ウクライナはパトリオットシステムの追加提供を求めており、Financial Timesは「ギリシャとスペインはEU・NATOの加盟国から圧力を受けている」と報じたものの、EL PAÍSは26日「パトリオット提供を国防省が拒否し、政府は少数の迎撃弾提供に同意した」と報じている。
スペインもパトリオットシステム提供を拒否、少数の迎撃弾提供に同意
ウクライナはパトリオットシステムの追加提供を求めており、Financial Timesは「ギリシャとスペインはEU・NATOの加盟国から圧力を受けている」と報じたものの、EL PAÍSは26日「パトリオット提供を国防省が拒否し、政府は少数の迎撃弾提供に同意した」と報じている。
ギリシャ首相、パトリオットやS-300のウクライナ提供に応じないと断言
ウクライナはパトリオットシステムの追加提供を求めており、Financial Timesは「ギリシャとスペインはEU・NATOの加盟国から圧力を受けている」と報じたものの、ギリシャのミツォタキス首相は「提供に応じない」と断言した。
米国防次官、ウクライナに送ったGLSDBは上手く機能しなかったと示唆
国防総省のラプランテ国防次官は24日「空対地兵器を地上発射型の長距離攻撃兵器に変換してウクライナに送ったが上手く機能しなかった」「ウクライナ人は何度か試したのち諦めた」と述べ、ウクライナに送ったGLSDBは期待外れだった示唆した。
米国が過去最大規模のウクライナ援助を準備中、但し提供まで数年かかる
26日にウクライナ支援を協議するラムシュタイン会議が開催予定で、POLITICOは「米国が過去最大規模の軍事援助パッケージ(最大60億ドル)を準備中だ」と報じたが、このパッケージはウクライナ安全保障支援イニシアチブ経由なので「提供までに数年かかる」と付け加えた。
アウディーイウカ北側の防衛ラインが崩壊、ソロヴィオーヴェにロシア国旗が登場
DEEP STATEは26日は「ロシア軍がソロヴィオーヴェ南で前進した」と、RYBARも「ロシア軍がアルハンヘルヅケ郊外まで前進した」と報告、ロシア国旗がソロヴィオーヴェで掲げられる様子も登場し、アウディーイウカ北の防衛ラインがどこまで崩壊するのか予測がつかない。
ロシア軍、クラスノホリフカ市内で最も重要な工場地域に国旗を掲げる
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは25日「ロシア軍がクラスノホリフカ市内の耐火物工場の一角で国旗を掲げた」「これは市内で最も重要な建物に足場を築いたことを意味する」と報告、ウクライナ軍はクラスノホリフカ市内でも後退を強いられている。
ロシア軍がソロヴィオーヴェを占領、ノボバフムティフカで隊旗を掲げる
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは25日「ロシア軍がソロヴィオーヴェを占領して敵の大部分はソキル方向に逃走している」と報告、もうアウディーイウカの北の防衛ラインは「崩壊した」と言っていいだろう。
ドイツ国防相、ロシアの生産能力はウクライナでのニーズを上回っている
カボリ米陸軍大将は下院軍事委員会で「ロシア軍の戦力回復は予想を上回る」「戦力規模は侵攻前より15%も大きくなっている」と証言したが、ドイツのピストリウス国防相も24日「ロシアの生産能力はウクライナでのニーズを上回り備蓄が積み上がっている」と述べた。
新明和工業、自律型無人探査機の自動投入・回収に対応した無人飛行艇を開発
新明和工業は25日「自律型無人探査機(AUV)の自動投入と回収に対応した無人飛行艇の研究開発に関する契約を締結した」と発表、FlightGlobalも「新明和が自律型無人潜水機の海洋配備に対応した無人飛行艇を開発する」と報じている。
ベトナム国防省、K9調達の意向を表明して韓国政府に協力を要請
JANESは24日「ベトナム国防省はK9調達の意向を表明して韓国政府に協力を要請した」「ベトナムは155mm榴弾砲を108門調達したと考えている」と報じ、Hanwha Aerospaceも「ベトナム政府関係者がK9導入を検討するため当社を訪問した」と明かした。
米空軍、無人戦闘機の初回開発にAndurilとGeneral Atomicを選定
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機のことを「協調戦闘機(Collaborative Combat Aircraft=CCA)と呼んでおり、24日「AndurilとGeneral AtomicをCCA Increment1の詳細設計と量産試作機に進む企業に選定した」と発表した。
米空軍、無人戦闘機の初回開発にAndurilとGeneral Atomicを選定
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機のことを「協調戦闘機(Collaborative Combat Aircraft=CCA)と呼んでおり、24日「AndurilとGeneral AtomicをCCA Increment1の詳細設計と量産試作機に進む企業に選定した」と発表した。
状況悪化が続く東部戦線、ロシア軍がクラスノホリフ市内に足場を確保
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは25日「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げた」「ロシア軍がソロヴィオーヴェに侵入した」「ロシア軍が線路沿いに前進してクラスノホリフ市内に足場を築いた」と報告し、ロシア軍は東部戦線で前進し続けている。
バイデン大統領が法案に署名、国防総省もウクライナ支援パッケージを発表
バイデン大統領は議会が承認したウクライナ支援法案を含む対外援助パッケージに署名、直ぐに国防総省も10億ドル相当のウクライナ支援パッケージを発表し、予想されているロシア軍が夏季攻勢(5月~6月)が始まる前にウクライナ支援が再開された。
英陸軍の次期自走砲、スナク首相がベルリンでRCH155調達を発表
英国は防衛計画の見直しでAS90退役と次期自走砲計画を発表、BAEのArcher、NexterのCaesar、KMWのRCH155、HanwhaのK9A2が入札に参加すると予想されていたが、スナク首相は「ドイツとの防衛協力強化」と「RCH155調達」を発表した。
現代重工業が米造船所と提携、米海軍・沿岸警備隊向け艦艇建造・MRO事業に進出
韓国の現代重工業は24日「米フィリー造船所と米海軍・沿岸警備隊向け艦艇建造とMRO事業に関する協定を締結した」「今回の協定で世界最大の米防衛市場攻略に拍車がかかる」と発表、Naval Newsも「現代重工業は米国市場参入に向けて前進した」と報じている。
