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はなちゃんのみそ汁 番外篇 https://hanamisosoup.com

妻は乳がんで他界。 残り少ない余命を覚悟して、幼い娘にみそ汁の作り方を教えました。あれから14年。 妻は家族に何を遺そうとしたのか。 その思いを娘に知ってほしくてブログを開設しました。 亡き妻と僕の“心の往復書簡”。

はなちゃんのパパです。音楽とお酒が好きです。毎年、妻の追悼コンサート「いのちのうた」を主催しています。最近、ウクレレを始めました。

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福岡市
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2022/06/25

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  • 漫画「彼氏の母親から驚きの贈り物(前編)」

    親に交際を打ち明けた娘の彼氏 若いころは、異性との交際について、親には話したくなかった。 あれこれと細かく聞かれることが嫌だった。 娘は交際を始めると、すぐに彼氏のねすたを僕に紹介してくれた。 ねすたも自分の親に打ち明けた。 隠されると、親はいろいろと詮索してしまう。 知ってしまえば、改めて聞く必要はない。 そのほうが、堂々と付き合える。 娘たちの方が賢いなあ、と思う。 ※2023年8月27日、日本テレビの「24時間テレビ」に生出演。番組で「はなちゃんのみそ汁」が紹介された。 続く パパは何を忘れていたのか? 明日の後編をお見逃しなく! わが家の精米機はこれ↓玄米は長期保存しても酸化せず、その…

  • 料理を通じて感じた娘の「生きる力」

    4日遅れの誕生会 「パパ、こっちに入ってきちゃだめ」 昨日の夕方、娘から、台所への入室禁止令が出た。僕は、大濠公園でのジョギングを終えて汗だくだった。台所で冷たい水を飲みたかったのだが、先に浴室でシャワーを浴びた。 仕事部屋のエアコンをつけて、娘の許しが出るまで、しばらく待った。腹が減ってきたので、食べかけのポテチをつまんでいたら、娘が「もう、いいよ〜」と呼びにきた。 娘が何かをたくらんでいることは、薄々と感じていた。 それでも、やっぱり驚いた。 ダイニングテーブルの上に並べてあったものは・・・・。 ねすたが作った「貧乏人のパスタ」。材料費は100円ぐらいか 娘が作った「惣菜バーガー」。食べ応…

  • 帰ってきた娘の彼氏

    羽田空港の人気商品 東京に帰省していた娘の彼氏ねすたが帰ってきた。 家族ではないのに「帰ってきた」とは、おかしな言い方だが、わが家にほぼ住んでいる状態なので、つい、そんな表現になってしまう。彼が借りている賃貸アパートの月々の家賃が惜しい気もするが、たまに1人になる時間も必要だろう。勉強もあるし。みんな幸せ気分なので、現状で良しとしよう。 ねすたが、わが家を訪れたのは1週間ぶり。 手にはレジ袋を持っていた。 袋の中は、羽田空港限定の人気商品「彩凰の肉まん」。 売り切れ寸前で「最後の1セット(3個入り)」だったそうだ。 「最初はお菓子を買おうと思ったけど、はなちゃん家族は甘いもの食べないから。これ…

  • 最後の授業料を振り込んで

    無償の愛 娘は大学4年生。卒業に必要な単位はすべて取得し、今は卒論に忙しい。 先日、娘が通う大学から、令和6年度後期授業料等納付金の振り込み用紙が届いた。 最後の納付金だ。自宅近くの銀行で、指定の口座に振り込んだ。 4年間、計8回、同じ銀行の同じ窓口で納付金を振り込んできた。 顔なじみの案内係の女性が、「はなちゃん、いよいよ卒業ですか。お父さん、がんばりましたね。ご苦労さまでした」と声をかけてくれた。 これで本当に子育てが終わったという安堵感があったのか。 不覚にも、その女性の前でうるっとしてしまった。 経験して初めて分かる親の苦労。そして、その苦労は、自分の人生にとって1ミリも無駄だったとは…

  • 娘に怒られた朝、亡き妻の言葉を思い出す

    ボクシングジムで練習を終えて思う。こんなに暑い中、こんなに苦しみながら、どうして、こんなにハードなトレーニングをやっているのか。 先日は、脱水を起こしてぶっ倒れてしまった。プロを目指しているわけではない。試合に出るわけでもない。それでも、毎日、動けなくなるまで追い込む。そんな自分がよくわからなくなるときがある。 今朝も、午後からの練習に向けて、自宅の洗面所で、シャドーボクシング。ドスン、ドスンと音が響いたため、寝ていた娘に怒られた。 NO BOXING, NO LIFE.今、ゾーンに入っている感覚だ 鏡に飛び散った汗。冬に溜め込んでいた内臓脂肪が、夏の練習でほぼ落ちた。この状態を維持できればと…

  • もし、神様が願いをかなえてくれるなら

    娘が仕掛けたサプライズ 仕事を終え、自宅に着くと、クラッカーの音が鳴り響いた。友人たちが、わが家のリビングで待ち伏せしていた。ドラえもんの格好をしたお母さんもいた。 2014年9月11日。51歳の誕生日。小学生の娘が僕の友人らと連絡を取り合って仕掛けたサプライズだったのだ。楽しかったなあ。 娘が仕掛けたサプライズ ほとんどの友人が、まちづくりワークショップで出会った仲間たち。その後、それぞれがそれぞれの道を歩み始め、子どもたちの成長とともに会う機会は減っていった。人生とはそういうもの。それでいいのだ。 あれから10年。 昨日、61歳になった。 娘は、大学の卒論で忙しそうだ。 ひと段落したら、映…

  • 娘の彼氏はサンマの食べ方が芸術的に美しかった

    初物七十五日 娘の彼氏、ねすたが東京に帰省する。福岡を離れる前のねすたに、好きな料理を食べてもらおうと、夕食の献立を考えた。ねすたは魚好き。秋の味覚を代表する魚、サンマはどうだろうか。ここ数年、不漁で高値が続いていたサンマだが、報道によると、今年は豊漁らしい。 スーパーの魚売り場をのぞくと、昨年の半値以下だった。即購入した。 グリルで焼くと、サンマの焦げた香りに食欲をそそられる。皮はパリパリ。身はふっくら。脂がのっており、予想していた以上にうまかった。 食卓で、娘が「初物七十五日」の話をした。初物を食べると寿命が75日延びるという昔からの言い伝えだ。旬のものは栄養価が高く、その季節の人間の体調…

  • 幼い文字でつづった亡き母への思い

    今ここ 古いハードディスクの中を整理していたら、娘の作文が出てきた。書いたのは小学3年生ぐらいの頃だろうか。題は「ママとの約束」。亡き母親への感謝の気持ちがつづられていた。 私がママのおなかの中にいるとき、ママは、うむか、うまないか、なやんでいたとパパから聞きました。ママは赤ちゃんをうむと、病気がさいはつして自分が死ぬかもしれないと思ったそうです。でも、私をうんでくれました。ママは私を命がけでうんでくれました。だから、私は今ここにいます。ママがうんでくれなかったら、今、私はここにいません。 娘は来春、大学を卒業する。社会に出ると、悩んだり、悲しんだり、逃げ出したくなるようなことが多々あるだろう…

  • 寂しいとき、心を明るくする“特効薬”

    幼い娘に助けられ 先日投稿したブログ『漫画「はなが幸せなら、パパも幸せ(後編)」』に、こんなコメントが寄せられました。 2年前に主人亡くなり、長男はひとり暮らし、長女は昨年結婚し、今は犬と2人です。子どもが幸せなのが一番ですが、実際は寂しくて仕方ないです。楽しみとか趣味を見つけないとと焦るばかりです。 hanamisosoup.com コメントを書き込んでくれた「たよさん」に、どう返信したらいいのか。 悩みました。 恐らく、僕と同世代の方でしょう。 お気持ち、よくわかります。 寂しいですよね。 僕も妻を亡くして、しばらくは、寂しくて仕方がありませんでした。 でも、ふと気づいたのです。 無理をし…

  • 一緒にいてストレスを感じるときの解消法

    無人島で暮らした娘の彼氏 どんなに仲が良い家族でも一緒に暮らしているとストレスを感じることがある。 わが家のストレス解消策は、ちょっとの期間、別々の場所で過ごすこと。 数日後に顔を合わせたときは、相手への感謝の気持ちが、ぐっと高まる。 そこで、僕ら3人(娘の彼氏ねすたも含む)は、目的地がそれぞれ違う旅行を計画した。 娘は、小学生の頃、仲が良かった友人に会うため、大阪に向かった。 以下の画像は、3人のグループLINEから引用。 USJで遊んだ後、夕食は神戸牛 僕は、宮崎県小林市で行われた福祉イベントに講師として参加(半分仕事、半分旅行)。 イベントを主催する二葉薬局の皆さんにごちそうになった宮崎…

  • 年下の女性からラブレターをもらいました

    モテモテだった日 年下の女の子からラブレターをもらいました。 彼女は、昨日、福津市津屋崎の「やまちゃんうどん」で一緒に食事をした親子の長女です。「おじさん、老眼だから字がよく読めないなあ。何て書いてくれたの?」と聞いたら、はにかみながら「てきとう」と答えてくれました。 女の子の妹からもプレゼントをもらいました。 アルミホイルの創作物です。 タイトルは「きょうりゅうのしっぽ」だそうです。 とてもうれしいです。 家宝にしたいと思います。 月に一度、第一火曜日だけオープンする福津市津屋崎の「やまちゃんうどん」。 楽しかったね。今度は、はなちゃんと一緒に行こうね。 www.youtube.com アー…

  • 漫画「はなが幸せなら、パパも幸せ(後編)」

    読後の「ほっこり」がうれしい 昨日(9/2)、漫画「はなちゃんのみそ汁」を久しぶりに投稿したら、多くの人から「ほっこりしました」という感想をいただいた。感動的なエピソードを取り上げたわけではなく、普通の日常を淡々と描いた漫画。景気の低迷、ストレスの多い環境、SNSをのぞけば誹謗中傷など、生きづらさを感じることの多い今の世の中。「ほっこり」してもらえたら、最高にうれしい。 きょうのお昼は、友人が営むうどん屋さん(福津市津屋崎)で作画担当の加島綾乃さん(がっちゃん)と食事兼次回作の打ち合わせ。たぶん、がっちゃんの子どもたちも一緒だろうな。にぎやかな打ち合わせになりそうだ。 では、昨日の続き。 「ほ…

