「かにママABA療育日記」第15作です。 妻の療育マンガは1年4カ月ぶりです。昨年は、妻はPTA役員としての活動や商業団体、町内会の用務が重なって多忙でしたし、ぼくも資格試験があったりと、慌ただしい一年でしたが、今年度に入ってからは夫婦ともちょっと心身に余裕が出てきました。 このマンガは「つみきの会」に入ったばかりですので、息子が2歳、今から10年前の頃の話です。見ていると、妻が一番苦しんでいた時期を思い出しま
「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子の子育てや日常生活などをつづっています。息子は現在、特別支援学校中等部1年。2歳で診断を受け、ABA(応用行動分析)に基づく家庭療育を続けています。新潟県在住。「つみきの会」メンバー。
「重度自閉症」「重度知的障害」と診断された息子(2011年生まれ)との日常生活や療育などについて、夫婦で書いていきます。息子は非常にゆっくりと、しかし着実に「できること」が増えてきていて、将来のことを悩み始めたらきりがありませんが、いまは夫婦共々、たぶん息子も「幸せ」です。
みんなが「さん」付けで呼び合ってていい雰囲気なのに、その平和をかき乱そうとする「あだ名禁止」というパワーワード
民放のワイドショーが「あだ名禁止の学校増加」という話題を取り上げていました。 息子が通う小学校は、あだ名が禁止されているかどうかは分かりませんが、呼び方が「さん」で統一されているようです。 先生が児童を呼ぶときはもちろん、児童同士でも「さん」以外で呼び合うのを聞いたことがありません。 「さん付けで統一」という取り組みについては、だいぶ前に新聞でも読んだことがあります。全国的にそういう動きがあるんですね。 ぼくが観た民放のワイドショーによると、
タブレット学習教材「RISUきっず」を重度自閉症児が使ってみた
今回はかなり毛色の変わった記事です。 タブレット端末を使って算数を学ぶことができる小学生向けのサービスを展開する「RISU Japan」さんから、「うちの端末を1カ月無料で貸すから、感想をブログで書いてみて」というお誘いがあり、やってみました。 以下はその体験記です。 障害児向けに特化した教材ではないようですので、重度自閉症児である息子に合うのかどうか未知数だったのですが、試してみる価値はあるかなと判断しました。 今回、RISU Japanから「タブ
障害者に優しい社会に「進化」しつつあるのかどうか問題〜統合失調症の男性が「精神科長期入院は『強制で違憲』」として国を提訴したというニュースを読んで思ったこと②
こんなタイトルを付けましたが、結論から申し上げれば、障害者に優しい社会に「進化」しつつあるとぼくは思っています。 アラフィフのオッサンですので10代20代の頃に聴いた音楽や読んだ本などを手に取ってノスタルジーに浸ることはありますが、障害児の親としては、「昔は良かった」などとは1ミリたりとも思いません。 昨年より今年、昨日より今日の方が「障害児(者)が生きやすい社会に進化しているはずだ」と信じております、願望もこめて。 息子は現在8歳10カ月で、診断名
障害界隈における「精神」特有のしんどさについて〜統合失調症の男性が「精神科長期入院は『強制で違憲』」として国を提訴したというニュースを読んで思ったこと①
最近強く心に残ったニュースのことと、そのニュースを通じて考えたことをまとめてみます。いくつかのマスメディアが記事にしており、このブログのタイトルは共同通信の記事の見出しから取りました。 内容が一番詳しかった「弁護士ドットコム」の記事の一部を引用します。 統合失調症で、通算して約40年もの間、精神科病院に長期入院してきた伊藤時男さん(69才)が9月30日、国を相手取り、損害賠償を求めて東京地裁に裁判を起こした。… 訴状などによると、伊藤さんは統合失調症(当時は
大晦日に激しいかんしゃくを起こした理由が10カ月近く経ってやっと分かった
