ガーはガーというだけで責められ、疎まれている。(本文より) 来月下旬に出る児童文学の大御所の新作。 アリゲーターガーって外来魚なんだな? 人間に捨てられ、害をなす存在と扱われ、 池や堀からも排除される異形の淡水魚に 感情移入する面々を描いたストーリーだ。 中学生2人と19歳が思わぬ縁で繋がり それぞれの苦悩と向き合っていくんだわ。 この作品は大人の役どころが良かった~。 行動も発言も魅力たっぷりで楽しいんだ。 この著者はあまり入試では見ないんだが 本作の素材文適性はかなり高かった印象。 問題に使えるかもしれない箇所の例 一章終盤△淋しい外来魚へ抱く人の想い 三章中盤△祖母の言葉に含まれた気持ち…