海底の奥深くにある町のようなところに行った。その帰りにバスに乗ろうとしたが、ひとりの人物が乗車の際にモタモタしていたせいで、バスに乗りそこなってしまった。 ここで、次のバスに乗りそこなうと、元の世界(地上)に戻れないかもしれないということが発覚した。この緊迫感の中で、スマホのバッテリーが切れそうになった。バッテリーが切れたら地図アプリが使えなくなるため、方向音痴の私は本当に帰れなくなってしまう可能性がある。 そのとき、バス停の目の前にある民家の玄関に、コンセントの差し込み口があるのを見つけた。私は、そこにスマホの充電器を差すかどうか、悩んだ。さんざん悩んだ挙句、悪いことをしているという自覚があ…
ある先生が、生徒にマスクにチョークの粉がついていることを指摘されたらしい。でも、その先生は、自分のマスクの汚れが見えなかった。生徒の前だし、マスクを外すのは憚られて、どうしたものかと思ったそうだ。すると、生徒がこう言ったという。 「G先生はマスク外してるし、先生もマスク外して確認したら?」 この話を聞いて、驚き呆れた。学校の方針として「新型コロナ感染対策に取り組んでいる」ということになっているし、「授業はマスクかフェイスシールドを着用しておこなう」ということにもなっている。しかし、聞いた話では、G先生はしばしばマスクを着用せずに授業をしているそうなのだ。 さらに、ある先生が言うには、「最近、若…
大都市の地下で、迷子になった。たまに地上へ続く出口を見つけて外に出てみても、必ず野球グラウンドの1塁ベース横に出てしまう。 その後、私は地下鉄で隣の駅に行ってみようと思い、改札を通った。駅のホームで電車を待っていたが、ホームには魚がたくさん泳いでいる大きな池があり、私は危うく池に落ちそうになった。 地下鉄に乗って隣の駅で下車し、バス停でバスを待っていると、2人の男が現れた。彼らの話を聞いていると、どうやら彼らはどちらもオタクであり、これからカラオケに行くらしい。オタクたちの会話に耳を傾けているうちにバスがきて、オタクたちはバスに乗り込んだ。彼らのあとに続き、バスに乗ろうとして起床。 < 完 >
外出先から、妹といっしょにローラースケートで家に戻ってきた。家に戻る途中、我々と同じようなローラースケートの人たちとすれ違った。ローラースケートがブームになっているのか、道路にいた5人中の4人までがローラースケート・・・という瞬間もあった。 家に戻ってから、私はうちわを使って顔を隠したり出したりするギャグを父に披露したが。父は、無言の無表情でこちらを見ていた。 < 完 >
最近、教室にプロジェクターとスクリーンを設置している学校が増えてきたように思う。私の勤務校もそうで、多くの先生がそれらを使いながら授業をしている。私は、たまに廊下を歩きながら教室をのぞいてみるのだが・・・ちょいちょい、よくわからないスライドをスクリーンに映している先生がいて、ビックリする。 一例を挙げよう。ある先生が、「問題を解いてみましょう」とだけ書かれたスライドを映していた。私には、サッパリ意図がわからなかった。解く問題番号がスライドに書かれていたりするのなら、理解できる。でも、「問題を解いてみましょう」だけなら・・・正直、「そんなのは口で言え!」と思ってしまう。 たぶん、上記のような謎の…
母方の祖母の実家で、団体戦のバトルがおこなわれることになった。片方のチームは、『ONE PIECE』に登場するメチャメチャ強い悪役キャラばかりで構成されていた。もう片方のチームは、現実世界の普通の人間たちで構成されていた。前者が圧倒的に強いのは、明らかである。 この状況で、普通の人間たちのチームを支援するために、ルフィがゾロを援軍として置いて去っていった。ルフィは「ゾロは、死ぬことはないだろう」というようなことを言っていたが、ここで謎のナレーションが入った。ナレーションの内容は、「この判断のせいで、のちにゾロに悲劇が訪れる」というものであった。 一方、私は父といっしょに、別の格闘技の試合を見に…
出勤してすぐ、職員室からベランダに出て、涼みながらお茶を飲んでいた。すると、登校してきた生徒が私の姿を見つけて、遠くから挨拶してきた。そこで、私は手に持っていた扇子を振って挨拶を返した。生徒たちは喜んで、キャッキャとはしゃぎ始めた。 すると、2人の先生が職員室から出てきて、生徒たちに「声が大きいよ!」と注意し始めたのである。そして、生徒たちの姿が見えなくなったあとも、その先生方は「あんな大声を出して、(新型コロナに)感染したらどうするんだ!」とか何とか言って、憤慨していた。 その先生方の言っていることも理解できるのだが、イヤな世の中になったものだ。大きな声で笑うことも、はしゃぐことも許されない…
