米国会社の株主の議決権について(1)
議決権は、株主による会社の方針事項の決定にかかわる権利です。通常、株主名簿に記載されている株主のみが、株主総会で株主本人または代理人を通じて(無議決権株式を保有している場合を除く)議決を行うことができます。会社の株主名簿には、すべての発行済株式の所有者と株主になった登記日が記載されています。民主主義の政治において全ての人が一票の権利を平等に有します。これと違って会社において株主の議決権が保有している株式数によって決まります。よって、会社の総株式数の50%以上を保有している株主は過半数以上の議決権を確保できる上に、会社を支配できる権利を握る可能性も非常に高くなります。次に、米国会社の株主の議決権について簡単に説明致します。定足数と議決権1.1定足数の確認方法規定通り株主総会の招集通知が出され、株主の出席数が...米国会社の株主の議決権について(1)
2024/10/30 18:00