心の栄養がズラリと並ぶ『そんなときは書店にどうぞ』(瀬尾 まいこ)
神社に行かないと手に入らないと思っていたけど、持つ人や贈る人の気持ち次第で、なんだってお守りにできるのだ。(本文より) 入試でお馴染みの作家の昨年末に出した 本づくりの舞台裏が丸見えになる面白本。 エッセイに短編小説1本がついてるよ~。 親しい友人に語りかけるような語り口で 爆笑ものの作家人生が描かれてんだよな。 変な編集者や熱血書店員の話だけでなく 本人の惜しみないやらかしもそこかしこ。 全然カッコつけないところが滅茶クール。 素材文適性は『幸福な食卓』の続編たる 短編小説の後半パートにありそうな感じ。 書店員の青年が心の傷に向き合う話だが、 全力疾走とレモンちゃんの周辺が匂うよ。 難易度的…
2025/02/27 21:04