英上院の国際関係・国防委員会はGCAPに関する公開セッションを開催し、RUSIのブロンク氏は英伊日の補完性について「英国はステルス、航空機の設計、エンジン、統合技術、イタリアはセンサー、日本は大規模な産業基盤と高品質な製造技術をもっている」を説明した。
英国のステルス技術と専門知識、イタリアや日本よりも遥かに優れている
英上院の国際関係・国防委員会はGCAPに関する公開セッションを開催し、RUSIのブロンク氏は英伊日の補完性について「英国はステルス、航空機の設計、エンジン、統合技術、イタリアはセンサー、日本は大規模な産業基盤と高品質な製造技術をもっている」を説明した。
ウクライナ侵攻754日、各戦線に大きな変化も決定的な突破も見られない
ロシア軍によるウクライナ侵攻から754日が経過、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARが連日報告していたクラスノホリフカ方向での攻勢はファンタジーだった可能性が高く、アウディーイウカ西郊外でもロシア軍の前進スピードが落ちており戦線は安定化してきた。
エアバスがFCASとGCAPの統合を主張、戦闘機ビジネスに規模の経済は不可欠
欧州で進められている2つの戦闘機開発計画を統合すべきだという声は根強く、Guardianの取材に応じたエアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者も「3つの異なる戦闘機を購入した過ちを再び犯してはならない」と述べ、FCASとGCAPの統合を訴えた。
米海軍はT-45後継機を2026年度から調達、候補はM-346、TF-50、T-7A
米海軍はT-45Goshawkの後継機(UJTS)探しを進めていたが、2025年度予算案の中で「UJTSの調達を2026年度から開始する」と言及、後継機候補にはM-346N、TF-50N、T-7Aが浮上しているもののT-7Aは選定時期までに完成しないかもしれない。
FA-50輸出拡大、米国経由で日本のT-4後継機調達に参加は可能か
韓国の文化日報は16日「新たにウズベキスタンがFA-50導入を検討している」「最大の関心事は米国経由で日本のT-4後継機調達に参加できるかどうかだ」と報じており、シンガポール航空ショーで韓国航空宇宙産業と防衛省次官級幹部による会合があったと言及した。
バイデン政権、限定的なAUKUSへの日本招待について英豪と協議を開始
Nikkei Asiaは最近「日本をAUKUSに招待するためバイデン政権が英国やオーストラリアと協議した」「日本が招待されるのは枠組み下で行われる先端技術の開発に限定される」と報じたが、ここでも日本のサイバーセキュリティ能力が問題視されている。
ウクライナを守る防空システム、3月末までに迎撃弾の一部が枯渇する可能性
Washington Postは「ウクライナで使用されている迎撃弾の一部が3月末までに枯渇するかもしれない」と報じたが、独自の支援を準備している共和党議員は「米国や同盟国からウクライナが購入する武器の代金をロシア人に支払わせるのが正義だ」と主張している。
米空軍、次世代戦闘機や無人戦闘機の開発に今後5年間で284億ドルを投資
米空軍は2025年度予算案の中で「NGADやCCAを開発するため25年度~29年度に計284.82億ドルを投資する」と言及、今後5年間で次世代戦闘機の開発に約196億ドル(約3兆円)、有人機に随伴可能な無人戦闘機の開発に約88億ドル(約1.3兆円)を投資する予定だ。
EmbraerとST Engineeringが提携、南米とアジア太平洋の防衛分野で協力
ブラジルのEmbraerとシンガポールのST Engineeringは15日「南米地域とアジア太平洋地域で合弁事業を検討することで合意した」と発表、この戦略的パートナーシップは防衛分野で互いの能力や強みを活用して「新たな成長の機会」を作り出すことにある。
フォード級空母3番艦の引き渡しは18ヶ月遅れ、調達とサプライチェーンに問題
米海軍はエンタープライズ(フォード級空母3番艦)の引き渡しが18ヶ月遅れると発表、さらに5番艦の調達も2028年から2030年に遅らせる方針で、空母建造に関わる産業団体は「サプライヤーの約40%が従業員を解雇しなければならなくなる」と訴えた。
日豪比が長距離攻撃兵器への投資を拡大、問題は目標に到達させる能力
中国は南シナ海や東シナ海の周辺で攻撃的な姿勢を強めており、国際戦略研究所は「フィリピン、日本、オーストラリアは長距離攻撃兵器に投資して攻撃能力の射程を拡張しているものの、これを目標に到達させる能力が欠けている」と指摘した。
オランダ海軍の潜水艦入札、競合を破ってフランスのバラクーダ級が勝利
オランダ海軍の潜水艦入札にはNaval Groupがバラクーダ級、HDWが212CD、SAABとDamenがC-71を提案していたが、オランダ国防省は15日「Naval Groupによる新型潜水艦の建造が決まった」「彼らは最も現実的でバランスの取れた提案を行った」と発表した。
予算不足の米海軍、バージニア級の後継艦建造を2040年代初頭まで延期
米海軍は予算不足でバージニア級原潜の後継艦(SSN-X)建造を2031年から2035年に変更していたが、Defense Newsの取材に「2040年代初頭にSSN-Xの建造を開始する」と明かし、DDG-X開発を維持するためSSN-XとF/A-XXへの資金供給を遅らせるつもりだ。
米国がポーランドにJASSM-ER売却を承認、調達数は最大821発で日本の16倍
米国務省は12日「ポーランドにJASSM-ER、AIM-120C-8、AIM-9Xを売却する可能性を承認した」と発表、今回承認された売却規模は最大1,797発分で契約額は37億ドル=約5,400億円に達する可能性があり、JASSM-ERの調達数に至っては日本の約16倍だ。
ファランクスのバースト射撃にかかる費用は4,600ドル~6,900ドル
米海軍はフーシ派の攻撃阻止にSM-2とSM-6を計100発近く消耗したため補充用の追加資金を議会に要請している。最も安価な迎撃手段=ファランクスの弾薬も1発46ドルもするため、バースト射撃に4,600ドル~6,900ドル、弾倉を満たすのに7.1万ドルもかかるらしい。
Honeywellの改良型PTMS、Block4の冷却要件を満たす80kwを達成