  • 漫画「はなが幸せならパパも幸せ(前編)」

    何気ない日常を漫画で描く 産休中だったイラストレーターの加島綾乃さん(がっちゃん)が、創作活動を再スタート。復活第一弾は「はなが幸せならパパも幸せ(前編)」。以前、僕がブログに書いた内容が、がっちゃんの手にかかると、まったくの別物になる。 とにかく絵がかわいい。 そして、登場人物の内面を描くのがうまい。 クスッと笑えて、癒やされる。 安武家の何気ない日常。 どうぞ、漫画でお楽しみください。 まずはこちらから↓ hanamisosoup.com 続く。 後編(明日掲載予定)もお楽しみに〜 安武千恵・追悼コンサート「いのちのうた」のお知らせ↓ hanamisosoup.com どちらさまも、下のボ…

  • 亡き妻が娘に託した「家族の再生」

    みそ汁に込められたメッセージ 台風10号が過ぎ去り、九州北部は青空が広がった。 少しだけ秋の気配を感じる8月最後の日。 いつものように午前5時に起床。 妻の遺影に手を合わせる。 彼岸が近いからだろうか。 今さらだが、「どうして、君が先なんだ。順番が逆じゃないか」と問いかけてしまう。 妻は闘病中、自分の命が長くないことを覚悟していた。幼い娘にみそ汁作りを教えたのは、娘にしっかりと生ききってほしい、との思いから。その一方で、僕と娘が2人きりになったときのことも心配していたのではなかろうか。 みそ汁に込められた「あなたが大切」というメッセージ。本来ならば、親が子に差し出す無償の愛を、僕は娘から与えて…

  • 娘の彼氏はメンタル強め

    「食べていい」とは言ってない 寿司を食べるならば、娘をアルバイトで雇ってくれている店に行くと決めている。 くるくる回るアレではない。一軒家の隠れ屋のような小さな店。魚や酒、器、大将の腕も何もかもが本物だ。 娘の彼氏、ねすたは家庭教師のアルバイトで遅くなる。 娘からは、そう聞いていた。 食事を終えたら、コンビニに寄って、彼の夕食を買って帰ろう。 俺って、優しい。 なんて、自分を褒めながら、至福のひと時。 お腹いっぱいになって、会計を済ませようとしたところ、店の入り口で聞き覚えのある声がした。 靴を脱いで店内に入ってきた男は・・・ ねすただった。 なぜ、そこに座るのか。「食べていい」とは言ってない…

  • モノを減らしたいのにいろいろと買ってくる娘の彼氏

    謎のフィギュア アルバイト帰りの娘にスーパーで食材を買ってくるように頼むことがある。 いつも、娘の彼氏ねすたが途中で合流する。 ねすたは「これはお父さんが好きそうだね」などと都合の良いことを言って、自分好みの冷蔵加工食品を買い物かごに入れる。娘は頼んでもないアイスや飲み物を買う。モノが少ない暮らしを目指しているのに、冷蔵庫の中は一向に減らない。 玄関まわりも整理しているのだが、また、モノが増えた。 絶対、ねすたが買ったやつだ。 なぜ、これを買ったのか。 なぜ、ここに、これを置こうと思ったのか。 はっきり言って、迷惑である。 注:なかやまきんに君は嫌いではない。 なかやまきんに君 りそうの姿 フ…

  • アルバイト先から食べ物をもらってくる娘

    してあげたくなるタイプ 娘が、先日のウナギの蒲焼きに続いて、今度は毛ガニをアルバイト先から持ち帰ってきた。「パパ、カニ好きでしょ。ひとりで全部食べていいよ」と娘。毛ガニなんて何年ぶりだろうか。買えば、5,000円以上はするであろう高級食材。滅多に味わえるものではない。お言葉に甘えて、娘の彼氏、ねすたが不在の日を狙っていただいた。 hanamisosoup.com そういえば、亡き妻も知人から食材をもらうことが多く、こんなことをよく言っていた。「何も言ってないのに、みんなが食べ物をくれるのよ。私の顔に『なんかちょーだい』って書いてあるのかしら」。 娘は、別のアルバイト先(寿司屋)からも食べ物を持…

  • 親子別々に楽しむ2024年夏

    死ぬまで遊ぶぞ 20代の頃、小型船舶操縦免許を取得した。ジェットスキー(水上バイク)を運転したかったのだ。 だが、なかなか、乗る機会がなかった。 60歳になって、ついにそのときがきた。 youtu.be この日、付き合ってくれたのは26歳の女子3人。1人はウェイクボード仲間のリオちゃん。これだけ年齢が離れていると、父親の気分である。 「ビスケット」と呼ばれるトーイングチューブに彼女たちを乗せて引っ張った。 ジェットスキーが時速32キロで旋回すると、遠心力で88キロのスピードを体感できる。きゃーきゃー叫んでくれて、お父さんはうれしい。 バーベキューを楽しんでいると、娘から画像が送られてきた。そう…

  • 親子3世代で使いたい昭和レトロなトレー

    古いものを見つめながら未来を思う 資産運用を目的に、退職金の半分ほどはNISAを活用している。 主な保有ファンドは、半導体、自動運転、ロボットテクノロジーなど。 どれも、未来の暮らしを感じさせる株式ファンド。 つい、株価をチェックしてしまうが、下落に動揺してはいけない。 短期的な動きに惑わされず、ここは、売らずに淡々と積み立てる。 一方、お盆を過ぎても気温は一向に下がる気配はない。 尋常ではない暑さが続く。 母が漬けたラッキョウと冷えたビールで心と体をクールダウン。 昭和レトロなトレーは、亡き妻が幼少時に使ったもの。 娘も使った。 お金に換えられない「わが家の資産」。 孫の代まで使えるだろうか…

  • コストコのユーザーに最適と思われる冷蔵庫

    大容量の冷凍庫 お盆前から、冷蔵庫の調子が悪かった。 製氷機の動きが鈍く、缶ビールが冷えない。 これまで使っていた冷蔵庫はパナソニック製の550リットル。 型番を確認すると、2010年製だった。14年。ぼちぼち寿命なのかもしれない。 妻を亡くして2年目の夏だった。冷蔵庫が壊れ、キッチンが水浸しになったことを思い出した。当時、娘は6歳。仕事は多忙を極め、精神的にもいっぱいいっぱいだった時期のトラブルだった。 まだまだ猛暑は続く。先日、コストコで肉を大量購入し、小分けして冷凍保存したばかり。今、冷蔵庫が壊れたら大変なことになる。 通販大手「ジャパネット」のカタログを見ると、ちょうど良いサイズの冷蔵…

  • 漫画「はなちゃんのみそ汁」(不定期連載)、再スタート

    もう一度、登場人物紹介 漫画「はなちゃんのみそ汁」のイラストを描いてくれていた加島綾乃さん(がっちゃん)が男の子を出産。育児で創作時間が確保できず、漫画(不定期連載)をしばらく休んでいたが、「ぼちぼち動けそう」ということで、仕切り直すことになった。 そこで、もう一度、登場人物を紹介(リニューアル版)。 前回はパパ、はな、ねすたの3人だったが、今回は、がっちゃんの発案で亡き妻にも加わってもらった。 そりゃそうだよね。 ごめんねママ。 漫画「はなちゃんのみそ汁」の再スタート。 反響次第では出版も!? 楽しいぞ〜! どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。 にほんブログ村 食生活・食育ランキング…

  • にぎやかな法事

    亡き妻が始めた音楽イベント 気づけば17回目。 年に一度の音楽イベント「いのちのうた」。 今年は10月14日(月・祝)に福岡市のライブハウスで開催する。 よくぞ、ここまで続いたものだ。 2006年、がんで亡くなった中学生の女の子を追悼するコンサートとして妻が発案。その後、他界した妻の法事を兼ねたコンサートになった。当初は、しんみりした雰囲気だったけれど、次第にロック色が強まり、にぎやかに。妻もきっと、その方がうれしいだろう。 不思議なことに、遠方のリピーターがどんどん増えていく。 みんな、何かを抱えている。 生きづらさだったり。家族や友人、本人が闘病中だったり。 短い時間だが、ここで泣いて笑っ…

  • 最後の家族旅行で妻の心に残った場面

    まるで“タイムカプセル” 日曜日の昼下がり。ひと仕事終えて、ぼーっとスマホを見ていたら、Amazon Photos(写真や動画を保存できるオンラインストレージサービス)が17年前の「今日の出来事」を知らせてくれた。 スマホの画面に出てきたのは、家族3人で温泉に行ったときの写真。宿泊先は大分県別府市のホテル。11カ月後に妻は他界した。これが最後の温泉旅行だった。 妻はいつもコンパクトデジタルカメラを持ち歩いた。 このときも、心に残る場面を目にすると、カメラのシャッターを切っていた。 画面下にある「この日の思い出を見る」のボタンをクリックすると、妻が撮影した写真が出てくるに違いない。きっと、娘の写…

  • 寝たきりの日に娘と彼氏が用意してくれた晩ご飯

    心とお腹が満たされた夜 腰が痛くて、寝たきりの日が続いていた。 ライブの動画撮影で2日間、中腰のままだったことと長時間の編集作業が原因かもしれない。夕食の支度をする時間だったが、何もしたくなかった。腰の痛みは気力も奪った。 ベッドに横になっていると、アルバイトから帰宅中の娘から電話があった。 「パパ、今夜はパーティーだよ。ご飯の用意はしなくていいからね」 娘がアルバイト先の社長から頂いたウナギの蒲焼き。 娘と娘の彼氏が買ってきた特大ピザ。 2人とも金欠のはずなのに。ごめんね。ありがとう。 心とお腹が満たされた夜。 食べ終えた頃には、腰の痛みも薄らいでいた。 鰻楽 国産 うなぎの蒲焼き 280g…

