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ウキクサバチdays https://ukikusabachi.hatenablog.com/

詩や文章をのせていくブログです。 ふらっと気ままにやっていく予定です。

ゲームと音楽が人生の中心です。詩や散文を書いたりしています。

うきくさ かさね
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2020/03/01

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  • 詩: 風の吹くまま

    ふわふわといきたいね 浮き草のように自由に 浮き雲のように柔らかく ふわふわ ふわふわと行く道 考えるのにも疲れたし 小石を はね飛ばすのも痛いしなんとかなるさと風が言うから たまには風に吹かれるまま ふわふわ ふわふわ いきましょうにほんブログ村

  • 詩: うそとほんとうのカクテル

    嘘を信じられなかったわたしの正直な何かが水面にとけてゆくの、一区切りの夜そうしてわたしはそのすべてをぐいと飲みほして、空になったグラスにまたなみなみと嘘をついでいる冗談みたいに甘いお酒ね、夢の欠片だけ残して消えていくだけどほんとうもうまく分解されないまま残って、夢の欠片は甘いのに苦くて酔ったように笑いながら、気分は泣きたいくらいよそうしてわたしはあなたのグラスにほんとうとうその極上のお酒をつぐのにほんブログ村

  • 詩: その道はあなたを裏切らない

    愛しいアナザーワン 触れられないまま抱きしめて 幸せは必ずあるよ だからどうか呼吸をやめないで幼い小さな手が助けを求めて伸ばされている 声を出すことを忘れてしまった子供 その小さな手はふり払われるだけだと私は知っている 子供はただそっと目を伏せたか細い白い指がためらいがちにすがりついている 通りすがりのよく知らない、けれど優しそうな大人 何も知らないから善意のつもりで、その子供を地獄へ帰してしまうことを私は知っている 子供はうつむいてぎゅっと唇を噛んだ静かに絶望を感じて、それでもどこかで期待して 真っ黒な瞳で前を見つめてる 小さな手を握りしめて、冷えきった指をあたためるように 幼い体に不安を押…

  • 詩: 子守夢

    にっちもさっちもいかない人生に何度も涙した 感情があふれてやまない 感情があふれてやまない もう何日もうまく眠れていないのに 命がこぼれていく名前も原因も場所もわからない痛みがあって 愚鈍な頭は痛んでいることにすら気づかなくて 誰かの痛みと重なってようやくあふれた もう何日もうまく眠れていないから 悲鳴がこぼれていく熱に浮かされて助けを求めた だれかの優しい手が応えてくれた 寝不足の脳が描いた幻でいい ただ一時救われたような気持ちになれたから冷たい手が火照ったまぶたを閉じる 命を悲鳴を尊ぶように 暗闇がわたしを誘った こぼれたものはたしかに救われた今ならきっとうまく眠れるだろうにほんブログ村

  • 詩: 海とわたし

    海とわたしの話をしよう この海は 満ちているよと言われても わたしはね 信じることができなくて古びたマグカップに 精一杯水を溜めてきて がむしゃらに注ぎ入れるのこの海は わたしは 足りていますか どうですか海とわたしの話のつづき この海は きれいですよと言われても わたしはね ほんとうのとこがとても不安でくしゃくしゃのビニール袋に 精一杯ごみを拾い集めて がむしゃらに掃除をするのこの海は わたしは 見られるものですか どうですか 潮の満ち引き わたしの行く道 足下を海水が砂は流され わたしは惑って 裸足に砂が この海が わたしが満ちていたよと言えた頃 見ごたえあるよと言えた頃 わたしはね海のこ…

  • 詩: こどもとおとな

    白い光が眩しすぎて そっと目を閉じたら 小さな手に遠慮がちに引っ張られた 目眩がしそうなくらい明るい空の下抉られるような悲しみを知っても 泣きじゃくりながら手を引かれて 前へと進む子供と理不尽な暗闇に覆われても たった一人で背を向けて 離れていく大人行かないでとすがりつくその小さな手が 大人を孤独から救ったんだかなわないなぁ君はとてもあたたかいねにほんブログ村

  • 散文: ぼろの存続

    別に何も特別なことはなかった。ただいつものように疲れきっていて、糸が切れたように眠った。そうして、そう…眠ったまま私はそこに影があるのを見ていた。影は人の形をしているようだったが、人の形そのものだとは言い難い形をしていた。部屋が暗いことや、それが影であることを鑑みても、どこか異常なほどぼんやりと感じられるのであった。それは寝ている私の足元の方にわだかまって、おそらく佇んでいた。恐怖というにはいささか精彩を欠いた心持ちで私は起き上がろうとしたが、何故か身体は少しも動かない。声を出そうと試みて、いやに重たい声帯をなんとか震わせると、あ、とか、う、だとかの呻き声が、影の方からした。私は狼狽した。私は…

  • 詩: 真夜中の祈り

    星をみよう 冷えた夜のベランダで 影との境も曖昧な 真っ暗な空に立って 顔をなくして 形をなくして 誰にも見つからない ぼやけた場所で 輝きを見よう にじんではじける星座を探そう 寒い冬のベランダで オリオン座くらいしか知らないけれど 小さな星を 好きにつなげて 誰も知らない ぼやけた時間に 形を作ろう ゆがんでこぼれる暗闇にとけそうな影のまま 美しい、美しい光に手をのばす 誰にも見つけてもらえない こんな場所で こんな時間に こんなにもくすんだまま星になって 星座になりたい 誰でもないこの夜のベランダからにほんブログ村

  • 目次: 散文

    古いものは上に、新しいものは下にあります。 ぼろの存続 あがないびと

  • 目次: 詩

    古いものは上に、新しいものは下にあります。 真夜中の祈り こどもとおとな 海とわたし 子守夢 その道はあなたを裏切らない うそとほんとうのカクテル 風の吹くまま 水底の唄 未来と思い出 幸せを冠する日々 空と銃

  • CONTENTS

    日々のできごとや詩や散文を載せていくブログとなります。 はじめましての方はABOUTをお読みいただけると幸いです。 下記リンクからそれぞれの記事一覧へと行けます。 日常 詩 散文 ゲーム 楽しんでいただけましたら幸いです。

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