Honeywellは11日「当社の冷却技術が次世代のF-35(Block4のこと)を可能にする」「新たなブリードエアを必要としない改良型PTMSが80kwの冷却能力を達成した」と発表、これが事実なら現行のF135でもBlock4の能力を引き出せるかもしれない。
難航していたウクライナへの軍事支援、EU加盟国が50億ユーロ提供で合意
EU外務・安全保障政策上級代表のボレル氏は13日「ウクライナに50億ユーロの軍事支援提供で加盟国が合意した」と発表、これでEUは財政支援と軍事支援を用意出来たことになり、ウクライナに対する資金供給が正常化するかどうかは米国の決定待ちになった。
開発に手間取るT-7A、米空軍はIOC宣言を2027年から2028年に延期
鳴り物入りで登場したT-7Aは新型射出座席が設計通りに機能せず、飛行制御用のソフトウェア開発が難航し、構成部品の品質問題にも悩まされ、2026年から2027年にIOC宣言がずれ込むと予想されていたが、空軍は予算案の中で「2028年にずれ込む」と明かした。
再び破られた約束、KC-46Aの不具合解消は2025年から2026年にずれ込む
米空軍は2022年10月「KC-46Aの不具合解消(RVS2.0のリリース)が2024年3月から2025年10月に遅れる」と発表していたが、ハンター空軍次官補は12日「RVS2.0のリリースが2026年にずれ込む」と明かし、空軍とボーイングは再び約束を破る格好となった。
ブラジル陸軍が選定候補を発表、Caesar、ATMOS、Zuzana2、SH15
ブラジル陸軍は2016年頃からM114の更新検討を開始、2023年8月に入札依頼書を発行してたが、入札要件に従ってNexterのCaesar、ElbitのATMOS、KonštruktaのZuzana2、中国兵器工業集団のSH15が選定候補に選ばれたと発表した。
躍進が著しいEDGE、精密誘導兵器、艦艇、レーダー分野でも海外進出
アラブ首長国連邦のEDGEは欧米企業の協力を次々と発表し、RTXを通じて米陸軍が調達を決めたCoyote製造に食い込み、Fincantieriと合弁企業を設立して非NATO向け艦艇の建造、Indraと合弁企業を設立して非NATO向けレーダーの製造に乗り出す。
米国防総省、F-35のマイルストーンCを宣言してフルレート生産を承認
国防総省は12日「IOT&Eと実弾射撃試験の評価に基づいてF-35のフルレート生産を承認した」と発表、この決定はF-35の性能や生産システムに対する成熟度の現れだと評価されているものの、ロッキード・マーティンの生産や販売に大きな変化はもたらさない。
欧州企業が供給する155mm砲弾の価格、侵攻前とほぼ変わらない
バウアーNATO軍事委員長は昨年10月「155mm砲弾の価格は侵攻前の2,000ユーロから8,000ユーロに上昇している」と言及したものの、ラインメタルは9万4,200発の155mm砲弾を2億800万ユーロで受注しているため砲弾価格は侵攻前とほぼ変わっていない。
バイデン政権、偶然手に入った資金で3億ドル相当のウクライナ支援を発表
バイデン政権が発表した3億ドル相当のウクライナ支援は「偶然手に入った資金」が原資で、国防総省も「これは1回限りのもので継続的な支援方法ではない」と、サリバン大統領補佐官も「今回のパッケージはウクライナに数週間分の弾薬を提供するに過ぎない」と述べた。
米国がウクライナ支援を発表予定、短射程のATACMSや155mm砲弾を供給
米国のPOLITICOは12日「まもなくバイデン政権が3億ドル相当の武器をウクライナに送ると発表する」「このパッケージにはクラスター弾を内包した短射程のATACMSが多数含まれる」「155mm砲弾やHIMARS向けの追加弾薬も含まれている」と報じている。
米海軍は資金不足、中国海軍とのギャップが287隻対395隻に拡大する可能性
米海軍は予算が不足する中で即応性維持を優先、2025年度予算案の中でF/A-XXへの投資削減、バージニア級原潜の調達数を削減、フォード級空母や大型無人水上艦の調達延期、タイコンデロガ級巡洋艦など計10隻の退役を要求した。
米空軍はF-35AやF-15EXの調達削減、旧型F-15Eの退役を議会に要求
米空軍は2025年度予算案の中でF-35AとF-15EXの調達数を削減、2025年度でF-15EXの調達打ち切りを提案、A-10×56機、F-15C×65機、F-15E×26機、F-16C×11機、F-22A×32機の退役も議会に要求している。
米陸軍がERCA開発を中止、市場で入手可能な自走砲導入に方針を転換
米陸軍は2025年度予算案の中で「拡大射程砲(Extended Range Cannon Artillery=ERCA)に関する取り組みを停止した」と明かし、ブッシュ陸軍次官補は「(ERCAの代わりに)市場を通じて入手可能な自走砲をテストして購入する」と述べた。
プーチン大統領に必要なもの、歴史ではなく国民を団結させる記憶の構築
Kyiv Independentの取材に応じたジェイド・マクグリン博士は「プーチン大統領は国民を団結させる記憶の構築にしか興味がない」「政権関係者は修正された歴史やウクライナ人に対する見方を疑わず、ロシア人は解放者や英雄として迎えられると本気で信じていた」と指摘した。
70機近くまで膨れ上がった保管状態のF-35、米空軍や同盟国に影響
昨年7月から生産されているF-35にはBlock4の構成要素=Tech Refresh3が組み込まれているものの、F-35JPOはテストが完了していないため受け取りを拒否、既に保管中のTR3構成機は70機近くに膨れ上がっており、米空軍長官も「財政面と運用面で深刻なダメージをもたらしている」と明かした。
ロシアの砲弾生産量は月25万発、2024年後半の攻勢に優位性をもたらす
CNNは11日「ロシアは大砲の砲弾を月25万発=年間300万発も生産している。この数字は欧米の約3倍に相当し、2024年後半に予想される攻勢でロシアに優位性をもたらすだろう」と指摘、本物の戦時体制と民需や労働者を犠牲にしない範囲の増産で明暗が別れた格好だ。
スウェーデンとオランダが潜水艦輸出で協力、カナダ海軍にC-71を提案
韓国と英国は「グローバル市場の潜水艦受注やポーランドやカナダの入札で協力する」と発表したが、スウェーデンとオランダも「C-71をグローバル市場へ輸出するため協力する」「カナダの入札にC-71を提案することで合意した」と発表した。
第80空中強襲旅団、クレミンナ奪還をジャーナリストとマリャルが妨害した
