米国の各州で設立できる法人には、州内法人に加え、州外法人もある。会社設立の面において、「州内」は会社設立された州をいい、「州外」は会社設立された州以外の州をいう。例えば、ニューヨーク州で設立された会社は、ニューヨーク州にとっては州内法人で、それ以外の州にとっては州外法人である。一般的に、ある州で設立された会社は、他の州で「州外法人」としての要件に該当しない限り、その州で事業を行うことができない。1.州外法人の資格の審査と登録会社は、ある州で「事業を行う」又は「事業活動に従事する」とみなされる場合、州外法人として登録する必要がある。アメリカ合衆国憲法の通商条項では、各州が州内の活動を参加する州外法人に対して資格要件や登録要件を課すことを、認めている。各州は、州外法人が州内で州際通商に従事することを禁止する管...米国の州外法人の紹介(四)