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  • わからない音楽を聴くモード。

    音楽には文法があって、文法には必ず文化的な背景があって、いわゆる西洋クラシック音楽を聞くときには文化的な背景を丸ごと取り入れている。 そこにはいつも緊張と緩和からくる物語がある。機能和声でできている音楽で緊張も緩和もない、起承転結も物語もないものはない。そういう文脈で音楽が流れることに「わかる」という気持ちが発動して、安心して音楽に身を委ねることができる。 機能和声から外れると途端に「わからない」になって音楽に身を委ねることが難しくなる。 その方法がわからなくなる。 良くも悪くも、私は機能和声という「わかる」という安心感の中でしか音楽を聴いていない。 そして緊張と緩和が心地よいという振る舞いを…

  • ハノンはやるの、やらないの。

    ピアノレッスンで昔からよく使われている有名なピアノテクニック教本に「ハノンピアノ教本」がある。 「ハノンピアノ教本」は3部に分かれていて、特に有名なのは第一部の1曲の中で同じ音型をひたすら繰り返し上下する練習と、第二部の音階とアルペジオだろう。 この第一部と第二部は抜粋して「子どものハノン」というタイトルで様々な出版社から出ている。 この通称ハノンについて。 私は複雑な気持ちでいる。 私はハノンが嫌いじゃない。 無駄な曲を弾いている時間などない!と先日思ったばかりだけれど、この、曲とも言えないようなハノンの音型を弾くことが単純に楽しい。 基本的に手を動かすことが好きなのだ。 裁縫も編み物も好き…

  • ピアノ自宅練習サポートグッズ作りました。

    自宅練習をどのようにサポートできるかずっと考えています。 というのも、ここのところ保護者の方と話していて、ピアノの自宅練習がどれほどストレスになっているかを思い知ることになったからです。 自宅でピアノの練習がスムーズにできれば、保護者の方々のピアノにまつわる悩みはほぼ解決するのではないかしら? でも人に細かな行動の指示を出したり強制することをできるだけ避けたい。 指導者としては致命的です。はい。 できれば本人の意思で動いてほしい。 改めて自宅での練習とはどういうものなのか、考えています。 取っ掛かりとして、 「来週までにここを練習してきてね」 というこちらの投げかけに対して自宅の練習を見える化…

  • ピアノの練習と親子関係。

    ピアノの発表会やコンクールで、本人のレベルを明らかに超えているようなものを、親子で必死になって泣きながら取り組むことには、どのような価値があるのだろう。 本番当日に満足のいく演奏ができたら、やはりやってよかったと、充実した気持ちになるんだろうか。 無理そうな壁を乗り越えることに、成長を感じることができるかもしれないけれど、 親が半分引っ張りあげて登った山には、本人にはその山を登頂したといえるレベルの筋力はつかないことにならないか? 確かに、指は動き、たくさんの音を覚えて弾くことはできたかもしれないけれど、楽譜を自力で読んで身につけて行くという筋力が付いていない。 楽譜を読むことにまたこだわって…

  • 8分の6拍子はいつからはじめるか?

    簡単で難しい8分の6拍子の世界。 8分の6拍子の曲自体は聞き慣れたもので、揺れが感じられてノリやすい。 変拍子の曲に比べればよほどとっつきやすい。 ゆらゆらと揺れるようで楽しい曲が多いので、ブランコや船や波などに関連したタイトルで子どもの導入テキストでも早いうちに導入するものも多い。 バスティンや、ピアノランドはごく初期の段階から8分の6拍子の曲を弾く。 はじめにお手本を聴いて、「こういうリズムになり、こうやって弾くのだ」と示せば、弾くことはそんなに難しくない。 8分の6拍子に出てくるリズムの型を、「ゆーら」「ひゅーん」などの言葉を当てはめて指導する先生も多い。 そうすることで、難なく弾くこと…

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正直ピアノの先生、長めにつぶやく。
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