2022年秋のハルキウ反攻に参加していた第80独立空中強襲旅団のエミル・イシュクロフ大佐は「クレミンナ奪還をジャーナリストとマリャル国防次官が妨害した」と言及し、先走った発表が前線での戦いを難しいものにしていると示唆した。
ウクライナ司法相は囚人や受刑者の動員、ローマ教皇は白旗を揚げる勇気に言及
ウクライナのマリウスカ司法相は「来週中に囚人や受刑者を動員する法案を最高議会に提出する」「動員された囚人や受刑者のため別部隊を組織する」と明かし、ローマ教皇はスイスメディアの取材に「ウクライナは交渉のため白旗を揚げる勇気を持つべきだ」と発言した。
ウクライナとロシアが戦場で使用するFPVドローン、米陸軍も演習でテスト
ウクライナ軍とロシア軍のドローン戦術は「小型ドローンからの手榴弾投下」から「FPVドローンによる自爆攻撃」に変化し、米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)の兵士も演習でFPVドローンを使用しているのが確認された。
若い米国人エンジニア、500ドル未満でGPSに依存しない無人機を1日で開発
3人の若い米国人エンジニアは既存の部品、既存のアルゴリズム、3Dプリンターを使用し、画像照合航法で飛行する無人機を1日で作り上げてしまい、彼らは「ウクライナ政府系ファンド、特殊部隊、地上軍から直接声がかかっている」と明かした。
自爆型無人機を使用したウクライナ軍の大規模攻撃、修理中のA-50が狙いか
ウクライナ軍は50機近い無人機でクルスク州、ベルゴロド州、ヴォルゴグラード州、ロストフ州を攻撃、特にロストフ州上空には40機以上の無人機が飛来し、ロシア人らは「損傷したA-50を修理しているベリエフ工場が狙われた」と推測している。
中国企業が新しいC-UASをDIMDEXで披露、中国人民解放軍も導入
中国のPoly Defenceはドーハで開催されたDIMDEXに「CEW-102E」と呼ばれる新しいC-UASを出展、このシステムには小型ドローンと大型無人機に対するソリューションが統合されており、同社はJANESの取材に「中国人民解放軍も導入している」と明かした。
インド政府が第5世代機開発計画を承認、プロトタイプの初飛行は2028年頃
印メディアは8日「政府が第5世代戦闘機AMCAの開発計画を承認した」と一斉に報じており、計画を主導する国防研究開発機構も「5年以内にプロトタイプを5機製造する」と説明し、プロトタイプ初号機の初飛行は2028年頃になるらしい。
KAIがFA-50単座型への投資を正式発表、政府調達から輸出重視に転換
韓国航空宇宙産業(KAI)は昨年1月「FA-50単座型を開発する」と予告していたが、8日「未来航空機とFA-50単座型の開発に計908億6,000万ウォンを投資する」「FA-50単座型は作戦半径が拡大され多目的任務の能力も強化される」と発表した。
韓国のハンファ、米国のAndurilと組んで米陸軍のUGV調達に挑戦
Andurilは米陸軍が実施する無人地上車輌の入札に「実績のあるハンファ製UGVをベースにした車輌を提案する」と発表、この入札にはシンガポールのST Engineeringも参加する見通しで、米陸軍のUGV調達にアジア企業2社が参加するという点でも注目に値する。
韓国と英国が潜水艦の海外輸出で協力、狙いはポーランドとカナダの入札
ハンファオーシャンとバブコックは2月末にワルシャワで会談し「グローバル市場の潜水艦受注で協力する」と発表、具体的にはポーランド海軍やカナダ海軍の入札で協力すると述べており、韓国と英国は潜水艦の海外輸出で手を結んだ格好だ。
BAE、米陸軍に迫撃砲搭載のPatria製砲塔を統合したAMPVを納品
BAEは6日「米陸軍に迫撃砲搭載のPatria製砲塔(NEMO)を統合したAMPVを納品した」と発表、このNEMO砲塔には自動装填装置が組み込まれているため連射性能に優れ、自動化された射撃管制システムよって最大6発の同着攻撃や移動しながらの攻撃にも対応している。
チェコ大統領、ウクライナのため砲弾80万発を購入する資金が集まった
チェコが発見した「155mm砲弾50万発」と「122mm砲弾30万発」を購入するためカナダ、英国、ドイツ、フランス、ベルギー、ノルウェー、フィンランド、ラトビア、リトアニアなどが資金提供を表明、パベル大統領は7日「砲弾購入に必要な資金集めが終わった」と明かした。
ウクライナ外務省、ザルジニー英国大使の派遣にアグレマンを要請
ウクライナ外務省は7日「大統領がザルジニー氏を英国大使の候補として承認した」「外務省は英国側にアグレマン(同意)を要請した」と発表、これを英国側が拒否する可能性は限りなく低く、ザルジニー氏の英国大使就任は確定したと言ってもいい。
ウクライナ軍が直面する砲弾不足の原因、問題は何処に潜んでいるのか
ウクライナ軍の砲弾不足を解決する最も効果的な方法は「調達先を制限しない資金で生産能力に余裕がある企業から砲弾を買ってくること」だと個人的に思っているが、こんな都合の良い資金は何処にもないため、当該国の増産が軌道に乗るまで耐えるしかないのだろう。
フーシ派の攻撃で商業船の船員が死亡、米英の空爆は役に立っていない
フーシ派の脅威を「限定された軍事的対応で抑え込むのは難しい」と懸念されていたが、遂にフーシ派の攻撃を受けた商業船で船員が死亡し、CNNは「空爆はフーシ派の攻撃を阻止するのに役立っておらず戦略を変更する必要がある」と報じている。
魔法のスコープ、英陸軍即応部隊がドローンキラーのSMASH X4を導入
Smart Shooterの照準機能付きスコープ「SMASH」は低コストのドローンキラーとして注目を集め、少なくともイスラエル軍、米陸軍、英陸軍、オランダ陸軍、インド海軍が導入し、英陸軍の第16空中強襲旅団戦闘団がSMASH X4を使用している写真を公開した。
第2次大戦の技術が復活、Wave Engineが量産型パルスジェットエンジンを発表
米空軍はWave Engineが実用化に取り組む「パルスジェットエンジン技術」に注目して資金援助を続けてきたが、同社は6日「タービンエンジンの効率に匹敵する量産型パルスジェットエンジン」を発表、米ディフェンスメディアも「検討に値する」と注目している。
中国は2024年の国防予算に2,361億ドルを分配、日本の4倍、台湾の12倍