米海軍長官は艦艇建造に海外の造船所活用を希望、米造船業界は反対
デル・トロ米海軍長官は「国内の生産効率を高めるため艦艇モジュールの一部を海外で製造することに前向きだ」と明かしたしたが、Breaking Defenseは「このアイデアは確実に国内産業界からの抵抗に合うだろう」と報じている。
米上院もウクライナ支援法案を可決、バイデン大統領が署名すれば支援再開
米下院は20日に停滞していた対外援助パッケージを可決、米上院も23日に審議と投票を行い79対17で可決し、この法案にバイデン大統領が署名すればウクライナ支援が直ぐに再開される予定で、バイデン政権と国防総省は約10億ドルのパッケージを準備しているらしい。
米海軍はニーズが高いサイバー戦争技術職の再入隊ボーナスを「10万ドル=約1,540万円に引き上げた」と報じられており、一部の暗号技術職も6万ドル、医療職も9万ドル~10万ドルのボーナスを受け取れるらしい。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がノボバフムティフカを占領か
DEEP STATEは24日「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げてノボバフムティフカも占領した」「ロシア軍がT0511に到達してベルディチやセメニフカでも前進した」と報告し、アウディーイウカの北側ではウクライナ軍の防衛ラインが崩壊寸前だ。
戦争は適応の芸術、米国製ドローンがウクライナで存在感を失った理由
ウクライナ軍に3万機以上のドローンを供給してきた軍事援助ボランティア(Come Back Alive)は「米国の小型ドローンは未成熟だ」と明かし、Wall Street Journalは「ウクライナで米国製ドローンが存在感を失っているは当局の規制に原因がある」と報じた。
ロッキード・マーティン、当面TR3構成機は訓練飛行にしか使用できない
米空軍はF-35のTR3構成機について「完全な戦闘能力を持たないまま引き渡される」と明かしていたが、ロッキード・マーティンも「訓練用バージョンを先にリリースする」と明かし、Defense Newsは「当面TR3構成機は訓練飛行のみで使用される」と報じている。
ウクライナ軍、イワニフスキー方向でロシア軍を押し戻し支配地域を回復
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは23日「イワニフスキーの南で約1kmほどウクライナ軍がロシア軍を押し戻した」「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げた」「ロシア軍がノボバフムティフカ方向に進んで集落の半部を支配している」と報告した。
スペイン海軍のS-80Plus、建造の遅れで予定通りの引き渡しは不可能
Navantiaはスペイン海軍向けにAIP機関を搭載したS-80Plus級潜水艦を建造中で、1番艦は2023年11月に就役して「テスト結果も良好だ」と報じられていたが2番艦の建造が遅れており、ロブレス国防相も「2024年末に2番艦を受け取るのは不可能だ」と明かした。
第二次大戦当時の設備で運営される米陸軍弾薬工場、BAEが近代化を発表
米陸軍は155mm砲弾ニーズに対応するため「政府所有の砲弾生産施設を近代化する」と発表、ラドフォード陸軍弾薬工場を運営するBAEも「第二次大戦当時の設備近代化のためHanwha Defense USAを選択した」と明かし、Hanwhaは米軍プログラムに参入を果たした格好だ。
誰がウクライナにパトリオットを提供するのか? ギリシャは提供に否定的
ウクライナはパトリオットシステムの追加供給を要請、Financial Timesは22日「EUとNATOの加盟国からギリシャとスペインは防空システムを提供するよう圧力を受けている」と報じたものの、ギリシャは「自国の安全保障を損なう行動はとらない」と述べた。
英海軍は採用難を打開するため新兵募集要件を変更、泳げなくてもOK
英海軍は新兵の採用数が激減したため「入隊前に泳げることを証明しなくてもいい」と募集要項を変更、現地メディアは「採用難を解決するための絶望的な試みだ」「泳げない新兵を泳げるようにする訓練コストは納税者が追加で負担することになる」と報じている。
英国、ウクライナに対する史上最大規模の軍事援助をまもなく発表
英国政府はプレスリリースの中で「ポーランドを訪問するスナク首相がウクライナに対する史上最大規模の軍事支援策を発表する」と表明、英国はウクライナに対する2024年分の軍事支援額を25億ポンドから30億ポンドに増額する。
ロシア軍がオケレタイン中心部に到達し、ノヴォミハイリフカも占領
DEEP STATEもRYBARも「ロシア軍がオケレタイン集落の中心部を占領した」と報告し「集落の行政庁舎にロシア国旗が掲げられた映像」も登場。さらに「ノヴォミハイリフカ集落の西端でロシア国旗を掲げる映像」も登場したため「ウクライナ軍がノヴォミハイリフカと失った」と確認された。
リトアニアの陸軍再編、戦車は後回しでいいが防空は今直ぐ必要だ
リトアニア陸軍は戦車大隊を創設するためレオパルト2調達を検討していたが、リトアニア国防省は戦車大隊を中隊規模で創設し「浮いた資金でNASAMS(2基)を追加導入したい」と提案、ランズベルギス外相も「戦車は後回しでいいが防空は今直ぐ必要だ」と述べた。
BAYKARが新しい巡航ミサイルの試射を公開、地上発射型の徘徊型弾薬?
BAYKARは新しい巡航ミサイル「KEMANKEŞ-2」の試射を17日に公開、これはTB2、TB3、Akinci等に搭載可能な巡航ミサイル「KEMANKEŞ」の発展型だと思われるが、展開式の主翼が大型化して固定翼になっている。
イスラエル首相は国防軍の部隊制裁に、ウクライナ人もアゾフ制裁に反発
米国務省は人権侵害を理由にイスラエル国防軍の部隊に制裁を課す予定で、ネタニヤフ首相は「テロリストのモンスターと戦っている時に制裁を課すのは不条理の極みだ」と激怒したが、ウクライナでも第12特務旅団の指揮官が「アゾフへの制裁は不条理だ」と訴えた。
ドネツク西郊外の戦い、ウクライナ人はノヴォミハイリフカを失ったと報告
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは21日「遅かれ早かれノヴォミハイリフカは敵に占領されるだろう」と言及していたが、22日に更新した戦況マップの中で「ウクライナ軍はノヴォミハイリフカを失った」と報告した。
ウクライナ支援を主導したジョンソン下院議長、なぜ立場を変えたのか?