子どもがかんしゃくを起こした時にどう対応すべきか。自閉症児の親はよく頭を悩ますテーマだと思います。 ABA(応用行動分析)を使った家庭療育の成果と息子本人の成長のおかげもあって、息子はあまりかんしゃくを起こさなくなりました。 かんしゃくを起こすことがあっても、理由がはっきりしているケースがほとんどですので焦りません。 これまでの経験では、息子がかんしゃくを起こしてしまう背景を分類すると①親(周囲の大人)の対処に問題がある②本人の「わがまま」に近いもの
息子の自転車を買ったのは、彼が2年生になってすぐの頃ですので1年半ぐらい前です。 彼は就学前に買ったストライダーがすごく気に入り、小学校に入ってからも乗り続けていました。 そして、自転車を買ったのを機に、息子の目に届かない場所に隠しました。 で、「これからはストライダーじゃなくて自転車に乗るんだよ」と言い聞かせながら妻がマンツーマンで自転車に乗る練習を始めたのですが、息子は泣くわ怒るわでほとんど上達しませんでした。 そんなことから、自転車もストライダ
運動会の前日に「ちゃんと走れば速い」ことをクラスメートの一人に知ってもらえたから本番の出来はどうでもいいや
運動会は早朝出勤で観に行けなかったのですが、運動会の前日は会社が休みでした。 前日は先生たちや高学年の子たちが準備やリハーサルをする関係から、息子を含む4年生以下の子たちは普段より1時間半ぐらい早く下校してきました。 さて、妻がパート勤務から帰ってきてミュージックセラピーに連れていくまでの2時間近く、息子と2人で何して過ごそうか。 天気がいいから近所の公園にでも連れて行ってストライダーをさせようとか思って自宅の玄関前をウロウロしていたら、通常クラスで
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「かにママABA療育日記」第15作です。 妻の療育マンガは1年4カ月ぶりです。昨年は、妻はPTA役員としての活動や商業団体、町内会の用務が重なって多忙でしたし、ぼくも資格試験があったりと、慌ただしい一年でしたが、今年度に入ってからは夫婦ともちょっと心身に余裕が出てきました。 このマンガは「つみきの会」に入ったばかりですので、息子が2歳、今から10年前の頃の話です。見ていると、妻が一番苦しんでいた時期を思い出しま
支援校中等部への登下校はバスのため(しつこい)、4月上旬の入学式以来、一度も学校に行っておりません。妻は先日、保護者面談で行ってきましたが、近所の小学校に通っていた6年間はずっと妻かぼくが一緒に登下校していたので、いまだに不思議な感覚です。 小学生の頃は、妻が5年間ずっとPTA役員をやり、図書館ボランティアを続けていたことから、学校とは極めて濃密な付き合いで、ぼくもそれなりに顔が知られていたようです。 ぼくは夜勤を含むローテ勤務のため、平日休みのことも多く
もういなくなってしまいましたが、先月の上中旬にかけ、家の近所にずいぶんと鳴くのが上手なウグイスが居ついて、楽しませてくれました。田舎とはいえこんな住宅街には珍しい。 今回は、息子の「鳴き声」について。「泣く」ではなく、「鳴く」。 こちらは昨日サイクリングに出かけた際に録音したものです。 この「鳴き声」を発するようになったのは半年ぐらい前からで、それほど声が甲高くない息子が、裏声?を使って「ぴよ~ん」と発声しています。ぼくも、真似しようとずっ
いよいよゴールデンウイークも後半!というか、ぼくの場合はローテーション勤務でカレンダー関係ないのですが、ようやく休みに入りました。市内のホームセンターには野菜苗が大量に出回り、そろそろ買ってきて庭の家庭菜園に植えないと出遅れてしまいます。 ことし何を植えるか、ラインナップをまだ決めていませんが、「これだけは二度育てない!」という野菜ははっきりしています。備忘録も兼ねてそれらを挙げていきます。イラストは、AI(Microsoft Copilot)に描いていただきまし