  • 料理のリクエストに即座に応じる実家の母

    お盆の食卓 「ばあばの唐揚げが食べたい」 妻の墓参りの帰り道、娘の発案で実家の母に連絡。 福岡県宮若市に向かった。 高速道路を西から東に走って約1時間。 実家に到着すると、僕と娘の好物が食卓に並んでいた。 「あんたたちがお盆の間に来て食べるやろうと思って、用意しとったよ」 急なリクエストでも、即座に応じてくれるところが母のすごさだ。 鶏の唐揚げ。皮はサクサク。肉はジューシー。亡き妻も好きだった。 タラワタの甘辛煮。タラワタとはタラのエラと胃を干したもの。タラオサ、タラ胃などと呼ぶ地方もある。大きな歯ブラシのような独特な形状が特徴。わが家では、お盆の時期にいつも食べる。 「おきゅうと」は母の手作…

  • 今さらジロー

    興奮気味に「全マシ」注文 ずっと前から行きたかった二郎系。博多の豚骨ラーメン店ならば、お初の店でも緊張しないのだが、東京発の二郎系は何となくアウエー感があり、1人で入店できなかった。注文の方法や暗黙のルールがあることも、足が向かいにくい理由のひとつだった。 娘の彼氏、ねすたは東京生まれ。彼に相談してみると、「二郎は体育会系っぽい店が多いですからね。福岡にも客にやさしい二郎がありますよ」。そう言って、初心者にお勧めの二郎を案内してくれた。 向かった店は、福岡市博多区千代4丁目の「マシマシらーめん 物語はここから始まるのだ」。通称「マシマシ物語」。「二郎系ラーメンをもっと身近に」をコンセプトに、初…

  • 娘と彼氏とウェイクボード

    60歳の挑戦 ウェイクボードの季節がやってきた。 今年は、娘の彼氏ねすたも初参加。 娘と3人、友人にプレジャーボートを出してもらって、芦屋の海を滑った。 60歳の勇姿↓ youtu.be ウェイクボード初挑戦のねすた。スノーボードの経験があるだけにバランス良し。3回目で立つことができた。 センス抜群。初心者とは思えない。 気持ちいい〜!! プレジャーボートを出してくれた堀田さん、いつも、ありがとう! あと10年。70歳まで楽しみたい! ※娘の画像掲載は本人の許可が下りませんでした。滑る姿がめっちゃカッコよかったのに残念。 夏の海の必需品↓ [GRADE] ラッシュガード レディース 『上質だか…

  • 娘と娘の彼氏が教えてくれた亡き妻と僕の記念日

    8月5日 月曜日の朝は、ドウダンツツジの水を替える。 水を替えた後、枝葉を剪定していたら、娘と娘の彼氏ねすたが亡き妻の祭壇の前に座った。 「どうしたの?」 「何かの記念日?」 2人に尋ねると、娘が「パパとママの結婚記念日やろ」と教えてくれた。 そうだった。 昨日の夜まで覚えていたのに、朝起きると忘れていた。 きょうは、23回目の結婚記念日。 天国の妻にアニバーサリーフラワーを贈ろうか。 感謝の気持ちを込めてピンクのバラを。 生きているときに、旅行とか、お祝いとか、もっと盛大にやっときゃよかった。 何を今さら、だよね。 バカな夫を許しておくれ。 選べる季節の枝もの ドウダンツツジ 3本 桜 どう…

  • 寝落ちしてしまいそうな椅子

    折りたたんで持ち運びもできる ずっと欲しかった椅子をついに買った。 ニーチェア。 シンプルな構造で組み立て簡単。約一畳のスペースでゆっくりとくつろげる折りたたみ椅子。徳島県出身の新居猛さんが1970年にデザインし、50年以上経った今も、国内外を問わず、評価が高い。多くの人に愛される「カレーライスのような椅子づくりを目指した」という。 今春、YouTubeで見つけて、一目惚れ。東京のショールームで購入するつもりだったが、福岡市内に現物を展示販売しているギャラリーがあった。即注文。 norikon23.exblog.jp スタンダードなニーチェアエックスをプロトハウスギャラリー(福岡市中央区)で購…

  • 真夏の朝の怖い体験

    「まさか」が起こった その日は異常に暑く、熱中症警戒アラートが発表されていた。 朝食後、いつものようにベランダで洗濯物を干した。 掃き出し窓の鍵が緩くなっていることは知っていたが、部屋の温度を上げたくなかったので、洗濯物をベランダに持ち出して窓を閉めた。 まさか、そんなことは起こらないだろう。 そう思っていたら、その「まさか」が起こってしまった。 掃き出し窓を勢いよく閉めた反動で鍵がくるりと回り、部屋に入れなくなった。 午前8時半。 娘は別の部屋で寝ている。 前夜、アルバイトで帰りが遅く、起きてくる気配はない。 少し前に「朝ごはん出来たよ」とLINEを送っていた。 娘だけが、頼みの綱だった。 …

  • 趣味を生かしてボケ防止

    父90歳、プラモ作りに熱中 父は昭和9年生まれの90歳。 体は健康。頭脳明晰。薬も飲んでない。悪いところは歯ぐらいか。 そんな父に、僕の弟がプラモデルをプレゼントした。 プラモデルは、父の好きな城。 ボケ防止対策である。 高校時代の父は美術部に所属。卒業後、写真家として働き続けた。 釣りが好きで、ウキを手作りするほど工作が得意だった。 弟がプレゼントしたプラモデルは姫路城と松本城。 3日間ほどで完成させ、今度は、僕に「松江城と彦根城がほしい」と言うので、インターネットで注文した。 「お父さん、すごい集中力なんよ。こういうのが好きやもんね。ご飯も食べずに一日中、作り続けよる」。母はあきれ顔ながら…

  • 大切な人を亡くした後の心の持ちよう

    「笑い合える日」が来ることを信じて あの日、僕は、体の一部をもぎ取られるような寂しさを感じた。 最愛の妻を亡くし、激しい喪失感にさいなまれ、運命を呪い、酒におぼれる日々を過ごした。 夜になると、ぼろぼろと涙がこぼれた。 自分のせいで、妻を死なせてしまったんじゃないか、と苦しんだ。 頭がおかしくなりそうだった。 これ以上、生きていても意味はない。 死のうと思った。 だが、踏みとどまることができた。 そばに5歳の娘がいたからだ。 心配そうに僕を見つめる娘の目が、「パパ、お願い。笑って」と訴えかけていた。 死別から16年。 娘の存在だけが、生きる支えだった。 そして、こんなに笑い合えるが来るとは思わ…

  • 母が考案したコーヒーの淹れ方が斬新だった

    気持ちに感謝 「あんた、食後はコーヒーを飲むやろ。豆を買うとるけん、淹れちゃろうね」 実家に帰省した先日、母がコーヒーを淹れてくれた。 初めて見たかもしれない。 とても、斬新な淹れ方だった。 ドリッパーが必要ということを母は知らなかった。フィルターが底に落ちるような気がするけど・・・。 やっぱり、落ちた。 もう一度、お湯を注ぐ。 まあ、いいか。 お母さん、おいしかったよ。 ごちそうさま。 カリタ Kalita 熱伝導率が高い 銅製 コーヒー ドリッパー ウェーブシリーズ 燕職人手作り 2~4人用 WDC-185 日本製 ドリップ 器具 #05099 二人用 四人用 2杯用 4杯用 おしゃれ キ…

  • 門外不出のレシピ公開

    病みつきになるおいしさ 「産直市場に持ち込んだら、どげんやろかね。こりゃ絶対売れるばい」 その料理を口いっぱいにほお張って、何度、同じせりふをつぶやいただろうか。福岡県宮若市に住む母(84)手製の「ちらしずし」。一度食べると誰もが病みつきになるおいしさなのだ。 親鶏の硬い歯ごたえと濃い味付けが特徴。シイタケやゴボウなどと小さく切った親鶏を油で炒め、しょうゆと砂糖で煮含める。あらかじめ作っておいた酢飯に具材を煮汁ごと混ぜ込み、錦糸卵をたっぷりと散らせば完成だ。 母の友人らの間でも絶大な人気。地域行事や婦人会の集まりなどでも振る舞うことがある。9年前、娘が作り方を教わるまでは、門外不出のレシピだっ…

  • 夜中であろうとご飯を食べに来るマイペースな娘の彼氏

    帰ってくるんかい! その日の朝、僕は娘の彼氏、ねすたに確認した。 「今日の晩ご飯、どうする?」 「サッカー部の遠征で遅くなるので、自分の家に帰ります」 彼は確かにそう言った。 だから、夕食は用意してなかった。 ところが、夜、ねすたは、わが家に戻ってきた。 時計は、深夜零時を回っていた。 どうしても、わが家でご飯が食べたかったらしい。 急いで、ざる蕎麦を用意した。 食べながら、寝た。 こちらは動画↓(撮影:安武はな) youtube.com 【関連画像】 食べながら寝る娘(2007年7月1日) 豊稔 家庭用麺打セットA そば・うどん麺打入門DVD付 A-1230 豊稔企販 Amazon どちらさ…

  • 娘に黙って家を空けて怒られた夏休み

    子離れできそうな予感 梅雨が明け、昨日から海の近くで遊んでいる。 1泊2日の小旅行。娘に伝え忘れていたことに気づき、メッセージを送ると「家を空けるときは、ちゃんと連絡しろ」と怒られた。 子離れできるかもしれない、と思う今日この頃。 ひとりになっても、大丈夫。 この調子で頑張ろう。 Yogibo Neck Pillow X Logo(ヨギボー ネックピロー エックス ロゴ) ライトグレー Yogibo(ヨギボー) Amazon 【創業祭10%OFF&エントリーでP10倍 7/26 1:59まで】 車や飛行機での長距離移動やデスクワークの休憩時におすすめ「Yogibo Neck Pillow Lo…

  • 亡き妻に子育てを託されて気づいたこと

    教育の「本丸」は家庭 今年も1年分のみそを仕込んだ。 母と叔母にも手伝ってもらった。 2人を送る帰りの車の中でのことだ。 後部座席に座っていた叔母さんが、何の前触れもなく、僕に言った。 「信吾ちゃん、はなちゃんを立派に育て上げたね」 素直にうれしかった。 子育ては、親として当たり前のこと。その当たり前のことが、どれだけ大変で責任重大であるか。親になって、初めて知ることができた。妻を亡くし、娘と向き合う場面が圧倒的に増えた。僕の場合、そのような環境に立たされなければ、「子育てとは何か」を十分に理解できてなかったかもしれない。 ふと、妻が遺した言葉を思い出した。 勉強は二の次でいい。 健康で、生き…