米下院は停滞していたウクライナ支援法案を可決、New York Timesは21日「どうしてジョンソン下院議長は立場を変えたのか」と報じており、諜報機関からの説明を受けて「この問題が小さな政治ゲームではなく世界の命運がかかっている」と2月頃から認識していたらしい。
ノルウェー海軍のフリゲート艦調達、ネックは2029年までの1番艦引き渡し
ノルウェーは長期防衛計画に基づく国防費増額の中でフリゲート艦5隻の調達を発表、The Telegraphは15日「ノルウェー海軍にとって26型は最有力候補だが、この入札に参加できるかどうかは英海軍の決断次第」と報じている。
ドネツク西郊外の戦い、ウクライナ軍はノヴォミハイリフカを失う寸前
DEEP STATEは21日「ロシア軍がノヴォミハイリフカ西郊外に到達した」「集落の大部分は敵の支配下にある」「遅かれ早かれ集落は敵に占領されるだろう」と、RYBARも21日「ロシア軍がノヴォミハイリフカを占領したという未確認情報がある」と報告した。
米下院が608億ドルのウクライナ支援法案を可決、ロシア凍結資産の転用も
米下院は停滞していた対外援助パッケージの全要素(ウクライナ支援法案608.4億ドル、イスラエル支援法案260億ドル、台湾支援法案81.2億ドル、第4の法案)を可決して上院に送付、第4の法案には差し押さえたロシア資産のウクライナ移転を可能にするREPO法が含まれている。
フランス、ウクライナ提供を検討していたミラージュ2000のモロッコ譲渡に同意
スペインのLa Razónは15日「フランスはアラブ首長国連邦からミラージュ2000-9を買い戻してウクライナへの提供を検討していたが拒否された」「最終的にアラブ首長国連邦が望んでいたモロッコへの譲渡に同意した」と報じている。
ケンドール米空軍長官、退役するA-10に関心を示す国は1ヶ国だけ
下院軍事委員会の公聴会でスコット議員は「NATO加盟国や友好国と退役させるA-10の取得について協議を行っているのか」と質問、これにケンドール空軍長官は「少なくとも1ヶ国が関心を示している」「ウクライナはあまり関心を示していない」と回答した。
イスラエル軍は物資不足、兵士らは装備や物資の供給をボランティアに依存
イスラエル軍は予備役30万人分の基本装備や消耗品を賄えておらず、開戦から半年が経過しても兵士らはボランティアからの供給に依存し、大隊長は「本当になにもない、何もかもが不足している」と、中隊長は「飲み物すら不足している」と訴えている。
防空は数の戦い、大量のシンプルなシステムでローエンドの脅威に対抗
ノルウェーは長期防衛計画に基づく国防費増額を表明、ノルウェー軍参謀長のクリストファーセン陸軍大将は防空能力の向上について「最も重要なのは保有しているシステムの数を増やすこと」「ローエンドの脅威に対抗できるシンプルなシステムが大量に必要だ」と指摘した。
米下院によるウクライナ支援法案の可決が濃厚、ロシア凍結資産の転用も
米下院は対外援助パッケージに関する規則投票を316対94で可決、パッケージを構成する各法案(ウクライナ支援法案、イスラエル支援法案、台湾支援法案、第4の法案)への個別投票を20日に行う予定で、New York Timesは「法案の可決に疑問の余地はない」と報じている。
米国が英豪に対する輸出要件を大幅緩和、軍需品をライセンスなしで輸出可能
ロイターは19日「AUKUS協定に基づく防衛輸出促進のため米国は英豪に対する輸出管理要件を大幅に緩和する」と報じており、軍需品目、ミサイル関連品目、ホット・セクション・エンジン関連品目、衛星関連品目をライセンスなしで輸出可能になるらしい。
ウクライナ軍参謀本部、国内外のメディアが問題視したフメニュク大佐を解任
国内外のメディア関係者らは「ロシアが犯した戦争犯罪の取材を妨害する」「他の作戦司令部で許される取材が出来ない」という理由で南部作戦司令部のフメニュク大佐解任を要求し、ウクライナ軍参謀本部も19日「フメニュク氏を解任した」と発表した。
イスラエルメディアは「戦時内閣がイランに対して明確かつ強力な反撃を行うと決定した」と報じ、ハレヴィ参謀総長も「何らかの対応が行われるだろう」と述べていたが、イスラエルは19日午前3時頃に報復攻撃を開始した。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタインへの突破に成功
DEEP STATEとRYBARは「アウディーイウカ方面のロシア軍がオケレタインに到達して集落内の変電所に取り付いている」と報告、これを裏付ける視覚的証拠も登場したため、ロシア軍が線路沿いの防衛を突破してオケレタインに到達したと確認された。
仏国防相、フランス、英国、スペインによるジェット練習機の共同開発に言及
英国防省は最近「2024年後半にHawk T2後継機検討のための調査を開始する」と明かしていたが、フランスのルコルニュ国防相もアルファジェットの後継機問題について「ジェット練習機をフランス、英国、スペインで共同開発する可能性」に言及した。
米海軍の次期練習機に挑戦するTextronとLeonardo、T-7Aに優位性はない
米海軍が調達予定しているT-45Goshawkの後継機候補にはM-346N、TF-50N、T-7Aが浮上しており、M-346Nを提案するTextronとLeonardoは「新聞やメディアのニュースを読む限りT-7Aが有利だと思っていない」と述べた。
豪海軍とAndurilがGhost Sharkを公開、開発は予算超過もなく順調
豪海軍はXLUUV(Ghost Shark)開発をAndurilに発注、2025年までに3隻のプロトタイプを豪海軍に引き渡すと野心的なスケジュールを掲げていたが、豪海軍とAndurilはGhost Sharkのプロトタイプを17日に公開して注目を集めている。
米ミサイル防衛局、現在の弾道ミサイルは速球ではなくスライダーやカーブだ
米ミサイル防衛局のコリンズ長官は「もう真っ直ぐ高速で飛んでくるだけの弾道ミサイルは殆どない。現在の弾道ミサイルはシンプルな速球ではなくスライダーやカーブだ」「イランがイスラエルに仕掛けた規模の攻撃を高価な迎撃手段で対応するのは困難だ」と述べた。