中国政府は5日に開幕した全国人民代表大会の中で「2024年度の国防予算を7.2%増額する」と発表、米Defense Newsは「中国の国防予算は約1兆7,000億元=2,361億ドルだ。これは日本の4倍、台湾の12倍で、3年連続で7%を超える伸び率を確保した」と報じた。
要塞で時間を稼いで2025年に備える、上手く行くかどうかは動員次第
ウクライナメディアのRBC Ukraineは「まもなくロシア軍の攻勢は下火になる」「ウクライナ軍は要塞で時間を稼いで2025年に備える」と報じ、これが上手くいくかどうかは「要塞を守る意欲的な人間を確保できるかどうかにかかっている」と指摘した。
ウクライナ保安庁がSEA BABYの新バージョンを公開、爆薬1トンを運搬可能
ウクライナ保安庁は無人水上艇「SEA BABY」の新バージョンを6日に公開、このプロトタイプは1,000km以上離れた地点に約1トンの爆薬を運搬することができ、様々な武器を搭載できる汎用プラットフォームとして設計されているらしい。
ドネツク西郊外、ロシア人だけが主張するクラスノホリフカ方向への前進
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは連日「ロシア軍がドネツク西郊外のクラスノホリフカで前進を続けている」と報告しているが、これをウクライナ人が運営するDEEP STATEは認めておらず、RYBARの主張を裏付ける視覚的証拠も一切ない。
ウクライナ国防省情報総局、黒海艦隊のセルゲイ・コトフをMAGURA V5で撃沈
ウクライナ国防省情報総局は5日「GUR特殊部隊のグループ13が黒海艦隊のセルゲイ・コトフを破壊(撃沈)した」と発表、既にGURは同艦を攻撃する映像も公開しており、MAGURA V5による黒海艦隊の艦艇撃沈は3隻目になる。
リチウムイオン電池搭載の潜水艦、フランスとインドネシアが契約交渉を開始
JANESは1日「Naval Groupの関係者がジャカルタに到着し、リチウムイオン電池搭載のスコルペヌ型潜水艦に関する契約交渉が始まった」と報じており、これはNaval Groupが昨年10月に発表した「Scorpene Evolved」のことだ。
圧倒的に安価なLancetの類似品、ロシアは2024年末までに数千機を生産
ロシアのボストーク設計局は「Lancetに類似したScalpelを2024年末までに数千機が生産する」「一部の能力はLancetに劣る」「弾頭を除く調達コストは30万ルーブル=約3,200ドル」と明かし、圧倒的に安価な調達コストによって「Scalpelの価値は正当化される」と主張した。
ブダノフ中将、ウクライナは対空兵器搭載の無人水上艇を開発中と明かす
シルスキー総司令官は「占領者に対して空中でも非対称な対応をとる」「ロシア軍の航空機はさらに燃えることになるだろう」と言及して注目を集めたが、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将は「無人水上艇に対空兵器を搭載する作業を行っている」と明かした。
ドネツク西郊外、ロシア人はクラスノホリフカ市内での戦闘拡大を主張
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「数日前にシェフチェンカ通りを制圧したクラスノホリフカ南市内で激しい戦闘が続いている」「グレーゾーンがクラスノホリフカを貫通する線路を越えた」と主張しているが、前線位置や評価はウクライナ側ものと大きくかけ離れている。
アウディーイウカ西郊外、ウクライナ軍が戦線の安定化に成功した可能性
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは4日「ベルディチに対する攻撃は全て撃退された」「敵はオルリフカ集落を完全に支配出来ていない」と報告、ウクライナ軍はベルディチ、オルリフカ、トネネキーのラインで戦線を安定させた可能性が出てきた。
フランスがウクライナに対する軍事支援の内訳を公表、総額38億ユーロ以上
ドイツ政府は「ウクライナ支援に消極的だ」という批判に対応するため支援の詳細を1週間毎に公表しているものの、その他の国が支援の詳細を明かすことは殆どない。しかしフランスが2023年末までに支援した内容を公表して注目を集めている。
豪シンクタンク、もがみ型の取得で海軍再編が上手くいくかもしれない
豪政府は海軍再編に関する分析結果を発表、この報告書は「汎用フリゲートの取得」を勧告してMEKO A-200、Alfa3000、もがみ型、大邱級を検討候補に挙げていたが、豪シンクタンクは「日本製フリゲート艦を取得すること上手くいくかもしれない」と言及した。
米GA-ASIが提案するGambitのプロトタイプ、XQ-67Aが初飛行に成功
米GA-ASIは2月29日「米空軍研究所が主導するOBSSプログラムの下で製造していたGambitのプロトタイプ=XQ-67Aの初飛行に成功した」と発表、XQ-67AはGambit Coreと呼ばれる共通コアに基づいて開発され、GAは4種類の異なるGambitを提案している。
C-390が売れる理由、整備権限、技術移転、サプライチェーンへの参加
韓国空軍は次期輸送機にC-130JではなくC-390を選択、この選択について防衛事業庁は「契約条件、トレードオフ、国内企業の関与で大きな違いがあった」と、エンブラエルも「韓国との契約にはC-390の整備権限とMROに必要な技術移転が含まれていた」と明かした。
造船への投資、米海軍長官がハンファオーシャンと現代重工業に米国進出を促す
韓国を訪問したデル・トロ米海軍長官が「ハンファオーシャンと現代重工業に米国進出を働きかけた」と報じられており、現代重工業も「韓国海軍やフィリピン海軍だけでなく米海軍の発展にも貢献する造船企業になるだろう」と声明を出した。
アウディーイウカ西郊外、ロシア軍が国旗を掲げるも3集落の運命は不明
アウディーイウカ西郊外についてロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは3日「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーで戦闘が続いており、特にトネネキーで最も困難な状況が発生している」と報告し、トネネキー方向の支配地域を1km以上も縮小した。
ウクライナ人ジャーナリスト、ロシア軍はワグネルの哲学と戦術を統合した