  • 娘の彼氏が作った焼き物はやっぱり万能だった

    手のひら返しが奏功 娘の彼氏、ねすたが作った焼き物を毎日触っている。 くどいようだが、ポテチを盛ってもいい感じ。 最初に見たときの感想は「なんじゃこりゃ」。 ところが、だんだん、その個性的で独特な世界観に魅せれてきた。 手のひらを返したように褒めちぎっていると。 「じゃあ、あげますよ」 この器、もらえることになった。 儲かった。 hanamisosoup.com カルビー堅あげポテト九州しょうゆ味63g×6袋 ノーブランド品 Amazon カルビー ポテトチップス九州しょうゆ58g×6袋 ノーブランド品 Amazon 【6310】☆9【カルビー ポテトチップス 九州しょうゆ 58g】×12袋 …

  • アマゾンプライムデーで買ったもの

    今月のベストバイ アマゾンプライム会員限定のビッグセール「アマゾンプライムデー」が終わった。 今年は、食品やパソコン・カメラの周辺機材を中心にいくつか購入。 昨日、胸熱な商品が届いた。 セール期間中、タンブラーが2個付いてくる「サッポロ黒ラベル」を見つけて、即座にポチった。黒ラベル好きにはたまらない。 ロゴがカッコよくて、気分は爆上がり。 いつものビールより、何倍もうまく感じる。 【Amazon.co.jp限定】 黒ラベル12缶グラス2脚付きセット 黒ラベル Amazon 名入れビールジョッキ 500ml + 写真入り サッポロ黒ラベル 500ml 父の日 名前入り 誕生日 ハロウィン 【楽ギ…

  • 娘の彼氏のリクエストで人気のファミレスに行ってみた

    見える世界が変わる 「今夜、何が食べたい?」 僕の問いに娘の彼氏ねすたは、こう答えた。 「久しぶりに、サイゼの辛味チキンが食べたいです」 「サイゼ」とは、圧倒的安値とコスパの良さで知られるファミリーレストラン「サイゼリヤ」のこと。幅広い世代に人気があることは知っていたが、それまで僕はサイゼリヤで食事をしたことがなかった。 何もかもが安くてびっくりした。グラスワインは100円。ほとんどの料理がワンコイン(500円前後)。それでいて、味は悪くない。 「エスカルゴのオーブン焼き」なんて、お値段以上の本格派。32年前にパリで食べた味とそんなに変わらない(ような気がした)。 ねすたに誘われなければ、恐ら…

  • 仕事部屋の椅子を買い替えて腰痛解消

    人生の相棒 ハーマンミラーのアーロンチェアを使い始めて3カ月。これが、すごくいい。 以前は、長時間のパソコン作業をすると、腰の痛みで歩けなくなるほどだったが、今はどうってことない。アーロンチェアは、完成度が高く、次元が違うのだ。デスクワークの多い人に、ぜひ、おすすめしたい。 僕の身長は170センチ。一番小さな「Aサイズ」を買って正解だった。 少々値が張るが、長い目で見るとコスパもいい。 椅子は人生の相棒。もっと早く買っときゃよかった。 【正規品】 Herman Miller (ハーマンミラー) アーロンチェア オフィスチェア B(ミディアム)サイズ アルミニウム グラファイト(ブラック) BB…

  • 娘の彼氏がパスタ料理を作る理由

    台所に立つことは尊い 娘の彼氏ねすたが、僕に手料理を作ってくれた。以前、わが家でカップ焼きそばを調理したことはあったが、ちゃんとした料理は初めてだった。 その日のメニューは「ホウレンソウとベーコンのペペロンチーノ」。 驚いた。カップ焼きそばの「湯切りが甘い」などと、ちゃかしていたことを詫びなければならない、と思った。僕が想像していた以上の知識と手際の良さだった。 調理中、ふたりで雑談をしていて、あることに気づかされた。ねすたが福岡で一人暮らしを始めて、可能な限り自炊を続けていること、パスタ料理(ペペロンチーノ)が得意であること。その理由は、生活費を抑えるためだった。再来年、彼は大学院に進学する…

  • ドラッグストアで見つけた「ばあばの味」

    プリンの素 最近のドラッグストアは何でもある。 薬以外のものを買うことのほうが多いぐらいだ。 先日、コイン型のリチウム電池が切れたので、自宅近くのドラッグストアに買いに行った。 ついでに、食品売り場で夕食の買い物をしていたところ、「プリンの素」を見つけた。 幼いころ、母がよく作ってくれた懐かしいやつだ。 娘にも食べさせたくなって、買い物かごに入れた。 スイーツ作りが得意な娘。牛乳と生卵で本格的なカスタードプリンも作る。 ゲル化剤で固めた即席プリンが、娘の口に合うかどうか心配だったが、「おいしかったよ。また、作ってほしい」と言ってくれた。 娘にとっては、ばあばの味。 今度は、ばあばに娘のカスター…

  • 娘の彼氏が作った陶器の評判が右肩上がり

    才能あるのか 娘の彼氏、ねすたが作った陶器の評判が良い。 彼の陶器について綴った7月3日のブログには、多くのコメントが寄せられている。 その中には「裏にサインを入れて売ってほしい」との要望も。驚くばかりである。 hanamisosoup.com 「検討します」と、ふわっと答えてみたものの、勘違いしてはいけないので、彼にはコメントの詳細を伝えてない。だが、「ブリの漬け」を器に盛ってみると、これまたいい感じ。ひょっとしたら、陶芸の才能があるのか。 フンドーキン醤油 りゅうきゅうのたれ 230g ×4本 フンドーキン Amazon 大分りゅうきゅう漬けセット りゅうきゅう 漬け丼 お中元 お歳暮 自…

  • ガラケーに保存されたままの亡き妻が送ったメール

    3日間かけて1人前のカモを完食 「昔使っていた携帯電話に保存したままだよ。見る?」 イタリア料理店「テシマ」(福岡市南区大橋)のシェフの妻、法子さんが、そう言って僕に見せてくれたもの。 それは、16年前、妻が法子さんに送ったメールだった。 2通目のメールを読んで思い出した。妻は食が細くなっていたので、1人前のカモを食べきれず、残りを家に持ち帰り、3日間かけて、ようやく完食できたのだった。 メールの文字を目にすると、妻の声が聞こえてきそうだ。 hanamisosoup.com 合鴨 スモーク 約200g×5PC 1kg 合鴨 パストラミ 200g 1枚付 鴨肉 鶏肉 業務用 燻製 スモーク鴨 1…

  • 妻の命日に思う

    大切な人を亡くした後、どう生きるか きょうは妻の命日。 2008年7月11日、千恵は天に召された。 あれから16年。 いろんなことがあった。 絶望からの味噌作り。 週末農業。 PTA活動。 本の執筆。 本の映画化。 講演活動。 再婚を考えたこと。 いのちのうたの継続。 娘の思春期、反抗期。 毎日の弁当作り。 早期退職。 フリーランスへの転身。 ドキュメンタリー映画の製作。 ウェイクボードとボクシングとウクレレ(←今ここ)。 無駄なことなど何ひとつなかった。 喜びも悲しみも、苦しみもすべてに意味があった。 ひとつひとつの経験、そして、人との出会いが「大切な人を亡くした後、どう生きるか」を教えてく…

  • 老後は「娘の七光り」で生きていく

    お気に入りの惣菜パイ 最近、娘が毎日ブログを投稿し続けている。 アクセス数を聞いて驚いた。 もう、立派なブロガーである。 老後は「娘の七光り」で生きていこう。 あらためて、そう思った。 さて、きょうは、娘が投稿した「アップルパイの応用編」をリブログ。 ベーコンとポテトサラダを入れたパイはマジでうまかった。 今、一番のお気に入り。 いずれ、娘は家を出る。 レシピを残してくれるのは、ありがたい。 ameblo.jp [冷凍] ニップン パイシート 4枚入 400gX6個 Nippn Amazon 冷凍食品 ニップン パイシート 4枚入り 400g パイ生地 発酵 バター 北海道産 小麦 市販 手作…

  • 遠慮がないけど憎めない娘の彼氏

    テストが終わって 娘は大学生活最後の試験が終わった。 勉強漬けの日々から解放され、パパにオムライスを作ってくれた。 娘の彼氏、ねすたは大学3年生。 まだまだ試験は続くが、一旦はお休み。 娘がオムライスを作っている間、裸になって腕立て伏せを始めた。 「汗をかいた後はビールがうまいよね」っておい! 「くーーっ」じゃねえよ。 相変わらず、遠慮がない。 まあ、いいやろ。 君も勉強、頑張ったもんな。 アサヒ生ビール 【飲食店で愛され続けたまろやかな味わい】アサヒ 生ビール (マルエフ) [ ビール 350ml×24本 ] アサヒ生ビール Amazon アサヒ 生ビール 缶(350ml*24本入)【マルエ…

  • 存在感増す娘の彼氏が作った焼き物

    ねすたの「お玉置き皿」 娘の彼氏、ねすたが作った焼き物が、わが家で存在感を増してきている。 hanamisosoup.com 今朝、みそこしを置いてみたら、これも見事にはまった。 不思議なものだ。 不格好と思っていた皿が、こうしてみると、見た目がいい。 見た目は大事。 商品化してみようか。 ねすたの「お玉置き皿」。 ほしい人いるかな。 おらんやろな。 いずれにしても、同じものは二度と作れんやろな。 前川金属工業所 前川金属 アルマイト PC柄 みそこし(こし棒付)小(φ105) 前川金属工業所(Maekawa Metal) Amazon R&M パンチング みそこし 2014065(1セット)…

  • 車で1時間かけて毎月通ううどん屋さん

    食べたいのか、会いたいのか おいしい料理を出してくれる店は、都会には山ほどある。でも、僕も娘も「家めし」が好きなので、外食はあまりしない。 そんな僕たち親子が、定期的に通うことを楽しみにしている飲食店がある。 月に一度だけ営業する福津市津屋崎の「やまちゃんうどん」。その日は、友人の山口覚さんが、うどん屋の大将になる。 山口覚さんの本業はファシリテーター。対話によるまちづくりに取り組む うどんの具は毎月違う。だしは鰹節と昆布 一杯500円。支払いは自己申告制 店の前では恒例の記念撮影 営業は第一火曜日のみ。 自宅から店まで車で約1時間かかる。 予約はできない。 材料がなくなったら閉店。 などと、…