息子が支援学校中等部に入って3週間が過ぎました。それなのに、親はというと、まだ飽きずにバス通学の話をしています。この世は美しい。なぜなら、バス通学があるからバス通学はリリンが生んだ文化の極みだね 下の言葉は、エヴァオタじゃないと意味不明かと思われますが、説明は省略いたします。バス通学がうれしすぎて夫婦ともども「頭がいかれている」ことさえ伝われば十分ですので。 サイトを整理していたら、2年半前に書いた記事を見つけました。ht
われわれ家族が住んでいる市の祭りは毎年、8月末に3日間の日程で行われます。で、小規模ですが町内会の神輿渡御が祭り初日に合わせる形で催されます。そうなのです、社労士試験ともろにバッティングするんです。 初めて受験した一昨年(2022年)、祭り担当の町内会役員の方に電話しました。神輿の日の前後にちょうど県外で用事がありまして、地元を離れますので、ことしは参加できません。申し訳ないです m(__)m この年は不合格で、「早く受からないと、いつまでたっ
新卒で今の会社に入って20年間ずっと外勤でした。交換した名刺はすべて、もらった順にナンバリングしてJpeg画像に変換して保管してあります。 6000枚超あります。このうち、社労士の肩書が入っている名刺は、20世紀末に仕事でお世話になった方の1枚だけです。調べ直しておりませんが、はっきり記憶していて間違いありません。 この方はもうお亡くなりになっていますが、当時は市会議員でその関係でやり取りしただけで、社労士の業務について話題にしたことはありません。身内にも
新卒から現在まで続けている仕事に関連した業種でフリーランスor起業というのを将来の選択肢から消して、「障害者福祉系」という方針を定めたのはいいんだけれど、今までの職歴を捨てたアラフィフの全裸中年男性に今さら何ができるのか? いま流行っているみたいだし、放課後等デイサービスの経営とかはどうか? グループホームみたいな福祉系アパートはどうか? でも経営とかの知識はないし資格もないし、そもそもカネがないからなぁ。宝くじが当たるか大地主に転生すれば可能か。だけど
「アムステルダムの朝は早い」なんてコピーを使ったインスタントコーヒーのテレビCMが昔ありましたが、どこの国だろうと都市だろうと朝は早いわけで、これは今で言うところの「進次郎構文」(小泉進次郎さんがいかにも使いそうな言い回し)の「走り」だったという位置づけになるかもしれません。 「アムステルダムの朝は早い」に匹敵する「当たり前のことだから言われなくて分かっているわ!😤」ってのに、「障害児の親にリタイヤはない」があります。ええ、ぼくは死ぬまで息子の面倒をみますし、死ぬ
前回の⓪とは別の観点から書いてみます。 障害者、とりわけ知的障害者は「流動性に乏しい」と言われることがあります。 生まれた街で親とずっと暮らし、親が転勤族(死語か?)で一緒に引っ越しを繰り返す方もおられるでしょうが、多くは生まれたまちでそのまま年を重ね、「ついのすみか」として決めた施設が遠方にあれば引っ越してそこで生涯を終えるーというケースが一般的なのではないでしょうか。 わが息子に引き付けて考えてみても、自動車の運転免許を取る可能性はないでしょう
以前も書いたような気がしますが、社労士試験に向けた学習を始めた2年以上前からこのブログはほったらかしにしていました。その間は旧Twitterがオンライン上の主な居場所となり、息子の子育てのことなども、そちらに書いてきました。 合格して少し時間に余裕ができてブログを再びいじり始め、リニューアルして「労働・社会保険、福祉」「資格・学習」と新たなカテゴリーも新設したため、それに合わせた記事も書こうと思います。これがその1本目です。 このブログを以前からご覧になっ