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は1日「現在のロシア軍が採用している戦術」について興味深い考察を披露しており、同氏によれば「2022年や2023年初期とは完全に別もの」で「複数の攻撃グループを素早くローテーションさせ新鮮さを保ちながら前進してくる」と指摘した。
驚くほど脆弱なウクライナ軍の防衛陣地、要塞要素が欠けた初歩的な塹壕のみ
New York Timesは2日「ウクライナ人ジャーナリストが準備された防衛陣地や防衛ラインがないと軍を糾弾したが、衛星写真で確認してもアウディーイウカ郊外には要塞要素が欠けた初歩的な塹壕しかなく、驚くほど脆弱な防衛陣地がロシア軍の前進を助けている」と報じた。
ウクライナ空軍司令官、1日にマリウポリ方向で撃墜したSu-34の映像を公開
ウクライナ軍参謀本部は1日「ロシア軍のSu-34を東方向で撃墜した」と発表、オレシュチュク空軍司令官も2日「3月1日朝にマリウポリ方向で撃墜したSu-34の映像」を公開して「今回は目視で撃墜を確認した」と述べた。
仏外相、フランス人がロシアを止めるためウクライナで死ぬことはない
フランスのステファーヌ・セジュルネ外相は「我々の戦略の柱はロシアに勝利させないことにあるが、そのためにフランス人がウクライナのため死ぬことはないし、ロシアと直接事を構えることもしない」と述べた。
アウディーイウカ方面の戦い、ベルディチに対するロシア軍の攻撃は失敗
RYBARは「ベルディチ、トネネキー、オルリフカ占領」を主張したものの「まだ戦闘が続いている」と言及、ウクライナ軍の第47機械化旅団も「ベルディチに侵入したロシア軍部隊を殲滅する様子」を公開し、DEEP STATEが主張する前線位置の方が双方の報告に一致してきた。
オランダもウクライナと協定締結、明文化された今年の軍事支援額は182億ドル以上
ウクライナと安全保障協定を締結したオランダは「2024年に20億ユーロの軍事支援を提供する」と約束、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、デンマーク分を加えると2024年の軍事支援額は182億ドル以上=2.7兆円になり、まもなくノルウェーも協定を締結する見込みだ。
ウクライナ軍兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏やDEEP STATEは「兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ」「準備された陣地に撤退したという発表だけで防衛ラインは構築できない」と述べ、ウクライナ軍が防御陣地を準備出来ていないと暴露した。
米空軍参謀総長、制空権の常時確保を要求する軍事作戦はコスト的に無理
米空軍のアルヴィン参謀総長は28日「以前のように航空戦力を増強し『何日も何週間も制空権を維持する』というのはコスト的に無理がある」「空の心配をすることなく『恒久的に軍事作戦を実施できる』という考え方から転換しなければならない」と言及した。
ウクライナ人、ロシア人が報告するベルディチ占領は存在しない成功
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーの占領」を主張しているものの、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「ロシア軍のベルディチ攻撃は失敗した」「ロシア人が報告するベルディチ占領は存在しない成功だ」と報告した。
シンガポールのF-35A発注が濃厚、国防相がベストタイミングだと言及
シンガポールのウン・エンヘン国防相は28日「F-35Aを発注するには今がベストタイミングだと考えている」と国会で演説、シンガポール国防省は予算案が承認されればF-35Aを8機発注する計画で、同国が調達するF-35は計20機(A型8機+B型12機)になる見込みだ。
ウクライナ空軍は29日にSu-34を3機撃墜したと発表、ロシア人は否定
ウクライナのオレシュチュク空軍司令官は29日「東方向、アウディーイウカ方向、マリウポリ方向でSu-34を計3機撃墜した」と発表、RYBARは「ウクライナ側はロシア軍機の損失を誇張するプロパガンダで士気を高めようとしている」と主張して撃墜を否定した。
ロシア人はオルリフカ占領を、シルスキー総司令官は敵を打ちのめしたと主張
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは29日「オルリフカ北部の掃討が完了してロシア軍が集落を完全に占領した」と主張したが、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は「第3強襲旅団と第25空挺旅団がオルリフカ郊外まで突破してきた敵を打ちのめした」と明かした。
バフムート方面の戦い、ロシア人はイワニフスキーの半分を支配したと主張
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは29日「ロシア軍がイワニフスキーで大幅に前進して集落の半分を支配している」と報告したが、主張を裏付ける視覚的証拠はなく、ウクライナ人が運営するDEEP STATEもRYBARの評価を認めていない。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がベルディチとトネネキーを占領か
ウクライナ軍は27日「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーで防衛ラインを安定させた」と述べたが、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは28日「ロシア軍がベルディチとトネネキーを占領した」「敵はノボポクロフスキー方向やウマンスキー方向に撤退している」と報告した。
米海軍、30万ドル以下で年500発調達可能な低コスト巡航ミサイルを要求
米空軍は「将来の低コスト巡航ミサイル(射程926km/取得コスト15万ドル)」に関するプロトタイプ設計を開始したが、米海軍も産業界に「低コストと長射程を両立した巡航ミサイル(取得コスト30万ドル以下/年500発以上の大量生産)」を要求した。
アウディーイウカ方面の戦い、ウクライナ軍が複数拠点からの撤退を発表
DEEP STATEとRYBARは26日「ロシア軍がステポヴェとシェベルネを占領した」と報告、ロシア軍がステポヴェ集落の西端で軍旗を掲げる様子も登場し、ウクライナ軍も27日「ステポヴェとシェベルネから撤退した」と発表した。