  • 娘の彼氏が作った不格好な皿の焼き物

    物は使いよう 「なんだ、その皿。不格好やなあ」 先日、娘の彼氏のねすたが作った焼き物は、お世辞にも美しいとは言い難かった。 hanamisosoup.com 皿の縁が水平ではなく、曲がっていたり、ところどころにくぼみがある。 しかも、分厚い。 娘が作った皿の方がうまくできているし、使いやすそうだな。 そう思っていたのだが、ねすたの皿にも用途があった。 カレーを作った日のことだ。 お玉の受け皿として、「不格好な皿」を使ってみたところ、これが見事にはまった。 欠点と考えていた「縁のくぼみ」が良い仕事をしてくれるのだ。 見た目だけで物事を判断してはダメということか。 物は使いよう、ということわざもあ…

  • 飲食店で働く娘の姿を初めて見た日

    亡き妻も好きだった味 3年前、娘が大学1年生の頃だった。 「うどん屋さんで働きたいんだけど。家の近くにある、あの店だよ」 びっくりした。娘が面接を申し込んだ店の男性経営者とは面識があったからだ。 かつて、その男性が従業員として働いていた福岡市西区の「大地のうどん」には、家族3人で何度も通った。いつも、妻は「わかめうどん」、僕は「ごぼう天うどん」を注文した。 2007年、男性は「大地のうどん」の味を引き継いで独立。そんな歴史を知らない娘が、ネットの求人情報を見て、彼が店主を務める「うどん和助」(福岡市城南区鳥飼)で、人生初のアルバイトを始めた。 僕は、飲食店で働く娘の姿を初めて見た。 涙が出そう…

  • 食事の時間を守れず、娘に叱られる彼氏

    夕食時間は午前4時44分 朝、台所に行くと、食器がきれいに洗ってあった。 つまり、昨夜の夕食は食べたということか。 娘の彼氏ねすたのことである。 彼は今、大学の試験中。 毎晩遅くまで、勉強に打ち込んでいる。 集中すると、時間を忘れてしまうのだろう。事前に聞かされていた食事の時間に帰ってくることはほとんどない。 起床時、LINEを見ると「今、食べとります」と娘からの報告が入っていた。送信時間は午前4時44分。どうやら、娘は朝方まで、ねすたを待っていたらしい。 娘によると、昨夜のねすたは試験勉強ではなく、レポートにかかりっきりだったそうだ。「ご飯食べるっていうから、パパが夕食作ってくれているのに。…

  • 遠方の友人を連れて行きたい福岡の個性的なうどん店

    つゆの表面には脂の膜 5時起床。妻の遺影に手を合わせて、掃除、洗濯、メールのチェック。 ふだんは、6時半ごろから朝食の支度をするのだが、きょうは早朝、車を運転し、以前から行きたかった場所に向かった。 目的地は、福岡市東区箱崎の「うどん箱太郎」。YouTubeでその店を知って、ずっと気になっていたのだ。 営業時間は午前7時から同11時。看板はない。入り口に「営業中」の札がかかっているだけ。なかなか、個性的である。 午前9時、店内に入ると、すでに、7席のカウンターは埋まっていた。 15分ほどで席が空き、店主おすすめの「月見うどん」を注文。味もなかなか、個性的だった。いや、革新的と言った方がいい。そ…

  • 家族3人で移住を考えていた場所

    山の暮らし 太郎さんと出会い、彼の家に通うようになって、僕たち夫婦は、山の暮らしに魅せられた。娘が小学校に入学する前のタイミングで、山に引っ越すことを考えていた。 hanamisosoup.com 久しぶりに太郎さん宅を訪ねた(2024年6月2日)撮影:ねすた ワインと日本酒(2024年6月2日) スパイスカレーをごちそうになった。汗がじわっと出た(2024年6月2日) 太郎さんの作業場(2024年6月2日) 太郎さんの作業場(2024年6月2日) 作業場に置かれたラジオ(2024年6月2日) はなとねすた(2024年6月2日) 山の暮らしが、妻の病を快方に向かわせてくれるんじゃないか。 そう…

  • 大切な人の顔を思い浮かべながら作る

    陶芸と料理 梅雨入り前の6月上旬、娘たちと佐賀の山に出かけた。 向かったのは、陶芸家の太郎さん宅。 亡き妻の遺骨は、太郎さんが作ってくれた骨壷に入れている。 僕らは、そんな関係だ。 最近、娘は焼き物に興味を持っている。 その日、娘は太郎さんの仕事場に入ると、ろくろを回し始めた。 娘の彼氏、ねすたも、ろくろでの成形を初めて体験した。 3週間後、太郎さんが完成した焼き物を自宅に届けてくれた。 世界にひとつだけの作品を手に、顔がほころぶ娘たち。 手作りの焼き物は、市販品にはない温もりがある。 ねすたは故郷の母親にプレゼントするつもりのようだ。 あの日、母親の顔を思い浮かべながら、ろくろを回したのだろ…

  • 60歳、楽しいことだけをやりながら生きていく

    もういいよね 楽しいことしかするつもりはない。 ストレスを感じる場所には足を踏み入れない。 理屈っぽいのは、お断り(自分が理屈っぽいけど)。 本当に信頼できる友が数人いればいい。 頑固にならず、柔軟に。 お金に振り回されず、生活をサイズダウンする。 60歳。もういいよね。いっぱい、頑張ってきたから(自分で言うな)。 というわけで、梅雨が明けたら、 人生3度目の路上ライブを福岡一の歓楽街、中洲でやることにした。 楽器はウクレレ。 ファイアマンの富武さんと一緒に。 ユニット名は、「トミー&ヤス」。 歌が歌えないウクレレユニット。 ボーカル、随時募集中。 15年前、中洲の「福博であい橋」で人生初の路…

  • あこがれの人と一緒に記念撮影をしたい

    これが「沼」ってやつだろうか 一眼ミラーレスカメラを買った。 高倍率ズームキットのLUMIX S9というカメラ。 コンパクトで「カッコかわいい」。 ヌメ革のストラップをつけてみた。 見ていて飽きない。 昨夜は、こいつを眺めながら、ハイボールを3杯飲んだ。 カメラ本体は、これで4台目である。 レンズは、ズームが4本、単焦点が5本。 撮影の仕事は、1年ほど休業状態。 抱えすぎた感は否めない。 でも、新製品が出ると欲しくなる。 これが「沼」ってやつだろうか。 きょうは、ヨドバシカメラ博多店で「S9」のセミナーがある。 講師は、写真家の森脇章彦先生。 森脇先生のSNSはフォローしている。 尊敬する写真…

  • うな重から垣間見える人生哲学

    タモリさん激賞の名店 年に2回ほど、うなぎを食べに行く。 自分へのご褒美だ。 行く店は、だいたい決まっている。 2回のうち1回は、福岡市博多区中洲の「吉塚うなぎ屋」。 食通で知られるタモリさんが激賞している名店である。 いつも注文するのは、「特うな重(6切れ)」。 表面はカリッと香ばしく、中はふっくら。 ほんのり甘めのタレは、うなぎのうまみを引き立てる。 もう、たまらんやつだ。 想像しただけでよだれが出る。 先週、驚くことがあった。 娘が「吉塚うなぎ屋」の「うな重」を持ち帰ってきたのだ。 アルバイト先の社長からいただいたもので、従業員全員に渡されたらしい。 そういえば、娘がアルバイトで働いてい…

  • 汚名返上のために料理の腕を磨いた娘の彼氏

    娘の発案「お家で居酒屋」 娘の発案で、自宅を居酒屋に見立てて夕食を楽しもう、ということになった。 「パパは“お客さん”」という設定だ。素晴らしい企画である。 料理人は、娘と娘の彼氏ねすた。先日、ねすたは即席麺のソース焼きそばを作ってくれたが、失敗。汚名返上するために、料理の腕を磨いていた。 hanamisosoup.com テーマは「ビールに合う料理」。 僕はエビスの黒ビールを飲みながら、娘たちの料理が出来上がるのを待った。 娘の一品は「トマトの豚バラ巻き」。 これぞ、炉端の王道。文句のつけようがない味だった。 一方、リベンジに燃えるねすたは、フライパンに残った豚肉の脂を利用し、「豚のガーリッ…

  • 年上の友人ができたことを亡き妻に報告

    ボクシング仲間にもらった胡蝶蘭 ボクシングジムに通い始めて、約1年半。 ストイックな環境が性に合っているのか、居心地がいい。 会員の年齢層は30代から40代の男女が中心。 僕が一番年上と思っていたが、そうではなかった。 67歳の男性がいた。 アサイさん。 足腰が強い。腕が太く、一発一発のパンチが重い。 リングで対人練習をすると、ガードの上から殴られてもクラクラする。 練習後にアサイさんと雑談をしていて、彼の趣味が園芸であることを知った。 安価で小ぶりのコチョウランをいくつも購入し、数年かけて育てているそうだ。 その中の一つを分けてもらった。 妻の祭壇に飾った。 新しい友人ができたことも報告した…

  • 四日市の主婦に気づかされた今後の生き方

    大人が変わるために 三重県四日市市での「弁当の日」上映会と講演を終えた翌朝、僕はホテルを出て帰路についた。新幹線に揺られながら、これからの生き方を考えた。 あと5年ぐらいしたら、趣味のカメラとウクレレを楽しみながらのんびり暮らそう。実はそう決めていたのだが、「まだ、自分も人に必要とされているのかもしれない。もうちょっと、頑張ってみようか」との思いが強くなった。そして、ある企画を思い立った。 そのきっかけを与えてくれたのは、僕を講師として呼んでくれた四日市の主婦ら主催者のメンバー。みんな一生懸命だった。熱い心を持っていた。 来場者の中には、がん患者がいた。主催者が呼びかけたのだろう。ひとり親家庭…