息子が市内の特別支援学校中等部に通い始めて4日が経ちました。 これまでは自宅から歩いてすぐの小学校で、同じ顔ぶれの同級生と6年間過ごしてきました。それゆえ、学校が遠いわ知らない人ばかりだわでストレスをため込み、不安定になるかもと覚悟していましたが、全くそんな様子はありません。さすがサイクリングで鍛えているだけあるわ。 またバスの話です。 妻はといえば、バス通学が許可されたことがうれしすぎて、家で5分おきぐらいに「バスに乗って学校に向かっているんだね
息子は無事に市内の支援学校中等部に入学することができました。 「地域の子どもたちと同じ場所で過ごす経験を」ということで、小学校は自宅から歩いて3分の小学校(支援学級)に通わせました。これまでの6年間は大勢の健常児に交じる形でしたが、これからは生徒みんなが何らかの障害があって、先生方やスタッフも「障害児・者と関わるプロ」ですので、いろいろと安心です。 近所の小学校(支援級)から市内の支援校中等部というコースは息子を小学校に入ったことから決めていましたが、妻と
1月に受けた発達検査の結果を聞きに、自宅から100キロほど離れた医療機関(療育園)へ家族3人で行ってきました。帰りに職場に寄ってそこから夜勤でしたので、なかなかハードな1日でした。 結果としては、知的障害は重度ということで、評価は変わっていませんでした。この医療機関で5年前に受けた時より発達年齢が1歳ちょっと上がっていたので、息子はこの5年間で健常児換算すると1年分の成長をしたことになります。 結果自体は、親として常に接している中で「実感通り」といったところ
数日前、息子とサイクリングロードを走っていたら、聞いたことがない呪文のような言葉を繰り返していました。うっすらとメロディーも付いていました。 「君が代」でした。そうか、卒業式の練習で覚えたのか。「苔のむすまで」の部分だけヘビーローテーションしていましたので、全体を通して歌えるようになったのかは分かりませんが… 早いもので、息子が近所の小学校(支援級)に通ってもう6年となりました。 障害の種類も傾向もいろいろですので、比べても意味はないのですが、この
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
サイトのメンテナンスをしたついでに、もう1本書いてみます。 ことしの春、息子は初めて美容院で髪を切ることができました。2歳から家庭療育を始めて9年余、偏食はほぼなくなりトイトレも完全終了しましたが、「髪を切る」はずっと進展がありませんでした。 偏食ややトイレに比べ、それほど切羽詰まっていなかったため、「是が非でも」という気持ちが薄かったということもあります。 息子の散髪については、過去にも書いたことがあります。https://lovebee
前回の投稿から約半年ぶりになりました。ことしの8月下旬に社会保険労務士(社労士)試験を受け、今月上旬に合格が発表され、ようやく落ち着いてきました。 試験勉強を始めた2021年末から常に「心ここにあらず」といった状態が続いていて、子育てブログを書く心理的余裕がなく、ほかにもいろんなことをほったらかしにしていました。ようやく日常が再開され始めた感じです。 社労士に関しては、身近に資格を持っている人もおらず、全くなじみのない分野だったのですが、「息子が20歳になっ
前回の投稿から約半年ぶりになりました。ことしの8月下旬に社会保険労務士(社労士)試験を受け、今月上旬に合格が発表され、ようやく落ち着いてきました。 試験勉強を始めた2021年末から常に「心ここにあらず」といった状態が続いていて、子育てブログを書く心理的余裕がなく、ほかにもいろんなことをほったらかしにしていました。ようやく日常が再開され始めた感じです。 社労士に関しては、身近に資格を持っている人もおらず、全くなじみのない分野だったのですが、「息子が20歳になっ
