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千才の迷い森Blog https://ssl-lolipop.love

千才森の2人が贈る、オリジナルの小説や詩をメインに、独自の視点での発見や日記を書いてるブログ。 小説も詩も、テンポやリズムを重視した作品が多いかな。 自由な発想で新しい物を生み出していきたいな~。

『詩飾り小説の欠片』 詩的な文章で綴る小説の断片 『楽式~たのしき~』 188文字で作る詩っぽいもの を鋭意制作中!

千才森 万葉
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2020/10/25

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  • 四季の涙よ愛おしき

            ~春~ 掘り上げた アサツキの根の 辛きこと 春を喜ぶ なお辛きこと ニンニクにも似るアサツキの、 根に味噌を付け、囓る贅(ぜい)。 何であろうと事の始めは、 希(まれ)なる感謝を

  • 取っ手をひとつ、取って見ても

        同じ事を繰り返す日々。 何気なく触れた工業製品。   日常からこぼれ落ちてきた声と、質の向上を狙う意欲へ神がかりの偶然が追いついた時に起こる発想の転換、これらが融合した時、生まれてくるの

  • 眠たい明かり

          この日、暗闇の中を寡黙に移動する群れの中に混じっていた。 どんな動物よりも早く、的確に目的地を目指していくのが自慢だという、鉄と油の物体に乗って。   立ち寄ったのは、人の代わりに電

  • ルパン見てた~

          芽生えた罪は 真夏の*コスモス目映い陽差しの 影に溶けた   誰のか さえも 知らずに辿った足跡一途に ブレもせずに   あの街に捨ててきた黄昏はいつの日にか出会うだろう琥珀のグラスの中

  • 雪が降る前のひと仕事

    出番を待つ冬タイヤ     半年間放っておかれても、角を立てずに丸いままで出番を待つ。 出番が来たら来たで、準備運動も無しに、いきなり氷点下の道路を走らせられたりする。 それでも腐らずへこたれず、柔

  • 狸の恩返し (掌編)

          なんだかすれ違っちゃった。 彼との距離を縮めようとしたら、勢い余ってドンッと突き飛ばしちゃったんだと思う。彼の、帰り際の冷たい態度に、心が風邪を引いてしまいそう。   まっすぐに帰りた

  • 寒い! と来たら、おでん!!

          寒くなってくると、おでんやお鍋が恋しくなるよね。 最近は、色んな鍋料理のスープがパウチで売られてて、便利だな~って思うよ。顆粒スープの素でもいいんだけど、ストレートで使える原液スープだと

  • 水溜まりの詩 楽式~tanosiki~

                浅はかだった恋模様空を浮かべる 水溜まりのよう言の葉いち枚 乗せられただけで未来は揺らぎ 夢想と消える   未来を語る彼の目の猛る視線が私を射貫く一緒に上京しようだなんて全

  • 冬に好かれるために木々は……

      盛大に脱ぎ散らかされたドレスの端切れを丁寧に集めて回る。 瑞々しい春の新緑から始まった彼ら、彼女らのファッションショーは、初冬を迎えると着飾った深い茶色の着物を舞台の上で脱ぎ落とし、一糸纏わぬ姿

  • ◇ 千才森流 カボ天 描写 ◇

        天ぷらを描写する時は、やっぱり“衣を纏った”と言う表現を使いたくなるね。もう使い古されていて、目新しさのない言葉なんだけど、しっくりくる。 描写する時は対象をよく観察する。体感する。向き合

  • 鬼を滅して地を均(なら)す

          立派なツノが生えているから 自分はこんなに弱いんだ。 大きな体を持っているから 他の獣に狙われるんだ。 鏡に映った自分の姿を 眺めてさめざめ泣いた鬼。 鋭利に研いだ石を握って 太いツノ

  • 空に張られたお呪(まじな)い 楽式~tanosiki~

          宙に浮かんだ 呪(まじな)いは、 自由に向かって飛び立つ 翅 ( はね ) を 絡め取りながら檻へと化ける。 風を読み解き張られた 呪式 ( じゅしき ) だ。   空の青さに溶け込ん

  • 夜の真下で ~楽式tanosiki~

        星のまばたきを数えて 夢の扉が開くのを待つ。 知らない星座が流した涙、 私もつられて雫をこぼす。   ひとりぼっちの底が抜け、 寂しさの上に尻餅をついた。 ここはどこかと見上げてみても 繰

  • (一種のタブー)自作を自分で解釈してみる 『花としての自由律』1

        わたしの書いている物が詩なのかどうかは置いておいて。 詩は読者それぞれで読み方が変わり、それぞれの解釈がある。その自由さが、小説にはない詩の強みになるわけだけど、一方で、その自由さの弊害と

  • 路地裏の提灯(楽式~tanosiki~)

                        宵 ( よい ) に釣られた 提灯 ( ちょうちん ) の 染みてしたたる 灯 ( あか ) りを辿り、 車のライトを避けて歩けば 猫か何かが頭を越える

  • レンチン無し! かた~い南瓜を安全に切る奥義!