ウクライナはSu-34撃墜、ロシア人はアーチャーやNASAMSの破壊を主張
オレシュチュク空軍司令官は27日「東方向でロシア軍のSu-34を撃墜した」と発表、これが事実なら17日以降にロシア軍は10機の航空機を失ったことになるが、ロシア人もアーチャーやNASAMSランチャーの破壊を主張している。
マクロン大統領、ウクライナに砲弾100万発提供を約束したのは軽率だった
フランスのマクロン大統領はウクライナ支援会議後の記者会見で「我々に100万発の砲弾がなかったと言わざるを得ない。あの約束は間違いないく軽率な行為だった」と発言し、砲弾100万発を2024年3月までに提供するという約束が現実離れしたものだったと認めた。
バフムート方面の戦い、ロシア軍がイワニフスキー中心部に到達した可能性
ウクライナ軍は「チャシブ・ヤールで要塞建設が行われている」「この要塞は敵が楽に前進することを許さないだろう」と語ったが、バフムート方面の状況は悪化する一方で、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がイワニフスキー集落の中心部に到達した」と報告した。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がステポヴェとシェベルネを占領
アウディーイウカ方面におけるロシア軍の勢いは増すばかりで、ウクライナ人が運営するDEEP STATEとロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは26日「ロシア軍がステポヴェとシェベルネを占領した」と報告、オルリフカ郊外とトネネキー郊外で戦闘が始まっている。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がベルディチ周辺でエイブラムスを破壊
アウディーイウカ方面のウクライナ軍は「戦場に投入したエイブラムスの映像」を23日に公開していたが、ロシア人らは26日「アウディーイウカ方面(ベルディチ周辺)でエイブラムスを破壊した」と報告、破壊されたエイブラムスの画像も登場した。
アウディーイウカ方面の戦い、ウクライナ軍がラストシュネ撤退を認める
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは26日「どれだけタブリア作戦軍が事実を捻じ曲げてもラストシュネは失われている」と指摘していたが、ウクライナ軍は「ラストシュネからの撤退」を認めて「ベルディチ~トネネキーに沿って防衛ラインを構築した」と明かした。
ウクライナのクレバ外相、欧州に砲弾の域外輸出を禁止するよう訴える
ウクライナのクレバ外相は独RNDの取材に「欧州で生産された弾薬を域外輸出せずウクライナに送るべきだ」「欧州で生産される全弾薬はヨーロッパ防衛に役立てなければならない」と述べ、RNDは「クレバ外相が砲弾(域外)輸出を禁止するよう要求した」と報じている。
ロシア軍の勢いは衰えず、バフムート方面とアウディーイウカ方面で前進が続く
ロシア軍の攻勢は全く勢いが衰えず、バフムート方面のロシア軍はイワニフスキー集落内に北東から侵入し、さらに集落の北郊外にも取り付く寸前だ。アウディーイウカ方面のロシア軍もラストシュネ占領、その後も勢いが止まらずラストシュネからトネネキー方向に1km以上も前進した。
ゼレンスキー大統領が自軍の戦死者数に言及、3.1万人の兵士が死亡
ウクライナ政府が自軍の戦死者数に言及することは滅多にないが、ゼレンスキー大統領は25日の記者会見で「この戦争中に3万1,000人のウクライナ軍兵士が死亡した」「反攻作戦に向けて準備された4個旅団には現在も約束された装備が届いていない」と明かした。
オランダのウィルダース氏、連立政権樹立のためウクライナ支援停止を撤回
オランダの総選挙でウィルダース氏率いる自由党(PVV)は勝利を収めたものの「ウクライナへの軍事支援停止」が妨げとなって連立協議が破綻、ウィルダース氏は24日「PVVはウクライナを支持し如何なる支援についても喜んで協議に応じる」と表明して支援停止を撤回した。
シルシキー総司令官が進める監査、前線未経験の兵士を2個旅団分見つける
ゼレンスキー大統領は「約100万人の兵士がいるのに最前線で戦っている兵士は少数だ」と、ポドリャク大統領府顧問も「シルシキーの初仕事はどこに残りの兵士がいるのか突き止めることだ」と述べていたが、23日時点で前線未経験の兵士が「2個旅団分見つかった」と報じられている。
ロボーティネの戦い、ウクライナ人は敵のバンザイ攻撃は一方通行と主張
ロボーティネ方面ではDEEP STATEとRYBARの評価が大きな食い違いを見せており、RYBARは24日「ロシア軍がロボーティネ集落の中心部を抑えた」と報告したが、DEEP STATEは「敵の集落に対するバンザイ攻撃は一方通行(排除されるか捕虜になるかのどちから)だ」と主張した。
アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍が前進を続けてラストシュネを制圧
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはアウディーイウカ方面について「ロシア軍がステポヴェを支配しラストシュネを制圧した」「シュベルネも制圧している可能性がある」と報告、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも24日「ロシア軍によるラストシュネ制圧」を認めた。
伊加もウクライナと協定締結、明文化された今年の軍事支援額は161億ドル以上
イタリアとカナダがウクライナと安全保障協定を24日に締結、英独仏伊加が約束した2024年の軍事支援額は161億ドル以上=2.4兆円になり、G7の共同宣言に賛同したデンマークも23日に協定を締結、ノルウェーも数週間以内に協定を締結する見込みだ。
ロシア軍機はさらに燃える、シルスキー総司令官が非対称な対応に言及
シルスキー総司令官も侵攻2周年を迎えた24日「我々はロシアの占領者に対して近い将来、空中でも非対称な対応をとることになると思う。ロシア軍の航空機はさらに燃えることになるだろう」と言及、もしかすると独自の中距離防空システム実用化に目処がついたのかもしれない。
ウクライナ軍の無人機が命中か、リペツク州のノボリペツク製鉄所で大きな爆発