ウクライナ軍の劣勢が際立つ東部戦線、ロシア軍が複数方向で前進中
ウクライナ東部の状況は厳しくなる一方で、RYBARは「バフムート方面チャシブ・ヤール方向へのロシア軍前進」を、DEEP STATEは「アウディーイウカ方面ノボカリノベ方向とオケレタイン方向へのロシア軍前進」を報告した。
韓国が整備権限を取得、2027年から清州基地でF-35Aの重整備を実施
韓国の防衛事業庁は「F-35Aの重整備について米国側と国内実施で合意した」「清州空軍基地内に設置される施設で2027年末から重整備が開始される」と明かし、フィンランドに続き韓国も自国機向けの整備権限を取得した格好だ。
オーストラリアは今後10年間で約32兆円を国防に投資、最大の強化は海軍
オーストラリアのマールズ国防相は17日「今後10年間の国防支出を503億豪ドル(約320億ドル=約5兆円)増額する」と発表、2034年までの国防支出額は3,300億豪ドル=約32兆円に達し、最大1,450億豪ドルを海軍の強化に投じる予定だ。
F-35Block4の能力追加を縮小、TR3構成機は完全な戦闘能力なしで引き渡し
米空軍のシュミット中将は「Block4で予定されている多くの能力は2030年代まで実現しない」「そのためBlock4自体を再構築することになった」「TR3構成機のソフトウェアは戦闘に不可欠な機能が含まれていない暫定バージョンになる」と明かした。
ウクライナメディア、南部作戦司令部のフメニュク氏解任を軍に要求
ウクライナの主要メディアやジャーナリストは連名で「南部作戦司令部のフメニュク氏を解任と報道制限の改善」をウクライナ軍に要求、この声明文にはTimes、CBC、WSJ、 New York Times、国境なき記者団、読売新聞等の現地関係者も署名している。
米海軍長官、半年に及ぶ紅海の作戦で1,500億円近い損耗を被ったと明かす
デル・トロ米海軍長官は上院の公聴会で「紅海での作戦やイスラエルをイランの攻撃から守るため10億ドル=約1,500億円近い軍需品(SM-2、SM-6、SM-3など)を消耗した」「これを補充するため追加予算を認め欲しい」と訴えた。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタインに到達した可能性
アウディーイウカ方面のロシア軍はオケレタイン方向への突破を試みていたが、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは17日「線路沿いに前進してきたロシア軍がオケレタインに到達した」と報告、ロシア軍はたった数日で3.5km以上も前進した格好だ。
アルゼンチンがデンマークから中古F-16AMを24機取得、契約額は3億ドル
アルゼンチン国防省は16日「デンマークからF-16を24機購入する契約を締結した」と発表、アルゼンチン政府の報道官も「契約額は3億ドルで市場の(戦闘機)調達コストを下回る」と述べ、中古F-16AMの調達単価は1,250万ドル=約19億円になる。
米陸軍の長距離攻撃能力、タイフォン・システムをフィリピンに一時配備
米太平洋陸軍は15日「第1多領域任務部隊が演習(Exercise Salaknib 24)に参加するためフィリピン・ルソン島北部にMid-Range Capability missile system(中距離ミサイルシステム=Typhon Weapon Systemのこと)を配備した」と発表した。
Andurilと現代重工業が提携、自立型海軍システムの設計と製造で協力
Andurilは「米陸軍のUGV入札でHanwhaと手を組む」と発表したばかりだが、今度は「米国、韓国、同盟国向け自立型海軍システムの設計と製造で現代重工業と提携する」「Andurilはより大きな米防衛市場へのアクセスを現代重工業に提供する」と発表した。
ウクライナ向け砲弾の域外調達に取り組むチェコ、18万発分の契約を締結
チェコのフィアラ首相は先月8日「第1バッチ(砲弾30万発)購入に十分な資金が集まった」と述べていたが、 Financial Timesに寄稿した記事の中で「これまでに砲弾18万発の契約を締結した」「これは数ヶ月以内にウクライナの前線に届けられる」と明かした。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタイン方向に突破中
DEEP STATEとRYBARはアウディーイウカ方面について「ロシア軍がオケレタイン方向の線路沿いに前進した」と報告、ロシア軍はたった数日で2.5km以上もオケレタイン方向に前進し、ウクライナ軍はセミニフカとベルディチを失いかけている。
イスラエルは自制ではなく報復を選択、明確かつ強力な反撃を行う
国際社会はイスラエルに自制を求めたが、Keshet12は15日夜「戦時内閣がイランに対して明確かつ強力な反撃を行うと決定した」と報じ、ハレヴィ参謀総長も「イランの攻撃に対して何らかの対応が行われるだろう」と述べたため、イスラエルは自制ではなく報復を選択したようだ。
ベルギー海軍のフリゲート艦がシースパロー発射に失敗、紅海配備を延期
ベルギー海軍はフーシ派封じ込め作戦にフリゲート(ルイーズ・マリー)を派遣したものの、合流前に実施した無人機迎撃訓練でシースパロー発射に失敗、他の迎撃手段も標的の阻止に失敗したため「作戦参加が延期された」と報じられている。
イタリア海軍が調達予定の新型潜水艦、リチウムイオン蓄電池の開発が順調
イタリア海軍はサルヴァトーレ・トーダロ級潜水艦を改良したU212NFSを調達予定で、このプログラムを管理しているOCCARは10日「U212NFSに搭載するリチウムイオン蓄電池の熱伝播試験が良好な結果を得た」と明かした。
現代重工業がGE AerospaceやL3Harrisと提携、豪海軍や加海軍の受注戦で協力
韓国の現代重工業はオーストラリア海軍の汎用フリゲート受注戦に向けてGE Aerospaceと、カナダ海軍の潜水艦受注戦に向けてL3Harrisと、米防衛市場を見据えた武装可能な水上無人艇開発でPalantirと手を組んだと発表した。