  • 「父の日」に娘から届いた今風の贈り物

    シングルファーザーも悪くない 三重県四日市市での仕事を終えて博多駅に着くと、スマホが鳴った。 娘からのLINEの着信だった。 きょうは「父の日」。 娘は夜遅くまでアルバイトがあるため、出張帰りのパパとは入れ違い。 そこで、コンビニでの商品引換が可能なデジタルギフトを思いついたのだろう。 便利な世の中になったものだ。 3年前から、僕は「母の日」にも贈り物をもらうようになった。 娘によると、「ずっと、ママの役割も担ってくれたから」という理由らしい。 何年か後には、「敬老の日」も祝ってくれるのかな。 Amazonギフトカード ボックスタイプ - 金額指定可(クラシックブラック) Amazonギフトカ…

  • 娘の遊び相手はパパだけだったあの頃

    「恋愛レボリューション21」 疲れて仕事から帰宅すると、いつも娘のダンスに付き合わされた。「パパ、見て見て〜。この曲踊れるようになったよ。動画撮って〜」。夜の遊び相手はパパだけだった。パパらぶだった。 今はカメラを向けると逃げられる。恋愛レボリューションな娘、21歳。あの頃が懐かしい。 youtu.be これからチャレンジする超初心者のための HIPHOPダンスステップ集 図解&DVDでわかる (Let’s HIPHOP!リズムダンス教室第2弾) 民衆社 Amazon これからチャレンジする超初心者のためのhip hopダンスステップ集 図解& DVDでわかる (Let’s hip hop!リ…

  • 他人の家を自宅のように使う娘の彼氏

    宅配ボックスに不審な荷物 自宅マンションの宅配ボックスがリニューアルされた。 新調された宅配ボックスは電気式。 液晶パネルに暗証番号を入力すれば、ボックスがパカっと開く。 防犯性が高く、日中の不在が多いわが家にとっては大変助かるシステムである。 他の入居者にも好評だ。 入居者ではないのに、この宅配ボックスをうまく利用している人物がいた。 娘と一緒に帰宅した日のことだった。 マンション1階の郵便受けに宅配便の不在通知票が入っていた。 宅配ボックスを開くと、荷物が届いていた。 段ボール箱に印刷された「プロテイン」の文字。 注文した記憶はない。 そもそも、プロテインは飲まない。 プロテインに見せかけ…

  • 娘の彼氏に食べさせる料理のことを考える日々

    自分をほめてもいいですか 娘の彼氏ねすたは、年間を通じて、ほとんど、わが家で過ごしている。 その理由がうれしい。 パパの手料理が気に入っているらしいのだ。 昨夜、ねすたは家庭教師のアルバイトを終えて帰宅。 彼の好きなホタテの冷製パスタを作った。 ホタテ10個入りの大サービス。 パスタは120グラムの大盛りだったが、ぺろりと平らげてくれた。 その1時間後の22時、今度は娘がアルバイトから帰宅。 パスタが残ってなかったため、ありあわせの食材で弁当を作った。 ねすたがわが家を訪れるようになって、パパは料理のことばかり考えている。 冷蔵庫の食材は、全部、頭の中に入っている。 掃除、洗濯などの家事は完ぺ…

  • 娘の彼氏がソース焼きそばを作ってくれた

    抱腹絶倒の夜食時間 娘の彼氏ねすたが、僕にソース焼きそばを作ってくれた。 深夜の即席麺だが、関係ない。 その気持ちがうれしい。 亡き妻もきっと許してくれるだろう。 パパは「ペヤング」。ねすたは「どん兵衛きつねうどん」。 抱腹絶倒の夜食時間だった。 動画はこちら↓ youtu.be ペヤング ソースやきそば 120g 18食 ペヤング Amazon ペヤング スパイスカレーやきそば 122g ×18個 ペヤング Amazon まるか食品 ペヤング 塩やきそば 18個価格: 4374 円楽天で詳細を見る どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。 にほんブログ村 食生活・食育ランキング いつも、…

  • 麺を食べながら寝る娘

    17年前の食卓でも 娘のはなと彼氏のねすたが、アルバイトから帰宅する時間はいつも遅い。若いとはいえ、学業と仕事の両立させるには体力勝負。食がおろそかにならないように、栄養たっぷりの夕食を用意するように心がけている。 先日、買い置きしていた牛バラ肉と中華麺を使って「和風だしの牛肉つけ麺」を作った。ねすたは、山盛りのつけ麺をぺろりと完食。はなは、アルバイトで疲れ果てていたのか、食べながら寝てしまった。 娘の横顔を見ながら17年前の食卓を思い出した。 幼いころも、妻が作った「じゃじゃ麺」を食べながら寝てしまうことがよくあった。 じゃじゃ麺を食べながら寝てしまった娘(2007年7月1日) 撮影:安武千…

  • ブログ読者と講演会場で対面

    存在を認められるということ 昨日は、久留米市立犬塚小学校で講演をした。演題は「食べることは生きること」。食を通して、子どもたちを評価するのではなく、存在そのものを肯定することの大切さを伝えたかった。 参加者は、犬塚小の児童とPTA、「犬塚校区まちづくり振興会」の呼びかけで集まった地域の皆さん。講演後、書籍販売コーナーで顔を合わせた女性の言葉に感激した。 「ブログをフォローしています。今朝もチェックしてきました」 元気をもらった。 こんな出会いが本当にうれしい。 新聞記者時代もそうだった。 読者の方に「記事読んでますよ」と、言ってもらうと、それだけで疲れが吹き飛んだ。自分の存在を肯定されているよ…

  • 娘が安心して家を出て行けるように

    夜、花と酒を楽しみながら 両親の健康状態を確認するため、月に2回、実家の福岡県宮若市に帰っている。 実家から福岡市の自宅に戻る途中、必ず寄る場所がある。 久山町にある「久山植木」。 いつからだろうか。ここで、花を買うようになった。 若かったころ、花を楽しむなんてことは、ほとんどなかった。 いつも、時間に追われ、心に余裕のない日々を過ごしていた。 夜、ダウンライトに照らされた花を見ながら、ひとり静かに酒を飲む。 薄めのハイボールを一杯だけ。 来春、社会人になる娘が、僕の健康を心配することなく、安心して家を出ていけるように。全力で仕事に打ち込めるように。 そんなことを考えつつ、心に余裕を持てるよう…

  • 「ママはどうして私を産んだのか」と娘に問われて

    妻がこの世にいた証し 今でもはっきりと覚えている。2015年8月31日、祭壇の前に布団を2つ並べて、部屋の照明を消したときだった。中学1年生の娘が妻の遺影を見ながら、ぽつりとつぶやいた。 「ママはどうして、私を産んだのかなあ。もし、私を産まなかったら、今も生きていたかもしれないよね」 一瞬、戸惑ったが、娘に伝えなければならないと思った。 妻が娘をどれだけ愛し、生まれてきてくれたことに感謝していたか、ということを。 そのことを妻は自身のブログに綴っていた。 生まれてくることができない人もいる(2007年12月8日) 久しぶりに行ったマクロビオティックの料理教室で、顔見知りの女の子に声をかけた。気…

  • 娘が絶賛したパパの手作りラーメン

    味の決め手はかつお節 娘が大学受験を目前に控えた冬の夜だった。 厳しい寒さの中、塾から帰宅した娘が「あったかいラーメンが食べたい」と言った。 冷蔵庫に生麺の残りがあったので、自家製のしょうゆラーメンを作った。 材料は、しょうゆと鶏がら粉末、ラード、酒、みりん、にんにく、卵、ネギ、かつお節。 ありあわせの食材で作った超シンプルな味のラーメンだったと思うが、娘は「かつお節の風味がグッドだね。これまで食べた中で一番おいしい」と喜んでくれた。 娘が絶賛してくれた自家製しょうゆラーメン。 娘の彼氏、ねすたにも食べさせたくて、久しぶりに作ってみた。 ねすたの感想はこちら↓ youtu.be MARCATO…

  • 娘と彼氏に高級アイスをねだられる

    10円アイスを食べていた昭和の時代 夜、はなとねすたと3人で外食した帰り道。 ほろ酔い気分で「ちょっと、コンビニに寄ろうか」と言ったのがいけなかった。 高級アイスをねだられた。 あーそうやった。忘れていた。 2人を連れてコンビニに行くと、いつもこうなる。 駄菓子屋で1個10円のアイスを食っていた昭和の時代。 チョコモナカジャンボでも、ためらうときがある。 自分用のアイスに300円以上は払えない。 飲んだ後のアイスはうまい。 少し残した。えらいぞ、自分。 【HD】ハーゲンダッツ ミニカップ Aセット バラエティ6種セット 12個 ギフト設定対応 ハーゲンダッツ Amazon 【ギフト対応あり】ハ…

  • はなとねすたと時々ぱぱ

    ボンゴレを独り占め ブログ名を今日の記事タイトルに変更しようかって思うほど、娘の彼氏が頻繁に登場するこの頃。はなとねすたは楽しそうだし、読者の皆さんも好意的に受け止めてくださっているようなので、このペースで続けていくことにした。 昨夜は3人で、近所のイタリア料理店で晩ご飯。インスタグラムで動画をシェアしたところ、思いのほか反響が大きく、うれしくなったので、こちらでも紹介してみようと思う。 1分間のショート動画。2本連続で。きっと、笑えます。 youtu.be youtu.be kakiya 北海道産 活あさり 1kg 大粒 1個20~30g 国産 あさり 天然あさり 活あさり 浅利 味噌汁 焼…

  • 父、娘の説教に反論できず

    噛むことは生きること 深夜、吐き気を伴う腹痛で、トイレに駆け込んだ。 トイレから出て、床に横たわっていると、物音に気づいた娘が起きてきた。 娘は心配そうな表情で僕を見つめた。 「最近、ちょっと多いんじゃない」 実は、今年で4回目だった。 そのうちの2回は、下痢による脱水で血圧が急降下。失神を起こし、大騒ぎになった。 前回、病院で診察を受けていたので、今回の原因もある程度察しがついた。 娘が目をこすりながらこう言った。 「お酒を飲むな、とは言わない。パパのストレスにつながるからね。でもね、これだけは守って。食事はゆっくり。よく噛んで食べて」 「噛むことは生きること。よく噛んで食べなさい」 かつて…