        自家採種で育てた白系南瓜3代目。 元々は白爵(はくしゃく)という品種(たぶん白爵だったと思うけどねー)でね、一昨年に苗を買って二株だったかな? 植えたんだけど、あまりに皮が固くて扱いにくいか

  • 言葉の言葉遊び

        『木の葉 言の葉 琴を弾いて 恋の羽衣 事の始まり』   色めく木の葉を散らせた衣は、 秋空にも似た恋の羽衣。   紡がれて舞う言の葉に酔い、 事を爪弾く彼女の指を、 そっと握っ

  • 花の逢瀬

        色とりどりの花びらは、人間を喜ばせる為にひらくのかしら?   自分の為に咲いてくれたと思い込んで、振り回されて、実らせられないまま枯れていくあの花たちを責めるのは、お門違いというものよ。

  • 視覚詩風の小話『夏の風物詩』

    夏に書いて小説サイトに投稿した作品だね。 ちょっとホラーチックな内容。 あ、蜜氷はかき氷のことだよ。 かき氷とかき氷を食べた後の画像に見えるような物語で、目でも楽しめるように書いた作品。詩には視覚

  • 月にひとり、星を眺め

                月の兎が 突 ( つ ) いた 白いお餅を供え 掌 ( てのひら ) 合わせる先は 愛しい青春の星 着物はとうに色褪せ 手足もろくに動かぬ 目玉はどこかへ落ちた

  • プリズムレター

        丁寧な指使いで、小さなプリズムを磨くんだ。 わたし達が出会った軌跡を辿るように、縁を書くように円を描くの。   愛の形は小さい方が、ぎゅってくっつき合えるから好き。 純粋な愛は、小粒でもき

  • 立ち、尽くす者たち ~楽式~

        背を守るかのように立つ、二本の堅木の凜々しき姿。時代に呑まれて形を失う社に操を立て、尽くしていた。   冬を控えし紅い山。吹く風は酷く、細道を下る。愚痴をこぼして登ってきたが、堅木を前にし、身

  • 明らかに色の違う里芋が育った! なんでだろ?

        うちの畑は場所によって水はけが大きく異なるんだ。 里芋はもともと湿地に生えている植物みたいで水気を欲しがるから、水はけの悪い場所に植えるようにしてる。本当は水はけが良くて、常に水気の強い場所

  • 年の瀬の渡り方 詩

        まだ11月の頭なのに、年の瀬の詩を書くって言うね(笑) 写真はハロウィンの時の満月。 なんとなく良い感じの写真が撮れて、フライング気味に書いちゃった。   冬になるね~。 身の回りがどうで

  • プライバシーポリシーを作ったよ

      広告を付けていない個人サイトだから作ってなかったんだけど、これから先のことを考えて、プライバシーポリシーを書いてみたよ。   『千才の迷い森Blog』のプライバシーポリシー   ネットで検索

  • 朝の光の尊さ

        朝日を溶かした薄霧の 揺蕩(たゆた)う表(おもて)が心地良いから 裏側の雲の揺り籠に眠る 琉夕伽にも届けてあげたくなった。 胸いっぱいに深呼吸。 静かに、静かに部屋へ忍び込み 寝言を紡ぐ唇

  • ほうれん草も真面目に書けば官能っぽくできるのさ

          日の下に晒された濃緑の葉は艶やかに照り、初冬の寒さを忘れさせてくれる。たおやかな茎のほうれん草だ。名前を まほろば と言うのだそう。 光に当たらずに育った身体は、人肌の温もりを感じさせる厚

  • 『木枯らし一座は笛を吹く』 ~楽式~

        山々の放つ木枯らしが寒さに震える梢(こずえ)を打って抜け殻となった草原(くさはら)の上に燃える木の葉を撒き散らしていく 忘れたカメラが悔やまれる無念の情を抱えて座り地の冷たさに驚く夕暮れ誰も彼

  • カマキリの卵が……低い!?

        カマキリの卵がサツマイモの蔓に付いてたのさ。 カマキリはその冬の積雪を予想して、雪に埋もれないような高さに卵を産み付けるって言われてるね。 それを踏まえれば、この冬は雪が少ないのかな~♪  

  • 紅あずまの収穫!

        土曜日にサツマイモを収穫したんだ。 10本の苗からこれだけ取れたら上々じゃない? 近所に配っても大丈夫そう。 大きさも去年よりは良いかも。去年は取るのが遅かったから、無駄に大きくなっちゃっ

  • トリック オア…… (短編小説)

        冬枯れの木々の間を行く道は、暖色に染まる落ち葉に埋まり、暦の 際 ( きわ ) に吹き 荒 ( すさ ) ぶ風を気持ちの面で和らげていた。 風情を楽しむ道なれど、わざわざ歌を詠まずとも、遠

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