勢いづくロシア軍、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク西郊外で前進
ゼレンスキー大統領とシルスキー総司令官は「ここ数日間で東部戦線(ドネツク方面)の状況が著しく悪化した」と明かしたが、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面でロシア軍が前進し、ウクライナ軍はじわじわを支配地域を削られている。
ネタニヤフ首相が即時報復を中止、イランの全面衝突は回避される見込み
New York Timesは「ネタニヤフ首相は報復攻撃を中止した」と、Times of Israelも「ネタニヤフ首相は攻撃の被害が軽微だったこと、バイデン大統領が自制を要請したことを受け即時報復を脇に置いた」と報じており、イスラエルとイランの全面衝突は回避される見込みだ。
イスラエル軍元准将、イランの攻撃阻止にかかった費用は1,600億円以上
イスラエルはイランが発射した無人機やミサイルを99%迎撃したが、国防軍のリーム・アミノアッチ元准将は「今回の迎撃コストは40億シェケル~50億シェケル(1,600億円~2,000億円)だ」と述べ、とても持続可能なものではないと示唆した。
シルスキー総司令官、ここ数日間で東部戦線の状況が著しく悪化した
シルスキー総司令官は13日「ここ数日間で東部戦線の状況が著しく悪化した」と明かし、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「敵はチャシブ・ヤール攻略のため予備戦力を集めているため、今後数週間は不愉快で困難な知らせが続くだろう」と指摘した。
イランが200発以上の無人機とミサイルで報復、イスラエル側は重大な対応を計画中
イスラエル国防軍のハガリ報道官は「イランが発射した飛翔体の数は200発以上」と明かし、イラン側は「外交施設破壊に対する報復は終結した」と述べているが、イスラエルのゾハル文化相は「前例のない規模でイランを攻撃する国際的な正当性を得た」と述べている。
イランが報復攻撃を開始、100発以上の無人機や弾道ミサイルをイスラエルに発射
バイデン大統領は「イランの報復攻撃は遅かれ早かれ攻撃が行われる」と述べていたが、イランは13日夜にイスラエル領内への直接攻撃を開始し、Times of Israelは「イランが無人機や弾道ミサイルを100発以上発射した」「フーシ派も無人機を発射した」と報じている。
ドイツ、新たなパトリオットシステムを直ちにウクライナへ提供すると発表
ウクライナのクレバ外相は12日「パトリオットシステムとSAMP/Tの追加供給に関して積極的な交渉を行っている」と明かしていたが、ドイツ政府は13日「ロシアの攻撃を撃退するため、直ちに新しいパトリオットシステムをウクライナに引き渡す」と発表した。
侵攻779日目、完全に勢いを取り戻したロシア軍がボダニフカを占領
ウクライナ侵攻から779日が経過、完全に勢いを取り戻したロシア軍はアウディーイウカ方面とバフムート方面で大きく前進し、DEEP STATEもバフムート方面のボダニフカについて「ロシア軍が集落を占領した」と報告した。
米国の予想を超えるロシア軍の再編スピード、全て中国の支援が原因
米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将は「ロシア軍の再編スピードは予想を上回る」「戦力規模は侵攻前よりも15%ほど大きくなっている」と証言したが、バイデン政権の高官も「ロシアの再編スピードは中国のおかげだ」「そうでなければ大きな挫折を味わっていた」と述べた。
バイデン大統領、イランはイスラエルへの報復攻撃を遅かれ早かれ行う
イランはダマスカスの外交施設が攻撃で破壊されたため「イスラエルへの報復攻撃が差し迫っている」と予想されており、バイデン大統領もホワイトハウスの会見で「遅かれ早かれ攻撃が行われる」と述べたため緊張感が高まっている。
ウクライナ議会が政府提出の動員法を可決、追加動員の準備が整う
ウクライナ最高議会は11日に動員法の改正案を可決、主な変更点は「徴兵制度の廃止」「基本的兵役と基礎軍事訓練の導入」「動員年齢の引き下げ」「動員延期の権利をもつカテゴリー変更」「軍事登録データのデジタル化」「出頭拒否者に対する罰則強化」などだ。
イランの報復攻撃、48時間以内に無人機やミサイルでイスラエルを攻撃か
WSJは「イランは今後24時間~48時間の間にイスラエルを攻撃する可能性がある」と、CBS Newsも「イランはイスラエルに向けて無人機やミサイルを100発以上発射する可能性がある」と報じ、専門家も「どちらかがバランスを見誤れば悲惨な結果になる」と指摘している。
米政府高官、士気が低下したウクライナ軍崩壊の可能性を排除できない
Bloombergは11日「ロシア軍の軍事的な成功はウクライナが軍事的限界点を迎えつつという懸念を煽っている」と報じ、米政府高官も「ロシア軍が決定的な突破口を開く差し迫った兆候はないものの、士気が低下したウクライナ軍が崩壊する可能性も排除できない」と述べた。
米海軍長官はデジタル化された日韓の造船技術に驚く、我々の造船所は時代遅れ
デル・トロ米海軍長官はSea Air Space 2024でのスピーチで「我々は世界で最も高性能な軍艦を世界水準から数十年も遅れた造船所で建造している」と述べ、日本や韓国が造船所が使用しているデジタルツールを取り入れることに関心を示した。
フランスが火薬生産に5億ユーロを投資、戦争が終わっても世界は元に戻らない
マクロン大統領は「火薬の生産量を増やすため5億ユーロを投資する」「ロシアのウクライナ侵攻で世界は変わった。例え戦争が明日終わっても世界は変わらない」と述べ、フランスはベルジュラック工場で年間1,200トン分(砲弾50万分)の火薬生産を行う予定だ。
ウクライナメディア、約2週間の攻撃で原発6基分相当の発電能力を失った
ウクライナメディアのRBC Ukraineも10日「約2週間に渡る攻撃でウクライナは6GW相当の発電能力を失った」「これはザポリージャ原子力発電所の発電量(原発6基分)に等しい」と報じ、暖房シーズンまでに2GW分の回復しか見込めないらしい。