  • 亡き妻直伝の勝負メシ

    最終面接の朝の食卓 娘の就職活動が大一番を迎えた。 きょうは、意中の会社の最終面接。 厳しい競争率の中、よくぞ、ここまで頑張った。 前日、部屋にこもって面接のシミュレーションを繰り返していた娘。 いつになく緊張しているみたいだが、これさえ食っときゃ大丈夫だ。 パパが作った渾身の一杯。具は、カボチャとエノキと豚カタ肉。 幸福を呼ぶフクロウの箸置き。 昔の話だが、パパも大切な取材や打ち合わせがあるとき、その日の朝は、いつも、ママが作ったみそ汁に元気をもらった。 だから、きっと、大丈夫。 ママ直伝のみそ汁は最強だから。 speed mao 癒される かわいい ふくろう 箸置き 5種類 セット Spe…

  • 亡き妻が娘に遺した言い伝え

    一粒の米の中には七人の神様がいる 久しぶりに、和風だしのパエリアを作った。 娘の彼氏、ねすたがたくさん食べてくれた。 パエリアを食べたのは、人生で初めてだったらしい。 作り手として、これほど、うれしいことはない。 食事中、娘がぽつりとつぶやいた。 「ねすた、残しちゃだめだよ。一粒の米の中には七人の神様がいるんだからね」 七人の神様とは、水、土、風、虫、太陽、雲、作り手。 どれかひとつでも欠けてしまうと、米を作ることができない。 自然の恵みと作り手の愛情がこもった米。 そうして作られた米を私たちは粗末にしてはいけない。 亡き妻が、5歳の娘に教えた言い伝えだ(諸説あり)。 16年ぶりに耳にした。 …

  • パパが喜ぶ味を熟知している娘

    夜更けに食べた娘の手料理 「今夜、ちょっと遅くなるけど、起きててね。パパに食べさせたいものがあるから」 ハイボールを飲むと、すぐに眠くなる。 だが、娘に「起きてて」と言われれば、待つしかない。 何を食べさせてくれるのだろうか。 眠い目をこすりながら、娘の帰宅を待った。 夜11時すぎ、台所から、バターが焼ける香りがしてきた。いつもならば、酔っ払って横になっている時間だが、娘の手料理が食べられるのならば、話は別だ。 「お待たせ〜。この味、パパ、絶対気に入ってくれると思うよ」 テーブルに運ばれてきたのはパイだった。 「こんな夜更けにスイーツかよ!」と思ったら、大間違いだった。 惣菜パイ。 パイ生地の…

  • 娘の彼氏が亡き妻にしてくれたこと

    感謝の牛タン 「母の日」の12日、大量の牛タンを買いに、車で郊外の大型スーパーに出かけた。 帰宅し、夕食の準備をしていると、娘がニコニコしながら近づいてきた。 僕が外出している際、娘の彼氏、ねすたがこんなことを言ったそうだ。 「きょうは『母の日』だね。お母さんにお祈りをしようよ」 妻が他界して今夏で16年。きっと、多くの人から「いつまで、引きずってんだよ」と思われていることだろう。だが、娘の彼氏のように、僕たち家族と一緒に妻を偲んでくれる人がいる。これほど、うれしいことはない。涙も出るが、元気も出る。やっぱり、死ぬまで引きずっていこうと思った。 幸せ気分に浸った2024年の「母の日」。その夜、…

  • 寝坊した朝はお手軽バーガー

    調理時間は5分 寝坊してしまった。 ご飯を炊いてない。 みそ汁の具材も切れている。 娘は早出のアルバイト。 今からじゃ、間に合わない。 そんなとき、バーガー用のバンズがあれば何とかなる。 娘の弁当用に冷凍していたフライドチキンをレンジでチン。 ソースは、マヨとオリーブオイル、からし、砂糖、黒こしょうを混ぜ混ぜ。 バンズを半分に切って、オーブントースターで温め、レタスとチキン、ソースを挟む。 ケンタッキー風チキンフィレバーガーの出来上がり〜。 調理時間は5分。 豪快にかぶりつく! やばいよ、うまいよ! スターゼン 骨なしフライドチキン (20個入り 計1.6kg(800g×2袋)) スターゼン …

  • 食べても食べても腹が減っていた頃

    夜と朝で10人分完食 久しぶりに大量のカレーを作った。 約10人分。 自分で言うのもなんだが、おかわりするほどうまかった。 娘と娘の彼氏ねすたも、カレーの出来をほめてくれた。 ねすたは3杯食べてくれた。 その翌日の朝食メニュー。 娘たちは、また、カレーを食べていた。 しかも、みそ汁とうどん付き。 もう一度言うけど、朝ごはんだ。 夜と朝で、10人分のカレーがきれいになくなった。 若さゆえか、食べても食べても腹が減るらしい。 勉強で脳をフル回転させ、夜はアルバイトで肉体労働。 そりゃ、腹は減る。 でも、体重は増えない。 うらやましい。 パパにもそんな時代があった。 西日本新聞入社時の販売店泊まり込…

  • 遠慮を知らない娘の彼氏

    決定的瞬間の画像入手 最近、缶ビールの減りが早い。 冷やしておいたビールを飲もうと思ったら冷蔵庫にない。 補充する。 飲んでないのに減っていく。 その繰り返し。 見当はついていたが、何も言わなかった。 先日、夕食と入浴を済ませ、寝室でYouTubeを見ていると、娘が写真を送ってきた。 やっぱり、こいつだった。 それ、エビスなんですけど。まあまあ値が高いんですけど 「く〜!! 部活の後のビールはうまい!」とか言ってたらしい コメと生卵の減り方も半端ない。 シャウエッセンはとうとう1本も食べないままだった。 遠慮を知らない、とつくづく思う。 サッポロ ヱビスビール [ ビール 350ml×24本 …

  • 連休中にどうしてもやりたかったこと

    意地でも楽しむ ゴールデンウィークが終わった。 特に予定は何も入れず、成り行きまかせで過ごした。 ただ一つ、やりたいことがあった。 しばらく遠ざかっていた自宅バルコニーでのバーベキューだ。 去年の今頃は、3日に一度ぐらいのペースでやっていたのに。 炭火をじっと見つめたい。 明るいうちからハイボールが飲みたい。 でも、1人じゃ寂しい。 そこで、近所に住む同年代の男性を呼び出した。 彼は、娘の同級生の父親。 ロックコンサートに一緒に行く仲の良い友人だ。 正午すぎ、芋焼酎「佐藤」の白と黒を手土産に来てくれた。 午前は小雨がぱらついていたが、天気予報は午後から曇り。 最初は順調だった。 ところが、いい…

  • 娘の彼氏が大絶賛のパパめし

    炙りホタテの大葉カルパッチョ風 最近作った料理の中では、群を抜いてうまかった。 娘いわく「お店の料理みたい」。 炙(あぶ)りホタテの大葉カルパッチョ風。 友人知人の家に出向いて作ってあげたくなるほど。娘の彼氏、ねすたも「たまんないです。これは」と大絶賛。 しかも、簡単。調理時間は約10分。おいしいポイントは、ガスバーナーでホタテの表面を炙ること。ガスバーナーがなければ、熱したフライパンで表面をさっと焼く。 マジでやばいぜ! ぜひ、作ってみてね。 おろしニンニクを忘れずに! ※材料はYouTubeの概要欄に添付。レシピはグリーンコープ生協と香蘭女子短期大学のコラボ企画です。 動画はこちら↓ yo…

  • 彼氏のつぶやきに娘が涙

    博多どんたくの夜 遠くから、にぎやかな音楽とアナウンスが聞こえてきた。 窓の外に目を向けると、花自動車が走っていた。 「博多どんたく港まつり」が始まった。 娘と彼氏のねすたに声をかけ、一緒に外を見た。 「きょう、ねすたと博多どんたくに行くんだけど、パパも合流する?」 最近、娘は自分たちのデートにパパも誘ってくれる。 もちろん「YES」。 親子で「どんたく」に行くのは、何年ぶりだろうか。 夕方、どんたくの本舞台がある福岡市役所前広場で待ち合わせ。 3人で人混みをぶらぶら歩きながら、途中、パチンコ屋で時間をつぶし、祇園町のラーメン居酒屋に入った。 食事中、ねすたが娘にこんな質問をした。 「はなちゃ…

  • 会社を辞めてウクレレにはまる

    “悪魔”のささやき 会社を早期退職したことを機に、わが家で始めたウクレレ講座。 もうすぐ2年になる。昨日は、ウクレレ講師の児玉さんを含む4人が集まった。 1人は妻をがんで亡くしたシングルファーザー。このほど、彼もめでたく大手の家電メーカーを早期退職。自由の身になった。 児玉さんも早期退職組。 3人ともに「やりたいことが自由にできる。辞めて正解だった」と振り返る。 残るひとりは公務員男性(40代)。 僕らの話を聞きながら、「そんな人生もありだよね」と思い始めている。 「こっちの世界においで〜」と、彼の耳元でささやく3人。 夜遅くまで、ビールを飲みながら人生を語り、ウクレレを演奏。 おっさん4人。…

  • 仕事が楽しくなる「アーロンチェア」

    腰痛からの脱却 執筆や映像編集の仕事をやっている関係で、デスクワークの時間が長くなる。 これまでは、ダイニングテーブルの椅子をパソコンの前に移動させて使っていたため、作業を終えると腰が凝り固まってしまい、歩くことさえ困難になることが多かった。 この数年間、腰痛対策が課題だった。 先月、仕事で名古屋に行く機会があり、以前から気になっていた店をのぞいてみた。 米国ミシガン州に本社を構える家具メーカー「ハーマンミラー」の直営店。 お目当ては、人間工学に基づいて設計されている「アローンチェア」だ。 僕の身長は170センチ。女性スタッフから一番小さいAサイズを勧められた。 座ってみて驚いた。疲れ知らずな…

  • はなちゃんの絵本、中国で出版

    小花的味噌湯 料理を作る喜びを子どもたちに体感してほしい。 9年前、そんな思いから製作した絵本「はなちゃんのみそ汁」(講談社)。 このほど、中国語版が完成し、わが家に届いた。 近く、中国の書店でも発売される。 タイトルは「小花的味噌湯」。 漢字で書くと、かわいいね。 絵本 はなちゃんのみそ汁 (講談社の創作絵本) 作者:魚戸 おさむ 講談社 Amazon どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。 にほんブログ村 食生活・食育ランキング いつも、ポチッと、ありがとうございます。 皆様のひと手間に感謝。励みになります! (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAff…