露国営メディアは24日夜「リペツク州のノボリペツク製鉄所で火災が発生した」「恐らく無人機の墜落によるもの」と報じ、ロシア国防省も「無人機を使用したテロを攻撃を阻止した」と発表したが、ノボリペツク製鉄所に無人機が着弾する映像が登場した。
ヘルソン州ヘニチェスクでSu-34が墜落、ウクライナ軍による撃墜の可能性も
ウクライナ軍は23日「クラスノダール地方上空でロシア軍のA-50を撃墜した」と発表したが、Radio Libertyは24日「ヘルソン州ヘニチェスクでSu-34が墜落した」と、クリミアの風も「Su-34がミサイルを発射後にレーダーから消えた」と報じている。
久々の朗報、9年の時を経てロサンゼルス級原潜ボイシのオーバーホールを開始
米海軍から久々の朗報が届いた。9年近くオーバーホールを待っていたロサンゼルス級原潜ボイシについて「ニューポート・ニューズ造船所とオーバーホール契約を12億ドルで締結した」と発表され、今度こそボイシのオーバーホールに期待が持てそうだ。
LOT18~19でF-35の調達価格が上昇する可能性、米軍の調達削減が原因
国防総省は2025会計年度予算で調達するF-35を削減する可能性が高く、この影響は対外有償軍事援助(FMS)を通じたF-35の売却で緩和されることなく「F-35自体の価格を押し上げる」「LOT18~19の交渉条件は根本的に変更されるだろう」と報じられている。
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英上院の国際関係・国防委員会はGCAPに関する公開セッションを開催し、RUSIのブロンク氏は英伊日の補完性について「英国はステルス、航空機の設計、エンジン、統合技術、イタリアはセンサー、日本は大規模な産業基盤と高品質な製造技術をもっている」を説明した。
ロシア軍によるウクライナ侵攻から754日が経過、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARが連日報告していたクラスノホリフカ方向での攻勢はファンタジーだった可能性が高く、アウディーイウカ西郊外でもロシア軍の前進スピードが落ちており戦線は安定化してきた。
欧州で進められている2つの戦闘機開発計画を統合すべきだという声は根強く、Guardianの取材に応じたエアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者も「3つの異なる戦闘機を購入した過ちを再び犯してはならない」と述べ、FCASとGCAPの統合を訴えた。
米海軍はT-45Goshawkの後継機(UJTS)探しを進めていたが、2025年度予算案の中で「UJTSの調達を2026年度から開始する」と言及、後継機候補にはM-346N、TF-50N、T-7Aが浮上しているもののT-7Aは選定時期までに完成しないかもしれない。
韓国の文化日報は16日「新たにウズベキスタンがFA-50導入を検討している」「最大の関心事は米国経由で日本のT-4後継機調達に参加できるかどうかだ」と報じており、シンガポール航空ショーで韓国航空宇宙産業と防衛省次官級幹部による会合があったと言及した。
Nikkei Asiaは最近「日本をAUKUSに招待するためバイデン政権が英国やオーストラリアと協議した」「日本が招待されるのは枠組み下で行われる先端技術の開発に限定される」と報じたが、ここでも日本のサイバーセキュリティ能力が問題視されている。
Washington Postは「ウクライナで使用されている迎撃弾の一部が3月末までに枯渇するかもしれない」と報じたが、独自の支援を準備している共和党議員は「米国や同盟国からウクライナが購入する武器の代金をロシア人に支払わせるのが正義だ」と主張している。
米空軍は2025年度予算案の中で「NGADやCCAを開発するため25年度~29年度に計284.82億ドルを投資する」と言及、今後5年間で次世代戦闘機の開発に約196億ドル(約3兆円)、有人機に随伴可能な無人戦闘機の開発に約88億ドル(約1.3兆円)を投資する予定だ。
ブラジルのEmbraerとシンガポールのST Engineeringは15日「南米地域とアジア太平洋地域で合弁事業を検討することで合意した」と発表、この戦略的パートナーシップは防衛分野で互いの能力や強みを活用して「新たな成長の機会」を作り出すことにある。
米海軍はエンタープライズ(フォード級空母3番艦)の引き渡しが18ヶ月遅れると発表、さらに5番艦の調達も2028年から2030年に遅らせる方針で、空母建造に関わる産業団体は「サプライヤーの約40%が従業員を解雇しなければならなくなる」と訴えた。
中国は南シナ海や東シナ海の周辺で攻撃的な姿勢を強めており、国際戦略研究所は「フィリピン、日本、オーストラリアは長距離攻撃兵器に投資して攻撃能力の射程を拡張しているものの、これを目標に到達させる能力が欠けている」と指摘した。
オランダ海軍の潜水艦入札にはNaval Groupがバラクーダ級、HDWが212CD、SAABとDamenがC-71を提案していたが、オランダ国防省は15日「Naval Groupによる新型潜水艦の建造が決まった」「彼らは最も現実的でバランスの取れた提案を行った」と発表した。
米海軍は予算不足でバージニア級原潜の後継艦(SSN-X)建造を2031年から2035年に変更していたが、Defense Newsの取材に「2040年代初頭にSSN-Xの建造を開始する」と明かし、DDG-X開発を維持するためSSN-XとF/A-XXへの資金供給を遅らせるつもりだ。
米国務省は12日「ポーランドにJASSM-ER、AIM-120C-8、AIM-9Xを売却する可能性を承認した」と発表、今回承認された売却規模は最大1,797発分で契約額は37億ドル=約5,400億円に達する可能性があり、JASSM-ERの調達数に至っては日本の約16倍だ。
米海軍はフーシ派の攻撃阻止にSM-2とSM-6を計100発近く消耗したため補充用の追加資金を議会に要請している。最も安価な迎撃手段=ファランクスの弾薬も1発46ドルもするため、バースト射撃に4,600ドル~6,900ドル、弾倉を満たすのに7.1万ドルもかかるらしい。
Honeywellは11日「当社の冷却技術が次世代のF-35(Block4のこと)を可能にする」「新たなブリードエアを必要としない改良型PTMSが80kwの冷却能力を達成した」と発表、これが事実なら現行のF135でもBlock4の能力を引き出せるかもしれない。