また米強襲揚陸艦ボクサーが故障、予定されていた作戦や演習が台無し
ワスプ級強襲揚陸艦「ボクサー」はオーバーホール後も故障に悩まされていたが4月1日に出港、インド太平洋地域に展開するためカリフォルニア沖でMV-22Bの受け入れを行っていたものの、今度は舵が故障して再びサンディエゴでメンテナンスに入った。
BILD記者、ウクライナはパトリオットの迎撃弾とIRIS-Tを使い果たした
BILDのジュリアン・ロプケ記者は「ウクライナはパトリオットの迎撃弾とIRIS-Tを使い果たした」「他の防空システムも迎撃弾を使い果たしたか破壊されている」「もはやロシア人とってキーウ上空はフリーパスだ」と述べて注目を集めている。
韓国軍がUGVの大規模調達を予定、Arion-SMETとHR-Sherpaで競争入札
韓国陸軍は2019年に第4次産業革命技術の取り込みを開始し、フィールドテストを通じて開発した無人戦力の評価と分析を行ってきたが「UGVの大規模調達に踏み切る」と報じられており、米国のディフェンスメディアも韓国の動きに関心を寄せている。
米海軍長官、コロンビア級原潜の遅れはノースロップ・グラマンに原因がある
デル・トロ米海軍長官が命じた調査によって「コロンビア級原潜の完成が12ヶ月~16ヶ月ほど遅れる」と判明、議会の公聴会で「ノースロップ・グラマンが製造しているタービン発電機がコロンビア級の納入遅延に大きな影響を与えた」と明かした。
日米首脳会談、共通ジェット練習機の共同開発・生産に向けた部会設置で合意
毎日新聞や日本経済新聞は「日米がT-4後継機を共同開発する方向で調整を進めている」と報じていたが、日米首脳会談後に発表された共同声明の中でも「共通ジェット練習機など最先端技術の共同開発・共同生産を模索するため作業部会の設置を約束した」と言及されている。
ウクライナ外相、防空システムを確保するため強硬な外交手法に変更
ゼレンスキー大統領は「型破りで攻撃的な外交手法」が失速したため「支援への感謝」を全面に押し出して批判を封印してきたが、ウクライナのクレバ外相は「優しく静かな外交は上手くいかなった」「より強硬な発言を伴う外交スタイルに変える」と表明した。
ロシア軍の再編スピードは予想以上、戦力規模は侵攻前よりも15%増加
米欧州軍司令官とNATO最高司令官を兼任するクリストファー・カボリ陸軍大将は10日「ロシアの戦力再編は予想を上回るスピードで行われおり、戦力規模は侵攻前よりも15%ほど大きくなっている」と下院軍事委員会の公聴会で証言した。
読みたい人だけが読めばいい内容、ギリシャによるウクライナへのF-16売却話
ギリシャのデンディアス国防相が「F-4E/AUP、F-16Block30、ミラージュ2000-5Mk.2の売却を検討している」と述べ、現地メディアが「F-16のウクライナ移送はほぼ確実と考えられている」と報じたため、F-16がウクライナに売却されると話題になっている。
ドイツ、フリゲート2隻と装甲車輌900輌の調達に70億ユーロを投資予定
Bloombergは8日「ショルツ政権はドイツ軍再建の一貫として総額70億ユーロの発注をまもなく行う」「政府は約30億ユーロでF126フリゲート×2隻を追加発注し、約40億ユーロでFuchs装甲兵員輸送車を最大900輌調達する予定だ」と報じている。
バフムート方面の戦い、ロシア軍がチャシブ・ヤールに向けて前進中
バフムート方面についてDEEP STATEは「ロシア軍がイワニフスキー北西の森林地帯で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がボダニフカを解放した」と主張、今のところ両者の評価で一致しているのは「ロシア軍がボダニフカと線路の間で前進した」という点だけだ。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がペルヴォマイズケで国旗を掲げる
アウディーイウカ方面についてDEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がペルヴォマイズケを占領した」と報告、集落の西端でロシア国旗が掲げられている様子も確認されているため、ウクライナ軍がペルヴォマイズケを失ったのは事実だ。
水上航行モードと半潜水モードに対応したUSVが登場、マイクロUSVも搭載
Metal SharkはSea Air Space 2024で半潜水型USV「Prowler」を発表、センサーと通信装置を搭載したマストのみを海上に残す半潜水モードで当該海域を徘徊することができ、極めつけは搭載したマイクロUSV「Frenzy」を発射することで認識力を更に拡張できる。
セルビアが旧ソ連機更新のためラファールを選択、契約は2ヶ月以内に締結
セルビア大統領府は9日「フランス訪問中のブチッチ大統領がダッソーと協議してラファール×12機購入で合意した」「2ヶ月以内にマクロン大統領の立会のもとで契約に署名する」と明かし、この決定は旧ソ連製のMiG-21やMiG-29から西側製戦闘機への移行を意味している。
印米関係の強化、コーチン造船所と米海軍が艦艇の修理契約を締結
バイデン大統領はモディ首相との首脳会談で「インド国内の造船所を活用した米海軍艦艇の修理契約」で合意、これに基づいて米海軍は昨年6月にラーセン&トゥブロと、昨年8月にマザゴン・ドック造船所と修理契約を締結していたが、コーチン造船所とも契約を締結したと報じられている。
米海軍も無人戦闘機を研究中、海軍版CCAは最大でも1機1,500万ドル
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機=CCAの本格開発に着手したが、米海軍も「海軍版CCAの研究を進めており、最大でも1機あたり1,500万ドルでなければならない」と述べ、Breaking Defenseは「耐用年数を犠牲にして調達コストを抑えるつもりだ」と報じている。
現実的な安全保障のコストを受け入れ始めた西側、10兆ドル以上の追加負担も
