人と顔を合わせることはほとんどなかった。 その日、残業を終えたYさんは疲れ切った体でマンションのエレベーターに乗り込んだ。 夜も更けており、エントランスから上の階へ向かうエレベーターは、いつものように静まり返っていた。

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