支援校中等部への登下校はバスのため(しつこい)、4月上旬の入学式以来、一度も学校に行っておりません。妻は先日、保護者面談で行ってきましたが、近所の小学校に通っていた6年間はずっと妻かぼくが一緒に登下校していたので、いまだに不思議な感覚です。 小学生の頃は、妻が5年間ずっとPTA役員をやり、図書館ボランティアを続けていたことから、学校とは極めて濃密な付き合いで、ぼくもそれなりに顔が知られていたようです。 ぼくは夜勤を含むローテ勤務のため、平日休みのことも多く
もういなくなってしまいましたが、先月の上中旬にかけ、家の近所にずいぶんと鳴くのが上手なウグイスが居ついて、楽しませてくれました。田舎とはいえこんな住宅街には珍しい。 今回は、息子の「鳴き声」について。「泣く」ではなく、「鳴く」。 こちらは昨日サイクリングに出かけた際に録音したものです。 この「鳴き声」を発するようになったのは半年ぐらい前からで、それほど声が甲高くない息子が、裏声?を使って「ぴよ~ん」と発声しています。ぼくも、真似しようとずっ
いよいよゴールデンウイークも後半!というか、ぼくの場合はローテーション勤務でカレンダー関係ないのですが、ようやく休みに入りました。市内のホームセンターには野菜苗が大量に出回り、そろそろ買ってきて庭の家庭菜園に植えないと出遅れてしまいます。 ことし何を植えるか、ラインナップをまだ決めていませんが、「これだけは二度育てない!」という野菜ははっきりしています。備忘録も兼ねてそれらを挙げていきます。イラストは、AI(Microsoft Copilot)に描いていただきまし
息子が支援学校中等部に入って3週間が過ぎました。それなのに、親はというと、まだ飽きずにバス通学の話をしています。この世は美しい。なぜなら、バス通学があるからバス通学はリリンが生んだ文化の極みだね 下の言葉は、エヴァオタじゃないと意味不明かと思われますが、説明は省略いたします。バス通学がうれしすぎて夫婦ともども「頭がいかれている」ことさえ伝われば十分ですので。 サイトを整理していたら、2年半前に書いた記事を見つけました。ht
われわれ家族が住んでいる市の祭りは毎年、8月末に3日間の日程で行われます。で、小規模ですが町内会の神輿渡御が祭り初日に合わせる形で催されます。そうなのです、社労士試験ともろにバッティングするんです。 初めて受験した一昨年(2022年)、祭り担当の町内会役員の方に電話しました。神輿の日の前後にちょうど県外で用事がありまして、地元を離れますので、ことしは参加できません。申し訳ないです m(__)m この年は不合格で、「早く受からないと、いつまでたっ
新卒で今の会社に入って20年間ずっと外勤でした。交換した名刺はすべて、もらった順にナンバリングしてJpeg画像に変換して保管してあります。 6000枚超あります。このうち、社労士の肩書が入っている名刺は、20世紀末に仕事でお世話になった方の1枚だけです。調べ直しておりませんが、はっきり記憶していて間違いありません。 この方はもうお亡くなりになっていますが、当時は市会議員でその関係でやり取りしただけで、社労士の業務について話題にしたことはありません。身内にも
新卒から現在まで続けている仕事に関連した業種でフリーランスor起業というのを将来の選択肢から消して、「障害者福祉系」という方針を定めたのはいいんだけれど、今までの職歴を捨てたアラフィフの全裸中年男性に今さら何ができるのか? いま流行っているみたいだし、放課後等デイサービスの経営とかはどうか? グループホームみたいな福祉系アパートはどうか? でも経営とかの知識はないし資格もないし、そもそもカネがないからなぁ。宝くじが当たるか大地主に転生すれば可能か。だけど
「アムステルダムの朝は早い」なんてコピーを使ったインスタントコーヒーのテレビCMが昔ありましたが、どこの国だろうと都市だろうと朝は早いわけで、これは今で言うところの「進次郎構文」(小泉進次郎さんがいかにも使いそうな言い回し)の「走り」だったという位置づけになるかもしれません。 「アムステルダムの朝は早い」に匹敵する「当たり前のことだから言われなくて分かっているわ!😤」ってのに、「障害児の親にリタイヤはない」があります。ええ、ぼくは死ぬまで息子の面倒をみますし、死ぬ