  • 有名になっていく娘の彼氏

    初対面なのに呼び捨て 娘の彼氏、ねすたがどんどん有名になっていく。飲食店などで、僕の知人に会ったりすると、「おー、ねすた」と声をかけられる。初対面であっても呼び捨てである。 僕がブログやYouTubeで彼を頻繁に取り上げ、いつも「ねすた」と呼んでいるものだから、フォローしてくれている人たちは、もうすっかり顔見知りのつもりになっている。東京のある女性(40代)からも「ねすたくんのファンになりました」と打ち明けられた。 本人もおもしろがっているみたいだから、しばらく、こんな感じで続けていきたい。 きょうの動画のテーマは「娘の彼氏にホワイト餃子の作り方を教える」。 NPO法人Earth as Mot…

  • 出張先で見つけた名物料理に感激

    千葉県野田市の「ホワイト餃子」 「やばい。やばいよ」 そう言いながら、あっという間に1人で16個平らげた。 千葉県野田市の名物「ホワイト餃子」。 先日、同市で講演をした際、空港に向かう車の中から「ホワイト餃子」の看板を発見。講演会を主催してくれた男性に尋ねたところ、野田市のソウルフードであることを知った。 ギョーザには目がないので、自宅に戻ってネット注文しようと思っていたが、その男性が宅配便で送ってくれたのだ。 さっそく、作り方を見ながら焼いてみた。 フライパンでゆでた後、多めの油で揚げるように焼く。 丸っこい俵形の独特なギョーザ。焼き上がりは、小さな揚げパンのようだ。 熱々を頬張ると、皮はパ…

  • 神コスパのエッグマフィン

    コストコで衝動買い コストコで、イングリッシュマフィンを見つけた。 12個入りで438円。なんと、1個約36円の神コスパ。 衝動買いをしてしまった。 さて、どうやって食べればいいのだろうか。 オーブントースターで焼いてバターやジャムを塗るだけでは芸がない。 台所で考えてみた。 そういえば、マクドナルドで朝マックを食べたことがある。 あれを作ればいいんだ。 冷蔵庫に生卵、チーズ、ハム、レタスがあった。 マヨネーズとマーガリンもある。 というわけで、エッグマフィンを作ってみた。 ねすた満足 youtu.be cotta(コッタ) cotta イングリッシュマフィン型(6個取り) 91413 cot…

  • 娘の彼氏に食べさせたい「牛タン丼」

    量は多いが、コスパ良し 若者は肉を食べたがる。 そして食べる量が半端ない。 娘と娘の彼氏に腹いっぱい肉を食わせたあげたい。 そこで、車を飛ばして、コストコホールセール久山倉庫店(福岡県久山町)に出かけた。買ってきたのは、娘たちが大好きな牛タン厚切りスライス800グラム(約5,000円)。量は多いが、余った分は冷凍保存すればいい。コストコはコスパの良さが魅力なのだ。 さっそく、牛タン丼を作ってみた。 ねすた満足 こちらは動画↓ youtu.be ヒラシマ うますぱ 瓶 110g ヒラシマ Amazon フンドーキン醬油 かぼす果汁100% 145ml フンドーキン Amazon どちらさまも、下…

  • 妻の供養に花を手向ける

    今夏は十七回忌 講演会で生花をいただくことが多い。 持ち帰ると、いつも、千恵の祭壇に供える。 主催者の「千恵さんの供養に」との思いも込められているはず、と勝手に考えている。 おかげで年中、祭壇の花を欠かしたことがない。 繁忙期は、わが家の花瓶が足りなくなる。 感謝しかない。 今年は妻の十七回忌。 7月11日まで、心穏やかに元気でいよう。 下関市立菊川中学校主催の講演会でいただいた生花 DARENYI 花瓶ガラス 大きい 高さ40cm 大型 透明ガラス瓶 円柱型 フラワーベース クリア おしゃれ 花瓶 vase リビング、寝室、オフィスなどの装飾に適しています (直径12cm 高さ40cm) D…

  • 風邪をひかなくなった娘の彼氏

    食の力 娘の彼氏、ねすたの体調が良い。手前味噌だが、ほぼ毎日、わが家の手料理を食べていることが関係しているのかもしれない。 きょうの朝食は、タケノコのみそ汁と卵かけご飯と辛子明太子。 ご飯は玄米の七分つきに麦を混ぜたものだ。 「ねすた、最近、風邪をひかなくなったな」 「本当ですね。そういえば、ずっと体調がいいです」。 本人は気づいてなかったようだ。 昨年の春ぐらいから、週5のペースでわが家で食事をするようになった。 朝は、野菜たっぷりのみそ汁と分つき米。昼は娘が作った弁当を持たせ、夜は肉か魚の料理を出すように心がけた。知り合ったばかりのころは、月に一度は風邪や腹痛などで寝込んでいたが、今年に入…

  • 酔ったパパは財布の紐が緩いことを娘は知っている

    締めはラーメン 娘と彼氏に誘ってもらった蔵開きの帰り、博多駅で晩ご飯を食べようってことになった。 hanamisosoup.com ほろ酔い気分のとき、なぜか、炭水化物がほしくなる。 ここは博多。締めはラーメンである。 娘のリクエストで向かった店は、博多デイトス2階「博多めん街道」内にある「ラーメン海鳴(うなり)」。豚骨に魚介をブレンドしたスープが特徴。博多豚骨の進化系だ。 夕食にはまだ早い時間ということもあって、すぐに座ることができた。パパは、定番の「魚介とんこつラーメン」に卵をトッピング。彼氏のねすたはチャーシュー増し。娘は、豚骨スープにジェノベーゼソースを加えた「ラーメンジェノバ(明太子…

  • 娘と彼氏のデートにパパも同伴

    蔵開きに誘われて 娘と娘の彼氏に誘われた「紅乙女酒造」(久留米市田主丸町)の蔵開き。行きの電車の中で、声をかけてくれた理由が判明した。 「きょうは現金あんまり持ってきてないからね。パパ、よろしく〜」 そういうことだったのか・・・(苦笑)。 電車の中。おやつは娘が作ったアップルパイ 「半分でいいよ」と言いながら、うまかったので全部食った 正午すぎ、耳納連山麓の「紅乙女 耳納蒸溜所」に到着。田主丸は快晴。桜はもう散っていたが、おいしい空気と酒と料理があればいい。かんぱーい!!! 4種の樽熟成、リキュール、ごま焼酎、麦焼酎が1500円で飲み放題 樽熟成焼酎の炭酸割りからスタート 「はなちゃんが小さい…

  • 食べてくれる人の笑顔を思い浮かべながら作る

    いのちをいただく きょうは、娘と娘の彼氏と3人で久留米市田主丸町の酒造会社を訪ねる。 娘に誘われた。珍しいこともあるもんだ。 目的地は、米焼酎で有名な紅乙女酒造。 社長が、娘のアルバイト先の寿司店の常連客で、僕も親しくさせてもらっている。 朝、部屋中にリンゴとバターの良い香りが漂っていた。冷蔵庫には、アップルパイが入っていた。そういえば、昨夜の午前2時すぎ、2つのアルバイトを終えて帰宅した娘が台所に立っていた。アップルパイは娘の得意料理。社長に手土産として渡すつもりなのだろう。 大切な人に会うとき、亡き妻はいつも炒り玄米を作っていた。 実家の母は、いちご大福を作る。 パパは手作りみそだ。 どれ…

  • 10年ぶりに読んだ娘からのメッセージ

    手作りのトートバック 春は断捨離の季節。 クローゼットに何年間も置きっぱなしにしていた段ボール箱を開けてみると、中からトートバックが出てきた。 10年ぐらい前に娘からもらった手作りのトートバック。 表と裏にクレヨンでメッセージが書かれていた。 父の日のプレゼントだった。 娘が一生懸命作ってくれたトートバックを手に、当時の暮らしを思い出すと涙がじわり。 君のおかげで、パパは踏ん張れた。 君のおかげで、たくさんの幸せを手にすることができた。 こちらこそ、パパとママを選んで、生まれてきてくれてありがとう。 手作り エコバッグキット フラットトートセット(コットンA4フラットトート、布描きクレヨン、ラ…

  • あの頃に戻れるのならば、戻ってもいい

    シングルパパのトークライブ 大阪のフリーアナウンサー清水健さんと年に一度、トークライブの配信をやっている。 今年3月、ふらりと清水さんの事務所を訪ねた。 テーマを決めずに語り合った。 あっという間の3時間だった。 清水さんは、がんで妻を亡くしたシングルファーザー。 小学4年の男の子と二人暮らし。 毎日、仕事をしながらの子育ては大変だろう。 年々、会う度に痩せているような気がする。 そんな清水さんに、僕は「うらやましい」とつぶやいた。 僕にも清水さんと同じような時期があった。 苦しかった。 悩みもあった。 泣きたかった(泣いていたけど)。 アルコールに溺れた。 でも、「今、生きるている」っていう…

  • 亡き妻に出会ったころのメールを見つけて

    赤面しそうな言葉 書棚を整理していると見たことのない緑色のファイルが出てきた。 亡き妻千恵のものだった。 ファイルには、昔、僕が彼女に送ったとみられるメールを印字した用紙が30枚ほど入っていた。最初の数枚は彼女のことを「松永さん(旧姓)」、途中から「千恵ちゃん」と呼び方が変わっている。交際を始めたばかりのころのメールだろう。 声が聞きたい。飛んで行きたい。今すぐ会って抱きしめたい。 今読めば、赤面しそうな言葉が並ぶ。 2000年1月28日には「25歳の誕生日おめでとう」と送信していた。僕が千恵にプロポーズした日だった。その年の春、彼女の左胸にしこりを見つけ、7月に乳がんであることが分かった。 …

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はなちゃんのみそ汁 番外篇

妻は乳がんで他界。 残り少ない余命を覚悟して、幼い娘にみそ汁の作り方を教えました。あれから14年。 妻は家族に何を遺そうとしたのか。 その思いを娘に知ってほしくてブログを開設しました。 亡き妻と僕の“心の往復書簡”。

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