ある人が、私の目の前で「まち ゆたか」という人物について語り始めた。その人は、私に「『まち ゆたか』って、英語で何ていうか、知ってるか?」と質問してきた。私が答える前に、彼は言った。 「どーんたーくさーん」 < 完 >
同僚のOさん(20代・女性)が、電車の中にカバンを置いていた。しかし、Oさんの姿はなく、カバンだけが座席に置いてある状態だった。私はOさんをビックリさせてやろうと考えて、そのカバンにオススメのおいしい焼肉のタレを入れようとした。 しかし、うっかり手が滑って、私はOさんのカバンの横に座っていた若い男性のカバンに、焼肉のタレが入った容器を放り込んでしまった。男性と2人の仲間は、オヤジ狩りでもするかのような目つきで私を半笑いで見ながら、焼肉のタレをカバンから取り出した。そして、彼らは「おい、髪の毛 入れられたで!」と言い始めた。私は「すみません!」と言いながら焼肉のタレを回収し、彼らから距離を置いた…
世界史のK先生の授業で、なぜか公民のテストが返却された。私は50点満点の自信があったが、2~3問まちがっており、46点くらいだった。 K先生が解説を始めるというので、私は問題用紙を探したが、なかなか見つからない。よく探すと教科書の間に問題用紙が挟まっていたが、それは去年の問題用紙であった。 そのまま解説が始まり、K先生が「『消費者庁』のことを何というか、わかるか?」と皆に質問した。誰も答えることができず、K先生は「『カム サマーセンター』や。ちゃんと頭の中で想像せぇよ」とおっしゃった。 私は、K先生が「カスタマーセンター」と言おうとして間違えたのだと、何となく気づいた。しかしながら、「消費者庁…
外を歩いていたとき、口の中に何かが入っている気がしたので、口の中にあったモノを道路わきの溝に吐き捨てた。すると、直径5mmほどのコケのような緑の物体が、口の中からたくさん出てきた。私は何度か吐き捨てて、口の中の緑の物体は減った。しかし、どうやら、緑の物体は少しずつ口の中で増えているようであった。 不思議なことに、私がたくさん緑の物体を吐き捨てているにもかかわらず、隣にいた父と弟はまったく無反応であった。まだ口の中で増え続ける緑の物体をどうしたものか、困りながら起床。 < 完 >
Dさんといっしょに、先輩のHさんの誕生日プレゼントを買いに行くことになった。我々は生活用品を扱っている某量販店に行き、Hさんの趣味を考慮にいれつつ、あれこれと商品を物色した。 しばらくして、我々は解散した。すると、今度は友人のKくんとSくんが私の前に現れ、我々3人はおもちゃ屋に行くことになった。おもちゃ屋に着いた我々は思い思いに歩きまわっていたが、Sくんはモエモエしたポスターを手にとり、レジに持っていった。私は、そのようすを遠くから見ていた。 店員:「こちら、1点で18000円となります。」 Sくん:「えっ・・・ぜんぜん足りへん・・・。」 店員:「・・・。」 Sくん:「あ、だいじょうぶです! …
昼休みに流す校内放送を録音するということで、放送室に呼ばれた。放送室に入ってみると、N先生(60代・男性)が録音をしようとしていたので、私はそのようすを後ろから眺めていた。N先生は録音ボタンを押してからマイクに近づき、「ヒュー、ヒュー」と口で風の音を出した。しかし、その風の音のクオリティがあまりに低かった。そこで、私は無言でマイクに近づいて、クオリティの高い風の音を口で出し、マイクに吹き込んだ。 その後、N先生は私に「今からラオウのセリフを全力で言ってください」と言ってきた。どういう編集になるのかは不明だが、私はラオウの声の担当らしい。しかし、周りには他にも何人かの先生がいたため、私は全力でラ…
はじめまして、アサタロウです。中年のおじさんです。チャームポイントは、日に日に後ろに下がっていく前髪の生えぎわです。 教師をやってるんですが、雑務に追われて授業の質が落ちるのはイヤです。授業の質が落ちると、ストレスでますますハゲてしまいます。だから、以前は専任の教員をしてたんですが、数年前に辞めて、今は中学校や高校で非常勤講師をしてます。 非常勤講師なので、貧乏ぐらしです。育毛剤を買う余裕がないので、髪の毛も減る一方です。でも、時間だけはたっぷりあります。そういうわけで、去年は夏休みや冬休みを利用して、一部の人にしかウケない本を2冊、電子出版しました。 『おもしろ夢日記』は、2004年から書き…
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