Bloombergは9日「各国の安全保障担当者らは冷戦時代並の国防支出が必要と考え始めている」「もし支出が4.0%台になると今後10年間で10兆ドル以上の追加投資が必要になる」と報じており、冷戦終結後の平和の配当は終わりを告げようとしている。
読みたい人だけが読めばいい内容、AUKUS関連報道における日本と海外の違い
日米首脳会談に向けて水を指したくないという心理が働いているのかもしれないが、日本メディアと海外メディアの報道を比較すると複雑な気分になってしまう。
フランス外相、嘘ばかりつくロシア人との協議は我々の利益にならない
フランスのステファーヌ・セジュルネ外相は8日「もはやロシア政府高官との話し合いはフランスの利益にはならない。何故ならロシア側のプレスリリースや報道は嘘ばかりだからだ」と述べ、ロシア人のやり方のうんざりしているようだ。
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ウクライナはパトリオットシステムの追加提供を求めており、Financial Timesは「ギリシャとスペインはEU・NATOの加盟国から圧力を受けている」と報じたものの、EL PAÍSは26日「パトリオット提供を国防省が拒否し、政府は少数の迎撃弾提供に同意した」と報じている。
ウクライナはパトリオットシステムの追加提供を求めており、Financial Timesは「ギリシャとスペインはEU・NATOの加盟国から圧力を受けている」と報じたものの、ギリシャのミツォタキス首相は「提供に応じない」と断言した。
国防総省のラプランテ国防次官は24日「空対地兵器を地上発射型の長距離攻撃兵器に変換してウクライナに送ったが上手く機能しなかった」「ウクライナ人は何度か試したのち諦めた」と述べ、ウクライナに送ったGLSDBは期待外れだった示唆した。
26日にウクライナ支援を協議するラムシュタイン会議が開催予定で、POLITICOは「米国が過去最大規模の軍事援助パッケージ(最大60億ドル)を準備中だ」と報じたが、このパッケージはウクライナ安全保障支援イニシアチブ経由なので「提供までに数年かかる」と付け加えた。
DEEP STATEは26日は「ロシア軍がソロヴィオーヴェ南で前進した」と、RYBARも「ロシア軍がアルハンヘルヅケ郊外まで前進した」と報告、ロシア国旗がソロヴィオーヴェで掲げられる様子も登場し、アウディーイウカ北の防衛ラインがどこまで崩壊するのか予測がつかない。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは25日「ロシア軍がクラスノホリフカ市内の耐火物工場の一角で国旗を掲げた」「これは市内で最も重要な建物に足場を築いたことを意味する」と報告、ウクライナ軍はクラスノホリフカ市内でも後退を強いられている。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは25日「ロシア軍がソロヴィオーヴェを占領して敵の大部分はソキル方向に逃走している」と報告、もうアウディーイウカの北の防衛ラインは「崩壊した」と言っていいだろう。
カボリ米陸軍大将は下院軍事委員会で「ロシア軍の戦力回復は予想を上回る」「戦力規模は侵攻前より15%も大きくなっている」と証言したが、ドイツのピストリウス国防相も24日「ロシアの生産能力はウクライナでのニーズを上回り備蓄が積み上がっている」と述べた。
新明和工業は25日「自律型無人探査機(AUV)の自動投入と回収に対応した無人飛行艇の研究開発に関する契約を締結した」と発表、FlightGlobalも「新明和が自律型無人潜水機の海洋配備に対応した無人飛行艇を開発する」と報じている。
JANESは24日「ベトナム国防省はK9調達の意向を表明して韓国政府に協力を要請した」「ベトナムは155mm榴弾砲を108門調達したと考えている」と報じ、Hanwha Aerospaceも「ベトナム政府関係者がK9導入を検討するため当社を訪問した」と明かした。
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機のことを「協調戦闘機(Collaborative Combat Aircraft=CCA)と呼んでおり、24日「AndurilとGeneral AtomicをCCA Increment1の詳細設計と量産試作機に進む企業に選定した」と発表した。
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機のことを「協調戦闘機(Collaborative Combat Aircraft=CCA)と呼んでおり、24日「AndurilとGeneral AtomicをCCA Increment1の詳細設計と量産試作機に進む企業に選定した」と発表した。
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは25日「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げた」「ロシア軍がソロヴィオーヴェに侵入した」「ロシア軍が線路沿いに前進してクラスノホリフ市内に足場を築いた」と報告し、ロシア軍は東部戦線で前進し続けている。
バイデン大統領は議会が承認したウクライナ支援法案を含む対外援助パッケージに署名、直ぐに国防総省も10億ドル相当のウクライナ支援パッケージを発表し、予想されているロシア軍が夏季攻勢(5月~6月)が始まる前にウクライナ支援が再開された。
英国は防衛計画の見直しでAS90退役と次期自走砲計画を発表、BAEのArcher、NexterのCaesar、KMWのRCH155、HanwhaのK9A2が入札に参加すると予想されていたが、スナク首相は「ドイツとの防衛協力強化」と「RCH155調達」を発表した。
韓国の現代重工業は24日「米フィリー造船所と米海軍・沿岸警備隊向け艦艇建造とMRO事業に関する協定を締結した」「今回の協定で世界最大の米防衛市場攻略に拍車がかかる」と発表、Naval Newsも「現代重工業は米国市場参入に向けて前進した」と報じている。