前回の⓪とは別の観点から書いてみます。 障害者、とりわけ知的障害者は「流動性に乏しい」と言われることがあります。 生まれた街で親とずっと暮らし、親が転勤族(死語か?)で一緒に引っ越しを繰り返す方もおられるでしょうが、多くは生まれたまちでそのまま年を重ね、「ついのすみか」として決めた施設が遠方にあれば引っ越してそこで生涯を終えるーというケースが一般的なのではないでしょうか。 わが息子に引き付けて考えてみても、自動車の運転免許を取る可能性はないでしょう
以前も書いたような気がしますが、社労士試験に向けた学習を始めた2年以上前からこのブログはほったらかしにしていました。その間は旧Twitterがオンライン上の主な居場所となり、息子の子育てのことなども、そちらに書いてきました。 合格して少し時間に余裕ができてブログを再びいじり始め、リニューアルして「労働・社会保険、福祉」「資格・学習」と新たなカテゴリーも新設したため、それに合わせた記事も書こうと思います。これがその1本目です。 このブログを以前からご覧になっ
息子が市内の特別支援学校中等部に通い始めて4日が経ちました。 これまでは自宅から歩いてすぐの小学校で、同じ顔ぶれの同級生と6年間過ごしてきました。それゆえ、学校が遠いわ知らない人ばかりだわでストレスをため込み、不安定になるかもと覚悟していましたが、全くそんな様子はありません。さすがサイクリングで鍛えているだけあるわ。 またバスの話です。 妻はといえば、バス通学が許可されたことがうれしすぎて、家で5分おきぐらいに「バスに乗って学校に向かっているんだね
息子は無事に市内の支援学校中等部に入学することができました。 「地域の子どもたちと同じ場所で過ごす経験を」ということで、小学校は自宅から歩いて3分の小学校(支援学級)に通わせました。これまでの6年間は大勢の健常児に交じる形でしたが、これからは生徒みんなが何らかの障害があって、先生方やスタッフも「障害児・者と関わるプロ」ですので、いろいろと安心です。 近所の小学校(支援級)から市内の支援校中等部というコースは息子を小学校に入ったことから決めていましたが、妻と
1月に受けた発達検査の結果を聞きに、自宅から100キロほど離れた医療機関(療育園)へ家族3人で行ってきました。帰りに職場に寄ってそこから夜勤でしたので、なかなかハードな1日でした。 結果としては、知的障害は重度ということで、評価は変わっていませんでした。この医療機関で5年前に受けた時より発達年齢が1歳ちょっと上がっていたので、息子はこの5年間で健常児換算すると1年分の成長をしたことになります。 結果自体は、親として常に接している中で「実感通り」といったところ
数日前、息子とサイクリングロードを走っていたら、聞いたことがない呪文のような言葉を繰り返していました。うっすらとメロディーも付いていました。 「君が代」でした。そうか、卒業式の練習で覚えたのか。「苔のむすまで」の部分だけヘビーローテーションしていましたので、全体を通して歌えるようになったのかは分かりませんが… 早いもので、息子が近所の小学校(支援級)に通ってもう6年となりました。 障害の種類も傾向もいろいろですので、比べても意味はないのですが、この
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続
先日コメントをいただいたのを機に、5カ月ぶりぐらいにWordPressを開いてみました。 このブログを立ち上げてから数年が経ち、息子も再来週には小学校(支援学級)を卒業し、来月からは支援学校中等部に進みます。親の加齢と比較して、子どもの成長は早いものです。 ブログを立ち上げ、定期的に記事を書いていた当時とは、取り巻く状況が大きく変わってきています。 息子はもう12歳で、「早期療育」という年齢はとっくに過ぎております。とはいえ、妻は療育的アプローチは続