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組織横断統括部門 機械システム設計推進本部 https://mechanical-systems-sharing-ph.hatenablog.com/

元有機化学理論実験系で人工衛星の設計・開発・管理をしていた人が、人工衛星の機械システムを思い出しながら、横道に反れたりして、それっぽい知識を残していく

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2019/11/14

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  • 新人引継ぎ教育2:知識ゼロの人が人工衛星開発に配属したときに戸惑わない教育

    もし人工衛星開発部署に入ってしまったらの参考ケースその2 今回はその2である。 前回は、新人向けに次のことを最初に教えておくとよい、としていた。 システム系統図を教えておく。 状態遷移図で人工衛星の動作を教えておく。 不具合の共有を行う。 ちなみに、ベテラン向けには、検討課題項目と、リスク管理シートを出しておけばよいと、なかなか乱暴な感じであった。 上記の一連の説明は、ロケットの射場から人工衛星の放出と軌道上で動き(初期運用)まで説明することで、まとめて説明することができる。 ついでに、その時に人工衛星が受ける環境も伝えることで、振動試験や電気試験についても説明することができる。 その後、各論…

  • 引継ぎ教育:知識ゼロの人が人工衛星開発に配属したときに戸惑わない教育

    もし人工衛星開発部署に入ってしまったらの参考ケース もう2か月も経っていますが、新年度に入り、日本では多くの人が様々な企業に入社されていることでしょう。 人工衛星の開発プロジェクトは、企業において立ち上がり段階から軌道に乗るまでは、人工衛星でなくとも何かしらの開発経験者が中心となって進めていくことが多いことでしょう。 しかし、すべての企業において、開発経験者を毎年人工衛星の開発プロジェクトに送り込むことはない。 大学で人工衛星の開発をしていたものもいるかもしれないが、毎年、配属できるわけでもない。 スタートアップ企業であれば、早急な結果を出す必要があるため、経験者を取るだろう。 優秀で熱意と、…

  • 地球軌道上の放射線危険地域の南大西洋異常帯(SAA):シングルイベントが発生しやすいかもしれない地域

    地球軌道上の放射線危険地域:南大西洋異常帯 Credits: NASA https://images.nasa.gov/details-PIA14441 さて、前の記事では地球圏の高度における放射線量をまとめています。 これらのデータは、主に電子部品の劣化させていく、トータルドーズ効果Total Ionizing Dose Effect::TID)の原因になります。 現在、低軌道では比較的低いのでTIDの影響を無視する考えもあります。 低軌道の場合、人工衛星が推進機構などの軌道制御機構を持っていなければ、地球の重力に従い、地表面に近づき、大気によって燃焼してしまうほど衛星寿命が長くないのです。…

  • 地球軌道上の放射線危険高度:トータルドーズ効果が発生しやすいかもしれない高度

    宇宙は宇宙放射線に常にさらされている 宇宙環境では多くの電子機器に放射線を受けます。 放射線を受けると、電子部品の性能が劣化します。 また、放射線のエネルギーを受けて、デジタル信号も変化することがあります。 これらは放射線の1つ1つのエネルギーによって起きる現象が変わります。 陽子線(プロトン)や電子線、重イオン/He粒子の高エネルギーの場合は、後者のデジタル信号が変化する「など」の影響が発生します。 そしれこれらは目に見えません。 高品質と宇宙放射線(銀河宇宙線) さて、宇宙のスタートアップ企業が続々と生まれる中、数十年以上の歴史を持つメーカーから宇宙事業に手を出す企業は少ないです。 なぜか…

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