帰農して24年間、あっという間であった。当初20年もあれば、いろいろなことができると思っていたが、「都市近郊における露地野菜経営の確立」は確立できなかった。農作業は、ち密な作業を必要とするが、大雑把な性格は、手を抜くことが多く、きちっと仕上げる作業に災いした.野菜作は、病害虫、気候など、毎年新たな宿題を突き付けられる。毎年1年生だ。徐々に慣れたころには、米価が下落の一方、70歳となり体力の衰えをおぼえ、収益どころか赤字続きとなった。水田は請負に出し、野菜は借地を返すなど規模縮小した。結局、投入資源を回収できなく、社会経済的な貢献はできなかった。一方、地域では、町内会、農業関係の役など、多くの役職が回ってきて、顔見知りも多く、人間関係もいろいろな価値観の人がいるが、利害関係にないことから、距離感を意識すれば...帰農して24年2025年正月