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HITO-OMOI(ひとおもい) https://blog.goo.ne.jp/oyedih922

ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。

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2020/03/29

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  • 4547首目・・・書けなくな

    「書けなくなりぬ弾けなくなりぬ彼等眠れなくなるなど何ほどか(新作)」三ヶ月ぶりくらいでジャズ喫茶に行く。途中でK・ジャレットがかかる。今、芥川龍之介を読んでいる。並べることに、躊躇いがなくもないが、、まぁ、ともかく。「な」音押し、、。上、下とも、随分な句股がり。でも、彼等の苦悩を表している、つもり。不尽さて、今朝から、コロナ禍で延び延びになっていた帯広についに出かける。中城ふみ子の故郷だ。奇しくも生誕百年の年となった。4547首目・・・書けなくな

  • 4546首目・・・買い置きは

    「買い置きは炒り胡麻のみぞア・スレスレ手間かくるこそ胡麻の香たちぬ(新作)」時々作る料理歌?すりゴマを切らしてたんで、、って歌ね。♪ア・スレスレ♪クレージーキャッツの歌と異なり、こっちの胡麻すりは、手間がかかりました。彼等の全盛期をリアルタイムでは知らないのだが、、もうご存命は、ワンちゃんこと犬塚弘さんだけですね。不尽4546首目・・・買い置きは

  • 4545首目・・・芥川龍之介を読む(その6)

    二〇二二年は芥川龍之介生誕一三〇年。全作品は約三八〇。編年体一〇冊の旧版角川文庫で五割強を読む。(徐々に落ち込みそうな予感の読書なので明るい龍之介の写真を貼り付けた。)「藪の中・将軍」(六冊目、17作品収録)、大正十〇年、二九歳・「奇怪な再会」この巻には幻想的の作物がいくつかあるが、中ではこれがよかった。少し哀しくて。・「母」残酷な心理を上手く描く。二人の母の似て非なる微笑。・「好色」失恋しかかったプレイボーイの自己分析が奮っている。・「藪の中」誰が嘘をついているか、読むたび結論がかわる幻惑的な名作。・「将軍」これは好きだ。第四節は、コクが深い。・「俊寛」諦念の中の微笑みが印象的な作物。・「世の中と女」大正十〇年を考慮すると中々の卓見だと思う。メモは(主として)印象が残ったもののみ記す。(再読のため)出来...4545首目・・・芥川龍之介を読む(その6)

  • 4541-4544首目・・・米沢行

    (国宝「上杉本洛中洛外図屏風」、撮影禁止)(雲井龍雄「胸像・討薩檄」、北村公園)「碑に溢れ滾りたる討薩檄我に拳を握らしむなり(新作)」(色部長門追念碑、(上杉記念館))「大きなる長門追念碑をば見つ大きからざる削封を思(も)ふ(新作)」(色部長門君追念碑、戊辰公園(新潟市))(従三位上杉曦山(斉憲)公之碑、松が岬公園)「曦山(ぎざん)公盟主なりしも復権し従三位をば賜りしとぞ(新作)」「謙信が越後に在りし日贈らるる六曲一双置賜で見ゆ(新作)」(040506)不尽4541-4544首目・・・米沢行

  • 4540首目・・・デコルテに

    「デコルテに張りつくラインネックレス区切りは前からついてたくせに(新作)」かねてデコルテを詠みたかった。肝は二句の「張り付く」。動きのあるペンダントではない。これは口語がフィットすると思う。不尽4540首目・・・デコルテに

  • 4539首目・・・芥川龍之介を読む(その5)

    二〇二二年は芥川龍之介生誕一三〇年。全作品は約三八〇。編年体一〇冊の旧版角川文庫で五割強を読む。(徐々に落ち込みそうな予感の読書なので明るい龍之介の写真を貼り付けた。)「杜子春・南京の基督」(五冊目、17作品収録)、大正九年、二八歳・「秋」恋愛小説とも読めるが、含みがある書ききらない魅力がある名品。・「或敵打の話」鴎外の敵打話よりはウエット。これはこれで悪くない。・「南京の基督」貴くもあり、滑稽でもある、信じるということ。・「杜子春」初出は『赤い鳥』(児童雑誌)「蜘蛛の糸」と一二を争う有名作だが、母で泣かせるのとラストで和ませるので、こちらに軍配。・「影」長い割りに散漫。サスペンスタッチは芥川に不向きでは。・「捨児」シンプルだが、心が洗われる話。・「お律と子等と」慎太郎の屈折した心情はうまく描けている。・...4539首目・・・芥川龍之介を読む(その5)

  • 4538首目・・・ひと手間と

    「ひと手間と思へど難(かた)し盛り付けが加ふる味を知る初夏よ(新作)」料理における盛り付けは、『言うは易し行うは難し』の領域である。俳句にすると「盛り付けが味を加ふる初夏や」か?。でも、やっぱり物足りない。読み手に投げる度合いが、(短歌に比べて)多すぎるとでも言うんだろうか。不尽4538首目・・・ひと手間と

  • 4537首目・・・音飛びは

    「音飛びはしょせん気まぐれカルテット今宵失せしはジミーのアドリブ(新作)」CDプレーヤーのトラッキングミスが散発に生じている。レコードと異なり、音飛びの箇所は一定ではない。JimmyはPageじゃなくてGarissonのことね。「愛告ぐる前にいきなり音飛びてすでに涙を流しぬdéjà-vu(デジャブ)」てな、変形バージョンも詠めるね。サブスクとは無縁。一応、愛機なんで、買い換えずに少し我慢。(できる程度。汗)不尽4537首目・・・音飛びは