EU外務・安全保障政策上級代表のボレル氏は13日「ウクライナに50億ユーロの軍事支援提供で加盟国が合意した」と発表、これでEUは財政支援と軍事支援を用意出来たことになり、ウクライナに対する資金供給が正常化するかどうかは米国の決定待ちになった。
鳴り物入りで登場したT-7Aは新型射出座席が設計通りに機能せず、飛行制御用のソフトウェア開発が難航し、構成部品の品質問題にも悩まされ、2026年から2027年にIOC宣言がずれ込むと予想されていたが、空軍は予算案の中で「2028年にずれ込む」と明かした。
米空軍は2022年10月「KC-46Aの不具合解消(RVS2.0のリリース)が2024年3月から2025年10月に遅れる」と発表していたが、ハンター空軍次官補は12日「RVS2.0のリリースが2026年にずれ込む」と明かし、空軍とボーイングは再び約束を破る格好となった。
ブラジル陸軍は2016年頃からM114の更新検討を開始、2023年8月に入札依頼書を発行してたが、入札要件に従ってNexterのCaesar、ElbitのATMOS、KonštruktaのZuzana2、中国兵器工業集団のSH15が選定候補に選ばれたと発表した。
第5世代戦闘機のプロトタイプやステルスUCAVに続き「トルコ航空宇宙産業が開発を進めている重攻撃ヘリATAK2が間もなく地上試験を開始する」と報じられており、2023年はトルコ防衛産業界にとって飛躍の年になりそうだ。
トルコ航空宇宙産業は第5世代戦闘機「TF-X」のプロトタイプを予定通りロールアウトさせたばかりだが、フアット・オクタイ副大統領が予告していたステルス無人機「ANKA-3」も公開、まもなく初飛行を行うと明かしている。
ウクライナ軍の報道官は初めて「ロシア軍がアウディーイウカの包囲に注力している」と言及したが、投入された第98親衛空挺師団の特殊部隊はウクライナ軍の反撃に遭い「人員と装備に大きな損害を被っただけで何も成功しなかった」と主張した。
露ワグナーは対立するロシア軍から囚人募集を禁じられ戦力の補充手段を絶たれていたが、創設者のプリゴジン氏は「国内の採用センターは1日平均500人~800人の兵士を獲得しており、5月中旬までに約3万人を獲得することが目標だ」と明かした。
エストニアは年内に砲弾100万発をウクライナに提供するよう要求しており「来週のEU首脳会談で何らかの決定が下される」と予想されているが、ドイツのHandelsblatt紙は「仮に提案が承認されても西側諸国の倉庫は空っぽだ」と指摘している。
Kyiv Independentの取材に応じたバフムート周辺で戦うウクライナ軍兵士達は「弾薬の続く限りロシア軍の前進を阻止する」と述べており、ドローンの観測結果に基づいた砲兵部隊の攻撃がロシア軍に壊滅的な犠牲を強いていると報じている。
あるウクライナ人指揮官は「満足な訓練さえ受けていない新兵が戦場に放り込まれている」明かして「動員者への訓練改善」を訴えたが、軍の報道官は「全動員者は所定の訓練を受けている。彼が言及した損失の数字は誇張されている」と反論した。
トルコは今年2月に大きな地震に見舞われたものの第5世代戦闘機「TF-X」のプロトタイプが予定通りロールアウト、滑走上をタキシングするTF-Xの様子が公開され注目を集めている。
Aviation Weekは「米空軍は2025年からF-15Eの旧型119機の退役を開始、2028年までに保有数を99機まで削減することを検討している」と報じ、米空軍は維持コストが高騰するレガシー機の処分を急ピッチで進めるつもりだ。
スロバキアのヘゲル首相は17日「本日の臨時閣議で政府は13機のMiG-29をウクライナに引き渡すことを決定した」と発表、前日にポーランドが発表した分を加えると17機のMiG-29がウクライナに向かうことになる。
米国務省は16日「オーストラリアに対外有償軍事援助で最大20発のトマホークBlockIVと最大200発のトマホークBlockVを売却する可能性を承認した」と発表、取得するトマホークはホバート級駆逐艦での運用が予定されている。
ノルウェーメディアは17日「レオパルト2A7とK2のテストを行った軍の調達部門はK2調達を2度も勧告したが、政府は勧告に逆らってレオパルト2A7調達を選択した」と報じており、この買収プロセスの顛末は中々興味深いものがある。
英国がウクライナに提供したAS90のギャップを埋めるため「Archerを取得する」と噂されていたが、英国防省は16日「ウクライナに提供したAS90(32輌)の暫定的な代替品としてArcherを取得する」と正式に発表した。
米メディアに「ウクライナ軍は戦場で経験豊富な兵士を多数失い、新兵は全てを捨てて逃げるだけだ」と明かし、降格を命じられた第46旅団の大隊長は「軍の指導者は真実を好まず構造的な問題を解決したがらない」と述べて辞表を提出したらしい。
岸田政権は今後5年間の防衛費を現行2.5倍に相当する43兆5,000億円に増額すると閣議決定したが、ロイターは「日本は軍備拡張のため防衛産業界の活性化を望んでいるが、主要な企業は防衛部門の投資拡大に消極的だ」と報じている。
米軍は晩春までに始まると予想されるウクライナ軍の春攻勢に向け「急ピッチで装備の移送とウクライナ人の訓練を進めている」と報じられており、米国防長官も「ウクライナに時間を無駄にしているような余裕はない」と危機感は募らせている。
豪国防省は原潜取得に関する合意と詳細に関する情報を公開、オーストラリアは大金を払って米英から原潜を購入するだけの顧客ではなく、米英は原潜の建造・維持に不可欠なサプライチェーンに豪産業界を参加させるつもりだ。
地上戦主体の「伝統的な戦争」がウクライナで勃発したため欧州諸国では主力戦車への需要が高まっており、リトアニアのルプシス陸軍中将も「機械化歩兵大隊の1つを戦車大隊に変更することを政府に提案している」と明かした。
シルスキー陸軍司令官は15日「敵はバフムートを包囲しようとして失敗し続けている」と発表したが、露ワグナーがバフムート近郊のザリズニャンスキーを制圧、市内でも中心部向けて前進し続けており、刻々と状況は悪化している。
ウクライナメディアもバフムートの現状について報じ始めており、Kyiv Independentも兵士の証言に基づき「バフムートの戦いは無限の砲弾と人的資源を投入してくる敵との絶望的な生存競争」と報じている。