デル・トロ米海軍長官は「国内の生産効率を高めるため艦艇モジュールの一部を海外で製造することに前向きだ」と明かしたしたが、Breaking Defenseは「このアイデアは確実に国内産業界からの抵抗に合うだろう」と報じている。
米下院は20日に停滞していた対外援助パッケージを可決、米上院も23日に審議と投票を行い79対17で可決し、この法案にバイデン大統領が署名すればウクライナ支援が直ぐに再開される予定で、バイデン政権と国防総省は約10億ドルのパッケージを準備しているらしい。
米海軍はニーズが高いサイバー戦争技術職の再入隊ボーナスを「10万ドル=約1,540万円に引き上げた」と報じられており、一部の暗号技術職も6万ドル、医療職も9万ドル~10万ドルのボーナスを受け取れるらしい。
DEEP STATEは24日「ロシア軍がオチェレティネ集落内で支配地域を広げてノボバフムティフカも占領した」「ロシア軍がT0511に到達してベルディチやセメニフカでも前進した」と報告し、アウディーイウカの北側ではウクライナ軍の防衛ラインが崩壊寸前だ。
ウクライナ軍はクロモヴェ方面のロシア軍を押し戻すため反撃を開始したが、バフムート市内ではロシア軍が第56機械化旅団の駐屯地に北と東から到達、市内で戦うウクライナ軍は街の西端に追いやられている格好だ。
豪州は長距離攻撃兵器の国内製造を2027年頃に予定していたが、24日に発表された国防戦略の見直しを受けて「長距離攻撃兵器の製造を2025年に前倒しする」と発表、このプロジェクトに今後4年間で41億豪ドルを投資する予定だ。
トルコ航空宇宙産業は「ステルス無人機ANKA-3を5月中旬までに飛ばせるだろう」と明かし、第5世代戦闘機TF-X、軽攻撃機Hürjet、F-16といった有人機とのエアチーミングが可能だと付け加えた。
BAYKAR社のTB2は競合する米国、欧州、中国を打ち負かしてクウェートから受注を獲得したばかりだが、ポーランドに続きルーマニアも18機のTB2を3.21億ドルで正式発注、これでNATO加盟国の導入国は3ヶ国に増加した。
トルコは第5世代機の訓練に最適化された超音速練習機「Hürjet」の初飛行に成功、2025年末までに開発作業を終えて「トルコ空軍のT-38更新需要」や「潜在的な海外顧客のニーズ」を満たしていくと報じられている。
ドイツを代表する防衛産業企業のKMWとRheinmetallは「ロシア軍の戦いに投入が決まったレオパルト2」の開発・製造で協力関係にあるものの、両社は法廷で「レオパルト2は誰のものなのか」を争っている真っ最中だ。
ラインメタルとロッキード・マーティンは「戦闘実績のあるドイツ製コンポーネントを最大限活用した『独自のロケット砲システム』を共同開発することで合意した」と発表、両社はドイツ版HIMARSを開発すると報じられている。
インドのBusiness Standardは「陸軍がDRDOとラーセン&トゥブロに軽戦車のプロトタイプ開発を発注した」と報じており、ロシアのスプルートSDと韓国のK21-105は採用に至らなかった。
BAYKAR社はKızılelmaとAkinciによる編隊飛行の様子を公開して大きな関心を集めており、テスト飛行を順調に消化すれば2024年にKızılelmaの連続量産を開始する予定で、2025年には強襲揚陸艦からの初飛行に挑戦するらしい。
NHKは25日「自衛隊機がスーダン国内の空港で日本人ら45人を乗せ、周辺国ジブチに向けて出発した」と報じており、恐らく陸路で首都ハルツームから移動してきた在留邦人をポート・スーダン国際空港でピックアップした可能性が高い。
豪州のアルバニージー首相は国防戦略の見直し結果を24日に公開、長距離攻撃兵器の普及でオーストラリアの地理的優位性が根本的に低下=直接的な侵略を伴わない強制力がリスクに浮上、これに対応するため大胆な戦力構造の再編を行う。
ワシントン・ポスト紙は24日「ウクライナ国防省情報総局が極秘に進めている国外作戦を米国は監視しており、2月24日に予定されていたモスクワ攻撃を中止させた」と報じており、キリロ・ブダノフ少将の大胆さに神経を尖らせているらしい。
NHKは24日「スーダンから在留邦人を国外退避させるため派遣されているC-2がジブチを離陸した」と報じており、首都ハルツームから陸路で別都市に移動中の在留邦人をピックアップしに向かった可能性が高い。
ロシア軍は再びバフムート包囲に向けてクロモヴェ方面の攻勢を強めており、市内でも街を南北に貫く線路の東側がロシア軍の支配下になったことが確認され、じわじわとウクライナ軍を街の西端に追い詰めつつある。
スーダンの首都から約30km離れたワディ・セイドナ空軍基地にフランス、ドイツ、スペインのA400Mが到着、スーダン軍と準軍事組織の武力衝突に巻き込まれた市民の国外退避が始まっており、特殊部隊の投入が使用する空港を分けているのかもしれない。
英軍の精鋭部隊は米軍と共に22日深夜に首都ハルツームに到着、ここから単独で英国大使館に向かい約30人の救出者と合流、市内を突っ切りC-130とA400Mが待つワディ・セイドナ空軍基地に移動してスーダンからの脱出に成功したらしい。
NHKは「スーダンの首都ハルツームから別の都市に在留邦人を陸路で移動させ、そこから自衛隊機で国外に退避させる計画が検討されている」と報じているが、ポート・スーダンに向けて自国民の脱出を試みたフランスの車列は攻撃を受けて負傷者が出た。
スーダン暫定政権の「ブルハン議長率いる正規軍」と「ダガロ副議長率いる準軍事組織(RSF)」の戦いが続く中、クウェートやサウジアラビアに続き米国も「約100人の政府関係者をハルツームから救出した」と発表した。
ドニエプル川を挟んでウクライナ軍とロシア軍が睨み合うヘルソン戦線は前線の動きが少ない地域だが、左岸のオレシキー郊外に到達したウクライナ軍をロシア軍が砲撃している映像が登場した。
スーダンの正規軍と準軍事組織の停戦は守られることなく戦いは8日目に突入、しかしクウェートは自国民の海外退避に成功、これを受けてサウジアラビアやヨルダンも自国民の海外退避を開始した。