  • 4534-4536首目・・・埼玉古墳行(その2、さきたま古墳公園)

    (二子山古墳(前方後円墳))「他人(ひと)様の墓を踏みつけさきたまの青空あおぐかたじけなきも(新作)」(稲荷山古墳(前方後円墳))「鉄剣に彫られしがため金釘の文字に目が向き意味採らざりし(新作)」(国宝「金錯銘鉄剣」、出土稲荷山古墳(撮影禁止、資料写真))「標高が最も高し治部様が陣を張りしは丸山墓ぞ(新作)」(丸山墓古墳(円墳))(忍城址、石田三成の水攻めは、天正十八(1590)年)(埼玉県行田市、040430)おわり不尽4534-4536首目・・・埼玉古墳行(その2、さきたま古墳公園)

  • 4532.4533首目・・・埼玉古墳行(その1、吉見百穴)

    「小人(コロポックル)の住居(すまい)にあらねど終電を逃しし後のカプセルに似る(新作)」「なにゆゑの区別差別や玄室(げんしつ)の平面断面違ひがありぬ(新作)」玄室=遺骸を安置した部屋(埼玉県比企郡吉見町、040430)つづく不尽4532.4533首目・・・埼玉古墳行(その1、吉見百穴)

  • 4531首目・・・芥川龍之介を読む(その4)

    二〇二二年は芥川龍之介生誕一三〇年。全作品は約三八〇。編年体一〇冊の旧版角川文庫で五割強を読む。(徐々に落ち込みそうな予感の読書なので明るい龍之介の写真を貼り付けた。)「舞踏会・蜜柑」(四冊目、16作品収録)、大正八年、二七歳・「きりしとほろ上人伝」寓話度が高く「奉教人~」より楽しいが切支丹ものはどうも娯楽的には読めない。・「蜜柑」ラスト二行で人生観を書いちゃうのが芥川なんだよなぁ。・「竜」できすぎな感じ。再読はしないなぁ。・「疑惑」十八番の自己窮追感が筋立ての面白さもあり際立っている。・「路上」未完長編、芥川にガチな恋愛小説が書けるのだろうか。・「魔術」まさかと思ったとおりになって、凡作。汗・「葱」程度の差はあれ万人に在る「芸術と実生活」の問題を軽妙に描く。・「鼠小僧次郎吉」珍しく笑わせる話。オチも効い...4531首目・・・芥川龍之介を読む(その4)

  • 【番外】・・・今永昇太、準完全試合達成!

    「新聞を買ひ集めんと夜明け待つノー・ノー果たししエースの昇太(新作)」Superb!!昇太!!Congratz!!DeNA2ー0日本ハム(2022年6月7日札幌D)、プロ野球85人目、96度目。不尽【番外】・・・今永昇太、準完全試合達成!

  • 4530首目・・・鋭(と)く強き

    「鋭(と)く強き日射しは裁き唇が木陰で触るる小さき抗ひ(新作)」真夏日に詠む。日射しは正しきものの比喩。さて、誰の誰に対する抵抗ぞ。不尽4530首目・・・鋭(と)く強き

  • 4529首目・・・作る歌

    「作る歌哀しからざるものなきは不規則に飛ぶまだら蝶の鱗粉(こな)(新作)」久しぶりに高速を運転する。BGMは、柴田淳。心を七割くらい湿らせてしまうのが、彼女から離れられない由縁。最近全くニュースがないなぁ、しばじゅん。まあ、そこそこ気になるのが、ファン心理というもの。不尽4529首目・・・作る歌

  • 4528首目・・・ことさらに

    「ことさらにはぐらかされぬポリリズム公倍数をただ求め恋ふ(新作)」ジャズの本を立ち読みして詠んだ。ちょっと通俗かなぁ。もっと通俗に堕とすなら、五句を、「求めざれば愛」ですね。(汗)不尽4528首目・・・ことさらに

  • 4527首目・・・芥川龍之介を読む(その3)

    二〇二二年は芥川龍之介生誕一三〇年。全作品は約三八〇。編年体一〇冊の旧版角川文庫で五割強を読む。(徐々に落ち込みそうな予感の読書なので明るい龍之介の写真を貼り付けた。)「蜘蛛の糸・地獄変」(三冊目、17作品収録)、大正七年、二六歳・「蜘蛛の糸」初出は『赤い鳥』(児童雑誌)。犍陀多(カンダタ)ってインパクト・ネームだなぁ。・「地獄変」傑作。再読するのがつらくなるほどの傑作。・「開化の殺人」力作。自己を苛むのが息苦しくも魅力的。・「奉教人の死」殉教がテーマだが人及び小説家として「刹那の感動」を意識する芥川。・「邪宗門」若殿様のスカした佇まいは魅力的だが、未完。・「毛利先生」身に褄の感覚に襲われる芥川。・「あの頃の自分の事」新思潮派の立ち位置が見え興味深く読めた。・「開化の良人」現実に崩される理想を冷静に書く佳作では...4527首目・・・芥川龍之介を読む(その3)

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